JP3014206U - 原材料供給装置 - Google Patents

原材料供給装置

Info

Publication number
JP3014206U
JP3014206U JP1995000300U JP30095U JP3014206U JP 3014206 U JP3014206 U JP 3014206U JP 1995000300 U JP1995000300 U JP 1995000300U JP 30095 U JP30095 U JP 30095U JP 3014206 U JP3014206 U JP 3014206U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw feeder
crushed
raw material
cyclone
raw materials
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995000300U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP1995000300U priority Critical patent/JP3014206U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3014206U publication Critical patent/JP3014206U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】熱可塑性樹脂成形品を製造する際に、品種替え
の清掃場所を最小にして原材料のロスを最低限に止める
と共に省力化を行い、併せて粉砕回収品と原材料とを混
合することのできる原材料供給装置を提供する。 【構成】原材料供給用のサイクロン3の下方にホッパー
7を設け、その底部にスクリューフィーダー10を装着
し、さらにシュート10を介してスクリューフィーダー10
と成形機12とを連設した原材料供給装置であって、スク
リューフィーダー10の一端部上方に、粉砕回収品供給用
のサイクロン4を設けると共に、スクリューフィーダー
10の他端部に、シュート11を接続したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、後工程で発生する屑や不良品等の粉砕された回収品(以下、粉砕回 収品とする)を、粉末状またはペレット状の原材料(以下、原材料とする)と混 合して、混練機、押出機等の成形機に搬送するのに有用な原材料供給装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート 、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂成形品の製造において、後工程で発生した熱可 塑性樹脂成形品の屑や不良品等は、まず所定の大きさに粉砕してタンク等にスト ックした後、この粉砕回収品をバッチ式または連続式のミキサーに投入し、ここ で原材料と均一に混合し、ついで図3に例示するような一連の原材料供給装置に 送る方法、すなわち、まずサイクロンaに導き、ロータリーバルブbを経てホッ パーcに落とし、スクリューフィーダーdにより混練機、押出機等の成形機eに 送る方法で再使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この粉砕回収品をバッチ式または連続式のミキサーで原材料と混合す る方法は、大ロットの生産を行う場合には効率的であるが、小ロット多品種生産 を行う場合、品種替えの都度、タンクやミキサー、混合物の輸送ラインの清掃を 行う必要があり、特に、色物や食品用と非食品用の両方を製造する場合には、品 種替えに際しての原材料のロスが大きく多くの人手を必要としていた。 他方、発生した回収品をライン中で粉砕しつつ輸送し、直接混練機や押出機に 供給して、そこで原材料と混合する方法も採用されているが、原材料と粉砕回収 品とが均一に混合しにくく、混練状態が変動して安定な品質の生産ができない欠 点があった。 さらに、原材料と粉砕回収品の両方をロールミルに供給して混合・再使用する 方法もあるが、硬質塩化ビニル樹脂等は剪断発熱量が大きく、熱安定性の低い樹 脂では変色することもあった。 したがって、本考案の目的は、熱可塑性樹脂成形品を製造する際に、品種替え の清掃場所を最小にして原材料のロスを最低限に止めると共に省力化を行い、併 せて粉砕回収品と原材料とを混合することのできる原材料供給装置を提供するに ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による原材料供給装置は、原材料供給用サイクロンの下方にホッパーを 設け、その底部にスクリューフィーダーを装着し、さらにシュートを介してスク リューフィーダーと成形機とを連設した装置であって、前記スクリューフィーダ ーの一端部上方に、粉砕回収品供給用サイクロンを設けると共に、スクリューフ ィーダーの他端部に、シュートを接続したものとするか、前記装置において、ス クリューフィーダーが正逆回転自在であり、粉砕回収品供給用サイクロンが、ス クリューフィーダーのホッパーを介した前後部上方にそれぞれ2基設けられ、ス クリューフィーダーのそれぞれの端部が、2基のシュートを介して成形機にそれ ぞれ接続したものである。
【0005】 以下、本考案の詳細を例示した図面に基づいて説明する。 図1はその第1の実施態様に係り、スクリューフィーダーに粉砕回収品を受け 入れた後、粉末状やペレット状の原材料を受け入れて混合・輸送できるようにし たもので、1は原材料の供給口、2は粉砕回収品の供給口、3、4はそれぞれ原 材料および粉砕回収品供給用のサイクロン、5、6はそれぞれのサイクロン3、 4に設けられたロータリーバルブ、7はサイクロン3の下方に設けられたホッパ ー、8はサイクロン4の下方に設けられたシュート、9はモーター、10はホッパ ー7の底部に装着されたスクリューフィーダーで、その一端部上方には粉砕回収 品供給用のサイクロン4が設けられると共に、その他端部はシュート11を介して 混練機、押出機等の成形機12に接続されている。 なお、スクリューフィーダー10は円筒状のバレル内に螺旋状をしたスクリュウ が内蔵された構造をしていて、スクリュウの回転と共に原材料や粉砕回収品を軸 方向へ移送させるようになっている。
【0006】 本実施態様では、原材料は供給口1よりサイクロン3、ロータリーバルブ5、 ホッパー7を経てスクリューフィーダー10に供給され、粉砕回収品は供給口2よ りサイクロン4、ロータリーバルブ6、シュート8を経てスクリューフィーダー 10に供給される。 スクリューフィーダー10では、まず若干の空隙を残して粉砕回収品の供給を受 けた後、粉砕回収品がホッパー7の底部を通過するときに、ホッパー7より、ス クリューフィーダー10の空隙分に相当する量の原材料の供給を受け入れ、粉砕回 収品と原材料との混合が行われる。したがって、スクリューフィーダー10への原 材料および粉砕回収品の供給量は、原材料と粉砕回収品との目的とする混合割合 に対応する量に予め制御しておくのが望ましい。 このために粉砕回収品の添加量を連続計量器等で制御するか、簡易的に粉砕回 収品を耳トリミング品のように製造過程で定量的に発生する物に限ることが有効 である。 本実施態様によれば、タンクやミキサーを不要とし、粉砕回収品の輸送ライン での清掃も単独で行えるという利点がある。
