JPH0224071Y2 - - Google Patents
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- JPH0224071Y2 JPH0224071Y2 JP7937885U JP7937885U JPH0224071Y2 JP H0224071 Y2 JPH0224071 Y2 JP H0224071Y2 JP 7937885 U JP7937885 U JP 7937885U JP 7937885 U JP7937885 U JP 7937885U JP H0224071 Y2 JPH0224071 Y2 JP H0224071Y2
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- Japan
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- evaporator
- solenoid valve
- refrigerant
- valve
- valves
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 27
- 238000007710 freezing Methods 0.000 claims description 6
- 230000008014 freezing Effects 0.000 claims description 6
- 238000010257 thawing Methods 0.000 description 13
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 9
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Defrosting Systems (AREA)
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は別々に冷却又は除霜運転可能な2系統
の蒸発器を有する冷凍・冷蔵シヨーケースに関
る。
の蒸発器を有する冷凍・冷蔵シヨーケースに関
る。
(従来の技術)
従来のこの種のシヨーケースの構造を第3図に
示す。同図において、1はシヨーケース本体であ
り、その上面、背面、底面及び側面には断熱パネ
ル10が配置され、それぞれ上壁部10a、背壁
部10b、底壁部10c及び側壁部10dを形成
している。上壁部10a、背壁部10b、底壁部
10cに沿つて風通路11を形成するため、庫内
には内箱12が設けられている。更に、上壁部1
0a及び底壁部10cの風通路11は上下2層に
分かれている。なお、図示していないが、風通路
11は背壁部10bにおいて、幅方向に3分割さ
れている。更に、後述する蒸発器及びダンパは3
分割された風通路の中央に配置される(例えば、
実公昭55−10853号)。
示す。同図において、1はシヨーケース本体であ
り、その上面、背面、底面及び側面には断熱パネ
ル10が配置され、それぞれ上壁部10a、背壁
部10b、底壁部10c及び側壁部10dを形成
している。上壁部10a、背壁部10b、底壁部
10cに沿つて風通路11を形成するため、庫内
には内箱12が設けられている。更に、上壁部1
0a及び底壁部10cの風通路11は上下2層に
分かれている。なお、図示していないが、風通路
11は背壁部10bにおいて、幅方向に3分割さ
れている。更に、後述する蒸発器及びダンパは3
分割された風通路の中央に配置される(例えば、
実公昭55−10853号)。
シヨーケース本体1の前面開口部には吹出口1
4、吸入口15が設けられ、一点鎖線で図示され
るように、冷却されていない風16aが送風機
(図示せず)によつて、吹出口14から吸入口1
5、底壁部10cの下側の風通路11、背壁部1
0bの両側に設けられている風通路(図示せず)
及び上壁部10aの上側の風通路11を通つて循
環している。この冷却されていない風16aの内
側には蒸発器22,23の熱交換によつて冷却さ
