JPH0812011A - 倉庫における保管棚への搬送装置 - Google Patents
倉庫における保管棚への搬送装置Info
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- JPH0812011A JPH0812011A JP16996194A JP16996194A JPH0812011A JP H0812011 A JPH0812011 A JP H0812011A JP 16996194 A JP16996194 A JP 16996194A JP 16996194 A JP16996194 A JP 16996194A JP H0812011 A JPH0812011 A JP H0812011A
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- storage
- shelves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 仮保管により物品の整理を図ると共に、保管
棚への搬送を効率的に行なえる搬送装置を開発する。 【構成】 本発明は、保管倉庫において、フロア−2又
は床部材3に臨んで、XY軸方向に座標の定められた桝
目に棚枠24を形成し、その棚枠の一部にコンベヤ26
が付設されバケットの出し入れ可能な窓口25を形成し
た留置棚20を配設する。該留置棚20に並行して、X
Y軸方向に座標の定められた桝目に棚枠34を形成した
副留置棚を配設する。そして、該留置棚20と副留置棚
30との間に、(a)入荷した物品を留置棚に搬送しそ
の位置を記憶する機能と、(b)仮保管された位置と保
管棚に対応した窓口の位置とを結んで搬送する機能と、
(c)留置棚の窓口の位置を記憶し出庫する機能とを備
えた、コンピュ−タ−と連動してXY軸方向に移動自在
な搬送台45を備えた昇降機40を隣設して構成され
る。
棚への搬送を効率的に行なえる搬送装置を開発する。 【構成】 本発明は、保管倉庫において、フロア−2又
は床部材3に臨んで、XY軸方向に座標の定められた桝
目に棚枠24を形成し、その棚枠の一部にコンベヤ26
が付設されバケットの出し入れ可能な窓口25を形成し
た留置棚20を配設する。該留置棚20に並行して、X
Y軸方向に座標の定められた桝目に棚枠34を形成した
副留置棚を配設する。そして、該留置棚20と副留置棚
30との間に、(a)入荷した物品を留置棚に搬送しそ
の位置を記憶する機能と、(b)仮保管された位置と保
管棚に対応した窓口の位置とを結んで搬送する機能と、
(c)留置棚の窓口の位置を記憶し出庫する機能とを備
えた、コンピュ−タ−と連動してXY軸方向に移動自在
な搬送台45を備えた昇降機40を隣設して構成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車部品、工
作機械部品、電化製品部品等の部品類を倉庫に出し入れ
する為の物品搬送装置に関し、更に詳細には、朝夕に集
中する倉庫への入出庫を一旦留置棚に仮保管すると共に
その後にXY軸方向に移動自在な搬送機を用いて効率的
に搬送できる保管棚への搬送装置に関する。
作機械部品、電化製品部品等の部品類を倉庫に出し入れ
する為の物品搬送装置に関し、更に詳細には、朝夕に集
中する倉庫への入出庫を一旦留置棚に仮保管すると共に
その後にXY軸方向に移動自在な搬送機を用いて効率的
に搬送できる保管棚への搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車製造工場における部
品倉庫は、(a)2階,3階にフロア−を重ね、そこに
部品保管用の棚を載置するか、又は、(b)下層棚に上
層棚を重ねた積層棚を形成するか、或いは、(a)と
(b)を組合わせたタイプ等があるが、いずれもフロア
−間又は上下の棚の間には、部品を搬送する為のクレ−
ン機が備えられている。しかし、このクレ−ン機は、単
に上下の昇降を繰返す単純なものでしかなかったので、
作業効率が非常に悪かった。従って、朝夕等に入出庫が
集中する傾向が強い自動車製造工場等では、上記効率の
悪い昇降機では、それを円滑に仕分け処理するのが困難
で、一旦入荷した部品を載置したパレットをそのまま地
面に直置きし、その後作業者がホ−クリフト等で棚及び
フロア−の出入口まで運び込むという極めて原始的な方
