JPH02242930A - パレット積み込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、反巻き機（ｗｉｎｄｉｎｇ　ｍａｃｈｉｎ
ｅ）　、粗紡機、ハイトラフト仕上げ機、オープンエン
ド紡績機、ダブルツイスタ、糸巻きＩｆｌ（ｂｏｂｂｉ
ｎ　ｗｉｎｄｅｒ）、合成り−ンに対する巻取り主軸台
（ｔａｋｅ−Ｌｌｌｌｈｅａｄｓｔｏｃｋｓ　ｆｏｒ　
　５ｙｎｔｈｅｔｔｃ　ｙａｒｎｓ）などのヤーンパッ
ケージ製造機械の下流に設置するのに適したヤーンパッ
ケージをパレットへ積み込むためのパレット積み込み装
置に関する。

前述したヤーンパッケージは、例えば人造繊維のような
連続糸、あるいは羊毛、綿などの不連続糸から形成され
ている。

さらに詳しくは、この発明はヤーンパッケージ製造機械
によって製造されたヤーンパッケージを輸送し、それら
のパッケージをパレットの上や箱などの適当な部材の中
に順番に積むことのできる装置に関する。

この発明の装置は、パレットに積み込まれたり包装され
たりするヤーンパッケージを支持するのに適した装置を
有する。この装置はパレットに積み込まれたり包装され
たりするヤーンパッケージに対する一時的な貯蔵箇所と
協働できるようになっている。

ここでは、“ヤーンパッケージ”という言葉は任意のタ
イプのヤーンパッケージや円筒形状あるいは円錐台形状
のパッケージの形に巻かれたロービングパッケージを表
している。というのは、この発明はここで引用されてい
るような応用すべてに適しているからである。

［従来の技術］ よく知られているように、織物業界においてはヤーンパ
ッケージはクリールやバー付き支持装置、あるいはパレ
ットなどによって扱われる。

ヤーンパッケージはその製造装置から取りはずされ、通
常は人間の手、あるいはロボットによって支持装置の上
に一時的に貯蔵される。ロボットは、−度に一つもしく
は複数のパッケージと係合してそれらを一時的な支持装
置まで運ぶ。

そのあと、ヤーンパッケージは次の処理ステーションへ
運ばれ、そこで一時的な支持装置から取り出される。

ヤーンパッケージをそれらが製造装置に留まっている間
に、最終的な包装あるいはそれに近い包装を行わなけれ
ばならないような場合がある。すなわち、急送しなけれ
ばならず、ヤーンパッケージをパレットや箱などの適当
な支持装置に順番に収容する必要のある場合がある。

周知のように、ヤーンパッケージとの係合及び運搬に絡
む問題は、それに係わる作業と付随するコストの両面に
関係する。

西ドイツ特許第３２４４９２５号には、前後運動を行。

っで−度に一つあるいは二つのヤーンパッケージと係合
し、それらをクリールのビンまで運ぶロボット化された
装置が開示されている。このロボットは、その度ごとに
移動及び配置作業をすべて行わなければならず、作業時
間が比較的長くなってしまう。

さらに、このロボットはその使用において構造的な制限
を有する。その理由は、長すぎたり高すぎたりするクリ
ールはダウンタイムが長すぎて０ポツトは動作不能にな
ってしまうからである。

そのうえ、製造装置、ロボット及びクリール、あるいは
一時的な支持装置もしくは一時的な貯蔵箇所の往復運動
による位置付けは非常に正確に行われる必要がある。さ
もないと、システムは動作しなくなる。

この他、ロボット装置においては複雑なプログラミング
、制御・統制システムを使用する必要があり、従って製
造、作業、メインテナンスにコストが掛かる。

業界雑誌“メリアンド・テクティルベリヒテ・インタナ
ライオナール・チクステイル・レボルツ（Ｈｅｌｌｉａ
ｎｄ　Ｔｅｘｔｉｌｂｅｒｉｃｈｔｅ、Ｉｎｔｅｒｎａ
ｔｉｏｎａｌＴｅｘｔｉｌｅ　Ｒｅｐｏｒｔｓ）”第６
５巻８号（１９８４）の５０４ページには複数の装Ｗ１
（この場合にはオープンエンド紡績装置である）と協働
する１」ボットが記載されている。このロボットはオー
プンエンド紡績装置に対して横方向に移動可能な１−　
ｏりの上に設置されており、各紡績装置から放出された
ヤーンパッケージと係合してそれらをパレットの上に並
べる。

前述した欠点のほかに、このタイプの装置は紡績装置か
ら取りはずされたヤーンパッケージで完全なパレット積
荷を作り上げるのには適しているが、部分的に完成した
パレット積荷を一時貯蔵領域まで運び、あとでパレット
積荷を完成するためにパレットを持ち帰るための装置を
備えていないという問題がある。

本出願人によるイタリア特許願第８３３２５　　Ａ　／
８６号には上述した問題を克服できる装置が開示されて
いるが、この明細書（ｄｏｃｕ■ｅｎｔ）に記載されて
いる装置は一般に一時貯ｊｉ！箇所における積み込みに
関するものであり、高価でかつ複雑な特殊装置を装備し
ていない限り、パレットのような特殊なタイプの支持装
置に対して作業を行うようにはなっていない。そして、
機能的な面では、精密に設計された装置とは比較になら
ない。

本出願人によるイタリア特許願第８３３２４　　Ａ　／
８７号には一時的な貯蔵箇所にヤーンパッケージを積み
込むための方法が開示されている。貯蔵箇所の存在がチ
エツクされ、貯蔵箇所ヘヤーンパッケージを積み込むた
めに必要な位置が識別される。

これもまた本出願人によるイタリア特許願第８３３６６
　　Ａ　／　８８号には、特殊な方法によってヤーンパ
ッケージと係合しパレットの上に順番に積み込むのに適
した装置が開示されている。この装置は特に、通常は形
成箇所あるいはその近くに置かれているパレットの上に
完全な、あるいは部分的なパレット積荷を形成するため
のものである。

同様に、ボール紙のような包装に必要な補助材料あるい
は木製パレットは、パレット積荷形成場所に配置された
適当な貯蔵箇所から取ってこられるのが好ましい。

本出願人は、パレットの上、あるいは供給用ボックスな
どの適当な支持装置の中に織物のヤーンパッケージを層
状に順番に積み込むために、ヤーンパッケージを処理す
るための装置を設計し試験して装置化した。

本発明は主クレームに記載されており、一方主クレーム
を引用して記載したクレームにはこの発明の様々な特徴
が記載されている。

本発明の利点はたくさんあるが、主なものの一つはレイ
アウト及びヤーンパッケージ製造装置に関するいずれの
問題点をも克服することができ、パレットなどの上にヤ
ーンパッケージを積み込むことのできる多目的装置を実
現できることである。

装置は特に、ボール紙や木製支持装置のような、パレッ
トに対して必要とされるアクセサリの供給に関してその
独立性を有していなければならず、またヤーンパッケー
ジ形成位置に近接する領域と、ヤーンパッケージが形成
される位置から離れた、貯蔵箇所のような遠隔領域の両
方でパレットの移動を行うことができなければならない
。

この発明の装置は複数のヤーンパッケージを収集するた
めに適当な箇所に設置された固定ユニットとしても動作
する。この箇所はヤーンパッケージを形成するユニット
から離れて設置される。

これらの目的及び他の目的、及びそれに関連する利点あ
るいはそれ以外の利点は、以下で明らかにされる。

この発明においては、製造機械から取り出されたヤーン
パッケージを、協働するコンベヤシステムによってパレ
ット積み込み領域まで運搬するようになっている。コン
ベヤシステムは、ベルトやチェーン、あルイはトラック
装置１　（ｔｒａｃｋｅｄ　ｍｅａｎｓ）あるいはそれ
と等価な装置などの部材からなる。

従って、適当に方向付けされ、場合によっては検査及び
／あるいは処理の行われたヤーンパッケージが実際のパ
レット積み込み装置へ供給される。

パレット積み込み装置は、所望の場所において予め決め
られた論理に従ってヤーンパッケージを並べる作業を行
い、パレットの上にヤーンパッケージの積荷を形成する
。

以下の明細１においては特にパレットについて述べるが
、供給ボックスやビン付きクリール、あるいはヤーンパ
ッケージを順番に支持することのできる他の任意の装置
に対しても同じく当てはまる。

実施例においてはこの発明の装置は可動式であり、以下
の説明においてはこのタイプについて述べる。

ここまでの説明は従来の技術に関するものであった。

この発明の装置の構造体のベースの上には、すくなくと
も二つの互いにほぼ平行な共平面の関係にある作業位置
が設けられている。前述した作業位置にあるＪＡｒａの
構造体には、可動部材、好ましくはトロリが固定されて
いる。

これらのトロリは、運搬作業を行っているときに、積み
込まれているヤーンパッケージあるいは協働するボール
紙とともにすでにパレットの上に積み込まれたヤーンパ
ッケージ及びパ、レッドそのものを支持するような構造
を有する。

パレット積荷を形成するために、各トロリは垂直方向に
移動してパレット積み込み装置と適当に協働できるよう
になっている。

トロリはパレット積み込み装置のベース位置に待機し、
上にヤーンパッケージが載せられたパレットのみが垂直
方向に移動する。

トロリはまた、パレット積み込み装置の移動方向に対し
て側方にトロリを移動させるための装置を有していて、
トロリが地面に対して最も下の位置にあるときにはトロ
リが装置全体の邪魔にならないような位置に配置される
。

トロリは側方へ移動するときに、パレット積み込み装置
の通過領域に対応して適当に配置されたガイド装置と協
働する。

上述したような配置によれば、種々の製造レイアウトに
おいて様々な動作（ｏｐｅｒａＨｏｎａｌｃａｐａｂｉ
ｌｉｔｙ）及び使用法が可能になる。これらのうちで、
特に重要な二つの性能について述べる。

第１番目の能力は、それからのヤーンバッケージ生産量
が、積み込まれるべきパレット積荷を一回の作業で完成
させることができないような製造機械に対して作業を行
うためにパレット積み込み装置が用いられる場合に現れ
る。この場合には、パレット積み込み装置は協働する第
１のトロリを備えた第１の作業位置を有する。トロリは
、途中までパレットに積み込みを行い、そのパレットを
機械の近くの待機領域に配置し、その待機領域でパレッ
トはパレット積み込み装置が次の作業を行うときに使用
される。

第２の作業位置は、協働する第２のトロリを有する。ト
ロリは、一つの層と積み込みの行われているパレットの
上へ置かれる次のヤーンパッケージとの間に挿入される
分離装置を保持している。

このトロリはまた、必要な場合にパレット積み込み装置
が使用するボール紙の貯蔵箇所と協働することかできる
。

さらに、パレット積み込み装置はヤーンパッケージの新
しい積荷の形成を開始する時に取ることのできるパレッ
トを保持している。

第２の能力は、大部分のオープンエンド紡績機における
ように、それからのヤーンパッケージ生産量が積み込み
の行われるべきパレット積荷を一回の作業で完成できる
ような製造機械に対してパレット積み込み装置が作業を
行う場合に利用できる。この場合には、この発明のパレ
ット積み込み装置は、完全なパレット積荷の貯蔵領域に
設けられている類似した装置と協働することのできる動
力付きローラヤチェーンなどの装置を備えた作業位置を
有する。

パレット積み込み装置はその位置において完全なパレッ
ト積荷を形成し、装置が保持しているボール紙を使用す
る。次に、パレット積み込み装置は完全に積み込みが終
わったパレットを、一般にヤーンパッケージ製造機械か
ら離れた場所に運んでそこへ置く。パレット積み込み装
置はそこで必要な場合には空のパレットを取り、ボール
紙を補充する。

