JPH02214831A - 多焦点カメラ - Google Patents

多焦点カメラ

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Publication number
JPH02214831A
JPH02214831A JP1037176A JP3717689A JPH02214831A JP H02214831 A JPH02214831 A JP H02214831A JP 1037176 A JP1037176 A JP 1037176A JP 3717689 A JP3717689 A JP 3717689A JP H02214831 A JPH02214831 A JP H02214831A
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JP
Japan
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lens
gear
switching
barrier
lens system
Prior art date
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Pending
Application number
JP1037176A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kuwata
桑田 淳
Yutaka Kiama
木天 裕
Takeo Takarada
宝田 武夫
Toshio Yamaki
敏生 山木
Masaru Shintani
大 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02214831A publication Critical patent/JPH02214831A/ja
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、少なくとも2つの焦点距離の異なる撮影レン
ズ系を有し、1つの撮影レンズ系を標準レンズとし、残
りの撮影レンズ系は標準レンズ系以外の撮影レンズ系と
し、その撮影レンズ系に対応する操作部材を操作してい
るときのみ該撮影レンズ系を使用可能とする多焦点カメ
ラに関する。
良木Δ罠紅 従来、この種の多焦点カメラとしては種々の構造のもの
が考えられている。例えば、2つの焦点距離の異なる撮
影レンズ系を有し、1つの撮影レンズ系を標準レンズと
し、他の1つの撮影レンズ系を望遠用レンズとして遠く
の被写体を大きく拡大して撮影できるようにする、ある
いはクローズアップ用レンズとして手軽にクローズアッ
プが楽しめるようにしたカメラが考えられる。このよう
なカメラでは、撮影者が切換スイッチをオフ位置から上
記望遠操作位置またはクローズアップ操作位置に切換え
ることにより、上記所望の機能を働かせて撮影を行うこ
とができるようになっている。
そして、上記所望の機能により撮影を行ったのちは、撮
影者が上記切換スイッチをオフ位置に戻すことにより、
標準レンズ系で撮影が行えるようになっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構造のものでは、撮影者が上記切換
スイッチを望遠操作位置またはクローズアップ操作位置
に切換えたのち、上記切換スイッチをオフ位置に戻すの
を忘れると、上記切換スイッチは自動的にオフ位置に戻
らず、標準レンズ系以外の撮影レンズ系に切換えられた
ままであるため、撮影者が標準レンズ系で撮影しようと
しても、誤って望遠機能またはクローズアップ機能を使
用した撮影が行なわれてしまうといった問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、撮影者の意図に反した撮影が行なわれるのを効果
的に防止できるようにした多焦点カメラを提供すること
にある。
外で操作しているときのみしか、上記レンズ切換駆動機
構により標準レンズ系以外の撮影レンズ系に切換えるこ
とができず、上記操作部材の操作終了後は上記レンズ切
換駆動機構により上記標準レンズ系以外の撮影レンズ系
から標準レンズ系に切換えられるようにした。従って、
標準レンズ系以外の撮影レンズ系による撮影は、上記操
作部材を撮影者が意図して操作している場合以外に行う
ことができず、上記操作部材を操作しないときには標準
レンズ系による撮影しか行うことができない。
よって、撮影者は意図した撮影のみ行うことができ、誤
って意図に反する撮影を行うことが効果的に防止される
寒檄旦 以下に、本発明にかかる実施例を第1−11図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかる多焦点カメラとしての電子スチルカメ
ラを説明する。
第1図(a)〜(e)に本発明の一実施例である電子ス
チルカメラの外観図を示す。第1図(c)に示すが望遠
またはクローズアップ等のような特別な機能を使用して
撮影したいときには、上記撮影者が意識して操作部材を
操作し、かつ、該操作部材が操作されているときのみ、
上記特別な機能による撮影が行えるように構成した。す
なわち、少なくとも2つの撮影レンズ系を有し、一方の
撮影レンズ系は標準レンズ系とするとともに、他方の撮
影レンズ系は標準レンズ系以外の撮影レンズ系とし、上
記2つの撮影レンズ系を選択的に切換えて撮影を行うよ
うにした多焦点カメラにして、上記標準レンズ系を上記
標準レンズ系以外の撮影レンズ系に切換えるための操作
部材と、撮影中以外における上記操作部材の操作により
上記標準レンズ系から上記標準レンズ系以外の撮影レン
ズ系にレンズ系を切換える一方、上記操作部材の操作終
了後に上記標準レンズ系以外の撮影レンズ系から上記標
準レンズ系に切換えるレンズ切換駆動機構とを備えるよ
うに構成した。
ように、カメラ前面には、フラッシュ70、測光部80
、ファインダ一部40、また普通の状態ではレンズバリ
ア58の見えているレンズ開口部が配置されている。第
1図(b)に示すように、カメラの上面にはレリーズス
イッチ5、レンズ切換のための望遠スイッチ3、クロー
ズアップスイッチ4が配置されている。また、第1図(
a)に示すように、カメラの後面には、電源をオンまた
はオフするメインスイッチ90が配置されている。カメ
ラ内には、レンズバリア58の後方に撮影レンズ系を介
して撮像素子25が配置され、撮像素子25で撮影され
た画像は映像処理をされた後、デツキ部80によってカ
メラにセットされたフロッピーディスクに記録される。
第1図(f)に本実施例の上記カメラのシステム図を示
す。なお、この図においては後述するレンズバリア駆動
部及びレンズ後ブロック2は簡略化のため省略する。本
実施例の撮影レンズ系は、2つの主光学系A(Ia)、
B(lb)を保持するレンズ前ブロックlと、主光学系
B(Ib)が撮影光路中(光路中心X)にあるときに主
光学系B (1b)の撮像素子25側の位置に挿脱され
る副光学系C(2c)を保持するレンズ後ブロック2と
から成っている。
この2つのブロック12はレンズ回転軸22に90°の
範囲で回転可能に支持されており、両ブロック1.2と
もスナップスプリング16.17によりOoか90°の
位置に押圧固定される。
第1表に示すように、本実施例の撮影光学系はレンズ前
ブロック1及びレンズ後ブロック2の位置により3種類
の異なる撮影レンズとして用いられる。第2図は撮影光
学系の各々の状態での様子をモデル的に表わした図で、
第2図(a)は広角レンズの状態、第2図(b)は望遠
レンズの状態、第2図(c)はクローズアップレンズの
状態を示す。
(以下余白) を標準状態としているため、変倍のための操作部材とし
て望遠スイッチ3とクローズアップスイッチ4の2つの
操作部材を設けている。これらの操作スイッチを操作す
ると、広角レンズの状態から、各々の状態へと撮影レン
ズの切換えが行なわれ、操作スイッチ3.4の操作を中
止すると再び広角レンズの状態へと復帰する。
また、撮影レンズが望遠レンズやクローズアップレンズ
の状態でレリーズスイッチ5をオンして撮影を行なう場
合には、露光終了後、自動的に広角レンズの状態へ復帰
する。
また、後述するレンズバリア58(第6図参照)は撮像
素子25の焼付き防止のため、レリーズスイッチ5のオ
ン操作で開き、露光終了後に閉じる。
すなわち、本実施例では撮像素子25として、電荷蓄積
開始と電荷蓄積終了を制御することができる撮像素子を
用いており、絞りなどの光量調整手段無しでも蓄積時間
を変えることにより適正露出に調節することができるた
め、絞りを備えていない。そのためにレンズバリア58
が常時開いてい第1表 本実施例においては、各々の3つの状態で撮影レンズは
固定焦点であり、広角レンズはf9/F3.5、望遠レ
ンズはf20/F3.5、クローズアップレンズはf2
0/F 16である。クローズアップレンズでのFナン
バーを大きくしているのは、被写界深度を広くするため
であり、撮影可能な距離(焦点の合う距離)が近距離で
あるため、照度不足のときにはフラッシュを発光させて
撮影を行なうようにしている。第3図に、各レンズでの
撮影可能距離及び人物を撮影した場合の画面比を表わず
本実施例では、撮影レンズが広角レンズの状態一 ると、強力な外光が入射した場合に撮像素子25の焼付
きが起こるため、露光時のみレンズバリア58を開くよ
うにしている。
さて、広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換
え動作について説明する(第1図(f)及び第4図参照
)。本文中のステップ番号は第11図のフローチャート
図のステップ番号である。第11図(a)に示すように
、撮影者が望遠スイッチ3をオン操作すると(ステップ
S I 01)、カメラマイコン6によりモータ7が正
転を始める(ステップS 102)。ここで、本実施例
中及び図中でのモータ7にはウオームギヤ7aが取り付
けられており、ウオームホイールである減速ギヤ8を図
中の矢印方向に回転させる方向をモータ7の正転、反対
方向をモータ7の逆転と表わすことにする。
また、モータ7以外の歯車列及び回転体では時計回りを
順方向、反時計回りを逆方向を表わすことにする。上記
ステップ5102で上記モータ7が正転すると、減速ギ
ヤ8を介して太陽ギヤ9が順方向に回転する。太陽ギヤ
9が順方向に回転すると、遊星ギヤ10が、4段ギヤで
あるレンズ切換ギヤAllの入力ギヤllaとかみ合っ
て回転を伝えるため、レンズ切換ギヤAilも順方向に
回転する。レンズ切換ギヤA1jにはレンズ状態検出手
段12が設けられており、レンズ切換ギヤAllが1回
転する間に、3つの状態を表わす信号がレンズ状態検出
手段12より出力される。
第5図(a)に本実施例のレンズ状態検出手段12の一
要素であるパターン基板12aのパターン図を示す。レ
ンズ状態検出手段12は、レンズ切換ギヤAllに固定
された切片+2bがパターン基板12a上を摺動するこ
とより、パターン1(12−1)とパターン2(12−
2)とをGNDライン(12−0)と導通させることに
より信号を取るものである。レンズ状態検出手段12の
回転角を横軸に七って、GNDライン(12−0)と導
通したときをLo倍信号導通しないときをHi倍信号し
てタイミングチャート化したモデル図を第5図(b)に
示し、上記各レンズパターンと各レンズ状態との関係を
第2表にまとめて示す。
レンズパターン基板12aと切片12bとの相対位置誤
差、パターン基板12a上のパターン誤差、切片12b
の誤差等により、広角レンズの状態を示す信号、つまり
レンズパターン+(+1−1)がLoの信号、レンズパ
ターン2(12−”2)がHiの信号が出ることも考え
られ、誤動作につながるため、クローズアップレンズの
状態信号の出る区間の両脇に誤動作につながらない望遠
レンズの状態信号を出す区間を設けている。
また、各状態信号を出すパターンに幅をもたせであるの
は、レンズ状態検出手段12より信号が出力されてから
モータ7が停止するまでに、ある程度ばらついた時間が
かかり、またモータ停止時にもレンズ状態検出手段から
同じ状態信号が出力されるようにするためである。
以下、第4図を用いてレンズを切換動作を説明する。第
4図(b)、(d)、(f)、(h)、(j)、(1)
は夫々レンズ前ブロック1の動作を、また、第4図(c
) 、 (e)、(g)、(i)、(k)、(m)は夫
々レンズ後ブロック2の動作を示す。上記の様なモータ
7の正転によりレン第2表 第5図(b)かられかるように、広角レンズ、望遠レン
ズ、クローズアップレンズの状態信号は約120”ごと
(1周の3等分)に出力され、各状態信号が出力される
区間はレンズが各状態に在る区間よりも狭くされている
ため、各状態信号が出力されているときには必ず撮影レ
ンズはその状態となっている。
クローズアップレンズの状態では第5図(b)に示すよ
うにレンズパターン2(+2−2)がLoになる区間を
広くしである。これは後述するレンズ切換動作の広角レ
ンズ状態への復帰動作に関係するが、ここで先に簡単に
説明しておく。もし仮にレンズパターン+(12−1)
とレンズパターン2(12−2)との範囲を全く同じに
設定しておくと、ズ切換ギヤAllは順方向に回転し、
レンズ状態検出手段12によりカメラマイコン6に望遠
信号が出力されると(ステップ9103,5104)、
カメラマイコン6によりモータ7は停止する(ステップ
S 105)。このとき、上記レンズパターン基板12
a上では切片12bが約120°地点で停止して、望遠
レンズ状態を示している。レンズ切換ギヤAllとレン
ズ切換ギヤCI4は共に欠歯歯車であり、広角レンズの
状態(第4図(b) 、 (c))ではギヤ連結はされ
ていないが、レンズ切換ギヤAllの回転が始まると、
ギヤ部11bがギヤ部14cとかみ合い、上記レンズ切
換ギヤAllとレンズ切換ギヤC14とのかみ合いが始
まり(第4図(d) 、 (e))、両ギヤ部11bと
14cとのかみ合いはモータ7が停止する前に外れる。
ここで、レンズ切換ギヤAllからレンズ切換ギヤ01
4にかみ合い回転を伝えるのは、4段ギヤであるレンズ
切換ギヤAllの第1出力ギヤ部11bである(第4図
(a)参照)。上記レンズ切換ギヤC14が回転すると
、このギヤCI4の第1ギヤ部14aとしンズ前ブロッ
クlのギヤ部1dとのかみ合いにより、レンズ前ブロッ
クlがレンズ回転軸22回りに回転する。このレンズ前
ブロックlにはスナップスプリングA16にょる付勢力
が働いているが、上記レンズ切換ギヤAllとレンズ切
換ギヤCI4とのかみ合いが外れるときには、その付勢
力の方向が反転する程度まで上記レンズ前ブロックlが
回転している。従って、上記スナップスプリングA16
により、レンズ前ブロック1に該ブロックlをレンズ位
置決めB24に押圧固定するような付勢力が働く。その
ため、撮影レンズは望遠レンズの状態へと切換えられ、
レンズ前ブロック1とギヤ部1d、14aを介して常に
ギヤ連結されているレンズ切換ギヤC14も第4図(f
)、(g)に示されるような位置に固定される。また、
レンズ切換ギヤC14とレンズ切換ギヤB13とも第2
ギヤ部14bと第1ギヤ部13aを介して常にギヤ連結
されて第4図(f) 、 (g)で示される位置に固定
される。
次に、広角レンズの状態からクローズアラプレ15の第
2ギヤ部15bとのかみ合い動作によって、レンズ切換
ギヤC’ 15の第1ギヤ部15aとギヤ部2dでギヤ
連結されているレンズ後ブロック2は上記レンズ切換ギ
ヤC’ + 5の回転により回転する。そして、上記両
ギヤ部15a、2dのかみ合いが外れるときにはスナッ
プスプリングB17によりレンズ後ブロック2はレンズ
位置決めB24に押圧固定され、第4図(j) 、 (
k)に示すような状態、すなわちレンズ後ブロック2が
90’の位置に切換えられた状態になる。上記両ギヤ部
15a、2dのかみ合いが外れてから微小時間後に、レ
ンズ状態検出手段12よりクローズアップ信号が出力さ
れ(ステップS 203 、S 204)、モータ7は
停止する(ステップS 205)。上記作動により、レ
ンズ後ブロック2が90”位置に切換えられるとともに
、主光学系B (1b)の撮像素子側に副光学系C(2
c)が挿入されて、クローズアップレンズの状態への切
換動作が完了する。
撮影レンズを望遠レンズの状態に切換えた後に、撮影者
が望遠スイッチ3の操作を中止(オフ)したンズの状態
への切換動作について説明する。撮影者がクローズアッ
プスイッチ4をオン操作すると(ステップ5201)、
望遠レンズの状態への切換動作と同様にカメラマイコン
6によりモータ7が正転を開始する(ステップS 20
2)。すると上記広角レンズの状態からクローズアップ
レンズの状態への切換動作と同様にレンズ切換ギヤAl
lが順方向に回転する。今回の場合にはモータ7はレン
ズ状態検出手段12からクローズアップ信号が出力され
るまで回転を続ける。すなわち、上記パターン基板12
a上を切片12bが摺動して約240°の位置で停止す
るまで上記回転が続けられる。
上記広角レンズの状態から望遠レンズの状態への切換動
作と同様にレンズ状態検出手段12から望遠信号が出力
されるまでは、レンズ前ブロック1のみの回転動作が行
なわれ、撮影レンズの主光学系は主光学系B(lb)に
切換えられる。その後、クローズアップ信号が出力され
るまでの回転では、第4図(h) 、 (i)に示すよ
うなレンズ切換ギヤAt1の第2出力ギヤ部11c及び
レンズ切換ギヤC。
ときの動作を以下に説明する。すなわち、撮影者が望遠
スイッチ3の操作を中止すると(ステップ5106)、
カメラマイコン6により、モータ7は正転を始め(ステ
ップS 107)、レンズ状態検出手段12から広角信
号が出力されるまで回転を続ける。この動作のため、前
述したレンズ状態検出手段12のクローズアップレンズ
状態でのパターンの工夫が必要となるのである。上記モ
ータ7が回転を続けると、レンズ切換ギヤAllは12
0゜位置から360°(0°)位置まで順方向に回転す
るため、前述したようなレンズ切換ギヤAll及びレン
ズ切換ギヤC゛15の両ギヤ部11c15bのかみ合い
動作によって、撮影レンズがクローズアップレンズの状
態に切換えられる状態(第4図(j)、(k))を経過
した後に、第4図(1)、(m)のレンズ切換ギヤA(
11)の第3出力ギヤ部lid及びレンズ切換ギヤB1
3の第2ギヤ部13bのかみ合いにより、レンズ切換ギ
ヤB13は逆方向に回転する。そのため、レンズ切換ギ
ヤB13とギヤ部+3a、14bを介して常にギヤ連結
されているしンズ切換ギヤC14は順方向に回転される
ため、該レンズ切換ギヤC14のギヤ部14aとレンズ
前ブロック1のギヤ部1dとのかみ合いを介してレンズ
前ブロックlは広角レンズから望遠レンズへの切換動作
の反対方向へと回転する。ここでもまた、レンズ切換ギ
ヤAllとレンズ切換ギヤB13との両ギヤ部11d、
13bとのかみ合いが外れると、レンズ前ブロックlは
スナップスプリングA16によりレンズ位置決めA23
に押圧固定されることによって位置が固定され、広角レ
ンズの状態へと戻される。このとき、レンズ状態検出手
段12からは、広角信号が出力されており(ステップ5
108,5109)、モータ7は停止した状態となる(
ステップ5IIO)。
以上の説明によると、モータ7からの回転力はレンズ切
換ギヤAllとレンズ切換ギヤB13との両ギヤ部11
d、13bのかみ合い動作によってレンズ前ブロック1
の回転にしか及んでないようであるが、本実施例では、
レンズ前ブロック1がクローズアップレンズ状態での位
置から広角レン状態で望遠スイッチ3の操作を中止した
ときと同様に、モータ7はレンズ状態検出手段12より
広角信号が出力されるまで正転を続ける(ステップ52
07)。この場合は、上記望遠レンズ状態で望遠スイッ
チ4の操作を中止したときと同様なレンズ切換ギヤAl
lの第3出力ギヤlidとレンズ切換ギヤB13のギヤ
部13bとのかみ合い動作により、レンズ前ブロックl
及びレンズ後ブロック2は第4図(b) 、 (c)に
示されるような広角レンズの状態へと戻され、広角信号
出力(ステップ5208.5209)後、モータ7は停
止する(ステップ5210)。
以上、レンズの切換動作について説明してきたが、本実
施例のレンズ切換動作の特徴は、広角レンズ→望遠しン
ズ→クローズアップレンズ→広角レンズの一方向のルー
プ状になっており、モータ7の一方向の回転だけでレン
ズ切換が行なわれることである。
次に、撮影を行う場合の動作について以下に説明する。
ズ状態での位置まで戻るときには、レンズ後ブロック2
を押しながら戻るような形状に、レンズ前ブロック1及
びレンズ後ブロック2を構成しているため、レンズ後ブ
ロック2も広角レンズの状態へ戻され、スナップスプリ
ングB17によってレンズ位置決めA23に抑圧固定さ
れ、第4図<b)、<c)に示されるような広角レンズ
の状態となる。すなわち、第10図のようにレンズ後ブ
ロック2には立壁2Qがあり、該立壁2ρは、レンズ前
ブロックlの円筒部1にと前後方向にオーバーラツプし
ている。従って、レンズ前ブロック1が第4図(j)か
ら第4図(の、第4図(b)へと動くに従い、円筒部1
にで立壁2Qを押すような格好となり、レンズ後ブロッ
ク2も第4図(k)から第4図(m)、第4図(c)へ
と動くのである。
次に、撮影レンズをクローズアップレンズの状態に切換
えた後に、撮影者がクローズアップスイッチ4の操作を
中止(オフ)したときの動作を説明する。撮影者がクロ
ーズアップスイッチ4の操作を中止すると(ステップ8
206)、上記望遠レンズまず、撮影者が広角レンズの
状態でレリーズスイッチ5をオンした場合を第11図(
C)に基づいて説明する。撮影者がレリーズスイッチ5
をオンすると(ステップ5301)、カメラマイコン6
に信号が入力され、該カメラマイコン6によりモータ7
がレンズ切換動作のときと反対の方向に回転する(ステ
ップ5302X以下逆転と呼ぶ)。すると、減速ギヤ8
を介して太陽ギヤ9が逆方向に回転し、遊星ギヤ10は
レンズ切換ギヤAllから離れてバリア駆動ギヤ51に
かみ合う。そのため、遊星ギヤ10からバリア駆動ギヤ
51に回転を伝えられて、バリア駆動ギヤ51が逆方向
に回転する。バリア駆動ギヤ51にはバリア状態検出手
段52が設けられており、バリア開位置に対応するバリ
ア駆動ギヤ51の位置でバリア開信号をカメラマイコン
6に出力することにより(ステップ5303)、モータ
7を停止しくステップ5304)、バリア開信号発生に
よって撮影素子25の電荷蓄積を開始する(ステップ5
305)システムとなっている。電荷蓄積終了後には、
再びカメラマイコン6によりモータ7は逆転を開始しく
ステップ8306)、バリア駆動ギヤ51も逆方向に回
転し、バリア位置検出手段52からバリア閉位置に対応
するバリア駆動ギヤ51の位置でバリア閉信号が出力さ
れる(ステップ9307)ことによりモータ7は停止す
る(ステップ8308)。
以下、レンズバリアの動作を第6図に基づいて簡単に説
明する。第6図(a)はバリア開の状態を、また第6図
(b)はバリア開の状態を表わしたものである。バリア
駆動ギヤ51が第6図(a)で示されている状態のとき
、バリア状態検出手段52からはバリア閉信号が、また
バリア駆動ギヤ51が第6図(b)で示されている状態
のときには、バリア状態検出手段52からはバリア開信
号が出力されている。ここで、以下に第3表に示すよう
に、バリア開信号は、バリアパターン1がLOでバリア
パターン2がHiであることを意味する。また、バリア
閉信号は、バリアパターンlがHiでバリアパターン2
がLoであることを意味する。
面の突起57bに、他端56bを固定部に係止する。
レンズバリア58の第6図中の上端部にはバリア駆動レ
バーB57の一端57(Iが枢着される。第6図(e)
に示すように、このバリア駆動レバーB57の他端57
cは大略扇形のバリア駆動連結板54の基端部54cに
枢着されるとともに、その中間部の下面に突起57aを
有する。上記バリア駆動連結板54は、その表面のバリ
ア駆動レバー側に円弧を描くように延びた凹溝54aを
備え、該凹溝54a内に凹溝54−aに沿って移動可能
に上記バリア駆動レバーB57の突起57aを嵌合する
。上記バリア駆動連結板54の裏面にはバリア駆動レバ
ーA53の一端がバリア駆動連結板54の下面の枢着ピ
ン54dにより枢着される一方、該バリア駆動レバーA
53の他端は枢着ピン51aにより上記バリア駆動ギヤ
51の上面に枢着される。また、第6図(f)に示すよ
うに、上記バリア駆動レバーB57とバリア駆動連結板
54の枢着軸と同心にバリアスプリングA55の巻線部
を嵌合し、第6図(e)中の矢印のようにヂャージさ第
3表 上記バリアの開閉を行うクランク機構をまず説明する。
レンズバリア58は上記各レンズと撮像素子25との間
に介在してレンズから撮像素子25に入る光線を遮断す
るバリア閉位置と、両部材間から退避したバリア開位置
との間で、バリアガイド59の案内により移動する。す
なわち、レンズバリア58の第6図中の下端部の突起5
8aがバリアガイド59の溝内を移動することにより、
レンズバリア58が円滑に上記同位置間で移動する。こ
のレンズバリア58はバリアスプリングB56により常
時バリア閉位置側に付勢される。すなわち、第6図(g
)に示すように、上記バリアスプリング856は実際に
はネジリコイルバネであって、第6図(e)中の矢印方
向にヂャージされた上でその一端56aをバリア駆動レ
バーB57の上れた上で両端55a、55bでバリア駆
動連結板54の突起54bと上記バリア駆動レバーB5
7の突起57aとを挾みつける。
レリーズスイッチ5のオンによりモータ7が逆転を開始
しくステップ5301)、バリア駆動ギヤ51が逆方向
に回転されると(ステップ5302)、バリア駆動ギヤ
51、バリア駆動レバーA53、バリア駆動連結板54
の間のクランク機構により、バリア駆動連結板54は逆
方向に回転する。すると、バリアスプリングA55の両
端55a、55b間に突起57a、54bが挾まれるこ
とにより、バリア駆動レバーB57もバリア駆動連結板
54と同様に回転するため、レンズバリア58はバリア
ガイド59に規制されながら移動し、第6図(a)から
第6図(b)のようなバリア開の状態となり、バリア状
態検出手段52よりバリア開信号がカメラマイコン6に
出力されることでモータ7は停止する(ステップ530
4)。また、このバリア開信号がカメラマイコン6に出
力されることにより撮像素子25の電荷蓄積が開始され
る(ステップS305)。
電荷蓄積開始から終了までの時間は、測光部80での測
光の結果により決定され、カメラマイコン6によって撮
像素子25は制御される。
撮像素子25の電荷蓄積が終了すると、カメラマイコン
6によりモータ7は再び逆転を始め(ステップ5306
)、バリア駆動ギヤ51も再び逆方向に回転する。ここ
でも、また、バリア駆動ギヤ51、バリア駆動レバーA
53、バリア駆動連結板54の間のクランク機構により
バリア駆動連結板54は順方向に回転する。すると、バ
リアスプリングA55によりバリア駆動レバーB57も
バリア駆動連結板54と同様に回転するため、レンズバ
リア58はバリアガイド59に規制されながら閉方向に
移動し、第6図(b)から第6図(a)のようなバリア
閉状態となり、バリア状態検出手段52によりバリア閉
信号が出力されることで(ステップ5307)カメラマ
イコン6によりモータ7は停止する(ステップ5308
)。
撮影者が手で無理にレンズを開こうとしたときて、外力
が無くなるとレンズ駆動レバーB57は、上記バリアス
プリングA55及びバリアスプリングB56の各付勢力
によって閉位置に戻され、レンズバリア58も閉状態に
戻される。
一方、バリア駆動ギヤ51と遊星ギヤI2がかみ合って
いない場合には、第6図(d)のように、バリアを開こ
うとする外力によって、レンズバリア58、バリア駆動
レバーB57だけでなく、バリア駆動連結板54、バリ
ア駆動レバー33、バリア駆動ギヤ51までも位置変化
する。この外力によりバリアスプリングB56がチャー
ジされているため、外力が無くなるとバリアスプリング
B56の付勢力によって、レンズ駆動レバーB57は閉
位置に戻され、それによって、レンズバリア58も閉状
態に、また、バリア駆動連結板54、バリア駆動レバー
A53、バリア駆動ギヤ51も閉状態に戻される。
以上の動作は撮影者が広角レンズの状態でレリーズスッ
チ5をオンした場合についてであるが、望遠レンズの状
態で撮影者がレリーズスイッチ5など、レンズバリア閉
状態で外部からレンズバリア58を開こうとする力が加
わったときの動作は、第6図(c)のように、バリア駆
動ギヤ51と遊星ギヤIOがかみ合っている場合と、第
6図(d)のようにバリア駆動ギヤ51と遊星ギヤ10
がかみ合っていない場合の2つの場合に分けられる。
まず、第6図(c)のように、バリア駆動ギヤ51が遊
星ギヤIOとかみ合っている場合には、ギヤ連結がモー
タ7までつながっているため、バリア駆動ギヤ51は回
転せず、従って、バリア駆動レバーA53及びバリア駆
動連結板54も固定されたままである。レンズバリア5
8を外力により開くと、レンズバリア58の動きによっ
てバリア駆動レバーB−57の位置も変化する。このこ
とにより、バリア駆動連結板54とバリア駆動レバーB
57の相対関係が変化するため、バリアスプリングA5
5によってこの両者をばね結合して、破壊を防いでいる
。この状態では、枢着ビン54.dと突起57aとに夫
々端部が係止された上記バリアスプリングA55のチャ
ージされている。よっをオンした場合には以下のように
作動する。すなわち、レリーズスイッチ5のオンにより
(ステップS30])、カメラマイコン6がモータ7を
逆転させ(ステップ5302)、レンズバリア58を開
き(ステップ5303)、露光終了後に再びカメラマイ
コン6がモータ7を逆転させてレンズバリア58を閉じ
るまでの動作は広角レンズの状態でレリーズスイッチ5
をオンした場合と全く同じである(ステップ5304〜
5308)。バリア状態検出手段52により、カメラマ
イコン6にバリア閉信号が入力された時点では、レンズ
状態検出手段52の信号が望遠信号となっている(ステ
ップ5309)ため、カメラマイコン6によりモータ7
は正転を始める(ステップ5311)。ここから先の動
作は、前述した望遠レンズの状態で撮影者が望遠スイッ
チの操作を中止した場合と同様な動作が行なわれ、撮影
レンズは広角レンズの状態へと戻される。
また、クローズアップレンズの状態で、撮影者がレリー
ズスイッチ5をオンした場合にもレリーズスイッチ5の
オンにより(ステップ5301)、カメラマイコン6が
モータ7を逆転させ(ステップ5302)、レンズバリ
ア58を開き(ステップS 303)、露光終了後に再
びカメラマイコン6がモータ7を逆転させて(ステップ
8304〜8306)、レンズバリア58を閉じる(ス
テップ5307.9308)までの動作は広角レンズの
状態でレリーズスイッチ5をオンした場合と全く同じで
ある。バリア状態検出手段52によりカメラマイコン6
にバリア閉信号が入力された時点では、レンズ状態検出
手段52の信号がクローズアップ信号となっている(ス
テップ5309,8310)ため、カメラマイコン6に
よりモータ7は正転を始める(ステップ5311)。こ
こから先の動作は、前述したクローズアップレンズの状
態で撮影者がクローズアップスイッチの操作を中止した
場合と同様な動作が行なわれ、撮影レンズは広角レンズ
の状態へと戻される。
以上、撮影時のレンズバリア、撮影レンズの動作を説明
したが、バリア状態検出手段52からバ一方、上記被駆
動側歯車■102の上記肉盛り部101aに対応する部
分、すなわち被駆動側歯車11102の第2歯102c
の先端に上記肉盛り部101aに対応して切り欠かれた
切欠部102dを形成する。よって、両歯車101,1
02がかみ合うとき、上記切欠部102dと肉盛り部+
01aとが対向するようにかみ合うため、かみ合わせに
何等負荷がかからず、駆動側歯車1101の第1歯10
1bが被駆動側歯車]1102の第2歯102cに無理
なくかみ合うことができる。また、第7図(b)中の被
駆動側歯車11102の第1歯102bの第2歯102
cとは反対側に、斜線部のように他の機構部品と干渉し
ないようにある程度自由な肉盛り部102aを形成する
ことも可能である。
この部分には、駆動側歯車■101の第1歯101bと
かみ合うことがない。このように肉盛り部101a、l
02aを各歯車101.102に形成することにより、
衝撃力の加わる駆動側歯車1101、被駆動側歯車■1
02の各第1歯totb、t02bにも十分な強度を持
たせることが可能となリア閉信号が出力された時点で、
レンズ状態検出手段12から広角信号以外の信号(望遠
信号、クローズアップ信号、切換中の信号)が出力され
ていると(ステップ5309.5310)、カメラマイ
コン6によりモータ7は正転され(ステップ5311)
、撮影レンズはレンズ状態検出手段12より広角信号が
出力されるまで動作するようになっているのである(ス
テップ8312〜S 314)。
以上、各動作を行う機構において、第7図(a)のよう
な欠歯歯車1101及び[102同士のかみ合いによる
レンズ切換動作について述べてきたが、上記両歯車10
1,102がもし、第7図(a)の様な歯の形状だと相
方の歯車共、最初に衝突する歯には、通常の歯車と異な
り、衝撃力が加わるため、強度が必要となってくる。そ
のため、第7図(b)のように各歯車101,102に
肉盛りをする方が安全である。
すなわち、駆動側歯車■101の第1歯101bの該第
1歯101bと第2歯101cとの間に斜線部で示すよ
うな肉盛り部101aを形成する。
次に、これまで述べてきたレンズ切換動作と同時に行な
われるファインダー切換動作について説明する。ファイ
ンダー光学系は撮影レンズが望遠レンズのときが標準状
聾となっており、撮影光学系が広角レンズの状態になっ
ているときには、ファインダー主光学系の被写体側に広
角フン副光学系ブロック41が、また撮影光学系がクロ
ーズアップのときにはファインダー主光学系の被写体側
に、パララックスを減少させるためのクサビレンズブロ
ック45が挿入されるようになっている。以下、その動
作について説明する。
第8図(a)〜(f)は撮影レンズの3状態におけるフ
ァインダー切換動作の様子を示した図であり、第8図(
a) 、 (b)が広角レンズの状態、第8図(c) 
、 (d)が望遠レンズの状態、第8図(e)、(f)
がクローズアップレンズの状態を示している。図の簡略
化のため、第8図(a) 、 (c) 、 (e)はレ
ンズ前ブロックlと広角コン副光学系ブロック41の動
作を、また第8図(b) 、 (d) 、 (f)は後
ブロック2とクサビレンズブロック45の動作を示して
いる。第8図(g)〜(i)は上記切換動作を行う機構
を示す。図において、上記広角コン副光学系ブロック4
1の円筒部41aは、同軸にクサビレンズブロック45
の円筒部45aと、広角コンギヤ42の円筒部42bと
クサビギヤ46の円筒部46aとが枢着されている。上
記広角コンスプリング43とクサビスプリング47は、
上記広角コン副光学系ブロック41とクサビレンズブロ
ック45との間に配置されている。上記広角コンスプリ
ング43は、第8図(h)に示すように、その巻線部が
広角コン副光学系ブロック41の円筒部41aに嵌合さ
れ、かつ、両端43a、43bが矢印方向にチャージさ
りた上でその間に広角コン副光学系ブロック41の突出
部41bと広角コンギヤ42の突起42aとを挾み込ん
でいる。また、上記クサビスプリング47は、第8図(
i)に示すように、その巻線部がクサビレンズブロック
45の円筒部45aに嵌合され、かつ、両端47a、4
7bが矢印方向にチャージされた上でその間にクサビレ
ンズブロック45の突出)のような位置までレンズ前ブ
ロックlが回転すると、レンズ前ブロックIの押し付は
爪部1hで広角コンギヤ42の一端が押圧されることに
よって広角コンスプリング43がチャージされ、広角コ
ン副光学系ブロック41を広角コンストッパーB(44
b)に押圧固定し、ファインダー光路(光路中心Y)の
外へと退避させる。
次に、クサビレンズブロック45の動作について説明す
る。レンズ後ブロック2が第8図(b)や(d)のよう
な位置にあるときには、上述した広角コン副光学系ブロ
ック41の第8図(c)や(e)の状態のときと同様の
機構でレンズ後ブロック2の押しつけ爪部2hで、クサ
ビギヤ46の一端が押圧されることによって、クサビス
プリング47がチャージされ、クサビレンズブロック4
5をクサビストッパーB(48b)に押圧固定し、ファ
インダー光路外へ退避させている。そして、レンズ後ブ
ロック2が回転すると、クサビギヤ46の最初の歯は、
レンズ後ブロック2のカム部2fに沿って滑り、レンズ
後ブロック2のギヤ部2eの最初の歯から部45bとク
サビギヤ46の突起46gとを挾み込んでいる。
まず、広角コン副光学系ブロック41の動作について説
明する。レンズ前ブロックlが第8図(a)のような位
置にあるときには、レンズ前ブロック1のギヤ部1eと
広角コンギヤ42とはかみ合っており、広角コン副光学
系ブロック41と広角コンギヤ42との間は、広角コン
スプリング43によりバネ連結されているため、広角コ
ンスプリング43がチャージされた状態で、広角コンス
トツバ−A (44a)にコン副光学系41が押圧され
て固定されている。
この状態でレンズ前ブロックlが回転するとき、レンズ
前ブロックlのギヤ部1eと広角コンギヤ42とは最初
かみ合っているので広角コンギヤ42は回転するが、レ
ンズ前ブロック1のギヤ部1eの最後の歯がかみ合いを
終了すると、広角コンギヤ42の最後のギヤは、レンズ
前ブロック1のカム部1fに沿って滑ることで逆行する
ことなくその回転したままの位置を維持し、第8図(c
)や(eかみ合いを開始し、クサビギヤ46の最後の歯
がレンズ後ブロック2のギヤ部2eにかみ合った状態で
クサビレンズブロック45をクサビストッパーA(48
a)にクサビスプリング47のチャージによって押圧し
、ファインダー光路中に挿入して位置出しを行なうよう
にしている。
本実施例においては、クローズアップレンズ状態におけ
るバララックスの補正にクサビレンズを用いているが、
クサビレンズの代わりに別の視野枠をファインダー光路
中に挿入する方法でも同様の効果は得られる。
以上、説明してきたようなレンズ切換機構だけでは、広
角レンズ、望遠レンズ、クローズアップレンズの各状態
において、レンズ切換ギヤAllとレンズ切換ギヤB1
3との間にギヤ連結が無くなっているため、レンズ前ブ
ロックl及びレンズ後ブロック2は夫々スナップスプリ
ングA16、スナップスプリングB17の押圧力量のみ
で、位置を維持しており、カメラに衝撃荷重等が作用す
ると他の状態へと切換わってしまうことが考えられる。
そこで、本実施例では、外力による撮影レンズの切換り
を防止するため、第9図中に示された切換防止爪A+8
及び切換防止爪E20を設けている。以下、この切換防
止爪A18の動作を例にとって説明する。
上記切換防止爪A18は第9図(e)に示すように回転
軸A(18a)に回動自在に軸支されており、通常の状
態では、切換防止スプリングAI9により、第9図(a
) 、 (b)に示されるようにレンズ前ブロックl及
びレンズ後ブロック2の回動を防げない位置に退避した
状態で維持されている。なお、簡略化のためレンズ後ブ
ロック2は図示していない。
レンズ前ブロックlルンズ後ブロック2の少なくともど
ちらか一方がO°位置にある場合、つまり広角レンズか
望遠レンズの状態のとき、レンズ前ブロックl及びレン
ズ後ブロック2を順方向に回転させるような外力による
慣性力が上記ブロック1.2に作用したとすると、第9
図(a)に示ずように、切換防止爪AI8の重心と回転
軸A(18a)が消失すると、切換防止スプリングA1
9、スナップスプリングA16及びスナップスプリング
B17により、切換防止爪A18、レンズ前ブロックl
及びレンズ後ブロック2は通常の位置に戻される(第9
図(a)参照)。
第9図(e)に示された切換防止爪B20も、レンズ前
ブロックlルンズ後ブロック2と、重心と回転軸の位置
、スプリングの力量を切換防止爪A18と同じ様に設定
しであるため、切換防止爪A1Bと同様な動作をする(
第9図(b)、(d))。なお、図中、Z3は切換防止
爪B20の重心と回転軸20aとを結ぶ直線であり、I
 j、 2 j(第8図(b)参照)は切換防止爪B2
0が引っ掛かる爪部である。
さらに、本実施例では、レンズ切換動作中に外力により
慣性力がかかり、切換防止爪A18及び切換防止爪B2
0がレンズ前ブロツク11レンズ後ブロツク2をロック
してしまった場合には、モータ7が回転し続けることに
よってモータ及びギヤ列が破壊してしまうことが考えら
れるため、減とを結ぶ直線3、と、レンズ前ブロックl
がO。
位置にあるときの重心1gとレンズ回転軸22とを結ぶ
直線Z2が略平行になるように重量バランス調整がされ
ているため、切換防止爪AI8にも順方向に回転するよ
うな慣性力が作用する。上記切換防止スプリングA19
による切換防止爪A18の押圧力量と、スナップスプリ
ングAL6によるレンズ前ブロックlの押圧力量と、ス
ナップスプリングB17によるレンズ後ブロック2の押
圧力量は、切換防止爪A18、レンズ前ブロックlルン
ズ後ブロック2の重量比にほぼ等しく設定しているため
、レンズ前ブロックl及びレンズ後ブロック2が回転を
始めるような慣性力がかかると切換防止爪A1Bも回転
し、上記切換防止爪A18がレンズ前ブロックl及びレ
ンズ後ブロック2の回転軌跡中に入りこみ、両レンズブ
ロック12に設けられた爪部1i、2i(第8図(b)
参照)と引っ掛かることにより両レンズブロック1.2
の回動が防げられる(第9図(c)参照)。
この慣性力は瞬間的なものであり、この慣性力速ギヤ8
の部分にすべり機構を設けて上記ギヤ列の破壊を防いで
いる。
また、本実施例では、撮影レンズ系が、レンズ前ブロッ
クl、レンズ後ブロック2に分割されており、各々独立
して動作するため撮影光路中に迷光が入る恐れがある。
このため、第1O図に示すようにレンズ前ブロック1及
びレンズ後ブロック2に、迷光を遮断するために円弧形
状に突出した迷光防止壁を設けている。すなわち、レン
ズ前ブロック1のレンズ後ブロック2に対向する面H1
(第4図(a)参照)に、主光学系1aを囲む円環状第
1迷光防止壁1kを前後方向沿いに突出させて形成する
とともに、該第1迷光防止壁1によりレンズ後ブロック
2の回転軸回りに円弧状に延び出た2つの第2迷光防止
壁1g、In+を前後方向沿いに突出させて形成する。
また、レンズ後ブロック2のレンズ前ブロック1に対向
する面H2(第4図(a)参照)に、副光学系2Cを囲
む円環状第3迷光防止壁2kを前後方向沿いに突出させ
て形成するとともに、該第3迷光防止壁2により延び出
てかつ上記2つの第2迷光防止壁Iff、1m間を常時
閉塞する第4迷光防止壁2gを前後方向沿いに突出させ
て形成する。このような迷光防止壁を設けることにより
、副光学系2cが上記レンズ後ブロック2の回転により
主光学系1a等の撮像面側より退避しているときでも、
上記第4迷光防止壁2gが上記第2迷光防止壁IL1m
間を閉塞するので、迷光がカメラ内に入り込むことが効
果的に防止するこ七ができる。よって、広角レンズ(第
10図(a))、望遠レンズ(第1O図(b))、クロ
ーズアップ(第10図(C))レンズの各状態、及び切
換途中においても迷光を防止することができる。
上記実施例においては、操作部材としてクローズアップ
スイッチ4または望遠スイッチ3を撮影中以外で操作し
ているときのみしか、上記レンズ切換駆動機構により標
準レンズ系以外の撮影レンズ系、すなわちクローズアッ
プ状態のレンズまたは望遠レンズに切換えることができ
ず、上記スイッチ4.3の操作終了後は上記レンズ切換
駆動機構により上記標準レンズ系以外の撮影レンズ系か
らレンズ前ブロックの動作を示す説明図、第4図(c)
、 (e) 、 (g) 、 (i) 、 (k) 、
 (m)は夫々レンズ後ブロックの動作を示す説明図、
第5図(a)はレンズ状態検出手段のパターン基板のパ
ターン図、第5図(b)は上記パターン基板と切片とよ
り生ずる信号を示すタイミングチャート図、第6図(a
)〜(d)は夫々バリア開閉動作を示す説明図、第6図
(e)〜(g)は夫々バリア開閉機構の説明図、第7図
(a) 、 (b)は夫々欠歯歯車の正面図及び該歯車
に肉盛り部を形成した場合の正面図、第8図(a)’、
 (b)は夫々広角レンズにおけるファインダー切換動
作の説明図、第8図(c) 、 (d)は夫々望遠レン
ズにおけるファインダー切換動作の説明図、第8図(e
) 、 (f)は夫々クローズアップレンズにおけるフ
ァインダー切換動作の説明図、第8図(g)〜(i)は
夫々ファインダー切換動作を行う機構の説明図、第9図
(a)〜(d)は夫々切換防止機構の動作を示す説明図
、第9図(e)は切換防止スプリングの取付状態を示す
斜視図、第1θ図(a)〜(c)は夫々上記カメラの迷
光防止機構を示す説明図、第11図(a) 、 (b)
は夫々レンズ標準レンズ系すなわち広角レンズに自動的
に切換えられるようにした。従って、標準レンズ系以外
の撮影レンズ系による撮影は、上記スイッチ43を撮影
者が意図して操作する場合以外に行うことができず、上
記スイッチ4.3を操作しないときには標準レンズ系に
よる撮影しか行うことができない。よって、撮影者は意
図した撮影のみ行うことができ、誤って意図に反する撮
影を行うことが効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は夫々本発明の一実施例にかかる
多焦点カメラとしての電子スチルカメラの平面図、正面
図、底面図、左側面図及び右側面図、第1図(f)は上
記スチルカメラ内に備えられる駆動システムを示す説明
図、第2図(a)〜(c)は夫々広角レンズ、望遠レン
ズ及びクローズアップレンズの状態を示す説明図、第3
図は各レンズでの撮影可能距離及び人物を撮影した場合
の画面比を示す図、第、4図(a)はレンズ切換駆動機
構を示す要部断面図、第4図(b)、(d)、(f)、
(h)、(j)、(1)は夫々の切換動作のフローチャ
ート、第11図(c)はバリア開閉動作のフローチャー
トである。 l・・・レンズ前ブロック、1 a、 1 b・・・主
光学系、lk、112.In・・・迷光防止壁、2・・
レンズ後ブロック、2c・・副光学系、2に、2Q・・
迷光防止壁、3・・・望遠スイッチ、4・・・クローズ
アップスイッチ、5・・・レリーズスイッチ、6・・・
カメラマイコン、7・・・モータ、8・・減速ギヤ、9
・太陽ギヤ、10・・遊星ギヤ、11・・・レンズ切換
ギヤAS 12・・レンズ状態検出手段、13・・・レ
ンズ切換ギヤB、14・レンズ切換ギヤC115・・・
レンズ切換ギヤC′、16・・・スナップスプリングA
117・・・スナップスプリング811B・・・切換防
止爪AS 19・・・切換防止スプリングAl2O・・
切換防止爪B121・・切換防止スプリングB122・
・・レンズ回転軸、23・・レンズ位置決めA124・
・・レンズ位置決めB125・・・撮像素子、40・・
・ファインダ一部、41・・・広角コン副光学系ブロッ
ク、42・・広角コンギヤ、43・・・広角コンスプリ
ング、44・・広角コンストッパー、45 クサビレン
ズブロック、46・・クサビギャ、47・・・クサビス
プリング、48・・・クサビストッパー、51 ・バリ
ア駆動ギヤ、52・・・バリア状態検出手段、53・・
バリア駆動レバー、54・バリア駆動連結板、55・・
・バリアスプリングA156・・・バリアスプリングB
157・・・バリア駆動レバーB158・・レンズバリ
ア、59・・・バリアガイド、70・・・フラッシュ、
71・・・直流電源、80 ・測光部、90・・・メイ
ンスイッチ、101・・・駆動側歯車1. 101a、
 102a−・肉盛り部、101b102 b−第1歯
、101c、102cm第2歯、102・・・被駆動側
歯車■、102d・・切欠部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2つの撮影レンズ系を有し、一方の撮
    影レンズ系は標準レンズ系とするとともに、他方の撮影
    レンズ系は標準レンズ系以外の撮影レンズ系とし、上記
    2つの撮影レンズ系を選択的に切換えて撮影を行うよう
    にした多焦点カメラにして、 上記標準レンズ系を上記標準レンズ系以外の撮影レンズ
    系に切換えるための操作部材(3、4)と、撮影中以外
    における上記操作部材(3、4)の操作により上記標準
    レンズ系から上記標準レンズ系以外の撮影レンズ系にレ
    ンズ系を切換える一方、上記操作部材(3、4)の操作
    終了後に上記標準レンズ系以外の撮影レンズ系から上記
    標準レンズ系に切換えるレンズ切換駆動機構とを備える
    ようにしたことを特徴とする多焦点カメラ。
JP1037176A 1989-02-15 1989-02-16 多焦点カメラ Pending JPH02214831A (ja)

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