JPH0224928B2 - - Google Patents
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- JPH0224928B2 JPH0224928B2 JP59045788A JP4578884A JPH0224928B2 JP H0224928 B2 JPH0224928 B2 JP H0224928B2 JP 59045788 A JP59045788 A JP 59045788A JP 4578884 A JP4578884 A JP 4578884A JP H0224928 B2 JPH0224928 B2 JP H0224928B2
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- Japan
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- contact pressure
- belt
- ring
- fiber bundle
- false twisting
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Links
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は交差して互いに異なる方向に走行する
２本の無端ベルト間にフアイバ束を通して紡績糸
を製造する装置における仮撚ユニツトに関する。
２本の無端ベルト間にフアイバ束を通して紡績糸
を製造する装置における仮撚ユニツトに関する。
空気式紡績機等においては他のリング式やオー
プンエンド式と異なり、ステープルフアイバ束に
仮撚を作用させることにより、該フアイバ束上に
生じた毛羽等を撚り込んで紡績糸を製造するよう
になつている。上記仮撚を作用させる手段として
圧縮空気を噴出してステープルフアイバ束を旋回
させる空気噴射ノズルを用い、また上記毛羽を有
効に発生させるために上記ノズルの上流側に該ノ
ズルとは逆の方向に圧縮空気を噴出する別の空気
噴射ノズルを設置することが既に提案されてい
る。このような紡績機によれば上記リング式の数
倍におよぶ高速紡績が可能であるが、紡績速度を
更に高めるには噴出される空気の圧力を強くせね
ばならず、エネルギー消費が急速に増大するため
実際上は困難である。従つてステープルフアイバ
束を高速で回転するローラ等に直接接触させて仮
撚を施す試みもなされているが、上記フアイバ束
はフイラメント束の場合と異なり太さに多少のム
ラがあるため、これを上記ローラ等で単に仮撚す
れば撚りムラが生じ、得られた紡績糸の質が低下
することは避けられない。
プンエンド式と異なり、ステープルフアイバ束に
仮撚を作用させることにより、該フアイバ束上に
生じた毛羽等を撚り込んで紡績糸を製造するよう
になつている。上記仮撚を作用させる手段として
圧縮空気を噴出してステープルフアイバ束を旋回
させる空気噴射ノズルを用い、また上記毛羽を有
効に発生させるために上記ノズルの上流側に該ノ
ズルとは逆の方向に圧縮空気を噴出する別の空気
噴射ノズルを設置することが既に提案されてい
る。このような紡績機によれば上記リング式の数
倍におよぶ高速紡績が可能であるが、紡績速度を
更に高めるには噴出される空気の圧力を強くせね
ばならず、エネルギー消費が急速に増大するため
実際上は困難である。従つてステープルフアイバ
束を高速で回転するローラ等に直接接触させて仮
撚を施す試みもなされているが、上記フアイバ束
はフイラメント束の場合と異なり太さに多少のム
ラがあるため、これを上記ローラ等で単に仮撚す
れば撚りムラが生じ、得られた紡績糸の質が低下
することは避けられない。
本発明は上述した問題を解決するためになされ
たもので、上記撚りムラを生ずることなくしかも
高速紡績に適した紡績糸の製造装置における仮撚
ユニツトを提供することを目的とする。
たもので、上記撚りムラを生ずることなくしかも
