JPH02246338A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH02246338A
JPH02246338A JP6833189A JP6833189A JPH02246338A JP H02246338 A JPH02246338 A JP H02246338A JP 6833189 A JP6833189 A JP 6833189A JP 6833189 A JP6833189 A JP 6833189A JP H02246338 A JPH02246338 A JP H02246338A
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JP
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diffusion layer
emitter
layer
film
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JP6833189A
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Shunji Nakamura
俊二 中村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置に係り、詳しくは特に、高速化を
実現することができる半導体装置に関する。
近年のコンピュータによる高速演算処理の要求に伴い、
特に高周波域で高速動作させることができる半導体装置
の開発が望まれている。本発明は、このような要求に応
えるために高速・高機能のバイポーラトランジスタに適
用することができる半導体装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の半導体装置の構造を示す断面図である。
この図において、31は例えばSiからなる基板、32
は例えばSiO□からなるフィールド酸化膜、33は外
部ベース拡散層、34は内部ベース拡散層、35はエミ
ッタ拡散層、36はポリシリコン膜、37は例えば5i
Otからなる絶縁膜、38a、38bは開口部、39は
例えば5iOtからなり開口部38a側壁に形成された
絶縁膜、40はベースコンタクトホール、41はポリシ
リコン膜、42は例えばAlからなるエミッタ電極、4
3は例えばAlからなるベース電極、44は例えばSi
n!からなる絶縁膜である。
第3図に示す半導体装置の製造プロセスとしてはE S
 P E R(RmiLter−base Self−
aligned withPolysiiicon E
lectrodeSand Registors)プロ
セスと例えば特公昭60−81862号公報に記載され
ているいわゆるS S T (Super Self−
alignedtechnology)プロセスが挙げ
られ知られている。
ここで、外部ベース拡散N33、内部ベース拡散層34
およびエミッタ拡散N35に着目して従来の半導体装置
について説明する。
外部ベース拡散層33は導電型が例えばn型の基板31
内にエミッタ拡散7135の両側の、予め基板31の導
電型とは反対導電型の例えばp型の不純物が導入されて
いるポリシリコン膜36より不純物拡散が行われて形成
されており、内部ベース拡散層34は絶縁膜37及びポ
リシリコン膜36を順次エツチング除去されて開口した
開口部38a内の基板3工に基板31とは反対導電型の
例えばp型の不純物拡散が行われて形成されており、エ
ミッタ拡散N35は開口部38側壁に絶縁膜39を形成
し、この絶縁膜39に形成された開口部38b内の基板
31に基板31の導電型と同じ導電型の例えばn型の不
純物拡散が行われて形成されている。
すなわち、従来の半導体装置では、内部ベース拡散M3
4とエミッタ拡散層35、および内部ベース拡散JW3
4と外部ベース拡散層33とがセルフ1ラインで形成で
きるため位置合わせ余裕を見込む必要がなく、その結果
、ベース及びエミッタ拡散を小さくできるのでコレクタ
・ベース間の寄生容量及びエミッタ・ベース間の寄生容
量を小さくできるという利点がある。また、ポリシリコ
