JPH02234143A - 回転防止機構 - Google Patents

回転防止機構

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Publication number
JPH02234143A
JPH02234143A JP1055386A JP5538689A JPH02234143A JP H02234143 A JPH02234143 A JP H02234143A JP 1055386 A JP1055386 A JP 1055386A JP 5538689 A JP5538689 A JP 5538689A JP H02234143 A JPH02234143 A JP H02234143A
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JP
Japan
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lens
rotation
gear
barrier
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP1055386A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kuwata
桑田 淳
Masaru Shintani
大 新谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 駁1上包秤肚匁吐 本発明は、回転体がバネ部材により所定位置に保持され
ているとき、外力の作用に基づく慣性力により、上記回
転体が他の位置まで回転するのを効果的に防止する回転
防止機構に関する。
従来の技術 従来、この種の回転防止機構は種々の構造のものが考え
られている。例えば、光学機器の変倍機構においては、
光学系を保持する光学系保持部材がその回転中心回りに
回転して、光学系を光路の内外の所定の位置に位置させ
るようにしたものがある。この光学系の所定の位置にお
いては、上記光学系保持部材を保持するため、バネ部材
を設けて、上記保持部材を上記バネ部材の付勢力により
上記光学系を上記所定位置に保持するように付勢するこ
とにより、上記保持部材の回転を防止するようにするこ
とが考えられる。
.明が 決しようとする 題 しかしながら、上記構造のものでは、上記光学系保持部
材を所定位置に保持する力は、上記バネ1号材の付勢力
だけであるため、上記光学機器に衝撃力等が作用すると
、上記光学系保持部材が衝撃力に基づく慣性力によりそ
の回転軸回りに簡単に回転して、光学系が所定位置から
他の位置に移動してしまい、光学系の光軸がずれたり、
別の光学系に切り換わってしまうことがあるといった問
題がある。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、慣性力により回転体が回転してしまうのを効果的
に防止できる回転防止機構を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、回転体に外力が
作用したとき、回転防止部材が上記外力に基づく慣性力
で回転して、上記回転体の回転を効果的に防止できるよ
うに構成した。すなわち、重心が回転中心と異なる回転
体と、上記回転体を所定位置に付勢する第1バネ部材と
、重心が回転中心と異なり、かつ、その回転軌跡が上記
回転体の回転軌跡内に入り込む回転防止部材と、上記回
転防止部材を上記回転体の回転軌跡から退避させる方向
に付勢する第2バネ部材とを備えて、上記回転体が上記
所定位置から他の位置に向けて回転させる外力を受けた
とき、該外力に基づく慣性力により上記回転防止部材が
その回転中心回りに回転して上記回転体の回転軌跡内に
入り込み、上記回転体が上記所定位置から上記他の位置
まで回転するのを防止するように構成した。
上記構成においては、上記回転体の重心と回転中心とを
結ぶ線分と、上記回転防止部材の重心と回転中心とを結
ぶ線分とが大略平行に構成することもできる。
また、上記構成においては、上記回転防止郎材は、上記
回転体より小さな外力にもとづく慣性力でその回転中心
回りに回転して、上記回転体の回転軌跡内に入り込んで
、上記回転体の回転を防止するように構成することもで
きる。
もに、各位置に対応して上記回転防止部材を備えるよう
に構成することもできる。
さらに、上記構成においては、上記各回転体はレンズを
保持するレンズ保持部材であるように構成することもで
きる。
発明の作用・効果 上記構成においては、回転防止部材の重心と回・転中心
とを異なら仕たので、上記回転体を上記所定位置から他
の位置に向けて回転させるような外力が上記回転体に作
用すると、上記外力に基づく慣性力により上記回転防止
部材がその回転中心回りに回転して上記回転体の回転軌
跡内に入り込む。
従って、上記回転体が、上記外力に基づく慣性力により
上記所定位置から上記他の位置まで回転しようとしても
、上記回転防止部材が上記回転体の回転軌跡内に位置す
るので、回転体の回転を効果的に防止することができる
また、上記回転体の重心と回転中心とを結ぶ線分と、上
記回転防止部材の重心と回転中心とを結ぶ線分とが大略
平行に構成するようにすれば、上記回転体が外力に基づ
く慣性力により回転し始めると、上記回転防止部材も上
記慣性力により回転し始め、上記回転体の回転をより確
実に防止することができる。
また、上記回転体が、スナップスプリングで2位置に夫
々保持されるとともに、各位置に対応して上記回転防止
部材を備えるように構成すれば、各位置で上記回転体の
回転防止を効果的に行うことができる。
さらに、上記各回転体はレンズを保持するレンズ保持部
材であるように構成すれば、外力による撮影レンズの切
換わりを効果的に防止することができる。
及鼻鯉 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜!■図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかる回転防止機構を備えた電子スチルカメ
ラについて説明する。
第1図(a)〜(e)に本発明の一実施例である電子ス
チルカメラの外観図を示す。第【図(c)に示すように
、カメラ萌而には、フラッシュ70、測光郎80、ファ
インダー郎40、また普通の状態ではレンズバリア58
の見えているレンズ開口部が配置されている。第1図(