法を採らざるを得なかった。
品倉庫は、(a)2階,3階にフロア−を重ね、そこに
部品保管用の棚を載置するか、又は、(b)下層棚に上
層棚を重ねた積層棚を形成するか、或いは、(a)と
(b)を組合わせたタイプ等があるが、いずれもフロア
−間又は上下の棚の間には、部品を搬送する為のクレ−
ン機が備えられている。しかし、このクレ−ン機は、単
に上下の昇降を繰返す単純なものでしかなかったので、
作業効率が非常に悪かった。従って、朝夕等に入出庫が
集中する傾向が強い自動車製造工場等では、上記効率の
悪い昇降機では、それを円滑に仕分け処理するのが困難
で、一旦入荷した部品を載置したパレットをそのまま地
面に直置きし、その後作業者がホ−クリフト等で棚及び
フロア−の出入口まで運び込むという極めて原始的な方
法を採らざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その結果、入庫整理に
あたっては、当初は周囲の地面に載置された荷が山積み
され、不体裁であると共に品質管理上問題が多く、又、
単に昇り降りするだけのクレ−ン機は、効率が極めて低
く、部品を搬送するだけでも長時間と多数の人員を要す
るという欠点を有していた。本発明は、かかる問題に対
し、地面に載置された物品の整理を図ると共に、搬送を
効率的に行なえる保管棚への搬送装置を開発しようとす
るものである。
あたっては、当初は周囲の地面に載置された荷が山積み
され、不体裁であると共に品質管理上問題が多く、又、
単に昇り降りするだけのクレ−ン機は、効率が極めて低
く、部品を搬送するだけでも長時間と多数の人員を要す
るという欠点を有していた。本発明は、かかる問題に対
し、地面に載置された物品の整理を図ると共に、搬送を
効率的に行なえる保管棚への搬送装置を開発しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明倉庫における保管
棚への搬送装置は、2階以上の階層又は上下に棚を積ね
た積層棚を有する物品の保管倉庫において、そのフロア
−又は床部材の端部に臨んで、XY軸方向に座標の定め
られた桝目に棚枠を形成し、その棚枠の一部にコンベヤ
が付設されバケットの出し入れ可能な窓口を形成した入
荷物品を仮保管する為の留置棚を配設すると共に、該留
置棚に並行して、XY軸方向に座標の定められた桝目に
棚枠を形成した入荷物品を仮保管する為の副留置棚を配
設し、該留置棚と副留置棚との間に、(a)入荷した物
品を搭載したバケットを留置棚の所定位置に搬送すると
共にそのXY軸座標の位置を記憶する機能と、(b)仮
保管されたバケットの位置と、それが入庫されるべき保
管棚に対応した窓口の位置とを把握し、両者を結んで搬
送する機能と、(c)保管された物品の棚に対応した留
置棚の窓口の位置を記憶し、それをステ−ションまで搬
送して出庫する機能とを備えた、コンピュ−タ−と連動
してXY軸方向に移動自在な搬送台を備えた昇降機を隣
設したことを特徴として構成される。
棚への搬送装置は、2階以上の階層又は上下に棚を積ね
た積層棚を有する物品の保管倉庫において、そのフロア
−又は床部材の端部に臨んで、XY軸方向に座標の定め
られた桝目に棚枠を形成し、その棚枠の一部にコンベヤ
が付設されバケットの出し入れ可能な窓口を形成した入
荷物品を仮保管する為の留置棚を配設すると共に、該留
置棚に並行して、XY軸方向に座標の定められた桝目に
棚枠を形成した入荷物品を仮保管する為の副留置棚を配
設し、該留置棚と副留置棚との間に、(a)入荷した物
品を搭載したバケットを留置棚の所定位置に搬送すると
共にそのXY軸座標の位置を記憶する機能と、(b)仮
保管されたバケットの位置と、それが入庫されるべき保
管棚に対応した窓口の位置とを把握し、両者を結んで搬
送する機能と、(c)保管された物品の棚に対応した留
置棚の窓口の位置を記憶し、それをステ−ションまで搬
送して出庫する機能とを備えた、コンピュ−タ−と連動
してXY軸方向に移動自在な搬送台を備えた昇降機を隣
設したことを特徴として構成される。
【0005】又、第二の発明は、フロア−又は床部材の
端部に臨んで、XY軸方向に座標の定められた桝目に棚
枠を形成し、その棚枠の一部にコンベヤが付設されバケ
ットの出し入れ可能な窓口を形成した入荷物品を仮保管
する為の留置棚を左右二列に配設され、それ以外は上記
発明と同様に構成される。
端部に臨んで、XY軸方向に座標の定められた桝目に棚
枠を形成し、その棚枠の一部にコンベヤが付設されバケ
ットの出し入れ可能な窓口を形成した入荷物品を仮保管
する為の留置棚を左右二列に配設され、それ以外は上記
発明と同様に構成される。
【0006】
【作用】工場に物品が入荷すると、その物品を搭載した
バケットを昇降機の搬送台に載置し、コンピュ−タ−で
留置棚及び副留置棚のうちの空席となっている棚枠を指
令し、昇降機がレ−ルに沿ってX軸方向に走行し、又、
支柱内のコンベヤが回動して搬送台をY軸方向に昇降動
させ、所定の棚枠に一時的に仮保管することができる。
バケットを昇降機の搬送台に載置し、コンピュ−タ−で
留置棚及び副留置棚のうちの空席となっている棚枠を指
令し、昇降機がレ−ルに沿ってX軸方向に走行し、又、
支柱内のコンベヤが回動して搬送台をY軸方向に昇降動
させ、所定の棚枠に一時的に仮保管することができる。
【0007】その仮保管されたバケットに収納された物
品の種類と位置をコンピュ−タ−で割出し、一方、それ
が本来入庫されるべき保管棚に最も近い留置棚の窓口と
を割出し、コンピュ−タ−の指令で両者の最短距離を結
んで昇降機の搬送台を移動させ、次いで、窓口に敷設さ
れたコンベヤが駆動し、バケットを窓口から繰り出し、
それを作業者が台車等に載せて保管棚の所定位置に収納
させて効率的に入庫作業を遂行する。
品の種類と位置をコンピュ−タ−で割出し、一方、それ
が本来入庫されるべき保管棚に最も近い留置棚の窓口と
を割出し、コンピュ−タ−の指令で両者の最短距離を結
んで昇降機の搬送台を移動させ、次いで、窓口に敷設さ
れたコンベヤが駆動し、バケットを窓口から繰り出し、
それを作業者が台車等に載せて保管棚の所定位置に収納
させて効率的に入庫作業を遂行する。
【0008】必要物品を出庫する場合には、保管棚から
その物品の収納されたバケットを取り出して、最短の窓
口から昇降機のステ−ションまで搬送台を移動指令し、
ステ−ションまで直線的にバケットを移動して、迅速な
出庫作業を行なう。
その物品の収納されたバケットを取り出して、最短の窓
口から昇降機のステ−ションまで搬送台を移動指令し、
ステ−ションまで直線的にバケットを移動して、迅速な
出庫作業を行なう。
【0009】留置棚が左右二列に配列された第二の発明
は、保管棚が左右に分れて配設されている倉庫にも対応
できる。
は、保管棚が左右に分れて配設されている倉庫にも対応
できる。
【0010】
【実施例】本発明装置は、大略、物品の保管すべき物品
を載置する保管棚10を有する倉庫1と、入荷した物品
を一時的に仮保管すると共に階上の保管棚へ搬入及び搬
出する窓口を有する留置棚20と、仮保管する為の棚枠
を増設する副留置棚30と、その留置棚20と副留置棚
30との間にあって、入出庫及び昇降を司る昇降機40
とから成る。
を載置する保管棚10を有する倉庫1と、入荷した物品
を一時的に仮保管すると共に階上の保管棚へ搬入及び搬
出する窓口を有する留置棚20と、仮保管する為の棚枠
を増設する副留置棚30と、その留置棚20と副留置棚
30との間にあって、入出庫及び昇降を司る昇降機40
とから成る。
【0011】先ず、本発明装置が対象とするのは、上述
の通り、保管棚10を有する倉庫1で、その態様は、2
階,3階と階段分けされたフロア−2を有し、その階毎
に保管棚10を有する倉庫や、そのフロア−に下層棚と
上層棚との間に床部材3を配設して棚を積み重ねた積層
棚で保管棚10を形成する倉庫等が対象となる。図1
は、2階建の倉庫で、そのフロア−2上に下層棚と上層
棚を二段に重ねた積層棚を配した倉庫を例示した。
の通り、保管棚10を有する倉庫1で、その態様は、2
階,3階と階段分けされたフロア−2を有し、その階毎
に保管棚10を有する倉庫や、そのフロア−に下層棚と
上層棚との間に床部材3を配設して棚を積み重ねた積層
棚で保管棚10を形成する倉庫等が対象となる。図1
は、2階建の倉庫で、そのフロア−2上に下層棚と上層
棚を二段に重ねた積層棚を配した倉庫を例示した。
【0012】そして、該保管棚10を有するフロア−2
及び床部材3の端部に臨んで入荷物品を仮保管する為の
留置棚20を配設し、該留置棚20は、図2に示す如
く、地面横方向をX軸、上下方向をY軸とに座標付けし
た場合、そのX軸の位置とY軸の位置とが認識できるよ
