JPH02255814A - 改良された色調を有するグラフト重合体の製造方法 - Google Patents

改良された色調を有するグラフト重合体の製造方法

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JPH02255814A
JPH02255814A JP26926589A JP26926589A JPH02255814A JP H02255814 A JPH02255814 A JP H02255814A JP 26926589 A JP26926589 A JP 26926589A JP 26926589 A JP26926589 A JP 26926589A JP H02255814 A JPH02255814 A JP H02255814A
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copolymer
acid
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alkaryl
aryl
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JP26926589A
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David J Mitchell
デビツド・ジヨン・ミツチエル
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Original Assignee
DuPont Canada Inc
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエチ
【/ン性不飽和単量体を重合体にグラフト
させる接触的方法に、特に、この種の単量体をエチレン
とエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導体との共
重合体にグラフトさせる方法に関するものである。特に
、本発明はグラフト重合体を高収率で、かつ改良された
色調で得る方法に関するものである。 本発明を要約すれば、触媒の存在下に、エチレン性不飽
和単量体を共重合体に接触的にグラフトさせる方法が開
示されたことである。単量体はエチレン性不飽和カルボ
ン酸、酸無水物、エステルおよび他のカルボン酸誘導体
よりなるグループから選択したものである。共重合体は
エチレンと、ビニルアルキラート、一酸化炭素、アクリ
ル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタク
リル酸エステル、ならびにこれらの混合物よりなるグル
ープから選択した少なくとも1種の単量体との共重合体
、およびこの種の共重合体のイオノマーよりなるグルー
プから選択したものである。 触媒は(a)水と(b)(i)式HP O(OR+)i
(式中、各R,はH1アルキル、アリールおよびアルカ
リールより独立に選択したものである)のリン化合物、
(ii)弐−R2)3(式中、各R7はアルキル、アリ
ールおよびアルカリールより独立に選択したものである
)の亜リン酸エステル化合物、(iii)式 (ORs)xP  OR,−0−PCORs)2(式中
、R3、R4およびR3はそれぞれ独立にアルキル、ア
リールおよびアルカリールより選択したものである)の
亜リン酸エステル化合物、ならびに(IV)式(RaO
)P  0zRP*Ox  −2RPEO2−P(OR
7)(式中、RoおよびR7はそれぞれ独立にアルギル
、アリールおよびアルカリールより選択したものであり
、08R□O2はペンタエリスリトール部分を表す)の
二亜リン酸二置換ペンタエリスリ1−−−ルよりなるグ
ループから選択した少なくとも1種のリン含有化合物と
の混合物よりなるものである。 水の量は、リン化合物が亜リン酸であれば水の量が0.
001− 10重量部であることを前提として、リン含
有化合物1重量部あたり約0.01−10重量部である
。グラフト方法は共重合体、単量体、少なくとも15 
pp−の触媒、および25−5000ppmの150℃
において約1分ないし約120分の半減期を有する有機
過酸化物を、上記の共重合体の融点以上の温度で上記の
有機過酸化物の半減期の少なくとも4倍の時間混合して
単量体、触媒および過酸化物の共重合体中における均一
な分散を得ることよりなるものである。ついで、得られ
るグラフト共重合体を成形品に押出し成形する。 このグラフト重合体は改良された色調を有し、接着剤系
番とおいて、ならびに重合体用の、および他の材料用の
相溶性改良剤(compatibilizer)として
有用である。 エチレンと不飽和カルボン酸およびエステル単量体との
共重合体は公知物質であり、これにはエチレン/酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸エステル
共重合体およびエチレン/(メタ)アクリル酸が含まれ
る。この種の共重合体は多様な最終用途を有しており、
具体的には接着剤の製造に、被覆剤として、他の重合体
、たとえばポリオレフィンとの混合物の形状で使用され
ている。 ポリオレフィンの性質が a−オレフィン炭化水素への
エチレン性不飽和カルボン酸および酸無水物のグラフト
により改良され得ることは公知の事実である。1988
年5月 11 日付で公開されたウォング(p、 c、
 long)の公開ヨーロッパ特許出願第026699
4号は、エチレン性不飽和単量体の共重合体への熔融グ
ラフト方法を開示している、この方法においては、共重
合体、単量体および有機過酸化物の混合物を押出し機中
、共重合体の融点以上の温度で、有機過酸化物の半減期
の少なくとも4倍の時間混合する。得られるグラフト共
重合体を成形品に押出し加工する。好ましい単量体はマ
レイン酸および無水マレイン酸である。1982年2月
 19日付で公開されたトーヨーソーダの日本特許出願
第57030745号は、(a)フェノール樹脂と(b