れた風16bが、送風機17によつて、実線で示
すように、吹出口14、吸入口15、底壁部10
cの上側の風通路11、背壁部10bの中央に設
けられている風通路13及び上壁部10aの下側
の風通路11を通つて循環している。而して、こ
の2通りの風によつてエアカーテン16が形成さ
れている。また、庫内には図示のように棚板1
8、網板19が設けられて商品を陳列するように
なつている。
4、吸入口15が設けられ、一点鎖線で図示され
るように、冷却されていない風16aが送風機
(図示せず)によつて、吹出口14から吸入口1
5、底壁部10cの下側の風通路11、背壁部1
0bの両側に設けられている風通路(図示せず)
及び上壁部10aの上側の風通路11を通つて循
環している。この冷却されていない風16aの内
側には蒸発器22,23の熱交換によつて冷却さ
れた風16bが、送風機17によつて、実線で示
すように、吹出口14、吸入口15、底壁部10
cの上側の風通路11、背壁部10bの中央に設
けられている風通路13及び上壁部10aの下側
の風通路11を通つて循環している。而して、こ
の2通りの風によつてエアカーテン16が形成さ
れている。また、庫内には図示のように棚板1
8、網板19が設けられて商品を陳列するように
なつている。
上述した背壁部10bの中央に設けられている
風通路13は、仕切板20を背壁部10bと内箱
12との間に平行に設けることによつて、シヨー
ケース本体1の前後方向に2層に分割されて、第
1の風通路20a、第2の風通路20bを形成し
ている。この仕切板20は中心部によつて折曲げ
られて、中心部より下方では第1の風通路20a
を狭くし、中心部より上方では第2の風通路20
bを狭くするように段差を形成している。
風通路13は、仕切板20を背壁部10bと内箱
12との間に平行に設けることによつて、シヨー
ケース本体1の前後方向に2層に分割されて、第
1の風通路20a、第2の風通路20bを形成し
ている。この仕切板20は中心部によつて折曲げ
られて、中心部より下方では第1の風通路20a
を狭くし、中心部より上方では第2の風通路20
bを狭くするように段差を形成している。
第1の風通路20aの上方には図示のように仕
切板20と、内箱12に設けられている取付板2
1との間に第1の蒸発器22が冷媒の入側22a
を上に向け、その出側22bを下に向けて配置、
固定されている。また、第2の風通路20bの下
方には、仕切板20と背壁部10bとの間に第2
の蒸発器23が冷媒の入側23aを上に向け、そ
の出側23bを下に向けて配置、固定されてい
る。
切板20と、内箱12に設けられている取付板2
1との間に第1の蒸発器22が冷媒の入側22a
を上に向け、その出側22bを下に向けて配置、
固定されている。また、第2の風通路20bの下
方には、仕切板20と背壁部10bとの間に第2
の蒸発器23が冷媒の入側23aを上に向け、そ
の出側23bを下に向けて配置、固定されてい
る。
更に、仕切板20の上端には第1の風通路20
a及び第2の風通路20bを開閉制御するダンパ
24cを収納したダンパユニツト24が取付けら
れ、このダンパユニツト24の上方には、風を図
中、実線矢印で示すように循環させるための送風
機17が設けられている。
a及び第2の風通路20bを開閉制御するダンパ
24cを収納したダンパユニツト24が取付けら
れ、このダンパユニツト24の上方には、風を図
中、実線矢印で示すように循環させるための送風
機17が設けられている。
次に、第4図について従来の冷媒回路を説明す
る。圧縮機25の出側25aは凝縮器26に接続
され、この凝縮器26の出側は3つの端子を有
し、各端子にはそれぞれ電磁弁27a,27b,
27cが接続されている。更に、図中左側の電磁
弁27aは第1の蒸発器22の入側22aに接続
され、右側の電磁弁27cは第2の蒸発器23の
入側23aに接続されている。電磁弁27aの出
側と電磁弁27bの出側との間及び電磁弁27b
の出側と電磁弁27cの出側との間にはそれぞれ
電磁弁27bから蒸発器22,23に向かう流れ
を可とする逆止弁28a,28bが設けられてい
る。また、逆止弁28aの出側、逆止弁28bの
出側にはそれぞれ膨脹弁29a,29bが設けら
れている。第1及び第2の蒸発器22,23の出
側22b,23bにはそれぞれ電磁弁27d,2
7eが接続されている。この電磁弁27d,27
eは圧縮機25の入側25bに接続されている。
更に、第1及び第2の蒸発器22,23の出側2
2b,23bは、互いに対向する一対の逆止弁2
8a,28dを通して接続され、この逆止弁28
cと28dとの間には電磁弁27bの出側が接続
されている。
る。圧縮機25の出側25aは凝縮器26に接続
され、この凝縮器26の出側は3つの端子を有
し、各端子にはそれぞれ電磁弁27a,27b,
27cが接続されている。更に、図中左側の電磁
弁27aは第1の蒸発器22の入側22aに接続
され、右側の電磁弁27cは第2の蒸発器23の
入側23aに接続されている。電磁弁27aの出
側と電磁弁27bの出側との間及び電磁弁27b
の出側と電磁弁27cの出側との間にはそれぞれ
電磁弁27bから蒸発器22,23に向かう流れ
を可とする逆止弁28a,28bが設けられてい
る。また、逆止弁28aの出側、逆止弁28bの
出側にはそれぞれ膨脹弁29a,29bが設けら
れている。第1及び第2の蒸発器22,23の出
側22b,23bにはそれぞれ電磁弁27d,2
7eが接続されている。この電磁弁27d,27
eは圧縮機25の入側25bに接続されている。
更に、第1及び第2の蒸発器22,23の出側2
2b,23bは、互いに対向する一対の逆止弁2
8a,28dを通して接続され、この逆止弁28
cと28dとの間には電磁弁27bの出側が接続
されている。
次に、この冷媒回路の運転モードについて説明
する。
する。
まず、電磁弁27b,27c,27dをオフと
し、電磁弁27a,27eをオンとした場合に
は、圧縮機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁
27aを通り、蒸発器22の除霜を行い、逆止弁
28c,28b、膨脹弁29bを通つて蒸発器2
3で冷却を行い、電磁弁27eを通つて、圧縮機
25へ戻る。従つて、蒸発器22は除霜運転、蒸
発器23は冷却運転を行なつていることになる
(第1のモード)。
し、電磁弁27a,27eをオンとした場合に
は、圧縮機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁
27aを通り、蒸発器22の除霜を行い、逆止弁
28c,28b、膨脹弁29bを通つて蒸発器2
3で冷却を行い、電磁弁27eを通つて、圧縮機
25へ戻る。従つて、蒸発器22は除霜運転、蒸
発器23は冷却運転を行なつていることになる
(第1のモード)。
次に電磁弁27a,27b,27eをオフと
し、電磁弁27c,27dをオンとすると、圧縮
機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁27cを
通つて、蒸発器23に至る。そして蒸発器23の
除霜を行い、逆止弁28d,28a、膨脹弁29
aを経て蒸発器22で冷却を行い電磁弁27dを
通つて圧縮機25に戻る。従つて、蒸発器22は
冷却運転を行い、蒸発器23は除霜されているこ
とになる。(第2のモード)。
し、電磁弁27c,27dをオンとすると、圧縮
機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁27cを
通つて、蒸発器23に至る。そして蒸発器23の
除霜を行い、逆止弁28d,28a、膨脹弁29
aを経て蒸発器22で冷却を行い電磁弁27dを
通つて圧縮機25に戻る。従つて、蒸発器22は
冷却運転を行い、蒸発器23は除霜されているこ
とになる。(第2のモード)。
更に、電磁弁27a,27cをオフとし、電磁
弁27b,27d,27eをオンとすれば、圧縮
機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁27bを
経て、2つに分かれ、一方は逆止弁28a、膨脹
弁29aを通つて、蒸発器22で熱交換(冷却)