高速紡績に適した紡績糸の製造装置における仮撚
ユニツトを提供することを目的とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図は本発明を採用した紡績機の概略を示
し、１はバツクローラ２、エプロン３を有するミ
ドルローラ４、およびフロントローラ５の各対か
らなる公知のドラフト装置である。バツクローラ
２の後方から導入されたステープルフアイバ束Ｓ
は回転する上記ローラ２，４，５の各対の間に挾
圧されて送り出され、所定の太さにまでドラフト
された後、フロントローラ５の前方に配設された
空気噴射ノズル６に導入される。空気噴射ノズル
６は一定方向に旋回する圧縮空気流をステープル
フアイバ束Ｓに対して噴出し、該空気流によつて
上記フアイバ束Ｓはフロントローラ５とノズル入
口７との間、および空気噴射ノズル６内でバルー
ンを形成する。空気噴射ノズル６を出たステープ
ルフアイバ束Ｓは更に前方のベルト式仮撚装置８
に導入され、紡績糸Ｙとなつてデリベリローラ９
で引出された後、フリクシヨンローラ１０で回転
駆動されるパツケージＰ上に巻取られる。ベルト
式仮撚装置８は第２図に示す如く２本の無端ベル
トＢ１，Ｂ２をそれぞれ駆動プーリ１１と従動プ
ーリ１２との間に巻掛けると共に両ベルトＢ１，
Ｂ２を互いにＸ字形に交差させて接触させたもの
で、ステープルフアイバ束Ｓは両ベルトＢ１，Ｂ
２の交差面間にニツプされ、駆動プーリ１１，１
１の回転により両ベルトＢ１，Ｂ２が矢印１３，
１４方向に走行して上記フアイバ束Ｓを仮撚する
と共に矢印１５方向に送出する。このときステー
プルフアイバ束Ｓに加わる加撚力の作用方向は前
記空気噴射ノズル６による圧縮空気の旋回方向と
逆の方向であり、上記加撚力によつてステープル
フアイバ束Ｓ上に形成された撚りはフロントロー
ラ５まで伝播する。こうして撚られたステープル
フアイバ束Ｓは空気噴射ノズル６による前記バル
ーンによつて振回され、該フアイバ束Ｓ上の各フ
アイバにスリツプまたは撚り逃げが生じる。この
スリツプ現象は空気噴射ノズル６の旋回気流によ
つて助長され、また上記ノズル６の細い入口７お
よび出口１６との摩擦によつても助長され、フア
イバ束表面には毛羽の如く遊離した多数のフアイ
バが形成される。このようにしてスリツプの生じ
たステープルフアイバ束Ｓは上記仮撚装置８通過
後に強い撚り戻し作用を受け、この撚り戻し作用
によつてスリツプしていた各フアイバが撚り込ま
れる結果、実撚と交絡の混在した紡績糸Ｙが形成
される。
し、１はバツクローラ２、エプロン３を有するミ
ドルローラ４、およびフロントローラ５の各対か
らなる公知のドラフト装置である。バツクローラ
２の後方から導入されたステープルフアイバ束Ｓ
は回転する上記ローラ２，４，５の各対の間に挾
圧されて送り出され、所定の太さにまでドラフト
された後、フロントローラ５の前方に配設された
空気噴射ノズル６に導入される。空気噴射ノズル
６は一定方向に旋回する圧縮空気流をステープル
フアイバ束Ｓに対して噴出し、該空気流によつて
上記フアイバ束Ｓはフロントローラ５とノズル入
口７との間、および空気噴射ノズル６内でバルー
ンを形成する。空気噴射ノズル６を出たステープ
ルフアイバ束Ｓは更に前方のベルト式仮撚装置８
に導入され、紡績糸Ｙとなつてデリベリローラ９
で引出された後、フリクシヨンローラ１０で回転
駆動されるパツケージＰ上に巻取られる。ベルト
式仮撚装置８は第２図に示す如く２本の無端ベル
トＢ１，Ｂ２をそれぞれ駆動プーリ１１と従動プ
ーリ１２との間に巻掛けると共に両ベルトＢ１，
Ｂ２を互いにＸ字形に交差させて接触させたもの
で、ステープルフアイバ束Ｓは両ベルトＢ１，Ｂ
２の交差面間にニツプされ、駆動プーリ１１，１
１の回転により両ベルトＢ１，Ｂ２が矢印１３，
１４方向に走行して上記フアイバ束Ｓを仮撚する
と共に矢印１５方向に送出する。このときステー
プルフアイバ束Ｓに加わる加撚力の作用方向は前
記空気噴射ノズル６による圧縮空気の旋回方向と