)好ましくは100重量部のエチレン/酢酸ビニル共重
合体を σ、β−不飽和カルボン酸または酸無水物と、
熔融条件下で、0.0011重量部の遊離基開始剤、た
とえば過酸化ジー第3ブチルまたは過酢酸第3ブチルの
存在下に反応させることにより製造したカルボキシル改
質エチレン/酢酸ビニル共重合体との混合物を開示して
いる。 エチレンとエチレン性不飽和カルボン酸および酸無水物
との、グラフト共重合体を含む共重合体のフィルムラミ
ネートにおける使用は公知である。 たとえば、1985年11月13日付で公開されたクラ
レ株式会社のヨーロッパ特許出願第160984−A 
 は、エチレン/アクリル酸エステル/エチレン性不飽
和カルボン酸および酸無水物共重合体のこの種の使用を
記載している。(メタ)アクリル酸エステルとエチレン
性不飽和酸または酸無水物との共重合体の使用は、19
84年8月31日付で公開されたクラレ株式会社の日本
特許出願第59152852号に開示されており、関連
するエチレン/酢酸ビニル共重合体の使用は、それぞれ
1983年6月lO日および1984年2月8日付で公
開されたクラレ株式会社の日本特許出願第592293
38号および大日本印刷株式会社の第59024665
号に開示されている。大気中の酸素により過酸化し、つ
いでメタクリル酸単位をグラフトさせたエチレン/酢酸
ビニル共重合体より形成した熱熔融接着剤(hot m
elt adhesive)は、1986年7月22日
付のワニチェック(H,Waniczek)らの米国特
許第4602056号に開示されている。不飽和カルボ
ン酸または酸無水物でグラフト改質したエチレン/酢酸
ビニル共重合体を用いるラミネートの製造は、1984
年3月30日付で公開された三菱油化株式会社の日本特
許出願第59055743号に開示されている。 重合体への単量体のグラフトにおいては、均一な生成物
を得ることが重要である。さらに、特にグラフト生成物
を透明な、または明色の材料と組み合わせて、たとえば
透明な熱可塑性フィルムの結合またはラミネート用に接
着剤として使用する場合には、グラフト重合体が商業的
に許容し得る色調を有することも重要である。しかし、
エチレンとエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導
体との共重合体へ・の単量体のグラフ1・は、生成物の
色調を有意に強める結果となる傾向を有する。 エチレンとエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導
体との共重合体に、触媒の存在下に、エチレン性不飽和
カルボン酸および酸無水物を、高収率で、かつ改良され
た色調でグラフト共重合体を製造するような様式でグラ
フトさせる方法がここに見いだされた。 したがって本発明は、(i)共重合体、単量体、少なく
とも 15 ppwrの触媒、および25−5000p
pmの150℃において約1分ないし約120分の半減
期を有する有機過酸化物を、上記の共重合体の融点以上
の温度で上記の有機過酸化物の半減期の少なくとも4倍
の時間混合して単量体、触媒および過酸化物の共重合体
中における均一な分散体を得; (ii)得られるグラフト共重合体を成形品に押出し成
形することよりなる、 −r−グレン性不飽和カルボン酸、酸無水物、エステル
および他のカルボン酸誘導体、ならびにその混合物より
なるグループから選択したエチレン性不飽和単量体を、
(a)水と(b)(i)式Hpo(oRt)z(式中、
各 R8はH1アルキル、アリールおよびアルカリール
より独立に選択したものである)のリン化合物、(ii
)弐P (ORx)、(式中、各R2はアルキル、アリ
ールおよびアルカリールより独立に選択したものである
)の亜リン酸エステル化合物、(iii)式(OR3)
!P−OR4−−ORs:L (式中、Rs、Raおよ
びR,はそれぞれ独立にアルキル、アリールおよびアル
カリールより選択したものである)の亜リン酸エステル
化合物、ならびに(IV)式(R,0)P−0□RPE
O2P (ORy) (式中、R,およびR7はそれぞ
れ独立にアルキル、アリールおよびアルカリールより選
択したものであり、0.R□O,はペンタエリスリトー
ル部分を表す)の二亜リン酸二置換ペンタエリスリトー
ルよりなるグループから選択した少なくとも1種のリン
含有化合物との混合物よりなる触媒であって、リン含有
化合物が亜リン酸であれば水の量がo、ooi −lo
重量部であることを前提として水の量がリン含有化合物
1重量部あたり約0.01 −10重量部であるものの
存在下に、エチレンとビニルアルキラート、一酸化炭素
、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよ
びメタクリル酸エステル、ならびにこれらの混合物より
なるグループから選択した少なくとも1種の単量体との
共重合体、およびこの種の共重合体のイオノマーよりな
るグループから選択した共重合体にグラフトさせる方法
を提供する。 本発明記載の方法の好ましい具体例においては、エチレ
ン性不飽和酸および酸無水物はそれぞれマレイン酸およ
び無水マレイン酸であり、触媒は亜リン酸である。 その他の具体例においては、触媒は重合体中の濃縮物の
形状であり、この重合体は上記の共重合体と相溶性であ
る。 加えて、本発明は、0.5ないし5重量%のエチレン性
不飽和カルボン酸、酸無水物、エステルおよび他のカル
ボン酸誘導体、ならびにその混合物よりなるグループか
ら選択した単量体をその上にグラフトした形状で有する
、エチレンとビニルアルキラート、一酸化炭素、アクリ
ル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタク
リル酸エステル、ならびにこれらの混合物よりなるグル
ープから選択した少なくとも1種の単量体との共重合体
、およびこの種の共重合体のイオノマーよりなるグルー
プから選択した共重合体の、255000 ppmの1
50℃において約1分ないし7約120分の半減期を有
する有機過酸化物と、少なくとも15 ppl!の(a