うな桝目に棚柱21、棚梁22及び棚板23とで棚枠2
4を形成する。その棚枠24の大きさは、位置の認識の
見地からは均等割が望ましいが、搬入すべきバケットM
の寸法が異なっても位置の認識が可能な態様であれば良
い。例えば、棚枠24大きさを500(横)×800
(縦)×600mm(奥行)とし、それをX軸方向に1
0列、Y軸方向に19段程度に形成する。又、ここでバ
ケットとは、部品を収納する容器を指称し、ケ−ス体の
みならずパレット体も含む。
及び床部材3の端部に臨んで入荷物品を仮保管する為の
留置棚20を配設し、該留置棚20は、図2に示す如
く、地面横方向をX軸、上下方向をY軸とに座標付けし
た場合、そのX軸の位置とY軸の位置とが認識できるよ
うな桝目に棚柱21、棚梁22及び棚板23とで棚枠2
4を形成する。その棚枠24の大きさは、位置の認識の
見地からは均等割が望ましいが、搬入すべきバケットM
の寸法が異なっても位置の認識が可能な態様であれば良
い。例えば、棚枠24大きさを500(横)×800
(縦)×600mm(奥行)とし、それをX軸方向に1
0列、Y軸方向に19段程度に形成する。又、ここでバ
ケットとは、部品を収納する容器を指称し、ケ−ス体の
みならずパレット体も含む。
【0013】そして、該留置棚20には、保管棚10の
配列に合せてバケットMの出し入れ可能な窓口25を形
成し、該窓口25には搬送用のコンベヤ26を付設す
る。即ち、バケットMを保管棚10に運ぶに適した位置
を選定して棚枠24の一桝ないし二桝を空桝とし、後述
の昇降機40からバケットMを出し入れする窓口25に
形成する。そして、該窓口25の底部に、バケットMを
引出し易いよう窓口25の下にロ−ルコンベヤ、ベルト
コンベヤ等のコンベヤ26を敷設し、望ましくはバケッ
トMの搬送と連動させてコンベヤを駆動させて、搬送さ
れたバケットMが自動的に窓口25から繰り出されるよ
うに形成する。又、フロア−2又は床部材3にも、該コ
ンベヤ26に連接させてコンベヤ2a,3aを付設す
る。
配列に合せてバケットMの出し入れ可能な窓口25を形
成し、該窓口25には搬送用のコンベヤ26を付設す
る。即ち、バケットMを保管棚10に運ぶに適した位置
を選定して棚枠24の一桝ないし二桝を空桝とし、後述
の昇降機40からバケットMを出し入れする窓口25に
形成する。そして、該窓口25の底部に、バケットMを
引出し易いよう窓口25の下にロ−ルコンベヤ、ベルト
コンベヤ等のコンベヤ26を敷設し、望ましくはバケッ
トMの搬送と連動させてコンベヤを駆動させて、搬送さ
れたバケットMが自動的に窓口25から繰り出されるよ
うに形成する。又、フロア−2又は床部材3にも、該コ
ンベヤ26に連接させてコンベヤ2a,3aを付設す
る。
【0014】更に、該留置棚20に並行させて、XY軸
方向に座標の定められた桝目に棚枠を形成した入荷物品
を仮保管する為の副留置棚30を配設し、該副留置棚3
0は、留置棚20と同様、地面横方向をX軸、上下方向
をY軸に座標付けした場合、そのX軸とY軸の位置とが
認識できるような桝目に棚柱31,棚梁32及び棚板3
3とで棚枠34を形成する。該副留置棚30は、仮保管
すべきバケットMの数が多く、留置棚20だけでは棚枠
の数が不足する場合に配設するもので、バケットMを出
し入れすることはないので、窓口を設ける必要はない。
方向に座標の定められた桝目に棚枠を形成した入荷物品
を仮保管する為の副留置棚30を配設し、該副留置棚3
0は、留置棚20と同様、地面横方向をX軸、上下方向
をY軸に座標付けした場合、そのX軸とY軸の位置とが
認識できるような桝目に棚柱31,棚梁32及び棚板3
3とで棚枠34を形成する。該副留置棚30は、仮保管
すべきバケットMの数が多く、留置棚20だけでは棚枠
の数が不足する場合に配設するもので、バケットMを出
し入れすることはないので、窓口を設ける必要はない。
【0015】該留置棚20と副留置棚30との間にあっ
て、コンピュ−タ−と連動してXY軸方向に移動可能な
昇降機40を配設し、該昇降機40には、先ず、入荷し
た物品を積載したバケットMを留置棚20の空枠となっ
ている所定の棚枠に搬送すると共にそのXY軸の座標位
置を記憶する機能を備える。又、その留置棚20に仮保
管されたバケットMの座標位置と、そのバケットMに搭
載された物品が入庫されるべき保管棚10に最も近い窓
口25の位置とをコンピュ−タ−にて把握し、両者を結