逆の方向であり、上記加撚力によつてステープル
フアイバ束Ｓ上に形成された撚りはフロントロー
ラ５まで伝播する。こうして撚られたステープル
フアイバ束Ｓは空気噴射ノズル６による前記バル
ーンによつて振回され、該フアイバ束Ｓ上の各フ
アイバにスリツプまたは撚り逃げが生じる。この
スリツプ現象は空気噴射ノズル６の旋回気流によ
つて助長され、また上記ノズル６の細い入口７お
よび出口１６との摩擦によつても助長され、フア
イバ束表面には毛羽の如く遊離した多数のフアイ
バが形成される。このようにしてスリツプの生じ
たステープルフアイバ束Ｓは上記仮撚装置８通過
後に強い撚り戻し作用を受け、この撚り戻し作用
によつてスリツプしていた各フアイバが撚り込ま
れる結果、実撚と交絡の混在した紡績糸Ｙが形成
される。
ベルト式仮撚装置８は各ベルトＢ１，Ｂ２をそ
れぞれ支持する２つのユニツトから構成され、両
ベルトＢ１，Ｂ２間で糸Ｙに所定のニツプ圧を与
えるには、一方のベルトＢ２の位置を固定してお
き、他方のベルトＢ１をその駆動プーリ１１を中
心として従動プーリ１２と共に旋回させ、両ベル
トＢ１，Ｂ２を互いに押圧することによつて行わ
れる。
れぞれ支持する２つのユニツトから構成され、両
ベルトＢ１，Ｂ２間で糸Ｙに所定のニツプ圧を与
えるには、一方のベルトＢ２の位置を固定してお
き、他方のベルトＢ１をその駆動プーリ１１を中
心として従動プーリ１２と共に旋回させ、両ベル
トＢ１，Ｂ２を互いに押圧することによつて行わ
れる。
上記した旋回する側のベルトＢ１を支持するユ
ニツトの構造について、第３図および第４図で説
明する。同図において駆動プーリ１１に連結固定
されたシヤフト１７はその下端に駆動ベルト１８
と接触するローラ１９を有し、ベアリング２０に
よつて筒体２１内に回転自在に支持されている。
該筒体２１はブラケツト２２内に固定されてお
り、該ブラケツトより延出したアーム部２３上に
前記従動プーリ１２が回転自在に支持されてい
る。また筒体２１にはその外周に第４図に示す如
く３つの突起２４，２５，２６を有するリング２
７が固着されており、該リング２７からベアリン
グ２８を介して基台２９に対し回転自在に支持さ
れている。従つて該基台２９に対し筒体２１およ
びブラケツト２２が一体に回転自在であり、筒体
２１に対しシヤフト１７即ち駆動プーリ１１が回
転自在となつている。上記駆動ベルト１８が図外
の装置によつて走行駆動されることにより、ロー
ラ１９からシヤフト１７を介して駆動プーリ１１
が回転し、無端ベルトＢ１を介して従動プーリ１
２が回転する。更に基台２９内には第４図に示す
接圧付与装置３０、接圧調整装置３１およびベル
ト離反装置３２がそれぞれ設けられている。接圧
付与装置３０はエアーシリンダから成り、圧縮空
気の流入によつてピストンロツド３３の先端が前
記リング２７の第１の突起２４に当接し、該リン
グ２７を第４図左回り方向、即ち無端ベルトＢ１
を他方のベルトＢ２に対して押圧する方向に付勢
している。接圧調整装置３１は基台２９に螺入さ
れた螺子体３４、該螺子体３４に固定された棒状
のピン３５、一端が第２の突起２５に当接し他端
が上記ピン３５に遊嵌するキヤツプ３６、および
ピン３５の周りに装着され上記螺子体３４とキヤ
ツプ３６とを互いに離反する方向に付勢するスプ
リング３７から成る。接圧調整装置３１は接圧付
与装置３０と直交するように設けられており、ス
プリング３７の力でリング２７を第４図右回り方
向、即ち無端ベルトＢ１を他方のベルトＢ２から
離反させる方向に付勢する。また螺子体３４を回
動操作することにより、スプリング３７の付勢力
を変えることができる。ベルト離反装置３２はカ
ム部３８を有する操作ロツド３９と、一端が第３
の突起２６と当接し他端が上記カム部３８と係合
する作用ロツド４０、および該作用ロツド４０を
第３の突起２６から離反する方向に付勢するスプ
リング４１から成る。このベルト離反装置３２は
ベルト式仮撚装置に最初に糸掛けを行う際に用い
るもので、操作ロツド３９を手で軽く回すことに