)水と(b)(i)式HP O(OR+)> (式中、
各R1はH1アルキル、アリールおよびアルカリールよ
り独立に選択したものである)のリン化合物、(ii)
弐P (ORり3(式中、各R3はアルキル、アリール
およびアルカリールより独立に選択したものである)の
亜リン酸エステル化合物、(iii)式 (ORx)xP−0−R40−−Rs)x (式中、R
3、R6およびR6はそれぞれ独立にアルキル、アリー
ルおよびアルカリールより選択したものである)の亜リ
ン酸エステル化合物、ならびに(IV)式(R6O)P
−0,R□02− P (ORy ) (式中、R6お
よびRアはそれぞれ独立にアルキル、アリールおよびア
ルカリールより選択したものであり、0□R□0.はペ
ンタエリスリトール部分を表す)の二面リン酸二置換ペ
ンタエリスリトールよりなるグループから選択した少な
くとも1種のリン含有化合物との混合物よりなる触媒で
あって、リン化合物が亜リン酸であれば水の量が0.0
0110重量部であることを前提として水の量がリン含
有化合物1重量部あたり約0.01−10重量部である
ものとの存在下に、上記の単量体を熔融した共重合体に
グラフトさせて形成した、グラフト前の共重合体の熔融
指数の20−140%の熔融指数を有するグラフト共重
合体組成物をも提供する。 本発明記載の方法の対象となる共重合体には、エチレン
とアルカン酸ビニルとの共重合体、特にエチレン/酢酸
ビニル共重合体が可能である。これに替えて、この共重
合体にはエチレンとアクリル酸エステルとの共重合体も
可能であり、その例にはエチレン/アクリル酸エチル共
重合体、エチレン/アクリル酸メチル共重合体およびエ
チレン/アクリル酸ブチル共重合体がある。同様に、エ
チレンとメタクリル酸エステルとの共重合体、たトエば
エチレン/メタクリル酸メチルも上記ノ共重合体として
可能である。他の共重合体にはエチレンとアクリル酸ま
たはメタクリル酸との共重合体、および類似のイオノマ
ー、すなわち、その酸基が部分的に金属、特にナトリウ
ム、亜鉛またはアルミニウムにより中和されている共重
合体が含まれる。加えて、上記の共重合体には、任意に
上記の単量体の一つをも含むエチレンと一酸化炭素との
共重合体も可能であり、その例はエチレン/一酸化炭素
、エチレン/アクリル酸ブチル/一酸化炭素、およびエ
チレン/酢酸ビニル/一酸化炭素共重合体である。この
種の共重合体は当業界に公知であり、その多くの例が市
販されている。 本件共重合体は比較的高いエチレン含有量を有していて
もよく、この場合には非粘着性重合体である傾向を有し
、また、低めのエチレン含有量を有していてもよく、こ
の場合には比較的粘着性の共重合体である傾向を有する
。後者にはペレット形状において凝集する傾向のある共
重合体が含まれる。加えて、本件共重合体は多様な分子
量のものを入手することができる。この分子量は通常は
熔融指数(meft 1ndex)で表される。熔融指
数はA S TM D−1238(条件E)の方法によ
り測定する。本発明記載の方法の対象となる共重合体の
性質、特にエチレン含有量および分子量に関しては、特
に本件方法により得られるグラフト共重合体の意図した
最終用途により異なる。極めて多様な性質を有する共重
合体が本件明細書に記載した方法の対象となり得る。 本発明記載の方法に使用される有機過酸化物は、150
℃において約1分ないし約120分の半減期を有するも
のである。ここで使用される有機過酸化物にはハイドロ
パーオキサイドが含まれ、たとえばペルオキシエステル
、ビス−(1−アルキルペルオキシアルキル)−ベンゼ
ン、過酸化ジクミル、マたはアセチレン性ジペルオキシ
化合物が可能である。他の有機過酸化物は当業者には公
知であり、(−ブチルハイドロパーオキサイドおよび過
酸化ジ−t−ブチルが含まれる。好ましい有機過酸化物
は2.5−ジメチル−2,5−ジー(t−ブチルペルオ
キシ)−ヘキサンおよび2.5−ジメチル−2,5−ジ
ー(1−ブチルペルオキシ)−ヘキシン−3であり、こ
れらはそれぞれルベルゾル(Lupersol) 10
1およびルベルゾル130の商標で、ペンツf)レト社
(Penwalt  Corporation)のルシ
ドール(Lucidol)部より入手可能である。 グラアトする単量体は、酸の誘導体を含むエチレン性不
飽和カルボン酸およびエチレン性不飽和カルボン酸無水
物、ならびにその混合物よりなるグループから選択する
。上記の酸および酸無水物はモノ−、ジー およびポリ
カルボン酸が可能であるが、その例はアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロト
ン酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸および置換無水
マレイン酸たとえば無水ジメチルマレイン酸、または無
水シトラコン酸、無水ナディン酸(nadicanhy
dride) 、ナデイン酸メチル無水物(nadtc
methyl anhydride)および無水テトラ
ヒドロフタル酸である。不飽和酸の誘導体の例は塩類、
アミド、イミドおよびエステル、たとえばマレイン酸−
およびニナトリウム、アクリルアミド、マレイミド、メ
タクリル酸グリシジルおよびフマル酸ジエチルである。 有機過酸化物の量は特に共重合体の性質に応じて異なる
が、押出し機に供給される混合物中の共重合体の重量を
基準にして25−5000 ppmの、特に100−2
500 ppmの範囲、より特定的には500−200
0 ppmの範囲であろう。有機過酸化物を低レベルで
使用しても、なお高レベルのグラフトを実行し得ること
が本発明の重要な特徴である。 このような種の低レベルでは、結果として共重合体の性
質の変化は比較的少なく、特に、重合体混合物を押出し
するときの熔融指数の変化は比較的少ない。 単量体の量は特に単量体の反応性と達成すべきグラフト
のレベルによって異なる。たとえば単量体が無水マレイ
ン酸であるならば、半量体の量は共重合体に対して約5
重量%、特に0.1−3重量%に、より特定的には0.
2−21i量%に達するであろう。他の単量体では、こ
れと異なる単量体量が好ましいであろう。 本件触媒組成物は(a)水と(b)(i)弐HP O(
OR、)x (式中、各R,はH1アルキル、アリール
およびアルカリールより独立に選択したものである)の
リン化合物、(ii)弐P (OR*’)s(式中、各
Rよはアルキル、アリールおよびアルカリールより独立
に選択したものである)の亜リン酸エステル化合物、(
iii)式 (OR3)!P−ORa  O−Rs)z (式中、R
3、R4およびR,はそれぞれ独立にアルキル、アリー
ルおよびアルカリールより選択したものである)の亜リ
ン酸エステル化合物、ならびに(IV)式(R6O)P
  0zRy*O*  −2RPEO2−P(OR7)
(式中、R2およびR7はそれぞれ独立にアルキル、ア
リールおよびアルカリールより選択したものであり、O
,R□0.はペンタエリスリトール部分を表す)の二面
リン酸二置換ペンタエリスリ、トールよりなるグループ
から選択した少なくとも1種のリン含有化合物との混合
物よりなるものである。 具体例においては、上記の醍換基、特にR6が酸素原子
、たとえばエーテル結合の形状の酸素原子含有していて
もよいと理解すべきである。混合物中に必要な水の量は
、リン含有化合物が亜リン酸であれば水の量が0.00
1−10重量部であり得ることを前提として、リン含有
化合物1重量部あたり約0.01 −10重量部の、特
に0.02−1重量部の範囲、より特定的には0.03
−0.5重量部の範囲である。 触媒の量は特にリン含有化合物の性質に応じて異なるが
、少なくとも15、特に少なくとも60ppImsより
特定的には少なくとも120 ppmであろう。高レベ
ルの、たとえば5000 ppm以内の、またはそれ以
上の触媒を使用することもできるが、好ましい具体例に
おいては、触媒量は10〇−1000ppmの範囲であ
る。必要な水の量もリン含有化合物の性質に応じて異な
り、ある種の化合物は、有効であるためにはより多量の
水を必要とするであろう。 ある種の添加剤がグラフト工程に不利益な効果を有し得
ることは、また、この理由で、ある種の添加剤の組合わ
せは使用しないのが好ましいことは、当業者には理解さ
れるであろう。 本件組成物は多くの方法で押出し機に供給することがで
きる。たとえば、共重合体を押出し機に供給したのち、
熔融条件にまで加熱することもできる。ついで有機過酸
化物、グラフト単量体および触媒を、押出し機の同一の
、または個別の添加部(adittion port)
において、熔融共重合体に直接に供給する。これに替え
て、1種または2種以上の有機過酸化物、グラフト単量
体および触媒を、特に有機過酸化物を共重合体と同時に
押出し機に供給することもできる。この手法で押出し機
に供給することにより、特に有機過酸化物がグラフト単
量体に接触する前に、過酸化物が共重合体中で分散する
ことが可能になり、これにより、より均一な性質のグラ
フト共重合体の製造が容易になる。たとえば、1種また
は2種以上の有機過酸化物、グラフト単量体および触媒
を適当な重合体担体中の濃縮物の形状で押出し機に供給
することができる。その他のこれに替わる具体例におい
ては、1種または2種以上の有機過酸化物、グラフト単
量体および触媒を共重合体とともに、スプレーにより、
または他の方法でこれらの物質を共重合体と混合して押
出し機に供給する。本発明記載の好ましい具体例におい
ては、有機過酸化物と触媒とは重合体担体中の濃縮物の
形状であり、共重合体とともに押出し機に供給する。 本件触媒混合物は多くの方法で製造することができる。 たとえば水とリン含有化合物とを混合して溶液を形成し
、続いてこれを押出し機に供給する。これに替えて、水
/リン含有化合物混合物をこれと異なる物理的形状、た
とえばけん濁液または固体の形状とし、これを押出し機
に供給することもできる。第2の具体例においては、リ
ン含有化合物を重合体担体に濃縮物の形状に混入し、水
成分はリン含有化合物とともに混合前に、または混合に
続いて、吸収により濃縮物に添加する。 本発明記載の方法は、改良された色調を有する共重合体
にグラフトした単量体の組成物の製造に使用することが
できる。本発明記載の方法により製造した成形品は通常
はペレットまたは他の細分した形状であるが、これに限
定されるものではない。本件グラフト重合体は単独でも
他の重合体との混合物、特に重合体および/または金属
とともに使用する接着剤組成物の形状でも、多層構造の
同時押出しに、被覆用組成物に、充填組成物の相溶性改
良剤として、また、重合体の染色性および塗装可能性(
paintability)の改良に使用することがで
きる。 本発明は以下の実施例により説明される。 実施例 ! 9重量%の酢酸ビニル含有量と2.Odg/分の熔融指
数とを有するエチレン/酢酸ビニル共重合体、有機過酸
化物および無水マレイン酸より混合物を形成した。有機
過酸化物はルベルゾル101であり、上記のエチレン/
酢酸ビニル共重合体中の濃縮物の形状に、この混合物が
1000 ppmの有機過酸化物を含有するように添加
した。無水マレイン酸は押出し機の第1帯域に直接に、
共重合体の1.5重量%の量で添加した。種々の触媒を
濃縮物ペレットの形状で添加した。この濃縮物の重合体
担体は上記のエチレン/酢酸ビニル共重合体であった。 比較例試行においては触媒は添加しなかった。これらの
濃縮物は5%のリン含有化合物を重合体担体に熔融混合
し、ついで1000−2000ppm  (重合体担体
基準)の水を濃縮物に、3日間かけて吸収させて製造し
た。 得られた混合物を押出し機中で混入し、ついでストラン
ドの形状で水中に押出しし、ついでペレット化した。ペ
レットの色調はハンター(Hunter)木り、a、b
 色度計を用いて測定し、測定はペレットについて行っ
た。グラフト共重合体の熔融指数および黄色化指数(y
ellowness 1ndex)は、それぞれA S
 TM D−1238(条件E)およびAS T M 
D−1925−70の方法を用いて測定した。 得られた結果は表■に与えである。 表  ! グラフ 熔融 ト収率 指数 (%)  dg/分 54  1.46 71  0.66 57  1.38 81  0.79 70  1.35 83  1.10  C 671,27 840,66A 触媒の添加なし 試行グラフ 番号 ト量 (%) l木  0.81 2  1.06 3*  0.85 4  1.22 5木   1.05 6  1.24 7木   1.00 8  1.26 本比較例試行、 触媒触媒 黄色化 A   1000 量 (ppm) 指数 36.5 4.9 34.3 7.7 44.7 11.3 38.9 11.3 表Ii:おいては、添加]たリン含有化合物は以下のよ
うなものであった: 八  二面リン酸ジステアリルペンタエリスリトール B  二面リン酸ビス−(2,4−ジ第3ブチルフェニ
ル)−ペンタエリスリトール C亜リン酸トリオクタデシル 結果は二面すン酸ジスデアリルペンタエリスリトールー
、二面リン酸ビス−(2,4−ジ第3ブチルフェニル)
−ペンタエリスリトール−およヒ亜リン酸トリオクタデ
シルーペースの触媒が、グラフト共重合体の収率および
色調の双方に改良を与えることを示している。 見乳遭−」−↓ 28%の酢酸ビニール含有量と6 dg/分の熔融指数
とを有するエチレン/酢酸ビニル共重合体を用いて実施
例Iの方法を繰り返し7たが、ただ、無水マレイン酸量
は1.6重量%であり、触媒は二面リン酸ヒス−(2,
4−ジ第3ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールと
0.3重量部の水との、上記の共重合体中の5%混合物
であった。 得られた結果は表I+に与えである。 表  11 試行グラフ グラフ 熔融 触媒触媒 黄色化番号 1
・量 ト収率 指数    量  指数(%)  (%
)  dg/分   (ppm)9*  1.07  
67  4.0  なし −36,110本  1.0
3    64    4.2    な し、−38
,7111,17731,7あり 1000 24.5
12 1.34  84  1.5  あり 1000
 22.1本比較例試行、触媒の添加なし 結果は、得られたグラフト共重合体のグラフ!・収率お
よび色調の双方に改良を示している。 実施例 III 91i量%の酢酸ビニル含有量と 7.Odg/分の熔
融指数どを有するエチレン/酢酸ビニル共重合体を用い
て実施例夏の方法を繰り返したが、ただ、無水マレイン
酸の量は1.6重量%であり、混合物中の過酸化物の量
は1600 ppmであり、触媒は同一のエチj/ン/
酢酸ビニル共重合体に0.5重量%のレベルで被覆した
99.5 : 0.5の亜リン酸二水の混合物であった
。 得られた結果は表IIIに与えである。 表  III 試行グラフ グラフ 熔融 触媒触媒 黄色化番号 ト
量 ト収率 指数    量  指数(%)  (%)
  dg/分   (ppm)13木 1.10  6
9  3.2  なし −46,0141,25782
,0あり 120  5□0*比較例試行、触媒の添加
なし 結果は、得られたグラフト共重合体のグラ;ノド収率お
よび色調の双方に改良を示L7ている。 実施例 1v 実施例I11の方法を繰り返したが、ただ、無水マレイ
ン酸の量は1.7重量%であり、混合物中の過酸化物の
量は1500 pp+nであり、触媒は5日間かけて4
000ppmの水を吸収さ(屏二、同一の共重合体中の
亜すン酸トリスノニルフLニルの5%の混合物であ−)
た。 得られた結果は表IVに与えである。 i  IV 試行 グラフ グラフ 熔融 触媒触媒 黄色化番号 
ト量 ト収率 指数 添加 量 指数(Yl)(%) 
 (%)  dg/分   (ppm)+5*   1
.13     66       2.9    な
 し、    −55,9161,30762,2あり
 1000 6.1本比較例試行、触媒の冷力1】なし 結果は、得られたグラフト共重合体のグラフト収率およ
び色調の双方に改良を示している。 9−餞−8■ 18重量%の酢酸ビニル含有量と8dg/分の熔融指数
とを有するエチレン/酢酸ビニル共重合体を用いて実施
例IIの方法を繰り返[、たが、ただ、有機過酸化物の
量は1700 ppmで、ちり、使用した無水マレイン
酸の量は1.5重量%であった。触媒は、9重量%の酢
酸ビニル含有量と2 dg/分の熔融指数とを有するエ
チレン/酢酸ビニル共重合体に2重量%のレベルで被覆
した。10:lの二面リン酸ヒス−(2,4−ジ第3ブ
チルフェニル)−ペンタエリスリトール:水混合物であ
った。 得られた結果は表Vに示しである。 表  V グラフ 熔融 触媒触媒 黄色化 ト収率 指数 添加 量  指数 (%)  dg/分   (ppm) 64  4.3  なし −48,8 852,9あり 1000 33.7 触媒の添加なし 試行グラフ 番号 ト量 (%) 17*  0.96 18 1.27 本比較例試行、 媒の添加に替えて、または、それに加えてフェノール性
酸化防止剤を使用することの効果を測定した。重合体は
9%の酢酸ビニル含有量と2 dg/分の熔融指数とを
有するエチレン/酢酸ビニル共重合体であった。使用し
た無水マレイン酸の量は1.7重量%であり、有機過酸
化物は1150 ppmの量のルベルゾル101であっ
た。触媒は実施例IVに記載した亜リン酸トリスノニル
フェニルをベースとするものの一つであり、もし添加す
るならば、800 ppmの量で添加する。 その他の詳細と得られた結果は表v1に与えである。 結果は、得られた共重合体のグラフト収率および色調の
双方に改良を示している。 実施例 Vl 実施例■の方法を繰り返して、本発明記載の触表vi 試行酸化防止グラフ グラフ熔融触媒黄色化番号剤、型
木/ト量 ト収率指数   指数量(ppm)  (%
)  (%)  dg/分19*  BIT/80 1
.30  76 1.09なし 45.620  BH
T/700 1.22  72 1.09なし 48.