んで搬送する機能を備える。更に、保管された物品の保
管棚に最も近い留置棚20の窓口25の位置を記憶し、
それを後述の昇降機40のステ−ション46まで搬送し
て出庫する機能とを装備させる。
て、コンピュ−タ−と連動してXY軸方向に移動可能な
昇降機40を配設し、該昇降機40には、先ず、入荷し
た物品を積載したバケットMを留置棚20の空枠となっ
ている所定の棚枠に搬送すると共にそのXY軸の座標位
置を記憶する機能を備える。又、その留置棚20に仮保
管されたバケットMの座標位置と、そのバケットMに搭
載された物品が入庫されるべき保管棚10に最も近い窓
口25の位置とをコンピュ−タ−にて把握し、両者を結
んで搬送する機能を備える。更に、保管された物品の保
管棚に最も近い留置棚20の窓口25の位置を記憶し、
それを後述の昇降機40のステ−ション46まで搬送し
て出庫する機能とを装備させる。
【0016】又、その昇降機40は、留置棚20及び副
留置棚30に平行させて上下に二本のレ−ル41a,4
1bを配設し、該レ−ル41a,41b間に支柱42を
立設し、該支柱42にレ−ル41a,41bに沿って走
行する車輪43a,43bを付設して支柱42がレ−ル
41a,41bに沿ってX軸方向に移動自在とする。そ
して該支柱42の内部に昇降自在なチェ−ン、ワイヤ−
等の吊紐44を配設し、該吊紐44にバケットMを載置
可能な搬送台45を係着し、吊紐44の上下動で搬送台
45を昇降自在に配設する。該搬送台45は、単なるテ
−ブルでも良いが、バケットMの繰り出しを自動化する
上ではコンベヤ45a又はスライドテ−ブル(図示省
略)等の移送手段を付設するのが望ましい。
留置棚30に平行させて上下に二本のレ−ル41a,4
1bを配設し、該レ−ル41a,41b間に支柱42を
立設し、該支柱42にレ−ル41a,41bに沿って走
行する車輪43a,43bを付設して支柱42がレ−ル
41a,41bに沿ってX軸方向に移動自在とする。そ
して該支柱42の内部に昇降自在なチェ−ン、ワイヤ−
等の吊紐44を配設し、該吊紐44にバケットMを載置
可能な搬送台45を係着し、吊紐44の上下動で搬送台
45を昇降自在に配設する。該搬送台45は、単なるテ
−ブルでも良いが、バケットMの繰り出しを自動化する
上ではコンベヤ45a又はスライドテ−ブル(図示省
略)等の移送手段を付設するのが望ましい。
【0017】更に、本発明装置は、保管棚10が左右に
分れる場合には、図3に示す如く、該左右の保管棚1
0,10に臨んで留置棚20を左右二列に配設し、該留
置棚20の夫々に窓口25を形成すると共に、留置棚2
0,20間に昇降機40を介設する態様としても良い。
分れる場合には、図3に示す如く、該左右の保管棚1
0,10に臨んで留置棚20を左右二列に配設し、該留
置棚20の夫々に窓口25を形成すると共に、留置棚2
0,20間に昇降機40を介設する態様としても良い。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。先ず、
工場に物品が入荷すると、それは朝夕に集中する傾向に
あるが、物品を搭載したバケットMを本発明装置の昇降
機40のステ−ション46に待機した搬送台45に載置
する。そして、コンピュ−タ−の指令で、留置棚20及
び副留置棚30のうちの空席となっている棚枠24又は
棚枠34を指令する。該コンピュ−タ−には、棚枠の位
置とその棚枠が使用されているか否か、又、使用されて
いる場合にはバケットの番号と搭載物の内容等を記憶さ
せる。
工場に物品が入荷すると、それは朝夕に集中する傾向に
あるが、物品を搭載したバケットMを本発明装置の昇降
機40のステ−ション46に待機した搬送台45に載置
する。そして、コンピュ−タ−の指令で、留置棚20及
び副留置棚30のうちの空席となっている棚枠24又は
棚枠34を指令する。該コンピュ−タ−には、棚枠の位
置とその棚枠が使用されているか否か、又、使用されて
いる場合にはバケットの番号と搭載物の内容等を記憶さ
せる。
【0019】適当な棚枠が指令されると、そのX軸及び
Y軸の座標位置が指定され、それに従って、昇降機40
が作動し、支柱42がレ−ル41a,41bに沿ってX
軸方向に走行し、又、支柱42内の吊紐44が回動して
搬送台45をY軸方向に昇降動させ、所定の位置に到達
する。このとき、座標位置が決定されると、搬送台45
