JPH0225492A - アセチルアミノヒドロキシメチルホスフィニル酪酸の製法 - Google Patents

アセチルアミノヒドロキシメチルホスフィニル酪酸の製法

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JPH0225492A
JPH0225492A JP17555988A JP17555988A JPH0225492A JP H0225492 A JPH0225492 A JP H0225492A JP 17555988 A JP17555988 A JP 17555988A JP 17555988 A JP17555988 A JP 17555988A JP H0225492 A JPH0225492 A JP H0225492A
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JP
Japan
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hydroxymethylphosphinyl
butyric acid
amino
water
acetyl
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Application number
JP17555988A
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English (en)
Inventor
Shuzo Araya
新家 修造
Shinichiro Takigawa
滝川 進一朗
Fumio Suzuki
文夫 鈴木
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、除草剤の有効成分として知られている2−ア
ミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸のア
ミノ基をアセチル化することを特徴とするN−アセチル
−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)
酪酸の製法に関するものである。
N−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルボ
スフィニル)酪酸は、特公昭61−25358号公報、
特公昭62−47520号公報、特公昭63−8760
号公報及び特開昭62−253389号公報に記載され
ているように、ストレプトミセス属に属する放線菌、ア
スペルギルス属に属する糸状菌、シュードモナス属に属
する細菌等を使用して、光学活性なL2−アミノ−4−
(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸に光学分割する
ことができる。
この光学活性なI、−2−アミノ−4−(ヒドロキシメ
チルホスフィニル)酪酸は、除草剤としての2−アミノ
−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸の活性の
本体であることが知られている。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、N−アセチルアミノ酸を製造する方法としては種
々の方法が知られているが、−111Qに、アミノ酸を
過剰の水酸化ナトリウム水溶液等に溶解し、無水酢酸と
反応させ、中和後、生成したNアセチルアミノ酸を晶析
分離して、生成物中の不純物やナトリウム塩等を除去し
、N−アセチルアミノ酸を得る方法が採用されている。
しかし、この方法を、2−アミノ−4−(ヒドロキシメ
チルホスフィニル)酪酸のアセチル化に適用した場合、
生成するN−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロキシ
メチルホスフィニル)酪酸の水溶性が大きいため、中和
後、生成したN−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロ
キシメチルホスフィニル)酪酸を晶析分離することがで
きず、従って、晶析法により生成物中の不純物やナトリ
ウム塩等を除去し精製することが困難である。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明者等は、2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホ
スフィニル)酪酸のアミノ基のアセチル化法について鋭
意努力検討した結果、高収率、且つ高純度で容易にN−
アセチル−2−アミノ−4(ヒドロキシメチルホスフィ
ニル)酪酸が製造できることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル
ホスフィニル)酪酸を、水の存在下、無水酢酸と反応さ
せることを特徴とするN−アセチル−2−アミノ−4−
(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸の製法に関する
ものである。
反応式は以下の様に表すことができる。
Me−P−CH2CH2CH(Nl2)COOHMe−
P−C11zCIIzCH(NHCOCHs)Coo)
lH 無水酢酸の量は、2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル
ホスフィニル)酪酸の当量数(即ち、アミノ基の当量数
)と水の当量数の合計当量数以上であればよい。
本発明における水の存在は、2−アミノ−4(ヒドロキ
シメチルホスフィニル)酪酸のアセデル化反応を穏和に
