JPH0225064Y2 - - Google Patents

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JPH0225064Y2
JPH0225064Y2 JP14732285U JP14732285U JPH0225064Y2 JP H0225064 Y2 JPH0225064 Y2 JP H0225064Y2 JP 14732285 U JP14732285 U JP 14732285U JP 14732285 U JP14732285 U JP 14732285U JP H0225064 Y2 JPH0225064 Y2 JP H0225064Y2
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ventilation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、換気装置、さらに具体的には、開閉
体を外郭体に内装した換気装置であつて、特に布
基礎等のコンクリート構造体に設置するのに至便
なるようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
従来、たとえば床下換気口には、固定スリツト
板に可動スリツト板を重合した換気用器具が使用
されている。
そして、この換気用器具を床下換気口に取り付
けるには、コンクリート打設用のコンパネ型枠
に、上記換気口に対応する換気口用木枠を仮設突
出しておき、布基礎の配筋作業を終えたところ
で、その配筋を上記木枠が入る分だけ切断除去す
るかあるいは広げ、そこにその木枠を挿入する状
態で上記コンパネ型枠の一側のものを設置すると
ともに他側のコンパネ型枠を対向設置して、これ
らをセパレータで固定し、そこにコンクリートを
打設して、硬化後、両型枠を取り外し、この両型
枠の取り外しにもかかわらず、硬化コンクリート
中に残つている上記木枠を剥離するようにして取
り除き、そこに形成された換気口に、上記の換気
用器具をモルタル等で固定するものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の上記換気用器具では、換気口を開閉する
のに可動スリツト板を往復摺動させるものである
が、比較的短期間のうちに錆つき、土砂、塵埃等
のために摺動困難もしくは不能になるという問題
があり、また換気口への取り付けに際しても、換
気口用木枠を使用して一旦換気口を形成したあと
で、あらためてそこにモルタル等で固定しなけれ
ばならないという問題もあつた。
本考案の目的はかかる問題点を解決することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
直角二等辺三角形状の左側体11と右側体12
の直角を挟む二辺縁のうちの一方の辺縁間に遮蔽
板10を跨架するとともに他方の辺縁間あるいは
斜辺縁間に通気板15を跨架してなる開閉体を、
方形の換気口を囲繞形成してなる外郭体aの上記
換気口に、直角隅部を支点に回動自在にして内装
させてなる換気装置。
〔作用〕
開閉体をその支点を中心に回動することによつ
て、通気板15を起立状態にするか、遮蔽板10
を起立状態にするかして換気口を簡単に開閉でき
る。
また、コンクリート構造体の築造にあたつて
は、外郭体に換気口用木枠を兼ねさせられるの
で、本考案装置を配筋中に予め配置しておくこと
により、当該コンクリート構造体の築造時には既
に換気装置が設置された状態にすることが可能で
ある。
〔実施例〕
換気装置Aは外郭体aとこれに内装の開閉体b
とからなる。
外郭体aはコンクリートまたはプラスチツクあ
るいは陶磁器のごとき焼物製で、天板1、底板
2、左右側壁3,4及び仕切壁5により、前後に
貫通する方形の換気口6,7を左右に囲繞形成す
るとともに、左右側壁3,4の後側下隅部に小孔
8を穿けている。上記仕切壁5はこの外郭体aが
焼物製であるとき以外は省略することもできる。
開閉体bは鉄板または鋳物製の左右開閉体b′,
b″をコ字形枠9により、接続してなる。さらにそ
の左右開閉体b′,b″のそれぞれは、遮蔽板10が
直角二等辺三角形状の左右側体11,12の直角
を挟む二辺縁のうちの一方の辺縁間に横架され、
さらにこの左右側体11,12の斜辺縁間に桟1
3とスリツト14とからなる通気板15を跨架
し、左開閉体b′の左側体11と右開閉体b″の右側
体12の各後側下隅部(直角隅部)に小孔16を
穿けている。上記コ字形枠9は、左右端部を左開
閉体b′の右側体12の上端部と、右開閉体b″の左
側体11の上端部とに固定することにより、両開
閉体b′,b″を、それらの間にコ字形枠9の幅と同
じ間隔17をあけて接続している。
開閉体bは、左右開閉体b′,b″を前記換気口
6,7にこれらの後方から挿入し、コ字形枠9を
仕切壁5に嵌め、左右の各小孔8と16を一致さ
せてこれらに小ボルト18を挿通しその内端に小
ナツト19を螺合する。
このようにして、外郭体aに内装された開閉体
bを、その適宜のところ、たとえばコ字形枠9あ
るいは専用に設ける指掛片(図示していない)に
指を掛けて、左右の小ボルト18を支点に後方に
回動すると、換気口6,7に斜めに起立し通気状
態にあつた通気板15が外方に飛び出すととも
に、換気口6,7の底板2に重合していた遮蔽板
10が直角に起立して換気口6,7を閉じ不通気
状態とする(第5図2参照)。
この後方回動状態の開閉体bを、反対に前方に
回動することにより、遮蔽板10を底板2に伏倒
重合させるとともに、通気板15を起立させて、
前記通気状態とすることができること明らかであ
る。
上記において、外郭体aに仕切壁5を設けず、
したがつて換気口を単独に形成する場合は、もち
ろん、開閉体bを上記実施例のように左右に分離
形成しないで上記単独の換気口に適合する単体の
ものにするのが望ましい。また、開閉体の遮蔽板
10と通気板15の関係位置は、第5図3,4に
例示するように、左右側体11,12の直角を挟
む2辺縁間に架設してもよく、上記実施例のごと
く左右側体11,12の斜辺縁とそれに隣りあう
辺縁に限定されるものではない。さらにまた、左
右側体11,12は板状に限らず枠状をなしてい
てもよい。
次に、上記構成の換気装置Aを取り付けたコン
クリート構造体として、たとえば木造建物用布基
礎を築造する場合について説明する。
第6図及び第7図に示すように、まず従来通
り、所要の縦筋20及び横筋21を配筋したあ
と、その外方両側にコンクリート打設用のコンパ
ネ型枠22,23を組み、これらを、所要のセパ
レータ(図示していない)及び頭押さえ24で固
定する。25,25は換気装置Aを取り付けよう
とする位置に横架した仮設の支承杆で、コンパネ
型枠22,23間に跨架しナツト26で緊締して
おく。そのあと、コンパネ型枠22,23の上面
開口を通じ換気装置Aを、両型枠22,23間に
してかつ上下左右に隣り合う縦筋20及び横筋2
1間に入れ、上記の支承杆25,25上に載置す
る。この場合、換気装置Aを上記のように載置す
るのに必要な限度で縦筋20及び横筋21を局部
的に適宜湾曲変位させ、載置し終わつたところ
で、その湾曲変位部を元通りに直すものである
が、第7図の縦筋20のように湾曲のままでおく
こともある。
つづいて、両型枠22,23間にコンクリート
を打設し、その硬化をまつて上記仮設の支承杆2
5,25を引き抜くとともに両型枠22,23を
外す。
これにより、換気装置A付きの布基礎が築造さ
れる。
第8図は、換気装置Aを取り付けるコンクリー
ト構造体として組積造あるいは鉄筋造建物用布基
礎を築造する場合について説明するためのもので
ある。
この場合は、縦筋27及び横筋28を従来と同
様に配筋したのち、換気装置Aを設置しようとす
る所要の位置に支承杆29,29を横架する。こ
の支承杆29,29は上記縦筋27に適宜結着さ
れて該縦筋27自体に横架される(これは後刻取
り外されないことにおいて、前記仮設の支承杆2
5がコンパネ型枠22,23間に跨架され後刻取
り外されてしまうのと相違する)。
そして、支承杆29,29上に換気装置Aを載
置する。この載置に際しては、予め、上下左右の
縦筋27及び横筋28を適宜切断除去し換気装置
Aの上記載置の支障とはならないようにする。
このあとは、従来と同様に、コンパネ型枠30
を組み、それをセパーレータで固定し、コンクリ
ートを打設し、硬化後その型枠30を外す。
これにより、換気装置A付きの布基礎が築造さ
れる。
なお、上記では布基礎の構築について説明した
が、換気装置付きの構造体としては布基礎に限ら
ず壁等であつてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、開閉体をその支点を中心に回
動することによつて、通気板が起立状態になる
か、遮蔽板が起立状態になるかして、換気口が簡
単に開閉するもので、従来の可動スリツト板を固
定スリツト板に対し摺動させるもののように作動
困難もしくは不能になるようなことがない。
また、布基礎等のコンクリート構造体の築造に
あたつて、本考案装置を配筋中に予め配置してお
いてコンクリートを打設すれば、該コンクリート
構造体の築造と同時に換気装置も設置されること
になり、従来のようにコンクリート構造体の築造
後に全くあらたに換気用器具の取り付けを行わな
ければならない不利を回避できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
換気装置を外側から見た状態の斜視図、第2図は
同換気装置を内側から見た状態の斜視図、第3図
は上記本考案換気装置を構成する外郭体の斜視
図、第4図は同換気装置を構成する開閉体の平面
図、第5図1は第4図A−A線断面図、第5図2
は上記開閉体の側面図、第5図3,4は開閉体の
変形例の通気状態と不通気状態の断面図、第6図
は木造建物用布基礎を上記本考案換気装置を取り
付けて築造する状況を説明するための断面図、第
7図は同上の正面図、第8図は組積造あるいは鉄
骨造建物用布基礎を上記本考案換気装置を取り付
けて築造する状況を説明するための斜視図であ
る。 11,12……左右側体、15……通気板、1
0……遮蔽板、b……開閉体、6,7……換気
口、a……外郭体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角二等辺三角形状の左側体と右側体の直角を
    挾む二辺縁のうちの一方の辺縁間に遮蔽板を跨架
    するとともに他方の辺縁間あるいは斜辺縁間に通
    気板を跨架してなる開閉体を、方形の換気口を囲
    繞形成してなる外郭体の上記換気口に、直角隅部
    を支点に回動自在にして内装させてなることを特
    徴とする換気装置。
JP14732285U 1985-09-28 1985-09-28 Expired JPH0225064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14732285U JPH0225064Y2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28

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JP14732285U JPH0225064Y2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28

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Publication Number Publication Date
JPS6257026U JPS6257026U (ja) 1987-04-09
JPH0225064Y2 true JPH0225064Y2 (ja) 1990-07-10

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