この発明の前述した特徴及びそれ以外の特徴は、以下で
説明する実施例から明らかになるであろう。

［実施例］ 以下、添付図面に基づいてこの発明によるパレット積み
込み装置の実施例を説明する。図面において、この発明
のパレット積み込み装置１０はヤーンパッケージ１２の
製造機械１１．１１１の下流に配置されており、ヤーン
パッケージ１２の取り出し装ｆｆ１Ｆ１３と協働する。

ヤーンパッケージ１２の製造機械１１，１１１は第５図
に示されており、この実施例においては自動反巻き機か
らなる製造機械１１及びオープンエンド紡績機からなる
製造機械１１１であるが、他のタイプの製造機械でもよ
い。

第１図の実施例はオープンエンド紡績機からなる製造機
械１１１を用いており、図面にはヤーンパッケージ１２
の二つの取り出し装置１１３．１１３が示されている。

パレット積み込み装置１０はほぼ周知の構造を有し、以
下のアセンブリを備えている。すなわち、ヤーンパッケ
ージ１２を取り出し装置１３．１１３からパレット積み
込み装置１０まで運ぶコンベヤ１４と、 このコンベヤ１４の上に配置されており、必要な場合に
は要求に応じてヤーンパッケージ１２の適当な制御、か
つ／あるいは方向付は及び修正を行うυ＋ｍステーショ
ン１５と、 コンベヤ１４からヤーンパッケージ１２を取って、それ
らをパレット積み込み装［１０の上部まで持ち上げるエ
レベータ１６と、 ヤーンパッケージ１２の受は取りとあや振り（ｔｒａｖ
ｅｒｓｅ）を行ない、ヤーンパッケージ１２を垂直方向
に向ける装置を有する水平コンベヤ１７と、ヤーンパッ
ケージ１２を受は取り、かつ運搬するために長手方向に
移動する位置付はコンベヤ１８と、 ヤーンパッケージ１２の位置を揃えるための装置２０と
、 位置付はコンベヤ１８と連結されていて、位置付はコン
ベヤ１８とともに長手方向に移動する摺動装置１９と、 ヤーンパッケージ１２の係合及び輸送を行ない、摺動装
Ｗ１１９へ固定されて一体化されており、積み込みの行
なわれるパレットの上へ予め決められた論理に従ってヤ
ーンパッケージ１２の積荷２１を並べるためのアセンブ
リ５１と、 上述したアセンブリを駆動するための駆動装置と、 を有する。システム全体は構造体２２の上に支持されて
いる。構造体２２は、ヤーンパッケージ１２の製造機械
１１，１１１の軸に対して直角の方向へ構造体２２を移
動させるためのホイール２３を備えている。

この発明によるパレット積み込み装置１０は二つの作業
位置２４．１２４を有する。作業位置２４．１２４は互
いにほぼ等価であって同じ作業を行なうか、あるいは異
なる動作を行なって互いに補い合うようになっている。

第１図の右側切り欠き部分には、第１の作業位Ｗ２４が
示されている。作業位Ｗ１２４はこの発明の実施例にお
いては、ガイド２７内のホイール２６によってパレット
積み込み装置１０の矢印２９で表される方向と直角の矢
印２８で表される方向へ移動できるトロリ２５を有する
。

このようにトロリ２５はパレット積み込み装置１０の両
側の等価な領域のどちらかの位置を一時的に占める。

第４図の左半分は、パレット３２の上に積まれたヤーン
パッケージ１２の積荷２１を保持したトロリ２５を示し
ている。ヤーンパッケージ１２はボール紙３０によって
分離された層状に順番に積まれている。