ン膜36を介して外部ベース拡散M33とコンタクトす
るようにベース電極43をセルフ1ラインにより形成で
きる。
このため、エミッタ電極42の大部分の面積を内部ベー
ス拡散層34に隣接する外部ベース拡散層33より絶縁
膜39上に有するポリシリコン膜41より引き出すよう
にしており、エミッタ拡散層35と外部ベース拡散層3
3を接近させて形成できるためベース寄生抵抗を低減で
きるという利点がある。したがって、高速化に有利な構
造になっている。
C発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような第3図に示す従来の半導体装
置にあっては、更に厳しい特に高周波域での高速化の要
求に対し、高速化できないという問題があった。
これは、2つの外部ベース拡散M33および1つの内部
ベース拡散層34と基板31との間に3つの寄生容量が
フィールド酸化膜32間の基板31に全体的に生じてお
り、ベース・コレクタ間の寄生容量が大きく、また、ベ
ースに寄生する抵抗が大きいことによるものと考えられ
る。
そこで本発明は、ベース・コレクタ間の寄生容量及びベ
ースに寄生する抵抗を低減することができ、高速化を実
現することができる半導体装置を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による半導体装置は上記目的達成のため、半導体
層上に2分割して形成され、第1の開口部を有する導電
層と、該第1の開口部の側壁に形成された絶縁膜と、2
分割された該導電層のどちらか一方の導電層下の該半導
体層に設けられた反対導電型の内部ベース拡散層と、該
第1の開口部下の該半導体層に設けられ、該内部ベース
拡散層に電気的に接続される高濃度の反対導電型の外部
ベース拡散層と、該内部ベース拡散層内に設けられた一
導電型のエミッタ拡散層とを有するものである。
〔作用〕
本発明は、半導体層上に導電層が第1の開口部を有する
ように2分割されて形成され、第1の開口部側壁に絶縁
膜が形成され、2分割された感電層のどちらか一方の導
電層下の半導体層に反対導電型の内部ベース拡散層が形
成され、第1の開口部下の半導体層に内部ベース拡散層
と電気的に接続される高濃度の反対導電型の外部ベース
拡散層が形成され、内部ベース拡散層内に一導電型エミ
ッタ拡散層が形成されて構成される。
したがって、第1図に示すように、第3図に示す従来の
ものよりもベース面積を小さくすることができるように
なり、ベース・コレクタ間の寄生容置、ベース・エミソ
ク間の寄生容ヱ及びベースに寄生する抵抗を小さくする
ことができるようになり、高速化を実現することができ
るようになる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る半導体装置の一実施例
を説明する図であり、第1図は一実施例の構造を示す断
面図、第2図(a)〜(r)は一実施例の製造方法を説
明する図である。なお、第2図(b) 〜(r)は第2
図(a)に示すX部分の図である。
これらの図において、1は例えばSiからなり例えばp
型の基板、2は例えばn゛型の埋め込み拡散層、3は例
えばSiからなり例えばn−型の半導体層、4は例えば
Sin、からなるフィールド酸化膜、5はトレンチ溝、
6は例えばS i Otからなる絶縁膜、7はポリシリ
コン膜、8は例えばS i Ozからなる絶縁膜、9は
コレクタ拡散層、10.10a、10bはポリシリコン
膜、11は例えば5i02からなる絶縁膜、12は例え
ばSin、からなる絶縁膜、13は第1の開口部、14
は例えばStO□からなる絶縁膜、15は第2の開口部
、16はポリシリコン膜、17は絶縁膜、18はポリシ
リコン膜、19は外部ベース拡散層、20は外部ベース
拡散層19と電気的に接続されている内部ベース拡散層
、21は内部ベース拡散層20内に形成されているエミ
・ツタ拡散層、22はエミッタコンタクトホール、23
はベース電極、24はエミッタ電極である。
次に、その製造方法について説明する。
まず、第2図(a)に示すように、例えばp型(n型で
もよい)の基板1内に基板1とは反対導電型の例えばn
