JPH02245543A - 変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、高比率の減速あるいは増速か可能な変速装置
に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

従来の、高比率の変速装置としては、ウオーム減速機、
遊星歯車減速機等があるが、−段で変速できる比率は１
／１００程度であって、それ以上の変速比を得ようとす
る場合には、２段あるいは３段の変速装置を組み合わせ
て行っていたので、変速装置が複雑大型化し、更には効
率も低下するという問題点があった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単
な構成で高比率の変速比を得ることができ、更には、効
率も高い変速装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的に沿う本発明に係る変速装置は、第１の回転軸
に固定された第１及び第２の歯車と、上記第１の歯車に
軸によって固定された中間歯車を介して噛合する第１の
内歯車と、該第１の内歯車に一体に固定された第２の内
歯車と、該第２の内歯車と上記第２の歯車とに噛合する
遊星歯車と、該遊星歯車に固定されている第２の回転軸
とを有して構成されている。　なお、該変速装置は、第
１の回転軸を入力軸として使用する場合には減速機とな
り、第２の回転軸を入力軸とする場合には増速機となり
、いずれであっても本発明は適用される。

〔作用〕

本発明に係る変速装置において、第１の歯車の歯数を２
３、中間歯車の歯数を２８、第１の内歯車の歯数を２１
、第２の歯車の歯数をｚ４、遊星歯車の歯数を２２、第
２の内歯車の歯数を２．とじ、１１−ｚ、／ｚ、、１ｘ
＝Ｚ４／Ｌ−＠とすると、中間歯車ｚ２は直接関係しな
いので、第１の歯車に対する第２の歯車の減速比ｌは、
ｉ　−（ｉ＋＋ｉｉ）　／　（１＋ｉｔ）　　・・・・
−・・・・・・−■となる。

従って、１１とｈの差を小さい値にすると大きな減速比
が得られることになる。

上記実施例は、第１の回転軸を入力軸とした場合である
が、第２の回転軸を入力軸とすることも可能であり、こ
の場合は１／ｉとなって、大きな増速比を得られること
になる。

〔実施例〕

続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化し
た実施例につき説明し、本発明の理解に供する。

第１図に示すように、本発明の一実施例に係る変速装置
ｌＯは、入力軸となる第１の回転軸１１に固定された第
１及び第２の歯車１２．１３と、上記第１の歯車１２に
中間歯車１４を介して噛合する第１の内歯車１５と、該
第１の内歯車１５に一体に固定された第２の内歯車１６
と、該第２の内歯車１６と上記第２の歯車１３とに噛合
する遊星歯車１７と、該遊星歯車に固定されている出力
軸となる第２の回転軸１８と、これらを支持するケーシ
ング１９とを有して構成されている。以下、これらにつ
いて詳しく説明する。

上記第１の回転軸１１は、中間部をベアリング２０を介
してケーシング１９に、他端を第２の回転軸１８に装着
されているベアリング２１を介して回転自由に支持され
、途中には歯数２１の第１の歯車１２と、歯数２４の第
２の歯車１３が固着されている。

該第１の歯車１２に噛合する歯数２！の中間歯車１４を
介して歯数Ｚ、の第１の内歯車１５が設けられているが
、該第１の内歯車１５は外側をベアリング（ブツシュで
あっても良い）２２によってケーシング１９に回転自由
に支持され、上記中間歯車１４は１以上配置されて、そ
の一端をケーシング１９に固着されている軸の一例であ
るビン２３にベアリング２４を介して回転自由に配置さ
れている。

また、上記第１の内歯車１５には歯数ｚｈの第２の内歯
車１６が固着され、該第１の内歯車１５と同時回転する
ようになっていると共に、該第２の内歯車１６と上記第
２の歯車１３との双方に噛合するｌまたは複数個数の遊
星歯車１７（歯数ＺＳ）が配置されている。

そして、この遊星歯車１７は第２の回転軸１８に取付け
られている円板２５に固定されているピン２６にベアリ
ング２７を介して自転及び公転自由に取付けられ、上記
第２の回転軸１８はベアリング２８を介してケーシング
１９に回転自由に取付けられている。

なお、図中２９．３０はベアリング取付は用のナツトを
、３１．３２はオイルシールを示す。

従って、この変速装置１０の第１の回転軸１１を正転さ
せると、第１及び第２の歯車が正転し、第１及び第２の
内歯車１５．１６が逆転する。

従って、該第２の内歯車１６と該第２の歯車１３に噛合
する遊星歯車１７は、作動歯車の原理によって自転する
と共に公転する。

この関係を上記歯数Ｚｌ”Ｚ４を用いて表すと、前記し
た■、０式のようになる。

ここで、この実施例においてはＺ＋　−３１、Ｚｇ、＝
４５、Ｚｓ−１２Ｌ　Ｚ４−３２、Ｚｓ−４６、ハ＝−
１２４としたので、上記式に代入して計算すると、減速
比１−１／６２９となり、非常に高減速比が得られるこ
とになる。

更には、上記■弐におけるｉ、と１８との差を縮めれる
と、更に高減速比の変速装置も製作が可能となり、ｉ、
＝＝ｉで第２の回転軸は静止し、ｊ＋＞ｉｔで第２の回
転軸は逆転することになる。

上記実施例においては、第１の回転軸１１を人力軸とし
、第２の回転軸１８を出力軸としたが、逆にすることも
可能であり、この場合は増速装置になる。

また、第１の回転軸をケーシングに回転自由に支持させ
、第１の内歯車１５を人力軸とする変速装置も実施可能
である。この場合の入力の方法は第１の内歯車１５に円
板を取付け、該円板の中心にケーシングに回動自在な入
力軸を固着しても良いし、該第１の内歯車に外歯車を形
成して別の歯車を噛合し、この別の歯車に入力軸を取付
けても良い。

該第１の内歯車１５（または第２の内歯車１６）を入力
軸とした場合の、第２の回転軸１日に対する変速比ｌ、
は次式の通りとなる。

ｉｓ　−（＝＋ｓ＋ｔ４）／　（１＋ｉ４）ここで、１
３−ｚｌ／２１、！　４−　Ｚ　ｈ　／　Ｚ　４を示す
。

上記実施例においては、歯車として平歯車を用いた場合
について説明したが、回転を円滑にするため、はすば歯
車、やまば歯車等にすることは当然可能であり、ケーシ
ングに固定用の脚あるいは取付はフランジを設けること
は自由である。

（発明の効果〕 本発明に係る変速装置は以上の説明からも明らかなよう
に、簡単な構成によって高い変速比率の変速装置を提供
できる。

また、全体が歯車噛合によって動力が伝達されているの
で、高変速であっても高い効率を得ることができ、該変
速装置を２段あるいはそれ以上組合わせることによって
、例えば３段程度の組合わせで十億分の１程度の変速比
のものも容易に製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る変速装置の断面図であ
る。 〔符号の説明） １０　・・・・・−・変速装置、１１−・・・・−第１
の回転軸、１２−・・・・・・第１の歯車、１３・−・
−・・−・第２の歯車、１４−−−一−・・・中間歯車
、１５　・・・−・・・第１の内歯車、１６−・・・・
・・第２の内歯車、１７　・・−・・・−遊星歯車、１
８・・・・・・・・第２の回転軸、１９−・−・・・ケ
ーシング、２０，２１．２２　・・・−・・・ベアリン
グ、２３・・・・−ピン（軸）、２４−・・・・・ベア
リング、２５・・・−円板、２６　・・・−・・・ピン
、２７．２８−・・−ベアリング、２９．３０−・−・
−・・ナツト、３１．３２−・・・・・・オイルシール 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１の回転軸に固定された第１及び第２の歯車と
   、上記第１の歯車に軸によって固定された中間歯車を介
   して噛合する第１の内歯車と、該第１の内歯車に一体に
   固定された第２の内歯車と、該第２の内歯車と上記第２
   の歯車とに噛合する遊星歯車と、該遊星歯車に固定され
   ている第２の回転軸とを有してなることを特徴とする変
   速装置。