JPH03288727A - 物品のストックおよび搬入搬出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、物品のストックおよび搬入搬出方法に係り、
例えば、ストック装置本体に対して物品収納用空箱を搬
入し、この空箱に樹脂成形品などの物品を収納したのち
、物品の収納された実箱をストックし、あるいはストッ
クされた実箱を搬出する技術に関する。

［従来の技術］ 従来より、物品のストックおよび搬入搬出方法としては
、例えば第７図に示すように、水平一軸方向（図面左右
方向）に４分割されたゾーンＺｌ〜Ｚ４が形成され、こ
れらのゾーンＺｌ−２４の形成ピッチに相当する移動量
で水平一軸方向に間欠移動可能な搬送手段Ａを載置面Ｃ
のレベルに設定して配設したストック装置本体Ｓが配置
され、このストック装置本体Ｓの一端側（図面左端側）
に樹脂成形品などの物品（図示省略）が収納（箱詰め）
されている複数の実箱（パレッ））Ｐｉ〜ＰＮを段積載
置している台車（自走式台車）Ｂを接近対応させたのち
、実箱ＰＩ−ＰＮを台車Ｂかストック装置本体Ｓの搬送
手段Ａ上に搬入する作動を反復するとともに、搬送手段
Ａ」−に搬入された実箱ＰＬ−ＰＮを一端側から他端側
に向けて順次間欠移動させ、各ゾーン２１〜Ｚ４のそれ
ぞれに対応して実箱Ｐ１〜ＰＮを位置決めすることでス
トック装置本体Ｓによって実箱Ｐ１〜ＰＮをストックし
ておき、必要に応じてストック装置本体Ｓの他端側（図
面右端側）に台車Ｂを接近対応させたのち、ストックさ
れている実箱Ｐ１〜ＰＮをストック装置本体Ｓのゾーン
Ｚ４側から台車Ｂ−にに順次搬出するものか知られてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前記従来の方法では、実箱の搬入位置と実箱の
搬出位置がストック装置本体Ｓの両側に分離して設定さ
れているため、ストック装置本体Ｓの両側の空間を台車
Ｂの移動空間（移動ライン）として使用しなければなら
いので、ストック装置本体Ｓの両側のいずれにも作業者
専用の移動空間を確保できず、ストック装置本体Ｓの両
側の空間を台車と作業者の移動空間として共有しなけれ
ばならない現状である。したがって、台車と作業者が同
じ空間で互いに干渉し合って、互いの移動の自由度が拘
束される場合も生じるので、移動効率の低下につながる
ことは勿論、作業環境の安全度を低下させている一因で
ある問題点をも含んでいる。

また、ストック装置本体Ｓが、１つの実箱Ｐ１〜ＰＮの
載置可能な階層を形成した、所謂、１階層構造であるた
め、高さ空間の有効利用が達成されていない。そのため
に、多数のストックスペースを確保する場合、大きい設
置床面積が必要になるので、設置スペース上の制約を受
ける場合がある。

そこで、ストック装置本体Ｓを多階層にし、各階層に実
箱Ｐｉ−ＰＮを載置できるように構成することで、高さ
空間の有効利用を果し、実箱ＰＩ〜ＰＮのストック数に
対する設置床面積の割合を小さく制限する点については
、これを解決することができるけれども、実箱Ｐ１〜Ｐ
Ｎを選択した任意の階層に移載させる方法がきわめて煩
雑である問題点を有しているため、実現が困難であった
さらに、ストック装置本体Ｓから比較的離れた位置にお
いて物品を空箱に収納するための専用の架台およびこの
架台から台車」二に実箱Ｐｉ−ＰＮを移載させる作業が
必要になる。即ち、物品が樹脂成形品である場合には、
成形機に近接した位置に前記専用の架台を配置し、この
架台」−で空箱に順次物品を収納したのち、物品の収納
された実箱Ｐ１〜ＰＮを台車上に移載させなければなら
ないしたがって、この点からも作業の煩雑化および構造
の複雑化招いていることになる。

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、スト
ック装置本体の一側に空箱の搬入位置と実箱の搬出位置
を設定して、ストック装置本体の側の空間を台車専用の
移動空間として使用し、ストック装置本体の他側の空間
を作業者専用の移動空間として使用できるように分離す
ることで、台車と作業者との相互干渉を避けて大きい移
動の自由度が確保され、移動効率および安全度を向」ニ
させるとともに、高さ空間の有効利用によって実箱のス
トック数に対する設置床面積の割合を小さく制限して、
設置スペース上の制約を緩和し、しかも物品を選択した
任意の階層に容易に移載することができる物品のストッ
クおよび搬入搬出方法の提供を目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明は、任意の同じ整数
で少なくとも水平一軸方向に分割して複数のゾーンが形
成された多階層を有し、各階層のそれぞれに前記ゾーン
の形成ピッチに相当する移動量で少なくとも水平一軸方
向に間欠移動可能な搬送手段を設けたストック装置本体
が配置され、このストック装置本体の水平一軸方向一端
側に配設されて前記各階層から選択された任意の階層の
一端側に対応して位置決め可能な第１昇降手段に物品収
納用空箱を搬入し、搬入された空箱を第１昇降手段によ
り多階層の中から選択された送り出し階層の一端側に対
応させたのち、前記空箱を送り出し階層に移載する作動
を反復するとともに、送り出し階層に移載された空箱を
送り出し階層の搬送手段により一端側から他端側に向け
て順次間欠移動させ、他端側に到達した空箱を移載手段
により送り出し階層の一軸方向他端側に対応して配置さ
れた物品収納台に移載して物品を収納したのち、物品の
収納された実箱を、前記移載手段により物品収納台とス
ト・ンク装置本体との間に配設されて前記各階層から選
択された任意の階層の他端側に対応して位置決め可能な
第２昇降手段に順次移載し、該第２昇降手段により実箱
を多階層の中から選択された送り出し階層以外の１つの
階層の一端側に対応させ、しかるのち前記１つの階層に
前記実箱を移載する作動を反復し、かつ前記１つの階層
に移載された実箱を該１つの階層の搬送手段により他端
側から一端側に向けて順次間欠移動させ、一端側に到達
した実箱を第１昇降手段に順次移載し、第１昇降手段に
移載された実箱を第１昇降手段から搬出する作動と、多
階層の中から選択された前記１つの階層以外の階層の中
から選択された空き階層の一端側に対応させて該空き階
層に順次移載してストックさせる作動のいずれかを選択
して行なうようにしたものである。

［作用］ 本発明によれば、空箱の搬入位置と実箱の搬出位置がス
トック装置本体の一側に設定され、この−側の空間を台
車の専用移動空間（移動ライン）として使用することが
でき、ストック装置本体の他側の空間を作業者の専用移
動空間（移動ライン）として使用することがでるので、
台車と作業者の相互干渉を避けることができる。

また、ストック装置本体を多階層にして、高さ空間を有
効利用することによって、実箱のストック数に対する設
置床面積の割合を小さく制限できる。

さらに、第１昇降手段、第２昇降手段および移載手段の
協働によって、空箱と実箱の搬入・搬出および実箱を選
択した任意の階層に容易に移載することができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明の実施に必要な装置の一例を示す側面
図、第２図は同平面図を示し、これらの図において、ｌ
はストック装置本体、２は第１昇降手段、３は移載手段
、４は物品収納台、５は第２昇降手段を示す。

ストック装置本体１は、水平一軸方向（図面の左右方向
）に４分割して複数のゾーンＺｌ−２４が形成された２
つの階層ＩＡ、ＩＢを有する２階層構造になっており、
各階層ＩＡ、ＩＢのそれぞれに前記ゾーンＺ１．Ｚ４の
形成ピッチに相当する移動量で水平一軸方向に間欠移動
可能なコンベアによってなる搬送手段１０Ａ、ＩＯＢが
設けられている。

第１昇降手段２は、ストック装置本体ｌの水平一軸方向
一端側に配設されて、各階層ＩＡ、ＩＢの一端側に対応
して位置決め可能なリフトによって構成され、台車（自
走式台車）６から搬入された物品収納用空箱群７を送り
出し階層ＩＡに移載したり、後述するようにストック装
置本体ｌにおける１階層ＩＢから移載される物品の収納
された実箱群８または空箱群６を受取るためのコンベア
２０を備えており、空箱群７は複数の空箱７ａ〜７ｎを
段積みしたものによってなる。

移載手段３は、搬送手段１０Ａによって送り出し階層Ｉ
Ａの一端側から他端側に到達した空箱群７を段ばらしし
て最下段の空箱７ａから最上段の空箱７ｎを順次物品収
納台４に移載し、ここで物品を収納したのち、物品の収
納された実箱を第２昇降手段５に順次移載するためのも
のであって、段ばらし部３０と移載部３１とからなって
おり、段ばらし部３０はストック装置本体ｌの両側に配
置され、第３図にも示しているように、終端ゾーンＺ４
に到達した空箱群７における最下段に位置する空箱のみ
を残して、他の空箱を着脱可能に保持する幅方向に出退
可能なチャック部材３ＯＡとこのチャック部材３０Ａを
昇降させる昇降機構３０Ｂとから構成され、移載部３１
は第４図にも示しているように、段ばらし部３０によっ
て段ばらしされて搬送手段１０Ａ上に残存している空箱
を着脱可能に保持する幅方向に出退可能なチャツ材 り部材３１Ａと、このチャック部。３１Ａを段ばらし部
３０から物品収納台４にかけて往復移動させる往復移動
機構３１Ｂとから構成されている。

