JPH02255779A - 被覆鉄材料 - Google Patents

被覆鉄材料

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JPH02255779A
JPH02255779A JP7895289A JP7895289A JPH02255779A JP H02255779 A JPH02255779 A JP H02255779A JP 7895289 A JP7895289 A JP 7895289A JP 7895289 A JP7895289 A JP 7895289A JP H02255779 A JPH02255779 A JP H02255779A
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resin
acid
polyamide
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organic liquid
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JP7895289A
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English (en)
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Hiroshi Nishizawa
西沢 廣
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Taisuke Okada
泰典 岡田
Yuichi Osada
長田 裕一
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被覆鉄材料に関する。
(従来の技術) 従来、各種金属基材に対する耐熱塗料および耐熱接着剤
としてはポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
アミノビスマレイミド樹Mfxどの耐熱性忙優れたポリ
イミド系樹脂が用いられている。中でもポリアミドイミ
ド樹脂は耐熱性、基材との密着性、溶媒溶解性1価格面
のバランスに優れでおり、耐熱材料として高い評価を得
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、ポリアミドイミド樹脂は基材がアルミニウムの
場合には下塗ね塗料による下地処理がなくてもアルミニ
ウムとの優れた密着性を示すが。
基材が鉄の場合には下塗り塗料による下地処理をしない
と密着性に劣るという問題があった。特に。
下地処理をしないと高温、長時間の焼付けを必要とする
用途あるいは熱水中で長時間使用する用途において、ポ
リアミドイミド樹脂と鉄基材との密着性が著しく劣ると
いう問題があった。しかし。
下塗り塗料による下地処理は繁雑な作業1糧を必要とす
る上に加工工数が増加しコスト上の著しい不利益をも九
らすため好ましくない。また、鉄基材はアルミニウム基
材に対して安価であることが使用上の大きな利点である
ので、下地処理を必要としないポリアミドイミド樹脂の
開発が強く望まれている。
本発明は特定量のポリエーテルスルホン樹脂をポリアミ
ドイミド樹脂に添加した樹脂@成物を鉄基材表面に被覆
させた。特に密着性に優れた被覆を有する鉄材料を提供
するものである。
(!i1題を解決するための手段) 本発明はポリアミドイミド樹脂囚、ポリエーテルスルホ
ン樹脂(B)及び有機液体(C)を含み、(B)がで含
有された樹脂組成物を鉄基材表面に塗布、焼付けてなる
被覆鉄材料に関する。
本発明におけるポリアミドイミド樹脂としては。
特に制限はないがトリメリット酸又はトリメリット酸の
反応性酸誘導体およびジアミン又はジイソシアネートか
ら得られるものが好ましく用いられる。トリメリット酸
の反応性酸誘導体としては。
例えば、トリメリット酸無水物、トリメリット酸無水物
モノクロライド、1.4−ジカルボキシ−3−N、N−
ジメチルカルバモイルベンゼン、1.4−ジカルボキシ
−3−カルボフェノキシベンゼン。
1.4−ジカルボメトキシー3−カルボキシベンゼン、
トリメリット酸とアンモニア、ジメチルアミントリエチ
ルアミンなどからなるアンモニウム塩類などが用いられ
る。特にトリメリット酸無水物。
トリメリット酸無水物モノクロライドが好ましい。
ジアミンとしては9例えば脂肪族系、脂環族系。
複素環族系、芳香族系、シリコン系等のジアミンが使用
できる。なかでも、4.4’−ジアミノジフェニルエー
テルe  3,4’ −ジアミノジフェニルエーテル、
+、4′−ジアミノジフェニルメタン、4.4′−メチ
レン−ビス(46−シメチルアニリン)、4.4’−メ
チレン−ビス−(2,6−ジニチルアニリン)。
4.41−メチV/−ビス−(2−メチル−6−二チル
アニリン)、4.4’−ジアミノジフェニルスルホ7.
3.3’−ジアミノジフェニルスルホン、4.4’−ベ
ンゾフェノンジアミン、3.3’−ベンゾフェノンジア
ミン、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミ
ン、4.4’−ジ(4−アミノフェノキシ)フェニルス
ルホン、44’−ジ(3−アミノフェノキシ)フェニル
スルホン、4.4’−ジ(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、!3′−ジ(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
4,4ニー’)(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ス
4−ジアミノトルエン、a6−ジアミツトルエン、4.
4’−ジアミノジフェニルプロパン、4.4’−ジアミ
ノフェニル、2.2−ビスC4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス(4−(3−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、  1.1.1
.3,3.3−へキサフルオロ−2,2−ビス[4−(
4−アミノフェノキシ)フェニrv”J7’aバフ等の
芳香族ジアミン。
下記一般式CI) (R+ 、 R,zは二価の炭化水素基t Rs * 
YLaは一価の炭化水素基であり、 R+と& 、 R
sとFLaはそれぞれ同一でも異なっていてもよ〈I 
nは1以上の整数である)で示されるシリコンジアミン
などが好ましく用いられる。
耐熱性および溶媒溶解性を考慮すると、4.4’−ジア
ミノジフェニルエーテル、4.4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、4.4’−ベンゾフェノンジアミン。
4.4′−ジアミノジフェニルスルホン、ス2−ビス(
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、4
4′−メチレン−ビス−(2,6−シメチルアニリン)
、4.4’−メチレン−ビス−(2,6−ジニチルアニ
リン)、4.4’−メチレン−ビス−(2−メチル−6
−二チルアニリン)などの芳香族ジアミンが好ましい。
特に、基材との密着性を向上させるために、−般式CI
)のシリコンジアミン0.01〜0.3モルと上記した
芳香族ジアミン0.99〜0.7モルを併用することが
好ましい。シリコンジアミンが多過ぎると耐熱性が低下
し、少な過ぎると密着性が低下する傾向がある。
また、上記したジアミンの一部に3官能性以上のポリア
ミンを使用することにより、架橋性ポリアミドイミド樹
脂を得ることができる。このようなポリアミンとしては
例えば1,2.4−)リアミノベンゼン等の芳香族トリ
アミン、1.2,4.5−テトラアミノベンゼン、入3
′−ジアミノベンジジン等の芳香族テトラアミン、下記
の一般式(II)で表わされる芳香族ポリアミン (mは0〜10の整数)などが用いられる。
ジイソシアネートとしては9例えば上記したジアミンを
ホスゲン又は塩化チオニルと反応させて得られるジイソ
シアネートが用いられる。またポリアミンを同様に処理
して得られるポリインシアネート又はジイソシアネート
を1景化反応させて得られるインシアヌレート環含有ポ
リインシアネートも用いられる。耐熱性、コスト面を考
慮するト4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
、4゜4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、3
.3’−ジメチルジフェニル−4,4′−ジインシアネ
ート。
トリレンジイソシアネート等の芳香族ジインシアネート
、この芳香族ジイソシアネートを縮合反応させて得られ
るカルボジイミド基含有芳香族ジイソシアネート及びイ
ンシアヌレート環含有ポリイソシアネートなどが好まし
く用いられる。
他のポリアミドイミド樹脂としては、四塩基酸二無水物
及びジカルボン酸と上記したジアミン。
ポリアミン、ジイソシアネート又はポリイソシアネート
とを反応させて得られるものももちろん使用することが
できる。四塩基酸二無水物としては。
例えば酸無水物基の2個のカルボニル基が隣接した炭素
原子だ結合している脂肪族系、脂環族系。
複素環族系、芳香族系、シリコン系等のテトラカルボ/
酸二無水物が使用できる。なかでも、1.2゜3.4−
ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンナト2カルボ
ン酸、エチレンテトラカルボン酸。
ビシクロ−〔2,λ2〕−オクトー(7)−エン−2:
3.5:6−テトラカルボン酸、ピロメリット酸。
a a 4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル、ス3
、6.7−ナフタレンテトラカルボン酸、1.2,5.
6−ナフタレンテトラカルボン酸、エチレングリコール
ビストリメリテート、λ2−ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニル)プロパン、  2.:l13’−又R3、
3j 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸、ペリレ
ン−& 4.9.10−テトラカルボン酸、ビス−14
−ジカルボキシフェニルスルホン、2.2−ビス[4−
(2,3−又は3.4−ジカルボギシフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン、  1.1,1.&3.3−ヘキサフ
ルオロー2.2−ビスC4−(2,3−又は&4−ジカ
ルボキシフエノキシ)フェニル〕プロパン。
チオフェン−2,& 4.5−テトラカルボン酸、ピラ
ジンテトラカルボン酸等の四塩基酸の二無水物。
下記一般式皿) (rtsおよびR4は一価の炭化水素基を示し、R6と
R6はそれぞれ同一でも異なっていて本よ<、tUO又
は1以上の整数である)で表わされる四塩基酸二無水物
、好ましくは、一般式(III)においてR5およびR
6がメチル基又はフェニル基であり、lが0又は1であ
る四塩基酸二無水物が用いられる。
耐熱性、コスト面を考慮すると、ピロメリット酸二無水
物、3.3:4.4′−ベンゾフェノンテトラカルボ/
酸二無水物、λ3: 4.4′−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物が特に好ましい。
ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、
フタル酸などの芳香族ジカルボン酸又はその酸クロライ
ド化合物が好ましく用いられる。
上記の材料は、単独で又は二種以上を組み合わせて用い
られる。もちろん、上記以外のポリアミドイミド樹脂で
も焼付けによって均−及び平滑に基材を被覆又は接着で
きるものであれば発明に用いることができる。
本発明においては、上記した四塩基酸二無水物。
ジカルボン酸を上記したトリメリット酸又はトリメリッ
ト酸の反応性酸誘導体およびジアミン又はジイソシアネ
ートから得られるポリアミドイミド樹脂の酸成分の一部
として併用できる。
ポリアミドイミド樹脂としては合成のし易さ。
材料の汎用性等のコスト面で優れているトリメリント酸
無水物と多価インシアネート、特にトリメリット酸無水
物と44′−ジフェニルメタンジイソシアネートとをほ
ぼ当モルとなる割合いで反応させて得られるものを用い
ることが好ましい。
本発明におけるポリアミドイミド樹脂の分子量は成膜性
を考慮すると、還元粘度で0.3〜2.Od// 9程
度のものを用いることが好ましい。
このようなポリアミドイミド樹脂はインシアネート基又
はアミノ基とカルボキシル基又は酸無水物基とを好まし
くはほぼ当量となる割合で用いて得られる。
この還元粘度は、溶媒としてジメチルホルムアミドを用
い、試料濃度を0.59/d/として温度30℃で測定
される値である。
本発明におけるポリエーテルスルホ/樹脂としては、下
記一般式 それ同一でも異なっていてもよく、nは1以上の本発明
におけるポリアミドイミド樹脂囚とポリエーテルスルホ
ン樹脂(83の使用割合はれる。この比が0,09未満
であるか0.375を越えると得られる塗膜の密着性が
劣妙、特に0.23〜0.33の範囲で用いることが好
ましい。
本発明における有機液体としてはポリアミドイミド樹脂
又はポリエーテルスルホン樹脂に対して溶媒又は分散媒
体として機能するものが好ましく用いられる。溶媒とし
て機能する有機液体を用いた場合は溶液状の樹脂組成物
が得られる。分散媒体として機能する有機液体を用いた
場合は分散液状の樹脂組成物が得られる。有機液体の溶
解性はポリアミドイミド樹脂又はポリエーテルスルホン
樹脂の種類によって変化するものでアシ、有機液体を溶
媒として用いるか1分散媒体として用いるかは目的に応
じて、任意に使い分けられる。具体的には。
通常、ポリアミドイミド樹脂の溶媒として機能する有機
溶媒としては例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、1.3−ノ ジメチル−2−イミダゾリジン、1.3−ジメチル−λ
45.6−テトラヒドロー2 (IH)−ピリミジノン
ビニルピロリドン、ピリジン等の含窒素系溶媒類。
γ−ブチロラクトン、e−カプロラクトン等のラクトン
類、シクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノン等
の脂環式ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1.2−ジメトキシエタン、ジエチレンクリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル類、フェノール、クレゾール、キシレノール等の
フェノール類9m−クロルフェノール、p−クロルフェ
ノール等の塩素化芳香族系溶媒類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホランなどが好ましく用いられる。
ポリアミドイミド樹脂の分散媒体として通常機能する有
機液体としては9例えばn−ヘキサン。
オクタン、ドデカン、l5OPAR−E、l5OPAR
−H,l5OPAR−K(以上、エタン・スタンダード
石油社製商品名。沸点範囲が40〜300℃程度の石油
系飽和脂肪族又は脂環族炭化水素)等の脂肪族又は脂環
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン。
キシレン、 Nl5SEKI  HISOI、−100
゜Nl5SEKI  HISOL−150(以上9日本
石油化学社製商品名。沸点範囲が80〜300℃程度の
石油系芳香族炭化水素)等の芳香族炭化水素類。
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチ
ルエステル等のエステル類、メタノール。
エタノール、ブタノール、オクチルアルコール等のアル
コール類、水などが好ましく用いられる。
これらの有機液体は単独で又は二種以上で用いられる。
ポリエーテルスルホン樹脂の溶媒として機能する有機液
体としては1例えば、上記した含窒素系溶媒類、スルホ
ランなどが好ましく用いられる。
ポリエーテルスルホン樹脂の分散媒体として通常機能す
る有機液体としては2例えば、上記した脂肪族又は脂環
族炭化水素類、芳香族炭化水素類。
アルコール類、水などが好ましく用いられる。
有機液体はポリアミドイミド樹脂とポリエーテルスルホ
ン樹脂の総量に対して通常20重量%以上の割合で用い
ることが好ましい。20重量%未満であると組成物の塗
工性が損なわれる。
本発明における耐熱性樹脂組成物の調裏方法としては、
目的に応じて任意の方法を用いてよく。
特に制限はない。コスト面を考慮すると有機液体中でポ
リアミドイミド樹脂溶液又はポリアミドイミド樹脂分散
液を合成し、この溶液又は分散液にポリエーテルスルホ
ン樹脂を添加する方法あるいは溶媒として機能する上記
した有機液体にポリアミドイミド樹脂とポリエーテルス
ルホン樹脂を溶解した溶液を分散媒体として機能する上
記した有機液体(例えば水)中に分散させる方法を用い
ることが好ましい。有機液体中でポリアミドイミド樹脂
溶液を製造する方法は2例えば特公昭44−19274
号公報、特公昭49−4077号公報。
特開昭58−154728号公報および特公昭58−4
066号公報に開示されている。ま九、有機液体中でポ
リアミドイミド樹脂分散液を製造する方法は9例えば特
公昭60−48531号公報および特開昭60−517
22号公報に開示されている。ポリアミドイミド樹脂分
散液には必要に応じてポリアミドイミド樹脂又はポリエ
ーテルスルホン樹脂に対して溶媒として機能する上記し
た有機液体を造膜助剤として併用することができる。
有機液体としてN−メチルピロリドンを用いた樹脂組成
物が好ましく用いられる。
本発明における樹脂組成物には必要に応じて下記した物
質を好ましくは樹脂組成物中のポリアミドイミド樹脂に
対して0.1〜200重量係の範囲で用いることができ
る。これらの物質は一種又は二種以上用いられる。具体
的には例えば金属、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化
物、金属ケイ素化物、ホウ素、ホウ素酸化物、ホウ素窒
化物、ケイ素、ケイ素酸化物、ケイ素窒化物、ケイ素炭
化物等の無機微粒子体、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、グリシドキシグロビルトリメトキシシラン等
のシランカップリング剤、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、弗つ素樹脂等のcmff材、ベンガ
ラ、二酸化チタン、カーボンブラック、硫酸バリウム、
マイカ、メルク、黄鉛。
シアニンブルー等の有機、無機又は体質顔料、界面活性
剤等の分散剤、レベリング剤、沈降防止剤。
酸化防止剤、紫外線吸収剤などが用いられる。特に平均
粒子径が0.1〜10μmである弗つ素樹脂の粉末又は
水性分散体を併用することにより非粘着性、耐摩耗性を
付与することができる。弗つ素樹脂としては例えばポリ
テトラプルオロエチレン。
テトラフルオロエチレンとテトラフルオロエチレン以外
の他の弗つ未含有モノエチレン系不飽和単量体との共重
合体などが挙げられる。
本発明における鉄基材としては1例えば炭素。
ケイ素、タングステン、ニッケルークロム、マンガン、
モリブデン等との鉄合金、鋼、純鉄及びこれらの亜鉛、
クロム、アルミニウム、銅、ニッケル等の各穐金属めっ
き品、クロム酸系およびりん酸系などの化成皮膜、陽極
酸化皮膜を形成させた表面処理品9表面訴事品などから
なる基材が用いられる。
本発明によって得られる被覆鉄材料は上記した樹脂組成
物を鉄基材表面に塗布、焼付けて得られる。塗布方法と
しては例えば刷毛塗り、スプレー塗装、浸漬塗装、ロー
ラー塗装、電着塗装などの通常使用される方法が用いら
れる。焼付は方法としては、80〜150℃で予備乾燥
した後に、空気雰囲気又は非酸素雰囲気下で200〜4
00℃で所望の時間焼付けする方法が好ましい。非酸素
雰囲気下での焼付けは樹脂組成物の熱酸化劣化を抑制シ
フ、耐熱性、密着性1機械強度を向上させる。
鉄基材表面に塗布、焼付けされる樹脂組成物の乾燥膜厚
は目的に応じて任意に調製されるが2通常0.1〜10
0μmの範囲が好ましく用いられる。
(発明の効果) 本発明によって得られる被覆鉄材料は熱又は熱水に長期
間さらされても優れた密着性を示すと共に安価であり1
例えば一般産業機械器具部品、電気、電子部品、自動車
部品、4!務機器部品、厨房器具類などの幅広い用途に
適用が可能である。
(実施例) 以下1本発明を比較例と実施例により説明する。
実施例1 (1)  ポリアミドイミド樹脂溶液の調製酸    
分     ダラム  モルトリメリット酸無水物  
  347.5 1.81N−メチルピロリドン   
1485.7  −上記成分を温度計、かきまぜ機、窒
素導入管。
水分定量器をつけた四つロフラスコに入れ、窒素気流中
でかきまぜながら100℃で1時間、115℃で2時間
、120℃で2時間反応させ、引き続き135℃に昇温
しで反応を進めた(樹脂分含有量は35重量%)。キシ
レフ381gを加えて希釈した。得られたポリアミドイ
ミド樹脂の溶液中の樹脂分含有量(計算値)は30重量
%、ポリアミドイミド樹脂の還元粘度(0,59/dj
’、  ジメチルフォルムアミド、30°C1以下同様
)は0.42(d//9)であった。
(2)樹脂組成物の調製 (1)で得たポリアミドイミド樹脂溶液(樹脂分含有量
:30i1(量1)1009に¥IC’l’REX−4
1000(IC1社製商裂開、ポリエーテルスルホン樹
脂)129を加え十分にかくはん混合して液状の樹脂組
成物を得た。
(3)鉄被覆材料の調製 鉄基板(機械構造用炭素鋼材G4051−810C,J
IS  K  6850研摩品、厚さ1.6 mm )
上に上記(2)の樹脂組成物を乾燥膜厚約30μmにな
るように塗布し、80℃−1時間、150℃−0,5時
間で予備乾燥した後、250℃で1時間焼付けて被覆鉄
材料を得た。
実施例2 (1)樹脂組成物の調製 実施例1.(1)で得たポリアミドイミド樹脂溶液(樹
脂分含有量=30重量%)1009に実施例1、(2)
で用いたポリエーテルスルホン樹脂VICTREX−4
100G、9 g’e加、を十分ニカくケん混合して液
状の樹脂組成物を得た。
(2)被覆鉄材料の調製 樹脂組成物を本実施例(1)の樹脂組成物とした以外“
は実施例1.(3)と全く同様にして行って被覆鉄材料
を得た。
実施例3 (1)  ポリアミドイミド樹脂溶液の調製酸    
分      ダラム  モルトリメリット酸無水物 
  192   1.04.4′−ジアミノジフェニル
 202   1.02メタン りん酸水溶液         6.92(りん酸含有
量85係) N−メチルピロリド/   400 トリメリツト酸無水物を除く上記成分を、かきまぜ機、
窒素導入管、水分定量器をつけた四つロフラスコに入れ
、かくはん下、窒素ガスを通しながら徐々に205℃ま
で昇温した。同温度で約1時間保った後、175℃に冷
却し、同温度でトリメリット酸無水物を約10分間で添
加した。次いで昇温し、205〜210℃の温度範囲で
反応を進めた。トリメリット酸無水物添加後に留出する
