JP2003035481A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003035481A
JP2003035481A JP2001220950A JP2001220950A JP2003035481A JP 2003035481 A JP2003035481 A JP 2003035481A JP 2001220950 A JP2001220950 A JP 2001220950A JP 2001220950 A JP2001220950 A JP 2001220950A JP 2003035481 A JP2003035481 A JP 2003035481A
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refrigerant circuit
compartment
refrigerating
refrigerator
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Masayuki Shibayama
昌幸 柴山
Taichi Tanaami
太一 店網
Toshihiro Komatsu
利広 小松
Hideyuki Nakamura
英幸 中村
Hiroaki Matsushima
弘章 松嶋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵庫において、部品点数の少ない安価な構成
で、冷蔵室の冷却速度を早くすると共に、冷凍サイクル
の効率を向上して消費電力量の低減を図る。 【解決手段】冷凍室用蒸発器25aおよび逆止弁27を
有する第1冷媒回路と冷蔵室用蒸発器25bを有する第
2冷媒回路とを並列に接続し、その入口側分岐部に切換
弁24を設け、第1冷媒回路および第2冷媒回路への選
択的連通と両冷媒回路への同時閉鎖の状態に切換え可能
な一つの弁で切換弁24を構成し、圧縮機21を停止し
た状態で切換弁24を両冷媒回路への同時閉鎖の状態に
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に係り、特
に冷凍室用蒸発器と冷蔵室用蒸発器を有する冷蔵庫に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫としては、特開平10−2
05958号公報の図5に係る第5実施形態例に関する
ものがある。
【0003】すなわち、この冷蔵庫では、圧縮機と凝縮
器と冷媒流路と冷蔵室絞り、冷凍室絞りと冷蔵室用蒸発
器、冷凍室用蒸発器と冷蔵室入口側開閉弁、冷凍室入口
側開閉弁と冷蔵室出口側開閉弁、冷凍室出口側開閉弁
(チェック弁でも可との記載あり)等により冷凍サイク
ルを構成している。冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器は
それぞれ冷蔵室内と冷凍室内に配置している。冷媒流路
から分岐した冷蔵室側の分岐冷媒流路に冷蔵室入口側開
閉弁と冷蔵室絞りとを直列接続し、冷蔵室絞りを冷蔵室
用蒸発器の入口側に接続し、さらに冷蔵室用蒸発器の出
口側の分岐冷媒流路に冷蔵室出口側開閉弁を接続してい
る。そして、冷蔵室用蒸発器の出口側に出口温度を検出
する冷蔵室用蒸発器出口温度センサを配置している。冷
蔵室内には、冷蔵室内温度を検出する冷蔵室庫内温度セ
ンサと、冷蔵室用蒸発器から冷蔵室へ空気を循環させる
冷蔵室ファンとを配置している。同様に、冷媒流路から
分岐した冷凍室側の分岐冷媒流路に冷凍室入口側開閉弁
と冷凍室絞りとを直列接続し、冷凍室絞りを冷凍室用蒸
発器の入口側に接続し、さらに冷凍室用蒸発器の出口側
の分岐冷媒流路に冷凍室出口側開閉弁を接続している。
そして、冷凍室用蒸発器の出口側に出口温度を検出する
冷凍室用蒸発器出口温度センサを配置している。冷凍室
内には、冷凍室内温度を検出する冷凍室庫内温度センサ
と、第蒸発器から冷凍室へ空気を循環させる冷凍室ファ
ンと、冷凍室用蒸発器に付着した霜を除霜する除霜ヒー
タとを配置している。
【0004】かかる冷凍サイクルを稼働することによ