を行い、電磁弁27dを経て、圧縮機25へ戻
る。他方は逆止弁28b、膨脹弁29bを通つ
て、蒸発器23で熱交換(冷却)を行い、電磁弁
27eを経て、圧縮機25へ戻る。従つて、蒸発
器22,23の両方が冷却動作を行なうことにな
る(第3のモード)。
弁27b,27d,27eをオンとすれば、圧縮
機25を出た冷媒は凝縮器26、電磁弁27bを
経て、2つに分かれ、一方は逆止弁28a、膨脹
弁29aを通つて、蒸発器22で熱交換(冷却)
を行い、電磁弁27dを経て、圧縮機25へ戻
る。他方は逆止弁28b、膨脹弁29bを通つ
て、蒸発器23で熱交換(冷却)を行い、電磁弁
27eを経て、圧縮機25へ戻る。従つて、蒸発
器22,23の両方が冷却動作を行なうことにな
る(第3のモード)。
前記モードは第1→第3→第2→第3→第1→
第3→……の順に繰返し行なわれるが、第1から
第3へ移行する時、又は第2から第3へ移行する
時には、蒸発器22又は23内が液冷媒で一杯に
なつているため、そのまま電磁弁27d又は27
eを開くと圧縮機25の入側25bに液冷媒が流
入し圧縮機25が壊れる恐れがある。そこで、実
際には第1のモードから第3のモードに移る際
は、電磁弁27aを一定時間オフとし電磁弁27
eのみをオンさせたままとし、蒸発器22内の液
冷媒を蒸発器23内で気化させ(第4のモード)
た後、第3のモードに移行させる。また、第2の
モードから第3のモードに移る際も同様に電磁弁
27cをオフとし電磁弁27dのみをオンさせた
ままとし、蒸発器23内の液冷媒を蒸発器22内
で気化させ(第5のモード)た後、第3のモード
に移行させる。
第3→……の順に繰返し行なわれるが、第1から
第3へ移行する時、又は第2から第3へ移行する
時には、蒸発器22又は23内が液冷媒で一杯に
なつているため、そのまま電磁弁27d又は27
eを開くと圧縮機25の入側25bに液冷媒が流
入し圧縮機25が壊れる恐れがある。そこで、実
際には第1のモードから第3のモードに移る際
は、電磁弁27aを一定時間オフとし電磁弁27
eのみをオンさせたままとし、蒸発器22内の液
冷媒を蒸発器23内で気化させ(第4のモード)
た後、第3のモードに移行させる。また、第2の
モードから第3のモードに移る際も同様に電磁弁
27cをオフとし電磁弁27dのみをオンさせた
ままとし、蒸発器23内の液冷媒を蒸発器22内
で気化させ(第5のモード)た後、第3のモード
に移行させる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上述した第4、第5のモード(冷媒
回収モード)では除霜側蒸発器への冷媒供給が遮
断され、除霜側蒸発器内の液冷媒は冷却側の蒸発
器へ移行するため除霜側蒸発器内の圧力は急激に
低下する。このため、冷却側蒸発器入口の膨脹弁
の入口、出口間の圧力差も急激に低下し、冷却側
蒸発器に移行する冷媒量が減少することになり冷
却能力が低下してしまう。また、冷媒の移動量が
減少することは、除霜側蒸発器内の冷媒が冷却側
蒸発器に完全に移動してしまうまでの冷媒回収時
間が長くなることを意味する。このように、第
4、第5のモードでは冷却能力の小さい状態での
運転時間が長く続くため、蒸発器を2基使用して
除霜運転中の庫内温度上昇を小さくしようとする
本来の目的を達成できないという欠点がある。
回収モード)では除霜側蒸発器への冷媒供給が遮
断され、除霜側蒸発器内の液冷媒は冷却側の蒸発
器へ移行するため除霜側蒸発器内の圧力は急激に
低下する。このため、冷却側蒸発器入口の膨脹弁
の入口、出口間の圧力差も急激に低下し、冷却側
蒸発器に移行する冷媒量が減少することになり冷
却能力が低下してしまう。また、冷媒の移動量が
減少することは、除霜側蒸発器内の冷媒が冷却側
蒸発器に完全に移動してしまうまでの冷媒回収時
間が長くなることを意味する。このように、第
4、第5のモードでは冷却能力の小さい状態での
運転時間が長く続くため、蒸発器を2基使用して
除霜運転中の庫内温度上昇を小さくしようとする
本来の目的を達成できないという欠点がある。
本考案は上記欠点に鑑み、冷媒回収モード時間
を短縮できるようにして除霜運転中の庫内温度上
昇を抑制できる冷凍・冷蔵シヨーケースを提供し
ようとするものである。
を短縮できるようにして除霜運転中の庫内温度上
昇を抑制できる冷凍・冷蔵シヨーケースを提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、ケース本体内の風通路に配置された
2系統の蒸発器を含み、凝縮器からの冷媒をその
まま第1の蒸発器に送り除霜運転し、その冷媒を
膨脹弁を通して第2の蒸発器に送り冷却運転する
第1のモード、凝縮器からの冷媒をそのまま第2
の蒸発器に送り除霜運転し、その冷媒を膨脹弁を
通して第1の蒸発器に送り冷却運転する第2のモ
ード、並びに凝縮器からの冷媒を膨脹弁を通して
第1及び第2の蒸発器に送り冷却運転する第3の
モード、第1(第2)のモード終了時より第1(第
2)の蒸発器への冷媒供給を停止して該第1(第
2)の蒸発器内の冷媒を膨脹弁を通して第2(第
1)の蒸発器へ移行せしめることにより冷却運転
する第4(第5)のモードを有する冷媒回路を備
えた冷凍・冷蔵シヨーケースにおいて、膨脹弁と
して感温筒を備えた温度式自動膨脹弁を使用して
前記感温筒を対応する蒸発器の出側に配置し、各
感温筒にはヒータを配設して第4(第5)モード
運転中は第2(第1)の蒸発器側の感温筒を加熱
するようにしたことを特徴とする冷凍・冷蔵シヨ
ーケースである。
2系統の蒸発器を含み、凝縮器からの冷媒をその
まま第1の蒸発器に送り除霜運転し、その冷媒を
膨脹弁を通して第2の蒸発器に送り冷却運転する
第1のモード、凝縮器からの冷媒をそのまま第2
の蒸発器に送り除霜運転し、その冷媒を膨脹弁を
通して第1の蒸発器に送り冷却運転する第2のモ
ード、並びに凝縮器からの冷媒を膨脹弁を通して
第1及び第2の蒸発器に送り冷却運転する第3の
モード、第1(第2)のモード終了時より第1(第
2)の蒸発器への冷媒供給を停止して該第1(第
2)の蒸発器内の冷媒を膨脹弁を通して第2(第
1)の蒸発器へ移行せしめることにより冷却運転
する第4(第5)のモードを有する冷媒回路を備
えた冷凍・冷蔵シヨーケースにおいて、膨脹弁と
して感温筒を備えた温度式自動膨脹弁を使用して
前記感温筒を対応する蒸発器の出側に配置し、各
感温筒にはヒータを配設して第4(第5)モード
運転中は第2(第1)の蒸発器側の感温筒を加熱
するようにしたことを特徴とする冷凍・冷蔵シヨ
ーケースである。
(作用)
本考案は、温度式自動膨脹弁においては、その
出口温度と感温筒の温度との差が大きくなると開
き、小さくなると閉じるという作用に着目したも
のであり、冷媒回収モード時に冷却側蒸発器側の
感温筒を強制的に加熱することにより、膨脹弁の
開度を大きくして除霜側蒸発器から冷却側蒸発器
への冷媒の移行をスムーズに行わしめるようにし
ている。
出口温度と感温筒の温度との差が大きくなると開
き、小さくなると閉じるという作用に着目したも
のであり、冷媒回収モード時に冷却側蒸発器側の
感温筒を強制的に加熱することにより、膨脹弁の
開度を大きくして除霜側蒸発器から冷却側蒸発器
への冷媒の移行をスムーズに行わしめるようにし
ている。
(実施例)
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案に適用する冷媒回路の一実施例
を示し、第4図と同一番号のものは同一部分を示
すので説明は省略する。
を示し、第4図と同一番号のものは同一部分を示
すので説明は省略する。
本実施例では、膨脹弁として温度式自動膨脹弁
30,31を使用している。この膨脹弁30,3
1はそれぞれ温度センサとしての感温筒30a,
31aを有しており、これらは蒸発器22,23
の冷媒出側配管に設けられている。また、感温筒
30a,31aに隣接させてそれぞれヒータ3
2,33を設けている。
30,31を使用している。この膨脹弁30,3
1はそれぞれ温度センサとしての感温筒30a,
31aを有しており、これらは蒸発器22,23
の冷媒出側配管に設けられている。また、感温筒
