JP2008287110A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミラーの角度調整を行っても、バウンド抑制時間のばらつきを少なくし、高いバウンド抑制効果を得る。
【解決手段】撮像装置1は、撮像光学系からの光を反射する第1のミラー13と、該第1のミラーを保持し、回動可能な保持部材14と、該保持部材と当接して該保持部材を停止位置に位置決めする位置決め部材16と、停止位置に向かって回動して位置決め部材に当接した保持部材のバウンドを抑制する第1のバウンド抑制部材18と、停止位置を調整する調整機構17とを有する。そして、該調整機構は、位置決め部材と第1のバウンド抑制部材とを、保持部材の回動中心軸回りで互いに同一の角度回動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一眼レフカメラ等の撮像装置に関し、特に回動可能なミラーのバウンドを抑制する機構を備えた撮像装置に関する。
一眼レフカメラに搭載されたクイックリターンミラー機構では、主ミラー及びサブミラーを撮像光学系からの光路(撮像光路)の内外に高速で回動させる。撮像光路内では、各ミラーはミラーボックスに設けられたストッパに当接することで特定の停止位置に位置決めされ、ファインダ光学系や焦点検出ユニットに光を導く。
このようなクイックリターンミラー機構においては、ミラーを撮像光路外から撮像光路内に高速回動させたとき(以下、復帰時という)に上記ストッパに対する衝突により生じるミラーのバウンド現象を抑制する必要がある。バウンドを抑えることで、早期に焦点検出動作を開始することができるからである。
例えば、特許文献1には、ミラーを保持してミラーとともに回動するミラー保持部材にU字形状の溝部を設け、ミラーの復帰時において該溝部にミラーボックスに設けたピンが嵌り込むことでミラーのバウンドを抑制するカメラが開示されている。また、特許文献2には、光路内の停止位置に復帰したミラーに対してそのバウンドを抑える方向にばねによる負荷を印加することで、バウンドを抑制するカメラが開示されている。
一方、ストッパによって決定されるミラーの撮像光路内での停止位置は、カメラごとに製造誤差があるためにこれを調整する必要がある。このため、カメラには、ストッパの位置調整、つまりはミラーの角度調整を可能とする調整機構が設けられる。特許文献3には、ミラーの角度調整を行ってもバウンド防止効果を確保できるカメラが開示されている。
特開平9−274250号公報 特開平11−38501号公報 特開2005−345611号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたカメラでは、ミラーの角度調整を行うと、ピンとミラー保持部材に設けられたU字形状溝部の移動軌跡との間に位置差が生じる。このため、ミラーの角度調整によってバウンド抑制時間にばらつきが生じる。また、特許文献2や特許文献3にて開示されたカメラでも、ミラーの角度調整によるバウンド抑制時間のばらつきを低減することまでは考慮されていない。
本発明は、ミラーの角度調整によるバウンド抑制時間のばらつきが少なく、高いバウンド抑制効果が得られるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像光学系からの光を反射する第1のミラーと、該第1のミラーを保持し、回動可能な保持部材と、該保持部材と当接して該保持部材を停止位置に位置決めする位置決め部材と、停止位置に向かって回動して位置決め部材に当接した保持部材のバウンドを抑制する第1のバウンド抑制部材と、停止位置を調整する調整機構とを有する。そして、該調整機構は、位置決め部材と第1のバウンド抑制部材とを、保持部材の回動中心軸回りで互いに同一の角度回動させることを特徴とする。
本発明によれば、調整機構によって位置決め部材による保持部材の停止位置、つまりは第1のミラーの角度を調整すると、第1のバウンド抑制部材が位置決め部材とともに、保持部材の回動中心軸回りで同一の角度回動する。このため、ミラーの角度調整によるバウンド抑制時間のばらつきを少なくすることができ、かつ高いバウンド抑制効果を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1及び図10には、本発明の実施例である一眼レフデジタルカメラ(撮像装置)の概略構成を示している。また、図2には、本実施例におけるクイックリターンミラーユニットとミラーバウンド抑制機構を分解して示している。また、図3〜図7には、上記クイックリターンミラーユニットとミラーバウンド抑制機構を構成する要素の関係を示している。