第２昇降手段５は、ストック装置本体ｌと物品収納台４
の間に配置され、各階層ＩＡ、ＩＢの他端側に対応して
位置決め可能なリフトによって構成されており、移載手
段３によって物品収納台４から移載された実箱を段積み
して実箱群８を形成したのち、この実箱群８を下の階層
ＩＢに移載する搬送手段１０Ｂに対応している。

つぎに、本発明の作動について説明する。

■、空箱群７を載置した台車６を第１昇降手段２に接近
して停止させる。

■、ストローク下端に位置している第１昇降手段２、つ
まりストック装置本体ｌの階層ＩＢおよび台車６の載置
面と同一レベルに位置している第１昇降手段２に空箱群
７を搬入する。

■、第１昇降手段２をストローク上端に位置決めしてコ
ンベア２０の作動により空箱群７を送り１ ２ 出し階層ＩＡに移載する。

■、前記■ないし■の作動を反復して、空箱群７を送り
出し階層ｌＡに順次移載するとともに、移載された空箱
群７を送り出し階層ＩＡの搬送手段１０Ａの間欠作動に
よって、ストック装置本体１の一端側から他端側に向け
て順次移動させる。

■、他端側に到達した空箱群７、つまりゾーンＺ４に到
達した空箱群７における最下段に位置する空箱７ａのみ
を残して、第５図に示すように、他の空箱７ｂ〜７ｎを
移載手段３の段ばらし部３０によって保持して持ち上げ
る。

■、移載手段３の移載部３１の作動によってゾーンＺ４
に残存している空箱７ａを物品収納台４上に移載し、こ
こで物品の箱詰めを行なう。この間に前記■で持ち上げ
られていた空箱群７ｂ〜７ｎを搬送手段１０Ａ上に復帰
させておく。

■、物品が箱詰めされた実箱８ａを移載部３１の作動に
よって第２昇降手段５上に移載したのち、第２昇降手段
５を第６図のように１段下降位置で待機させる。

■、前記■ないし■の作動を反復して、第２昇降手段５
上に複数の実箱８ａ〜８ｎが段積みされた実箱群８を移
載して階層ＩＢに対応させる。

■階層ＩＢの搬送手段１０Ｂの作動により実箱群８を階
層ＩＢに移載する。

■〉、前記■および■の作動を反復して、実箱群８を階
層ＩＢに順次移載するとともに、移載された実箱群８を
階層ＩＢの搬送手段１０Ｂの間欠作動によって、スト・
ンク装置本体ｌの他端側から一端側に向けて順次移動さ
せる。

以上でストック装置本体１の階層ＩＢの各ゾーンＺｌ−
Ｚ４に実箱群８がストックされ、送り出し階層ＩＡの各
ゾーン７１〜Ｚ４に空箱群７が移載された状態になる。

つぎに、 ａ、ストローク下端に位置している第１昇降手段２に階
層ＩＢのゾーンｚ１に位置している実箱群８を移載する
。

ｂ、第１昇降手段２をストローク上端に位置決　３ めしてコンベア２０の作動により実箱群８を送り出し階
層ＩＡに移載する。

Ｃ０前記ａおよびｂの作動を反復して、階層ＩＢのゾー
ン２２〜Ｚ４に位置している実箱群８を送り出し階層Ｉ
Ａに順次移載することによって、送り出し階層ＩＡおよ
び階層ＩＢのそれぞれに実箱群８がストックされた状態
になる。

このようにストックされた実箱群８は、搬送手段１０Ａ
もしくはＩＯＢを逆作動させることで、階層ＩＡまたは
ＩＢから順次第１昇降手段２に移載させ、ここから台車
６に搬出することによってストックを解除することがで
きる。

他方、前記［相］のつぎに、階層ＩＢの各ゾーンＺ１−
Ｚ４の実箱群８を順次第１昇降手段２に移載させ、ここ
から台車６に搬出するようにしてもよい。

本発明によれば、空箱群７の搬入位置と実箱群８の搬出
位置がストック装置本体１の一側に設定され、この−側
の空間Ｘｌを台車６の専用移動空間（移動ライン）とし
て使用することができ、ス５ ドック装置本体１の他側の空間ｘ２を作業者の専用移動
空間（移動ライン）として使用することがでるので、台
車６と作業者の相互干渉を避けて大きい移動の自由度が
確保されるから、移動効率および安全度が向上する。

また、ストック装置本体１を２階層にして、高さ空間を
有効利用することによって、実箱群８のストック数に対
する設置床面積の割合を小さく制限できるので、設置ス
ペース上の制約が緩和される。