30a,31aに隣接させてそれぞれヒータ3
2,33を設けている。
各電磁弁27a〜27e、ヒータ32,33の
オン、オフタイミングを示した第2図をも参照し
て動作を説明する。
オン、オフタイミングを示した第2図をも参照し
て動作を説明する。
はじめに、蒸発器22,23共に冷却運転して
いる状態から、t1時点で蒸発器22を除霜し蒸発
器23で冷却運転する場合、電磁弁27aは閉→
開、電磁弁27bは開→閉、電磁弁27cは閉→
閉、電磁弁27dは開→閉、電磁弁27eは開→
開とする。次に、t2時点で冷媒回収モード(第4
モード)に切換える場合、電磁弁27aのみを開
→閉に切換え、同時にヒータ33に通電する。こ
のことにより膨脹弁31は開度大となり、蒸発器
22から蒸発器33への液冷媒の移行はスムーズ
に短時間で行われる。したがつて、冷媒回収時間
は従来に比して短縮され、冷却側蒸発器の冷却能
力も除霜モード時とほぼ同等である。このことに
より、冷媒回収モード時の庫内温度上昇を抑止で
きる。その後、t3時点で蒸発器22,23共に冷
却運転に切換える場合、電磁弁27bを閉→開、
電磁弁27dを閉→開に切換え、ヒータ33への
通電をオフとする。
いる状態から、t1時点で蒸発器22を除霜し蒸発
器23で冷却運転する場合、電磁弁27aは閉→
開、電磁弁27bは開→閉、電磁弁27cは閉→
閉、電磁弁27dは開→閉、電磁弁27eは開→
開とする。次に、t2時点で冷媒回収モード(第4
モード)に切換える場合、電磁弁27aのみを開
→閉に切換え、同時にヒータ33に通電する。こ
のことにより膨脹弁31は開度大となり、蒸発器
22から蒸発器33への液冷媒の移行はスムーズ
に短時間で行われる。したがつて、冷媒回収時間
は従来に比して短縮され、冷却側蒸発器の冷却能
力も除霜モード時とほぼ同等である。このことに
より、冷媒回収モード時の庫内温度上昇を抑止で
きる。その後、t3時点で蒸発器22,23共に冷
却運転に切換える場合、電磁弁27bを閉→開、
電磁弁27dを閉→開に切換え、ヒータ33への
通電をオフとする。
引き続きt4時点で蒸発器23を除霜し蒸発器2
2で冷却運転する場合、電磁弁27bを開→閉、
電磁弁27cを閉→開、電磁弁27eを開→閉と
する。そして、t5時点で冷媒回収モード(第5モ
ード)に切換える場合、電磁弁27cのみを開→
閉とし、ヒータ32に通電する。このことにより
電磁弁30が開度大となる。以下、同様な動作を
繰返す。なお、以上のようなオン、オフタイミン
グはあらかじめ定められたシーケンス制御を行う
制御回路により制御されることは言うまでも無
い。
2で冷却運転する場合、電磁弁27bを開→閉、
電磁弁27cを閉→開、電磁弁27eを開→閉と
する。そして、t5時点で冷媒回収モード(第5モ
ード)に切換える場合、電磁弁27cのみを開→
閉とし、ヒータ32に通電する。このことにより
電磁弁30が開度大となる。以下、同様な動作を
繰返す。なお、以上のようなオン、オフタイミン
グはあらかじめ定められたシーケンス制御を行う
制御回路により制御されることは言うまでも無
い。
(考案の効果)
以上説明してきたように、本考案によれば冷媒
回収モード時間を従来のものよりも短縮でき、液
冷媒の移行がスムーズに行われるので冷却側蒸発
器の冷却能力低下がなく、したがつて冷媒回収モ
ード時の庫内温度上昇を抑止することができる。
回収モード時間を従来のものよりも短縮でき、液
冷媒の移行がスムーズに行われるので冷却側蒸発
器の冷却能力低下がなく、したがつて冷媒回収モ
ード時の庫内温度上昇を抑止することができる。
第1図は本考案に使用される冷媒回路の一例を
示した図、第2図は第1図における電磁弁、ヒー
タのオン、オフタイミングを示したチヤート図、
第3図は本考案が適用される冷凍・冷蔵シヨーケ
ースの縦断面図、第4図は従来の冷媒回路図。 図中、22,23は蒸発器、25は圧縮機、2
6は凝縮器、27a〜27eは電磁弁、28a〜
28dは逆止弁、30,31は温度式自動膨脹
弁、30a,31aは感温筒、32,33はヒー
タ。
示した図、第2図は第1図における電磁弁、ヒー
タのオン、オフタイミングを示したチヤート図、
第3図は本考案が適用される冷凍・冷蔵シヨーケ
ースの縦断面図、第4図は従来の冷媒回路図。 図中、22,23は蒸発器、25は圧縮機、2
6は凝縮器、27a〜27eは電磁弁、28a〜
28dは逆止弁、30,31は温度式自動膨脹
弁、30a,31aは感温筒、32,33はヒー
タ。
Claims (1)
- ケース本体内の冷却系として冷媒圧縮機と凝縮
器及び並列接続された第1、第2の蒸発器とによ
る冷却回路を備え、該冷却回路は、前記凝縮器の
出口に第1、第2、第3の電磁弁を並列接続し、
前記第1の電磁弁は前記第1の蒸発器の入側に、
前記第2の電磁弁は前記第2の蒸発器の入側にそ
れぞれ接続し、前記第1の電磁弁の出側と前記第
3の電磁弁の出側との間及び前記第3の電磁弁の
出側と前記第2の電磁弁の出側との間にはそれぞ
れ前記第3の電磁弁から前記第1、第2の蒸発器
に向かうそれぞれの冷媒の流れを可とする第1、
第2の逆止弁を接続すると共に、第1、第2の膨
脹弁を接続し、前記第1、第2の蒸発器の出側に
はそれぞれ第4、第5の電磁弁を接続すると共
に、互いに対向する一対の第3、第4の逆止弁を
接続し、前記第4、第5の電磁弁は前記冷媒圧縮
機の入側に接続し、前記第3、第4の逆止弁の間
と前記第3の電磁弁の出側とを接続して成る冷
凍・冷蔵シヨーケースにおいて、前記第1、第2
の膨脹弁としてそれぞれ、感温筒を備えた温度式
自動膨脹弁を使用して前記各感温筒を対応する前
記第1、第2の蒸発器に設置し、各感温筒にはヒ
ータを配設したことを特徴とする冷凍・冷蔵シヨ
ーケース。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7937885U JPH0224071Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | |
GB08523067A GB2167543B (en) | 1984-11-26 | 1985-09-18 | Refrigerated display cabinet |
KR1019850007128A KR910008696B1 (ko) | 1984-11-16 | 1985-09-27 | 냉장진열케이스 |
CN85107580A CN1003157B (zh) | 1984-11-26 | 1985-10-17 | 陈列品冷藏柜 |
US06/792,606 US4644758A (en) | 1984-11-26 | 1985-10-29 | Refrigerated display cabinet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7937885U JPH0224071Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197485U JPS61197485U (ja) | 1986-12-09 |
JPH0224071Y2 true JPH0224071Y2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=30624235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7937885U Expired JPH0224071Y2 (ja) | 1984-11-16 | 1985-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224071Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP7937885U patent/JPH0224071Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61197485U (ja) | 1986-12-09 |
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