JPH02203533A - バイポーラトランジスタ - Google Patents

バイポーラトランジスタ

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JPH02203533A
JPH02203533A JP2074389A JP2074389A JPH02203533A JP H02203533 A JPH02203533 A JP H02203533A JP 2074389 A JP2074389 A JP 2074389A JP 2074389 A JP2074389 A JP 2074389A JP H02203533 A JPH02203533 A JP H02203533A
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JP
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polycrystalline silicon
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region
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JP2074389A
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Hiroyuki Nihei
仁平 裕之
Nobuyuki Ito
信之 伊藤
Toshio Yamaguchi
山口 寿男
Hiroomi Nakajima
博臣 中島
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、高性能バイポーラ集積回路に適しバイポーラ
集積回路の高集積化、高速化には、トランジスタの横方
向および縦方向の微細化が必要である。横方向の微細化
とは、素子寸法を縮小することであり、縦方向の微細化
とは、浅い不純物プロファイルを形成することである。
これらを同時に達成する方法として、多結晶シリコンを
用いてベースとエミッタとを自己整合させる各種自己整
合技術が考えられている。これらの技術により、現在ま
でのところ、エミッタ幅がサブミクロンのオーダーでし
ゃ断層波数20GHz以上のバイポーラトランジスタが
得られている。
しかしながら従来のバイポーラトランジスタの製造法に
は未だいくつかの問題がある。その一つは、エミッタ幅
がサブミクロンになると、電流増幅率やしゃ断周波数の
低下が認められることである。このことを具体的に第6
図を参照して説明する。これらの図において、121は
n型コレクタ層となるシリコン基板であり、122はp
型内部のベース層、123はp 型外部ベース層、12
4はエミッタ層である。125は、外部ベース層の拡散
源兼ベース電極となる第1の多結晶シリコン膜、126
はエミッタ層拡散源兼エミッタ電極となる第2の多結晶
シリコン膜であり、これら多結晶シリコン膜間は酸化膜
127および128により分離されている。ここでp 
型外部ベース層123は、外部ベース電極となる第1の
多結晶シリコン膜の側面部の酸化膜128を形成すると
同時に、第1の多結晶シリコン膜中に含まれているボロ
ンを下地のシリコン基板に拡散させることにより形成し
、又エミッタ層124は第2の多結晶シリコン膜126
を堆積してこれにイオン注入によりヒ素をドープした後
、熱処理を行なってそのヒ素をシリコン基板面に浅く拡
散させる、という方法により形成する。
ところが、本発明者らの実験によると、エミッタ幅0,
6μm程度までは高い電流増幅率としゃ断周波数が得ら
れるがエミッタ幅がこれ以下になると、第2図および第
3図で示すように、従来のトランジスタの性能が大きく
低下することが認められた。これは次のような理由によ
る。第6図に示すように、p 型外部ベース層123と
、イオン注入により形成したp型内部ベース層122と
の重なり部分aの不純物濃度が高いために、p 型外部
ベース層123とp型内部ベース層122の接続部にお
いて、深い不純物分布領域129が形成される。このよ
うなトランジスタの通常の製造条件では、この深い不純
物分布領域129の影響でエミッタ幅が0.6μm以下
になるとp型内部ベース領域122の幅WBが厚くなる
。このために第2図、第3図に示したように特性が悪化
してしまう。
このような特性の劣化を防ぐ方法として、p+梨型外ベ
ース領域の拡散深さを小さくするために、拡散時間を短
かく設定することが一般的に行なわれる。しかし、この
拡散させるための時間は、ベース電極なる第1の多結晶
シリコン膜125とエミッタ電極なる第2の多結晶シリ
コン膜126とを絶縁分離する酸化膜127あるいは1
28を形成するための酸化時間に全く依存してしまう。
この酸化時間を短かくして、酸化膜127および128
の膜厚を薄くすることは、エミッターベース間の耐圧劣
化を招き又エミッターベース間の寄生容量も増大させる
結果となる。すなわち、第1の多結晶シリコン膜125
に含まれている不純物原子を、シリコン基板に拡散させ
、p+梨型外ベース領域を形成するための時間を短かく
することは、トランジスタの信頼性を低下させ、又高速
化にとっても不利である。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の高性能バイポーラでは、エミッタ
幅をサブミクロンまで微細化したときに性能劣化が認め
られ、高速性能を発揮することができないという問題が
あった。
本発明は、製造方法を従来のものと何ら変えることなく
この様な聞届を解決したバイポーラトランジスタを提供
することを目的とする。
本発明は、第一に、第一導電型コレクタ層が形成された
半導体基板に、多結晶シリコン膜゛を用いた自己整合に
よりベース層およびエミッタ層を形成したエミッタ幅0
.8μm以下の微細構造をもつバイポーラトランジスタ
であって、外部ベース拡散層の拡散源兼ベース電極とな
る多結晶シリコン膜の一部が、外部ベース拡散層を形成
するための拡散窓の面積と同程度の面積から成り、かつ
、その多結晶シリコン膜の一部が、外部ベース拡散層を
形成すると同時にベース電極を引出すための多結晶シリ
コン膜上に形成するコンタクト開口部と、エミッタ領域
を介して対向していることを特徴とする。
第二に、前記トランジスタの外部ベース拡散層を形成す
るための拡散窓の面積と同程度の面積から成る多結晶シ
リコン膜の一部が、外部ベース拡散層を形成すると同時
にベース電極と引出すための多結晶シリコン膜上に形成
するコンタクト開口部と、エミッタ領域を介して対向し
ており、かつ、コレクタ層にコレクタ電極を設置するた
めのコンタクト開口部と対向して配置されていることを
特徴とする。
(作用) 本発明は、外部ベース拡散層の拡散源である多結晶シリ
コンの形成を改良したものである。すなわち、拡散窓と
同程度の面積の多結晶シリコンと拡散窓の上部に配置す
ることにより、その部分での外部ベース拡散層の拡散深
さを、外部ベース拡散層を形成すると同時にベース電極
を引出すための多結晶シリコンにより形成された外部ベ
ース拡散層の深さよりも、浅くすることができる。この
ことにより、エミッタ幅がサブミクロンオーダーになっ
ても、内部ベースのベース幅は、外部ベース拡散領域の
高濃度で深い不純物分布領域の影響をうけず、設定通り
のベース幅を得ることができる。さらに、ベース電極を
引出すための多結晶シリコン膜上に形成するコンタクト
開口部を、エミッタ領域を介して、コレクタコンタクト
開口部と対向させ、前記外部ベース拡散層の拡散窓と同
程度の面積を有する多結晶シリコン膜の一部を、コレク
タコンタクト部とエミッタ領域との間に配置することに
より、トランジスタ全体の面積°を小さくでき、特に高
速動作に影響を及ぼす、ベース−コレクタ間の寄生容量
が小さくできる。したがって、本発明によれば、従来の
製造プロセスを何ら変えることなく、電流増幅率やしゃ
断層波数の低下を防ぎ高性能特性を得ることができる。
さらに、集積回路の信頼性と、高速性を図ることができ
る。
(実施例) 以下、第1図を用いて本発明を説明する。p型シリコン
基板1にn 型埋込み層2を介して、n型エピタキシャ
ル3層が形成され、素子分離は、選択酸化による酸化膜
4とp型不純物層5により形成されている。またn 型
埋込み層2は、コレクタコンタクト形成予定領域のn 
型不純物層6に接している。このシリコン基板の素子領
域面に薄い熱酸化膜7を形成した後、全面に耐酸化性マ
スクとなる窒化膜(Si3N<膜)8を堆積し、続いて
第1の多結晶シリコン膜9を堆積する。第1の多結晶シ
リコン膜9のうち素子分離領域上の不要な部分は熱酸化
により酸化膜10に変える。
次いで第1の多結晶シリコン膜9にボロンをイオン注入
して添加し、ホトエツチングによりエミッタ形成領域上
の第1の多結晶シリコン膜9をエツチングして開口を設
ける(第1図(a))。このとき、コレクタコンタクト
形成予定領域6の近くに存在する第1の多結晶シリコン
膜の1部9′は、後に形成するp+型外部ベース拡散層
の拡散窓の面積と同程度となるように残置される。これ
に対し、後にベース引出し電極となりベースコンタクト
を形成する第1の多結晶シリコン膜9′は、前記コレク
タコンタクト形成予定領域近傍の第1の多結晶シリコン
膜9′に比べて十分大きな面積を占めて残置する。その
後酸化性雰囲気中で熱処理して多結晶シリコン膜9の表
面に酸化膜11を形成し、この酸化膜11をマスクとし
て開口部の窒化w148を加熱リン酸水溶液でエツチン
グ除去する。
そして露出した酸化膜7をNH4F水溶液で除去してウ
ェーハ面を露出させる。このとき開口部の窒化膜8のエ
ツチングを意図的にオーバー・エツチングすることによ
って、オーバーハング部12を形成し、第1の多結晶シ
リコン膜9の一部を露出させる(第1図(b))。次い
で第2の多結晶シリコン膜13を全面に堆積してオーバ
ーハング部12の下の空洞部を埋込み、その後第2の多
結晶シリコン膜をエツチングして酸化膜11および開口
部のウェーハ面を露出させる。続いて露出させたウェー
ハ表面および多結晶シリコン膜の側面に熱酸化による酸
化膜14を形成する。このとき第1の多結晶シリコン膜
9に予めドープしておいたボロンを、オーバーハング部
12の第2の多結晶シリコン膜13を介してウェーハに
拡散させ、p型の外部ベース拡散層15を形成する。こ
のとき、コレクタコンタクト形成予定領域に近い部分に
形成されるp型の外部ベース拡散層15′は、ベースコ
ンタクトを形成する第1の多結晶シリコン9′により形
成される拡散層15′よりも浅くなり、濃度も低くなる
。それはコレクタコンタクト側の第1の多結晶シリコン
9′は拡散窓と同等の面積に設定しており、かつベース
コンタクトを形成する第1の多結晶シリコン9′よりも
十分小さいため拡散領域に対する不純物の供給量がコレ
クタコンタクト側の方が非常に少ないからである。
したがって第1図(C)に示すような拡散深の異なるp
型外部ベース拡散層15′および15′が形成できる。
この後、ボロンのイオン注入によりp型の内部ベース層
16を形成する。次いでCVD絶縁膜17と第3の多結
晶シリコン膜18を堆積し、反応性イオンエツチングに
よりこれらをエツチングして開口部側壁にのみこれらを
残し、第3の多結晶シリコンl118をマスクとして開
口部のウェーハ表面の酸化膜を除去する。そして高濃度
にヒ素をイオン注入した第4の多結晶シリコン膜19を
堆積し、熱処理によりヒ素を拡散させてn型エミッタ層
20を形成して完成する(第1図(d))。
第1.第2の多結晶シリコン膜9.13はベース電極と
して用いられ、第4の多結晶シリコン膜19はエミッタ
電極として用いられる。この後は図示しないが、エミッ
タ幅依存性・コレクタに所望のAJ配線を形成して完成
する。
本発明によるトランジスタの電流増幅率及びしゃ断層波
数のエミッタ幅依存性を、従来のトランジスタのそれら
と比較して第2図及び第3図に示す。又、第1図(C)
に示したように外部ベース拡散層の一部の拡散深さが従
来のトランジスタのそれに比べて浅くなっているため、
コレクタ・エミッタ間の耐圧の劣化が懸念されたが、第
1表に示すように各種耐圧にはほとんど差がなかりた。
又本発明のトランジスタを用いたECLリング発振器で
は、伝搬遅延時間は50φSが得られ、従来のトランジ
スタを用いた時のそれに比べて15%程の改善が見られ
、本発明のトランジスタによる集積回路の高速動作を検
証することができた。
第 表 次に接合耐圧や高電流領域での諸特性にすぐれた高性能
のバイポーラトランジスタを得る製造方法について説明
する。
以下、図面を参照して説明する。
第4図は一実施例のバイポーラトランジスタの製造方法
を工程順に断面図で示す。
まずバイポーラトランジスタの素子分離としては、p型
シリコン基板41にn型の高濃度不純物層42を形成し
、さらにn型の比較的低濃度層(〜1 x 10160
m1−3) ノエヒター1−シ1Iziri43ヲ気層
成長法で形成した後、トレンチ技術及び選択酸化技術を
用いて、素子間分離としてトレンチ領域44及びベース
φエミッタ領域とコレクタコンタクト部を分離する電極
間分離領域に絶縁酸化膜45を形成する。またn型の高
不純物層42はコレクタコンタクトに接続されており(
図示せず)、従って低濃度エピタキシャル層から成るエ
ピタキシャル層43はコレクタの一部を形成している。
シリコン基板全面に熱酸化により厚さ500λ程度の熱
酸化膜46を形成し、さらにその上にトレンチ領域及び
分離用絶縁膜の領域を含めて全面に耐酸化性絶縁膜とし
てシリコン窒化膜47(Si3N4膜)を1000人程
度堆積する。次いで、全面に第一の導体膜として多結晶
シリコン膜48を厚さ4000人程度成長させる。次に
、前記多結晶シリコン膜48にボロンを50KeV、I
X 1016cm−2の条件でイオン注入する。(第4
図(a)) 次に、後にエミッタ拡散領域に対応していく領域上の多
結晶シリコン膜48を写真蝕刻法及びエツチング法によ
り除去する。その後、950℃ウェット酸化を行ない、
多結晶シリコン48の上面及び側面に第二の酸化膜49
を形成する(第4図(b))。
次に、この酸化膜49をマスクに開口部のシリコン窒化
膜47を加熱リン酸により下地の第一の酸化膜46が露
出まで除去する。このエツチングは下地の酸化膜46が
露出した後も意図的に過剰エツチングを行い、シリコン
窒化膜47を3000人程度サイドエツチングし、第一
の導体膜としての多結晶シリコン48直下に空洞を形成
する。その後露出した第一の熱酸化膜46をNH4F溶
液などでエツチング法により除去する(第4図(C))
次に、第二の導体膜として多結晶シリコン50を全面に
3000人程度被着し、第一の導体膜としての多結晶シ
リコン直下の空洞を完全に埋め込む。
次に、第二の酸化膜49をマスクに第二の多結晶シリコ
ンをオーバーハング部に残したまま反応性プラズマエツ
チング法によりエピタキシャル層43の表面を露出する
まで第二の多結晶シリコン50を除去し、さらに、異方
性プラズマエツチング法によりエピタキシャル層43を
1000人程度除去する(第4図(d))。
次に、露出したエピタキシャル層43の表面、第二の導
体膜としての多結晶シリコン50の側壁部と第二の酸化
膜9の表面に酸化膜51を2000人程度堆積した後、
異方性プラズマエツチング法によりエピタキシャル層4
3の表面を再び露出させる。このとき、多結晶シリコン
48に注入されているボロンは多結晶シリコン50とエ
ピタキシャル層43へ熱拡散し、外部ベース領域を形成
する。
(第4図(e))。
次に、露出したエピタキシャル層43の表面上に選択エ
ピタキシャル成長技術を用いてシリコンのエピタキシャ
ル層52を1500人程度成長させる。
次に成長したエピタキシャル層52の表面上にボロンを
20 KeV、5 X 1013am−2ノ条件でイオ
ン注入し、P型の内部ベース領域をエピタキシャル層5
2とエピタキシャル層4・3に形成する。さらに、前記
のエピタキシャル層52の表面上にヒソを20 KeV
、2 X 10 ”am−2(D条件でイオン注入シ、
N型のエミッタ領域をエピタキシャル層52に形成する
。さらに第3の導体膜として多結晶シリコン53を厚さ
2000人程度全面に堆積した後、ヒソを50 KeV
、1.2 x 101Bas−2の条件でイオン注入し
、さらに所望の熱処理を施して最終的な外部ベース領域
、内部ベース領域とエミッタ領域とを形成する。この時
、エミッタ領域と内部ベース領域との界面は先に選択エ
ピタキシャル成長したエピタキシャル層52の内部に位
置し、酸化膜51の下端より深部に入りこまないように
する。また、あらかじめ第一の導体膜としての多結晶シ
リコン膜48に添加しておいたボロンはオーバーハング
部の多結晶シリコン50を通じて下地のエビタキ注入し
、その後、バッファ膜をエツチングすることによりエミ
ッタ領域の厚さを薄くシ、そのプロファイルを急峻なも
のとすることもできる。
以上述べたように、エミッタ領域および内部ベース領域
を側壁酸化膜によって外部ベース領域とシャル層43へ
拡散しp型の外部ベース領域を形成し内部ベース領域と
酸化膜51の下端の深部で連結する。
その後、電極配線材なるアルミニウム54゛を全面に被
着し、写真蝕刻法及びエツチング法を用いて前記開口部
を覆うようにアルミニウムを下地の多結晶シリコンが露
出するまでエツチング除去する。次にパターニングされ
たアルミニウムをマスクにして多結晶シリコンを下地の
酸化膜が露出するまでエツチング除去しアルミニウム電
極配線を形成してバイボータトランジスタを形成する(
第4図(r))。
上記実施例では、シリコン基板に直接にイオン注入した
が、エピタキシャル層52の表面上にバッファ膜を堆積
し、バッファ膜を通してイオンを分離することによりp
 型ベース領域からn 型エミッタ領域へ直接流れる電
流を阻止することができ、同時にp 領域よりに集中し
ていたコレクタからエミッタへの電流も低減することが
できる。
またp 型ベース領域とn 型エミッタ領域に含まれる
不純物原子が熱行程によって直接に、相互の領域へ拡散
することはなく平坦なベース・エミッタ接合が得られ、
エミッタおよび内部のベースの不純物プロファイルを従
来よりも制御性の良いものとしている。その結果、接合
耐圧や高電流領域での諸特性にすぐれた高性能のバイポ
ーラトランジスタが得られる。
さらに次に、第4図の素子間分離技術について説明する
以・下、図面を用いて説明する。第5図は素子分離形成
方法の一実施例である。
p型シリコン基板61にn 型埋め込み層62を介して
コレクタ層となるn型層63をエピタキシャル成長させ
たウェーハを形成し、その表面に熱酸化により薄い酸化
膜64を形成する。(第5図(a))。その表面にCV
Dにより薄い窒化膜65を形成し、さらにその上にCV
Dにより厚い酸化膜66を形成する。その後、フォト・
レジスト・マスク形成しエツチングにより素子分離領域
に開孔を設けて、下地基板を露出させ反応性イオンエツ
チングによりp型シリコン基板61に達するまでエツチ
ングを行ない溝形成をする。(第5図(b))。溝形成
後、マスク材として用いた酸化膜66をフッ酸を含む水
溶液でエツチング除去し、同時に溝内に付着した高分子
化合物もこの水溶液で除去する。その後、溝内部に酸化
により薄い酸化膜67を形成し、反応性イオンエツチン
グにより溝側壁部にのみ酸化膜を残すようにする(第5
図(C))。溝内部に反転防止用の拡散源であり、かつ
基板と導通をとるためのボロンドープの多結晶シリコン
68を例えば、S L Ha +B2 He系でCVD
により形成し、それをエッチバックする事で埋め込み形
成する。そしてトランジスタ形成のための数々の熱工程
を経ることで、ボロンドープの多結晶シリコン8Bから
p型シリコン基板61にp型層を拡散させる。そして、
基板電位はボロンドープの多結晶シリコン68の上部に
形成される酸化膜69に開孔を設け、金属配線層とのコ
ンタクトをとることによって基板上面から取ることが可
能となる(第5図(d))。
以上述べたようにこれに依れば、高アスペクトを持つ溝
