JP2528260Y2 - 小形電気音響変換器のフレーム構造 - Google Patents
小形電気音響変換器のフレーム構造Info
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- JP2528260Y2 JP2528260Y2 JP3147290U JP3147290U JP2528260Y2 JP 2528260 Y2 JP2528260 Y2 JP 2528260Y2 JP 3147290 U JP3147290 U JP 3147290U JP 3147290 U JP3147290 U JP 3147290U JP 2528260 Y2 JP2528260 Y2 JP 2528260Y2
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- Japan
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- magnetic circuit
- frame
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ヘッドホンや電話機の送受話器などに組込
まれる薄形で小形のスピーカやマイクロホンの如き小形
電気音響変換器のフレーム構造に関する。
まれる薄形で小形のスピーカやマイクロホンの如き小形
電気音響変換器のフレーム構造に関する。
（従来の技術） 従来、この種のフレーム構造は薄形とするため、第２
図（ａ）および（ｂ）に示すように、中央部に磁気回路
部20をおき、その周囲に円板状フレーム21を設け、この
円板状フレーム21の外周縁に磁気回路部20の振動板22等
を収納するためのリング状フレーム23を設けていた。そ
して、この場合、磁気回路部20のヨーク等は円板状フレ
ーム21の後方に突出し、磁気回路の部分が最も厚い部分
となっている。
図（ａ）および（ｂ）に示すように、中央部に磁気回路
部20をおき、その周囲に円板状フレーム21を設け、この
円板状フレーム21の外周縁に磁気回路部20の振動板22等
を収納するためのリング状フレーム23を設けていた。そ
して、この場合、磁気回路部20のヨーク等は円板状フレ
ーム21の後方に突出し、磁気回路の部分が最も厚い部分
となっている。
このようなリング状フレーム23と円板状フレーム21は
合成樹脂等の一体成形品であって、作業性の改善のうえ
から一部にリード線引出し口となる切欠き部25を設けて
あって、前記振動板22に設けてあるボイスコイルのリー
ド線24をこの切欠き部25より円板状フレーム21の裏面側
に導き、切欠き部25の近傍で円板状フレーム21の裏面側
に設けた導電部を表面に有するプリント基板26へ接続し
ていた。
合成樹脂等の一体成形品であって、作業性の改善のうえ
から一部にリード線引出し口となる切欠き部25を設けて
あって、前記振動板22に設けてあるボイスコイルのリー
ド線24をこの切欠き部25より円板状フレーム21の裏面側
に導き、切欠き部25の近傍で円板状フレーム21の裏面側
に設けた導電部を表面に有するプリント基板26へ接続し
ていた。
この場合、磁気回路部分の厚みが大きいため、プリン
ト基板26の上面と前記磁気回路部20の後方突出部と間に
段差ａが生じていた。
ト基板26の上面と前記磁気回路部20の後方突出部と間に
段差ａが生じていた。
（考案が解決しようとする課題） このため、リード線24を外部へ引出し、リード線接続
用のプリント基板26に接続する際、リード線24を手で持
って引っ張り気味にした場合に磁気回路部分が厚く、そ
の底部外面が突出し、段差ａがあるため、リード線24
が、第２図（ｂ）に示すように、斜め上方に向って引っ
張られてしまい、リード線接続用のプリント基板26に対
し浮いて隙間が生じてしまい、リード線24をうまくプリ
ント基板26に沿わして配線することができず、接続作業
が非常に煩雑であるという課題があった。
用のプリント基板26に接続する際、リード線24を手で持
って引っ張り気味にした場合に磁気回路部分が厚く、そ
の底部外面が突出し、段差ａがあるため、リード線24
が、第２図（ｂ）に示すように、斜め上方に向って引っ
張られてしまい、リード線接続用のプリント基板26に対
し浮いて隙間が生じてしまい、リード線24をうまくプリ
ント基板26に沿わして配線することができず、接続作業
が非常に煩雑であるという課題があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、配線作業を効率的に行える小形電気音
響変換器のフレーム構造を提供しようとするものであ
る。
とするところは、配線作業を効率的に行える小形電気音
響変換器のフレーム構造を提供しようとするものであ
る。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本考案の小形電気音響変換
器のフレーム構造は、中央部に底部外面が突出する磁気
回路部を設け、この磁気回路部の周囲に円板状フレーム
を設けてその外周縁で磁気回路部の振動板取付側に突出
するリング状フレームを設け、かつ円板状フレームとリ
ング状フレームとに連通し、リード線を引出す切欠き部
を一部に形成し、この切欠き部の近傍で前記振動板取付
側の裏側にあたる円板状フレーム面に、外周端より中央
部に向かって高くなる傾斜部を形成し、この傾斜部にリ
ード線接続用プリント基板を設けたことを特徴とするも
のである。
器のフレーム構造は、中央部に底部外面が突出する磁気
回路部を設け、この磁気回路部の周囲に円板状フレーム
を設けてその外周縁で磁気回路部の振動板取付側に突出
するリング状フレームを設け、かつ円板状フレームとリ
ング状フレームとに連通し、リード線を引出す切欠き部
を一部に形成し、この切欠き部の近傍で前記振動板取付
側の裏側にあたる円板状フレーム面に、外周端より中央
部に向かって高くなる傾斜部を形成し、この傾斜部にリ
ード線接続用プリント基板を設けたことを特徴とするも
のである。
（作用） 上記のように構成された小形電気音響変換器のフレー
ム構造では、従来のフレーム構造にあった段差ａに合わ
せてリード線接続用プリント基板を取付ける傾斜部を形
成し、その上取付られるリード線接続用プリント基板を
傾斜させ、段差をなくし、リード線をプリント基板に沿
って配線できるようにしたので、配線の半田付けは容易
となり、作業性は、信頼性を向上させることができる。
ム構造では、従来のフレーム構造にあった段差ａに合わ
せてリード線接続用プリント基板を取付ける傾斜部を形
成し、その上取付られるリード線接続用プリント基板を
傾斜させ、段差をなくし、リード線をプリント基板に沿
って配線できるようにしたので、配線の半田付けは容易
となり、作業性は、信頼性を向上させることができる。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を第１図（ａ）および（ｂ）
によって説明する。図中１は磁気回路部で、有底円筒状
のヨーク1aと、その内側に積層されたマグネット1b、お
よびプレート1cとにより構成され、プレート1cとヨーク
1aとの間にはボイスコイル２が配設され、ボイスコイル
２には振動板３、エッジ４が取付けられる。
によって説明する。図中１は磁気回路部で、有底円筒状
のヨーク1aと、その内側に積層されたマグネット1b、お
よびプレート1cとにより構成され、プレート1cとヨーク
1aとの間にはボイスコイル２が配設され、ボイスコイル
２には振動板３、エッジ４が取付けられる。
このような磁気回路部１のヨーク1aの周囲には円板状
フレーム５が設けられ、円板状フレーム５の外周縁部に
はリング状フレーム６が磁気回路部１の振動板３の取付
側に突出して形成されている。なお、磁気回路部１の底
部外面口円板状フレーム５より突出している。しかし
て、このリング状フレーム６と円板状フレーム５とは合
成樹脂の一体成形品であって、両フレーム５、６の一部
には連通して切欠き部７が形成されている。この切欠き
部７を中心として円板状フレーム５の振動板３の取付側
に対して裏面側には、後方に突出したヨーク1aの底面方
向に高くなる傾斜部８が扇形状に形成してある。この傾
斜部８はヨーク1aの底面、つまり磁気回路部１の底部外
面と前記円板状フレーム５との段差をなくすためのもの
であって、この傾斜部８上は所定の回路が搭載されたリ
ード線接続用プリント基板（通常、単にPCBとも云う）
９が取付けられ、段差を解消するようになっている。
フレーム５が設けられ、円板状フレーム５の外周縁部に
はリング状フレーム６が磁気回路部１の振動板３の取付
側に突出して形成されている。なお、磁気回路部１の底
部外面口円板状フレーム５より突出している。しかし
て、このリング状フレーム６と円板状フレーム５とは合
成樹脂の一体成形品であって、両フレーム５、６の一部
には連通して切欠き部７が形成されている。この切欠き
部７を中心として円板状フレーム５の振動板３の取付側
に対して裏面側には、後方に突出したヨーク1aの底面方
向に高くなる傾斜部８が扇形状に形成してある。この傾
斜部８はヨーク1aの底面、つまり磁気回路部１の底部外
面と前記円板状フレーム５との段差をなくすためのもの
であって、この傾斜部８上は所定の回路が搭載されたリ
ード線接続用プリント基板（通常、単にPCBとも云う）
９が取付けられ、段差を解消するようになっている。
したがって、リード線接続用プリント基板９のヨーク
1aに近い上面はヨーク1aの底面と略等しい高さに取付け
られる構成になっている。
1aに近い上面はヨーク1aの底面と略等しい高さに取付け
られる構成になっている。
なお、第１図（ｂ）中、Ｃはメッシュ状のカバーであ
り、リング状フレーム６の前面側に設けられている。
り、リング状フレーム６の前面側に設けられている。
しかして、本考案では上記のようにリード線接続用プ
リント基板９の取付けを切欠き部７を設けた円板状フレ
ーム５の傾斜部８上としたので、ヨーク1aの底面側突出
部をこれにより吸収し、ボイスコイル２のリード線10を
リード線接続用プリント基板９に沿って配線することが
でき、接続作業が容易となる。
リント基板９の取付けを切欠き部７を設けた円板状フレ
ーム５の傾斜部８上としたので、ヨーク1aの底面側突出
部をこれにより吸収し、ボイスコイル２のリード線10を
リード線接続用プリント基板９に沿って配線することが
でき、接続作業が容易となる。
（考案の効果） 以上説明したように本考案の小形電気音響変換器のフ
レーム構造は、中央部に突出する磁気回路部を設け、こ
の磁気回路部の周囲に円板状フレームを設けてその外周
縁で磁気回路部の振動板取付側に突出するリング状フレ
ームを設け、かつ円板状フレームとリング状フレームと
に連通する切欠き部を形成し、この切欠き部の近傍で前
記振動板取付側の裏側にあたる円板状フレーム面に、外
周端より中央部に向かって高くなる傾斜部を形成し、こ
の傾斜部にリード線接続用プリント基板を設け、段差を
なくしたので、配線、接続作業が向上するという効果が
ある。
レーム構造は、中央部に突出する磁気回路部を設け、こ
の磁気回路部の周囲に円板状フレームを設けてその外周
縁で磁気回路部の振動板取付側に突出するリング状フレ
ームを設け、かつ円板状フレームとリング状フレームと
に連通する切欠き部を形成し、この切欠き部の近傍で前
記振動板取付側の裏側にあたる円板状フレーム面に、外
周端より中央部に向かって高くなる傾斜部を形成し、こ
の傾斜部にリード線接続用プリント基板を設け、段差を
なくしたので、配線、接続作業が向上するという効果が
ある。
第１図（ａ）および（ｂ）は本考案の一実施例で、第１
図（ａ）は小形電気音響変換器の背面図、同（ｂ）は
（ａ）のＡ−Ｂ線に沿った半裁断面図、第２図は従来例
の（ａ）は背面図、（ｂ）は（ａ）の半裁断面図であ
る。 １……磁気回路部 ５……円板状フレーム ６……リング状フレーム ７……切欠き部 ８……傾斜部 ９……リード線接続用プリント基板
図（ａ）は小形電気音響変換器の背面図、同（ｂ）は
（ａ）のＡ−Ｂ線に沿った半裁断面図、第２図は従来例
の（ａ）は背面図、（ｂ）は（ａ）の半裁断面図であ
る。 １……磁気回路部 ５……円板状フレーム ６……リング状フレーム ７……切欠き部 ８……傾斜部 ９……リード線接続用プリント基板
Claims (1)
- 【請求項１】中央部に底部外面が突出する磁気回路部を
設け、この磁気回路部の周囲に円板状フレームを設けて
その外周縁で磁気回路部の振動板取付側に突出するリン
グ状フレームを設け、かつ円板状フレームとリング状フ
レームとに連通し、リード線を引出す切欠き部を一部に
形成し、この切欠き部の近傍で前記振動板取付側の裏側
にあたる円板状フレーム面に、外周端より中央部に向か
って高くなる傾斜部を形成し、この傾斜部にリード線接
続用プリント基板を設けたことを特徴とする小形電気音
響変換器のフレーム構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3147290U JP2528260Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 小形電気音響変換器のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3147290U JP2528260Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 小形電気音響変換器のフレーム構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03121796U JPH03121796U (ja) | 1991-12-12 |
| JP2528260Y2 true JP2528260Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=31534249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3147290U Expired - Fee Related JP2528260Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 小形電気音響変換器のフレーム構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528260Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2096026B1 (en) * | 2006-12-09 | 2014-10-29 | National University Corporation Yokohama National University | Ship buoyancy control system |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP3147290U patent/JP2528260Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03121796U (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |