JPH0224803B2 - - Google Patents

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JPH0224803B2
JPH0224803B2 JP3386781A JP3386781A JPH0224803B2 JP H0224803 B2 JPH0224803 B2 JP H0224803B2 JP 3386781 A JP3386781 A JP 3386781A JP 3386781 A JP3386781 A JP 3386781A JP H0224803 B2 JPH0224803 B2 JP H0224803B2
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JP
Japan
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component
ammonium
nitrate
ammonium sulfate
composition according
Prior art date
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JP3386781A
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English (en)
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JPS57149210A (en
Inventor
Tetsuo Takematsu
Masato Konnai
Kunitaka Tachibana
Yukio Suzuki
Tetsuo Watanabe
Taiji Sekizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は除草剤組成物に関する。さきに発明者
らは、SF−1293物質(以下、SF−1293と略称す
ることもある)及びSF−1293物質のナトリウム
塩(以下SF−1293物質とそのナトリウム塩を指
してSF−1293類と総称することもある)の生物
活性とその利用に関して研究した結果、極めて優
れた除草効果を有する事を見出した。すなわち
SF−1293類は生育期一年生、多年生雑草および
雑かん木に対して有効であり、茎葉処理により地
上部を枯殺すると共に、それらの再生に対して強
力な抑制効果を有することを知見し、SF−1293
類の除草剤としての発明を完成した(特開昭54−
67026号)。 さらに、SF−1293類の特長を生かすために鋭
意研究を重ねた結果、移行型除草剤等、または植
物ホルモン活性を有する物質と混合して使用する
ことにより顕著に薬効が増強される結果を得た
(特開昭54−119034号および特願昭55−172122
号)。 本発明者らはSF−1293類と他化合物との混合
物についてさらに鋭意研究を加えた結果、全く予
期せぬことに、硫酸アンモニウム、アンモニア
水、硝酸アンモニウム、リン酸三アンモニウム、
塩化アンモニウム、硝酸、硝酸カリウム、亜硝
酸、亜硝酸カリウム及び尿素の1種または2種以
上を配合することによりSF−1293類の除草効果
が顕著に高められる事を見出し本発明を完成する
に至つた。 すなわち、本発明によると、 (A)成分として式(): (式中、M1およびM2は同じでも異なつてもよ
く、水素原子又はナトリウム原子を意味する)で
示されるSF−1293物質およびそのナトリウム塩
から選んだ1種又は2種以上と、(B)成分として、
硫酸アンモニウム、アンモニア水、硝酸アンモニ
ウム、リン酸三アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、硝酸、硝酸カリウム、亜硝酸、亜硝酸カリウ
ムおよび尿素から選んだ1種または2種以上との
混合物を含有することを特徴とする除草剤組成物
が提供される。 前記(B)成分として掲げた化合物については全く
またはほとんど除草作用がなく、むしろ多くは肥
料として用いられ、植物の生育を促進する。しか
るに、前記(B)成分として掲げた化合物をSF−
1293類と混合し植の茎葉に散布処理することによ
り、SF−1293の殺草力が飛躍的に高められ、SF
−1293類の単剤に比べ、同じ薬効を出すための
SF−1293薬量を1/2またはそれ以下に減らすこと
が出来る。 本発明の他の利点は前記(B)成分として掲げた化
合物がすべて肥料として有効である点である。従
つて農耕地で本組成物を利用すれば、SF−1293
類の薬量低減のみならず、肥料を補う結果ともな
る。 本発明によるSF−1293類と(B)成分化合物との
併用の効果は以下に述べる生物試験例につて明ら
かである。 なお、(B)成分化合物との併用によるSF−1293
類の除草効果の増強は、2種の除草性化合物の併
用による相乗効果の例証に広く用いられている
Colbyの計算法(“Caleulation of synergistic
and antagonistic responses of herbicide
combinations”,Weeds15(1967)pp20−22参
照)を用いた。Colbyによれば、2種の薬剤の混
合による効果の期待値は次のようにして計算出来
る。 E=X+Y−X・Y/100 (上式中、Xはpg/10aの薬量の除草剤Aに
よる枯殺率を意味し、Yはqグラム/10aの薬量
の除草剤Bによる枯殺率を意味し、Eはpグラ
ム/10aの薬量の除草剤Aと、qグラム/10aの
薬量の除草剤Bとの混合によつて予想される枯殺
率を意味する。 実際の枯殺率がEより大きい場合には、その組
合せは相加的な効果よりも大きな効果、すなわち
相乗効果が認められる事を示している。 Colbyの方法により、試験例1〜4において、
本発明のSF−1293類と(B)成分化合物の混合物が
広い種類の1年生および多年生の単子葉および双
子葉雑草に対し、顕著に増強された除草効果を有
することは明らかである。 本発明の組成物の使用法については、農耕地に
おいては、畑地播種前の雑草防除、水田の畦畔お
よび刈あとの雑草防除、果樹園、桑園の雑草防
除、等に用いられる林地においては、雑草、雑か
ん木防除による地拵えに、また牧草地の雑草、雑
かん木の防除にも使用出来る。また、工場敷地、
鉄道線路周辺、公園、公共施設周辺、河川敷、堤
防、高速道路、ゴルフ場、休閑地等の非農耕地に
おいても雑草および雑かん木の防除に使用出来
る。さらに水中処理により水生雑草および藻類を
死滅させることが出来る。 本組成物中の(A),(B)成分の配合比率の範囲は重
量で1:10-1乃至1:102の範囲であり、また10
アール当たり有効成分(A)及び(B)の施用量は、通
常、表−1に示される通りであり、施用に際して
は同表に示した薬量を10アール当り10〜250の
水で希釈した水量で散布するのが一般的である
が、好ましくは10アール当り25〜150の水量で
ある。この範囲での配合比は自由に変更出来るも
のであり、製剤化も除草剤の一般的製剤手段によ
り自由に行なうことが出来る。
【表】 本発明の組成物を実際に使用する場合は任意に
慣用の方法を利用出来るが、多くの場合、適当な
稀釈剤を用いて、水溶剤、液剤、水和剤、乳剤、
粉剤、微粒剤等の製剤が主として用いられる。こ
れら製剤の調製に当つては、展着性、固着性、分
散性等の為に、オクチルフエニルポリオキシエタ
ノール、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、等
の非イオン性界面活性剤を添加して効果の確実性
および向上を計ることが出来る。 次に本発明の組成物に関して、実施例および実
験例を挙げて、具体的に説明するが、本発明はそ
の要旨を超えない限り、以下の実施例および実験
例に限定されるものではない。例中、%は特記し
ない限り重量によるものである。 実施例1 (液剤) SF−1293物質モノナトリウム塩 10.00% 硫酸アンモニウム 20.00 オクチルフエニルポリオキシエタノール 15.00 メチルパラヒドロキシベンゾエード 0.15 水 54.85 以上の成分を混合溶解させ、使用に際して水で
稀釈して茎葉処理に用いる液状組成物を調製す
る。 実施例2 (水和剤) SF−1293物質モノナトリウム塩 15.0% 尿 素 30.0% 珪藻土 50.0 非イオン系界面活性剤 5.0 以上の成分を均一に混合し、微細に粉砕して水
和剤とする。使用に際しては水で希釈し茎葉処理
する。 実施例3 (粉剤) SF−1293物質ジナトリウム塩 5.0% 硝酸アンモニウム 20.0 タルク 75.0 以上の成分を均一に混合し、粉砕して粉剤とす
る。 試験例 1 直径9cmのポツトに畑土壌を充填し、ノビエ種
子を播き、幼苗時に間引き、6本植えとした。約
5葉の時にSF−1293物質の各種塩、硫酸アンモ
ニウムおよびSF−1293物質のナトリウム塩と硫
酸アンモニウムの混合物の所定薬量を含む水溶液
を10アール当り100の水量で茎葉全体に散布処
理した。 調査は処理後14日目に行ない、枯殺率をパーセ
ントで表示した(0%:無害〜100%:完全枯
死)。 また、Colbyの式により各単剤の実測値より、
2剤混合の期待値を算出し、相乗効果の有無を検
討した。
【表】 試験例 2 直径9cmのポツトに畑土壌を充填し、ノビエ種
子を播き、幼苗時に間引き6本植えとした。約5
葉(草高25cm)の時にSF−1293物質のモノナト
リウム塩、アンモニア水、硫酸アンモニウム、硝
酸アンモニウム、リン酸三アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、硝酸、硝酸カリウム、亜硝酸、亜硝
酸カリウム、尿素の各単剤ならびにSF−1293物
質のモノナトリウム塩とアンモニア水、硫酸アン
モニウム、硝酸アンモニウム、リン酸三アンモニ
ウム、塩化アンモニウム、硝酸、硝酸カリウム、
亜硝酸カリウムまたは尿素との混合物の所定薬量
を10アール当り100の水量で茎葉全体に散布処
理した。 調査は処理後14日目に行ない、枯殺率をパーセ
ントで表示した(0%:無害〜100:完全枯死)。 また、Colbyの式により、各単剤の実測値よ
り、2剤混合の期待値を算出し、相乗効果の有無
を検討した。 尚、表−3〜5において、SF−1293物質のモ
ノナトリウム塩をSF−1293Naと略記する。但し
アンモニア水の量はアンモニア(NH3)含量に
換算した。
【表】
【表】
【表】
【表】 試験例 3 直径18cmのポツトに畑土壌を充填し、催芽した
ハマスゲの塊茎をポツト当り2ケ置床し、5週間
経過後、約12葉の時にSF−1293のモノナトリウ
ム塩、硫酸アンモニウムの各単剤、ならびにSF
−1293物質のモノナトリウム塩と硫酸アンモニウ
ムとの混合物の所定薬量を10アール当り100の
水量で茎葉全体に散布した。処理後2ケ月後に調
査を行ない、結果を表−4にパーセントで表示し
た(0%:無害〜100%:完全枯死)。試験例1,
2と同様にColbyの式を利用し、相乗効果の有無
を検討した。
【表】 試験例 4 生育中期のメヒシバ、イヌタデ、ヨモギ、ハル
ジオン、チガヤを対象とし、野外でSF−1293物
質のモノナトリウム塩と硫酸アンモニウムの各単
剤と、両薬剤の混合物を所定薬量含む水溶液を10
アール当り100の水量で茎葉全体に散布処理し
た。調査は処理後1ケ月目に行ない、枯殺率をパ
ーセントで表示した。(0%:無害〜100%:完全
枯死)。 Colbyの式を利用し、相乗効果の有無を検討し
た。尚、次表において、Eは期待値、Oは実測
値、*は相乗効果のあることを示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)成分として式(): (式中、M1およびM2は同じでも異なつてもよ
    く、水素原子又はナトリウム原子を意味する)で
    示されるSF−1293物質およびそのナトリウム塩
    から選んだ1種又は2種以上と、(B)成分として、
    硫酸アンモニウム、アンモニア水、硝酸アンモニ
    ウム、リン酸三アンモニウム、塩化アンモニウ
    ム、硝酸、硝酸カリウム、亜硝酸、亜硝酸カリウ
    ムおよび尿素から選んだ1種または2種以上との
    混合物を含有することを特徴とする除草剤組成
    物。 2 (B)成分が硫酸アンモニウム、アンモニア水、
    硝酸アンモニウム、リン酸三アンモニウム又は塩
    化アンモニウムである特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。 3 (B)成分が硝酸又は硝酸カリウムである特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。 4 (B)成分が亜硝酸又は亜硝酸カリウムである特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 (B)成分が尿素である特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。
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