よりカム部３８の突出部分が作用ロツド４０を押
圧し、該ロツド４０の先端が第３の突起２６に当
接してリング２７が第４図右回り方向に回転し、
両ベルトＢ１，Ｂ２が互いに離反した状態に維持
される。この間に両ベルトＢ１，Ｂ２間にステー
プルフアイバ束Ｓを通し、再び操作レバー３９を
回すことによつて上記フアイバ束Ｓをニツプ状態
とすることができる。なお、基台２９に貫通して
螺入された螺子４２は上述したユニツトを図示し
ないフレームに固定するためのものであり、また
他方のベルトＢ２を支持するユニツトの構造は第
３図および第４図に示した機構より接圧付与装置
３０、接圧調整装置３１およびベルト離反装置３
２をそれぞれ除去したものに相当する。
ニツトの構造について、第３図および第４図で説
明する。同図において駆動プーリ１１に連結固定
されたシヤフト１７はその下端に駆動ベルト１８
と接触するローラ１９を有し、ベアリング２０に
よつて筒体２１内に回転自在に支持されている。
該筒体２１はブラケツト２２内に固定されてお
り、該ブラケツトより延出したアーム部２３上に
前記従動プーリ１２が回転自在に支持されてい
る。また筒体２１にはその外周に第４図に示す如
く３つの突起２４，２５，２６を有するリング２
７が固着されており、該リング２７からベアリン
グ２８を介して基台２９に対し回転自在に支持さ
れている。従つて該基台２９に対し筒体２１およ
びブラケツト２２が一体に回転自在であり、筒体
２１に対しシヤフト１７即ち駆動プーリ１１が回
転自在となつている。上記駆動ベルト１８が図外
の装置によつて走行駆動されることにより、ロー
ラ１９からシヤフト１７を介して駆動プーリ１１
が回転し、無端ベルトＢ１を介して従動プーリ１
２が回転する。更に基台２９内には第４図に示す
接圧付与装置３０、接圧調整装置３１およびベル
ト離反装置３２がそれぞれ設けられている。接圧
付与装置３０はエアーシリンダから成り、圧縮空
気の流入によつてピストンロツド３３の先端が前
記リング２７の第１の突起２４に当接し、該リン
グ２７を第４図左回り方向、即ち無端ベルトＢ１
を他方のベルトＢ２に対して押圧する方向に付勢
している。接圧調整装置３１は基台２９に螺入さ
れた螺子体３４、該螺子体３４に固定された棒状
のピン３５、一端が第２の突起２５に当接し他端
が上記ピン３５に遊嵌するキヤツプ３６、および
ピン３５の周りに装着され上記螺子体３４とキヤ
ツプ３６とを互いに離反する方向に付勢するスプ
リング３７から成る。接圧調整装置３１は接圧付
与装置３０と直交するように設けられており、ス
プリング３７の力でリング２７を第４図右回り方
向、即ち無端ベルトＢ１を他方のベルトＢ２から
離反させる方向に付勢する。また螺子体３４を回
動操作することにより、スプリング３７の付勢力
を変えることができる。ベルト離反装置３２はカ
ム部３８を有する操作ロツド３９と、一端が第３
の突起２６と当接し他端が上記カム部３８と係合
する作用ロツド４０、および該作用ロツド４０を
第３の突起２６から離反する方向に付勢するスプ
リング４１から成る。このベルト離反装置３２は
ベルト式仮撚装置に最初に糸掛けを行う際に用い
るもので、操作ロツド３９を手で軽く回すことに
よりカム部３８の突出部分が作用ロツド４０を押
圧し、該ロツド４０の先端が第３の突起２６に当
接してリング２７が第４図右回り方向に回転し、
両ベルトＢ１，Ｂ２が互いに離反した状態に維持
される。この間に両ベルトＢ１，Ｂ２間にステー
プルフアイバ束Ｓを通し、再び操作レバー３９を
回すことによつて上記フアイバ束Ｓをニツプ状態
とすることができる。なお、基台２９に貫通して
螺入された螺子４２は上述したユニツトを図示し
ないフレームに固定するためのものであり、また
他方のベルトＢ２を支持するユニツトの構造は第
３図および第４図に示した機構より接圧付与装置
３０、接圧調整装置３１およびベルト離反装置３
２をそれぞれ除去したものに相当する。
接圧付与装置３０には図外の圧空源から常時圧
