JPH0224673Y2 - - Google Patents

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JPH0224673Y2
JPH0224673Y2 JP1984001616U JP161684U JPH0224673Y2 JP H0224673 Y2 JPH0224673 Y2 JP H0224673Y2 JP 1984001616 U JP1984001616 U JP 1984001616U JP 161684 U JP161684 U JP 161684U JP H0224673 Y2 JPH0224673 Y2 JP H0224673Y2
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JP
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back door
tonneau cover
trunk
winding device
guide member
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JP1984001616U
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JPS60113242U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バツクドアと後部座席との間に形成
されたトランクルーム内をトノカバーで覆い隠す
ようにしたいわゆるハツチバツク型自動車のトノ
カバー取付装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種自動車のトノカバー取付装置
として、例えば実開昭53−126116号公報に開示さ
れるように、バツクドアと後部座席との間のトラ
ンクルームの前部に該トランクルーム内を覆い隠
すトノカバーの巻取り装置を設けるとともに、上
記トノカバーの先端部を、上端をヒンジ側として
開閉自在に設けられたバツクドアの下端部に取り
付けるようにしたものは知られている。ここで、
上記巻取り装置のトランクルーム前部での設置位
置は、バツクドアの閉時にトノカバーがほぼ水平
状態になるようにするためにドアパネル後端部を
通る水平面上に設定されている。
一方、最近、ハツチバツク型自動車にあつて
は、外観の向上およびトランクルームへの荷物の
出入れの容易化を図るために、バツクドアを大き
くし、その両側端部にて車体側面の一部を形成す
るようにしたものが提案・実施されて来ている。
ところが、このような自動車において上記従来
のトノカバー取付装置をそのまま用いた場合に
は、巻取り装置の設置位置との関係で次のような
問題がある。すなわち、巻取り装置のトランクル
ーム前部での設置位置は、上述の理由によりトノ
カバー先端部の取付部分たるバツクドアの下部後
端を通る水平面上に設定する必要があるが、この
設置位置をバツクドア下部前端の近傍に設定した
場合には、バツクドアの開時にトノカバーがバツ
クドアからかなり離隔し、バツクドアが該トノカ
バーを介して作用する巻取り装置の巻取り力の影
響(モーメント)を大きく受けるようになるた
め、バツクドア自体の大型化に伴う重量増加との
関係もあつて該バツクドアを支持するためのステ
ーダンパーに極めて大きなものを使用しなければ
ならず、そのため、コスト的に高くなるととも
に、組付性が悪くなるなどの問題がある。一方、
巻取り装置の設置位置をバツクドア下部前端から
離れた位置つまり後部座席寄りに設定した場合に
は、トノカバー自体が著しく大きくなるため、ト
ランクルーム内を覆い隠した状態で大きな撓みが
生じ、見映えが悪くなるという問題がある。
(考案の目的) 本考案の目的は、特に、バツクドアを大きく
し、その両側端部を各々下辺がほぼ水平線となる
三角形状に形成しかつ該両側端部でもつて車体側
面の一部を形成する自動車にあつて、上記バツク
ドアに応じてトノカバー取付装置を改良し、バツ
クドア開時でのバツクドアに対する巻取り装置の
影響を少なくするとともに、トランクルーム内を
覆い隠した状態でのトノカバーの撓みを少なくす
ることにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の構成は、車
体後部に、両側端部にて車体側面の一部を形成す
るバツクドアが上端をヒンジ側として開閉自在に
設けられ、該バツクドアの両側端部は、各々下辺
がほぼ水平線となる三角形状に形成されており、
該バツクドアと後部座席との間にトランクルーム
が形成された自動車を対象とする。そして、上記
トランクルームの前部にトランクルーム内を覆い
隠すトノカバーの巻取り装置を設け、上記トノカ
バーの先端部をバツクドアの下部後端に取付け
る。また、上記バツクドアの側端部下辺の前端
に、トノカバーをバツクドア側に引き寄せガイド
するガイド部材を架設し、該ガイド部材の下方に
上記巻取り装置を配置するものである。
このような構成により、バツクドアの開時にも
トノカバーがバツクドア寄りに位置し、バツクド
アは該トノカバーを介して作用する巻取り装置の
巻取り力の影響を小さく受けるに過ぎなくなる。
また、トノカバーのトランクルーム内を覆い隠す
状態においては該トノカバーがその途中でガイド
部材によつて支持されて撓みが少なくなる。
(考案の効果) したがつて、本考案の自動車のトノカバー取付
装置によれば、両側端部にて車体側面の一部を形
成するバツクドアの側端部下辺の前端に、トノカ
バーをバツクドア側に引き寄せガイドするガイド
部材を架設するという簡単な構成でもつて、バツ
クドア開時でのバツクパネルに対する巻取り装置
の巻取り力の影響およびトランクルーム内を覆い
隠した状態でのトノカバーの撓みを共に少なくす
ることができるので、見映えの向上を図ることが
できるとともに、バツクドアを支持するステーダ
ンパーが小型のもので済むようになり、コストダ
ウン化および組付性の向上等を図ることができ
る。しかも、従来の如くバツクドア閉時にトノカ
バーが水平状態になるようにするために巻取り装
置のトランクルーム前部での配置位置をバツクド
アの下端部を通る水平面上に設定する必要がな
く、その配置設定の自由度を高めることができる
という効果を併せ有するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例に係る
自動車のトノカバー取付装置を示し、1は車体、
2は車体1後部に上端をヒンジ側として開閉自在
に設けられたバツクドアであつて、該バツクドア
2は、周縁部を構成する閉断面状のドア枠3と該
ドア枠3に固着されたドアガラス4とからなる。
上記バツクドア2の央部は後方下向きに傾斜した