型の不純物拡散を行って埋め込み拡散N2を形成し、エ
ピタキシャル成長法により全面にSiを堆積して例えば
n−型の半導体層3を形成した後、例えばCVD法によ
り全面にSi、N4を堆積してSi、N、膜を形成する
。次いで、Si、N、膜をバターニングし、LOGO3
酸化法によりバターニングされたSi、N、膜をマスク
として半導体層3を選択的に酸化してフィールド酸化膜
4を形成する。フィールド酸化膜4の形成は例えば半導
体N3に浅い溝の段差を形成し、溝内にSiO□等の絶
縁膜を埋め込むような方法であってもよい。次いで、ア
イソレーション領域の形成を行う。このアイソレーショ
ン領域の形成方法はp/n接合分離を形成する方法であ
ってもよいし、トレンチ1JI(01ともいう)誘電体
分離を形成する方法であってもよい。トレンチ溝誘電体
分離を形成する方法を例にとって説明すると、例えばC
VD法により全面にSi、N、膜を堆積して膜厚が例え
ば約1000人の5iiN、膜を形成し、例えばCVD
法によりPSGを堆積して膜厚が例えば約5000人の
エツチング保護材としてのPSG膜を形成した後、レジ
ストマスクによりPSG膜、St、N4膜、フィールド
酸化膜4、半導体層3、埋め込み拡散層2及び基板1を
順次エツチングしてトレンチ溝5を形成する。次いで、
残ったPSG膜は例えばHFによるウェットエツチング
により除去し、例えば熱酸化法により膜厚が例えば約3
000人の絶縁膜6を形成した後、例えばCVD法によ
りトレンチ溝5内を埋め込むようにポリSiを堆積して
膜厚が例えば約1μmのポリシリコン膜7を形成する0
次いで、例えばポリッシングを行ってトレンチ溝5内部
以外のポリシリコン膜7を除去する。なお、ここではS
i3N4膜はポリシリコン膜7のポリッシングの際のマ
スクとして機能している0次いで、例えば熱酸化法によ
りトレンチ溝5内に埋め込まれたポリシリコン膜7上部
の部分を酸化して絶縁WJ、8を形成する。なお、ここ
ではポリシリコン膜7が露出されている部分以外はSi
3N4膜で覆われているので酸化されない0次いで、コ
レクタとなる部分に基板lとは反対導電型の例えばn゛
型の不純物を導入し、熱処理を行って埋め込み拡散層2
に達するようにコレクタ拡散層9を形成した後、例えば
リン酸ボイルによるウェットエツチングによりSi、N
4膜を除去する。
次に、第2図(b)に示すように、例えばCVD法によ
り全面にポリSfを堆積して膜厚が例えば約3000人
のポリシリコン膜10を形成した後、ポリシリコン膜1
0の電極となる部分以外の部分を絶縁化して絶縁膜11
を形成する。絶縁膜11は具体的には、ポリシリコン膜
10の電極となる部分以外の部分をエツチングにより除
去してから例えばCVD法により例えばSfO,等を堆
積して形成する方法であってもよいし、例えばLOCO
S法によりポリシリコン膜10の電極となる部分以外の
部分を熱酸化して形成する方法であってもよい。次いで
、例えばCVD法によりポリシリコン膜10及び絶縁膜
厚1上に膜厚が例えば約3000人の絶縁膜12を形成
した後、第2図(d)に示すように、例えばRIE法に
より絶縁膜12及びポリシリコン膜10を選択的にエツ
チングして第1の開口部13を形成する。この第1の開
口部13の形成によって、ポリシリコン膜lOはポリシ
リコン膜10a及びポリシリコン膜10bというように
独立する2つの領域に2分割される。また同時に、この
第1の開口部13によりフィールド酸化膜4により画定
された能動素子領域も2分割されることになる。次いで
、第2図(d)の平面図である第2図(C)に示すよう
に、エツチングされてポリシリコン膜10aとポリシリ
コン膜10bに分離した後、このどちらか一方の部分、
例えばポリシリコン膜10aの部分のみにレジストマス
クを形成し、このレジストマスクをマスクとしてポリシ
リコン膜10bにイオン注入する。
ここでのイオン注入は71i1の導電型とは反対導電型
の例えばn型の2種のイオンを用いて行われる。2種の
イオンを用いるイオン注入は、2重拡散にてエミッタ拡
散層21と内部ベース拡散[20を形成するために行わ
れるもので、例えばB゛とASoのように拡散係数の異
なる2種のイオン種を用いて行う方法であってもよいし