321  BHT/700 1.52  89 0.7
3あり 11.322  BHT/80 1.60  
94 0.78あり 11.023  BHT/80 
1.39  82 1.13なし 48.524  D
/1000 1.24  73 1.10なし 57.
725  D/1000 1.56  92 0.78
あり 14.9木B HT ハ2.6− ’;t1g 
37’チル−4−メチルフェノールであり、Dはプロピ
オン酸テトラキスメチレン−3−(3’、5’−ジ第3
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)メタンである。 結果は、酸化防止剤2,6−ジ第3ブチル−4−メチル
フェノールの量が、グラフト重合体のグラフト収率およ
び色調のいずれにもほとんど影響を与えないことを示し
た。しかし、いずれかのしペルの2.6−シ第37’チ
ル−4−メチルフェノールを含有する重合体に本発明記
載の触媒を添加すると、グラフト収率のかなりの改良と
グラフト重合体の色調の大幅な改良とが得られた。酸化
防止剤がプロピオン酸テトラキスメチレン−3−(3’
、5’−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ンである場合にも同様の結果が得られた。したがって、
上記の結果は、(i)グラフト反応工程中にフェノール
性酸化防止剤が存在し得、(ii)本発明記載の触媒が
グラフト工程に有意の改良をもたらすことを示している
のである。 実施例 Vll 2種の異なる触媒を種々のレベルで使用して実施例■の
方法を繰り返した。触媒E は実施例1vで使用した亜
リン酸トリスノニルフェニルベースの触媒であり、一方
、触媒F は、2000 ppm(重合体担体基準)の
水を5日間かけて吸収させた同一の重合体担体中の亜リ
ン酸トリス−(2゜4−ジ第3ブチルフェニル)の5%
混合物であっt;。無水マレイン酸の使用量は1.7重
量%であり、有機過酸化物は1150 ppmの量のル
ベルゾル101であった。 得られた結果は表H1に与えである。 表Vl+ 試行グラフ グラフ 熔融触奴木触媒 黄色化番号 ト
量 ト収率 指数    員  指数(%)  (%)
  dg/分   (pp−)26 1.23  72
  1.12 −  −−  43.127 1.53
  90  0.93  E   150 21.72
8 1.59  94  0.73  E   250
 11.729 1.60  94  0.80  E
   500  9.130 1.47  86  0
.84  E  1000  6.731 1.30 
 76  1.04  F  4000 11.0この
結果は、低レベルの亜リン酸トリスノニルフェニル触媒
の添加により、特に、グラフト共重合体の色調に有意の
改良が得られることを示している。亜リン酸トリス−(
2,4−ジ第3ブチル)−フェニルを触媒として使用し
た場合にも有意の改良が得られるが、より高いレベルの
触媒を使用した場合である。 実施例 V[I[ 20!L量%のアクリル酸メチル含有量と6 dg/分
の熔融指数とを有するエチレン/アクリル酸メチル共重
合体を用いて実施例Vlfの方法を繰り返1.だが、た
だ、過酸化物の使用量は1200 ppmないし130
0 ppmの間で変化させた。2種の異なる触媒を使用
した:触媒 G は亜リン酸トリオクタデシルをベース
とするもの、触媒Hは亜すン酸トリスノニルフ1ニルを
ベースとするものであり、両者とも、実施例1に記載し
た手法で製造したものである。 その他の詳細および得られた結果は表Vll+に与えで
ある。 表Vll+ 試行グラフ グラフ 熔融 触媒触媒 黄色化番号 ト
量 ト収率 指数 添加 量  指数(%)  (%)
  dg/分   (ppm)32*0.94  55
  5.0 −−28.333 1.02  60  
5.4  G  1250 14..234 1.39
  82  4.2  H10006,035本  1
.20   ハ    4−1   −   −   
 25.4本比較例試行、触媒添加なし 結果は、双方の触媒ども、本件グラフト反応を改良する
のに有効であることを示している。この実施例はまた、
エチ1/ン/アクリル酸メチル共重合体を使用する本発
明の詳細な説明するものでもある。 実施例 lX 18ないし、33%の範囲の酢酸ビニル含有量と8ない
し800 dg/分の範囲の熔融指数とを有する一連の
エチレン/酢酸ビニル共重合体を眉いて実施例Vの方法
を繰り返したが、ただ、無水マレイン酸の量は1.1%
であり、触媒は亜リン酸であった。この触媒全60重量
%の水溶液として、押出し機ののど(throat)に
あるペレットに添加し tこ 。 得られた結果は表!Xに与えである。 表  IX 災1含1体   グラ グラ 試行VA熔熔融触媒ヒトフト 番号   指数 量 量 収率 % dg/分 ppm  %  % 36 18 500 55 1.10 10037 2
0 800 200 1.00 9138 33 40
0 200 0.85 7739 18 8.0120
 1.01 9240 28 43 200 1.03
 9441 33 43 250 0.95 86木H
,PO,基準 VA  本酢酸ビニル 生成物 の熔融 指数 dg/分 2.3 生成物 黄色化 指数 1.1 16.7 j3゜7 9.7 19.3 29.9 結果は、低レベルの亜リン酸の添加により、特に優れた
色調とグラフト収率とを有するグラフト重合体が得られ
ることを示している。 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。 1、(i)共重合体、単量体、少なくとも15ppmの
触媒、および25−5000 pprnの150℃にお
いて約1分ないし約120分の半減期を有する有機過酸
化物を、上記の共重合体の融点以上の温度で上記の有機
過酸化物の半減期の少なくとも4倍の時間混合して単量
体、触媒および過酸化物の共重合体中における均一な分
散体を得;(ii)得られるグラフト共重合体を成形品
に押出し成形することよりなる、 エチレン性不飽和カルボン酸、酸無水物、エステルおよ
び他のカルボン酸誘導体、ならびにその混合物よりなる
グループから選択したエチレン性不飽和単量体を、(a
)水と(b)(i)式HP O(OR+)t (式中、
各 R4はH,アルキル、アリールおよびアルカリール
より独立に選択したものである)のリン化合物、(ii
)弐P (ORx)s (式中、各R8はアルキル、ア
リールおよびアルカリールより独立に選択したものであ
る)の亜リン酸エステル化合物、(iii)式(OR1
)!P  0−Ra−0−−Rs)x (式中、R3、
R4およびR6はそれぞれ独立にアルキル、アリールお
よびアルカリールより選択したものである)の亜リン酸
エステル化合物、ならびに(IV)式(RaO)P  
0xRp*O*  P (ORy) (式中、R,およ
びRアはそれぞれ独立にアルキル、アリールおよびアル
カリールより選択したものであり、O,R□0.はペン
タエリスリトール部分を表す)の二面リン酸二置換ペン
タエリスリトールよりなるグループから選択した少なく
とも1種のリン含有化合物との混合物よりなる触媒であ
って、リン含有化合物が亜リン酸であれば水の量が0.
