JPH10145891A - 電気・音響変換器 - Google Patents
電気・音響変換器Info
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- JPH10145891A JPH10145891A JP30870996A JP30870996A JPH10145891A JP H10145891 A JPH10145891 A JP H10145891A JP 30870996 A JP30870996 A JP 30870996A JP 30870996 A JP30870996 A JP 30870996A JP H10145891 A JPH10145891 A JP H10145891A
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- JP
- Japan
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- terminal plate
- dish
- frame
- shaped portion
- circuit pattern
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピーカまたはマイクロホンとなる電気
・音響変換器のうちの特に小型のものについて、その製
作を容易にする。 【解決手段】 フレーム1の中央の皿状部1a内にマグ
ネット2、ポールピース3ならびにボイスコイル6を配
設すると共に、フレーム1の皿状部1aの外側に端子板
13を配設したものにおいて、端子板13を皿状部1a
を囲む円環状に形成し、この端子板13とフレーム1と
の間にダンパー12を挟み込んだ。端子板13が円環状
であるので、従来の円弧状のものに比して位置決めが容
易になる。またダンパー12は端子板13とフレーム1
との間に挟まれるので、複数の通気孔1dに対し均一に
接することになり、周波数特性が安定する。
・音響変換器のうちの特に小型のものについて、その製
作を容易にする。 【解決手段】 フレーム1の中央の皿状部1a内にマグ
ネット2、ポールピース3ならびにボイスコイル6を配
設すると共に、フレーム1の皿状部1aの外側に端子板
13を配設したものにおいて、端子板13を皿状部1a
を囲む円環状に形成し、この端子板13とフレーム1と
の間にダンパー12を挟み込んだ。端子板13が円環状
であるので、従来の円弧状のものに比して位置決めが容
易になる。またダンパー12は端子板13とフレーム1
との間に挟まれるので、複数の通気孔1dに対し均一に
接することになり、周波数特性が安定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型のマイクロホ
ンまたはスピーカに適用する電気・音響変換器に関する
ものである。
ンまたはスピーカに適用する電気・音響変換器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電気・音響変換器にも種々の構造のもの
があるが、そのうち多く使用されるダイナミック型のも
のは、その大きさに関わりなく基本的な構造が同じであ
る。これを図12について説明する。1は磁性体からな
る板体で形成されたフレームであり、その中央を凹ませ
て、その部分が円形で上方に開いた断面コ字状の皿状部
1aにしたものである。皿状部1aの外周は平坦部1b
になり、そのさらに外周は起立部1cになっている。皿
状部1aの内部には、適当厚さの円板状のマグネット2
と、外径寸法をそれより僅かに大きくしたポールピース
(ヨーク)3が収容されている。
があるが、そのうち多く使用されるダイナミック型のも
のは、その大きさに関わりなく基本的な構造が同じであ
る。これを図12について説明する。1は磁性体からな
る板体で形成されたフレームであり、その中央を凹ませ
て、その部分が円形で上方に開いた断面コ字状の皿状部
1aにしたものである。皿状部1aの外周は平坦部1b
になり、そのさらに外周は起立部1cになっている。皿
状部1aの内部には、適当厚さの円板状のマグネット2
と、外径寸法をそれより僅かに大きくしたポールピース
(ヨーク)3が収容されている。
【0003】ポールピース3と皿状部1aの起立部分と
の間のギャップ4内には、ダイヤフラム(振動板)5に
取付けられたボイスコイル6が位置している。ダイヤフ
ラム5の外周部はフレーム1の平坦部1bに貼着されて
いる。7はフレーム1の前部を覆うプロテクタである。
プロテクタ7には図14に符号7aで示すように音波を
通す孔が複数個設けられている。
の間のギャップ4内には、ダイヤフラム(振動板)5に