b)に示すように、カメラの上面にはレリーズスイッヂ
5、レンズ切換のための望遠スイッヂ3、クローズアッ
プスイッチ4が配置されている。また、第1図(a)に
示すように、カメラの後面には、TL源をオンまたはオ
フするメインスイッチ90が配置されている。カメラ内
には、レンズバリア58の後方に撮影レンズ系を介して
撮像素子25が配置され、撮像素子25で撮影された画
像は映像処理をされた後、デッキ郎80によってカメラ
にセットされたフロッピーディスクに記録される。
第1 図(4)に本実施例の上記カメラのンステム図を
示す。なお、この図においては後述するレンズバリア駆
動部及びレンズ後ブロック2は簡略化のため省略する。
本実施例の撮影レンズ系は、2つの主光学系A(Ia)
.B(Ib)を保持するレンズ前ブロック1と、主光学
系[3(lb)が撮影光路中(光路中心X)にあるとき
に主光学系B ( 1 b)の撮像素子25側の位置に
挿脱される副光学系C(2c)を保持するレンズ後ブロ
ック2とから成っている。
この2つのブロック1.2はレンズ回転軸22に90”
の範囲で回転可能に支持されており、両ブロック!,2
ともスナップスプリングl 6.1 7によりO゜か9
0”の位置に抑圧固定される。
第1表に示すように、本実施例の撮影光学系はレンズ前
ブロックl及びレンズ後ブロック2の位置により3W類
の異なる撮影レンズとして用いられる。第2図は撮影光
学系の各々の状態での様子をモデル的に表わした図で、
第2図(a)は広角レンズの状態、第2図(b)は望遠
レンズの状態、第2図(c)はクローズアップレンズの
状態を示す。
(以下余白) 第1表 本実施例においては、各々の3つの状態で撮影レンズは
固定焦点であり、広角レンズはr 9 / F3.5、
望遠レンズはf20/I冫3.5、クローズアップレン
ズはr2 0/F I 6である。クローズアップレン
ズでのFナンバーを大きくしているのは、被写界深度を
広くするためであり、撮影可能な距#(焦点の合う距離
)が近距離であるため、照度不足のときにはフラッシュ
を発光させて撮影を行なうようにしている。第3図に、
各レンズでの撮彰可能距離及び人物を撮影した場合の画
面比を表わす。
本実施例では、撮影レンズが広角レンズの状態を標準状
襲としているため、変倍のための操作部材として望遠ス
イッチ3とクローズアップスイッチ4の2つの操作部材
を設けている。これらの操作スイッチを操作すると、広
角レンズの状聾から、各々の状飾へと撮影レンズの切換
えが行なわれ、操作スイッチ3.4の操作を中止すると
再び広角レンズの状態へと復帰する。
また、撮影レンズが望遠レンズやクローズアップレンズ
の状態でレリーズスイッチ5をオンして撮影を行なう場
合には、露光終了後、自動的に広角レンズの状態へ復帰
する。
また、後述するレンズバリア58(第6図参照)は撮像
素子25の焼付き防止のため、レリーズスイッチ5のオ
ン操作で開き、露光終了後に閉じる。
すなわち、本実施例では撮像素子25として、電待蓄積
開始と電荷蓄積終了を制御することができる撮像素子を
用いており、絞りなどの光量調整手段無しでも蓄積時間
を変えることにより適正露出に調節することができるた
め、絞りを備えていない。そのためにレンズバリア58
が常時開いていると、強力な外光が入射した場合に撮像
素子25の焼付きが起こるため、露光時のみレンズバリ
ア58を開くようにしている。
さて、広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換
え動作について説明する(第1図(『)及び第4図参[
).本文中のステップ番号は第11図のフローチャート
図のステップ番号である。第11図(a)に示すように
、撮影者が望遠スイッチ3をオン操作すると(ステップ
S l 0 1)、カメラマイコン6によりモータ7が
正転を始める(ステップSI02)。ここで、本実施例
中及び図中でのモータ7にはウォームギャ7aが取り付
けられており、ウ中一ムホイールである減速ギャ8を図
中の矢印方向に回転させる方向をモータ7の正転、反対
方向をモータ7の逆転と表わすことにする。
また、モータ7以外の歯車列及び回転体では時計回りを
順方向、反時計回りを逆方向を表わすことにする。上記
ステップS+02で上記モータ77>(正転すると、減
速ギャ8を介して太陽ギャ9が順方向に回転する。太陽
ギャ9が順方向に回転すると、遊星ギヤ10が、4段ギ
ヤであるレンズ切換ギヤAllの入力ギャllaとかみ
合って回転を伝えるため、レンズ切換ギヤAllも順方
向に回転する。レンズ切換ギヤAllにはレンズ状態検
出手段l2が設けられており、レンズ切換ギャA2が1
回転する間に、3つの状態を表わす信号がレンズ状態検
出手段!2より出力される。
第5図(a)に本実施例のレンズ状態検出手段星2の一
要素であるパターン基板12aのパターン図を示す。レ
ンズ状態検出手段12は、レンズ切換ギヤAllに固定
された切片12bがパターン基板12a上を摺動するこ
とより、パターンl(12−1)とパターン2(+ 2
−2)とをGNDライン(1 2−0)と導通させるこ
とにより信号を取るものである。レンズ状態検出手段l
2の回転角を横軸にとって、GNDライン(1 2−0
)と導通したときをLo信号、導通しないときをHi信
号としてタイミングチャート化したモデル図を第5図(
b)に示し、上記各レンズパターンと各レンズ状態との
関係を第2表にまとめて示す。
第2表 第5図(b)からわかるように、広角レンズ、望遠レン
ズ、クローズアップレンズの状態信号は約120” ご
と(1周の3等分)に出力され、各状態信号が出力され
る区間はレンズが各状態に在る区間よりも狭くされてい
るため、各状聾信号が出力されているときには必ず撮影
レンズはその状態となっている。
クローズアップレンズの状態では第5図(b)に示すよ
うにレンズパターン2(1 2−2)がLoになる区間
を広くしてある。これは後述するレンズ切換動作の広角
レンズ状態への復帰動作に関係するが、ここで先に簡単
に説明しておく。もし仮にレンズパターンl(12−1
)とレンズパターン2(12−2)との範囲を全く同じ
に設定しておくと、レンズパターン基板12aと切片1
2bとの相対位置誤差、パターン基板+2a上のパター
ン誤差、切片12bの誤差等により、広角レンズの状態
を示す信号、つまりレンズパターンl(12−1)がL
oの信号、レンズパターン2(}2−2)がHiの信号
が出ることら考えられ、誤動作につながるため、クロー