は所定の棚枠に向って斜に直線的に移動し、搬送に要す
る時間は極めて短時間で済む。
Y軸の座標位置が指定され、それに従って、昇降機40
が作動し、支柱42がレ−ル41a,41bに沿ってX
軸方向に走行し、又、支柱42内の吊紐44が回動して
搬送台45をY軸方向に昇降動させ、所定の位置に到達
する。このとき、座標位置が決定されると、搬送台45
は所定の棚枠に向って斜に直線的に移動し、搬送に要す
る時間は極めて短時間で済む。
【0020】そして、搬送台45からバケットMを当該
棚枠に繰り出し、棚板23又は棚板33上に載置し、そ
の載置した棚枠の座標位置及びそのバケット番号等をコ
ンピュ−タ−に記憶させる。すると、昇降機40は、直
ちにステ−ション46にとって返し、同様の搬送作業を
繰返し、入荷した物品を全て留置棚20及び副留置棚3
0に載置する。即ち、これが仮保管作業で、従来地面上
等に放置して置いた入庫待ちのバケットMを、一旦留置
棚20及び副留置棚30に全て載置して保管を万全にす
る。
棚枠に繰り出し、棚板23又は棚板33上に載置し、そ
の載置した棚枠の座標位置及びそのバケット番号等をコ
ンピュ−タ−に記憶させる。すると、昇降機40は、直
ちにステ−ション46にとって返し、同様の搬送作業を
繰返し、入荷した物品を全て留置棚20及び副留置棚3
0に載置する。即ち、これが仮保管作業で、従来地面上
等に放置して置いた入庫待ちのバケットMを、一旦留置
棚20及び副留置棚30に全て載置して保管を万全にす
る。
【0021】次いで、当該留置棚20及び副留置棚30
への仮保管作業を終了したら、その仮保管されたバケッ
トMに収納された物品の種類と位置をコンピュ−タ−で
割出し、一方、それが本来入庫されるべき保管棚10に
最も近い留置棚20の窓口25とを割出し、両者を結び
つける。即ち、移送すべき留置棚20又は副留置棚30
の座標位置と、入庫させるべき留置棚20の座標位置と
を対応させ、コンピュ−タ−の指令で両者の最短距離を
結んで昇降機40の搬送台45を移動させる。この結
果、留置棚20又は副留置棚30に仮保管されたバケッ
トMは、本来入庫すべき保管棚10の存置されたところ
に最も近い窓口25に迅速に搬送される。
への仮保管作業を終了したら、その仮保管されたバケッ
トMに収納された物品の種類と位置をコンピュ−タ−で
割出し、一方、それが本来入庫されるべき保管棚10に
最も近い留置棚20の窓口25とを割出し、両者を結び
つける。即ち、移送すべき留置棚20又は副留置棚30
の座標位置と、入庫させるべき留置棚20の座標位置と
を対応させ、コンピュ−タ−の指令で両者の最短距離を
結んで昇降機40の搬送台45を移動させる。この結
果、留置棚20又は副留置棚30に仮保管されたバケッ
トMは、本来入庫すべき保管棚10の存置されたところ
に最も近い窓口25に迅速に搬送される。
【0022】そして、該バケットMが窓口25に搬送さ
れると、搬送台45に付設されたコンベヤ45aと、該
窓口25に敷設されたコンベヤ26及びフロア−2又は
床部材3に付設されたコンベヤ2a又はコンベヤ3aが
連動し、バケットMを窓口25から室内に繰り出し、そ
れを作業者が台車等に載せて保管棚10の所定位置に収
納させて入庫を完了する。このとき、留置棚20及び副
留置棚30と窓口25の座標位置の対応をバケットMの
移動の毎に行なっても良いが、これを当初に一括して入
力しておけば、連続的に移動を行なうことができ、煩わ
しさもない。
れると、搬送台45に付設されたコンベヤ45aと、該
窓口25に敷設されたコンベヤ26及びフロア−2又は
床部材3に付設されたコンベヤ2a又はコンベヤ3aが
連動し、バケットMを窓口25から室内に繰り出し、そ
れを作業者が台車等に載せて保管棚10の所定位置に収
納させて入庫を完了する。このとき、留置棚20及び副
留置棚30と窓口25の座標位置の対応をバケットMの
移動の毎に行なっても良いが、これを当初に一括して入
力しておけば、連続的に移動を行なうことができ、煩わ
しさもない。
【0023】次いで、工場の生産ライン等に合せて、必
要物品を出庫する場合には、保管棚10からその物品の
収納されたバケットMを取り出して、最短の窓口25ま
で台車等で移送し、コンピュ−タ−にて該窓口25から
昇降機40のステ−ション46まで搬送台45を移動す
るよう指令する。すると、上記と同様に所定窓口25の