取付けられたボイスコイル6が位置している。ダイヤフ
ラム5の外周部はフレーム1の平坦部1bに貼着されて
いる。7はフレーム1の前部を覆うプロテクタである。
プロテクタ7には図14に符号7aで示すように音波を
通す孔が複数個設けられている。
【0004】フレーム1の背部(図12における下部)
で皿状部1aの外側には、ベークライト等の絶縁材から
なる弧状の端子板8が取付けられ、その表面に形成され
た回路パターン9によってボイスコイル6からダイヤフ
ラム5の裏面を沿わせたリード線(図示せず)と、外部
の回路とを接続するようになっている。このため回路パ
ターン9には、スプリング接点10の基端部が半田付け
11で取付けられている。フレーム1の平坦部1bには
通気孔1dが環状に適当間隔で設けられており、ダイヤ
フラム5に背圧を与えるようになっている。
で皿状部1aの外側には、ベークライト等の絶縁材から
なる弧状の端子板8が取付けられ、その表面に形成され
た回路パターン9によってボイスコイル6からダイヤフ
ラム5の裏面を沿わせたリード線(図示せず)と、外部
の回路とを接続するようになっている。このため回路パ
ターン9には、スプリング接点10の基端部が半田付け
11で取付けられている。フレーム1の平坦部1bには
通気孔1dが環状に適当間隔で設けられており、ダイヤ
フラム5に背圧を与えるようになっている。
【0005】図12には示されていないが、図13に斜
線を施して示したように、フレーム1の平坦部1bの下
面には不織布からなるダンパー12が貼付されている。
このダンパー12は、通気孔1dを通って外部に出る空
気に適度の抵抗を与え、それによってダイヤフラム5の
微振動を抑制し、低音補償を行う作用をする。
線を施して示したように、フレーム1の平坦部1bの下
面には不織布からなるダンパー12が貼付されている。
このダンパー12は、通気孔1dを通って外部に出る空
気に適度の抵抗を与え、それによってダイヤフラム5の
微振動を抑制し、低音補償を行う作用をする。
【0006】このように構成されたダイナミック型の電
気・音響変換器をスピーカとして使用するときには、マ
グネット2、ポールピース3とフレーム1の皿状部1a
とで形成される磁気回路内でボイスコイル6に音声電流
が流れることにより、ボイスコイル6に図における上下
方向の振動が発生し、これがダイヤフラム5を振動させ
て音声を発生させる。この電気・音響変換器をマイクロ
ホンとして使用するときには、音波を受けてダイヤフラ
ム5が振動することにより磁気回路中でボイスコイル6
が振動するので、このボイスコイル6に音声電流が発生
する。
気・音響変換器をスピーカとして使用するときには、マ
グネット2、ポールピース3とフレーム1の皿状部1a
とで形成される磁気回路内でボイスコイル6に音声電流
が流れることにより、ボイスコイル6に図における上下
方向の振動が発生し、これがダイヤフラム5を振動させ
て音声を発生させる。この電気・音響変換器をマイクロ
ホンとして使用するときには、音波を受けてダイヤフラ
ム5が振動することにより磁気回路中でボイスコイル6
が振動するので、このボイスコイル6に音声電流が発生
する。
【0007】この構造の電気・音響変換器は、その用
途、大きさ等により、支持構造が異なるが、一般的には
フレーム1の適当箇所をハウジング(ケーシング)に嵌
合あるいはビス止めにより固定し、スプリング接点10
を増幅器のプリント基板(図示せず)の回路パターンの
一部に圧接させて接続する(リード線を用いることもあ
る)。このようにフレーム1をハウジングに嵌合させる
ときにフレーム1の向きが変わると不都合が生ずるの
で、フレーム1に位置決め用の突起1eを設けることが
ある(図12参照)。
途、大きさ等により、支持構造が異なるが、一般的には
フレーム1の適当箇所をハウジング(ケーシング)に嵌
合あるいはビス止めにより固定し、スプリング接点10
を増幅器のプリント基板(図示せず)の回路パターンの
一部に圧接させて接続する(リード線を用いることもあ
る)。このようにフレーム1をハウジングに嵌合させる
ときにフレーム1の向きが変わると不都合が生ずるの
で、フレーム1に位置決め用の突起1eを設けることが
ある(図12参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の従来のもの
は、端子板8が円弧状であることからフレーム1に取付
けるときの位置決めがしにくい問題があった。また2枚
のスプリング接点10,10と位置決め用の突起1eが
接近しているために、スプリング接点10,10の位置
の自由度が小さく、その間に位置決め用の突起1eを設
けるのも困難であった。また、ダンパー12をフレーム
