JPS63264925A - 紡績糸の製造装置 - Google Patents
紡績糸の製造装置Info
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- JPS63264925A JPS63264925A JP9945087A JP9945087A JPS63264925A JP S63264925 A JPS63264925 A JP S63264925A JP 9945087 A JP9945087 A JP 9945087A JP 9945087 A JP9945087 A JP 9945087A JP S63264925 A JPS63264925 A JP S63264925A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H15/00—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
- D01H15/002—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing for false-twisting spinning machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/11—Spinning by false-twisting
- D01H1/115—Spinning by false-twisting using pneumatic means
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
- D01H7/90—Arrangements with two or more spinning or twisting devices of different types in combination
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この本発明は短繊維束を加熱して紡績糸を製造するため
の装置に関する。
の装置に関する。
従来のリング式紡績機に代わり、紡績速度の向上や紡績
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
しかし紡績速度を大幅に高めようとすればエネルギー消
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績機の開
発、が待たれていた。このような要望に応えるべく開発
された装置の一例として、特開昭60−887゜32号
に示される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出
た繊維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気
噴射ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するための
ベルト式仮撚装置とを具えている。
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績機の開
発、が待たれていた。このような要望に応えるべく開発
された装置の一例として、特開昭60−887゜32号
に示される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出
た繊維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気
噴射ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するための
ベルト式仮撚装置とを具えている。
上記したベルト式仮撚装置を具えた紡績機によれば、該
仮撚装置が繊維束を直接ニップして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており1.これ
らの理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に
高速の紡績能力を発揮できることが確認されている。し
かし繊維束から発生する風綿が上記仮撚装置のベルトに
付着し、該ベルトがスリップを生じたり、あるいはベル
トに付着した風綿が製造された系中に混入して鉄系にス
ラブを発生させたりするといった問題が生じやすいとい