ズアップレンズの状態信号の出る区間の両脇に誤動作に
つながらない望遠レンズの状態信号を出す区間を設けて
いる。
また、各状態信号を出すパターンに幅をもたせてあるの
は、レンズ状態検出手段12より信号が出力されてから
モータ7が停止するまでに、ある程度ばらついた時間が
かかり、またモータ停止時にもレンズ状憇検出手段から
同じ状懇信号が出力されるようにするためである。
以下、第4図を用いてレンズを切換動作を説明する。第
4図(b),(d).(f).(h).(D,(1)は
夫々レンズ訂ブaツクlの動作を、また、第4図(c)
 , (e).(g).(i).(k).(s)は夫々
レンズ後ブロック2の動作を示す。上記の様なモータ7
の正転によりレンズ切換ギヤAllは順方向に回転し、
レンズ状態検出手段l2によりカメラマイコン6に望遠
信号が出力されると(ステップS103.Sl04)、
カメラマイコン6によりモータ7は停止する(ステップ
SI05)。このとき、上記レンズパターン基板!2a
上では切片+2bが約120゜地点で停止して、望遠レ
ンズ状態を示している。レンズ切換ギヤAllとレンズ
切換ギヤCI4は共に欠歯歯車であり、広角レンズの状
態(第4図(b).(c))ではギヤ連結はされていな
いが、レンズ切換ギャA11の回転が始まると、ギヤ部
1lbがギャ郎14cとかみ合い、上記レンズ切換ギヤ
Allとレンズ切換ギヤCl4とのかみ合いが始まり(
第4図(d).(e))、両ギヤ部1lbと+4cとの
かみ合いはモータ7が停止する簡に外れる。ここで、レ
ンズ切換ギヤAllからレンズ切換ギヤCl4にかみ合
い回転を伝えるのは、4段ギヤであるレンズ切換ギヤA
llの第1出力ギヤ部llbである(第4図(a)参照
)。上記レンズ切換ギャCl4が回転すると、このギヤ
C14の第1ギヤ郎14aとレンズ旧ブロックlのギャ
lidとのかみ合いにより、レンズ前ブロックlがレン
ズ回転軸22回りに回転する。このレンズ前ブロック1
にはスナップスプリングAI6による付勢力が働いてい
るが、上記レンズ切換ギヤAllとレンズ切換ギャCl
4とのかみ合いが外れるときには、その付勢力の方向が
反転する程度まで上記レンズ前ブロックlが回転してい
る。従って、上記スナップスプリングA16により、レ
ンズ前ブロックlに該・ブロックlをレンズ位置決めB
24に押圧固定ずるような付勢力が働く。そのため、撮
影レンズは望遠レンズの状態へと切換えられ、レンズ前
ブロックlとギヤ部1d,14aを介して常にギヤ連結
されているレンズ切換ギヤC14も第4図(D,(g)
に示されるような位置に固定される。また,レンズ切換
ギヤCl4とレンズ切換ギャBI3とも第2ギヤ部14
bと第1ギヤ郎13aを介して常にギヤ連結されて第4
図(r),(g)で示される位置に固定される。
次に、広角レンズの状態からクローズアップレンズの状
態への切換動作について説明する。撮影者がクローズア
ップスイッチ4をオン操作すると(ステップS201)
、望遠レンズの状態への切換動作と同様にカメラマイコ
ン6によりモータ7が正転を開始する(ステップS 2
 0 2)。すると上記広角レンズの状態からクローズ
アップレンズの状聾への切換動作と同様にレンズ切換ギ
ヤAllか順方向に回転する。今回の場合にはモータ7
はレンズ状聾検出手段l2からクローズアップ信号が出
力されるまで回転を続ける。すなわち、上記パターン基
板12a七を切片12bが摺動して約2・100の位置
で停止するまで上記回転が続けられる。
上記広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換動
作と同様にレンズ状態検出手段l2から望遠信号が出力
されるまでは、レンズ前ブロック1のみの回転動作が行
なわれ、撮影レンズの主光学系は主光学系B ( I 
b)に切換えられる。その後、クローズアップ信号が出
力されるまでの回転では、第4図(h),(i)に示す
ようなレンズ切換ギャA11の第2出力ギヤ郎11c及
びレンズ切換ギヤC゛15の第2ギヤ部tsbとのかみ
合い動作によって、レンズ切換ギャC’ 1 5の第1
ギヤ部15aとギヤ郎2dでギヤ連結されているレンズ
後ブロック2は上記レンズ切換ギャC゜15の回転によ
り回転する。そして、上記両ギヤ郎15a,2dのかみ
合いが外れるときにはスナップスプリングBl7により
レンズ後ブロック2はレンズ位置決めB24に抑圧固定
され、第4図(D.(k)に示すような状態、すなわち
レンズ後ブロック2が90゜の位置に切換えられた状態
になる。上記両ギヤ郎15a.2dのかみ合いが外れて
から微小時間後に、レンズ状聾検出手段12よりクロー
ズアップ信号が出力され(ステップ9203,S204
)、モータ7は停止する(ステップS205)。上記作
動により、レンズ後ブロック2が90°位置に切換えら
れるとともに、主光学系B(1b)の撮像素子側に副光
学系C(2c)が挿入されて、クローズアップレンズの
状鯨への切換動作が完了する。
撮影レンズを望遠レンズの状態に切換えた後に、撮影者
が望遠スイッチ3の操作を中止(オフ)したときの動作
を以下に説明する。すなわち、撮影者が望遠スイッチ3
の操作を中止すると(ステップ9106)、カメラマイ
コン6により、モータ7は正転を始め(ステップSI0
7)、レンズ状態検出手段12から広角信号が出力され
るまで回転を続ける。この動作のため、前述したレンズ
状態検出手段12のクローズアップレンズ状態でのパタ
ーンの工夫が必要となるのである。上記モータ7が回転
を続けると、レンズ切換ギヤAllは120゜位置から
360” (0” )位置まで順方向に回転するため、
前述したようなレンズ切換ギヤAll及びレンズ切換ギ
ャC’ l 5の両ギヤ部11e,15bのかみ合い動
作によって、撮影レンズかクローズアップレンズの状態
に切換えられる状態(第4図(j).(k))を経過し
た後に、第4図(1).(m)のレンズ切換ギヤA(1
1)の第3出力ギヤ部+1d及びレンズ切換ギャB13
の第2ギヤ部13bのかみ合いにより、レンズ切換ギャ
Bl3は逆方向に回転する。そのため、レンズ切換ギャ
BI3とギヤ郎13a.l4bを介して常にギヤ連結さ
れているレンズ切換ギヤC14は順方向に回転されるた
め、該レンズ切換ギャC14のギヤ部14aとレンズ前
ブロックlのギヤ郎1dとのかみ合いを介してレンズ前
ブロック!は広角レンズから望遠レンズへの切換動作の
反対方向へと回転する。ここでもまた、レンズ切換ギヤ
Allとレンズ切換ギャB13との両ギヤ部11d.l
3bとのかみ合いが外れると、レンズ前ブロック1はス
ナップスプリングA16によりレンズ位置決めA23に
抑圧固定されることによって位置が固定され、広角レン
ズの状態へと戻される。このとき、レンズ状態検出手段
12からは、広角信号が出力されており(ステップS1
08,S109)、モータ7は停止した状態となる(ス
テヅプstto)。
以上の説明によると、モータ7からの回転力はレンズ切
換ギヤAllとレンズ切換ギャB13との両ギヤ郎tt
a,tabのかみ合い動作によってレンズ前ブロックl
の回転にしか及んでないようであるが、本実施例では、
レンズ前ブロック1がクローズアップレンズ状聾での位
置から広角レンズ状聾での位置まで戻るときには、レン
ズ後ブロック2を押しながら戻るような形状に、レンズ
前ブロックl及びレンズ後ブロック2を構成しているた
め、レンズ後ブロック2も広角レンズの状聾へ戻され、
スナップスプリング017によってレンズ位置決めA2
3に抑圧固定され、第4図(b) , (c)に示され
るような広角レンズの状態となる。すなわち、第10図
のようにレンズ後ブロック2には立壁212があり、該
立壁2Qは、レンズ前ブロック1の円筒郎1kと前後方
向にオーバーラップしている。従って、レンズ前ブロッ
クlが第4図(j)から第4図(i2)、第4図(b)
へと動くに従い、円筒郎1kで立壁2qを押すような格
好となり、レンズ後ブロック2も第4図(k)から第4
rj!A(s)、第4図(c)へと動くのである。
次に、撮影レンズをクローズアップレンズの状態に切換
えた後に、撮影者がクローズアップスイッチ4の操作を
中止(オフ)したときの動作を説明する。撮影者がクロ
ーズアップスイッチ4の操作を中止すると(ステップ8
206)、上記望遠レンズ状態で望遠スイッチ3の操作
を中止したときと同様に、モータ7はレンズ状態検出手
段l2より広角信号が出力されるまで正転を続ける(ス
テップS 2 0 7)。この場合は、上記望遠レンズ
状態で望遠スイッチ4の操作を中止したときと同様なレ
ンズ切換ギヤAllの第3出力ギャIldとレンズ切換
ギャB13のギヤ部+3bとのかみ合い動作により、レ
ンズ前ブロック!及びレンズ後ブロック2は第4図(b
) . (c)に示されるような広角レンズの状態へと
戻され、広角信号出力(ステップ8208,S209)
後、モータ7は停止する(ステップS210)。
以上、レンズの切換動作について説明してきたが、本実
施例のレンズ切換動作の特徴は、広角レンズ→望遠レン
ズ→クローズアップレンズ→広角レンズの一方向のルー
プ状になっており、モータ7の一方向の回転だけでレン
ズ切換が行なわれることである。
次に、撮影を行う場合の動作について以下に説明する。
まず、撮影者が広角レンズの状態でレリーズスイッチ5
をオンした場合を第11図(c)に基づいて説明する。
撮影台がレリーズスイッチ5をオンすると(ステップS
301)、カメラマイコン6に信号が入力され、該カメ
ラマイコン6によりモータ7がレンズ切喚動作のときと
反対の方向に回転する(ステップS302X以下逆転と
呼ぶ)。すると、減速ギャ8を介して太陽ギャ9が逆方
向に回転し、遊星ギャlOはレンズ切換ギヤAllから
離れてバリア駆動ギャ5Iにかみ合う。そのため、遊星
ギヤIOからバリア駆動ギャ51に回転を伝えられて、
バリア駆動ギャ5!が逆方向に回転ずる。バリア駆動ギ
ャ51にはバリア状態検出手段52が設けられており、
バリア開位置に対応ずるバリア駆動ギャ5lの位置でバ
リア開信号をカメラマイコン6に出力することにより(
ステップS303)、モータ7を停止し(ステップS3
04)、バリア開信号発生によって撮影素子25の電荷
蓄積を開始する(ステップS 3 0 5)システムと
なっている。電荷蓄積終了後には、再びカメラマイクン
6によりモータ7は逆転を開始し(ステップ8306)
、バリア駆動ギャ5lも逆方向に回転し、バリア位置検
出手段52からバリア閉位置に対応するバリア駆動ギャ
5lの位置でバリア閉信号が出力される(ステップS3
07)ことによりモータ7は停止する(ステップS30
8)。
以下、゛レンズバリアの動作を第6図に基づいて簡単に
説明する。第6図(a)はバリア閉の状態を、また第6
図(b)はバリア開の状態を表わし“たものである。バ
リア駆動ギャ5lが第6図(a)で示されている状態の
とき、バリア状態検出手段52からはバリア閉信号が、
またバリア駆動ギャ5Iが第6図(b)で示されている
状態のときには、バリア状聾検出手段52からはバリア
開信号が出力されている。ここで、以下に第3表に示す
ように、バリア開信号は、バリアパターンlがLoでバ
リアパターン2がHiであることを意味する。また、バ
リア閉信号は、バリアパターンlがHiでバリアパター
ン2がLoであることを意味する。
第3表 上記バリアの開閉を行うクランク機構をまず説明する。
レンズバリア58は上記各レンズと撮像素子25との間
に介在してレンズから撮像素子25に入る光線を遮断す
るバリア閉位置と、両部材間から退避したバリア開位置
との間で、バリアガイド59の案内により移動する。す
なわち、レンズバリア58の第6図中の下端部の突起5
8aがバリアガイド59の溝内を移動することにより、
レンズバリア58が円滑に上記両位置間で移動する。こ
のレンズバリア58はバリアスプリング856により常
時バリア閉位置側に付勢される。すなわち、第6図(g
)に示すように、上記バリアスプリング85Bは実際に
はネジリコイルバネであって、第6図(e)中の矢印方
向にチャージされた上でその一端56aをバリア駆動レ
バーB57の上面の突起57bに、他端56bを固定部
に係止する。
レンズバリア58の第6図中の上端部にはパリア駆動レ
バーB57の一端57dが枢着される。第6図(e)に
示すように、このバリア駆動レバーB57の他端57c
は大略扇形のバリア駆動連結板54の基端郎54cに枢
着されるとともに、その中間郎の下面に突起57aを有
する。上記バリア駆動連結板54は、その表面のバリア
駆動レバー側に円弧を描くように延びた凹溝54aを備
え、該凹溝54a内に凹i1115 4 aに沿って移
動可能に上記バリア駆動レバーB57の突起57aを嵌
合する。上記バリア駆動連結板54の裏面にはバリア駆
動レバーA53の一端がバリア駆動連結板54の下面の
枢着ピン54dにより枢着される一方、該バリア駆動レ
バーA53の他端は枢着ピン5Iaにより上記バリア駆
動ギャ5lの上面に枢着される。また、第6図(r)に
示すように、上記バリア駆動レバーB57とバリア駆動
連結板54の枢着軸と同心にバリアスプリングA55の
巻線郎を嵌合し、第6図(a)中の矢印のようにチャー
ジされた上で両端55a,55bでバリア駆動連結板5
4の突起54bと上記バリア駆動レバーI357の突起
57aとを挾みつける。
レリーズスイッチ5のオンによりモータ7が逆転を開始
し(ステップS301)、バリア駆動ギャ5Iが逆方向
に回転されると(ステップS302)、バリア駆動ギャ
5璽、バリア駆動レバーA53、バリア駆動連結板54
の間のクランク機構により、バリア駆動連結板54は逆
方向に回転する。すると、バリアスプリングA55の両
端55a.55b間に突起57a,54bが挾まれるこ
とにより、バリア駆動レバーB57もバリア駆動連結板
54と同様に回転するため、レンズバリア58はバリア
ガイド59に規制されながら移動し、第6図(a)から
第6図(b)のようなバリア開の状聾となり、バリア状
態検出手段52よりバリア開信号がカメラマイコン6に
出力されることでモータ7は停止する(ステップS30
4)。また、このバリア開信号がカメラマイコン6に出
力されることにより撮像素子25の電荷蓄積が開始され
る(ステップS305)。
電荷蓄積開始から終了までの時間は、測光郎80での測
光の結果により決定され、カメラマイコン6によって撮
像素子25は制御される。
撮像素子25の電荷蓄積が終了すると、カメラマイコン
6によりモータ7は再び逆転を始め(ステップS306
)、バリア駆動ギャ5Iも再び逆方向に回転する。ここ
でも、また、バリア駆動ギャ51,バリア駆動レバーA
53、パリア駆動連結板54の間のクランク機構により
バリア駆動連結板54は順方向に回転する。すると、バ
リアスプリングA55によりバリア駆動レバーB57も
バリア駆動連結板54と同様に回転するため、レンズバ
リア58はバリアガイド59に規制されながら閉方向に
移動し、第6図(b)から第6図(a)のようなバリア
閉状態となり、バリア状態検出手段52によりバリア閉
信号が出力されることで(ステップ8307)カメラマ
イコン6によりモータ7は停止する(ステップ8308
)。
撮影者が手で無理にレンズを開こうとしたときなど、レ
ンズバリア閉状態で外部からレンズバリア58を開こう
とする力が加わったときの動作は、第6図(c}のよう
に、バリア駆動ギャ5lと遊星ギャlOがかみ合ってい
る場合と、第6図(d)のよう1こバリア駆動ギャ51
と遊星ギャlOがかみ合っていない場合の2つの場合に
分けられる。
まず、第6図(c)のように、バリア駆動ギャ51が遊
星ギヤ10とかみ合っている場合には、ギヤ連結がモー
タ7までつながっているため、バリア駆動ギャ51は回
転せず、従って、バリア駆動レバーA53及びバリア駆
動連結板54も固定されたままである。レンズバリア5
8を外力により開くと、レンズバリア58の動きによっ
てバリア駆勤レバーB57の位置も変化する。このこと
により、バリア駆動連結板54とバリア駆動レバーB5
7の相対関係が変化するため、バリアスプリングA55
によってこの両者をばね結合して、破壊を防いでいる。
この状態では、枢着ビン54dと突起57aとに夫々端
郎が係止された上記バリアスプリングA55のチャージ
されている。よって、外力が無くなるとレンズ駆動レバ
ーB57は、上記バリアスプリングA55及びバリアス
プリング85Gの各付勢力によって閉位置に戻され、レ
ンズバリア58も閉状態に戻される。
一方、バリア駆動ギャ5lと遊星ギャl2かかみ合って
いない場合には、第6図(d)のように、バリアを開こ
うとする外力によって、レンズバリア58、バリア駆動
レバーB57だけでなく、バリア駆動連結板54、バリ
ア駆動レバー33、バリア駆動ギャ5lまでも位置変化
する。この外力によりバリアスプリング856がチャー
ノされているため、外力が無くなるとバリアスプリング
056の付勢力によって、レンズ駆動レバーB57は閉
位置に戻され、それによって、レンズバリア58も閉状
態に、また、バリア駆動連結板54、バリア駆動レバー
A53、バリア駆動ギャ51も閉状態に戻される。
以上の動作は撮影者が広角レンズの状態でレリーズスッ
チ5をオンした場合についてであるが、望遠レンズの状
態で撮影者がレリーズスイッチ5をオンした場合には以
下のように作動ずる。すなわち、レリーズスイッヂ5の
オンにより(ステップ9301)、カメラマイコン6が
モータ7を逆転させ(ステップS302)、レンズバリ
ア58を開き(ステップS303)、露光終了後に再び
カメラマイコン6がモータ7を逆転さ仕てレンズバリア
58を閉じるまでの動作は広角レンズの状態でレリーズ
スイッチ5をオンした場合と全く同じてある(ステップ
8304〜S308)。バリア状態検出手段52により
、カメラマイコン6にバリア閉信号が入力された時点で
は、レンズ状態検出千段52の信号が望遠信号となって
いる(ステップS309)ため、カメラマイコン6によ
りモータ7は正転を始める(ステップS311)。ここ
から先の動作は、前述した望遠レンズの状聾で撮影者が
望遠スイッチの操作を中止した場合と同様な動作が行な
われ、撮影レンズは広角レンズの状態へと戻される。
また、クローズアップレンズの状態で、撮影若がレリー
ズスイッチ5をオンした場合にもレリーズスイッチ5の
オンにより(ステップS301)、カメラマイコン6が
モータ7を逆転させ(ステップS302),レンズバリ
ア58を開き(ステップS303)、露光終了後に再び
カメラマイコン6がモータ7を逆転させて(ステップ8
304〜5306)、レンズバリア58を閉じる(ステ
ップS307,930g)までの動作は広角レンズの状
態でレリーズスイッヂ5をオンした場合と全く同じであ
る。バリア状聾検出手段52によりカメラマイコン6に
パリア閉信号が入力された時点では、レンズ状態検出千
段52の信号がクローズアップ信号となっている(ステ
ップS309,S3tO)ため、カメラマイコン6によ
りモータ7は正転を始める(ステップS311)。ここ
から先の動作は、前述したクローズアップレンズの状態
で撮影者がクローズアップスイッチの操作を中止した場
合と同様な動作が行なわれ、撮影レンズは広角レンズの
状態へと戻される。
以上、撮影時のレンズバリア、撮影レンズの動作を説明
したが、バリア状態検出手段52からバリア閉信号が出
力された時点で、レンズ状咀検出手段12から広角信号
以外の信号(望遠信号,クローズアップ信号,切換中の
信号)が出力されているとくステップS309,S31
0)、カメラマイコン6によりモータ7は正転され(ス
テップS31I)、撮影レンズはレンズ状@検出千段1
2より広角信号が出力されるまで動作するようになって
いるのである(ステップ6312〜S314)。
以上、各動作を行う機横において、第7図(a)のよう
な欠歯歯車■101及び■102同士のかみ合いによる
レンズ切換動作について述べてきたが、上記両歯車10
1.102がもし、第7図(a)の様な歯の影状だと相
方の南車共、最初に衝突ケる歯には、通常の歯車と異な
り、衝撃力か加わるため、強度が必要となってくる。そ
のため、第7図(b)のように各歯車101,102に
肉盛りをする方が安全である。
すなわち、駆動側歯車1101の第1歯lotbの該第
1歯101bと第21昶101cとの間に斜線部で示す
ような肉盛り部LQlaを杉成する。
一方、上記被駆動側歯車1102の上記肉盛り部Iot
aに対応する部分、すなわち披駆動側歯車■102の第
2611102cの先端に上記肉盛り部Iotaに対応
して切り欠かれた切欠郎102dを形成する。よって、
両歯車101.102がかみ合うとき、上記切欠郎10
2dと肉盛り郎101aとが対向するようにかみ合うた
め、かみ合わせに何等負荷がかからず、駆動側歯車I1
01の第1歯10lbが被駆動側歯車■102の第27
1102cに無理なくかみ合うことができる。また、第
7図(b)中の被駆動側歯車[102の第目102bの
第2歯102cとは反対側に、斜線部のように他の機構
部品と干渉しないようにある程度自由な肉盛り部102
aを形成することも可能である。
この部分には、駆動側歯車+101の第1歯10thと
かみ合うことがない。このように肉盛り郎101a,1
02gを各歯車101,102に形成することにより、
衝撃力の加わる駆動側歯車NO!、被m動側歯車[11
02の各第1歯10lb.102bにも十分な強度を持
たせることが可能とな次に、これまで述べてきたレンズ
切換動作と同時に行なわれるファインダー切換動作につ
いて説明する。ファインダー光学系は撮影レンズが望遠
レンズのときが標準状態となっており、撮影光学系が広
角レンズの状態になっているときには、ファインダー主
光学系の被写体側に広角コン副光学系ブロック4lが、
また撮影光学系がクローズアップのときにはファインダ
ー主光学系の被写体側に、パララックスを減少させるた
めのクサビレンズブロック45が挿入されるようになっ
ている。以下、その動作について説明する。
第8図(a)〜(r)は撮影レンズの3状懇におけるフ
ァインダー切換動作の様子を示した図であり、第8図(
a) . (b)が広角レンズの状態、第8図(c) 
. (d)が望遠レンズの状態、第8図(e),(Dが
クローズアップレンズの状態を示している。図の簡略化
のため、第8図(a) . (c) , (e)はレン
ズ前ブロ又クlと広角コン副光学系ブロック4lの動作
を、また第8図(b),(d),(r)は後ブロック2
とクサビレンズブロック45の動作を示している。第8
図(g)〜(i)は上記切換動作を行う機構を示す。図
において、上記広角コン副光学系ブロック4lの円筒郎
41aは、同軸にクサビレンズブロック45の円筒郎4
5aと、広角コンギャ42の円筒郎42bとクサビギャ
46の円筒fi<4(iaとが枢着されていろ。上記広
角コンスプリング43とクサビスプリング47は、上記
広角コン副光学系ブロック41とクサビレンズブロック
45との間に配置されている。上記広角コンスプリング
43は、第8図(h)に示すように、その巻線郎か広角
コン副光学系ブロック4lの円筒郎41aに嵌合され、
かつ、両端43a.43bが矢印方向にチャージさりた
上でその間に広角コン副光学系ブロック41の突出部4
lbと広角コンギャ42の突起42aとを挟み込んでい
る。また、上記クサビスプリング47は、第8図(i)
に示すように、その巻線部がクサビレンズブロック45
の円筒部45aに嵌合され、かつ、両端47a.47b
が矢印方向にチャージされた上でその間にクサビレンズ
ブロック45の突出郎45bとクサビギャ46の突起4
6aとを挾み込んでいる。
まず、広角コン副光学系ブロック41の動作について説
明する。レンズ前ブロック監が第8図(a)のような位
置にあるときには、レンズ萌ブロックlのギヤ郎1eと
広角コンギャ42とはかみ合っており、広角コン副光学
系ブロック4!と広角コンギャ42との間は、広角コン
スプリング43によりバネ連結されているため、広角コ
ンスプリング43がチャージされた状態で、広角コンス
トッパ−A(44a)にコン副光学系4lが押圧されて
固定されている。
この状態でレンズ前ブロックlが回転するとき、レンズ
館ブロック1のギヤ部!eと広角コンギャ42とは最初
かみ合っているので広角コンギャ42は回転するが、レ
ンズ前ブロックiのギャiteの最後の歯がかみ合いを
終了すると、広角コンギャ42の最後のギヤは、レンズ
前ブロックIのカム郎1rに沿って滑ることで逆行する
ことなくその回転したままの位置を維持し、第8図(c
)や(e)のような位置までレンズ前ブロックlが回転
すると、レンズ前ブロックlの押し付け爪部1hで広角
コンギャ42の一端が押圧されることによって広角コン
スプリング43がチャージされ、広角コン副光学系ブロ
ック41を広角コンストッパーI3(44b)に抑圧固
定し、ファインダー光路(光路中心Y)の外へと退避さ
ける。
次に、クサビレンズブロック45の動作について説明す
る。レンズ後ブロック2が第8図(b)や(d)のよう
な位置にあるときには、上述した広角コン副光学系ブロ
ック4lの第8図(c)や(e)の状簡のときと同嫌の
機構でレンズ後ブロック2の押しつけ爪部2hで、クサ
ビギャ46の一端が押圧されることによって、クサビス
プリング47がチャージされ、クサビレンズブロック4
5をクサビストッパーB(48b)に抑圧固定し、ファ
インダー光路外へ退避させている。そして、レンズ後ブ
ロック2が回転すると、クサビギャ46の最初の歯は、
レンズ後ブロック2のカム部2rに沿って滑り、レンズ
後ブロック2のギヤ部2eの最初の歯からかみ合いを開
始し、クサビギャ46の最後の歯がレンズ後ブロック2
のギヤ郎2eにかみ合った状態でクサビレンズブロック
45をクサビストッパーA(48a)にクサビスプリン
グ47のヂャージによって押圧し、ファインダー光路中