状態で車体1背面の上部側を形成している一方、
バツクドア2の両側端部は、それぞれ下辺がほぼ
水平線となる三角形状に形成されかつ車体1側面
の一部を構成している。
また、5は車体1内に配設された後部座席であ
り、該後部座席5と上記バツクドア2との間には
トランクルーム6が形成され、該トランクルーム
6内はトノカバー7によつて上方より覆い隠され
るようになつている。
上記トノカバー7は可撓性を有するシート状の
もので、巻取り装置8により巻取つて収納される
ようになつており、該巻取り装置8自体はトラン
クルーム6の前部に配設されている。また、上記
トノカバー7の先端部には、第3図に示す如く係
合部材9が設けられていて、該係合部材9を上記
バツクドア2の下部後端側のドア枠3に設けたフ
ツク部材10に係合させることによりトノカバー
7の先端部がバツクドア2の下部後端に取付けら
れている。
さらに、上記バツクドア2の側端部下辺の前端
には車輻方向に延びる棒状のガイド部材11が、
第4図に示す如くその両端部を各々支承部材12
を介してドア枠3に枢支せしめて回転自在に架設
されていて、該ガイド部材11により上記トノカ
バー7がその先端部と巻取り装置8側との間の途
中でバツクドア2側に引き寄せられてガイドされ
るようにしている。上記巻取り装置8は、バツク
ドア2の閉時に上記ガイド部材11の下方に位置
するように配置されている。尚、バツクドア2が
開けられたときには、バツクドア2は、図では示
していないがステーダンパーによつて支持される
ようになつている。
したがつて、上記実施例においては、バツクド
ア2を開けたとき(第1図の一点鎖線の状態)に
は、トノカバー7は、バツクドア2の側端部下辺
の前端に架設したガイド部材11によつて先端部
が取付けられたバツクドア2の下部後端と巻取り
装置8とを結ぶ直線上の位置よりバツクドア2側
に引き寄せられて位置するので、バツクドア2が
該トノカバー7を介して受ける巻取り装置8の巻
取り力の影響つまり巻取り力をモーメント力とす
るバツクドア2の回転中心軸(ヒンジ)廻りのモ
ーメントを小さくすることができる。その結果、
バツクドア2を支持するためのステーダンパーに
小型のものを使用することが可能となり、コスト
ダウン化および組付性の向上等に寄与することが
できる。また、トノカバー7がバツクドア2側に
引き寄せられた分トランクルーム6への荷物の出
入れが容易となり、使用上便利である。
また一方、バツクドア2を閉じたとき(第1図
の実線の状態)には、トノカバー7は、先端部と
共に該先端部と巻取り装置8との間の途中も上記
ガイド部材11を介してバツクドア2に支持さ
れ、バツクドア2の側端部下辺に沿つてほぼ水平
状態になるので、トランクルーム6内を狭めるこ
となく有効に覆い隠すことができ、また、途中で
支持されたことによつて撓みがほとんど生じなく
なり、見映えの向上を図ることができる。
しかも、上述の如くトノカバー7が水平状態に
なるようにするに当つては、従来の如く巻取り装
置8のトランクルーム6前部での配置位置をトノ
カバー7先端部の取付部分たるバツクドア2の下
部後端を通る水平面上に設定する必要はないの
で、その配置設定の自由度を高めることができ
る。
さらに、上記実施例におけるトノカバー取付装
置自体の構造は、従来に比べてバツクドア2の側
端部下辺の前端にトノカバー7をバツクドア2側
に引き寄せガイドするガイド部材11を架設した
だけの簡単なものであるため、コスト的に安価に
実施できるなど実用性の面で有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
側面図、第2図はバツクドアのドアガラス半分を
切除した状態における平面図、第3図および第4
図はそれぞれ第2図の−線および−線に
おける拡大断面図である。 1……車体、2……バツクドア、5……後部座
席、6……トランクルーム、7……トノカバー、
8……巻取り装置、11……ガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体後部に、両側端部にて車体側面の一部を形
    成するバツクドアが上端をヒンジ側として開閉自
    在に設けられ、該バツクドアの両側端部は、各々
    下辺がほぼ水平線となる三角形状に形成されてお
    り、該バツクドアと後部座席との間にトランクル
    ームが形成された自動車において、上記トランク
    ルームの前部にはトランクルーム内を覆い隠すト
    ノカバーの巻取り装置が設けられ、上記トノカバ
    ーの先端部はバツクドアの下部後端に取付けられ
    ており、上記バツクドアの側端部下辺の前端には
    トノカバーをバツクドア側に引き寄せガイドする
    ガイド部材が架設されており、該ガイド部材の下
    方に上記巻取り装置が配置されていることを特徴
    とする自動車のトノカバー取付装置。
JP161684U 1984-01-09 1984-01-09 自動車のトノカバ−取付装置 Granted JPS60113242U (ja)

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JP161684U JPS60113242U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 自動車のトノカバ−取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS60113242U JPS60113242U (ja) 1985-07-31
JPH0224673Y2 true JPH0224673Y2 (ja) 1990-07-06

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JP161684U Granted JPS60113242U (ja) 1984-01-09 1984-01-09 自動車のトノカバ−取付装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523988B2 (ja) * 1973-03-23 1980-06-26

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523988U (ja) * 1978-08-07 1980-02-15
JPS6117867Y2 (ja) * 1980-04-11 1986-05-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523988B2 (ja) * 1973-03-23 1980-06-26

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