構造体２２の一体化された部分を形成するガイド２７上
を走行するトロリ２５は、パレットホルダープラットホ
ーム３１を支持するフレームを有する。パレットホルダ
ープラットホーム３１は、ヤーンパッケージ１２の積荷
を保持しているパレット３２と協働する。

積荷２１を形成するときには、パレット３２はエレベー
タ−プレート３３によって、構造体２２へしっかりと固
定されている例えばチェーン３４などの持ち上げ装置に
連結される。

別の実施例においては、エレベータ−プレート３３はパ
レット３２のみに連結されている。この場合には、トロ
リ２５は持ち上げを行なうとき地面に留まったままであ
る。

チェーン３４は、矢印３５で表された垂直方向へパレッ
ト３２及び最初のボール紙３０と一緒にトロリ２５の持
ち上げを開始し、ヤーンパッケージ１２の第１の層を積
み込む。

その後、トロリ２５はパレット３２及び最初のボール紙
３０とともに、積み込まれるヤーンパッケージ１２の各
層に対応した高さずつ段々と下降する。

パレット３２上におけるヤーンパッケージ１２の積荷２
１の形成が必要に応じて完全に、あるいは部分的に浣了
すると、トロリ２５はホイール２６を駆動する装置３６
によって矢印２８に従ってパレット積み込み装置１０の
側方へ移動される。

この移動の目的は、パレットの積荷２１を移動させ、製
造機械１１．１１１の取り出し装置１３゜１１３、ある
いは他の適当な貯蔵箇所に対応する固定ステーション３
７に積荷２１を置くためである。

固定ステーション３７は、パレット積み込み装置１０の
ガイド２７に類似したガイド１２７を有する。固定ステ
ーション３７はまたパレット支持装置３８も有する。パ
レット支持装置３８の上には、トロリ２５によって保持
されているパレット３２上に積まれたヤーンパッケージ
１２の積荷２１が置かれる。

この作業を行なうために、パレットホルダーブラットボ
ーム３１は第４図の右側に示された矢印３９に従って垂
直方向に所望の量だけ移動し、パレット積み込み装ａ１
０の外側に配はされた固定ステーション３７のパレット
支持装置３８の上にパレットの積荷２１を位置付けし、
離すことができるようになっている。

トロリ２５には複数のジヤツキ４０やレバー４１のよう
な持ち上げ装置が備わっている。ジヤツキ４０やレバー
４１は、持ち上げ作業を行なっているときにパレットホ
ルダープラットホーム３１を水平に保てるように、互い
に適当に連結されている。

パレット積み込み装置１０の第２の作業位置１２４は、
上述した第１の作業位置と同じように装備されている。

この場合には、同じようなトロリ２５をボール紙を保持
しているパレット４２に対する支持装置として使用する
ことができる。パレット４２は、第１の作業位置２４の
パレット３２上ヘヤーンパツケージの積荷２１を形成す
るとき、ボール紙３０の貯蔵場所として使用される。ボ
ール紙を保持しているパレット４２は、積荷２１を形成
するときのヤーンパッケージの上昇と調和して移動され
る。

第２図及び第３図の左側半分は、上述したトロリ２５を
有するパレット積み込み装置１０の二つの側部を示す側
面図である。トロリ２５は、それぞれボール紙を有する
パレット４２と、第１の作業位置２４のパレット３２上
のヤーンパッケージ１２の積荷２１を支持し移動するた
め、に使用される。

例えば、パレット積み込み装置１０の一回の作業でヤー
ンパッケージの完全な積荷２１が形成されるようなオー
プンエンド紡績機に対して作業する場合などには、第１
及び第２の作業位置２４゜１２４を異なった構造にする
こともできる。

こうした場合には第２の作業位Ｎ１２４は第１図の左側
半分に示されたような構造にされる。この構造では、そ
れ自身のモータ４４を備えたローラーコンベヤ４３が設
けられている。ローラーコンベヤ４３のかわりにチェー
ンアセンブリのような類似のアセンブリを使用すること
もできる。

ボール紙３０を保持しているパレット４２及び／あるい
はヤーンパッケージ１２を保持しているパレット３２は
、ローラーコンベヤ４３の上に置かれる。

積荷２１、及びボール紙３０を保持したパレット４２を
持ち上げるための垂直エレベータ装置も、トロリ２５の
場合と同様に設けられている。

ローラーコンベヤ４３は、ヤーンパッケージ１２が積み
込まれたパレット３２、あるいはボール紙３０が積まれ
たパレット４２が配置されている所に設けられている類
似したローラーコンベヤと協働する。

第１図の左側にはボール紙と係合する装Ｎ４５が示され
ている。装置４５は構造体２２にしっかりと固定された
機械式のものであり、関節レバーシステムを用いてボー
ル紙３０を保持しているパレット４２からボール紙３０
を取り、そのボール紙をパレット３２の上に形成される
ヤーンパッケージ１２の各層へ運ぶことができる。

ボール紙と係合する前述した装置４５は、ヤーンパッケ
ージ１２を保持している第１の作業位置のパレット３２
と協働する持ち上げ装置と類似したチェーン３４と協働
する。

第２図及び第３図の右半分は、ボール紙３０を保持して
いるパレット４２及びヤーンパッケージ１２を保持して
いるパレット３２と協働するローラーコンベヤ４３を有
するレイアウトを示している。

第５図はこの発明によるパレット積み込み装置１０によ
って得られる三つの可能なレイアウトを示している。

第５図の左側においては、パレット積み込み装置１０は
自動反巻き機からなる製造機械１１に対。

して作業を行ない、矢印２９に従って製造機械１１の軸
に対して横方向に移動する。

パレット積み込み装置１０には、ボール紙を保持すると
ともにヤーンパッケージ製造領域から離れた適当な貯蔵
箇所から取ってこられたパレット４２を搭載されている
。

別の実施例では、パレット積み込み装置１０は、ボール
紙３０を保持するとともに１７−ンパツケージ１２が巻
かれる領域に配置されたパレット４２と、トロリ２５に
よって係合づ゛る。ボール紙を保持しているパレット４
２は部分的に使用され、そのあとパレット積み込み装置
１０が次の製造機械１１に対して作業を行なう前に、パ
レット積み込み装Ｍ１０によってその載置領域に置かれ
る。

パレット積み込み装置１０はパレット３２にヤ−ンパッ
ケージ１２を一杯に積み込む。パレット積み込み装置１
０はパレット積み込み装Ｎ１０自身に保持されたパレッ
ト３２を有する。

図示されている実施例においてはパレット３２はパレッ
ト積み込み装置１０の中に保持されており、必要に応じ
て移動される。

第５図の左側に示された状態では、トロリ２５は部分的
に形成されたヤーンパッケージ１２の積荷１２１を有す
るパレット３２を取り、引き続いて積み込みとその後の
待機位置あるいは別の場所へのパレットの再配置を行な
うか、あるいはトロリ２５は積み込みを完成し、パレッ
ト積み込み装ｇｉｏとともにパレットの積荷をヤーンパ
ッケージ１２がすでに一杯に積み込みの行なわれたパレ
ット３２に対する適当な貯蔵箇所まで運ぶ。

第５図の中央のレイアウトは、パレット積み込み装＊ｉ
ｏをオープンエンド紡績機からなる製造機械１１１に適
用した場合を示している。この場合には、製造機械１１
１から取り出されるヤーンパッケージ１２の数は、パレ
ット３２の上に完全な積荷を形成するヤーンパッケージ
１２の数に通常等しい。

このように、最も簡単かつ有利なレイアウトによって、
ボール紙を有するパレット４２を保持し、ヤーンパッケ
ージ１２の積荷２１をパレット３２の上に一杯に載置す
るためのパレット積み込み装置が提供される。

積荷２１を一杯に積まれたパレットはそのあとパレット
積み込み装置１０によって適当な貯Ｒ箇所に運ばれ、そ
こで積荷はパレット積み込み装置１０が有するローラー
コンベヤ４３によって降ろされる。この貯蔵箇所で空の
パレット３２をパレット積み込み装置１０の上に載せる
こともできる。

ボール紙３０を保持しているパレット４２の移動も同じ
ようにして行なわれる。

第５図の右側にはヤーンパッケージを供給するための箱
４６あるいは他の適当なタイプの支持装置が順番に積ま
れる場合を示している。この実施例においては、パレッ
ト積み込み装置１０は一杯になった箱４９を取り除くた
めのコンベヤ４７及び空の箱５０を供給するためのコン
ベヤ４８と協働する。

この場合にもまた、第５図の左側の実施例におけるのと
同様に、ヤーンパッケージに対する箱４６は部分的にし
か積み込みが行なわれず、パレット積み込み装置１０が
引き続き作業を行なうときに製造機械１１におけるそれ
らの箱の一時的な貯蔵箇所から持って来られる。

図に示されているレイアウトすべてにおいて、トロリ２
５がパレット積み込み装Ｅ１０の外側へ二つの方向に移
動できるようになっていることから、例えばヤーンパッ
ケージ１２のパレット３２への積み込みを完成させ、か
つパレット３２を一時的な貯蔵領域に利用可能な状態で
保管することが可能になる。また、別のパレット３２あ
るいは他のタイプの支持装置へのヤーンパッケージ１２
の積み込みを開始し、積荷が完成しなかった場合には前
述の貯蔵領域と対をなす領域に準備が整った状態で置く
ことができる。最後に、パレット３２へのヤーンパッケ
ージ１２の積荷２．１の積み込みが再開され、積荷が完
成するとパレット３２を適当な貯蔵箇所へ運ぶことがで
きるようになっている。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示しており、第１図はパレッ
ト積み込み装置の平面図、第２図はパレット積み込み装
置の一方の側面を示す部分側面図、第３図は第１図のパ
レット積み込み装置の他方の側面を示す部分側面図、第
４図はパレット積み込み装置のトロリに対する側面図、
第５図はパレット積み込み装置を利用したプラントの幾
つかのレイアウトを示す図である。 １０・・・パレット積み込み装置 １１．１１１・・・製造機械 １２・・・ヤーンパッケージ １４・・・コンベヤ １６・・・エレベータ １７・・・水平コンベヤ １８・・・位置付はコンベヤ １９・・・摺動装置 ２０、４５・・・装置 ２２・・・構造体 ２３．２６・・・ホイール ２４、１２４・・・作業位置 ２５・・・トロリ ２７、１２７・・・ガイド ２８、２９・・・矢印 ３０・・・ボール紙 ３１・・・パレットホルダープラットホーム３２・・・
パレット ３３・・・エレベータプレート ３４・・・チェーン ３７・・・固定ステーション ３８・・・パレット支持装置 ４０・・・ジヤツキ ４１・・・レバー ４３・・・ローラーコンベヤ ４４・・・モータ ４６、４９．５０・・・箱

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、反巻き機、粗紡機、仕上げ機、オープンエンド紡積
   機などのヤーンパッケージを製造する製造機械（１１，
   １１１）の下流に設置するのに適しており、製造機械（
   １１，１１１）の流出口近くで係合されたヤーンパッケ
   ージをパレット（３２）や供給ボックス（４６）のよう
   な適当なヤーンパッケージ支持装置に積み込むためのパ
   レット積み込み装置であつて、ヤーンパッケージ（１２
   ）を輸送するための輸送装置（１４，１６，１７，１８
   ）を支持することができ、ホイール（２３）によつて移
   動可能になっている構造体（２２）と、 ヤーンパッケージ（１２）を制御、及び／あるいは方向
   付け及び場合によつては処理を行うための装置（１５）
   と、 ヤーンパッケージ（１２）と係合し、これを移動、位置
   付けするための装置（１９，２０）と、ボール紙（３０
   ）及びパレット（３２）と係合し、これらを移動、位置
   付けするための装置（４５）と、を有し、前記構造体（
   ２２）の中で、少なくとも二つの並んで配置された作業
   位置（２４，１２４）をとることができ、ヤーンパッケ
   ージに対するパレット（３２，４６）及びボール紙に対
   するパレット（３２）あるいは他の補助装置を支持し、
   かつこれらをパレット積み込み装置（１０）の矢印（２
   ９）に従った前進方向に対して直角な矢印（２８）に従
   つた二つの方向に移動させるための装置（２５，４３）
   を前記作業位置（２４，１２４）が有していて、戦記矢
   印（２８）に従つた二つの方向への直角な移動がパレッ
   ト積み込み装置の両側で行うことができるパレット積み
   込み装置。 ２、前記ヤーンパッケージに対するパレット（３２，４
   ６）及びボール紙に対するパレット（３２）を支持、移
   動するための装置が、可動式のホイール（２６）を有す
   るトロリ（２５）である特許請求の範囲１項記載のパレ
   ット積み込み装置。 ３、前記ヤーンパッケージに対するパレット（３２，４
   ６）及びボール紙に対するパレット（３２）を支持、移
   動するための装置が、ローラーコンベヤ（４３）である
   特許請求の範囲第１項記載のパレット積み込み装置。 ４、前記ヤーンパッケージに対するパレット（３２，４
   ６）およびボール紙に対するパレット（３２）を支持、
   移動するための装置が、チェーンである特許請求の範囲
   第１項記載のパレット積み込み装置。 ５、前記トロリ（２５）を一時的に構造体（２２）の外
   側に配置することができるように設定されている特許請
   求の範囲第２項記載のパレット積み込み装置。 ６、前記トロリ（２５）が垂直方向に持ち上げることの
   できるパレットホルダープラットホーム（３１）を有す
   る特許請求の範囲第２項〜第５項のいずれか１項記載の
   パレット積み込み装置。 ７、前記トロリ（２５）が、パレットホルダープラット
   ホーム（３１）を持ち上げるための独立な装置（４０，
   ４１）を有する特許請求の範囲第２項〜第６項のいずれ
   か１項記載のパレット積み込み装置。 ８、前記トロリ（２５）が、パレット（３２）を持ち上
   げるための持ち上げ装置（３４）にこのトロリ（２５）
   を連結するための連結部材（３３）を有する特許請求の
   範囲第２項〜第７項のいずれか１項記載のパレット積み
   込み装置。 ９、前記パレット（３２）が持ち上げ装置（３４）に固
   定された連結部材（３３）と直接に協働するように設定
   されている特許請求の範囲第１項〜第７項のいずれか１
   項記載のパレット積み込み装置。 １０、前記トロリ（２５）が、ヤーンパッケージ（１２
   ）あるいはボール紙（３０）が積まれたパレット（３２
   ）が置かれたり、それらがそこから取ってこられる固定
   ステーション（３７）と、構造体（２２）の外側におい
   て協働するように設定されている特許請求の範囲第２項
   〜第９項のいずれか１項記載のパレット積み込み装置。 １１、前記固定ステーション（３７）が、トロリ（２５
   ）をガイドする装置（１２７）と、積荷（２１）が積ま
   れたパレット（４２）を支持する装置（３８）とを有す
   る特許請求の範囲第２項〜第１０項記載のいずれか１項
   記載のパレット積み込み装置。 １２、前記ローラーコンベヤ（４３）あるいはチェーン
   が、それら自身のモータ（４４）を有する特許請求の範
   囲第１項〜第１１項のいずれか１項記載のパレット積み
   込み装置。 １３、前記ローラーコンベヤ（４３）あるいはチェーン
   が、固定ステーションに設けられた類似のローラーコン
   ベヤあるいはチェーンと協働するように設定されている
   特許請求の範囲第１項〜第１２項のいずれか１項記載の
   パレット積み込み装置。