さらに、第１昇降手段２、第２昇降手段５および移載手
段３の協働によって、空箱群７と実箱群８の搬入・搬出
および実箱群８を選択した任意の階層に移載する作業を
容易に行うことができ、ストック作業性の向上を実現で
きる。

なお、前記実施例では、２階層でかつ水平一軸方向に複
数のゾーンＺｌ−２４が形成された構成のストック装置
本体ｌを用いて説明しているが、２階層でかつ水平二軸
方向に複数のゾーンを形成したスト・ンク装置本体ｌも
しくは２階層以上でか　６ つ水平一軸方向に複数のゾーンを形成したストック装置
本体ｌ、または２階層以上でかつ水平二軸方向に複数の
ゾーンを形成したストック装置本体１などを用いてスト
ックすることもできる。

また、物品収納用空箱と物品の収納された実箱として複
数の空箱７ａ〜７ｎによってなる空箱群７と、複数の実
箱８ａ〜８ｎによってなる実箱群８を用いて説明してい
るが、物品収納用空箱と物品の収納された実箱として１
例えばコンテナのような１つの箱を用いてもよい。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、空箱の搬入位置と実箱
の搬出位置がストック装置本体の一側に設定され、この
−側の空間を台車の専用移動空間として使用することが
でき、ストック装置本体の他側の空間を作業者の専用移
動空間として使用することがでるので、台車と作業者の
相互干渉を避けて大きい移動の自由度が確保されるから
、移動効率および安全度が向上する。

また、ストック装置本体を多階層にして、高さ空間を有
効利用することによって、実箱のストック数に対する設
置床面積の割合を小さく制限できるので、設置スペース
上の制約が緩和される。

さらに、第１昇降手段、第２昇降手段および移載手段の
協働によって、空箱と実箱の搬入・搬出および実箱を選
択した任意の階層に移載する作業を容易に行うことがで
き、ストック作業性の向上を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施に必要な装置の一例を示す側面図
、第２図は同平面図、第３図は移載手段における段ばら
し部の概略正面図、第４図は移載手段における移載部の
概略正面図、第５図は段ばらし状態を示す正面図、第６
図は第２昇降手段に最初の実箱が移載された状態を示す
概略側面図、第７図は従来例の概略側面図である。 ｌ・・・ストック装置本体、ＩＡ、ＩＢ・・・多階層（
２階層）、ｌＡ・・・多階層のうちの送り出し階層、２
・・・第１昇降手段、３・・・移載手段、４・・・物品
収納　８ 台、５・・・第２昇降手段、７・・・物品収納用空箱（
空箱群）、８・・・物品の収納された実箱（実箱群）、
１０Ａ、ＩＯＢ・・・搬送手段、Ｚｌ−２４・・・複数
のゾーン。 ■ 特開平３ ２８８７２７　（８） 区 ■ 和

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）任意の同じ整数で少なくとも水平一軸方向に分割
   して複数のゾーンが形成された多階層を有し、各階層の
   それぞれに前記ゾーンの形成ピッチに相当する移動量で
   少なくとも水平一軸方向に間欠移動可能な搬送手段を設
   けたストック装置本体が配置され、このストック装置本
   体の水平一軸方向一端側に配設されて前記各階層から選
   択された任意の階層の一端側に対応して位置決め可能な
   第１昇降手段に物品収納用空箱を搬入し、搬入された空
   箱を第１昇降手段により多階層の中から選択された送り
   出し階層の一端側に対応させたのち、前記空箱を送り出
   し階層に移載する作動を反復するとともに、送り出し階
   層に移載された空箱を送り出し階層の搬送手段により一
   端側から他端側に向けて順次間欠移動させ、他端側に到
   達した空箱を移載手段により送り出し階層の一軸方向他
   端側に対応して配置された物品収納台に移載して物品を
   収納したのち、物品の収納された実箱を前記移載手段に
   より物品収納台とストック装置本体との間に配設されて
   前記各階層から選択された任意の階層の他端側に対応し
   て位置決め可能な第２昇降手段に順次移載し、該第２昇
   降手段により実箱を多階層の中から選択された送り出し
   階層以外の１つの階層の一端側に対応させ、しかるのち
   前記１つの階層に前記実箱を移載する作動を反復し、か
   つ前記１つの階層に移載された実箱を該１つの階層の搬
   送手段により他端側から一端側に向けて順次間欠移動さ
   せ、一端側に到達した実箱を第１昇降手段に順次移載し
   、第１昇降手段に移載された実箱を第１昇降手段から搬
   出する作動と、多階層の中から選択された前記１つの階
   層以外の階層の中から選択された空き階層の一端側に対
   応させて該空き階層に順次移載してストックさせる作動
   のいずれかを選択して行なうことを特徴とする物品のス
   トックおよび搬入搬出方法。