、基板1と同じ導電型の例えばp型の不純物をイオン注
入した後、アニール処理を行って先に不純物の拡散を進
めておいて、後に改めて基板31と反対導電型の例えば
n型の不純物をイオン注入してから不純物の拡散を行う
方法であってもよい。また、この不純物導入は絶縁膜1
2を形成する以前のポリシリコン膜10の露出する工程
において、将来的にポリシリコン膜10bとなる領域の
みにレジストマスクを用いイオン注入を行ってもよい。
次いで、第2図(d)に示すように、例えば熱酸化法に
より第1の開口部13内にイオン注入のための絶縁膜1
4を形成した後、後に形成される外部ベース拡散層19
とエミッタ拡散層21の高濃度領域が直接接して寄生容
量が大きくなることがないように外部ベース拡散層19
とエミッタ拡散層21間に低濃度のベース領域を形成す
るために不純物が例えばB9のイオン注入を行う。ここ
でのイオン注入条件は例えば35KeV 3 Xl01
3個/ C+aである。なお、このイオン注入は必ずし
も必要なものではなく、後に2重拡散により形成される
内部ベース拡散層20により外部ベース拡散層19とエ
ミッタ拡散層2Iの高濃度領域が直接接触しないように
最適化されるのであればこのイオン注入は必要ではない
次に、第2図(6)に示すように、例えばCVD法によ
りSin、を膜厚が例えば約2000人で堆積し、ポリ
Stを膜厚が例えば約2000人で堆積した後、例えば
RIE法によりポリSi及びS i O!を異方性エツ
チングして半導体N3が露出される第2の開口部15を
形成する。この時、第1の開口部13側壁にポリシリコ
ン膜16が残った絶縁膜17が形成される。なお、ここ
でのポリシリコン膜16の形成は必ずしも必要ではない
が、第1の開口部13側壁に絶縁膜17を形成し第2の
開口部15を形成する異方性エツチングの際、絶縁膜1
7をエツチングすることなく安定に形成するためと、第
2の開口部15部分を小さく形成して外部ベース拡散j
W19を小さく形成してベース・コレツク間の寄生容量
を極力減らすために行っている。
次に、第2図(1)に示すように、例えばCVD法によ
り第2の開口部15内を覆うように全面にポリSiを堆
積して膜厚を例えば1000人で堆積し、例えばRIE
法によりポリS1をバターニングしてポリシリコンll
”*18を形成した後、例えば不純物がB゛のイオン注
入をポリシリコン膜18に行う。
ここでのイオン注入条件は例えば35KeV l xl
Ql’個/ca!である。なお、ポリシリコン膜18は
必ずしも必要ではないが、ポリシリコン膜18は狭い空
間の領域でのまわり込みが良いので狭い空間の第2の開
口部15の領域まで入り込ませることにより、この後形
成する例えばへ!等の電極形成を容易にするという利点
がある。/l電極のみの形成の場合は、狭い空間の領域
にAlが入り難<Ur線し易いという問題が生じるので
あるが、このような問題は生じ難くなるのである。また
、AlとStは反応し易く共晶合金を形成するが、場合
によっ°Cはこの共晶合金反応がエミッタ拡散層21の
領域にまで進行し、エミッタ・ベースショートにつなが
る可能性がある。Aβ電極とSi半導体層との間にポリ
シリコンがある場合、共晶合金反応はこのポリシリコン
とAlとの間で行われるためバルクに達して障害になる
ことはなくなる。次いで、熱処理を行ってポリシリコン
膜10bからの2重拡散により内部ベース拡散層20及
びエミッタ拡散層21を形成するとともに、予めイオン
注入された不純物の活性化及びポリシリコン膜18から
の不純物の拡散を行って2重拡散により内部ベース拡散
層20と電気的にコンタクトするように外部ベース拡散
層19を形成する。なお、ポリシリコン膜10a、10
bにおいて不純物は片側のポリシリコンb1gbのみに
しか入っていないので、内部ベース拡散層20及びエミ
ッタ拡散JW21はポリシリコン11210 bとバル
クSiの半導体M3とが接する片側にしか形成されない
そして、例えばRIE法により絶縁[12をエツチング
してエミッタコンタクトホール22、コレクタコンタク
トホール(図示せず)を形成した後、ベース電極23、
エミッタ電極24、コレクタ電極を形成することにより
第1図に示すような構造の半導体装置が完成する。
すなわち、上記実施例では、第1図に示すように、半導
体層3上にポリシリコン&!10を第1の開口部13を
有するようにポリシリコン膜10a、10bというよう
に2分I11して形成し、第1の開口部13側壁に絶縁
膜17を形成し、絶縁膜14に半導体層3が露出される
第2の開口部15を形成し、第1の開口部13下の半導
体N3に外部ベース拡散層19を形成し、2分割された
ポリシリコン1IWio a 、 10 b’のうちポ
リシリコン膜10b下の半導体層3に外部ベース拡散J
ffl19と電気的に接・続するように内部ベース拡散
層20を形成し、内部ベース拡散層20内にエミッタ拡
散M21を形成するように構成したので、第3図に示す
従来のものよりもベース面積を小さくすることができ、
ベース・コレクタ間容置、ベース・エミッタ間の寄生容
量及びベースに寄生する抵抗を小さくすることができ、
高速化を実現することができる。
具体的には、第3図に示す従来のものでは2つの外部ベ
ース拡散層33及び1つの内部ベース拡散層34と基板
31との間に3つの寄生容量がフィールド酸化膜4間の
基板31に全体的に生じているのに対し、本発明の第1
図に示すものでは1つの外部ベース拡散N19及び1つ
の内部ベース拡散層20と半導体層3との間に2つの寄
生容量しか生じていない。即ち、不純物を導入しなかっ
たポリシリコン膜10a下の半導体N3に従来形成して
いた外部ベース拡散層33を形成しないようにしたので
ある。
したがって、ベース・コレクタ間容量及びベースに寄生
する抵抗を小さくすることができ、高速化を実現するこ
とができるのである。なお、エミッタ拡散1121をポ
リシリコン膜10b下の第2のベース拡散層20内に形
成するようにしたので、エミッタ抵抗が従来のものより
も高くなるが、エミッタ抵抗はある程度高くなっても高
速化にはほとんど影響しない。
更に具体的に説明する。
まず、従来エミツタとして用いていた中央の開口部分を
ベースの引き出し電極部として用い、また逆に従来ベー
スの引き出し用であったポリSl電極をエミッタ用の引
き出し電極として用いることによってベース抵抗を低減
している。また、従来ベースの引き出しとなっていたポ
リSiから、N型とP型の2重拡散を行って、内部ベー
ス拡散Ji20及びエミッタ拡散JEi21を形成して
ベースとエミッタのシャローを達成している。また、従
来ベースの引き出しになっていたポリ3iを2分割する
ように形成し、片側のポリシリコン膜10b下に内部ベ
ース拡散層20およびエミッタ拡散層21を形成し、1
つの外部ベース拡散層19を形成することでベース面積
の低減を達成している。
第3図に示す従来のものと比べ本発明の上記実施例のも
のはベース面積が約2/3になっている。
しかも削減されたベース面積の1/3は、外部ベース拡
散層19の部分で有り、この部分の不純物濃度は内部ベ
ース拡散層20と比べ1けた〜3けた濃度が高いのでベ
ース・コレクタ間の寄生容量も大きく、この部分を削減
したことによる効果は面積の削減以上に大きなものとな
っている。
一方、ベースの引き出しは従来の距離の長い不純物がド
ープされたポリSiによる引き出しに替わってメタルに
より直接引き出すか、あるいは極く薄いドープされたポ
リSiを介してメタルにより引き出すことができるので
、ベースの引き出し抵抗を1/10−1/20にaMす
ることが可能である。ただし、その替わりとして外部ベ
ースの引き出しが従来の両側から片側に変更になったこ
とにより、エミッタ拡散層21と外部ベース拡散[19
の間に存在する内部ベース拡散層20に寄生する抵抗が
約4倍に増える。しかし元々この部分はセルファライン
で形成されている部分であり距離が短いので抵抗も小さ
く、全体としてのベース抵抗の内に占める割合がわずか
である。したがって、外部ベースの引き出しが片側にな
ったことによって、抵抗が増大するマイナス面よりも引
き出しするためのポリSiの長さが短くなったことによ
り抵抗が下がるプラス面の効果の方が大きく、ベース引
き出し抵抗は下がる。
また、ベースのポリSjによる引き出しが短くなった替
