JPH02251830A - 電子カメラの撮像装置 - Google Patents

電子カメラの撮像装置

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JPH02251830A
JPH02251830A JP1073139A JP7313989A JPH02251830A JP H02251830 A JPH02251830 A JP H02251830A JP 1073139 A JP1073139 A JP 1073139A JP 7313989 A JP7313989 A JP 7313989A JP H02251830 A JPH02251830 A JP H02251830A
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JP
Japan
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lens
barrier
gear
block
switching
Prior art date
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Pending
Application number
JP1073139A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kuwata
桑田 淳
Yutaka Kiama
木天 裕
Takeo Takarada
宝田 武夫
Toshio Yamaki
敏生 山木
Masaru Shintani
大 新谷
Yoshihiro Tanaka
良弘 田中
Yoshito Tanaka
義人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02251830A publication Critical patent/JPH02251830A/ja
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、露光時のみレンズバリアを開くことができる
電子カメラに関し、詳しくは、CCDシャッターを有し
、レンズバリアの開信号により上記CCDシャッターを
作動させ、該CODからの電荷蓄積終了の信号により上
記レンズバリアを閉じるようにした電子カメラの撮像装
置に関する。
従来の技術 従来より、撮像素子としてCCDを備えた電子カメラの
撮像装置は種々の構造のものが考案されている。例えば
、CODシャッタ機能を有するCODをカメラ本体内に
内蔵して、絞りやシャッタ羽根などの光量調整手段が無
くとも、上記CODの電荷蓄積時間を変えることにより
、適正露出を行わせるように構成した電子カメラがある
■が解決しようとする課題 しかしながら、上記構造のものには、上記CODが強力
な外光により焼き付くのを防止するための部材が備よら
れていないので、上記絞りやシャッタ羽根が無い場合に
は、強力な外光により上記CODに焼き付きが生じる危
険性があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、撮像素子の焼き付きを効果的に防止することがで
きる電子カメラの撮像装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、撮影時のみレン
ズバリアが開き、非撮影時には該レンズバリアにより撮
像素子に強力な外光が当たるのを防止するように構成し
た。すなわち、撮影レンズの被写体側に備えられたレン
ズバリアと、電荷蓄積時間の変更か可能な撮像素子と、
上記レンズバリアの開閉状態を検出して該レンズバリア
の開閉状態を表す信号を出力するレンズバリア状態検出
手段と、撮影動作を開始させるレリーズスイッチと、上
記検出手段からレンズバリア開信号が出力されたとき上
記撮像素子の電荷蓄積を開始する一方、上記撮像素子の
電荷蓄積終了により電荷蓄積終了信号を出力する撮像素
子制御手段と、上記レリーズスイッチのオン信号により
上記レンズバリアを開駆動するとともに、上記制御手段
からの電荷蓄積終了信号により上記レンズバリアを閉駆
動するレンズバリア開閉駆動手段とを備えるように構成
した。
上記構成においては、上記撮像素子の電荷蓄積時間を決
定する測光手段をさらに備えるように構成することもで
きる。
発明の作用・効果 上記構成によれば、上記撮影レンズの被写体側に上記レ
ンズバリアを備え、上記レリーズスイッチのオン信号に
より上記レンズバリア開閉駆動手段を駆動して上記レン
ズバリアを開き、撮影を行う。上記レンズバリアの開状
態を表す信号が上記検出手段から出力されると、上記制
御手段により上記撮像素子の電荷蓄積が開始され、電荷
蓄積が終了すると、上記制御手段より1!荀蓄積終了信
号が出力され、上記駆動手段の駆動により上記レンズバ
リアが閉じられる。従って、レンズバリアは撮影時のみ
開き、非撮影時には閉じられているので、絞りやシャッ
タ羽根がカメラ本体に無い場合でも、レンズバリアによ
り撮影レンズとともに撮像素子が覆われることにより、
強力な外光が撮像素子に当たらないようにすることがで
きる。よって、上記外光による撮像素子の焼き付きを効
果的に防止することができる。また、レンズバリアによ
り非撮影時には上記撮影レンズも覆われるため、撮影レ
ンズを保護することもできる。
亙嵐最 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜!1図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかる電子カメラの撮像装置として電子スチ
ルカメラを説明する。
第1図(a)〜(e)に本発明の一実施例である電子ス
チルカメラの外観図を示す。第1図(C)に示すように
、カメラ前面には、フラッシュ70、測光部80.ファ
インダ一部40、また普通の状態ではレンズバリア58
の見えているレンズ開口部が配置されている。第1図(
b)に示すように、カメラの上面にはレリーズスイッチ
5、レンズ切換のための望遠スイッチ3、クローズアッ
プスイッチ4が配置されている。また、第1図(a)に
示すように、カメラの後面には、電源をオンまたはオフ
するメインスイッチ90が配置されている。カメラ内に
は、レンズバリア58の後方に撮影レンズ系を介して撮
像素子25が配置され、撮像素子25で撮影された画像