【0007】 図2は本考案の第2の実施態様に係り、粉砕回収品供給用のサイクロンを2基 、原材料供給用のホッパーを介したスクリューフィーダーの前後部両側上方にそ れぞれ設けると共に、このスクリューフィーダーを正逆回転自在としたことによ って、スクリューフィーダーでの粉砕回収品の受入れを、A、Bいずれのライン からも可能とし、さらに、スクリューフィーダーの前後両端部を、それぞれ2基 のシュートを介して混練機、押出機等の成形機に接続したことにより、粉砕回収 品と原材料との混合の円滑化と混合物の輸送ラインの短縮を図ったものである。 図2において、21、24、27および30はそれぞれ原材料用の供給口、サイクロン、 ロータリーバルブおよびホッパーであり、22、25、28および31並びに23、26、29 および32は、それぞれ粉砕回収品用のA、B両ラインの供給口、サイクロン、ロ ータリーバルブおよびシュートである。また、33は正逆回転自在のモーター、34 はスクリューフィーダー、35、36はそれぞれスクリューフィーダー34の前後両端 部に設けられたシュートで、それぞれの末端は混練機、押出機等の成形機37に接 続されている。
【0008】 本実施態様では、原材料は供給口21よりサイクロン24、ロータリーバルブ27、 ホッパー30を経てスクリューフィーダー34の中央部に供給され、粉砕回収品は供 給口22よりサイクロン25、ロータリーバルブ28を経てスクリューフィーダー34の 後部に供給されるAラインと、供給口23よりサイクロン26、ロータリーバルブ29 を経てスクリューフィーダー34の前部に供給されるBラインとがあり、Bライン で粉砕回収品が供給されているときは、スクリューフィーダー34は左方向に粉砕 回収品を輸送し、ホッパー30の下方で原材料を受け入れて混合した後、シュート 36を通って混練機、押出機等の成形機37に送り出されるが、品種替えのときは粉 砕回収品の供給をAラインに変更すると共にスクリューフィーダー34を逆回転さ せて右方向に移送させるようにすることで、スクリューフィーダー34中でAライ ンからの粉砕回収品とホッパー30からの原材料とを混合し、シュート35を通って 成形機27に送り出させるようにすると共に、スクリューフィーダー34とシュート 35とを自動的に清掃させるものである。 なお、サイクロン25、26の下方のシュート31、32およびスクリューフィーダー 34の両端と成形機37とを結ぶシュート35、36は、いずれも取り外し自在の構造に することで、他のラインの使用時に清掃できるようになっている。 また、清掃性を考慮してサイクロン24、25、26は外壁開閉式を、ロータリーバ ルブ27、28、29はサニタリー式を採用するのが望ましい。
【0009】
【作用】
本考案の原材料供給装置では、原材料供給用のサイクロンと、その下方に設け られたホッパーと、その底部に装着されたスクリューフィーダーと、これに連設 された混練機、押出機等の成形機とからなる一連の装置において、後工程で発生 した屑や不良品等の粉砕回収品を供給するためのサイクロンを、前記スクリュー フィーダーの先端部上方に設けたものとするか、前記2基のサイクロンをホッパ ーの両側のスクリューフィーダーの上方に設けたものとしているため、スクリュ ーフィーダー内で原材料と粉砕回収品が輸送されながら混合されるほか、混合物 の混練機、押出機等の成形機への供給経路が短いため、品種替えに際しての清掃 箇所を最小にして原材料のロスを最低限に止めると共に、省力化を可能とし、小 ロット多品種オーダーへの対応が容易になる。
【0010】
【実施例】
硬質塩化ビニル樹脂シートのカレンダー成形において、混練機を用いた圧延ラ インでの品種替え作業が、図3の装置では停止後2時間以上かかっていたのが、 本考案の原材料供給装置を採用したところ、原材料供給装置を停止せずに30分程 度の作業で可能になった。また、軽微な品種替えであれば、運転しながらの変更 も可能であり、従来、品種替え前後では原材料の混合により10分程度は製品化で きなかったのが、図1の装置では殆ど瞬時の変更が可能になった。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、従来は不得手とされてきたカレンダー成形において、200kg/ ロット程度の小ロットのと生産対応も可能となり、カレンダーで得られるシート の特徴である厚さ精度と高い生産性を併せ持ったシートの生産が可能になった。 また同様に、T−ダイ押出しラインでも押出機およびダイス内での樹脂の滞留が 少なくなり、品種替えが容易になると共に、タンクやミキサーが不要となり設備 コストも抑えることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る原材料供給装置の一実施態様を示
す概略説明図である。
【図2】本考案に係る原料供給装置の別の実施態様を示
す概略説明図である。
【図3】従来の原材料供給装置を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1、21‥原材料の供給口、 2、22、23‥粉砕回収品の供給口、 3、4、24、25、26‥サイクロン、 5、6、27、28、29‥ロータリーバルブ、 7、30‥ホッパー、 8、11、31、32、35、36‥シュート、 9‥モーター、 33‥正逆回転自在のモーター、 10、34‥スクリューフィーダー、 12、37‥成形機。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原材料供給用サイクロンの下方にホッパー
    を設け、その底部にスクリューフィーダーを装着し、さ
    らにシュートを介してスクリューフィーダーと成形機と
    を連設した装置であって、前記スクリューフィーダーの
    一端部上方に、粉砕回収品供給用サイクロンを設けると
    共に、スクリューフィーダーの他端部に、シュートを接
    続したことを特徴とする原材料供給装置。
  2. 【請求項2】スクリューフィーダーが正逆回転自在であ
    り、粉砕回収品供給用サイクロンが、スクリューフィー
    ダーのホッパーを介した前後部上方にそれぞれ2基設け
    られ、スクリューフィーダーのそれぞれの端部が、2基
    のシュートを介して成形機にそれぞれ接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の原材料供給装置。
JP1995000300U 1995-02-01 1995-02-01 原材料供給装置 Expired - Lifetime JP3014206U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995000300U JP3014206U (ja) 1995-02-01 1995-02-01 原材料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995000300U JP3014206U (ja) 1995-02-01 1995-02-01 原材料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3014206U true JP3014206U (ja) 1995-08-08