001−10重量部であることを前提として水の量がリ
ン含有化合物1重量部あたり約0.01−1O重量部で
あるものの存在下に、エチレンとビニルアルキラート、
−厳化炭素、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エ
ステルおよびメタクリル酸エステル、ならびにこれらの
混合物よりなるグループから選択した少なくとも1種の
単量体との共重合体、およびこの種の共重合体のイオノ
マーよりなるグループから選択した共重合体にグラフト
させる方法。 2、上記のエチレン性不飽和酸および酸無水物がそれぞ
れマレイン酸および無水マレイン酸であることを特徴と
する上記のts1項記載の方法。 3、上記の触媒が重合体中の濃縮物の形状のものであり
、この重合体が上記の共重合体と相溶性であることを特
徴とする上記の第1または第2項記載の方法。 4、上記の有機過酸化物が過酸化ジクミル、2゜5−ジ
メチル−2,5−ジー(t−ブチルペルオキシ)−ヘキ
サンおよび2.5−ジメチル−2,5−ジー(を−ブチ
ルペルオキシ)−ヘキシン−3より選択したものである
ことを特徴とする上記の第1−3項のいずれか一つに記
載された方法。 5、有機過酸化物の量が100  2500 ppmの
範囲であることを特徴とする上記の第1−4項のいずれ
か一つに記載された方法。 6、有機過酸化物の量が500−2000 ppmの範
囲であることを特徴とする上記の第5項記載の方法。 7、水の量が約0.001−10重量部の範囲であるこ
とを特徴とする上記の第1−6項のいずれか一つに記載
された方法。 8、水の量が約0.01−1重量部の範囲であることを
特徴とする上記の第7項記載の方法。 9、水の量が約0.03−0.5重量部の範囲であるこ
とを特徴とする上記の第8項記載の方法。 10、リン含有化合物の量が少なくとも120ppra
であることを特徴とする上記の第1−9項のいずれか一
つに記載された方法。 11、リン含有化合物の量が100−1000 ppm
の範囲であることを特徴とする上記の第1O項記載の方
法。 12、上記のリン含有化合物が式 HP○(OR+)jのものであり、式中の各R3がH1
アルキル、アリールおよびアルカリールより独立に選択
したものである:とを特徴とする上記の第1−11項の
いずれか一つに記載された方法。 13、触媒が亜リン酸であることを特徴とする上記の第
12項記載の方法。 14、上記のリン含有化合物が式PCORz)sのもの
であり、式中の各R1がアルキル、アリールおよびアル
カリールより独立に選択したものであることを特徴とす
る上記の第1−11項のいずれか一つに記載された方法
。 15、上記のリン含有化合物が式 %式% あり、式中のRs、RaおよびR2がそれぞれ独立にア
ルキル、アリールおよびアルカリールより選択したもの
であることを特徴とする上記の第1−11項のいずれか
一つに記載された方法。 16、上記のリン含有化合物が式 %式% 酸二置換ペンタエリスリト−ルであり、式中のR6およ
びR2がそれぞれ独立にアルキル、アリールおよびアル
カリールより選択したものであり、0□R□02がペン
タエリスリトール部分を表すものであることを特徴とす
る上記の第1−11項のいずれか一つに記載された方法
。 17 、0.5ないし5重量%のエチレン性不飽和カル
ボン酸、酸無水物、エステルおよび他のカルボン酸誘導
体、ならびにその混合物よりなるグループから選択した
単量体をその上にグラフトした形状で有する、エチレン
とビニルアルキラート、一酸化炭素、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エス
テル、ならびにこれらの混合物よりなるグループから選
択した少なくとも1種の単量体との共重合体、およびこ
の種の共重合体のイオノマーよりなるグループから選択
した共重合体の、25−5000 ppmの150℃に
おいて約1分ないし約120分の半減期を有する有機過
酸化物と、少なくとも 15 ppmの(a)水と(b
)(i)弐X(P O(OR+)t (式中、各 Ro
はH1アルキル、アリールおよびアルカリールより独立
に選択したものである)のリン化合物、(ii)弐P 
(ORり3 (式中、各R8はアルキル、アリールおよ
びアルカリールより独立に選択したものである)の亜リ
ン酸エステル化合物、(iii)式 (ORs)2P  ORa  O−Rs)z (式中、
R,、R4およびR6はそれぞれ独立にアルキル、アリ
ールおよびアルカリールより選択したものである)の亜
リン酸エステル化合物、ならびに([V)式(R,0)
P−0!R□Oz−P (ORy) (式中、R,およ
びR2はそれぞれ独立にアルキル、アリールおよびアル
カリールより選択したものであり、OzRpgO□はペ
ンタエリスリトール部分を表す)の二面リン酸二置換ペ
ンタエリスリトールよりなるグループから選択した少な
くとも1種のリン含有化合物との混合物よりなる触媒で
あって、リン化合物が亜リン酸であれば水の量がo、o
oi10重量部であることを前提として水の量がリン含
有化合物1重量部あたり約0.01 −10重量部であ
るものとの存在下に、上記の単量体を熔融した共重合体
にグラフトさせて形成した、グラフト前の共重合体の熔
融指数の20−140%の熔融指数を有するグラフト共
重合体組成物。 18 、1記のエチ[・ン性不飽和酸および酸無水物が