は映像処理をされた後、デツキ部80によってカメラに
セットされたフロッピーディスクに記録される。
第1図(f)に本実施例の上記カメラのシステム図を示
す。なお、この図においては後述するレンズバリア駆動
部及びレンズ後ブロック2はff[化のため省略する。
本実施例の撮影レンズ系は、2つの主光学系A(la)
、B(Ib)を保持するレンズ前ブロック1と、主光学
系B (1b)が撮影光路中(光路中心X)にあるとき
に主光学系B(lb)の撮像素子25側の位置に挿脱さ
れる副光学系C(2c)を保持するレンズ後ブロック2
とから成っている。
この2つのブロック1.2はレンズ回転軸22に90°
の範囲で回転可能に支持されており、両ブロック1.2
ともスナップスプリング16.17により0°か90°
の位置に押圧固定される。
第1表に示すように、本実施例の撮影光学系はレンズ前
ブロックl及びレンズ後ブロック2の位置により3種類
の異なる撮影レンズとして用いられる。第2図は撮影光
学系の各々の状態での様子をモデル的に表わした図で、
第2図(8)は広角レンズの状態、第2図(b)は望遠
レンズの状態、第2図(c)はクローズアップレンズの
状態を示す。
(以下余白) 第1表 本実施例においては、各々の3つの状態で撮影レンズは
固定焦点であり、広角レンズはf9/F3.5、望遠レ
ンズはf20/F3.5、クローズアップレンズはf2
0/F 16である。クローズアップレンズでのFナン
バーを大きくしているのは、被写界深度を広くするため
であり、撮影可能な距離(焦点の合う距M)が近距離で
あるため、照度不足のときにはフラッシュを発光させて
撮影を行なうようにしている。第3図に、各レンズでの
撮影可能距離及び人物を撮影した場合の画面比を表わす
本実施例では、撮影レンズが広角レンズの状態を標準状
態としているため、変倍のための操作部材として望遠ス
イッチ3とクローズアップスイッチ4の2つの操作部材
を設けている。これらの操作スイッチを操作すると、広
角レンズの状態から、各々の状態へと撮影レンズの切換
えが行なわれ、操作スイッチ3.4の操作を中止すると
再び広角レンズの状態へと復帰する。
また、撮影レンズが望遠レンズやクローズアップレンズ
の状態でレリーズスイッチ5をオンして撮影を行なう場
合には、露光終了後、自動的に広角レンズの状態へ復帰
する。
また、後述するレンズバリア58(第6図参照)は撮像
素子25の焼付き防止のため、レリーズスイッチ5のオ
ン操作で開き、露光終了後に閉じる。
すなわち、本実施例では撮像素子25として、電荷蓄積
開始と電荷蓄積終了を制御することができる撮像素子を
用いており、絞りなどの光量調整手段無しでも蓄積時間
を変えることにより適正露出に調節することができるた
め、絞りを備えていない。そのためにレンズバリア58
が常時開いていると、強力な外光が入射した場合に撮像
素子25の焼付きが起こるため、露光時のみレンズバリ
ア58を開くようにしている。
さて、広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換
え動作について説明する(第1図(「)及び第4図参照
)。本文中のステップ番号は第11図のフローチャート
図のステップ番号である。第11図(a)に示すように
、撮影者が望遠スイッチ3をオン操作すると(ステップ
S 101)、カメラマイコン6によりモータ7が正転
を始める(ステップ5102)。ここで、本実施例中及
び図中でのモータ7にはウオームギヤ7aが取り付けら
れており、ウオームホイールである減速ギヤ8を図中の
矢印方向に回転させる方向をモータ7の正転、反対方向
をモータ7の逆転と表わすことにする。
また、モータ7以外の歯車列及び回転体では時計回りを
順方向、反時計回りを逆方向を表わすことにする。上記
ステップ5102で上記モータ7が正転すると、減速ギ
ヤ8を介して太陽ギヤ9が順方向に回転する。太陽ギヤ
9が順方向に回転すると、遊星ギヤ10が、4段ギヤで
あるレンズ切換ギヤAllの入力ギヤIlaとかみ合っ
て回転を伝えるため、レンズ切換ギヤAllも順方向に
回転する。レンズ切換ギヤAllにはレンズ状態検出手
段12が設けられており、レンズ切換ギヤA11カ月回
転する間に、3つの状態を表わす信号がレンズ状態検出
手段12より出力される。
第5図(a)に本実施例のレンズ状態検出手段12の一
要素であるパターン基[12aのパターン図を示す。レ
ンズ状態検出手段12は、レンズ切換ギヤA11に固定
された切片12bがパターン基板12a上を摺動するこ
とより、パターン!(12−1)とパターン2(12−
2)とをGNDライン(12−0)と導通させることに
より信号を取るものである。レンズ状態検出手段12の
回転角を横軸にとって、GNDライン(12−0)と導
通したときをLo倍信号導通しないときをHi倍信号し
てタイミングチャート化したモデル図を第5図(b)に
示し、上記各レンズパターンと各レンズ状態との関係を
第2表にまとめて示す。
第2表 第5図(b)かられかるように、広角レンズ、望遠レン
ズ、クローズアップレンズの状態信号は約120°ごと
(1周の3等分)に出力され、各状態信号が出力される
区間はレンズが各状態に在る区間よりも狭くされている
ため、各状態信号が出力されているときには必ず撮影レ
ンズはその状態となっている。
クローズアップレンズの状態では第5図(b)に示すよ
うにレンズパターン2(12−2)がLOになる区間を
広くしである。これは後述するレンズ切換動作の広角レ
ンズ状態への復帰動作に関係するが、ここで先に簡単に
説明しておく。もし仮にレンズパターン1(12−1)
とレンズパターン2(12−2)との範囲を全く同じに
設定しておくと、レンズパターン基板12aと切片12
bとの相対位置誤差、パターン基板!2a上のパターン
誤差、切片12bの誤差等により、広角レンズの状態を
示す信号、つまりレンズパターン1(12−1)がLo
の信号、レンズパターン2(12−2)がHiの信号が
出ることも考えられ、誤動作につながるため、クローズ
アップレンズの状態信号の出る区間の両脇に誤動作につ
ながらない望遠レンズの状書信号を出す区間を設けてい
る。
また、各状態信号を出すパターンに幅をもたせであるの
は、レンズ状態検出手段12より信号が出力されてから
モータ7が停止するまでに、ある程度ばらついた時間が
かかり、またモータ停止時にもレンズ状態検出手段から
同じ状態信号が出力されるようにするためである。