り、冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器において冷媒液が
蒸発して冷媒ガスとなる間に周囲の熱を奪い、冷蔵室と
冷凍室とを冷却する。この冷却中に、冷蔵室、冷凍室用
蒸発器出口温度センサの検出温度と、冷蔵室、冷凍室庫
内温度センサの検出温度とを比較する。そして、例え
ば、冷凍室においては出口温度の方が庫内温度より低
く、且つ冷蔵室においては出口温度の方が庫内温度より
高くなった場合には、冷蔵室では冷媒液が分岐冷媒流路
側に十分に流れていない状態を起し、冷凍室では冷媒液
が十分に流れている片流れ状態になったものと判断す
る。そこで、冷媒液が十分に流れている冷凍室側の冷凍
室入口側開閉弁を閉じて冷媒液の流れを停止させ、流れ
の悪い冷蔵室側の冷蔵室入口側開閉弁は開いたままに
し、冷蔵室用蒸発器に強制的に冷媒液を流すようにす
る。これにより、冷蔵室用蒸発器には冷媒液が十分に流
れ、冷蔵室は冷却される。その後、冷蔵室において、蒸
発器の出口温度の方が庫内温度より低くなった時点で、
冷凍室の冷凍室入口側開閉弁を開き、冷蔵室用蒸発器、
冷凍室用蒸発器にそれぞれ冷媒液が流れるようにする。
そして、冷凍室の温度が冷却終了温度に達すると、冷凍
室入口側開閉弁を閉じ、冷蔵室の運転のみを行なう。
【0005】そして、冷凍室の温度が冷却終了温度に達
すると、冷凍室の冷凍室入口側開閉弁を閉じて、冷凍室
のファンも停止させると共に、冷凍室の冷凍室出口側開
閉弁を閉じ、冷蔵室のみの運転を行なう。冷蔵室のファ
ンを運転したまま、冷蔵室の冷蔵室出口側開閉弁を閉
じ、蒸発器の出口温度が庫内温度以上になったなら、冷
蔵室出口側開閉弁を開け、更に出口温度が庫内温度以下
になったなら、冷蔵室出口側開閉弁を閉じるという動作
を、蒸発器の出口温度が庫内温度以上になるまで、繰り
返す。その後、冷蔵室の冷蔵室出口側開閉弁を閉じ、蒸
発器出口温度が+5℃以上になるまで、ファンを運転す
る。ファンは冷蔵室33の温度が0℃以上であるため、
蒸発器についた霜を溶かすことができ、短時間に冷蔵室
用蒸発器の除霜ができると共に、ヒータなど電気入力に
よる除霜法に比べ、効率的であると共に、余分な加熱を
しないので保存している食品の温度を一定に保て、保存
の改善もできる。更に、冷凍室の除霜時に冷凍室の蒸発
器の前後の分岐冷媒回路を閉じることによりサイクルか
ら隔離でき、冷蔵室の冷却運転を行いながら、除霜ヒー
タで加熱してヒータ除霜を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫では、冷
蔵室用蒸発器の冷蔵室入口側開閉器と冷凍室用蒸発器の
冷凍室入口側開閉弁の2個の電磁開閉弁およびそれぞれ
の制御線が必要であり、制御が面倒になると共に、原価
高を招くものであった。
【0007】また、従来の冷蔵庫では、圧縮機が停止し
た状態における冷凍室用蒸発器内に冷媒が溜まることに
関しては開示されていない。すなわち、冷凍室用蒸発器
は、圧縮機が停止した状態において温度が低い冷凍室
(例えば−18℃)の空気により冷却された状態になる
ため、冷凍サイクル中の冷媒が凝縮して溜まってしまう
という現象が発生する。これにより冷蔵室の温度が上昇
して圧縮機の運転が開始されても、停止時に冷凍室用蒸
発器の中に溜まった冷媒が多いために、直ぐには冷蔵室
用蒸発器に十分な冷媒量を供給できず、冷媒量不足を招
いてスーパーヒートし、冷蔵室の冷却速度が遅くなると
共に、冷凍サイクルの効率が低下し、消費電力量が増大
してしまうという課題があった。
【0008】また、従来の冷蔵庫では、圧縮機が停止し
た直後に冷凍室用蒸発器および冷蔵室用蒸発器内に凝縮
器から高温の冷媒が流れ込むことに関しては開示されて
いない。すなわち、圧縮機が停止した直後に凝縮器の高
温冷媒が冷凍室用蒸発器および冷蔵室用蒸発器に流れ込
むことにより、冷凍室用蒸発器および冷蔵室用蒸発器の
温度を上昇させて熱負荷を増加させ、消費電力量が増大
してしまうという課題があった。
【0009】また、従来の冷蔵庫では、冷蔵室用蒸発器
と冷凍室用蒸発器とを並置することについては開示され
ていない。すなわち、冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器
とを離れた位置に配置した場合には、冷蔵庫箱体内への
収納効率が低下し易く収納容積が増大してしまうと共
に、冷蔵室用蒸発器および冷凍室用蒸発器に付随する除
霜ヒータや露受皿等の共用化が困難で、これらの原価の
低減が難しいという課題があった。
【0010】本発明の第1の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、冷却開始時に冷蔵室の冷却速度を早くで
きると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防止でき、
冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の低減を図る
ことができる冷蔵庫を提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、さらに冷却開始時に冷凍室および冷蔵室
の冷却速度を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷
の増加を防止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費
電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供すること
にある。
【0012】本発明の第3の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、冷凍室および冷蔵室を独立して同時およ
び単独に冷却することができると共に冷蔵室の冷却運転
停止時に冷蔵室ファンによる除霜運転をすることがで
き、さらには冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却速
度を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を
防止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の
低減を図ることができる冷蔵庫を提供することにある。
【0013】本発明の第4の目的は、冷蔵室蒸発器と冷
凍室蒸発器の収納性を向上して、冷蔵庫の収納容積の増
大と原価低減を図ることができる冷蔵庫を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の特徴は、圧縮機と、凝縮器と、
冷凍室用減圧装置、冷凍室用蒸発器および逆止弁を順に
直列に接続した第1冷媒回路と、冷蔵室用減圧装置およ
び冷蔵室用蒸発器を順に直列に接続した第2冷媒回路と
を有する冷凍サイクルを備えると共に、前記冷凍サイク
ルを制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、冷凍サ
イクルは、第1冷媒回路および第2冷媒回路を並列に接
続して並列冷媒回路を形成し、並列回路の入口側分岐部
に切換弁を設け、切換弁は、第1冷媒回路および第2冷
媒回路への選択的連通と、両冷媒回路への同時閉鎖との
状態に切換え可能な一つの弁で構成し、制御装置は、圧
縮機を停止した状態で、切換弁を両冷媒回路への同時閉
鎖の状態に制御する構成にしたことにある。
【0015】上記第2の目的を達成するための本発明の
第2の特徴は、冷凍サイクルは、第1冷媒回路および第
2冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成し、並
列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、切換弁は、第1
冷媒回路および第2冷媒回路への選択的連通と、両冷媒
回路への同時閉鎖との状態に切換え可能な一つの弁で構
成し、制御装置は、圧縮機を停止した状態で切換弁を両
冷媒回路への同時閉鎖の状態に制御すると共に、この状
態から切換弁を第1冷媒回路または第2冷媒回路に連通
状態とする場合にはその前に圧縮機を運転してから連通
状態に移行するように制御する構成にしたことにある。
【0016】上記第3の目的を達成するための本発明の
第3の特徴は、冷凍サイクルは、第1冷媒回路および第
2冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成し、並
列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、切換弁は、第1
冷媒回路および第2冷媒回路への選択的連通と、両冷媒
回路への同時連通と、両冷媒回路への同時閉鎖の四つの
状態に切換え可能な一つの弁で構成し、制御装置は、圧
縮機を停止した状態で切換弁を両冷媒回路への同時閉鎖
の状態に制御すると共に、この状態から切換弁を第1冷
媒回路または第2冷媒回路に連通状態とする場合にはそ
の前に圧縮機を運転してから連通状態に移行するように
制御し、切換弁を第1冷媒回路に連通し且つ第2冷媒回
路に閉鎖した状態としているときに冷蔵室ファンを運転
するように制御する構成にしたことにある。
【0017】上記第4の目的を達成するための本発明の
第4の特徴は、圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装
置、冷凍室用蒸発器を直列に接続した第1冷媒回路と、
冷蔵室用減圧装置および冷蔵室用蒸発器を直列に接続し
た第2冷媒回路とを有する冷凍サイクルを備えると共
に、冷凍室用蒸発器から冷凍室へ冷気を送風する冷凍室
ファンおよび冷蔵室用蒸発器から冷蔵室へ冷気を送風す
る冷蔵室ファンを備えた冷蔵庫において、冷凍室用蒸発
器および冷蔵室用蒸発器は冷蔵庫箱体内の背面部に隣接
して配置したことにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図を用
いて説明する。
【0019】まず、本発明の第1実施例の冷蔵庫を図1
から図5を参照しながら説明する。図1は本発明の第1
実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル構成図、図2は同冷凍サ
イクルに用いる切換弁の切換動作説明図、図3および図
4は同冷蔵庫の動作フローチャート図、図5は同冷蔵庫
の動作例のタイムチャート図である。
【0020】冷凍サイクルは、図1に示すように、圧縮
機21、凝縮器22、冷媒流路23、キャピラリで構成
された冷凍室用減圧装置24a、キャピラリで構成され
た冷蔵室用減圧装置24b、冷凍室用蒸発器25a、冷
蔵室用蒸発器25b、冷媒流路23の分岐点に介在する
三方弁である切換弁24、冷凍室用蒸発器25aの出口
側に接続された逆止弁27等より構成されている。そし
て、圧縮機21はレシプロ型圧縮機が用いられ、冷凍室
用蒸発器25aは冷凍室32を冷却するように配置さ
れ、冷蔵室用蒸発器25bは冷蔵室33を冷却するよう
に配置されている。
【0021】凝縮器22の出口側に接続された冷媒流路
23は切換弁24の入口側に接続されている。切換弁2
4の出口側には図2に示すように冷凍室用開口Fと冷蔵
室用開口Rの2つがあり、冷凍室用開口Fは冷凍室用蒸
発器25aに向う冷媒流路23aと連通して開口し、も
う1つの冷蔵室用開口Rは冷蔵室用蒸発器25bに向う
冷媒流路23bと連通して開口する。
【0022】そして、冷凍室用蒸発器25aの出口から
圧縮機21に向かう冷蔵室用蒸発器側吸込配管29aに
は冷媒の逆止弁27があり、吸込配管29に接続されて
いる。冷凍室側冷媒通路23a、冷凍室用減圧装置24
a、冷凍室用蒸発器25a、逆止弁27、冷蔵室用蒸発
器側吸込配管29aは、この順に直列に接続されて、第
1冷媒回路を構成している。更には、冷凍室側には、冷
凍室用蒸発器25aから冷凍室32へ冷却された空気を
循環させる冷凍室ファン26a、冷凍室32内の温度を
検出する冷凍室温度センサー28aおよび冷凍室用蒸発
器出口温度センサ41aが設けられている。
【0023】また、冷蔵室側冷媒通路23b、冷蔵室用
減圧装置24b、冷蔵室用蒸発器25b、冷蔵室用蒸発
器側吸込配管29bは、この順に直列に接続されて、第
2冷媒回路を構成している。第1冷媒回路と第2冷媒回