Family

ID=43149825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995000300U Expired - Lifetime JP3014206U (ja) 1995-02-01 1995-02-01 原材料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3014206U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106999882B (zh) 多通道计重批次混合机
DE3720325A1 (de) Vorrichtung zum mischen und kontinuierlichen extrudieren von plastischen massen
CN105772200A (zh) 一种生物质秸秆粉碎及混料装置
CN210791615U (zh) 一种功能母粒进料装置
JPH06297452A (ja) 合成樹脂細粒造粒機
CN104494007A (zh) 废旧硬质泡沫塑料再生利用方法及其生产线
JP3014206U (ja) 原材料供給装置
AU624386B2 (en) Feed unit for an extruder
JPH05506621A (ja) Pvc粉末および添加剤の熱混合物の助けによりプラスチック製品を製造する方法および装置ならびにこの方法に使用するために好適なホットミキサ
CN107556638B (zh) 一种制备电缆绝缘层的方法及挤出机
CN214872539U (zh) 一种双阶混炼挤出机
CN214872536U (zh) 一种挤塑机用辅料添加装置
CN215611357U (zh) 药品湿法混合制粒装置
CN205969696U (zh) 一种pvc塑料压延生产线
CN213533330U (zh) 一种自动称量出料的塑胶粒生产线
CN204644248U (zh) 一种热塑性粉末涂料连续自动生产装置
CN209937625U (zh) 一种塑料挤出机用计量喂料装置
CN112140398A (zh) 一种纳米碳pe/pet复合纤维生产用母粒添加装置
DE102020113072A1 (de) Kunststoffaufbereitungsanlage und Verfahren zum Aufbereiten von Kunststoffmaterial
CN217346138U (zh) 一种再生橡胶精炼尾料循环生产线
CN110948731A (zh) 一种淀粉填充母粒制备装置及其工艺
JPH0321935Y2 (ja)
CN215151657U (zh) 一种色母粒自动生产线
CN212603283U (zh) 一种上料装置
CN209987214U (zh) 增强共混改性的水环热切粒装置