う欠点があることが分かった。
仮撚装置が繊維束を直接ニップして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており1.これ
らの理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に
高速の紡績能力を発揮できることが確認されている。し
かし繊維束から発生する風綿が上記仮撚装置のベルトに
付着し、該ベルトがスリップを生じたり、あるいはベル
トに付着した風綿が製造された系中に混入して鉄系にス
ラブを発生させたりするといった問題が生じやすいとい
う欠点があることが分かった。
そして、上記風綿が発生する力所は大部分が空気噴射ノ
ズルの空気出側部分であるので、上記欠点を解消するた
めに当該出側部分に発生した風綿の仮撚ベルト方向への
飛散を防止する遮蔽部材を設けることが試みられたが、
該遮蔽部材による風綿の飛散を良好に防止するためには
、該遮蔽部材の仮撚ベルト方向への出口開口を可能なか
ぎり絞り込まなければならず、該開口の径が小になると
今度は運転開始時の糸掛は時に、該開口から仮撚ベルト
方向への糸の導出が困難になるという別の欠点が生じた
。
ズルの空気出側部分であるので、上記欠点を解消するた
めに当該出側部分に発生した風綿の仮撚ベルト方向への
飛散を防止する遮蔽部材を設けることが試みられたが、
該遮蔽部材による風綿の飛散を良好に防止するためには
、該遮蔽部材の仮撚ベルト方向への出口開口を可能なか
ぎり絞り込まなければならず、該開口の径が小になると
今度は運転開始時の糸掛は時に、該開口から仮撚ベルト
方向への糸の導出が困難になるという別の欠点が生じた
。
そこで、この発明は上記糸の導出が困難になるといった
別の欠点を生じることなしに遮蔽部材の出口開口を可及
的小径に形成できて風綿の飛散をほぼ確実に防止しろる
紡績糸の製造装置を提供するものである。
別の欠点を生じることなしに遮蔽部材の出口開口を可及
的小径に形成できて風綿の飛散をほぼ確実に防止しろる
紡績糸の製造装置を提供するものである。
この発明に係る紡績糸の製造装置は、繊維束の走行路に
沿って、バックローラ、ミドルローラおよびフロントロ
ーラからなるドラフト装置と、m維東に旋回空気流を作
用させて該m維束を旋回させる空気噴射ノズルと、交差
して互いに異なる方向に走行する2つのベルト間に繊維
束をニップして仮撚するベルト式仮撚装置とを順に配設
し、更に上記ノズルと仮撚装置との間に該ノズルから噴
出される空気流の仮撚装置への到達を阻止する遮蔽部材
を設け、該遮蔽部材の仮撚装置側開口を小に形成すると
共に、該開口に仮撚装置方向へと向かう空気噴出孔を設
けたものである。
沿って、バックローラ、ミドルローラおよびフロントロ
ーラからなるドラフト装置と、m維東に旋回空気流を作
用させて該m維束を旋回させる空気噴射ノズルと、交差
して互いに異なる方向に走行する2つのベルト間に繊維
束をニップして仮撚するベルト式仮撚装置とを順に配設
し、更に上記ノズルと仮撚装置との間に該ノズルから噴
出される空気流の仮撚装置への到達を阻止する遮蔽部材
を設け、該遮蔽部材の仮撚装置側開口を小に形成すると
共に、該開口に仮撚装置方向へと向かう空気噴出孔を設
けたものである。
繊維束は空気噴射ノズルの作用を受けて風綿を発生させ
、該風綿は上記ノズルによる空気流と共に仮撚装置方向
へ排出されるが、上記遮蔽部材の存在により仮撚装置へ
の到達を阻止される。
、該風綿は上記ノズルによる空気流と共に仮撚装置方向
へ排出されるが、上記遮蔽部材の存在により仮撚装置へ
の到達を阻止される。
運転開始時には遮蔽部材の出口開口の空気噴射口から空
気を噴出させると、該遮蔽部材内の繊維束が上記空気噴
出口からの噴出空気に随伴されて小径の遮蔽部材出口か
ら導出される。
気を噴出させると、該遮蔽部材内の繊維束が上記空気噴
出口からの噴出空気に随伴されて小径の遮蔽部材出口か
ら導出される。
第2図において、ケンス(K)から引き出された練篠機
あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガイ
ドローラ(1)を経た後、バックローラ(2)、エプロ
ン(3) ヲ有するミドルローラ(4)、およびフロ
ントローラ(5)からなるドラフト装置(6)に導入さ
れてドラフトされ、更に空気噴射ノズル(7)およびベ
ルト式仮撚装置(8)を順に経てデリベリローラ(9)
で引き出され、フリクションローラ(10) で回転
されるパッケージ(P)上に巻き取られる。
あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガイ
ドローラ(1)を経た後、バックローラ(2)、エプロ
ン(3) ヲ有するミドルローラ(4)、およびフロ
ントローラ(5)からなるドラフト装置(6)に導入さ
れてドラフトされ、更に空気噴射ノズル(7)およびベ
ルト式仮撚装置(8)を順に経てデリベリローラ(9)
で引き出され、フリクションローラ(10) で回転
されるパッケージ(P)上に巻き取られる。
(11)は内部にデリベリローラ(9)方向へ向けた空
気噴出孔(12)を有するガイド筒部材である(第1図
)。
気噴出孔(12)を有するガイド筒部材である(第1図
)。
空気噴射ノズル(7)は、ノズル本体(13)に、フロ
ントローラ(5)のニッ7’点(!41)とベルト式仮
撚装置(8)のニップ点(N2)とを結ぶ直線に沿って
形成された繊維束通路(14)に、ベルト式仮撚装置(
8)方向へ向けて傾斜した複数の空気噴出孔(15)は
噴出された圧縮空気が第1図の右方へ進行すると共に、
図中矢印入方向へ旋回しながら流れるよう、繊維束通路
(14)に対し接線的に傾斜して設けられている。繊維
束通路(14)は入口側がやや小径に、出口側が大径に
形成しである。
ントローラ(5)のニッ7’点(!41)とベルト式仮
撚装置(8)のニップ点(N2)とを結ぶ直線に沿って
形成された繊維束通路(14)に、ベルト式仮撚装置(
8)方向へ向けて傾斜した複数の空気噴出孔(15)は
噴出された圧縮空気が第1図の右方へ進行すると共に、
図中矢印入方向へ旋回しながら流れるよう、繊維束通路
(14)に対し接線的に傾斜して設けられている。繊維
束通路(14)は入口側がやや小径に、出口側が大径に
形成しである。
そして、この空気噴射ノズル(7)の空気出口側には、
内部空間(16)が上記空気噴射ノズル(7)のノズル
本体(13)よりも約2倍程度の大径になった中空の遮
蔽部材(17)が接続固定してあり、該遮蔽部材(17
)の内部空間(16)は広幅開口(16a) を介して
図示しない吸引装置にバイブ(18)連結され、内部空
間〈16)の前面には次のようにしてベルト式仮撚装置
(8)側への出口開口を形成しである。
内部空間(16)が上記空気噴射ノズル(7)のノズル
本体(13)よりも約2倍程度の大径になった中空の遮
蔽部材(17)が接続固定してあり、該遮蔽部材(17
)の内部空間(16)は広幅開口(16a) を介して
図示しない吸引装置にバイブ(18)連結され、内部空
間〈16)の前面には次のようにしてベルト式仮撚装置
(8)側への出口開口を形成しである。
すなわち、該遮蔽部材(17)の前面壁部には上記ノズ
ル本体〈13)と尚−径のノズル本体(19)が貫通固
定してあり、該ノズル本体(19)にあけた繊維束通路
(21)をベルト式仮撚装置(8)側への繊維束出口と
しである。
ル本体〈13)と尚−径のノズル本体(19)が貫通固
定してあり、該ノズル本体(19)にあけた繊維束通路
(21)をベルト式仮撚装置(8)側への繊維束出口と
しである。
このノズル本体(19)の繊維束通路(21)は前記内
部空間(16)内に浮遊する風綿が自由には、流出しな
い程度に小径の人口(21a)を有すると共に、中間に
は、該繊維束通路(21)内に出口方向へ向かう空気流
を生ずるための、ベルト式仮撚装置(8)方向へと向け
て傾斜した複数の空気噴出孔(22)が一般けである。
部空間(16)内に浮遊する風綿が自由には、流出しな
い程度に小径の人口(21a)を有すると共に、中間に
は、該繊維束通路(21)内に出口方向へ向かう空気流
を生ずるための、ベルト式仮撚装置(8)方向へと向け
て傾斜した複数の空気噴出孔(22)が一般けである。
なお、この空気噴出孔(22)は繊維束通路(21)に
対して接線的にも傾斜して形成してあり、該傾斜方向は
前記空気噴射ノズル(7)の空気噴出口(15)とは逆
向きに成しである。
対して接線的にも傾斜して形成してあり、該傾斜方向は
前記空気噴射ノズル(7)の空気噴出口(15)とは逆
向きに成しである。
また、このノズル本体(19)は、遮蔽部材の前面壁部
から若干幅内部空間内へと突出した状態で固定してあり
°、このことによって該ノズル本体(19)の端面(1
9a) と前面壁部の内壁面(17a) とが面一
であった場合に生じ勝ちな内部空間(16)内での乱流
を解消して、内部空間(16)内での空気流(主に前記
空気噴射ノズル(7)からの噴出空気によって引起こさ
れる)が比較的整流となり、前記開口(21a) を
介して円滑に流出しうるよう図っである。
から若干幅内部空間内へと突出した状態で固定してあり
°、このことによって該ノズル本体(19)の端面(1
9a) と前面壁部の内壁面(17a) とが面一
であった場合に生じ勝ちな内部空間(16)内での乱流
を解消して、内部空間(16)内での空気流(主に前記
空気噴射ノズル(7)からの噴出空気によって引起こさ
れる)が比較的整流となり、前記開口(21a) を
介して円滑に流出しうるよう図っである。
ベルト式仮撚装置(8)は駆動ブー’J (36)およ
び従動ブーIJ (37) にそれぞれ巻掛けられた
2本のゴム製無端ベル) (81) (82)からなり
、両ベル) (81) (82)は互いにX字形に交差
して配置されると共にその間に繊維束(S>がニップさ
れ、またそれぞれが矢印方向に走行駆動される。この走
行力の分力によって繊維束(S) には一定方向の仮
撚の撚りが加えられ、また同時に右方に向けて送り出さ
れる。
び従動ブーIJ (37) にそれぞれ巻掛けられた
2本のゴム製無端ベル) (81) (82)からなり
、両ベル) (81) (82)は互いにX字形に交差
して配置されると共にその間に繊維束(S>がニップさ
れ、またそれぞれが矢印方向に走行駆動される。この走
行力の分力によって繊維束(S) には一定方向の仮
撚の撚りが加えられ、また同時に右方に向けて送り出さ
れる。
このときの撚りの方向(B)は前記噴出孔(15)から
噴出される空気流の旋回方向(A)と互いに逆の方向と
なるように設定される。
噴出される空気流の旋回方向(A)と互いに逆の方向と
なるように設定される。
次に、この実施例装置の作用について説明する。まず、
運転開始に際しては、前記空気噴射ノズル(7)および
ノズル本体(19)の空気噴出孔(15)および(22
)から空気を噴出し、ガイド筒部材(11)の空気噴出
孔(12)からも空気を噴出し、前記遮蔽部材(17)
の内部空間(16)からはパイプ(18)を介して緩く
空気を吸引して右く。
運転開始に際しては、前記空気噴射ノズル(7)および
ノズル本体(19)の空気噴出孔(15)および(22
)から空気を噴出し、ガイド筒部材(11)の空気噴出
孔(12)からも空気を噴出し、前記遮蔽部材(17)
の内部空間(16)からはパイプ(18)を介して緩く
空気を吸引して右く。
さらに、ベルト式仮撚装置(8)のベルト(81) (
82) も所定方向に走行駆動しておいた上で、ドラ
フト装置(6)で繊維束(S)をドラフト開始すると、
ドラフトされたwA維束(S)は前記空気噴射ノズル(
7)内へと吸引導入され、遮蔽部材(17)の内部空間
(16)に到達するが、該内部空間(16)内の空気流
は比較的緩速で、かつ整流であるので直ちに次のノズル
本体(19)内へと吸引導入され、繊維束通路(21)
を経てベルト式仮撚装置(8)のニップ点(N2)へ向
けて送り出される。
82) も所定方向に走行駆動しておいた上で、ドラ
フト装置(6)で繊維束(S)をドラフト開始すると、
ドラフトされたwA維束(S)は前記空気噴射ノズル(
7)内へと吸引導入され、遮蔽部材(17)の内部空間
(16)に到達するが、該内部空間(16)内の空気流
は比較的緩速で、かつ整流であるので直ちに次のノズル
本体(19)内へと吸引導入され、繊維束通路(21)
を経てベルト式仮撚装置(8)のニップ点(N2)へ向
けて送り出される。
ベルト式仮撚装置(8)のベル) (81) (B2)
同士は互いの張力のみによって緩く接触した状態のまま
で走行せしめておけば、上記ノズル本体(19)を出た
繊維束(S)は、その噴出力によってベルト(81)
(82) 間に進入しベル) (Bl)(82>
間にニップされた後は、該ベル) (Bl)(B2)
による送出分力によって第1図右方へと送られ、ベル
) (81)(82) を通過した後は前記ガイド筒
部材(11)によって吸引され、デリベリローラ(9)
へと送り出される。
同士は互いの張力のみによって緩く接触した状態のまま
で走行せしめておけば、上記ノズル本体(19)を出た
繊維束(S)は、その噴出力によってベルト(81)
(82) 間に進入しベル) (Bl)(82>
間にニップされた後は、該ベル) (Bl)(B2)
による送出分力によって第1図右方へと送られ、ベル
) (81)(82) を通過した後は前記ガイド筒
部材(11)によって吸引され、デリベリローラ(9)
へと送り出される。
上記操作によって運転が開始されるが、繊維束(S)が
空気噴射ノズル(7)、ベルト式仮撚装置(8)を経て
糸(Y)となり、デリベリローラ(9)を経て、パッケ
ージ(P)として良好に巻取りが開始された後には、上
記ノズル本体(19)の空気噴出孔(22)からの空気
噴射は停止する。
空気噴射ノズル(7)、ベルト式仮撚装置(8)を経て
糸(Y)となり、デリベリローラ(9)を経て、パッケ
ージ(P)として良好に巻取りが開始された後には、上
記ノズル本体(19)の空気噴出孔(22)からの空気
噴射は停止する。
次に、上記装置での糸の製造原理について説明する。
すなわち、ドラフト装置(6)を出た織雉東(S)
にはベルト式仮撚装置(8)によって仮撚の撚りが形成
され、この撚りは繊維束(S) 上をフロントローラ
(5)のニップ点(N1)まで伝播する。フロントロー
ラ(5)を出た直後の繊維束(S) はその中心部の
繊維が上記撚りによって捕まえられ、外周部の繊維は捕
まえられることなく繊維束中心からも毛羽状に突出する
。このような状誓の繊維束(S) は次いで空気噴射
ノズル(7)内で旋回空気流の作用を受け、上記撚りの
方向とは逆の方向に旋回またはバルーンされ、このとき
繊維束外周の毛羽状繊維は空気流の旋回方向と同方向つ
まり繊維束中心の撚りの方向とは逆の方向に巻き付く。
にはベルト式仮撚装置(8)によって仮撚の撚りが形成
され、この撚りは繊維束(S) 上をフロントローラ
(5)のニップ点(N1)まで伝播する。フロントロー
ラ(5)を出た直後の繊維束(S) はその中心部の
繊維が上記撚りによって捕まえられ、外周部の繊維は捕
まえられることなく繊維束中心からも毛羽状に突出する
。このような状誓の繊維束(S) は次いで空気噴射
ノズル(7)内で旋回空気流の作用を受け、上記撚りの
方向とは逆の方向に旋回またはバルーンされ、このとき
繊維束外周の毛羽状繊維は空気流の旋回方向と同方向つ
まり繊維束中心の撚りの方向とは逆の方向に巻き付く。
次いでこのような繊維束(Sン が仮撚装置(8)の
ベルト交差部(N2)を通過したとき強い撚り戻し作用
を受け、これにより繊維束中心の繊維は無撚または甘撚
りとなり、その外周の繊維は上記中心繊維の周りに更に
強く巻き付き、従って繊維束(S) は1本の結束紡
績糸(Y) となる。
ベルト交差部(N2)を通過したとき強い撚り戻し作用
を受け、これにより繊維束中心の繊維は無撚または甘撚
りとなり、その外周の繊維は上記中心繊維の周りに更に
強く巻き付き、従って繊維束(S) は1本の結束紡
績糸(Y) となる。
#a維東(S) はドラフト装置(6)のドラフト作
用により、また空気噴射ノズル(7)内で旋回空気流の
作用を受けることにより風綿を発生し、この風綿は繊維
束(S) と共に上記空気流に乗って第1図右方へと
運ばれる。
用により、また空気噴射ノズル(7)内で旋回空気流の
作用を受けることにより風綿を発生し、この風綿は繊維
束(S) と共に上記空気流に乗って第1図右方へと
運ばれる。
これらの風綿が直接仮撚装置(8) に到達すると、
ベル) (Bl) (82>の走行により該ベルトの周
辺に発生する随伴空気流によっ、て該風綿が飛散し、ベ
ルトの表裏面および各プーリ(36) (37)に付着
した風綿の大部分はベルト(Bl) (82)同士の接
触によって再び吹き飛ばされ、一部の風綿は繊維束(S
) または糸(Y)の表面に付着し場合により撚り込
まれてスラブ即ち大系部分を形成する。またプーリ(3
6)(37)外周に付着した風綿、およびベルト裏面に
付着した風綿は該プーリに対しベルトがスリップする原
因をつくり出し、これによりベル) (81) (82
)が振動して糸(Y) に撚りむらを生じたり、ある
いはベルトがブーりから脱落するといったトラブルを生
ずる。更に仮撚装置周辺に飛散した風綿は各種装置に付
着して故障の原因となり、作業環境の悪化をも招く。本
紡績装置においては、空気噴射ノズル(7)から放出さ
れた風綿の極く一部のみがit維東(S) と共にm
維東通路(21)を通って仮撚装置(8)に到達するが
、はとんどの風綿は内部空間(16)内で空気流の流速
低下によって、あるいは遮蔽部材(17)内壁へ、の衝
突によって、更にバイブ〈18)からの吸引によって右
方への移動を抑制され、その後膣吸引空気流によって遮
蔽部材(17)内から排出される。従って仮撚装置(8
)に到達する風綿はほぼ完全に除去され上述した問題を
生じることがない。
ベル) (Bl) (82>の走行により該ベルトの周
辺に発生する随伴空気流によっ、て該風綿が飛散し、ベ
ルトの表裏面および各プーリ(36) (37)に付着
した風綿の大部分はベルト(Bl) (82)同士の接
触によって再び吹き飛ばされ、一部の風綿は繊維束(S
) または糸(Y)の表面に付着し場合により撚り込
まれてスラブ即ち大系部分を形成する。またプーリ(3
6)(37)外周に付着した風綿、およびベルト裏面に
付着した風綿は該プーリに対しベルトがスリップする原
因をつくり出し、これによりベル) (81) (82
)が振動して糸(Y) に撚りむらを生じたり、ある
いはベルトがブーりから脱落するといったトラブルを生
ずる。更に仮撚装置周辺に飛散した風綿は各種装置に付
着して故障の原因となり、作業環境の悪化をも招く。本
紡績装置においては、空気噴射ノズル(7)から放出さ
れた風綿の極く一部のみがit維東(S) と共にm
維東通路(21)を通って仮撚装置(8)に到達するが
、はとんどの風綿は内部空間(16)内で空気流の流速
低下によって、あるいは遮蔽部材(17)内壁へ、の衝
突によって、更にバイブ〈18)からの吸引によって右
方への移動を抑制され、その後膣吸引空気流によって遮
蔽部材(17)内から排出される。従って仮撚装置(8
)に到達する風綿はほぼ完全に除去され上述した問題を
生じることがない。
なお、上記のようにノズル本体(19)の繊維束通路(
21)内に出口方向への空気流を生じさせるようにした
ので、繊維束通路(21)の人口(21a) 径は繊維
束(S)自体の径に近い程度の小径に形成しても、空気
噴射ノズル(7)から出た繊維束(S)は良好に繊維束
通路(21)内に吸引されてベルト式仮撚装置(8)へ
と導入される。
21)内に出口方向への空気流を生じさせるようにした
ので、繊維束通路(21)の人口(21a) 径は繊維
束(S)自体の径に近い程度の小径に形成しても、空気
噴射ノズル(7)から出た繊維束(S)は良好に繊維束
通路(21)内に吸引されてベルト式仮撚装置(8)へ
と導入される。
以上説明したように、この発明に係る紡績糸の製造装置
では、風綿が上記仮撚装置に達することがほぼ完全に防
止され仮撚装置の正常運転を維持できると共に、良質の
紡績糸を製造でき、しかも運転開始時の糸の導出も容易
である。
では、風綿が上記仮撚装置に達することがほぼ完全に防
止され仮撚装置の正常運転を維持できると共に、良質の
紡績糸を製造でき、しかも運転開始時の糸の導出も容易
である。
第1図は本発明に係る紡績糸の製造装置の要部の断面図
、第2図は全体構成を示す図である。 (2)−・・バックローラ (4) ・・・ミドルローラ (5)−・・フロントローラ (6)−・・ドラフト装置 (7) ・・・空気噴射ノズル (8)−・・ベルト式仮撚装置 (17)・・・遮蔽部材 (21)・・・繊維束通路 (21a)・・・開口 (22)・・・空気噴出孔 (Si−・繊維束
、第2図は全体構成を示す図である。 (2)−・・バックローラ (4) ・・・ミドルローラ (5)−・・フロントローラ (6)−・・ドラフト装置 (7) ・・・空気噴射ノズル (8)−・・ベルト式仮撚装置 (17)・・・遮蔽部材 (21)・・・繊維束通路 (21a)・・・開口 (22)・・・空気噴出孔 (Si−・繊維束
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 繊維束の走行路に沿って、バックローラ、 ミドルローラおよびフロントローラからなるドラフト装
置と、繊維束に旋回空気流を作用させて該繊維束を旋回
させる空気噴射ノズルと、交差して互いに異なる方向に
走行する2つのベルト間に繊維束をニップして仮撚する
ベルト式仮撚装置とを順に配設し、更に上記ノズルと仮
撚装置との間に該ノズルから噴出される空気流の仮撚装
置への到達を阻止する遮蔽部材を設け、該遮蔽部材の仮
撚装置側開口を小に形成すると共に、該開口に仮撚装置
方向へと向かう空気噴出孔を設けたことを特徴とする紡
績糸の製造装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9945087A JPS63264925A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 紡績糸の製造装置 |
US07/183,976 US4959952A (en) | 1987-04-22 | 1988-04-20 | Operation starting method for spinning machine |
DE3813720A DE3813720A1 (de) | 1987-04-22 | 1988-04-22 | Verfahren zum einleiten des betriebes einer spinnmaschine |
DE3844671A DE3844671C2 (de) | 1987-04-22 | 1988-04-22 | Verfahren zum Einführen eines Faserbündels in eine laufriemenbetriebene Falschdrehvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9945087A JPS63264925A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 紡績糸の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63264925A true JPS63264925A (ja) | 1988-11-01 |
JPH0313337B2 JPH0313337B2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=14247683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9945087A Granted JPS63264925A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 紡績糸の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63264925A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661976U (ja) * | 1993-02-05 | 1994-09-02 | 村田機械株式会社 | 毛羽抑制装置を備えた繊維機械 |
JPH0748725A (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-21 | Murata Mach Ltd | 毛羽抑制装置 |
JPH0835126A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-02-06 | Murata Mach Ltd | 紡績装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194126A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-10-02 | Murata Mach Ltd | 仮撚ユニット |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP9945087A patent/JPS63264925A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194126A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-10-02 | Murata Mach Ltd | 仮撚ユニット |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661976U (ja) * | 1993-02-05 | 1994-09-02 | 村田機械株式会社 | 毛羽抑制装置を備えた繊維機械 |
JPH0748725A (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-21 | Murata Mach Ltd | 毛羽抑制装置 |
JPH0835126A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-02-06 | Murata Mach Ltd | 紡績装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0313337B2 (ja) | 1991-02-22 |
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