以下、第4図を用いてレンズを切換動作を説明する。第
4図(b)、(d)、(D、(h)、(D、(1)は夫
々レンズ前ブロックlの動作を、また、第4図(c) 
、 (e)、 (g) 、(t) 、 (k) 、 (
o+)は夫々レンズ後ブcr−yり2の動作を示す。上
記の様なモータ7の正転によりレンズ切換ギヤAllは
順方向に回転し、レンズ状態検出手段12によりカメラ
マイコン6に望遠信号が出力されると(ステップ510
3,5104)、カメラマイコン6によりモータ7は停
止する(ステップS 105)。このとき、上記レンズ
パターン基板12a上では切片+2bが約120°地点
で停止して、望遠レンズ状態を示している。レンズ切換
ギヤAllとレンズ切換ギヤC14は共に欠歯歯車であ
り、広角レンズの状態(第4図(b)、(c))ではギ
ヤ連結はされていないが、レンズ切換ギヤAllの回転
が始まると、ギヤ部11bがギヤ部14cとかみ合い、
上記レンズ切換ギヤAllとレンズ切換ギヤC14との
かみ合いが始まり(第4図(d)、(e))、両ギヤ部
11bと14cとのかみ合いはモータ7が停止する前に
外れる。ここで、レンズ切換ギヤAllからレンズ切換
ギヤC14にかみ合い回転を伝えるのは、4段ギヤであ
るレンズ切換ギヤAllの第1出力ギヤ部11bである
(第4図(a)参照)。上記レンズ切換ギヤC14が回
転すると、このギヤC14の第1ギヤ部14aとしンズ
前ブロックlのギヤ部1dとのかみ合いにより、レンズ
前ブロックlがレンズ回転軸22回りに回転する。この
レンズ前ブロックlにはスナップスプリングA16によ
る付勢力が働いているが、上記レンズ切換ギヤAllと
レンズ切換ギヤC14とのかみ合いが外れるときには、
その付勢力の方向が反転する程度まで上記レンズ前ブロ
ックlが回転している。従って、上記スナップスプリン
グA16により、レンズ前ブロックlに該ブロックlを
レンズ位置決めB24に押圧固定するような付勢力が働
く。そのため、撮影レンズは望遠レンズの状態へと切換
えられ、レンズ前ブロックlとギヤ部1d、14aを介
して常にギヤ連結されているレンズ切換ギヤC14も第
4図(f)、(g)に示されるような位置に固定される
。また、レンズ切換ギヤC14とレンズ切換ギヤB13
とも第2ギヤ部14bと第1ギヤ部13aを介して常に
ギヤ連結されて第4図(f) 、 (g)で示される位
置に固定される。
次に、広角レンズの状態からクローズアップレンズの状
態への切換動作について説明する。撮影者がクローズア
ップスイッチ4をオン操作すると(ステップ5201)
、望遠レンズの状態への切換動作と同様にカメラマイコ
ン6によりモータ7が正転を開始する(ステップS 2
02)。すると上記広角レンズの状態からクローズアッ
プレンズの状態への切換動作と同様にレンズ切換ギヤA
llが順方向に回転する。今回の場合にはモータ7はレ
ンズ状態検出手段12からクローズアップ信号が出力さ
れるまで回転を続ける。すなわち、上記パターン基板1
2a上を切片12bが摺動して約240°の位置で停止
するまで上記回転が続けられる。
上記広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換動
作と同様にレンズ状態検出手段12から望遠信号が出力
されるまでは、レンズ前ブロック1のみの回転動作が行
なわれ、撮影レンズの主光学系は主光学系B (1b”
)に切換えられる。その後、クローズアップ信号が出力
されるまでの回転では、第4図(h)、(i)に示すよ
うなレンズ切換ギヤAllの第2出力ギヤ部11c及び
レンズ切換ギヤC’ 15の第2ギヤ部15bとのかみ
合い動作によって、レンズ切換ギヤC’ l 5の第1
ギヤ部15aとギヤ部2dでギヤ連結されているレンズ
後ブロック2は上記レンズ切換ギヤC’15の回転によ
り回転する。そして、上記両ギヤ部15a、2dのかみ
合いが外れるときにはスナップスプリングB17により
レンズ後ブロック2はレンズ位置決めB24に抑圧固定
され、第4図(D、(k)に示すような状態、すなわち
レンズ後ブロック2が90”の位置に切換えられた状態
になる。上記両ギヤ部15a、2dのかみ合いが外れて
から微小時間後に、レンズ状態検出手段12よりクロー
ズアップ信号が出力され(ステップ5203.5204
)、モータ7は停止する(ステップS 205)。上記
作動により、レンズ後ブロック2が90°位置に切換え
られるとともに、主光学系B (1b)の撮像素子側に
副光学系C(2c)が挿入されて、クローズアップレン
ズの状態への切換動作が完了する。
撮影レンズを望遠L/レンズ状態に切換えた後に、撮影
者が望遠スイッチ3の操作を中止(オフ)したときの動
作を以下に説明する。すなわち、撮影者が望遠スイッチ
3の操作を中止すると(ステップ5106)、カメラマ
イコン6により、モータ7は正転を始め(ステップ51
07)、レンズ状態検出手段12から広角信号が出力さ
れるまで回転を続ける。この動作のため、前述したレン
ズ状態検出手段12のクローズアップレンズ状態でのパ
ターンの工夫が必要となるのである。上記モータ7が回
転を続けると、レンズ切換ギヤAllは!20゜位置か
ら360°(0°)位置まで順方向に回転するため、前
述したようなレンズ切換ギヤAll及びレンズ切換ギヤ
C’ 15の両ギヤ部11c、15bのかみ合い動作に
よって、撮影レンズがクローズアップレンズの状態に切
換えられる状態(第4図(j)、(k))を経過した後
に、第4図(+)、(m)のレンズ切換ギヤA(11)
の第3出力ギヤ部lid及びレンズ切換ギヤB13の第
2ギヤ部13bのかみ合いにより、レンズ切換ギヤB1
3は逆方向に回転する。そのため、レンズ切換ギヤB1
3とギヤ部13a、14bを介して常にギヤ連結されて
いるしンズ切換ギヤ014は順方向に回転されるため、
該レンズ切換ギヤC14のギヤ部14aとレンズ前ブロ
ック1のギヤ部1dとのかみ合いを介してレンズ前ブロ
ックlは広角レンズから望遠レンズへの切換動作の反対
方向へと回転する。ここでもまた、レンズ切換ギヤAl
lとレンズ切換ギヤB13との両ギヤ部ttd、tab
とのかみ合いが外れると、レンズ前ブロック1はスナッ
プスプリングA16によりレンズ位置決めA23に押圧
固定されることによって位置が固定され、広角レンズの
状態へと戻される。このとき、レンズ状態検出手段12
からは、広角信号が出力されており(ステップ810 
