JPH02252224A - 絶縁処理剤およびこれにより絶縁処理された小型トランスの製造法 - Google Patents

絶縁処理剤およびこれにより絶縁処理された小型トランスの製造法

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JPH02252224A
JPH02252224A JP7444089A JP7444089A JPH02252224A JP H02252224 A JPH02252224 A JP H02252224A JP 7444089 A JP7444089 A JP 7444089A JP 7444089 A JP7444089 A JP 7444089A JP H02252224 A JPH02252224 A JP H02252224A
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JP7444089A
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English (en)
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Hisashi Nishigaki
寿 西垣
Yuji Aimono
四十物 雄次
Kazuyuki Tanaka
一行 田中
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、絶縁処理剤およびこれで絶縁処理された小型
トランスの製造法に関する。
(従来の技術) 従来、電源トランス、スイッチングトランスや安定器な
どの小型トランスは、コイルの絶縁、固着、防湿、防じ
んや作動中の温度上昇の低減などを目的に、アルキド樹
脂を有機溶剤に溶解した溶剤型ワニスやスチレンモノマ
と不飽和ポリエステル樹脂からなる無溶剤型ワニスなど
に小型トランスを浸漬後引上げ、100〜120℃で1
〜8時間加熱硬化させて絶縁処理を行々つでいる。
(発明が解決しようとする課題) 最近、電気機器は、コストダウンを目的として。
従来にも増して小型軽量化が進められておシ、従来のワ
ニスによる浸漬処理法で絶縁処理された小型トランスで
は、コイルの中やコイルとコアの組込部などにワニスが
十分光てんされておらず、また、ワニス硬化物自体の熱
伝導率が比較的高く。
作動中のコイル温度を十分に低下させて小型軽量化する
ことが、困難であった。
本発明は、このような欠点を除いた絶縁処理剤およびこ
れを用いた小型トランスの製造法を提供するものである
(!!題を解決するための手段) 本発明は、(a)下記の一般式のいずれかで示されるジ
シクロペンタジェン誘導体の1種又は2種以上を100
重量部   R1 OR。
OR。
〔式中、 R1は水素またはメチル基であり、R2は炭
素原子数2〜12個のアルキレン基または炭素原子数4
〜12個を有し、少なくとも1個の酸素原子で結合され
た少なくとも2個のアルキレン鎖を有し、各アルキレン
鎖が少なくとも2個の炭素原子を有するオキサアルキレ
ングリコール残基である〕(b)充てん剤100〜10
00重量部、(C)有機酸金属塩0.01〜10重量部
および(d)有機過酸化物0.1〜10重量部を含有し
てなる絶縁処理剤およびこれを用いた小型トランスの製
造法に関する。
小型トランスのボビンケースの中に、上記の割合となる
ように充てん剤を充てん後、この絶縁処理剤(ただし充
てん剤を除く)を注入して熱硬化させて絶縁処理された
小型トランスが製造される。
また、ケースまたは型に、小型トランスを組込み、上記
の割合となるように充てん剤を充てん後。
この絶縁処理剤(ただし充てん剤を除く)を注入して熱
硬化させてもよい。
本発明における充てん剤としては9石英粉末。
溶融石英粉末、メルク、マイカ、水利アルミナ。
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化ジルコンなど
が挙げられ、これらは単独でまたは2′s以上混合して
使用でき1粒径は任意に選択できる。
用いられるジシクロペンタジェン誘導体は上記の(11
−(IVIの一般式で示される25℃での粘度が30セ
ンチポアズ以下で、沸点が真空度lmmHgで100℃
以上の単量体である。上記のジシクロペンタジェン誘導
体としては9日立化成工業■社製の、商品名FA−51
1A、 FA−512A。
FA−512M、FA−513A、FA−513Mなど
が用いられこれらは単独でまたは2種以上混合して使用
できる。また、絶縁処理剤は、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、キシレン樹脂。
石油樹脂、スチレンモノマ、ビニルトルエン、ジアリル
フタレート、各種アクリル酸エステル、各種メタクリル
酸エステル等の架橋性単量体を含んでもよい。
(bl成分である有機酸金属塩としては、ナフテン酸、
オクテン酸等の有機酸のコバルト、マンガン。
鉛、鉄等の金属塩が挙げられ、これらは単独でまたは2
種以上混合して使用できる。
[c)成分である有機過酸化物としては、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド等のケトンパーオキサイド、1,1ジターシャリ−ブ
チルパーオキシλ5.5トリメチルシクロヘキサン、1
.1ジターシャリ−ブチルパーオキシシクロヘキサン等
のパーオキシケタール。
キュメンハイドロパーオキサイド、ターシャリ−ブチル
ハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等
のジアシルパーオキサイド。
ジクミルパーオキサイド、ターシャリ−ブチルパーオキ
シ2−エチルヘキシエート等のジアルキルパーオキサイ
ド、ターシャリ−ブチルパーオキジペンゾエート、ター
シャリ−ブチルパーオキシアセテート等のパーオキシエ
ステルなどが挙げられ。
これらは単独でまたは2種以上を混合して使用できる。
本発明における各成分の配合量は、ジシクロペンタジェ
ン誘導体100重量物に対して充てん剤を100〜10
00重量部、有機酸金属塩を0.01〜10重量部、有
機過酸化物を0.1〜10重量部の範囲で用いることが
好ましい。(5)成分が、100重量部未満では、硬化
物の熱伝導率が高く、また。
1000重量部以上では、硬化物の接着性が劣り。
耐湿性が悪くなる。(bl成分が0.01重量部未満で
は表面硬化性が劣り、10重量部以上では、樹脂組成物
の安定性が悪くなる。また、(C)成分が、0.1重量
部未満では硬化性が遅く、10重1部以上では安定性が
悪くなる。
本発明になる絶縁処理剤を用いて、小型トランスを絶縁
処理する方法としては、充てん剤や液状の絶縁処理剤を
注入することが可能で且つ、液洩れを生じない構造のボ
ビンを有する小型トランスにおいては、ボビンの中に、
充てん剤を充てん後。
絶縁処理剤を常圧または減圧状態でボビンの中に注入す
る。その後、加熱(60〜120℃で0.3〜3時間)
して硬化させる。また、充てん剤や絶縁処理剤の注入で
きる構造のボビンを有しない小型トランスの場合は、プ
ラスチック製ケー4゛、ウレタン製やシリコーン製の型
等に小型トランスを組込み、充てん剤を充てん後、絶縁
処理剤を常圧または減圧状態で型の中に注入する。その
後9例えば60〜120℃で0.3〜3時間で加熱して
硬化させる。
なお、樹脂組成物を注入する前に、充てん剤を充てんし
た状態で小型トランスを予熱(60〜120℃、10〜
40分程度)程度と絶縁処理剤の浸透性が向上するため
好ましい。
(実施例) 本発明の詳細な説明する。
実施例I El−48型トランス(コア寸法:48X40X25m
m、1次コイルおよび2次コイルに液洩れしない構造の
ボビンケースを有するタイプ、1次電圧:100V、2
次電圧:12V)O1次と2次のボビンケースの中に、
充てん剤として、鹿島シリカサンド3号B(粒径、14
〜35メツシユの石英粉末高野商事■)10gを充てん
した。その後、100℃で30分加熱したあと、FA−
512M (式(I’llの化合物、ただしR3は−C
H2CルーR1は−CH3日立化成工業■社製、粘度(
25℃):17CP1100重量部、オ夛テン酸コバル
ト(金属分6チ)21景部、キュメンハイドロパーオキ
サイド4重量部を配合した絶縁処理剤4gを常圧で注入
し、80℃で60分加熱硬化後、(1)コイルの温度上
昇、(2)吸湿後の絶縁抵抗を測定した。
また、上記の配合物の硬化物(80℃、60分加熱硬化
)の熱伝導率を測定した。
比較例1 実施例1に用いたEI−48型トランス(充てん剤や樹
脂組成物を注入するためのボビンのみを除いなものンを
100℃、30分間予熱し、室温に5分間放置したあと
コイル含浸用ワニス、WP−2952(日立化成工業■
社製、スチレンモノマを含有した不飽和ポリエステルフ
ェノ。粘度(25℃):0.4P)の中に5分間浸漬し
た。その後、小型トランスを引上げ、110℃で1.5
時間加熱硬化後、(1)コイルの温度上昇、(2)吸湿
後の絶縁抵抗を測定し喪。また、硬化物(110℃。
1.5時間加熱硬化)の熱伝導率を測定した。
比較例2 実施例1や比較例1のように、トランスのコイルに樹脂
組成物の注入や、ワニスによる含浸処理を行なわない無
処理のEI−48型トランスの(1)コイルの温度上昇
、(2)吸湿後の絶縁抵抗を測定した。
実施例1.比較例1.比較例2の(1)通電時のコイル
上昇、(2)吸湿後の絶縁抵抗の測定結果を表1に示す
〈試験方法〉 1)コイルの温度上昇 23℃の恒温室中で、EI−48型トランスの2次コイ
ル側を無負荷状態にし、1次コイルに120V(50H
z)を4時間連続で印加した直後。
1次コイルの巻線抵抗を測定し、初期(120V印加前
)の値との抵抗差から温度上昇(’C)を求めた。
2)吸湿後の絶縁抵抗 40℃、95俤RHの恒温恒湿槽にEI−48型トラン
スを放置し、24時間後に取出し、1次コイルと2次コ
イルの絶縁抵抗を超絶縁抵抗計(タケダ理研#TR−8
601型)を用いて測定した。
3)熱伝導率 直径50薗×厚さ10mmの円板状の硬化物について索
出科学器械社製88−TC−18型を用いて測定した。
(発明の効果) 本発明の絶縁処理剤によって絶縁処理された小型トラン
スは、従来のフェノ浸漬法による絶縁処理されたものよ
りも作動中のコイル温度上昇が低く、トランスの小型軽
量化に寄与するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)下記の一般式のいずれかで示されるジシクロ
    ペンタジエン誘導体の1種又は2種以上を100重量部 (I)▲数式、化学式、表等があります▼ (II)▲数式、化学式、表等があります▼ (III)▲数式、化学式、表等があります▼ (IV)▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中,R_1は水素またはメチル基であり,R_2は
    炭素原子数2〜12個のアルキレン基または炭素原子数
    4〜12個を有し,少なくとも1個の酸素原子で結合さ
    れた少なくとも2個のアルキレン鎖を有し,各アルキレ
    ン鎖が少なくとも2個の炭素原子を有するオキサアルキ
    レングリコール残基である〕(b)充てん剤100〜1
    000重量部,(c)有機酸金属塩0.01〜10重量
    部および(d)有機過酸化物0.1〜10重量部を含有
    してなる絶縁処理剤。
  2. 2.小型トランスのボビンケースの中に,請求項1.記
    載の割合となるように充てん剤を充てん後,請求項1.
    記載の絶縁処理剤(ただし充てん剤を除く)を注入して
    熱硬化させることを特徴とする絶縁処理された小型トラ
    ンスの製造法。
  3. 3.ケースまたは型に小型トランスを組込み,請求項1
    .記載の割合となるように充てん剤を充てん後,請求項
    1.記載の絶縁処理剤(ただし充てん剤を除く)を注入
    して熱硬化させることを特徴とする絶縁処理された小型
    トランスの製造法。
JP7444089A 1989-03-27 1989-03-27 絶縁処理剤およびこれにより絶縁処理された小型トランスの製造法 Pending JPH02252224A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003224019A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂含浸コイル及び樹脂含浸コイルの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003224019A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂含浸コイル及び樹脂含浸コイルの製造方法

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