それぞれマレイン酸および無水マレイン酸であることを
特徴とする上記の第17項記載のグラフi・共重合体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(i)共重合体、単量体、少なくとも15ppmの
    触媒、および25−5000ppmの150℃において
    約1分ないし約120分の半減期を有する有機過酸化物
    を、上記の共重合体の融点以上の温度で上記の有機過酸
    化物の半減期の少なくとも4倍の時間混合して単量体、
    触媒および過酸化物の共重合体中における均一な分散体
    を得;(ii)得られるグラフト共重合体を成形品に押
    出し成形する、 エチレン性不飽和カルボン酸、酸無水物、エステルおよ
    び他のカルボン酸誘導体、ならびにその混合物よりなる
    グループから選択したエチレン性不飽和単量体を、(a
    )水と(b)(i)式 HPO(OR_1)_2(式中、各R_1はH、アルキ
    ル、アリールおよびアルカリールより独立に選択したも
    のである)のリン化合物、(ii)式P(OR_2)_
    3(式中、各R_2はアルキル、アリールおよびアルカ
    リールより独立に選択したものである)の亜リン酸エス
    テル化合物、(iii)式(OR_3)_2P−O−R
    _4−O−P(OR_5)_2(式中、R_3、R_4
    およびR_5はそれぞれ独立にアルキル、アリールおよ
    びアルカリールより選択したものである)の亜リン酸エ
    ステル化合物、ならびに(IV)式(R_6O)P−O_
    2R_P_EO_2−P(OR_7)(式中、R_6お
    よびR_7はそれぞれ独立にアルキル、アリールおよび
    アルカリールより選択したものであり、O_2R_P_
    EO_2はペンタエリスリトール部分を表す)の二亜リ
    ン酸二置換ペンタエリスリトールよりなるグループから
    選択した少なくとも1種のリン含有化合物との混合物よ
    りなる触媒であって、リン含有化合物が亜リン酸であれ
    ば水の量が0.001−10重量部であることを前提と
    して水の量がリン含有化合物1重量部あたり約0.01
    −10重量部であるものの存在下に、エチレンとビニル
    アルキラート、一酸化炭素、アクリル酸、メタクリル酸
    、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、な
    らびにこれらの混合物よりなるグループから選択した少
    なくとも1種の単量体との共重合体、およびこの種の共
    重合体のイオノマーよりなるグループから選択した共重
    合体にグラフトさせる方法。 2、0.5ないし5重量%のエチレン性不飽和カルボン
    酸、酸無水物、エステルおよび他のカルボン酸誘導体、
    ならびにその混合物よりなるグループから選択した単量
    体をその上にグラフトした形状で有する、エチレンとビ
    ニルアルキラート、一酸化炭素、アクリル酸、メタクリ
    ル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル
    、ならびにこれらの混合物よりなるグループから選択し
    た少なくとも1種の単量体との共重合体、およびこの種
    の共重合体のイオノマーよりなるグループから選択した
    共重合体の、25−5000ppmの150℃において
    約1分ないし約120分の半減期を有する有機過酸化物
    と、少なくとも15ppmの(a)水と(b)(i)式
    HPO(OR_1)_2(式中、各R_1はH、アルキ
    ル、アリールおよびアルカリールより独立に選択したも
    のである)のリン化合物、(ii)式P(OR_2)_
    3(式中、各R_2はアルキル、アリールおよびアルカ
    リールより独立に選択したものである)の亜リン酸エス
    テル化合物、(iii)式 (OR_3)_2P−O−R_4−O−P(OR_5)
    _2(式中、R_3、R_4およびR_5はそれぞれ独
    立にアルキル、アリールおよびアルカリールより選択し
    たものである)の亜リン酸エステル化合物、ならびに(
    IV)式(R_5O)P−O_2R_P_EO_2−P(
    OR_7)(式中、R_6およびR_7はそれぞれ独立
    にアルキル、アリールおよびアルカリールより選択した
    ものであり、O_2R_P_EO_2はペンタエリスリ
    トール部分を表す)の二亜リン酸二置換ペンタエリスリ
    トールよりなるグループから選択した少なくとも1種の
    リン含有化合物との混合物よりなる触媒であって、リン
    化合物がリン酸であれば水の量が0.001−10重量
    部であることを前提として水の量がリン含有化合物1重
    量部あたり約0.01−10重量部であるものとの存在
    下に、上記の単量体を熔融した共重合体にグラフトさせ
    て形成した、グラフト前の共重合体の熔融指数の20−
    140%の熔融指数を有するグラフト共重合体組成物。
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