JPH02243793A - 錫および錫合金めっき材の製造方法 - Google Patents
錫および錫合金めっき材の製造方法Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/48—After-treatment of electroplated surfaces
- C25D5/50—After-treatment of electroplated surfaces by heat-treatment
- C25D5/505—After-treatment of electroplated surfaces by heat-treatment of electroplated tin coatings, e.g. by melting
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
童栗上■科畢分野
本発明は、錫または錫合金のリフローめっき材の製造方
法、特にクエンチスティンの少ない均一な外観を有する
錫または錫合金のリフローめっき材を得るためにリフロ
ー処理とクエンチ処理に特徴のある上記リフローめっき
材の製造方法に関する。
法、特にクエンチスティンの少ない均一な外観を有する
錫または錫合金のリフローめっき材を得るためにリフロ
ー処理とクエンチ処理に特徴のある上記リフローめっき
材の製造方法に関する。
従来技術とその問題内
鉄鋼、銅、銅合金等の各種金属の板条材の一部は、その
用途により、耐食性、ろう付性、塗料密着性、電気的接
続性等様々な要求品質を満たすために、錫または錫合金
のリフローめっきが施される。
用途により、耐食性、ろう付性、塗料密着性、電気的接
続性等様々な要求品質を満たすために、錫または錫合金
のリフローめっきが施される。
めっきが施される板条材は、脱脂、酸洗等の前処理を行
った後、必要に応じ、下地あるいは中間層として銅、ニ
ッケル等が施される。さらに、所望の表面金属である錫
または錫合金が電気めっきされた後、加熱炉でリフロー
された後、水によりクエンチされる。
った後、必要に応じ、下地あるいは中間層として銅、ニ
ッケル等が施される。さらに、所望の表面金属である錫
または錫合金が電気めっきされた後、加熱炉でリフロー
された後、水によりクエンチされる。
すなわち、従来のりフロ一方法は、添付の図1に示され
るように、条の長手方向を鉛直にし、いわゆるダウンバ
スでリフロー炉に通入されリフロされた後、続いてクエ
ンチ用の水に浸漬する方法が採用されていた。
るように、条の長手方向を鉛直にし、いわゆるダウンバ
スでリフロー炉に通入されリフロされた後、続いてクエ
ンチ用の水に浸漬する方法が採用されていた。
しかし、如上の従来法番こよると、材料に接する部分の
水が沸騰し、生じた気泡が材料の通仮に伴い水中に引き
込まれ、その結果、めっき面のクエンチが不均一となる
ためクエンチスティンと呼ばれる外観不良が生ずるとい
う問題があった。そして、クエンチスティンは、外観低
下の原因となるのみではなく、わずかではあるが耐食性
低下の原因となる等の問題もある。
水が沸騰し、生じた気泡が材料の通仮に伴い水中に引き
込まれ、その結果、めっき面のクエンチが不均一となる
ためクエンチスティンと呼ばれる外観不良が生ずるとい
う問題があった。そして、クエンチスティンは、外観低
下の原因となるのみではなく、わずかではあるが耐食性
低下の原因となる等の問題もある。
発明が解決しようとする課題
本発明は従来技術における如上の問題点を解決するため
になされたものであって、クエンチスティンの少ない均
一な外観を有するとともに、耐食性に優れた錫または錫
合金のリフローめっき材を得るための、リフロー処理及
びクエンチ処理に特徴を有する上記リフローめっきの製
造方法を提供することを課題とする。
になされたものであって、クエンチスティンの少ない均
一な外観を有するとともに、耐食性に優れた錫または錫
合金のリフローめっき材を得るための、リフロー処理及
びクエンチ処理に特徴を有する上記リフローめっきの製
造方法を提供することを課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
課題を解・するための手段
本発明に係る錫または錫合金のリフローめっき材の製造
方法の特徴は、金属板条材に錫または錫合金を電気めっ
きした後、リフロー処理を施してリフローめっき材を製
造するに当り、金属板条材のl]力方向鉛直に保持して
加熱炉に通入してリフロー処理を行い、次いでそのまま
の状態でクエンチ処理することにあり、さらに好ましく
は、クエンチ処理を、鉛直方向に流下する水流中に金属
板条材を通入させて行うことにある。
方法の特徴は、金属板条材に錫または錫合金を電気めっ
きした後、リフロー処理を施してリフローめっき材を製
造するに当り、金属板条材のl]力方向鉛直に保持して
加熱炉に通入してリフロー処理を行い、次いでそのまま
の状態でクエンチ処理することにあり、さらに好ましく
は、クエンチ処理を、鉛直方向に流下する水流中に金属
板条材を通入させて行うことにある。
本発明においてめっきの対象である金属板条材(以下金
属条と略記する)としては、特に種類上の制限がなく、
めっき材の用途、要求特性に応じ、軟鋼、ステンレス、
銅、銅合金等を例示し得る。
属条と略記する)としては、特に種類上の制限がなく、
めっき材の用途、要求特性に応じ、軟鋼、ステンレス、
銅、銅合金等を例示し得る。
金属条は、電気めっきを施す前に、脱脂、酸洗等の前処
理を公知手法により連続的に行った後、必要に応し、ス
トライクめっき、下地めっき或いは中間層めっき等を施
す。これらのめっきは公知の種類及び方法を利用して施
すとよい。因に、ニッケル、銅等の金属を用いて上記め
っきを行うのが一般的である。
理を公知手法により連続的に行った後、必要に応し、ス
トライクめっき、下地めっき或いは中間層めっき等を施
す。これらのめっきは公知の種類及び方法を利用して施
すとよい。因に、ニッケル、銅等の金属を用いて上記め
っきを行うのが一般的である。
本発明では、上記前処理、またはめっきを行った金属条
に錫または錫合金の電気めっきを施す。
に錫または錫合金の電気めっきを施す。
ここで用いる錫合金としては、ビスマス、カドミウム、
アンチモン、インジュウム、亜鉛等を1種もしくは2種
以上含有するものが挙げられるが、鉛を10〜90重量
%含有する、いわゆる半田めっきが最も一般的である。
アンチモン、インジュウム、亜鉛等を1種もしくは2種
以上含有するものが挙げられるが、鉛を10〜90重量
%含有する、いわゆる半田めっきが最も一般的である。
また、上記電気めっきの方法及び厚みについては、特に
制限的でないが、厚みは0.5〜3μm程度が一般的に
好ましい。なお、めっき浴はアルカリ浴、硫酸浴、ホウ
フッ化浴或は各種の有機酸浴等公知のものが利用される
。
制限的でないが、厚みは0.5〜3μm程度が一般的に
好ましい。なお、めっき浴はアルカリ浴、硫酸浴、ホウ
フッ化浴或は各種の有機酸浴等公知のものが利用される
。
上述のようにして1F気めっきを施した金属条は、水洗
、乾燥等の処理を行った後、それの中方向を鉛直に保持
してリフロー処理のための加熱炉に通入する。
、乾燥等の処理を行った後、それの中方向を鉛直に保持
してリフロー処理のための加熱炉に通入する。
本発明では、前述した前処理及び電気めっきの各工程に
おける金属条の搬送方向は何ら制限されないが、上述の
ようにリフロー処理を中方向に鉛直に保持して行うので
、上記各工程においても金属条の中方向を鉛直に保持し
て前処理及び電気めっきを行ってもよい。
おける金属条の搬送方向は何ら制限されないが、上述の
ようにリフロー処理を中方向に鉛直に保持して行うので
、上記各工程においても金属条の中方向を鉛直に保持し
て前処理及び電気めっきを行ってもよい。
因に、前処理や電気めっきを金属条のl】方向を水平に
保持して行った場合には、リフロー処理用加熱炉に通入
する前に金属条のl】方向を鉛直方向に変えるようにす
る。
保持して行った場合には、リフロー処理用加熱炉に通入
する前に金属条のl】方向を鉛直方向に変えるようにす
る。
リフロー処理に用いる加熱炉及びその加熱条件も特に制
限的でなく、公知手段が適用でき、加熱温度、加熱時間
は、めっき材の要求品質に応じて適宜選択するとよい。
限的でなく、公知手段が適用でき、加熱温度、加熱時間
は、めっき材の要求品質に応じて適宜選択するとよい。
加熱炉としてはブタン等の燃焼炉、電気炉、赤外線炉も
しくは抵抗加熱炉等を例示し得る。
しくは抵抗加熱炉等を例示し得る。
錫または錫合金の電気めっきを施した金属条を如上の加
熱炉に巾方向を鉛直に保持して通入して加熱すると、金
属条上のめっき皮膜がその融点以上の温度に加熱される
ため該皮膜が溶融される。
熱炉に巾方向を鉛直に保持して通入して加熱すると、金