座標位置を確認して搬送台45が迎えた後、ステ−ショ
ン46まで直線的にバケットMを移動して、これを生産
ラインの現場まで搬送することができる。従って、従来
は出庫で荷が集中する場合に保管棚から一台の昇降機へ
多数のバケットが順番待ちしその昇降機から逐一バケッ
トを下に降ろして搬送するという非効率な作業であった
を、複数の窓口25をコンピュ−タ−に連動した昇降機
40が一直線に結んで効率的に移動し、迅速な対応を可
能にする。
要物品を出庫する場合には、保管棚10からその物品の
収納されたバケットMを取り出して、最短の窓口25ま
で台車等で移送し、コンピュ−タ−にて該窓口25から
昇降機40のステ−ション46まで搬送台45を移動す
るよう指令する。すると、上記と同様に所定窓口25の
座標位置を確認して搬送台45が迎えた後、ステ−ショ
ン46まで直線的にバケットMを移動して、これを生産
ラインの現場まで搬送することができる。従って、従来
は出庫で荷が集中する場合に保管棚から一台の昇降機へ
多数のバケットが順番待ちしその昇降機から逐一バケッ
トを下に降ろして搬送するという非効率な作業であった
を、複数の窓口25をコンピュ−タ−に連動した昇降機
40が一直線に結んで効率的に移動し、迅速な対応を可
能にする。
【0024】更に、図3に示す如く、保管棚10が左右
に分れ、留置棚20を左右二列に配設した場合には、保
管場所が左右に分れるが同様の手順及び原理で入出庫を
行なうことができる。
に分れ、留置棚20を左右二列に配設した場合には、保
管場所が左右に分れるが同様の手順及び原理で入出庫を
行なうことができる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く本発明装置は、従来朝夕に集
中する入出庫の為、地面等に散乱されていたバケットを
一時的に仮保管できる留置棚の設置と、それを効率的に
運用する昇降機とを一つの装置内に備えたので、極めて
秩序だった入出庫が行なえると共に効率化を図ることが
でき、更に、装置化にあたっても、窓口を併設した留置
棚や昇降機等を有機的に組合わせたので簡潔で、経済性
にも合致した極めて有利な発明である。
中する入出庫の為、地面等に散乱されていたバケットを
一時的に仮保管できる留置棚の設置と、それを効率的に
運用する昇降機とを一つの装置内に備えたので、極めて
秩序だった入出庫が行なえると共に効率化を図ることが
でき、更に、装置化にあたっても、窓口を併設した留置
棚や昇降機等を有機的に組合わせたので簡潔で、経済性
にも合致した極めて有利な発明である。
【図1】本発明装置の一部側面図。
【図2】留置棚の一部正面図。
【図3】留置棚を二列対称に設けた態様の一部側面図。
【図4】窓口付近の要部拡大断面図。
1 倉庫 2 フロア− 3 床部材 10 保管棚 20 留置棚 24 棚枠 25 窓口 26 コンベヤ 30 副留置棚 34 棚枠 40 昇降機 45 搬送台 45a コンベヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 2階以上の階層又は上下に棚を積ねた積
層棚を有する物品の保管倉庫において、 そのフロア−又は床部材の端部に臨んで、XY軸方向に
座標の定められた桝目に棚枠を形成し、その棚枠の一部
にコンベヤが付設されバケットの出し入れ可能な窓口を
形成した入荷物品を仮保管する為の留置棚を配設すると
共に、 該留置棚に並行して、XY軸方向に座標の定められた桝
目に棚枠を形成した入荷物品を仮保管する為の副留置棚
を配設し、 該留置棚と副留置棚との間に、(a)入荷した物品を搭
載したバケットを留置棚の所定位置に搬送すると共にそ
のXY軸座標の位置を記憶する機能と、(b)仮保管さ
れたバケットの位置と、それが入庫されるべき保管棚に
対応した窓口の位置とを把握し、両者を結んで搬送する
機能と、(c)保管された物品の棚に対応した留置棚の
窓口の位置を記憶し、それをステ−ションまで搬送して
出庫する機能とを備えた、コンピュ−タ−と連動してX
Y軸方向に移動自在な搬送台を備えた昇降機を隣設した
ことを特徴とする倉庫における保管棚への搬送装置。 - 【請求項2】 2階以上の階層又は上下に棚を積ねた積
層棚を有する物品の保管倉庫において、 そのフロア−又は床部材の端部に臨んで、XY軸方向に
座標の定められた桝目に棚枠を形成し、その棚枠の一部
にコンベヤが付設されバケットの出し入れ可能な窓口を
形成した入荷物品を仮保管する為の留置棚を左右二列に
配設すると共に、 該留置棚と留置棚との間に、(a)入荷した物品を搭載
したバケットを留置棚の所定位置に搬送すると共にその
XY軸座標の位置を記憶する機能と、(b)仮保管され
たバケットの位置と、それが入庫されるべき保管棚に対
応した窓口の位置とを把握し、両者を結んで搬送する機
能と、(c)保管された物品の棚に対応した留置棚の窓
口の位置を記憶し、それをステ−ションまで搬送して出
庫する機能とを備えた、コンピュ−タ−と連動してXY
軸方向に移動自在な搬送台を備えた昇降機を隣設したこ
とを特徴とする倉庫における保管棚への搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16996194A JPH0812011A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 倉庫における保管棚への搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16996194A JPH0812011A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 倉庫における保管棚への搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0812011A true JPH0812011A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15896043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16996194A Pending JPH0812011A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 倉庫における保管棚への搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0812011A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106528A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 階層入出庫式ストッカ装置 |
JP2014043313A (ja) * | 2012-08-25 | 2014-03-13 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | スタッカクレーン |
KR102009862B1 (ko) * | 2019-06-21 | 2019-10-21 | 삼성상사 주식회사 | 자동차부품 보관 창고 시스템 |
JP2019202878A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | ニッスイ・エンジニアリング株式会社 | 物品収納設備 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP16996194A patent/JPH0812011A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106528A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 階層入出庫式ストッカ装置 |
JP2014043313A (ja) * | 2012-08-25 | 2014-03-13 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | スタッカクレーン |
JP2019202878A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | ニッスイ・エンジニアリング株式会社 | 物品収納設備 |
KR102009862B1 (ko) * | 2019-06-21 | 2019-10-21 | 삼성상사 주식회사 | 자동차부품 보관 창고 시스템 |
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