1の背面に取付けるのを接着のみで行っていたので、複
数個の通気孔1dに対して均一な特性を得るのが難し
く、したがって周波数特性のバラツキの原因となる問題
もあった。
は、端子板8が円弧状であることからフレーム1に取付
けるときの位置決めがしにくい問題があった。また2枚
のスプリング接点10,10と位置決め用の突起1eが
接近しているために、スプリング接点10,10の位置
の自由度が小さく、その間に位置決め用の突起1eを設
けるのも困難であった。また、ダンパー12をフレーム
1の背面に取付けるのを接着のみで行っていたので、複
数個の通気孔1dに対して均一な特性を得るのが難し
く、したがって周波数特性のバラツキの原因となる問題
もあった。
【0009】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、端子板8の取付けを容易にし、スプリング接点1
0,10の位置の自由度を大きくするとともに、ダンパ
ー12の取付けを容易にし、さらにボイスコイル6と回
路との接続も容易となる電気・音響変換器を提供しよう
とするものである。
り、端子板8の取付けを容易にし、スプリング接点1
0,10の位置の自由度を大きくするとともに、ダンパ
ー12の取付けを容易にし、さらにボイスコイル6と回
路との接続も容易となる電気・音響変換器を提供しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、板体からなるフレームの中央を凹ませて円形の皿状
部に形成し、該皿状部の内側にマグネット、ポールピー
スならびにボイスコイルを配設すると共に、該フレーム
の皿状部の外側に端子板を配設してなる電気・音響変換
器において、前記端子板を前記皿状部の外周を囲む円環
状に形成し、該端子板と前記フレームとの間にダンパー
を配設したことを特徴とする。
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、板体からなるフレームの中央を凹ませて円形の皿状
部に形成し、該皿状部の内側にマグネット、ポールピー
スならびにボイスコイルを配設すると共に、該フレーム
の皿状部の外側に端子板を配設してなる電気・音響変換
器において、前記端子板を前記皿状部の外周を囲む円環
状に形成し、該端子板と前記フレームとの間にダンパー
を配設したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載されたものにおいて、前記端子板に形成される回路
パターンの形状を対向するC字形に形成し、該回路パタ
ーンの各一端部に前記ボイスコイルの端部を接続すると
共に、各他端部に外部接続用のリード線あるいはスプリ
ング接点を接続したことを特徴とする。
記載されたものにおいて、前記端子板に形成される回路
パターンの形状を対向するC字形に形成し、該回路パタ
ーンの各一端部に前記ボイスコイルの端部を接続すると
共に、各他端部に外部接続用のリード線あるいはスプリ
ング接点を接続したことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載されたものにおいて、前記端子板のスプリング接点
を接続する部分に孔または突起を形成すると共に、スプ
リング接点側に該孔または突起が嵌合する突起あるいは
孔を設けたことを特徴とする。
記載されたものにおいて、前記端子板のスプリング接点
を接続する部分に孔または突起を形成すると共に、スプ
リング接点側に該孔または突起が嵌合する突起あるいは
孔を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載された発明は、板体からな
るフレームの中央を凹ませて円形の皿状部に形成し、該
皿状部の内側にマグネット、ポールピースならびにボイ
スコイルを配設すると共に、該フレームの皿状部の外側
に端子板を配設してなる電気・音響変換器において、前
記端子板を前記皿状部の外周を囲む円環状に形成し、該
円環状の端子板の一部をその表面に形成される回路パタ
ーンとともに外方に突出させ、該外方に突出させた部分
の回路パターンをプリント基板のパターンに直接接続し
たことを特徴とする。
るフレームの中央を凹ませて円形の皿状部に形成し、該
皿状部の内側にマグネット、ポールピースならびにボイ
スコイルを配設すると共に、該フレームの皿状部の外側
に端子板を配設してなる電気・音響変換器において、前
記端子板を前記皿状部の外周を囲む円環状に形成し、該
円環状の端子板の一部をその表面に形成される回路パタ
ーンとともに外方に突出させ、該外方に突出させた部分
の回路パターンをプリント基板のパターンに直接接続し
たことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を中央縦
断面を示す図1と、スプリング接点10を取付けた状態
の底部を示す図2、平面を示す図3、図2のものを左方
から見た図4および図2のもののスプリング接点10を
U字状に屈曲させたところを示す図5について説明す
る。1は磁性体からなる板体で形成されたフレームであ
り、その中央を凹ませて、その部分が円形で上方に開い
た断面コ字状の皿状部1aにしたものである。皿状部1
aの外周は平坦部1bになり、そのさらに外周は起立部
1cになっている。皿状部1aの内部には、適当厚さの
円板状のマグネット2と、外径寸法をそれより僅かに大
きくしたポールピース(ヨーク)3が収容されている。
断面を示す図1と、スプリング接点10を取付けた状態
の底部を示す図2、平面を示す図3、図2のものを左方
から見た図4および図2のもののスプリング接点10を
U字状に屈曲させたところを示す図5について説明す
る。1は磁性体からなる板体で形成されたフレームであ
り、その中央を凹ませて、その部分が円形で上方に開い
た断面コ字状の皿状部1aにしたものである。皿状部1
aの外周は平坦部1bになり、そのさらに外周は起立部
1cになっている。皿状部1aの内部には、適当厚さの
円板状のマグネット2と、外径寸法をそれより僅かに大
きくしたポールピース(ヨーク)3が収容されている。
【0015】ポールピース3と皿状部1aの起立部との
間のギャップ4内には、ダイヤフラム(振動板)5に取
付けられたボイスコイル6が位置している。ダイヤフラ
ム5の外周部はフレーム1の平坦部1bに貼着されてい
る。7はフレーム1の前部を覆うプロテクタである。プ
ロテクタ7には図3に符号7aで示すように音波を通す
孔が複数個設けられている。
間のギャップ4内には、ダイヤフラム(振動板)5に取
付けられたボイスコイル6が位置している。ダイヤフラ
ム5の外周部はフレーム1の平坦部1bに貼着されてい
る。7はフレーム1の前部を覆うプロテクタである。プ
ロテクタ7には図3に符号7aで示すように音波を通す
孔が複数個設けられている。
【0016】フレーム1の背部(図1における下部)で
皿状部1aの外側には、この皿状部1aの外周を囲むよ
うに、ベークライト等の絶縁材からなる円環状の端子板
13が取付けられている。端子板13は円環状であるの
で、位置決めを非常に容易に行うことができる。端子板
13の表面には、回路パターン14が対向するC字形に
形成されており、その各一端部にボイスコイル6の端部
6a,6aが半田付け11によって接続されている。
皿状部1aの外側には、この皿状部1aの外周を囲むよ
うに、ベークライト等の絶縁材からなる円環状の端子板
13が取付けられている。端子板13は円環状であるの
で、位置決めを非常に容易に行うことができる。端子板
13の表面には、回路パターン14が対向するC字形に
形成されており、その各一端部にボイスコイル6の端部
6a,6aが半田付け11によって接続されている。
【0017】この構造においては、端子板13とフレー
ム1との間にダンパー12が挟持されることになる。ダ
ンパー12が端子板13とフレーム1に挟まれるので、
端子板13にはフレーム1の通気孔1dに位置を合わせ
て通気孔13aが設けられる。この構造によれば、ダン
パー12が端子板13とフレーム1に挟持されるので接
着は部分的なものでよく、そのようにしても、複数個の
通気孔1dに対して均一な特性を得ることができる。
ム1との間にダンパー12が挟持されることになる。ダ
ンパー12が端子板13とフレーム1に挟まれるので、
端子板13にはフレーム1の通気孔1dに位置を合わせ
て通気孔13aが設けられる。この構造によれば、ダン
パー12が端子板13とフレーム1に挟持されるので接
着は部分的なものでよく、そのようにしても、複数個の
通気孔1dに対して均一な特性を得ることができる。
【0018】図6に示すものは、端子板13に取付ける
前の状態のスプリング接点10である。スプリング接点
10は、このように端子板13に取付ける前は略コ字状
をしており、取付け後に切断線Aから右の部分を切り落
とすようにしてある。スプリング接点10の先端部に
は、3個の突起10a,10b,10cが設けられてい
る。両側の突起10a,10cは端子板13の回路パタ
ーン14(図8参照)とスポット溶接などにて接続を行
うためのものであり、中央の突起10bは位置決め用の
ものである。
前の状態のスプリング接点10である。スプリング接点
10は、このように端子板13に取付ける前は略コ字状
をしており、取付け後に切断線Aから右の部分を切り落
とすようにしてある。スプリング接点10の先端部に
は、3個の突起10a,10b,10cが設けられてい
る。両側の突起10a,10cは端子板13の回路パタ
ーン14(図8参照)とスポット溶接などにて接続を行
うためのものであり、中央の突起10bは位置決め用の
ものである。
【0019】突起10bは位置決め用であるため、図7
に示すように、その高さt1 を、両側の突起10a,1
0cの高さt2 より高くしてある。図8はスプリング接
点10の基端部を端子板13に取付けた状態を示す。こ
の実施形態の場合、回路パターン14への接続を、回路
パターン14側と突起10a,10cを溶接することで
行うので、半田付けの必要はない。なお、突起10bと
これが嵌合する孔または凹部は、図示するものと逆の関
係で端子板13とスプリング接点10に設けてもよい。
に示すように、その高さt1 を、両側の突起10a,1
0cの高さt2 より高くしてある。図8はスプリング接
点10の基端部を端子板13に取付けた状態を示す。こ
の実施形態の場合、回路パターン14への接続を、回路
パターン14側と突起10a,10cを溶接することで
行うので、半田付けの必要はない。なお、突起10bと
これが嵌合する孔または凹部は、図示するものと逆の関
係で端子板13とスプリング接点10に設けてもよい。
【0020】以上説明した構造は、増幅器の回路パター
ンとの接続をスプリング接点10によって行うものであ
ったが、スプリング接点10(リード線も)を使用しな
いで増幅器の回路パターンに接続することもできる。図
9ないし図11はこの場合の本発明の他の実施形態を示
すものであり、請求項4に対応するものである。この実
施形態においては円環状の端子板13の一部をその表面
に形成される回路パターン14,14とともに外方に突
出させ、この外方に突出させた部分13b,14aをプ
リント基板15の回路パターン16(図11参照)に半
田付け11により直接接続してある。この構造によれば
スプリング接点(またはリード線)が不要となって構造
が簡単になる。
ンとの接続をスプリング接点10によって行うものであ
ったが、スプリング接点10(リード線も)を使用しな
いで増幅器の回路パターンに接続することもできる。図
9ないし図11はこの場合の本発明の他の実施形態を示
すものであり、請求項4に対応するものである。この実
施形態においては円環状の端子板13の一部をその表面
に形成される回路パターン14,14とともに外方に突
出させ、この外方に突出させた部分13b,14aをプ
リント基板15の回路パターン16(図11参照)に半
田付け11により直接接続してある。この構造によれば
スプリング接点(またはリード線)が不要となって構造
が簡単になる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た電気・音響変換器であるから、請求項1に記載された
ものでは円環状の端子板としたことにより、従来の弧状
のものに比して位置決めが楽になるのでダンパーの取付
作業が容易となる上に、ダンパーを挟持することによ
り、低域補償特性が安定して周波数特性が向上する。ま
た請求項2に記載されたものではパターンの形状がC字
形であることから、スプリング接点の取付位置と位置決
め用突起を設ける位置に自由度が生ずる。さらに請求項
3に記載されたものではスプリング接点を取付ける際の
位置決めと取付構造が簡単になる。そして請求項4に記
載されたものではスプリング接点(リード線も)が不要
となって、構造が著しく簡単になる。
た電気・音響変換器であるから、請求項1に記載された
ものでは円環状の端子板としたことにより、従来の弧状
のものに比して位置決めが楽になるのでダンパーの取付
作業が容易となる上に、ダンパーを挟持することによ
り、低域補償特性が安定して周波数特性が向上する。ま
た請求項2に記載されたものではパターンの形状がC字
形であることから、スプリング接点の取付位置と位置決
め用突起を設ける位置に自由度が生ずる。さらに請求項
3に記載されたものではスプリング接点を取付ける際の
位置決めと取付構造が簡単になる。そして請求項4に記
載されたものではスプリング接点(リード線も)が不要
となって、構造が著しく簡単になる。
【図1】本発明の一実施形態の縦断面図である。
【図2】図1のものにスプリング接点を取付けたところ
を示す底面図である。
を示す底面図である。
【図3】図1のものの平面図である。
【図4】図2のものを左方から見た側面図である。
【図5】図2のもののスプリング接点をU字状に屈曲さ
せたところを示す図である。
せたところを示す図である。
【図6】本発明を適用するスプリング接点の背面図であ
る。
る。
【図7】図6のうちの先端部の突起を示す側面図であ
る。
る。
【図8】図6のスプリング接点を端子板に取付けた状態
を示す底面図である。
を示す底面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態を示す底面図であ
る。
る。
【図10】図9のものを左方から見た側面図である。
【図11】図9のものをプリント基板の回路パターンに
直接接続したところを示す平面図である。
直接接続したところを示す平面図である。
【図12】電気・音響変換器の一般的な構造を示す縦断
面図である。
面図である。
【図13】図12のものにスプリング接点を取付けたと
ころを示す底面図である。
ころを示す底面図である。
【図14】図12のものの平面図である。
1 フレーム 1a 皿状部 2 マグネット 3 ポールピース 5 ダイヤフラム 6 ボイスコイル 10 スプリング端子 11 半田付け 13 端子板 13b 突出させた部分 14 回路パターン 14b 突出させた部分 15 プリント基板 16 回路パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有働 義▲卿▼ 東京都三鷹市上連雀1丁目12番17号 アツ デン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 板体からなるフレームの中央を凹ませて
円形の皿状部に形成し、該皿状部の内側にマグネット、
ポールピースならびにボイスコイルを配設すると共に、
該フレームの皿状部の外側に端子板を配設してなる電気
・音響変換器において、前記端子板を前記皿状部の外周
を囲む円環状に形成し、該端子板と前記フレームとの間
にダンパーを配設したことを特徴とする電気・音響変換
器。 - 【請求項2】 前記端子板に形成される回路パターンの
形状を対向するC字形に形成し、該回路パターンの各一
端部に前記ボイスコイルの端部を接続すると共に、各他
端部に外部接続用のリード線あるいはスプリング接点を
接続したことを特徴とする請求項1に記載の電気・音響
変換器。 - 【請求項3】 前記端子板のスプリング接点を接続する
部分に孔または突起を形成すると共に、スプリング接点
側に該孔または突起が嵌合する突起あるいは孔を設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の電気・音響変換器。 - 【請求項4】 板体からなるフレームの中央を凹ませて
円形の皿状部に形成し、該皿状部の内側にマグネット、
ポールピースならびにボイスコイルを配設すると共に、
該フレームの皿状部の外側に端子板を配設してなる電気
・音響変換器において、前記端子板を前記皿状部の外周
を囲む円環状に形成し、該円環状の端子板の一部をその
表面に形成される回路パターンとともに外方に突出さ
せ、該外方に突出させた部分の回路パターンをプリント
基板の回路パターンに直接接続したことを特徴とする電
気・音響変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30870996A JPH10145891A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 電気・音響変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30870996A JPH10145891A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 電気・音響変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10145891A true JPH10145891A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17984338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30870996A Pending JPH10145891A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 電気・音響変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10145891A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-11-05 JP JP30870996A patent/JPH10145891A/ja active Pending
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