属条上のめっき皮膜がその融点以上の温度に加熱される
ため該皮膜が溶融される。
本発明では、上述のようにしてめっき皮膜を溶融させた
金属条をそのままの状態で水を用いてクエンチする。す
なわち、クエンチは、金属条の溶融めっき面に水をかけ
ることにより行うが、水のかけ方によりクエンチスティ
ンの発生が著しく左右される。
金属条をそのままの状態で水を用いてクエンチする。す
なわち、クエンチは、金属条の溶融めっき面に水をかけ
ることにより行うが、水のかけ方によりクエンチスティ
ンの発生が著しく左右される。
本発明者は、金属条のエツジの上方から真直ぐ下方に水
を流下させて形成した水柱に金属条を通入する場合、ク
エンチスティンの発生が最も少ないことを見出した。
を流下させて形成した水柱に金属条を通入する場合、ク
エンチスティンの発生が最も少ないことを見出した。
したがって、本発明では、クエンチを、鉛直方向に流下
する水流中に金属条を通入することにより行うのが好ま
しい。
する水流中に金属条を通入することにより行うのが好ま
しい。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
りん青銅(Cu −8%Sn)から成る厚さ0.3mm
、巾50mmの条を、添付の図1に示しためっきライン
平面図にみられるように、条の中方向を鉛直にナンドし
たペイオフリール1からアルカリ脱脂槽2、電解脱脂槽
3及び酸洗槽4へと順次搬送して前処理を行った後、銅
下地めっき槽5で硫酸浴により0.5μmの銅を施した
。次いで、更に水洗槽6で水洗した後、錫めっき槽7で
硫酸浴を用いて1.5μ印の錫を電気めっきした。その
後、この錫の電気めっきを施した条をドラッグ7ウト槽
8に通した後、リフロー用加熱炉9に通入してリフロー
処理を施した。
、巾50mmの条を、添付の図1に示しためっきライン
平面図にみられるように、条の中方向を鉛直にナンドし
たペイオフリール1からアルカリ脱脂槽2、電解脱脂槽
3及び酸洗槽4へと順次搬送して前処理を行った後、銅
下地めっき槽5で硫酸浴により0.5μmの銅を施した
。次いで、更に水洗槽6で水洗した後、錫めっき槽7で
硫酸浴を用いて1.5μ印の錫を電気めっきした。その
後、この錫の電気めっきを施した条をドラッグ7ウト槽
8に通した後、リフロー用加熱炉9に通入してリフロー
処理を施した。
ここで加熱炉としてブタンガスの直火型のバナー類を用
い、雰囲気温度700℃で4秒間加熱を行った。このリ
フロー処理により錫めっき皮膜が溶融状態となった条を
、その中方向を鉛直にしたままで直ちに、クエンチ工程
10で40℃の水を用いてクエンチを行い、次いで乾燥
allで乾燥し、ティクアップリール12に巻き取った
。
い、雰囲気温度700℃で4秒間加熱を行った。このリ
フロー処理により錫めっき皮膜が溶融状態となった条を
、その中方向を鉛直にしたままで直ちに、クエンチ工程
10で40℃の水を用いてクエンチを行い、次いで乾燥
allで乾燥し、ティクアップリール12に巻き取った
。
ここでクエンチ工程10では図2に示すように、水を条
の両側面に近接させたパイプのスリン1〜から条に均一
にかけて行った。図中16はクエンチ用ノズルを示し、
17はクエンチ用水を示す。
の両側面に近接させたパイプのスリン1〜から条に均一
にかけて行った。図中16はクエンチ用ノズルを示し、
17はクエンチ用水を示す。
15は条である。
上述のようにして作成したリフロー錫めっき条の表面は
均一な光沢を有し、クエンチスティンがほとんど見られ
ない良好な外観を有していた。
均一な光沢を有し、クエンチスティンがほとんど見られ
ない良好な外観を有していた。
実施例2
クエンチ工程においてクエンチ用水を条の上側エツジよ
り、添付の図3に示すように、流下させる他は実施例1
に記載されたと同様の手順でリフロー錫めっき条を作成
した。
り、添付の図3に示すように、流下させる他は実施例1
に記載されたと同様の手順でリフロー錫めっき条を作成
した。
このようにして得られたリフロー錫めっき条の表面は均
一な光沢を有し、実施例1で得られた条に比べ、−そう
クエンチスティンの目立たない良好な外観を有していた
。
一な光沢を有し、実施例1で得られた条に比べ、−そう
クエンチスティンの目立たない良好な外観を有していた
。
図1は本発明におけるめっきラインの側面概略図を示し
、図2は実施例1で採用したクエンチの方法を、図3は
実施例2で採用したクエンチの方法をそれぞれ示す。 図中、 ペイオフリール アルカリ脱脂槽 3−−−一電解脱脂槽水洗、酸洗及
び水洗槽、 銅めっき槽 7−−−−−−錫電気めっき槽リフロー
炉 1 (1−−−−−−エソチング工程乾燥機
15−金属条 クエンチ用ノズル クエンチ用水
、図2は実施例1で採用したクエンチの方法を、図3は
実施例2で採用したクエンチの方法をそれぞれ示す。 図中、 ペイオフリール アルカリ脱脂槽 3−−−一電解脱脂槽水洗、酸洗及
び水洗槽、 銅めっき槽 7−−−−−−錫電気めっき槽リフロー
炉 1 (1−−−−−−エソチング工程乾燥機
15−金属条 クエンチ用ノズル クエンチ用水
Claims (2)
- (1)金属板条材に錫または錫合金を電気めっきした後
、リフロー処理を行うことによりリフローめっき材を製
造する方法において、金属板条材の巾方向を鉛直に保持
して加熱炉に通入してリフロー処理を行い、次いでその
ままの状態でクエンチすることを特徴とする錫または錫
合金のリフローめっき材の製造方法。 - (2)クエンチを、鉛直方向に流下する水流中に金属板
条材を通入させることにより行う請求項(1)に記載の
錫または錫合金のリフローめっき材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207389A JPH02243793A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 錫および錫合金めっき材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207389A JPH02243793A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 錫および錫合金めっき材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02243793A true JPH02243793A (ja) | 1990-09-27 |
Family
ID=13189541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6207389A Pending JPH02243793A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 錫および錫合金めっき材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02243793A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07197228A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-08-01 | Louis Berkman Co:The | 腐食抵抗性着色ステンレス鋼及びその製法 |
US5695822A (en) * | 1993-04-05 | 1997-12-09 | The Louis Berkman Company | Method for coating a metal strip |
JP2010168643A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-08-05 | Mitsubishi Shindoh Co Ltd | めっき付銅条材の製造方法及び製造装置 |
JP5690434B1 (ja) * | 2014-08-07 | 2015-03-25 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 電気錫めっき鋼板のリフロー処理設備における冷却装置および冷却方法 |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP6207389A patent/JPH02243793A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5695822A (en) * | 1993-04-05 | 1997-12-09 | The Louis Berkman Company | Method for coating a metal strip |
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