B、S 109)、モータ7は停止した状態となる(ス
テップS 110)。
以上の説明によると、モータ7からの回転力はレンズ切
換ギヤAllとレンズ切換ギヤB13との両ギヤ部11
d、13bのかみ合い動作によってレンズ前ブロックl
の回転にしか及んでないようであるが、本実施例では、
レンズ前ブロックlがクローズアップレンズ状態での位
置から広角レンズ状態での位置まで戻るときには、レン
ズ後ブロック2を押しながら戻るような形状に、レンズ
前ブロックl及びレンズ後ブロック2を構成しているた
め、レンズ後ブロック2も広角レンズの状態へ戻され、
スナップスプリングB17によってレンズ位置決めA2
3に押圧固定され、第4図(b) 、 (c)に示され
るような広角レンズの状態となる。すなわち、第10図
のようにレンズ後ブロック2には立壁2gがあり、該立
壁212は、レンズ前ブロックlの円筒部1にと前後方
向にオーバーラツプしている。従って、レンズ前ブロッ
クlが第4図(Dから第4図(a)、第4図(b)へと
動くに従い、円筒部1にで立壁2Qを押すような格好と
なり、レンズ後ブロック2も第4図(k)から第4図(
Ill)、第4図(e)へと動くのである。
次に、撮影レンズをクローズアップレンズの状態に切換
えた後に、撮影者がクローズアップスイッチ4の操作を
中止(オフ)したときの動作を説明する。撮影者がクロ
ーズアップスイッチ4の操作を中止すると(ステップS
 206)、上記望遠レンズ状態で望遠スイッチ3の操
作を中止したときと同様に、モータ7はレンズ状態検出
手段12より広角信号が出力されるまで正転を続ける(
ステップS 207)。この場合は、上記望遠レンズ状
態で望遠スイッチ4の操作を中止したときと同様なレン
ズ切換ギヤAllの第3出力ギヤlidとレンズ切換ギ
ヤB13のギヤ部13bとのかみ合い動作により、レン
ズ前ブロックl及びレンズ後ブロック2は第4図(b)
 、 (c)に示されるような広角レンズの状態へと戻
され、広角信号出力(ステップ8208.5209)後
、モータ7は停止する(ステップ5210)。
以上、レンズの切換動作について説明してきたが、本実
施例のレンズ切換動作の特徴は、広角レンズ→望遠しン
ズ→クローズアップレンズ→広角レンズの一方向のルー
プ状になっており、モータ7の一方向の回転だけでレン
ズ切換が行なわれることである。
次に、撮影を行う場合の動作について以下に説明する。
まず、撮影者が広角レンズの状態でレリーズスイッチ5
をオンした場合を第11図(c)に基づいて説明する。
撮影者がレリーズスイッチ5をオンすると(ステップ5
301)、カメラマイコン6に信号が入力され、該カメ
ラマイコン6によりモータ7がレンズ切換動作のときと
反対の方向に回転する(ステップ5302X以下逆転と
呼ぶ)。すると、減速ギヤ8を介して太陽ギヤ9が逆方
向に回転し、遊星ギヤ10はレンズ切換ギヤAllから
離れてバリア駆動ギヤ51にかみ合う。そのため、遊星
ギヤ!0からバリア駆動ギヤ51に回転を伝えられて、
バリア駆動ギヤ51が逆方向に回転する。バリア駆動ギ
ヤ51にはバリア状態検出手段52が設けられており、
バリア開位置に対応するバリア駆動ギヤ51の位置でバ
リア開信号をカメラマイコン6に出力することにより(
ステップ8303)、モータ7を停止しくステップ53
04)、バリア開信号発生によって撮影素子25の電荷
蓄積を開始する(ステップ5305a)システムとなっ
ている。電荷蓄積終了(ステップ5305b)後に。
は、再びカメラマイコン6によりモータ7は逆転を開始
しくステップ5306)、バリア駆動ギヤ51も逆方向
に回転し、バリア位置検出手段52からバリア閉位置に
対応するバリア駆動ギヤ51の位置でバリア閉信号が出
力される(ステップ5307)ことによりモータ7は停
止する(ステップ8308)。
以下、レンズバリアの動作を第6図に基づいて簡単に説
明する。第6図(a)はバリア開の状態を、また第6図
(b)はバリア開の状態を表わしたものである。バリア
駆動ギヤ51が第6図(a)で示されている状態のとき
、バリア状態検出手段52からはバリア閉信号が、また
バリア駆動ギヤ51が第6図(b)で示されている状態
のときには、バリア状態検出手段52からはバリア開信
号が出力されている。ここで、以下に第3表に示すよう
に、バリア開信号は、バリアパターンlがLoでバリア
パターン2がHiであることを意味する。また、バリア
閉信号は、バリアパターン1がHiでバリアパターン2
がLoであることを意味する。
第3表 上記バリアの開閉を行うクランク機構をまず説明する。
レンズバリア58は上記各レンズと撮像素子25との間
に介在してレンズから撮像素子25に入る光線を遮断す
るバリア閉位置と、両部材間から退避したバリア開位置
との間で、バリアガイド59の案内により移動する。す
なわち、レンズバリア58の第6図中の下端部の突起5
8aがバリアガイド59の溝内を移動することにより、
レンズバリア58が円滑に上記両位置間で移動する。こ
のレンズバリア58はバリアスプリングB56により常
時バリア閉位置側に付勢される。すなわち、第6図(g
)に示すように、上記バリアスプリング856は実際に
はネジリコイルバネであって、第6図(e)中の矢印方
向にチャージされた上でその一端56aをバリア駆動レ
バーB57の上面の突起57bに、他端56bを固定部
に係止する。
レンズバリア58の第6図中の上端部にはバリア駆動レ
バーB57の一端57dが枢着される。第6図(e)に
示すように、このバリア駆動レバーB57の他端57c
は大略扇形のバリア駆動連結板54の基端部54cに枢
着されるとともに、その中間部の下面に突起57aを有
する。上記バリア駆動連結板54は、その表面のバリア
駆動レバー側に円弧を描くように延びた凹溝54aを備
え、該凹溝54a内に凹溝54aに沿って移動可能に上
記バリア駆動レバーB57の突起57aを嵌合する。上
記バリア駆動連結板54の裏面にはバリア駆動レバーA
53の一端がバリア駆動連結板54の下面の枢着ビン5
4dにより枢着される一方、該バリア駆動レバーA53
の他端は枢着ピン51aにより上記バリア駆動ギヤ51
の上面に枢着される。また、第6図(f)に示すように
、上記バリア駆動レバーB57とバリア駆動連結板54
の枢着軸と同心にバリアスプリングA55の巻線部を嵌
合し、第6図(e)中の矢印のようにチャージされた上
で両端55a、55bでバリア駆動連結板54の突起5
4bと上記バリア駆動レバーB57の突起57aとを挾
みつける。
レリーズスイッチ5のオンによりモータ7が逆転を開始
しくステップ5301.)、バリア駆動ギヤ51が逆方
向に回転されると(ステップ5302)、バリア駆動ギ
ヤ51、バリア駆動レバーA53、バリア駆動連結板5
4の間のクランク機構により、バリア駆動連結板54は
逆方向に回転する。すると、バリアスプリングA55の
両端55a、55b間に突起57a、54bが挾まれる
ことにより、バリア駆動レバーB57もバリア駆動連結
板54と同様に回転するため、レンズバリア58はバリ
アガイド59に規制されながら移動し、第6図(a)か
ら第6図(b)のようなバリア開の状態となり、バリア
状態検出手段52よりバリア開信号がカメラマイコン6
に出力されることでモータ7は停止する(ステップ53
04)。また、このバリア開信号がカメラマイコン6に
出力されることにより撮像素子25の電荷蓄積が開始さ
れる(ステップS 305)。
電荷蓄積開始から終了までの時間は、測光部80での測
光の結果により決定され、カメラマイコン6によって撮
像素子25は制御される。
撮像素子25の電荷蓄積が終了すると、撮像素子より電
荷蓄積終了信号が出力される。すると、カメラマイコン
6によりモータ7は再び逆転を始め(ステップ5306
)、バリア駆動ギヤ5Iも再び逆方向に回転する。ここ
でも、また、バリア駆動ギヤ51、バリア駆動レバーA
53、バリア駆動連結FL54の間のクランク機構によ
りバリア駆動連結板54は順方向に回転する。すると、
バリアスプリングA55によりバリア駆動レバーB57
もバリア駆動連結板54と同様に回転するため、レンズ
バリア58はバリアガイド59に規制されながら閉方向
に移動し、第6図(b)から第6図(a)のようなバリ
ア閉状態となり、バリア状態検出手段52によりバリア
閉信号が出力されることで(ステップ5307)カメラ
マイコン6によりモータ7は停止する(ステップ830
B)。
撮影者が手で無理にレンズを開こうとしたときなど、レ
ンズバリア閉状態で外部からレンズバリア58を開こう
とする力が加わったときの動作は、第6図(c)のよう
に、バリア駆動ギヤ51と遊星ギヤ!0がかみ合ってい
る場合と、第6図(d)のようにバリア駆動ギヤ51と
遊星そ10がかみ合っていない場合の2つの場合に分け
られる。
まず、第6図(c)のように、バリア駆動ギヤ5!が遊
星ギヤIOとかみ合っている場合には、ギヤ連結がモー
タ7までつながっているため、バリア駆動ギヤ51は回
転せず、従って、バリア駆動レバーA53及びバリア駆
動連結板54も固定されたままである。レンズバリア5
8を外力により開くと、レンズバリア58の動きによっ
てバリア駆動し)<−B57の位置も変化する。このこ
とにより、バリア駆動連結板54とバリア駆動レバーB
57の相対関係が変化するため、バリアスプリングA5
5によってこの両者をばね結合して、破壊を防いでいる
。この状態では、枢着ビン54dと突起57aとに夫々
端部が係止された上記バリアスプリングA55のチャー
ジされている。よって、外力が無くなるとレンズ駆動レ
バーB 57 !;i、上記バリアスプリングA55及
びバリアスプリングB56の各付勢力によって閉位置に
戻され、レンズバリア58も閉状態に戻される。
一方、バリア駆動ギヤ51と遊星ギヤ12がかみ合って
いない場合には、第6図(d)のように、バリアを開こ
うとする外力によって、レンズバリア58、バリア駆動
レバーB57だけでなく、バリア駆動連結板54、バリ
ア駆動レバー33、バリア駆動ギヤ51までも位置変化
する。この外力によりバリアスプリングB56かチャー
ジされているため、外力が無くなるとバリアスプリング
B56の付勢力によって、レンズ駆動レバーB57は閉
位置に戻され、それによって、レンズバリア58も閉状
態に、また、バリア駆動連結板54、バリア駆動レバー
A53、バリア駆動ギヤ51も閉状態に戻される。
以上の動作は撮影者が広角レンズの状態でレリーズスッ
チ5をオンした場合についてであるが、望遠レンズの状
態で撮影者がレリーズスイッチ5をオンした場合には以
下のように作動する。すなわち、レリーズスイッチ5の
オンにより(ステップ5301)、カメラマイコン6が
モータ7を逆転させ(ステップ5302)、レンズバリ
ア58を開き(ステップ5303)、露光終了後に再び
カメラマイコン6がモータ7を逆転させてレンズバリア
58を閉じるまでの動作は広角レンズの状態でレリーズ
スイッチ5をオンした場合と全く同じである(ステップ
5304〜5308)。バリア状態検出手段52により
、カメラマイコン6にバリア閉信号が入力された時点で
は、レンズ状態検出手段52の信号が望遠信号となって
いる(ステップ5309)ため、カメラマイコン6によ
りモータ7は正転を始める(ステップ5311)。ここ
から先の動作は、前述した望遠レンズの状態で撮影者が
望遠スイッチの操作を中止した場合と同様な動作が行な
われ、撮影レンズは広角レンズの状態へと戻される。
また、クローズアップレンズの状態で、撮影者がレリー
ズスイッチ5をオンした場合にもレリーズスイッチ5の
オンにより(ステップ5301)、カメラマイコン6が
モータ7を逆転させ(ステップ5302)、レンズバリ
ア58を開き(ステップ5303)、露光終了後に再び
カメラマイコン6がモータ7を逆転させて(ステップ8
304〜8306)、レンズバリア58を閉じる(ステ
ップ5307.8308)までの動作は広角レンズの状
態でレリーズスイッチ5をオンした場合と全く同じであ
る。バリア状態検出手段52によりカメラマイコン6に
バリア閉信号が入力された時点では、レンズ状態検出手
段52の信号がクローズアップ信号となっている(ステ
ップ53Q9.5310)ため、カメラマイコン6に上
りモータ7は正転を始める(ス゛テップS31 t)。
ここから先の動作は、前述したクローズアップレンズの
状態で撮影者がクローズアップスイッチの操作を中止し
た場合と同様な動作が行なわれ、撮影レンズは広角レン
ズの状態へと戻される。
以上、撮影時のレンズバリア、撮影レンズの動作を説明
したが、バリア状態検出手段52からバリア閉信号が出
力された時点で、レンズ状態検出手段12から広角信号
以外の信号(望遠信号、クローズアップ信号、切換中の
信号)が出力されていると(ステップ5309.531
0)、カメラマイコン6によりモータ7は正転され(ス
テップ5311)、撮影レンズはレンズ状態検出手段!
2より広角信号が出力されるまで動作するようになって
いるのである(ステップ5312〜5314)。
以上、各動作を行う機構において、第7図(a)のよう
な欠歯歯車201及び■102同士のかみ合いによるレ
ンズ切換動作について述へてきたが、上記両歯車101
,102がもし、第7図(a)の様な歯の形状だと相方
の歯車共、最初に衝突する歯には、通常の歯車と異なり
、衝撃力が加わるため、強度が必要となってくる。その
ため、第7図(b)のように各歯車101,102に肉
盛りをする方が安全である。
すなわち、駆動側歯車1101の第1歯101bの該第
1歯101bと第2歯101cとの間に斜線部で示すよ
うな肉盛り部101aを形成する。
一方、上記被駆動側歯車■!02の上記肉盛り部101
aに対応する部分、すなわち被駆動側歯車1102の第
2歯102cの先端に上記肉盛り部101aに対応して
切り欠かれた切欠部102dを形成する。よって、両歯
車101.102がかみ合うとき、上記切欠部102d
と肉盛り部IQ1aとが対向するようにかみ合うため、
かみ合わせに何隻負荷がかからず、駆動側歯車(101
の第1歯t o tbが被駆動側歯車■102の第2歯
102cに無理な(かみ合うことができる。また、第7
図(b)中の被駆動側歯車■102の第1歯102bの
第2歯102cとは反対側に、斜線部のように他の機構
部品と干渉しないようにある程度自由な肉盛り部102
8を形成することも可能である。
この部分には、駆動側歯車Itoiの第1歯101bと
かみ合うことがない。このように肉盛り部101a、1
02aを各歯車101,102に形成することにより、
衝撃力の加わる駆動側歯車11011被駆動側歯車l1
102の各第1歯101b102bにも十分な強度を持
たせることが可能となる。
次に、これまで述べてきたレンズ切換動作と同時に行な
われるファインダー切換動作について説明する。ファイ
ンダー光学系は撮影レンズが望遠レンズのときが標準状
態となっており、撮影光学系が広角レンズの状態になっ
ているときには、ファインダー主光学系の被写体側に広
角コン副光学系ブロック41が、また撮影光学系がクロ
ーズアップのときにはファインダー主光学系の被写体側
に、パララックスを減少させるためのクサビレンズブロ
ック45が挿入されるようになっている。以下、その動
作について説明する。
第8図(a)〜(r)は撮影レンズの3状態におけるフ
ァインダー切換動作の様子を示した図であり、第8図(
a) 、 (b)が広角レンズの状態、第8図(C) 
、 (d)が望遠レンズの状態、第8図(e)、(f)
がクローズアップレンズの状態を示している。図の簡略
化のため、第8図(a) 、 (c) 、 (e)はレ
ンズ前ブロックlと広角コン副光学系ブロック41の動
作を、また第8図(b)、 (d)、 CDは後ブロッ
ク2とクサビレンズブロック45の動作を示している。
第8図(g)〜(i)は上記切換動作を行う機構を示す
。図において、上記広角コン副光学系ブロック41の円
筒部41aは、同軸にクサビレンズブロック45の円筒
部45aと、広角コンギヤ42の円筒部42bとクサビ
ギヤ46の円筒部46aとが枢着されている。上記広角
コンスプリング43とクサビスプリング47は、上記広
角コン副光学系ブロック41とクサビレンズブロック4
5との間に配置されている。上記広角コンスプリング4
3は、第8図(h)に示すように、その巻線部が広角コ
ン副光学系ブロック41の円筒aB41aに嵌合され、
かつ、両端43a、43bが矢印方向にチャージさりた
上でその間に広角コン副光学系ブロック41の突出部4
1bと広角コンギヤ42の突起42aとを挾み込んでい
る。また、上記クサビスプリング47は、第8図(i)
に示すように、その巻線部がクサビレンズブロック45
の円筒部45aに嵌合され、がっ、両端47a、47b
が矢印方向にチャージされた上でその間にクサビレンズ
ブロック45の突出部45bとクサビギヤ46の突起4
6aとを挾み込んでいる。
まず、広角コン副光学系ブロック41の動作について説
明する。レンズ前ブロックlが第8図(a)のような位
置にあるときには、レンズ前ブロックlのギヤ部1eと
広角コンギヤ42とはかみ合っており、広角コン副光学
系ブロック41と広角コンギヤ42との間は、広角コン
スプリング43によりバネ連結されているため、広角コ
ンスプリング43がチャージされた状態で、広角コンス
トッパーA(44a)にコン副光学系41が押圧されて
固定されている。
この状態でレンズ前ブロックlが回転するとき、レンズ
前ブロック■のギヤ部!eと広角コンギヤ42とは最初
かみ合っているので広角コンギヤ42は回転するが、レ
ンズ前ブロックlのギヤ部leの最後の歯がかみ合いを
終了すると、広角コンギヤ42の最後のギヤは、レンズ
前ブロック!のカム部1fに沿って滑ることで逆行する
ことなくその回転したままの位置を維持し、第8図(c
)や(e)のような位置までレンズ前ブロックlが回転
すると、レンズ前ブロックIの押し付は爪部1hで広角
コンギヤ42の一端が押圧されることによって広角コン
スプリング43がチャージされ、広角コン副光学系ブロ
ック41を広角コンストッパーB(44b)に押圧固定
し、ファインダー光路(光路中心Y)の外へと退避させ
る。
次に、クサビレンズブロック45の動作について説明す
る。レンズ後ブロック2が第8図(b)や(d)のよう
な位置にあるときには、上述した広角コン副光学系ブロ
ック41の第8図(c)や(e)の状態のときと同様の
機構でレンズ後ブロック2の押しつけ爪部2hで、クサ
ビギヤ46の一端が押圧されることによって、クサビス
プリング47がチャージされ、クサビレンズブロック4
5をクサビストッパーB(48b)に押圧固定し、ファ
インダー光路外へ退避させている。そして、レンズ後ブ
ロック2が回転すると、クサビギヤ46の最初の歯は、
レンズ後ブロック2のカム部2fに沿って滑り、レンズ
後ブロック2のギヤ部2eの最初の歯からかみ合いを開
始し、クサビギヤ46の最後の歯がレンズ後ブロック2
のギヤN2eにかみ合った状態でクサビレンズブロック
45をクサビストッパーA(48a)にクサビスプリン
グ47のチャージによって押圧し、ファインダー光路中
に挿入して位置出しを行なうようにしている。
本実施例においては、クローズアップレンズ状態におけ
るバララックスの補正にクサビレンズを用いているが、
クサビレンズの代わりに別の視野枠をファインダー光路
中に挿入する方法でも同様の効果は得られる。
以上、説明してきたようなレンズ切換機構だけでは、広
角レンズ、望遠レンズ、クローズアップレンズの各状態
において、レンズ切換ギヤAllとレンズ切換ギヤB1
3との間にギヤ連結が無くなっているため、レンズ前ブ
ロック1及びレンズ後ブロック2は夫々スナップスプリ
ングA16、スナップスプリングBI7の押圧力量のみ
で、位置を維持しており、カメラに衝撃荷重等が作用す
ると他の状態へと切換わってしまうことが考えられる。
そこで、本実施例では、外力による撮影レンズの切換り
を防止するため、第9図中に示された切換防止爪A18
及び切換防止爪B20を設けている。以下、この切換防
止爪A1Bの動作を例にとって説明する。
上記切換防止爪A1Bは第9図(e)に示すように回転
軸A(18a)に回動自在に軸支されており、通常の状
態では、切換防止スプリングA19により、第9図(a
) 、 (b)に示されるようにレンズ前ブロックl及
びレンズ後ブロック2の回動を防げない位置に退避した
状態で維持されている。なお、簡略化のためレンズ後ブ
ロック2は図示していない。
レンズ前ブロックlルンズ後ブロック2の少なくともど
ちらか一方が0°位置にある場合、つまり広角レンズか
望遠レンズの状態のとき、レンズ前ブロック1及びレン
ズ後ブロック2を順方向に回転させるような外力による
慣性力が上記ブロック1.2に作用したとすると、第9
図(a)に示すように、切換防止爪A18の重心と回転
軸A((8a)とを結ぶ直線ZIと、レンズ前ブロック
Iが0゜位置にあるときの重心1gとレンズ回転軸22
とを結ぶ直線Z、が略平行になるように重量バランス調
整がされているため、切換防止爪AI8にも順方向に回
転するような慣性力が作用する。上記切換防止スプリン
グA19による切換防止爪A!8の押圧力量と、スナッ
プスプリングA16によるレンズ前ブロック1の押圧力
量と、スナップスプリングB17によるレンズ後ブロッ
ク2の押圧力量は、切換防止爪A18、レンズ前ブロッ
クlルンズ後ブロック2の重量比にほぼ等しく設定して
いるため、レンズ前ブロック1及びレンズ後ブロック2
が回転を始めるような慣性力がかかると切換防止爪A1
Bも回転し、上記切換防止爪A18がレンズ前ブロック
l及びレンズ後ブロック2の回転軌跡中に入りこみ、両
レンズブロック1゜2に設けられた爪部1i、2i(第
8図(b)参照)と引っ掛かることにより両レンズブロ
ック1.2の回動が防げられる(第9図(c)参照)。
この慣性力は瞬間的なものであり、この慣性力が消失す
ると、切換防止スプリングA19、スナップスプリング
A16及びスナップスプリングB17により、切換防止
爪A1B、レンズ前ブロック1及びレンズ後ブロック2
は通常の位置に戻される(第9図(a)参照)。
第9図(e)に示された切換防止爪B20も、レンズ前
ブロックlルンズ後ブロック2と、重心と回転軸の位置
、スプリングの力量を切換防止爪A1Bと同じ様に設定
しであるため、切換防止爪A18と同様な動作をする(
第9図(b)、(d))。なお、図中、Z3は切換防止
爪B20の重心と回転軸20aとを結ぶ直線であり、l
j、2j(第8図(b)参照)は切換防止爪B20が引
っ掛かる爪部である。
さらに、本実施例では、レンズ切換動作中に外力により
慣性力がかかり、切換防止爪A1B及び切換防止爪B2
0がレンズ前ブロックlルンズ後ブロック2をロックし
てしまった場合には、モータ7が回転し続けることによ
ってモータ及びギヤ列が破壊してしまうことが考えられ
るため、減速ギヤ8の部分にすべり機構を設けて上記ギ
ヤ列の破壊を防いでいる。
また、本実施例では、撮影レンズ系が、レンズ前ブロッ
ク1、レンズ後ブロック2に分割されており、各々独立
して動作するため撮影光路中に迷光が入る恐れがある。
このため、第1θ図に示すようにレンズ前ブロック1及
びレンズ後ブロック2に、迷光を遮断するために円弧形
状に突出した迷光防止壁を設けている。すなわち、レン
ズ前ブロックlのレンズ後ブロック2に対向する面H,
(第4図(a)参照)に、主光学系!aを囲む円環状第
1迷光防止壁1kを前後方向沿いに突出させて形成する
とともに、該第1迷光防止壁1によりレンズ後ブロック
2の回転軸回りに円弧状に延び出た2つの第2迷光防止
壁112,1mを前後方向沿いに突出させて形成する。
また、レンズ後ブロック2のレンズ前ブロック!に対向
する面H1(第4図(a)参照)に、副光学系2cを囲
む円環状第3迷光防止壁2kを前後方向沿いに突出させ
て形成するとともに、該第3迷光防止壁2により延び出
てかつ上記2つの第2迷光防止壁IL1m間を常時閉塞
する第4迷光防止壁2Qを前後方向沿いに突出させて形
成する。このような迷光防止壁を設けることにより、副
光学系2Cが上記レンズ後ブロック2の回転により主光
学系18等の撮像面側より退避しているときでも、上記
第4迷光防止壁212が上記第2迷光防止壁1(!、I
n+間を閉塞するので、迷光がカメラ内に入り込むこと
が効果的に防止することができる。よって、広角レンズ
(第10図(a))、望遠レンズ(第10図(b))、
クローズアップ(第10図(C))レンズの各状態、及
び切換途中においても迷光を防止することができる。
上記実施例によれば、上記撮影レンズの被写体側に上記
レンズバリア58を備え、上記レリーズスイッチ5のオ
ン信号により第6図に示されたレンズバリア開閉駆動手
段を駆動して上記レンズバリア58を開き、撮影を行う
。上記レンズバリア58の開状態を表す信号が上記レン
ズバリア状態検出手段52から出力されると、撮像素子
内に内蔵された撮像索子制御手段の制御により上記撮像
素子25の電荷蓄積が開始され、電荷蓄積が終了すると
、上記制御手段より電荷蓄積終了信号が出力されて、上
記駆動手段の駆動により上記レンズバリア58が閉じら
れる。従って、レンズバリア58は撮影時のみ開き、非
撮影時には閉じられているので、絞りやシャッタ羽根が
カメラ本体に無い場合でも、レンズバリア58により撮
影レンズとともに撮像素子25が覆われることにより、
強力な外光が撮像素子25に当たらないようにすること
ができる。よって、上記外光による撮像素子25の焼き
付きを効果的に防止することができる。
また、レンズバリア58により非撮影時には上記撮影レ
ンズも覆われるため、撮影レンズを保護することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は夫々本発明の一実施例にかかる
カメラの変倍機構を備えた電子スチルカメラの平面図、
正面図、底面図、左側面図及び右側面図、第1図(f)
は上記スチルカメラ内に備えられる駆動システムを示す
説明図、第2図(a)〜(c)は夫々広角レンズ、望遠
レンズ及びクローズアップレンズの状態を示す説明図、
