JPH0224191Y2 - - Google Patents

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JPH0224191Y2
JPH0224191Y2 JP15416583U JP15416583U JPH0224191Y2 JP H0224191 Y2 JPH0224191 Y2 JP H0224191Y2 JP 15416583 U JP15416583 U JP 15416583U JP 15416583 U JP15416583 U JP 15416583U JP H0224191 Y2 JPH0224191 Y2 JP H0224191Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は火災報知器、通信機器、電話機等に用
いられる汎用の電磁継電器に関する。
第1図に従来の電磁継電器の構成の一部を示
す。第1図は図示しない接点の開閉を行なうカー
ドを動作させるための電磁石組立部である。巻線
コイル5に電流を流すと、可動接極子2が鉄心1
に吸着され矢印の方向に下がり、可動接極子2の
先端下部に位置付けされたカードの端部を押し下
げる。この電磁石組立部の可動接極子2の鉄心1
への取付けは平衡ばね3を用い、この平衡ばねの
両端部をそれぞれ鉄心1と可動接極子2にスポツ
ト溶接で固定することにより行なわれていた。
したがつて、溶接位置のばらつきによる品質の
不均一性があり、また、電磁石組立工程後、可動
接極子に外力が加わつた場合、溶接剥がれ等の事
故が発生する可能性があつた。さらには溶接工数
がはいるため組立工数が増大するという欠点があ
つた。
本考案の目的は組立のばらつきに左右されず、
外力等によつて容易に破壊されることのない組立
の容易な電磁石組立を持つ電磁継電器を提供する
ことにある。
前記目的を達成するために本考案による電磁継
電器はE形鉄心の中央部の鉄心部分に巻回したコ
イルに電流を流し、前記鉄心に吸着力を発生させ
ることによりカードの先端を押下げ、それによつ
て負荷組立部内の可動ばね接点と固定ばね接点間
の開閉を行なう電磁継電器において、先端部に溝
を有する接極子ばね部分とこの接触子ばね部分下
端に接続する板状スプールよりなる接触子ばねス
プールが弾性のある合成樹脂で一体成形され、前
記溝に接極子が嵌合させられ、前記板状スプール
が前記巻線コイルと巻線コイルが巻回された中央
部の鉄心間に差込まれることにより、前記E形鉄
心に前記接極子ばねスプールが取付けられ、接極
子ばね部分と前記板状スプールとの接続部分が折
曲げられることにより前記接極子は前記カードに
対向させられ、前記巻線コイルに電流を流したと
き前記接極子を前記鉄心に吸着させ前記カードの
先端を押下げるように構成してある。
前記構成によれば本考案の目的は完全に達成で
きる。
以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説
明する。第2図aは本考案による電磁継電器の断
面図である。電磁継電器は電磁石組立部、負荷組
立部およびこれら組立部を収納する底板12、外
箱11より構成されている。電磁石組立部は中央
部の鉄心部にコイル5が巻回されたE形鉄心1
と、その先端部に接触子6が取付けられ、弾性を
持つ合成樹脂によつて成形された接極子ばねスプ
ール7とから構成されている。負荷組立部は先端
に接点9a,9bを有する可動接点ばね9と、先
端に接点8a,8bを有する固定接点ばね8と、
ばね13により復元力が与えられ、固定接点と可
動接点間の開閉を行なうカード10とから構成さ
れている。電磁石組立部の鉄心1はネジ14によ
つて負荷組立部の上部に固定され、カード10の
先端10aが接極子6に押されるような位置関係
となる。
コイル5に電流が流れると、鉄心1に電磁力が
発生し、接極子6が吸引され、接極子6の先端部
によつてカード10が押される。第2図aはカー
ド10の10b部分によつて上部可動接点ばね9
の接点9bと固定接点ばね8の接点8bとが開離
させられ、接点9aと接点8aとが接触した状態
を示している。この状態でカード10が押し下げ
られると10b部分も下降するため、接点9bと
接点8bとが接触、次いで接点9aと接点8aと
が、開離状態となる。コイル電流を断にすると接
触子ばねスプール7が復元するため押し下げられ
ていたカード10もばね13の復元力により上方
に押上げられて、接点ばねは再び第2図aの状態
に復帰する。
第2図bは第2図aの電磁石組立部の詳細を示
す分解的斜視図、接極子ばねスプール7は口形状
の接極子ばね7c部分とその下部に接続された板
状スプール7b部分とからなり、弾性力のある合
成樹脂により一体に成形されている。接極子ばね
7c部分には溝7aが設けられ、この溝7aに接
極子6が嵌合させられる。第2図cに示すように
板状スプール7b部分は中央部の鉄心1aと、そ
の鉄心1aに巻回されたコイルとの間に挿入され
て接極子ばねスプール7が鉄心1に取付けられ
る。負荷組立部へ固定され、電磁継電器が組立て
られる際には第2図aに示すように挿入されたス
プール部分の接続部分7dから折曲げられ、接極
子6とカード10の先端10aが対向する。第3
図は接極子6の嵌合構造を説明するための図であ
る。第3図aの電磁石組立部A−A断面が第3図
bである。接極子6はその断面形状が台形をして
おり、また接極子ばね部分の溝7aの断面形状も
台形であるので、接極子6の底辺側を溝7aに向
けて押し込むと第3図bのように嵌合し、くさび
効果によつて容易には抜けない構造となつてい
る。
以上、詳しく説明したように本考案はその電磁
石組立部の接極子ばね部分と板状スプール部分を
弾性のある合成樹脂で一体化成形し、接極子ばね
に溝を設けて、その部分に接極子を嵌合させ、鉄
心には巻線コイルと中央鉄心間に板状スプール部
分を挿入することにより接極子ばねスプールを取
付ける構造であるので組立の簡略化が図れる。ま
た、接極子ばねスプールが一体成形部品であるの
で組立性の均一性が保たれ、組立不良を極力抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁継電器の電磁石組立部の構
成を説明するための分解的斜視図、第2図aは本
考案による電磁継電器の断面図、第2図bは第2
図aの電磁石組立部の分解的斜視図、第2図cは
接極子ばねスプールの取付を説明するための斜視
図、第3図aは電磁石組立部の正面図、第3図b
は第3図aのA−A′断面図である。 1……E形鉄心、2……可動接極子、3……平
衡ばね、4……スポツト溶接、5……巻線コイ
ル、6……接極子、7……接極子ばねスプール、
7a……溝、7b……板状スプール、7c……接
極子ばね、7d……接続部分、8……固定接点ば
ね、9……可動接点ばね、10……カード、11
……外箱、12……底板、13……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. E形鉄心の中央部の鉄心部分に巻回したコイル
    に電流を流し、前記鉄心に吸着力を発生させるこ
    とによりカードの先端を押下げ、それによつて負
    荷組立部内の可動ばね接点と固定ばね接点間の開
    閉を行なう電磁継電器において、先端部に溝を有
    する接極子ばね部分とこの接触子ばね部分下端に
    接続する板状スプールよりなる接極子ばねスプー
    ルが弾性のある合成樹脂で一体成形され、前記溝
    に接極子が嵌合させられ、前記板状スプールが前
    記巻線コイルと巻線コイルが巻回された中央部の
    鉄心間に差込まれることにより、前記E形鉄心に
    前記接触子ばねスプールが取付けられ、接極子ば
    ね部分と前記板状スプールとの接続部分が折曲げ
    られることにより前記接極子は前記カードに対向
    させられ、前記巻線コイルに電流を流したとき前
    記接極子を前記鉄心に吸着させ前記カードの先端
    を押下げるように構成したことを特徴とする電磁
    継電器。
JP15416583U 1983-10-04 1983-10-04 電磁継電器 Granted JPS6060851U (ja)

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JP15416583U JPS6060851U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 電磁継電器

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JP15416583U JPS6060851U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 電磁継電器

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Publication Number Publication Date
JPS6060851U JPS6060851U (ja) 1985-04-27
JPH0224191Y2 true JPH0224191Y2 (ja) 1990-07-03

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JPS6060851U (ja) 1985-04-27

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