し、且つ副反応を抑制する効果がある。
水の量は、通常2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルボ
スフィニル)酪酸の当量数の7倍以上、好ましくは10
倍以上あればよい。
本発明は、必要であれば溶媒を使用することもできる。
溶媒としては、反応に影響を与えず、2−アミノ−4−
(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸を熔解するもの
であればよく、例えば酢酸、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等を挙げることができる。
溶媒として酢酸を使用する場合、水/酢酸(重量比)は
0.01〜99の範囲、好ましくは、0.1〜9の範囲
がよい。
反応温度は、通常10〜150°Cの範囲、好ましくは
40〜80°Cの範囲がよい。
(ニ)発明の効果 本発明は、水、必要ならば溶媒の存在下、無水酢酸を使
用して2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニ
ル)酪酸よりN−アセチル−2アミノ−4−(ヒドロキ
シメチルホスフィニル)酪酸を高収率で得ることができ
る。
又、本発明は無水酢酸、水及び溶媒の他は必要としない
ため、N−アセチル−2−アミノ−4(ヒドロキシメチ
ルホスフィニル)rm酸を高純度で容易に得ることがで
きる。
(ニ)実施例 次に、本発明について実施例を挙げて詳細に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪
酸4g(0,022モル)を、室温で水と酢M(1/1
重量比)の混合溶液160gに溶解後、攪拌しながら無
水酢酸320gを加えた。
2時間後、発熱が起こり80°Cに温度が上昇したので
、水−水浴で20°Cに冷却した。冷却後、更に20°
Cで2時間攪拌を行った。
反応生成物を、減圧上濃縮した後、残渣を高速液体クロ
マトグラフィーで分析したところ、2−アミノ−4−(
ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸の転化率は100
%であった。
又、残渣をジアゾメタンでメチル化し、ガスクロマトグ
ラフィー−質量分析にて分析したところ、メチル化物は
下記構造式のN−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロ
キシメチルホスフィニル)酪酸メチルエステルであり、
収率100%であった。
Me−P−CH2C1lzCH(NIICOCH3)C
OOCH3H 従って、N−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロキシ
メチルホスフィニル)酪酸の収率は100%であること
が確認された。
比較例1 2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪
酸4g(0,022モル)に、室温で水10mj2と水
酸化ナトリウム3.4 g (0,085モル)を加え
て溶解後、攪拌しながら無水酢酸2.90g(0,02
8モル)を、水−水浴で冷却下、30〜40°Cで徐々
に滴下した。
無水酢酸の滴下終了後、濃塩酸を加えて、反応液をpH
2,5としたが、N〜ルアセチル2−アミノ4−(ヒド
ロキシメチルホスフィニル)酪酸の結晶の析出はなかっ
た。
この酸性溶液について、陽イオン交換樹脂を使用して反
応生成物中のナトリウムイオンを除去後、減圧上濃縮し
た。
この残渣について、実施例1と同様に分析を行ったとこ
ろ、2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル
)酪酸の転化率は92%であり、N−アセチル−2〜ア
ミノ−4−(ヒドロキシメチルボスフィニル)酪酸の収
率は92%であった。
比較例2 2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪
酸1g(0,005モル)を、80°Cで酢酸50gに
溶解後、攪拌しながら無水酢酸20gを加えた。
80°Cで2時間攪拌後、水−氷浴で20°Cに冷却し
た。冷却後、更に20°Cで2時間攪拌を行った。
反応生成物を、減圧上濃縮した後、残渣について実施例
1と同様に分析を行ったところ、2−アミノ−4−(ヒ
ドロキシメチルホスフィニル)酪酸の転化率は100%
であったが、副生成物が多くN−アセチル−2−アミノ
−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)酪酸の収率は
35%であった。
上記の実施例1、比較例1及び比較例2の結果から明ら
かなように、本発明は、従来法に比べて良好な結果を与
えている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニ
    ル)酪酸を、水の存在下、無水酢酸と反応させることを
    特徴とするN−アセチル−2−アミノ−4−(ヒドロキ
    シメチルホスフィニル)酪酸の製法。
  2. (2)溶媒が酢酸である請求項(1)記載のN−アセチ
    ル−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル
    )酪酸の製法。
JP17555988A 1988-07-14 1988-07-14 アセチルアミノヒドロキシメチルホスフィニル酪酸の製法 Pending JPH0225492A (ja)

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