JPH02245004A - 官能性末端を有するイソブチレン系ポリマーの製造法 - Google Patents

官能性末端を有するイソブチレン系ポリマーの製造法

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JPH02245004A
JPH02245004A JP6544789A JP6544789A JPH02245004A JP H02245004 A JPH02245004 A JP H02245004A JP 6544789 A JP6544789 A JP 6544789A JP 6544789 A JP6544789 A JP 6544789A JP H02245004 A JPH02245004 A JP H02245004A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ハロゲン末端を有するイソブチレン系ポリマ
ーの製造法に関する。
従来の技術及びその問題点 末端官能性ポリマー、例えば分子両末端に水酸基等が導
入されたポリマーは、ポリウレタシ、接着剤、改質剤、
コーティング剤、シーリング剤等の原料等として有用で
ある。
このようなポリマーの一種である、例えば末端官能性イ
ソブチレン系ポリマーの製造法としては、1.4−ビス
(α−クロロイソプロピル)ベンゼン(以下[p−DC
CJと記す)を開始剤兼連鎖移動剤とし、且つB(1)
3を触媒としてイソブチレンをカチオン重合させるビニ
ファー法(米国特許第4276394号明細書)が知ら
れている。
斯かるビニファー法で得られる両末端に塩素原子を有す
るイソブチレン系ポリマーは、脱ハイドロクロリネーシ
ョン反応により、容易に両末端にイソプロペニル基を有
するポリマーに変換されたり、ハイドロボレーション反
応により、容易に両末端に第1級炭素に結合した水酸基
を有するポリマーに変換されたりする。
しかしながら、」二記イニファー法に従えば、重合温度
が−50〜−70°Cという低温で、しかもモノマー濃
度が1モル/Q程度の稀薄状態という厳格な反応条件下
においてイソブチレンを重合させた場合にも、好ましく
ない数種の副反応が起こるを避は得す、目的とする塩素
原子を含有する末端基((CH3)2 CQ)以外に、
副反応により各種末端基(−C(CH3)3、CH3 C=CH2、M−噛CH=C(CH3)2を有するポリ
マーがかなりの割合で生成し、しかも得られるポリマー
の分子量分布(M W / M n )も広く約1,5
以」二であるという問題を有している。更に該ビニファ
ー法では、高価なりCQ3が触媒として用いられている
。而して触媒として安価なTiCl4を用いて」二記イ
ニファー法を適用すると、BCQ3を用いる場合に比し
、副反応による生成物が更に増大するという問題がある
。特に−30℃以上の温度では、系中の微量水分からく
るH十により重合を開始し、飽和末端基H3 (CH3−C−基)が多量に副生じて来る。
CH3 本発明の目的は、末端にハロゲン原子を高い含有率で含
有し、且つ分子量分布が狭いイソブチレン系重合体を低
コス)・で、且つ、できるだけ高温で製造し得る方法を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、開始剤兼連鎖移動剤及び触媒の存在下
、重合溶媒中でイソブチレンを含有するカチオン重合性
モノマーをカチオン重合させてハロゲン末端を有するイ
ソブチレン系ポリマーを製造するに当り、上記開始剤兼
連鎖移動剤としてハロゲン原子を有し、該ハロゲン原子
が結合している炭素原子が芳香環炭素に結合している化
合物及び/又はハロゲン原子を有し、該ハロゲン原子が
結合している炭素原子が第3級炭素原子である化合物を
使用し、触媒としてTiCl4を使用し、且つ重合溶媒
としてピリジン骨格を有する有機化合物を含有する溶媒
を使用することを特徴とする官能性末端を有するイソブ
チレン系ポリマーの製造法に係る。
本明細書において、イソブチレンを含有するカチオン重
合性モノマーとは、イソブチレンのみからなるモノマー
に限定されるものではなく、イソブチレンの50重量%
(以下単に「%」と記す)以下をイソブチレンと共重合