水は反応系外にすみやかに除去し、同時に、留出するN
−メチルピロリドンを追加補充しながら反応を進めた。
反応終点をガードナー粘度で管理し。
還元粘度0.75 (di/g )のポリアミドイミド
樹脂のN−メチルピロリドン溶液を得た。これをN−メ
チルビロリドンでさらに希釈して樹脂分含有量13重量
%のポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
(2)樹脂組成物の調製 (1)で得たポリアミドイミド樹脂溶液(樹脂分含有量
:13重量%)1009に実施例1.(2)で用いたポ
リエーテルスルホン樹脂VI CTR,EX−4100
G、5.29を加え十分にかくはん混合して液状の樹脂
組成物を得た。
(3)被覆鉄材料の調製 樹脂組成物を本実施例(2)の樹脂組成物とした以外は
実施例1.(31と全く同様にして行って被覆鉄材料を
得た。
実施例4 (1)  ポリアミドイミド樹脂溶液の調製酸    
分      ダラム  モルトリメリット酸無水物 
   192.0 1.0ON−メチルピロリドン  
  606 上記成分を温度計、かきまぜ機、窒素導入管。
水分定量器をつけた四つロフラスコにかくはんしながら
入れ、窒素ガスを通しながら160℃に昇温した。徐々
に温度を上げ、留出する水を系外に除去しながら205
℃に昇温し、205〜210℃の温度範囲で反応を進め
た。反応終点をガードナー粘度で管理し、還元粘度(ジ
メチルホルムアミド、0.59/dl!、30℃、以下
同様) 0.55 ((ll!/g)のポリアミドイミ
ド樹脂のN−メチルピロリドン溶液を得た。この溶液を
N−メチルピロリドンで希釈して、樹脂分含有量が20
重量係のポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
(2)樹脂組成物の調製 (1)で得たポリアミドイミド樹脂溶液(樹脂分含有量
:20重量幅)1oogに実施例1.(2)で用いたポ
リエーテルスルホン樹脂VI CTREX −4100
G 8gを加え十分にかくはん混合して液状の樹脂組成
物を得た。
(3)被覆鉄材料の調製 樹脂組成物を本実施例、(2)の樹脂組成物とした以外
は実施例1 、 (3)と全く同様にして行って被覆鉄
材料を得た。
比較例1〜3 (1)被覆鉄材料の調製 樹脂組成物を実施例1.(1)、実施例3.(1)、実
施例4.(11のポリアミドイミド樹脂溶液とした以外
は実施例1.(3)と全く同様にして行って被覆鉄材料
を得た。
実施例1〜4及び比較例1〜3で得た被覆鉄材料を、3
80℃−20分熱処理したものと、380’C−20分
熱処理したものを更に熱水中で120時間熱処理したも
のを試験片として密着性を評価した。結果を第1表に示
した。
密着性はとばん目試験方法を用い、 JIS DO20
2に準じて行った。片刃かみそりで鉄素地に達する1m
mのごばん目100個(IOXIO)ヲ作す、セロハン
粘着テープによる剥離試験後の完全にはがれないとばん
目の残数で評価した。
以上の結果から明らかなように1本発明の被覆鉄材料は
ポリエーテルスルホン樹脂を含まない組成物を被覆した
比較例の被覆鉄材料に比べて被覆の密着性が優れており
、工業上極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリアミドイミド樹脂(A)、ポリエーテルスルホ
    ン樹脂(B)及び有機液体(C)を含み、(B)が(B
    )/((A)+(B))=0.09〜0.375(重量
    比)となる割合で含有された樹脂組成物を鉄基材表面に
    塗布、焼付けてなる被覆鉄材料。
JP7895289A 1989-03-30 1989-03-30 被覆鉄材料 Pending JPH02255779A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506739A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 抗腐食性コーティング組成物、抗腐食性フィルムおよび抗腐食性物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013506739A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 抗腐食性コーティング組成物、抗腐食性フィルムおよび抗腐食性物品

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