第3図は各レンズでの撮影可能距離及び人物を撮影した
場合の画面比を示す図、第4図(a)はレンズ切換駆動
機構を示す要部断面図、第4図(b)、(d)、(f)
、(h)、(j)、(1)!;!夫々レンズ前ブロック
の動作を示す説明図、第4図(c)、(e)、(g)、
(i)、(k)、(m)は夫々レンズ後ブロックの動作
を示す説明図、第5図(a)はレンズ状態検出手段のパ
ターン基板のパターン図、第5図(b)は上記パターン
基板と切片とより生ずる信号を示すタイミングチャート
図、第6図(a)〜(d)は夫々バリア開閉動作を示す
説明図、第6図(e)〜(g)は夫々バリア開閉機構の
説明図、第7図(a) 、 (b)は夫々欠歯歯車の正
面図及び該歯車に肉盛り部を形成した場合の正面図、第
8図(a) 、 (b)は夫々広角レンズにおけるファ
インダー切換動作の説明図、第8図(c) 、 (d)
は夫々望遠レンズにおけるファインダー切換動作の説明
図、第8図(e)、(Dは夫々クローズアップレンズに
おけるファインダー切換動作の説明図、第8図(g)〜
(i)は夫々ファインダー切換動作を行う機構の説明図
、第9図(a)〜(d)は夫々切換防止機構の動作を示
す説明図、第9図(e)は切換防止スプリングの取付状
態を示す斜視図、第1θ図(a)〜(c)は夫々迷光遮
断機構を示す説明図、第1!図(a) 、 (b)は夫
々レンズの切換動作のフローチャート、第11図(c)
はバリア開閉動作のフローチャートである。 !・・・レンズ前ブロック、la、lb・・・主光学系
、1 k、 I Q、 I II・・・迷光防止壁、2
・・・レンズ後ブロック、2c・・・副光学系、2に、
212・・・迷光防止壁、3・・・望遠スイッチ、4・
・クローズアップスイッチ、5レリーズスイツチ、6・
・・カメラマイコン、7・・・モータ、訃・・減速ギヤ
、9・・・太陽ギヤ、10・・遊星ギヤ、11・・・レ
ンズ切換ギヤA112・・・レンズ状態検出手段、13
・・・レンズ切換ギヤB、14・・・レンズ切換ギヤC
S 15・・・レンズ切換ギヤC′、16・・・スナッ
プスプリングA、17・・・スナップスプリングB、I
訃・・切換防止爪A119・・・切換防止スプリングA
l2O・・切損防止爪B、21・・切換防止スプリング
B122・・・レンズ回転軸、23・・・レンズ位置決
めA124・・・レンズ位置決めB125・・・撮像素
子、40・・・ファインダ一部、41・・・広角コン副
光学系ブロック、42・・・広角コンギヤ、43・・・
広角コンスプリング、44・・・広角コンストッパー、
45・・・クサビレンズブロック、46・・・クサビギ
ヤ、47・・・クサビスプリング、48・・・クサビス
トッパー、51・・・バリア駆動ギヤ、52・・・バリ
ア状態検出手段、53・・・バリア駆動レバー、54・
・・バリア駆動連結板、55・・・バリアスプリングA
156・・・バリアスプリングB157・・・バリア駆
動レバーB158・・・レンズバリア、59・・・バリ
アガイド、70・・・フラッシュ、7I・・・直流電源
、80・・測光部、90・・・メインスイッチ、!01
・・・駆動側歯車r、  101a、I O2a−肉盛
り部、101b。 102 b・・・第1歯、1O1c、102cm第2歯
、102・・・被駆動側歯車■、102d・・・切欠部
。 特許出願人 ミノルタカメラ株式会社 代理人 弁理士 青白 葆 ほか2名 第111A(c) 図(d) 第1図(el 図(0) 第1図(b) 宵2図(C) 第4図(t+3 第4図(C) 第4図(dl 第4図(el 第4図(fl 第4図【9) 第4図(jl 第4図(k) N4図(h) 第4図(il 第4図(j) 第4図(m+ 第6図(b) 第6図(C) 第6図(d) 第81!it!(C) M8図(d) 第8ffl(a) 第8図(b) 九 第Elf!I(9) 第9図(e) J9..2J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズの被写体側に備えられたレンズバリア
    (58)と、 電荷蓄積時間の変更が可能な撮像素子(25)と、上記
    レンズバリア(58)の開閉状態を検出して該レンズバ
    リア(25)の開閉状態を表す信号を出力するレンズバ
    リア状態検出手段(25)と、 撮影動作を開始させるレリーズスイッチ(5)と、上記
    検出手段(25)からレンズバリア開信号が出力された
    とき上記撮像素子(25)の電荷蓄積を開始する一方、
    上記撮像素子(25)の電荷蓄積終了により電荷蓄積終
    了信号を出力する撮像素子制御手段と、 上記レリーズスイッチ(5)のオン信号により上記レン
    ズバリア(58)を開駆動するとともに、上記制御手段
    からの電荷蓄積終了信号により上記レンズバリア(58
    )を閉駆動するレンズバリア開閉駆動手段とを備えるよ
    うにしたことを特徴とする電子カメラの撮像装置。
  2. (2)上記撮像素子(25)の電荷蓄積時間を決定する
    測光手段(80)を備えた請求項1記載の電子カメラの
    撮像装置。
JP1073139A 1989-02-15 1989-03-24 電子カメラの撮像装置 Pending JPH02251830A (ja)

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US07/779,141 US5274410A (en) 1989-02-15 1991-10-21 Camera having a lens barrier which is opened only during photographing

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JP1073139A JPH02251830A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 電子カメラの撮像装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108397A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Canon Inc バリア装置、レンズ鏡筒、及び撮像装置
JP2007248665A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nidec Copal Corp レンズバリヤ装置

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