し得るカチオン重合性モノマーで置換したモノマーを意
味する。
イソブチレンと共重合し得るカチオン重合性モノマーと
しては、例えば炭素数3〜12のオレフィン類、共役ジ
エン類、ビニルエーテル類、芳香族ビニル化合物類、ビ
ニルシラン類、アリルシラン類等が挙げられる。これら
の中でも炭素数3〜12のオレフィン類及び共役ジエン
類等が好ましい。
前記インブチレンと共重合し得るカチオン重合性モノマ
ーの具体例としては、例えばプロピレン、1−ブテン、
2−ブテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1
−ブテン、ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ヘキ
セン、ビニルシクロヘキサン、ブタジェン、イソプレン
、シクロペンタジェン、メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレン
、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、モノクロロ
スチレン、ジクロロスチレン、β−ピネン、インデン、
ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン
、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメトキ
シシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジクロロ
シラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメチル
シラン、1゜3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、テトラビ
ニルシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチルジ
クロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルジ
メチルメトキシシラン、アリルトリメデルシラン、ジア
リルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、ジア
リルジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。これらの
中で、例えばプロピレン、1−ブテン、2−ブテン、ス
チレン、ブタジェン、イソプレン、シクロペンタジェン
等が好適である。これらイソブチレンと共重合しうるカ
チオン重合性モノマーは、1種単独でイソブチレンと併
用してもよいし、2種以上で併用してもよい。
本発明で用いられる開始剤兼連鎖移動剤は、ハロゲン原
子を有し、該ハロゲン原子が結合している炭素原子が芳
香環炭素に結合している化合物又はハロゲン原子を有し
、該ハロゲン原子が結合している炭素原子が第3級炭素
原子である化合物(以下これらの化合物を「ハロゲン化
合物」と記す)である。斯かるハロゲン化合物は、炭素
陽イオンを生成し易いため、カチオン重合の開始剤や連
鎖移動剤として働く化合物である。このようなハロゲン
化合物としては、従来公知のものを広く使用できるが、
例えば一般式(I) AYn           (I) 〔式中、Aは1〜4個の芳香環を有する基を示す。
Yは基−C−X (ここでR1及びR2は、同一又は異
なって、水素原子又は炭素数1〜2oの1価の炭化水素
基、Xはハロゲン原子)で示される芳香環に結合した基
を示す。nは]−〜6の整数を示す。〕 で表わされる化合物、一般式(U) B Z m            (II )〔式中
、Bは炭素数4〜40の炭化水素基を示す。
Zは第3級炭素原子に結合したハロゲン原子を示す。m
は1〜4の整数を示す。〕 で表わされる化合物、α−ハロスチレン単位を有するオ
リゴマー等が挙げられる。
上記一般式(I)において、1〜4個の芳香環を有する
基であるAは、縮合反応により形成されたものでもよく
、非縮合系のものでもよい。このような芳香環を有する
基の具体例としては、例えば1〜6価のフェニル基、ビ