わりにエミッタは距離の長いポリSiによる引き出しと
なりエミッタに寄生する寄生抵抗が増える。しかし、ト
ランジスタの高速動作という点から見ると重要なのはむ
しろベース抵抗の低減であり、エミッタに寄生する抵抗
の増大はそれほどトランジスターの高速化と関係しない
。この理由は簡単に言えば次の通りである。
“ベース〜エミンタの入力側”および“コレフタルエミ
ッタの出力側”のそれぞれの信号の遅延が各々入力側お
よび出力側に寄生ずる抵抗とキャパシター容置の積を時
定数とする充放電の時間によって決まる。入力側を流れ
る電流は出力側を流れる電流と比べ1 /hFE倍であ
り、これは通常l/100程度である。このため、入力
側は充放電時間に対し時定数つまり寄生容量および寄生
抵抗の影響を大きく受ける。これに対し、出力側は電流
量が大きいので元々充放電に要する時間は短く、時定数
つまり寄生容■および寄生抵抗の影響を受けにくい。
以上の理由によりエミッタ抵抗を少々増大させてもベー
ス抵抗の低減を図った方がトランジスターの高速動作に
は有利となる。したがって、高速化が可能になるのであ
る。
また、内部ベース及びエミッタはポリS1からの2重拡
散により形成されるため、ベース、エミツタはシャロー
に形成できるため電子のベース間の走行時間を短縮でき
高速化できるという利点もある。
なお、本発明においては、5ST(特公昭608186
2号公報)等のプロセスにおいても、第2図(d)に至
るまでのポリシリコン膜10と半導体N3の接する部分
の形成方法が違うだけであるので適用できることは言う
までもないことである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、主にベース・コレクタ間容量、ベース
・エミッタ間の容量及びベースに寄生する抵抗を低減す
ることができ、またベースのシャロー化により電子のベ
ース走行時間を短縮でき、高速化を実現することができ
るという効果がある。
第1図は一実施例の構造を示す断面図、第2図は一実施
例の製造方法を説明する図、第3図は従来例の構造を示
す断面図である。
1・・・・・・基板、 3・・・・・・半導体層、 10a、10b・・・・・・ポリシリコン膜、13・・
・・・・第1の開口部、 17・・・・・・絶縁膜、 19・・・・・・外部ベース拡散層、 20・・・・・・内部ベース拡散層、 21・・・・・・エミッタ拡散層。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る半導体装置の一実施例
を説明する図であり、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 半導体層上に2分割して形成され、第1の開口部を有す
    る導電層と、 該第1の開口部の側壁に形成された絶縁膜と、2分割さ
    れた該導電層のどちらか一方の導電層下の該半導体層に
    設けられた反対導電型の内部ベース拡散層と、 該第1の開口部下の該半導体層に設けられ、該内部ベー
    ス拡散層に電気的に接続される高濃度の反対導電型の外
    部ベース拡散層と、 該内部ベース拡散層内に設けられた一導電型のエミッタ
    拡散層とを有することを特徴とする半導体装置。
JP6833189A 1989-03-20 1989-03-20 半導体装置 Pending JPH02246338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643806A (en) * 1993-02-28 1997-07-01 Sony Corporation Manufacturing method for making bipolar device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643806A (en) * 1993-02-28 1997-07-01 Sony Corporation Manufacturing method for making bipolar device

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