に対しても導通防止用の拡散層を簡単に形成することが
でき、さらにその溝から基板電位を取ることも可能とな
る。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、コレクタコンタクト
部に近い外部ベース拡散層の深さを、ベース引出し電極
とベースコンタクトを形成するための第1の多結晶シリ
コンにより形成された外部ベース拡散層の深さよりも浅
(することができるため、エミッタ幅が0.8−μm以
下になっても内・部ベースのベース幅は、外部ベース拡
散領域の高濃度で深い不純物分布領域の影響をうけず、
設定通りのベース幅を得ることができる。さらに、ベー
ス電極を引出すための第1の多結晶シリコン上のベース
コンタクト部を、エミッタ領域を介してコレクタコンタ
クト部と対向させて配置したことにより、トランジスタ
全面の面積を小さくできた。
本発明のトランジスタによれば従来の製造プロセスを何
ら変えることなく、電流増幅率やしゃ断層波数の低下を
防ぎ高性能特性を得ることができ、かつ、エミッター・
ベース、ベース・コレクタ間などの各種寄生容量を小さ
くできた。したがって、集積回路の高信頼性と高速性を
達成することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す図、第2図及び第3図
は本発明によるバイポーラトランジスタ及び従来例の特
性を示す図、第4図及び第5図は他の実施例を示す図、
第6図は従来例を示す図である。 1・・・p型シリコン基板  3・・・コレクタ層4・
・・分離酸化膜     5川分離p型不純物層)、1
0.11.14・・・酸化膜   8・・・窒化膜9.
9’   9’・・・第1の多結晶シリコン12・・・
オーバーハング部 13・・・第2の多結晶シリコン 15.15’   15’・・・p型外部ベース拡散層
j6・・・p型内部ベース層  17・・・CVD絶縁
膜j8・・・第3の多結晶シリコン 19・・・第4の多結晶シリコン 20・・・n型エミッタ層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一導電型のコレクタ層表面部に第二導電型の内
    部ベース層と外部ベース層が形成され、内部ベース層表
    面部に第一導電型のエミッタ層が形成されたプレーナ構
    造のバイポーラトランジスタにおいて、前記内部ベース
    層を中心にして対向する第1と第2の前記外部ベース層
    の厚さが異なることを特徴とするバイポーラトランジス
    タ。
  2. (2)前記第1の外部ベース層の厚さが前記第2の外部
    ベース層の厚さより薄く、前記第1及び第2の外部ベー
    ス層上には第二導電型の不純物を含んだ第1及び第2の
    多結晶シリコン膜が各形成されており、前記第1の外部
    ベース層上の前記第1の多結晶シリコン膜の面積は前記
    第2の外部ベース層上の前記第2の多結晶シリコン膜の
    面積より小さいことを特徴とする請求項1記載のバイポ
    ーラトランジスタ。
  3. (3)前記第1及び第2の多結晶シリコン膜の各一部が
    前記第1及び第2の外部ベース層に接していることを特
    徴とする請求項2記載のバイポーラトランジスタ。
JP2074389A 1989-02-01 1989-02-01 バイポーラトランジスタ Pending JPH02203533A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005071725A1 (en) * 2004-01-23 2005-08-04 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Method of fabricating a mono-crystalline emitter

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