フェニル基、ナフタレン基、アントラセン基、フェナン
スレン基、ピレン基、Pb、−CCH2)9−Ph基(
Phはフェニル基、Qは1〜10の整数)等を挙げるこ
とができる。これらの芳香環を有する基は、炭素数1〜
20の直鎖及び(又は)枝分れの脂肪族炭化水素基や、
水酸基、エーテル基、ビニル基等の官能基を有する基で
置換されていてもよい。また上記一般式(T)において
、R1及びR2が1価の炭化水素基である場合、これら
の基は水酸基、エーテル基、ビニル基等の官能基を有す
る基で置換されていてもよく、更にXで示されるハロゲ
ン原子には、弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子
等が包含される。
また上記一般式(IT)において、Bは炭素数4〜40
の炭化水素基、好ましくは脂肪族炭化水素基である。B
て示される炭化水素基の炭素数が4未満になると、ハロ
ゲン原子に結合する炭素原子が第3級炭素原子ではなく
なり、重合反応が進行し難くなるので、好適に使用し難
くなる。更にZで示されるハロゲン原子には、弗素原子
、塩素原子、臭素原子、沃素原子等が包含される。
またα−ハロスチレン単位を有するオリゴマーとしては
、例えばα−クロロスチレンのオリゴマーや、α−クロ
ロスチレンとこれと共重合し得る単量体とを共重合させ
たオリゴマー等を挙げることができる。
本発明の開始剤兼連鎖移動剤における結合状態のハロゲ
ン原子(α位の炭素に芳香環が結合しているか、α位の
炭素が第3級炭素)を2個以上有する化合物や、このよ
うなハロゲン原子と他の反応性官能基(例えばビニル基
等)とを有する化合物を開始剤兼連鎖移動剤として用い
ると、2以上の末端に官能性を有する重合体、所謂テレ
ケリツク重合体を得ることができ、その末端官能性度を
高めることができるので、極めて有効である。
本発明で用いられる開始剤兼連鎖移動剤の具体例として
は、例えば CH3 C(CH3)2X CH3 C(CH3)2 X CH3 CH3 CH9 CH3、 ] 1 CH3 CH3 CH3 CO2 (CH3) 2 CH3 CH3 CH3 CH3 CQ CH3 CCHa )2 CH3 CH3 (n C3HI7) X−C−CH2CH2CH2CH2 (n  Cs HI3 ) CH3 (n−C8’HI□) −X (n C3H17)、 X−C−CH2CH2−C−CH2CH2−X CH3 CH3 α−クロロスチレンのオリゴマーのようなハロゲン原子
含有有機化合物等が挙げられ、これら化合物の中でも特
に CH3 CH3 CH3 CQ CH3 CQ−C−CH2CH2 CH3 CH3 CH3 (CH3)2 CH3 −CQ CH3 CH3 CH3 CH3 CH3 CH3 CH3 CH3CH3 cc−c−c−cQ CH3CH3 CH3 CH3 CH3 C1l!−C−CH2CH2−C−CH2CH2−C−
CQH3 CQ CH3 のような安定な炭素陽イオンを生成し易い−C(CH3
)2 CQ又は−C(CH3) 2 B rを有するハ
ロゲン原子含有有機化合物が好適である。
これらのハロゲン化合物は、開始剤兼連鎖移動剤として
使用される成分であり、本発明では、1種又は2種以上
混合七で用いられる。ハロゲン化合物の使用量を調節す
ることにより、得られるポリマーの分子量をコントロー
ルすることができる。
本発明では、上記ハロゲン化合物を、通常イソブチレン
を含有するカチオン重合性モノマーに対して、0.01
〜20%程度、好ましくは0. 1〜10%程度の割合
で使用するのがよい。
本発明に用いるTic(i!4は触媒として使用される
成分であり、その使用量は開始剤連鎖移動剤のモル数に
対し0.1〜10倍程度が好ましく、2〜5倍程度がよ
り好ましい。
本発明において、重合溶媒は、ピリジン骨格を有する有
機化合物を含有する溶媒である。この溶媒としては、例
えば脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素等の炭化水素
溶媒等が挙げられる。この中でもハロゲン化炭化水素が
好ましく、塩素原子を有する塩素化炭化水素がより好ま
しい。斯かる脂肪族炭化水素の具体例としては、ペンタ
ン、ヘキサン等を、またハロゲン化炭化水素の具体例と
しては、クロロメタン、クロロエタン、塩化メチレン、
1,1−ジクロロエタン、クロロホルム、1.2−ジク
ロロエタン等を例示できる。これらは、1種単独で、又
は2種以上混合して使用される。更には少世の他の溶媒
、例えば酢酸エチル等の酢酸エステルを併用してもよい
本発明においては、斯かる溶媒にピリジン骨格を有する
有機化合物が含有されていることを必須とする。ピリジ
ン骨格を有する有機化合物としては、従来公知のものを
広く使用でき、例えばピリジン、2−メチルピリジン、
2,6−シメチルピリジン、2.4.6−ドリメチルピ
リジン、2゜6−ジーt−ブチルピリジン、2−t−ブ
チルピリジン等が挙げられ、この中でも特に、2,6ジ
メチルピリジン及び2.6−ジーt−ブチルピリジンが
好ましい。これらは、1種又は2種以上混合して使用さ
れ得る。
上記ピリジン骨格を有する有機化合物と上記溶媒、例え
ば炭化水素溶媒との混合割合としては、特に限定される
ものではないが、通常後者100重足部(以下単に1部
」と記す)に対して前者を0.1〜500部程度、好ま
しくは0.5〜100部程度とするのがよい。
本発明の方法を実施するに際しては、特に制限がなく、
従来の重合方法を広く適用できる。例えば1つの容器に
重合溶媒、モノマー、開始剤兼連鎖移動剤、触媒等を順
次仕込んでいくバッチ法でもよいし、重合溶媒、モノマ
ー、開始剤兼連鎖移動剤、触媒等をある系内に連続的に
仕込みながら反応させ、更に取出される連続法でもよい
。上記ピリジン骨格を有する有機化合物を添加する順序
としては、主溶媒(炭化水素溶媒等の溶媒)に直接添加
してもよく、また開始剤兼連鎖移動剤溶液に添加しても
よく、触媒溶液に添加してもよく、このピリジン骨格を
有する有機化合物と触媒とで触媒溶液を作って添加して
もよく、或いはこれらの方法を併用してもよい。
本発明の方法において、重合温度としてはO℃〜−10
0°C程度が好ましく、重合時間は、通常0.5〜12
0分程度、好ましくは1〜60分程度である。また重合
時のモノマー濃度としては、0.1〜8モル/Q程度が
好ましく、0.5〜5モル/Q程度がより好ましい。
本発明において、上記カチオン重合性モノマーの重合反
応の停止は、特に限定されるものではなく、従来の慣用
手段をいずれも適用することができる。本発明では、特
にメタノール等のアルコール類の添加により重合反応を
停止させるのが好ましい。
発明の効果 本発明の方法によれば、通常であれば副反応による生成
物が極めて多回に生成するTiCl4を触媒として用い
ているにも拘らず、副反応による副生成物の生成を少な
くでき、末端にハロゲン原子を高い含有率で含有し、し
かも分子量分布の狭いイソブチレン系ポリマーを得るこ
とができる。
また本発明で用いられるTiCl4は、BCQ3に比べ
安価であることから」−2ポリマーを低コストで得られ
る利点もある。
実施例 次に実施例を掲げて、本発明をより一層明らかにする。
実施例1 1Qの耐圧ガラス製オートクレーブに攪拌用羽根、三方
コック及び真空ラインを取付けて、真空ラインで真空に
引きながら重合容器を100℃で1時間加熱することに
より乾燥させ、室温まで冷却後三方コックを用いて窒素
で常圧に戻した。
1つ その後、三方コックの一方から窒素を流しながら、注射
器を用いてオートクレーブに水素化カルシウム処理によ
り乾燥させた主溶媒である1、1−ジクロロエタン40
−を導入した。次いでモレキュラーシーブスにより乾燥
させたピリジン骨格を有する有機化合物である2、6−
ジーt−ブチルピリジン5m(2を導入し、更にp−D
C,C2ミリモルを溶解させた10mQの1,1−ジク
ロロエタン溶液を添加した。
次に、酸化バリウムを充填したカラムを通過させること
により脱水したイソブチレンが7g入っているニードル
バルブ付耐圧ガラス製液化ガス採取管を三方コックに接
続した後、容器本体を一70℃のドライアイス−アセト
ンバスに浸漬し、重合容器内部を攪拌しながら1時間冷
却した。冷却後、真空ラインにより内部を減圧にした後
、ニードルバルブを開け、イソブチレンを耐圧ガラス製
液化ガス採取管から重合容器に導入した。その後三方コ
ックの一方から窒素を流すことにより常圧に戻し、更に
攪拌下に1時間冷却を続け、重合容器内を一60℃(重
合温度)まで冷却した。
次に、TicQh 3.2g (10ミリモル)を注射
器を用いて三方コックから添加して重合を開始させ、6
0分経過した時点で予め一20℃以下に冷却しておいた
メタノールを添加することにより重合を停止させた。
重合停止後、重合容器を室温まで戻して反応混合物をナ
ス型フラスコに取出し、未反応のイソブチレン、1,1
−ジクロロエタン、ニトロエタン及びメタノールを留去
し、残ったポリマーを100mQのn−ヘキサンに溶解
後、中性になるまでこの溶液の水洗を繰返した。その後
、このn−ヘキサン溶液を20mQまで濃縮し、300
 mi2のアセトンにこの濃縮溶液を注ぎ込むことによ
りポリマーを沈澱分離させた。
このようにして得られたポリマーを再び100mQのn
−ヘキサンに溶解させ、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、濾過し、n−ヘキサンを減圧留去することにより、
イソブチレン系ポリマーを得た。
得られたポリマーの収量より収率を算出すると共に、荷
n及びMw/MnをGPC法により、また末端構造を’
 H−NMR(300MHz)法により各構造に帰属す
るプロトンの共鳴信号の強度を測定、比較することより
求めた。結果を第2表に示す。
実施例2〜9 開始剤兼連鎖移動剤、主溶媒、ピリジン骨格を有する有
機化合物の種類及び重合温度を第1表に示すように変更
した以外は、実施例1と同様にしてポリマーを製造し、
評価した。結果を第2表に併せて示す。
比較例1〜3 ピリジン肯格を有する有機化合物を使用せず、また開始
剤兼連鎖移動剤、主溶媒の種類及び重合温度を第1表に
示すように変更した以外は、実施例1と同様にしてポリ
マーを製造し、評価した。
結果を第2表に併せて示す。
第 コ 表 第 表 上記表におけるAは化合物Aを、Bは化合物Bを、Cは
化合物Cをそれぞれ意味する。
ポリマー1分子量当りの個数。
オレフィン基とは−C−CH2及び CH3 CH−(、−CH3を意味する。
CH3 」二記第1表において、実施例6.7及び比較例2は、
二I・ロエタン20mQを添加して重合を行なったもの
である。
第1表の結果から次のことが明らかである。即ち、本発
明の方法によれば、末端ハロゲン基の導入率が高く、分
子量分布の狭いオリゴマーが得られ(実施例1〜9)、
またTiCl4という強いルイス酸を使用しているにも
拘らず副反応(オレフィンの生成、インダニル基の生成
)を抑制し得る。更に本発明の方法によれば、重合温度
を=20°Cまで上昇させても、H+開始による飽和末
端の生成を抑制することができ、末端ハロゲン基の導入
率及び分子量分布の良好なオリゴマーを収率よく得られ
る(実施例3〜9及び比較例1〜3)。
(以 上) 1 事件の表示 平成1年特許願第65447号 2 発明の名称 官能性末端を有するイソブチレン系ポリマ(094)鐘
淵化学工業株式会社 4代理人 自  発 6 補正の対象 明細書中1発明の詳細な説明」の項 補正の内容 1、 明細書第21頁第7行に[p−DCCJとあるを
[トリクミルクロライド(T CC,化合物A)Jと訂
正する。
(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)開始剤兼連鎖移動剤及び触媒の存在下、重合溶媒
    中でイソブチレンを含有するカチオン重合性モノマーを
    カチオン重合させてハロゲン末端を有するイソブチレン
    系ポリマーを製造するに当り、上記開始剤兼連鎖移動剤
    としてハロゲン原子を有し、該ハロゲン原子が結合して
    いる炭素原子が芳香環炭素に結合している化合物及び/
    又はハロゲン原子を有し、該ハロゲン原子が結合してい
    る炭素原子が第3級炭素原子である化合物を使用し、触
    媒としてTiCl_4を使用し、且つ重合溶媒としてピ
    リジン骨格を有する有機化合物を含有する溶媒を使用す
    ることを特徴とする官能性末端を有するイソブチレン系
    ポリマーの製造法。
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