縮空気が送られており、ピストンロツド３３がリ
ング２７を押圧することによりブラケツト２２を
旋回付勢し、両ベルトＢ１，Ｂ２間に一定の接圧
を付与している。これに対し接圧調整装置３１は
スプリング３７の力によつてブラケツト２２を上
記とは逆の方向に旋回付勢しており、上記接圧付
与装置３０による接圧の微調整を図つている。
縮空気が送られており、ピストンロツド３３がリ
ング２７を押圧することによりブラケツト２２を
旋回付勢し、両ベルトＢ１，Ｂ２間に一定の接圧
を付与している。これに対し接圧調整装置３１は
スプリング３７の力によつてブラケツト２２を上
記とは逆の方向に旋回付勢しており、上記接圧付
与装置３０による接圧の微調整を図つている。
両ベルトＢ１，Ｂ２は糸Ｙ又はフアイバ束Ｓを
挾んで互いに圧接しているが、上記フアイバ束Ｓ
の太さは上記ドラフト装置１の性能により、また
ドラフト前の状態等によつて第５図に示す如く多
少のムラがあり、この太さムラに応じて両ベルト
Ｂ１，Ｂ２間の間隔および接圧は微妙に変動す
る。第５図の太部分Ｓ１が両ベルトＢ１，Ｂ２間
を通過すると上記接圧は瞬間的に拡大され、その
後はその反動によつて縮小、拡大を繰返しつつ次
第に減衰して第６図に示す如き接圧曲線を描く。
このベルト間接圧は前記接圧付与装置３０に供給
される圧縮空気の粘性とベルトＢ１，Ｂ２の変動
速度との積で決まるため、上記太部分Ｓ１の通過
後は比較的速やかに元の接圧に復帰して他の部分
に対する接圧変動を生じず、また太さのゆるやか
な変化に対してはほぼ一定の接圧を維持できる。
両ベルトＢ１，Ｂ２を圧縮空気に代えてスプリン
グにより付勢した場合、太部分Ｓ１通過後の前記
接圧曲線は第７図に示す如く元の接圧に復帰する
まで時間がかかり、フアイバ束Ｓ上の他部分への
悪影響を排除できない。
挾んで互いに圧接しているが、上記フアイバ束Ｓ
の太さは上記ドラフト装置１の性能により、また
ドラフト前の状態等によつて第５図に示す如く多
少のムラがあり、この太さムラに応じて両ベルト
Ｂ１，Ｂ２間の間隔および接圧は微妙に変動す
る。第５図の太部分Ｓ１が両ベルトＢ１，Ｂ２間
を通過すると上記接圧は瞬間的に拡大され、その
後はその反動によつて縮小、拡大を繰返しつつ次
第に減衰して第６図に示す如き接圧曲線を描く。
このベルト間接圧は前記接圧付与装置３０に供給
される圧縮空気の粘性とベルトＢ１，Ｂ２の変動
速度との積で決まるため、上記太部分Ｓ１の通過
後は比較的速やかに元の接圧に復帰して他の部分
に対する接圧変動を生じず、また太さのゆるやか
な変化に対してはほぼ一定の接圧を維持できる。
両ベルトＢ１，Ｂ２を圧縮空気に代えてスプリン
グにより付勢した場合、太部分Ｓ１通過後の前記
接圧曲線は第７図に示す如く元の接圧に復帰する
まで時間がかかり、フアイバ束Ｓ上の他部分への
悪影響を排除できない。
接圧付与装置３０は空気圧に代えて油圧を用い
ることも可能であり、紡績される糸の速度や種類
等の条件に応じて適宜使い分けて良い。
ることも可能であり、紡績される糸の速度や種類
等の条件に応じて適宜使い分けて良い。
また第１図の例ではベルト式仮撚装置８によつ
て加撚されたステープルフアイバ束Ｓにスリツプ
を生じさせるための手段として空気噴射ノズル６
を用いるものとしたが、他の手段を用いて差支え
なく、本願発明はこれらの全てを包含するもので
ある。
て加撚されたステープルフアイバ束Ｓにスリツプ
を生じさせるための手段として空気噴射ノズル６
を用いるものとしたが、他の手段を用いて差支え
なく、本願発明はこれらの全てを包含するもので
ある。
以上説明したように本発明によれば、ステープ
ルフアイバ束に仮撚を付与する手段としてベルト
式仮撚装置を用い、しかも該装置において上記フ
アイバ束をニツプするベルトに流体圧を作用させ
つつ仮撚を行うようにしたので、ベルト間接圧が
フアイバ束の太さの変動に対し忠実に追従し、接
圧変動を抑制して撚りムラを減少させ、均質な紡
績糸を得ることができるものとなつた。また上記
ベルト式仮撚装置はステープルフアイバ束を２つ
のベルトで確実にニツプするため、該ベルトの走
行力を上記フアイバ束に対する加撚力および送出
力として無駄なく伝達することができ、高速紡績
に適した仮撚手段とすることができる。更に、仮
撚ユニツトのブラケツト２２下方に延びる筒体２
１の外周に固定したリング２７のそれぞれの突起
２４，２５，２６に、基板２９に設けた接圧付与
装置３０、接圧調整装置３１及びベルト離反装置
３２を作用するようにしているので、接接圧の付
与、調整及びベルトからの離反が非常に効果的、
且つ、簡単にできるし、装置としてもコンパクト
である。
ルフアイバ束に仮撚を付与する手段としてベルト
式仮撚装置を用い、しかも該装置において上記フ
アイバ束をニツプするベルトに流体圧を作用させ
つつ仮撚を行うようにしたので、ベルト間接圧が
フアイバ束の太さの変動に対し忠実に追従し、接
圧変動を抑制して撚りムラを減少させ、均質な紡
績糸を得ることができるものとなつた。また上記
ベルト式仮撚装置はステープルフアイバ束を２つ
のベルトで確実にニツプするため、該ベルトの走
行力を上記フアイバ束に対する加撚力および送出
力として無駄なく伝達することができ、高速紡績
に適した仮撚手段とすることができる。更に、仮
撚ユニツトのブラケツト２２下方に延びる筒体２
１の外周に固定したリング２７のそれぞれの突起
２４，２５，２６に、基板２９に設けた接圧付与
装置３０、接圧調整装置３１及びベルト離反装置
３２を作用するようにしているので、接接圧の付
与、調整及びベルトからの離反が非常に効果的、
且つ、簡単にできるし、装置としてもコンパクト
である。
第１図は本発明に係る紡績装置の概略を示す
図、第２図はベルト式仮撚装置の概略を示す図、
第３図および第４図は上記装置の詳細を示す図
で、第３図は縦断側面図、第４図は第３図のＡ−
Ａ線断面図であり、第５図ないし第７図は本発明
の作用を説明するための図である。 １１……駆動プーリー、１７……シヤフト、２
１……筒体、２２……ブラケツト、２４，２５，
２６……突起、２７……リング、２９……基板、
３０……接圧付与装置、３１……接圧調整装置、
３２……ベルト離反装置、Ｂ１，Ｂ２……無端ベ
ルト、Ｓ……ステープルフアイバ束、Ｙ……紡績
糸。
図、第２図はベルト式仮撚装置の概略を示す図、
第３図および第４図は上記装置の詳細を示す図
で、第３図は縦断側面図、第４図は第３図のＡ−
Ａ線断面図であり、第５図ないし第７図は本発明
の作用を説明するための図である。 １１……駆動プーリー、１７……シヤフト、２
１……筒体、２２……ブラケツト、２４，２５，
２６……突起、２７……リング、２９……基板、
３０……接圧付与装置、３１……接圧調整装置、
３２……ベルト離反装置、Ｂ１，Ｂ２……無端ベ
ルト、Ｓ……ステープルフアイバ束、Ｙ……紡績
糸。
Claims (1)
- １ 交差して互いに異なる方向に走行する２本の
無端ベルト間にフアイバ束を通して紡績糸を製造
する装置における仮撚ユニツトのブラケツト２２
に、３つの突起を有するリング２７を外周に固定
した筒体２１を固定し、筒体２１内には駆動プー
リー１１のシヤフト１７を支持し、筒体２１は基
板２９に旋回自在に取付け、更に、基板２９に
は、流体圧によりリング２７の第１突起２４に作
用する接圧付与装置３０と、リング２７の第２突
起２５に作用する接圧調整装置３１と、リング２
７の第３突起２６に作用して仮撚ユニツトを他方
の仮撚ユニツトから離反するベルト離反装置３２
とを設けた仮撚ユニツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4578884A JPS60194126A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 仮撚ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4578884A JPS60194126A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 仮撚ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60194126A JPS60194126A (ja) | 1985-10-02 |
| JPH0224928B2 true JPH0224928B2 (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=12729015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4578884A Granted JPS60194126A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 仮撚ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60194126A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63264925A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | Murata Mach Ltd | 紡績糸の製造装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56101937A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-14 | Teijin Ltd | Embracing of staple fiber bundle |
| JPS58197328A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-17 | 村田機械株式会社 | ベルト式仮撚装置 |
| JPS591726A (ja) * | 1982-06-22 | 1984-01-07 | Kiyokou Shinken Kk | 精紡機 |
| JPS594772B2 (ja) * | 1976-06-02 | 1984-01-31 | 三菱電機株式会社 | 信号再生装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS594772U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-12 | 村田機械株式会社 | 振動防止装置を有するベルト式仮撚装置における仮撚ユニツト |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP4578884A patent/JPS60194126A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS594772B2 (ja) * | 1976-06-02 | 1984-01-31 | 三菱電機株式会社 | 信号再生装置 |
| JPS56101937A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-14 | Teijin Ltd | Embracing of staple fiber bundle |
| JPS58197328A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-17 | 村田機械株式会社 | ベルト式仮撚装置 |
| JPS591726A (ja) * | 1982-06-22 | 1984-01-07 | Kiyokou Shinken Kk | 精紡機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60194126A (ja) | 1985-10-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |