JPH0224317Y2 - - Google Patents

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JPH0224317Y2
JPH0224317Y2 JP1955685U JP1955685U JPH0224317Y2 JP H0224317 Y2 JPH0224317 Y2 JP H0224317Y2 JP 1955685 U JP1955685 U JP 1955685U JP 1955685 U JP1955685 U JP 1955685U JP H0224317 Y2 JPH0224317 Y2 JP H0224317Y2
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JP
Japan
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diaphragm
wiring board
printed wiring
piezoelectric
circuit pattern
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JP1955685U
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JPS61136699U (ja
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧電型受話器にかかり、詳しくは例え
ばセラミツク等の圧電振動子を用いて電気音響変
換を行なう電話機用受話器の如き圧電型受話器に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の圧電型受話器としては、第3図
に示すようなものが提供されている。すなわち、
この受話器は、通常、所定の配線パターンが形成
された印刷配線板11の表面にセラミツクの如き
圧電振動子12を固着してなる振動板13を付設
して構成されており、ターミナル14を介して印
刷配線板11からリード線等によつて圧電振動子
12に電圧が印加されることにより圧電振動子1
2が振動し、これと一体的に振動する振動板13
によつて音声を発するようになつている。なお、
図において15はユニツトカバーを示している。
そして、この種の受話器においては、振動板1
3の振動を円滑に行なわせ、かつ振動板13に適
度な制動をかけて所定の振動特性を得るために、
印刷配線板11に設けられた通気用の通孔11a
を塞ぐように布または紙からなる制動材16が設
けられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来例にあつては、制動材16として
個別の部品を用意しなくてはならないためコスト
高となる欠点があり、また、製造にあつてこの制
動材16を印刷配線板11に貼着する工程が必要
で工数の増加を招くという問題を有していた。更
に、制動材16は例えば布によつて形成されてい
るため、目詰まり等を生じ易く制動材本来の機能
を果たし得ない場合があり、制動材16としてあ
るいは受話器としての特性にバラツキを生じる等
の不都合があつた。
本考案はこれらの問題点を解決するために提案
されたものであり、その目的とするところは印刷
配線板自体に音響抵抗としてのスリツトを形成す
ることにより、個別部品としての制動材を不要と
して部品数の削減を図り、しかも制動材の取付工
程を省いて製造工程を簡略化すると共に、振動特
性の安定化を可能にした圧電型受話器を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 以下、図に沿つて本考案を説明する。図は本考
案の一実施例を示すもので、まず第1図におい
て、1はほぼ円板状に形成された印刷配線板であ
り、その表面には、第2図に示す如く後述する圧
電振動子3等に接続するための所定の回路パター
ン1aが銅箔をエツチングすることによつて形成
されている。また、この回路パターン1aは平面
から見て放射状に形成されていると共に、印刷配
線板1の外周部において互いに分離された回路パ
ターン1aの相互間には切欠1bがそれぞれ設け
られている。そして、これらの切欠1bに連通す
るように、各回路パターン1aの相互間には、回
路パターン1aを形成する際に不要な銅箔が除去
されることによつて一段低い位置に凹部1cがそ
れぞれ形成される。
再び第1図において、印刷配線板1の表面には
外形がほぼ円錐台状の振動板2が固着されてお
り、この振動板2の内面には回路パターン1aに
対向するようにセラミツク等の圧電振動子3が固
着されている。なお、図示されていないが、圧電
振動子3の電極と回路パターン1aとはリード線
等により適宜接続され、ターミナル4を介して圧
電振動子3に所定の電圧が印加されるようになつ
ている。更に、振動板2を覆うようなほぼ有底円
筒状のユニツトカバー5が形成され、その周縁部
は振動板2および印刷配線板1の外周部を挟み込
むようにかしめられて取付けられる。
このようにして構成された本考案においては、
印刷配線板1の凹部1cと振動板2の外周部とに
よつてスリツト6が形成され、このスリツト6が
振動板2の内部に連通していると共に切欠1bを
介して印刷配線板1の外部にも連通しているた
め、振動板2が振動した際にスリツト6が通気口
となり、このスリツト6の幅等を調整することで
通気の空気抵抗が変わり、換言すれば従来の制動
材に替えて振動板2の音響抵抗として利用するこ
とができるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、所定の回路パタ
ーンが形成された印刷配線板と、この印刷配線板
の表面に取付けられた振動板と、この振動板の内
面に一体的に固着され、かつ前記回路パターンに
接続された圧電振動子とを備えた圧電型受話器に
おいて、前記印刷配線板の回路パターン相互間に
形成された凹部と前記振動板の外周部とによつて
包囲され、かつ前記振動板内部および外部に連通
する音響抵抗としてのスリツトが形成されている
から、従来の如く個別部品としての制動材が不要
となり、部品数の減少によるコストの低減が図れ
ると共に、制動材を貼着する工程の解消により製
造工程の簡略化が可能であるという効果を有す
る。すなわち、スリツトはエツチング等による回
路パターンの形成と同時に形成されるためスリツ
ト形成のための特別の工程がいらず、また、回路
パターンの幅を変えることで自動的にスリツトの
幅が変えられ、加えて切欠1bの幅を変えること
によつても音響抵抗の値を自由に変えることがで
きるものである。
更に、回路パターンの幅や形状等を一たん特定
してしまえばスリツトは常に一定のものになるか
ら、量産した際にも調整が不要で常に一定の音響
抵抗を得ることができ、従来における制動材の目
詰まり等の心配もなく、受話器としての特性の安
定化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第2
図におけるA−A断面に相当する断面図、第2図
は印刷配線板の説明図、第3図は従来例を示す断
面図である。 1……印刷配線板、1a……回路パターン、1
c……凹部、2……振動板、3……圧電振動子、
6……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の回路パターンが形成された印刷配線板
    と、この印刷配線板の表面に取付けられた振動板
    と、この振動板の内面に一体的に固着され、かつ
    前記回路パターンに接続された圧電振動子とを備
    えた圧電型受話器において、前記印刷配線板の回
    路パターン相互間に形成された凹部と前記振動板
    の外周部とによつて包囲され、かつ前記振動板内
    部および外部に連通する音響抵抗としてのスリツ
    トが形成されてなる圧電型受話器。
JP1955685U 1985-02-14 1985-02-14 Expired JPH0224317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1955685U JPH0224317Y2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14

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JP1955685U JPH0224317Y2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61136699U JPS61136699U (ja) 1986-08-25
JPH0224317Y2 true JPH0224317Y2 (ja) 1990-07-03

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