に挿入して位置出しを行なうようにしている。
本実施例においては、クローズアップレンズ状態におけ
るパララブクスの補正にクサビレンズを用いているが、
クサビレンズの代わりに別の視野枠をファインダー光路
中に挿入する方法でら同様の効果は得られる。
以上、説明してきたようなレンズ切換機横だけでは、広
角レンズ、望遠レンズ、ク[J−ズアップレンズの各状
態において、レンズ切換ギヤAllとレンズ切換ギャB
l3との間にギヤ連結が無くなっているため、レンズ前
ブロック1及びレンズ後ブロック2は夫々スナップスプ
リングA16、スナップスプリングB17の押圧力量の
みで、位置を維持しており、カメラに衝撃荷重等が作用
すると他の状態へと切換わってしまうことが考えられる
。そこで、本実施例では、外力による撮影レンズの切換
りを防止するため、第9図中に示された切換防止爪A1
8及び切換防止爪1320を設けている。以下、この切
換防止爪AI8の動作を例にとって説明する。
上記切換防止爪AI8は第9図(e)に示すように回転
軸八(18a)に回動自在に軸支されており、通常の状
聾では、切換防止スプリングAI9により、第9図(a
) . (b)に示されるようにレンズ前ブロックl及
びレンズ後ブロック2の回動を防げない位置に退避した
状轢で維持されている。なお、簡略化のためレンズ後ブ
ロック2は図示していない。
レンズ前ブロックl1レンズ後ブロック2の少なくとも
どちらか一方が0゛位置にある場合、つまり広角レンズ
か望遠レンズの状態のとき、レンズ前ブロックl及びレ
ンズ後ブロック2を順方向に回転させるような外力{二
よる慣性力が上記ブロック1.2に作用したとすると、
第9図(a)に示すように、切換防止爪A1Bの重心と
回転軸A(18a)とを結ぶ直線Z1と、レンズ而ブロ
ックlがO゜位置にあるときの重心1gとレンズ回転袖
22とを結ぶ直線Z,が略平行になるように重虫バラン
ス調整がされているため、切換防止爪Al8にし順方向
に回転するような慣性力が作用する。上記切換防止スプ
リングAI9による切換防IL爪AI8のlII’圧力
量と、スナップスプリングAI6によるレンズ前ブロッ
ク1の押圧力!11と、スナソブスブリングBI7によ
るレンズ後ブロノク2の抑圧力量は、切換防止爪AI8
、レンズ萌ブロック1、レンズ後ブロック2の重量比に
ほぼ等しく設定しているため、レンズ前ブロックlFJ
t.びレンズ後ブロック2が回転を始めるような慣性力
がかかると切換防止爪AlRも回転し、上記切換防止爪
Al8がレンズ前ブロックI及びレンズ後ブロック2の
回転軌跡中に入りこみ、両レンズブロック12に設けら
れた爪郎1 i, 2 i(第8図(b)参照)と引っ
掛かることにより両レンズブロック1.2の回動が防げ
られる(第9図(c)参照)。
この慣性力は瞬間的なものであり、この慣性力が消失す
ると、切換防止スプリングA19、スナップスプリング
A16及びスナップスプリングB17により、切換防止
爪A1B、レンズ前ブロックl及びレンズ後ブロック2
は通常の位置に戻される(第9図(a)参照)。
第9図(e)に示された切換防止爪B20も、レンズ前
ブロックl1レンズ後ブロック2と、重心と回転軸の位
置、スプリングの力量を切換防止爪AI8と同じ様に設
定してあるため、切換防止爪AI8と同様な動作をする
(第9図(b).(d))。なお、図中、Z3は切換防
止爪B20の重心と回転軸20aとを結ぶ直線であり、
lj,2j(第8図(b)参照)は切換防止爪B20が
引っ掛かる爪郎である。
さらに、本実施例では、レンズ切換動作中に外力により
慣性力がかかり、切換防止爪A18及び切換防止爪B2
0がレンズ前ブロック1、レンズ後ブロック2をロック
してしまった場合には、モータ7が回転し続けることに
よってモータ及びギヤ列が破壊してしまうことが考えら
れるため、減速ギャ8の部分にすべり機構を設けて上記
ギヤ列の破壊を防いでいる。
また、本実施例では、撮影レンズ系が、レンズ前ブロッ
ク1、レンズ後ブロック2に分割されており、各々独立
して動作するため撮影光路中に迷光が入る恐れがある。
このため、第lO図に示すようにレンズ前ブロック!及
びレンズ後ブロック2に、迷光を遮断するために円弧形
状に突出した迷光防止壁を設けている。すなわち、レン
ズ前ブロックlのレンズ後ブロック2に対向する面II
,(第4図(a)参照)に、主光学系1aを囲む円環状
第1迷光防止壁1kを前後方向沿いに突出させて形成す
るとともに、該第l迷光防止壁1kよりレンズ後ブロッ
ク2の回転軸回りに円弧状に延び出た2つの第2迷光防
止壁112,1mを前後方向沿いに突出させて形成する
。また、レンズ後ブロック2のレンズ前ブロックlに対
向する面H!(第4図(a)参照)に、副光学系2Cを
囲む円環状第3迷光防止壁2kを前後方向沿いに突出さ
せて形成するとともに、該第3迷光防止壁2kより延び
出てかつ上記2つの第2迷光防止壁1(!,1+間を常
時閉塞する第4迷光防止壁2gを前後方向沿いに突出さ
せて形成する。この上うな迷光防止壁を設けることによ
り、副光学系2cが上記レンズ後ブロック2の回転によ
り主光学系18等の撮像而側より退避しているときでも
、上記第4迷光防止壁2Qが上記第2迷光防止壁1(!
,Is間を閉塞するので、迷光がカメラ内に入り込むこ
とが効果的に防止することができろ。よって、広角レン
ズ(第lθ図(a))、望遠レンズ(第10図(b))
、クローズアップ(第lθ図,(c))レンズの各状態
、及び切換途中においても迷光を防止することができる
上記実施例によれば、回転防止郎材としての切換防止爪
AI8,B20の重心と回転中心とを異ならせたので、
上記回転体としてのレンズ前ブロック1及びレンズ後ブ
ロック2を上記所定位置から他の位置に向けて回転させ
るような外力が上記ブロック1.2に作用すると、上゛
記外力に基づく慣性力により上記切換防止爪AI8,I
320がその回転中心回りに回転して上記ブロック1.
2の回転軌跡内に入り込む。従って、上記ブロック1.
2が、上記外力に基づく慣性力により上記所定位置から
上記他の位置まで回転しようとしても、上記切換防止爪
A18.820が上記ブロック1.2の回転軌跡内に位
置するので、ブロック1.2の回転を効果的に防止する
ことができる。また、上記ブロック璽.2の重心と回転
中心とを結ぶ線分Z,と、上記切換防止爪A1B.B2
0の重心と回転中心とを結ぶ線分Z l. Z sとが
大略平行になるように構成したので、上記ブロック1.