これらの図において、1は本実施例のカメラ、2は撮像光学系を内蔵した撮像レンズ(交換レンズ)である。
カメラ1内において、3はクイックリターンミラーユニット、4は被写体像を観察するためのファインダ光学系である。5はCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子や各種光学フィルタを含む撮像素子ユニットである。6はTTL位相差検出方式で撮像光学系のデフォーカス量を検出する、すなわち焦点検出を行う焦点検出ユニットである。10はミラーバウンド抑制機構である。
11はハーフミラーにより構成された主ミラー(第2のミラー)である。12は主ミラー保持部材であり、主ミラー11を保持する。主ミラー保持部材12に設けられた軸部12aは、ミラーボックス40に回動可能に保持されている。ミラーボックス40は、その内部に主ミラー11及び後述するサブミラー等を収容し、前端部には、撮像レンズ2を装着するためのマウント30が固定されている。
主ミラー保持部材12は、主ミラー11が撮像光学系から撮像素子ユニット5に向かう光路(撮像光路)の内側の第1の位置と撮像光路の外側の第2の位置との間で移動するように、軸部12a回りで回動する。
上記第1の位置では、主ミラー11は、撮像光学系からの光の一部を反射してファインダ光学系4に導き、残りの光を透過させる。これにより、撮影者は、ファインダ光学系4を通して被写体観察を行える。また、上記第2の位置では、撮像光学系により形成された被写体像の撮像素子ユニット5による光電変換、すなわち撮像を許容するよう撮像光路外に退避する。
ミラーボックス40内には、主ミラーストッパ22が形成されている。第2の位置から第1の位置に反時計回り方向に回動した主ミラー保持部材12が該主ミラーストッパ22に当接することで、主ミラー11が第1の位置に位置決めされる。
13はサブミラーであり、14は該サブミラー13を保持するサブミラー保持部材である。サブミラー保持部材14は、主ミラー保持部材12に形成された軸部12bに回動可能に取り付けられている。なお、図2には、サブミラー13用のミラーバウンド抑制機構(これについては後述する)が配置される側とは反対側(図の手前側)の軸部12aのみが示されているが、ミラーバウンド抑制機構が配置される側にも設けられている。
サブミラー保持部材14は、主ミラー保持部材12(主ミラー11)が第1の位置に位置しているときにサブミラー13が撮像光路内における主ミラー11の後方に位置するように位置決めされる。この位置決めによる停止位置を、本実施例では、サブミラー13及びサブミラー保持部材14の第1の位置と称する。
この第1の位置で、サブミラー13は、主ミラー11を透過してきた光を反射して焦点検出ユニット6に導く。
また、サブミラー保持部材14は、主ミラー保持部材12が第2の位置に位置しているときにサブミラー13が撮像光路外に配置されるように主ミラー保持部材12に対して折り畳まれる。この位置を、サブミラー13及びサブミラー保持部材14の第2の位置(光路外位置)と称する。
15はサブミラー開きばねであり、軸部12b回りで主ミラー保持部材12に対してサブミラー保持部材14を反時計回り方向(第2の位置の方向)に付勢する。
なお、主ミラー11、主ミラー保持部材12、サブミラー13、サブミラー保持部材14及びサブミラー開きばね15によりクイックリターンミラーユニットが構成される。
16は位置決め部材としてのサブミラーストッパとしても機能する角度調整ピンであり、調整部材としての角度調整プレート17に固定されている。図3に示すように、角度調整ピン16は、第1の位置に回動したサブミラー保持部材14に形成された突起部14aに当接する。これにより、軸部12b回りでのサブミラー保持部材14の反時計回り方向の回動が制限され、サブミラー保持部材14が第1の位置に位置決めされる。
サブミラー保持部材14には、二股形状部としてのフック形状部14bが形成されている。
18は第1のバウンド抑制部材としてのフックピンであり、フックプレート19に固定されている。
フックプレート19は、角度調整プレート17に形成された穴17a回りで回動可能に角度調整プレート17に取り付けられている。また、フックプレート19は、図7に示すように、フックプレート19に形成された第1の曲げ部19aと角度調整プレート17に形成された曲げ部17bとの間に掛けられた引張コイルばね20によって、穴17a回りにおいて反時計回り方向に付勢されている。フックプレート19は、該フックプレート19に形成された第2の曲げ部19bが角度調整プレート17に当接することによって、穴17a回りにおける反時計回り方向の回動が制限される。
角度調整プレート17は、穴17cを有し、該穴17cにカメラ本体に設けられた不図示の軸部が挿入されることで、該軸部回りで回動可能に保持される。穴17cの中心軸、つまりはここに挿入される軸部の中心軸は、サブミラー保持部材14の回動中心軸である軸部12bの中心軸に一致するように設定されている。このため、角度調整プレート17は、軸部12bの中心軸回りで回動するということができる。言い換えれば、角度調整プレート17は、サブミラー保持部材14と同軸上で回動する。
したがって、角度調整プレート17に設けられた角度調整ピン16と角度調整プレート17上に備えられたフックプレート19に設けられたフックピン18は、角度調整プレート17の回動に伴ってサブミラー保持部材14の回動中心軸回りで回動する。また、角度調整ピン16とフックプレート19は、上記回動中心軸回りで互いに同一の角度回動する。
なお、実際には、軸部12bの中心と穴17cの中心軸とが製造許容誤差の範囲でずれる場合もあるが、このような場合も軸部12bの中心軸と穴17cの中心軸とが一致するとみなす。つまり、角度調整ピン16とフックピン18がサブミラー保持部材14の回動中心軸回りで回動するとみなす。
また、「同一の角度」についても、同様に、完全に同一である場合だけでなく、許容範囲で差があるに過ぎずに同一とみなせる場合も含む。
角度調整プレート17及び角度調整ピン16を主たる構成要素として調整機構が構成される。また、該調整機構とフックプレート19及びフックピン18とを主たる構成要素としてミラーバウンド抑制機構10が構成される。
21はサブミラー反転ピンであり、ミラーボックス40に固定されている。
次に、上記構成を有するクイックリターンミラーユニットとミラーバウンド抑制機構の動作について、図3〜図6を用いて説明する。
図3には、被写体観察位置である第1の位置でのクイックリターンミラーユニットとミラーバウンド抑制機構の状態を示す。
この状態でカメラ1に設けられた不図示のレリーズスイッチが第1ストローク操作(半押し操作)されると、焦点検出ユニット6による焦点検出や不図示の測光ユニットによる測光が行われる。そして、レリーズスイッチが第2ストローク操作(全押し操作)されると、以下の動作が行われる。
まず、主ミラー保持部材12は、軸部12a回りで時計回り方向に光路外退避位置である第2の位置まで回動する。その過程で、サブミラー保持部材14に形成されたカム部14cがサブミラー反転ピン21に当接することによって、サブミラー保持部材14は、サブミラー戻しばね15をチャージしながら軸部12b回りで時計回り方向に第2の位置まで回動する。図4には、第2の位置でのクイックリターンミラーユニットとミラーバウンド抑制機構の状態を示す。
撮像素子ユニット5の露光が完了すると、主ミラー保持部材12は、軸部12a回りで反時計回り方向に回動し、第2の位置から第1の位置に復帰する。これにより、サブミラー保持部材14もサブミラー戻しばね15の付勢力によって軸部12b回りで反時計回り方向に回動し、第2の位置から第1の位置に復帰する。
この復帰の過程において、サブミラー保持部材14のフック形状部14bはフックピン18に当接してこれを押し下げる(図5参照)。これにより、フックピン18が固定されたフックプレート19が角度調整プレート17の穴17a回りで時計回り方向に回動するので、フックピン18はサブミラー保持部材14の復帰時の回動範囲の外側に移動する(図6参照)。
その後、サブミラー保持部材14は、突起部14aが角度調整ピン16に当接することで回動を停止する。また、フックピン18は、引張コイルばね20の付勢力によってフックプレート19が穴17a回りで反時計回り方向に回動することで、サブミラー保持部材14のフック形状部14b内に挿入される。
突起部14aで角度調整ピン16に当接したサブミラー保持部材14は、バウンドしてフック形状部14bでフックピン18に当接する。また、フック形状部14bでフックピン18に当接したサブミラー保持部材14は、再度バウンドして突起部14aで角度調整ピン16に当接する。こうして角度調整ピン16とフックピン18との間でバウンドを繰り返した後、サブミラー保持部材14は、角度調整ピン16に当接した状態で停止する。
このように、フック形状部14bと当接するフックピン18と、突起部14aに当接する角度調整ピン16とで、サブミラー復帰時のバウンドを抑制する。
次に、サブミラー13の角度調整について、図7〜図9を用いて説明する。図7及び図8の図中の矢印は、角度調整によるサブミラー保持部材14及び角度調整プレート17の回転方向を示している。また、図7及び図8中での実線は、角度調整前のサブミラー保持部材14とバウンド防止機構10の位置を示しており、破線は、角度調整後のサブミラー保持部材14とバウンド防止機構10の位置を示している。
図7では、角度調整プレート17を反時計回り方向に回動させることでサブミラー13の角度調整を行っている。図8では、角度調整プレート17を時計回り方向に回動させることでサブミラー13の角度調整を行っている。このように、サブミラー13の角度調整は図7と図8に示す破線の範囲内で行う。
前述したように、角度調整プレート17を穴17c回りで回動させると、角度調整ピン16とフックピン18は、サブミラー保持部材14の回動中心軸回りで互いに同一の角度回動する。このとき、角度調整プレート17とフックプレート19との間に掛けられた引張コイルばね20は、フックプレート19の第2の曲げ部19bを角度調整プレート17に押し付けたまま回動する。
これにより、図9に示すサブミラー保持部材14に形成されたフック形状部14bとフックピン18との隙間寸法29は、サブミラー13の角度調整の過程ではほとんど変化しない。このため、本実施例によれば、隙間寸法29を小さくすることができる。つまり、サブミラー13(サブミラー保持部材14)がバウンドする範囲を小さくすることができる。したがって、サブミラー13のバウンド量を小さくすることができるとともに、短時間でバウンドを抑制し、停止位置に位置決めすることができる。
次に、図11〜図18を用いて、本実施例のカメラにおける様々な他の特徴について説明する。なお、各図において、その図を用いた特徴の説明には出てこない構成要素に対しても、他の特徴の説明で出てくる場合には符号を付している。
まず、図13には、カメラの背面から見たときのミラーバウンド防止機構、ミラー駆動機構及びシャッターチャージ機構の配置を示している。
図13において、ミラーボックス40の右側にはバウンド抑制機構10及びシャッターチャージ機構60が配置されている。一方、ミラーボックス40の左側には、ミラー駆動機構50が配置されている。41はファインダ光学系4の一部を構成するペンタプリズムである。
63はシャッターチャージレバーであり、回動することで不図示のシャッターのチャージ駆動を行う。シャッターチャージレバー63を含むシャッターチャージ機構60とミラーボックス40との間にミラーバウンド抑制機構10を配置することで、カメラを大型化することなくミラーバウンド抑制機構10を配置することができる。また、同様に、ミラー駆動機構50とミラーボックス40との間にミラーバウンド抑制機構10を配置しても同様の効果が得られる。
図11、図12及び図15には、本実施例のカメラにおけるミラー駆動機構及びシャッターチャージ機構をそれぞれ駆動するモータの配置を示している。図11は、カメラの正面図である。図12はカメラの上面図である。図15はカメラのミラー駆動機構用モータ51とシャッターチャージ機構用モータ61の起動と停止のタイミングを示すタイムチャートである。
モータ51とモータ61は、カメラの重心42を含んだミラーボックス40を挟んで左右に分かれて配置されている。また、両モータ51,61は、それぞれの回転軸方向が互いに平行になるように配置されている。
モータ51とモータ61は、図15に示すように、起動と停止のタイミングがほぼ一致している。
それぞれのモータが起動および停止する際には、カメラ本体にモータの回転方向とは逆方向の反力が発生する。しかし、本実施例では、両モータ51、61をカメラの重心42を挟んで両側に配置し、かつ両モータ51、61の回転方向を逆としている。これにより、両モータ51、61の起動及び停止によりカメラ本体に作用する反力が相殺され、両モータ51、61の起動時及び停止時のカメラ本体の振動を抑えることができる。
図14には、本実施例のカメラにおけるシャッターチャージ機構と内蔵フラッシュのポップアップ機構を示す。図14は、カメラの側面図である。
シャッターチャージ機構用モータ61は、ピニオンギヤ62がカメラ上部に位置するように配置されている。通常の撮像動作時には、該モータ61は時計回り方向に回転する。
フラッシュのポップアップ時には、モータ61は反時計回り方向に回転する。これにより、遊星ギヤ63がシャッターチャージ機構60内のギヤ64から離れてポップアップギヤ71に係合し、モータ61の回転を伝達する。
ポップアップギヤ71は、モータ61からの回転力によってポップアップ係止レバー72をその回転中心軸72c回りで反時計回り方向に回転させる。これにより、フラッシュポップアップユニット70の係止機構を構成する係止爪72a、72bがフラッシュポップアップユニット70の係合部73a、73bからそれぞれ離れる。このため、フラッシュポップアップユニット70は、ポップアップスプリング74の付勢力により、回転中心軸70a回りで反時計回り方向に回動し、ポップアップする。
このように、シャッターチャージ機構用モータ61のピニオンギヤ62をカメラ上部に配置することで、ピニオンギヤ62からポップアップギヤ71までの距離を短くすることができる。したがって、少ない数のギヤによってモータ61の出力でフラッシュポップアップユニット70の係止機構による係止を解除することができ、カメラの大型化を抑えることができる。
次に、図16〜19を用いて、本実施例のカメラのサブミラー13と主ミラー11のそれぞれのミラーバウンド抑制機構の配置について説明する。
図16は、主ミラー11用のミラーバウンド抑制機構(以下、主ミラーバウンド抑制機構という)80の背面図である。図16において、サブミラー13用のミラーバウンド抑制機構(以下、サブミラーバウンド抑制機構という)10が、クイックリターンミラーユニット3の右側に配置されている。これに対し、主ミラーバウンド抑制機構80は、クイックリターンミラーユニット3の左側に配置されている。
図17は、主ミラーバウンド抑制機構80の側面図であり、主ミラー11が第1の位置で停止している状態を示している。
図18は、主ミラーバウンド抑制機構80の斜視図であり、主ミラー11が第2の位置から第1の位置に移動する途中の状態を示している。具体的には、バウンド防止レバーピン81aと主ミラー保持部材12に設けられたフック部12cとが当接する直前の状態を示している。
図18の状態からさらに主ミラー保持部材12が軸部12aを中心に反時計回り方向に回転すると、フック部12cがバウンド防止レバーピン81aに当接してこれを反時計回り方向に押す。これにより、バウンド防止レバー81がその回動中心81b回りで反時計回り方向に回動し、バウンド防止レバーピン81aがフック部12cに対して退避する。
そして、主ミラー保持部材12が第1の位置に到達すると、バウンド防止レバースプリング82の付勢力によってバウンド防止レバー81が時計回り方向に戻され、図19に示すように、バウンド防止レバーピン81aがフック部12bに係合する。これにより、主ミラー11(主ミラー保持部材12)のストッパ22(図1等参照)への当接によるバウンドが抑制される。
この際、サブミラーバウンド抑制機構10によるサブミラー13のバウンド抑制も同時に行われる。これにより、クイックリターンミラーユニット3全体でのバウンドが効果的に抑制される。また、クイックリターンミラーユニット3の左右に分かれてサブミラーバウンド抑制機構10及び主ミラーバウンド抑制機構80を配置することで、カメラの大型化を防止することができる。
以上、図11〜18を用いて説明した特徴をまとめると以下のようになる。
(1)ミラーボックスを挟んだ両側にミラー駆動機構とシャッターチャージ機構が配置され、サブミラーバウンド抑制機構が、ミラー駆動機構とミラーボックスの間又はシャッターチャージ機構とミラーボックスとの間に配置されている。
(2)ミラーボックスを挟んだ両側にミラー駆動機構とシャッターチャージ機構が配置され、両機構のモータの回転軸が平行であり、撮像作動時における両モータの回転方向が逆である。
(3)シャッターチャージ機構のモータを撮像動作次とは逆に回転させることで内蔵フラッシュユニットをポップアップさせる。
(4)主ミラーバウンド抑制機構とサブミラーバウンド抑制機構が、ミラーボックスを挟んだ両側に配置されている。
本発明の実施例である一眼レフカメラの概略構成を示す側面図。 実施例のミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの分解斜視図。 実施例のミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの側面図。 実施例のミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの側面図。 実施例のミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの側面図。 実施例のミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの側面図。 実施例におけるサブミラーの角度調整時でのミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの変位を示す側面図。 実施例におけるサブミラーの角度調整時でのミラーバウンド抑制機構及びクイックリターンミラーユニットの変位を示す側面図。 実施例におけるフック形状部とフックピン間の隙間寸法を示す側面図。 実施例のカメラの正面外観図。 実施例のカメラの内部構造を示す正面図。 実施例のカメラの内部構造を示す上面図。 実施例のカメラの内部構造を示す背面図。 実施例のカメラの内部構造を示す側面図。 実施例のカメラの動作タイムチャート。 実施例の主ミラーバウンド抑制機構の背面図。 実施例の主ミラーバウンド抑制機構の側面図。 実施例の主ミラーバウンド抑制機構の斜視図。 実施例の主ミラーバウンド抑制機構の斜視図。
符号の説明
1 カメラ
2 撮像レンズ
3 クイックリターンミラーユニット
4 ファインダ光学系
5 撮像素子ユニット
6 焦点検出ユニット
10 (サブ)ミラーバウンド抑制機構
11 主ミラー
12 主ミラー保持部材
12a 軸部
12b 軸部
12c フック部
13 サブミラー
14 サブミラー保持部材
15 サブミラー開きばね
16 角度調整ピン
17 角度調整プレート
18 フックピン
19 フックプレート
20 引張コイルばね
29 隙間寸法
30 マウント
40 ミラーボックス
41 ペンタプリズム
42 カメラの重心
50 ミラー駆動機構
51 ミラー駆動機構用モータ
60 シャッターチャージ機構
61 シャッターチャージ機構用モータ
62 ピニオンギヤ
63 シャッターチャージレバー
70 フラッシュポップアップユニット
71 ポップアップギヤ
72 ポップアップ係止レバー
74 ポップアップスプリング
80 主ミラーバウンド抑制機構
81 バウンド防止レバー
81a バウンド防止レバーピン
82 バウンド防止レバースプリング

Claims (4)

  1. 撮像光学系からの光を反射する第1のミラーと、
    該第1のミラーを保持し、回動可能な保持部材と、
    前記保持部材と当接して該保持部材を停止位置に位置決めする位置決め部材と、
    前記停止位置に向かって回動して前記位置決め部材に当接した前記保持部材のバウンドを抑制する第1のバウンド抑制部材と、
    前記停止位置を調整する調整機構とを有し、
    前記調整機構は、前記位置決め部材と前記第1のバウンド抑制部材とを、前記保持部材の回動中心軸回りで互いに同一の角度回動させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記調整機構は、前記保持部材の回動中心軸に一致する軸の回りで回動可能な部材であって前記位置決め部材と前記第1のバウンド抑制部材と備えた調整部材を含み、
    該調整部材の回動に伴って前記位置決め部材と前記第1のバウンド抑制部材とが互いに同一の角度回動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記保持部材は、前記第1のバウンド抑制部材が間に挿入される二股形状部を有し、
    前記第1のバウンド抑制部材は、前記保持部材の前記停止位置への回動中に前記二股形状部との当接により該保持部材の回動範囲の外側へ移動し、前記保持部材が前記停止位置に回動した状態で前記二股形状部の間に挿入されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像光学系からの光路の内側及び外側に回動可能な第2のミラーと、
    前記光路外から回動した前記該第2のミラーの前記光路内の位置でのバウンドを抑制する第2のバウンド抑制部材とを有し、
    前記第1及び第2のバウンド抑制部材は、前記第1及び第2のミラーを収容するミラーボックスに対して互いに反対側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
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