2が外力に基づく慣性力により回転し始めると、上記切
換防止爪A1B,B20も上記慣性力により回転し始め
、上記ブロック1.2の回転をより確実に防止すること
ができる。また、上記ブロック1.2が、スナップスプ
リングA16.817で2位置に夫々保持されるととも
に、各位置に対応して上記切換防止爪A18.820を
備えるように構成したので、各位置で上記ブロック1.
2の回転防止を効果的に行うことができる。よって、上
記各ブロック1.2はレンズを保持するレンズ保持郎材
であるので、外力による撮影レンズの切換わりを効果的
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は夫々本発明の一実施例にかかる
回転防止機構を備えた電子スチルカメラの平面図、正面
図、底面図、左側面図及び右側面図、第1図(r)は上
記スチルカメラ内に備えられる駆動システムを示す説明
図、第2図(a)〜(c)は夫々広角レンズ、望遠レン
ズ及びクローズアップレンズの状態を示す説明図、第3
図は各レンズでの撮影可能距離及び人物を撮影した場合
の画面比を示す図、第4図(a)はレンズ切換駆動機溝
を示す要部断面図、第4図(b).(d).(D,(h
).(j).(1)は夫々レンズ前ブロックの動作を示
す説明図、第4図(C)(e).(g).(i).(k
).(m)は夫々レンズ後ブロックの動作を示す説明図
、第5図(a)はレンズ状態検出手段のパターン基板の
パターン図、第5図(b)は上記パターン基板と切片と
より生ずる信号を示すタイミングチャート図、第6図(
a)〜(d)は夫々バリア開閉動作を示す説明図、第6
図(e)〜(g)は夫々バリア開閉機構の説明図、第7
図(a) . (b)は夫々欠歯歯車の正面図及び該歯
車に肉盛り部を杉成した場合の正面図、第8図(a) 
, (b)は夫々広角レンズにおけるファインダー切換
動作の説明図、第8図(c) . (d)は夫々望遠レ
ンズにおけるファインダー切換動作の説明図、第8図(
e).(Dは夫々クローズアップレンズにおけるファイ
ンダー切換動作の説明図、第8図(g)〜(i)は夫々
ファインダー切換動作を行う機構の説明図、第9図(a
)〜(d)は夫々切換防止機構の動作を示す説明図、第
9図(e)は切換防止スプリングの取付状態を示す斜視
図、第10図(a)〜(c)は夫々迷光遮断機+Mを示
す説明図、第11図(a) , (b)は夫々レンズの
切換動作のフローチャート、第11図(c)はバリア開
閉動作のフローチャートである。 l・・・レンズ前ブロック、la.lb・・主光学系、
IkiL1m・・・迷光防止壁、2・レンズ後ブロック
、2c・・・副光学系、2k.212・・・迷光防止壁
、3・・望遠スイッチ、4・・クローズアップスイッヂ
、5・・・レリーズスイッチ、6・・・カメラマイコン
、7・モー夕、8・・・誠速ギャ、9・・・太陽ギヤ、
lO・・・遊星ギヤ、1l・・・レンズ切換ギャA1 
12・・・レンズ状態検出手段、13・・・レンズ切換
ギャB,14・・レンズ切換ギャC1 15・・レンズ
切換ギャC゜、16・・・スナップスプリングA1 1
7・・・スナップスプリングB,I訃・・切換防止爪A
.+9・・・切換防止スプリングA1 20・・切換防
止爪B1 21・・・切換防止スプリングB1 22・
・レンズ回転軸、23・・・レンズ位置決めA124・
・・レンズ位置決めB125・・・撮像素子、40・・
ファインダ一部、41・・広角コン副光学系ブロック、
42・・広角コンギャ、43・・広角コンスプリング、
44・・広角コンストッパー、45・・・クサビレンズ
ブロック、46・・・クサビギャ、47・・・クサビス
プリング、48・・・クサビストッパー、51・・・バ
リア駆動ギヤ、52・・・バリア状態検出手段、53・
・・バリア駆動レバー、54・・・パリア駆動連結板、
55・・・バリアスプリングA156・・・バリアスプ
リングB157・・・バリア駆動レバーB1 58・・
・レンズバリア、59・・・バリアガイド、70・・・
フラッシュ、71・・直流電源、80・・・測光部、9
0・・メインスイッチ、+01  ・駆動側歯車1,l
 O la.I O2a−肉盛り部、lOlb+02b
・第l崗、IOIc.IO2c−第2歯、l02・・被
駆動側歯車■、+02d  切欠郎。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重心が回転中心(22)と異なる回転体(1)と
    、 上記回転体(1)を所定位置に付勢する第1バネ部材(
    16)と、 重心が回転中心(18a、20a)と異なり、かつ、そ
    の回転軌跡が上記回転体(1)の回転軌跡内に入り込む
    回転防止部材(18、20)と、 上記回転防止部材(18、20)を上記回転体(1)の
    回転軌跡から退避させる方向に付勢する第2バネ部材(
    19、21)とを備えて、 上記回転体(1)が上記所定位置から他の位置に向けて
    回転させる外力を受けたとき、該外力に基づく慣性力に
    より上記回転防止部材(18、20)がその回転中心(
    18a、20a)回りに回転して上記回転体(1)の回
    転軌跡内に入り込み、上記回転体(1)が上記所定位置
    から上記他の位置まで回転するのを防止するようにした
    ことを特徴とする回転防止機構。
  2. (2)上記回転体(1)の重心と回転中心(22)とを
    結ぶ線分(Z_2)と、上記回転防止部材(18、20
    )の重心と回転中心(18a、20a)とを結ぶ線分(
    Z_1、Z_3)とが大略平行に構成した請求項1記載
    の回転防止機構。
  3. (3)上記回転防止部材(18、20)は、上記回転体
    (1)より小さな外力にもとづく慣性力でその回転中心
    (18a、20a)回りに回転して、上記回転体(1)
    の回転軌跡内に入り込んで、上記回転体(1)の回転を
    防止するようにした請求項1または2記載の回転防止機
    構。
  4. (4)上記第1バネ部材(16)はスナップスプリング
    であり、上記回転体(1)は該スナップスプリングで2
    位置に夫々保持されるとともに、各位置に対応して上記
    回転防止部材(18、20)を備えた請求項1〜3のい
    ずれかに記載の回転防止機構。
  5. (5)上記各回転体(1)はレンズを保持するレンズ保
    持部材である請求項1〜4のいずれかに記載の回転防止
    機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251112A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴、カメラ、携帯型情報端末機及び画像入力装置

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