路は、一側を切換弁24を介して並列に接続され、並列
冷媒回路が構成されている。更には、冷蔵室側には、冷
蔵室用蒸発器25bから冷蔵室33へ空気を循環させる
冷蔵室ファン26bと冷蔵室33内の温度を検出する冷
蔵室温度センサー28bおよび冷蔵室用蒸発器25bの
出口温度を検出する冷蔵室用蒸発器出口温度センサ41
bが設けられている。
【0024】制御装置40は、マイコン等で構成され、
冷凍室温度センサ28a、冷蔵室温度センサ28b、冷
凍室用蒸発器出口センサ41a、冷蔵室用蒸発器出口セ
ンサ41b等の各種センサの検出信号や使用者が設定す
る操作パネル(図示せず)の操作信号等に基づいて圧縮
機21、切換弁24、冷凍室ファン26a、冷蔵室ファ
ン26b等を制御するものである。
【0025】切換弁24は、制御装置40の制御によ
り、図2に示すように閉部が回動して冷凍室用開口F、
冷蔵室用開口Rと第1冷媒回路、第2冷媒回路との連通
を切換えるものである。具体的には、図2(a)に示す
ように閉部が位置して開部にある冷凍室用開口F、冷蔵
室用開口Rが共に第1冷媒回路および第2冷媒回路に連
通する全開状態と、図2(b)に示すように冷凍室用開
口Fが第2冷媒回路に連通し且つ冷蔵室用開口Rが第2
冷媒回路に閉じた冷凍運転状態と、図2(c)に示すよ
うに冷凍室用開口Fが第1冷媒回路を閉じ且つ冷蔵室用
開口Rが第2冷媒回路に連通した冷蔵運転状態と、図2
(d)に示すように冷凍室用開口F、冷蔵室用開口Rが
第1冷媒回路および第2冷媒回路に共に閉じた全閉状態
とに切換えられる。
【0026】この切換弁24を用いることにより、従来
のように2個の電磁開閉弁を用いるものに比較して、一
つの切換弁の制御でよく、制御が簡単で、制御線を含め
て部品点数の少ない安価な構成とすることができる次
に、かかる冷蔵庫の動作を図3および図4を参照しなが
ら説明する。
【0027】冷蔵庫の冷凍サイクルを稼動するために電
源を投入すると、圧縮機21をオンすると共に(ステッ
プ51)、切換弁24を全開状態とし(ステップ5
2)、冷凍室ファン26a、冷蔵室ファン26bをオン
する(ステップ53)。これにより第1冷媒回路の冷凍
室用蒸発器25aと第2冷媒回路の冷蔵室用蒸発器25
bに冷媒が流れ、冷凍室ファン26a、冷蔵室ファン2
6bの回転により庫内の空気と熱交換し冷媒液が蒸発し
て冷媒ガスとなる間に周囲の熱を奪い、冷凍室32と冷
蔵室33を独立して同時に冷却する。
【0028】この冷却運転中において、冷凍室温度セン
サ28aおよび冷蔵室温度センサ28bにより冷凍室3
2および冷蔵室33の温度を検出し(ステップ61)、
冷凍室32の温度が所定温度に低下しているかを判定す
る(ステップ62)。この判定で所定温度に低下してい
る場合には、切換弁24を冷蔵運転状態に切換え(ステ
ップ63)、冷凍室ファン26aをオフして(ステップ
64)、冷凍室32の冷却運転を停止するが、冷蔵室3
3の冷却運転は継続して行なう。そして、冷蔵室33の
温度が所定温度に低下しているかを判定する(ステップ
65)。この判定で、所定温度に低下していない場合に
はステップ62に戻り、低下している場合には、切換弁
24を全閉状態に切換え(ステップ66)、冷蔵室ファ
ン26bを除霜運転後にオフし(ステップ67)、圧縮
機21をオフして(ステップ68)、冷凍サイクルの稼
動を停止する。
【0029】この除霜運転は、切換弁24を全閉状態に
切換え、圧縮機21をオフし、冷蔵室ファン26bを運
転することにより、冷蔵室33内の0℃以上の空気で冷
蔵室用蒸発器25bに付着した霜を溶かしながら昇華さ
せて、庫内を加湿しつつ除霜する運転である。このよう
な除霜運転は、ヒータを用いて加熱することに比較し
て、冷蔵室33内の温度変動幅を小さくできると共に省
電力化を図ることができ、しかも冷蔵室33内の湿度を
高めるのに役立ち、野菜等の乾燥を防ぎ鮮度を維持する
ことができる。これにより、節電しながら冷蔵室33内
の食品を長持ちさせることが出来る。なお、この除霜運
転は、所定時間が経過した場合または冷蔵室用蒸発器出
口センサ41bの検出温度が所定温度に上昇した場合に
終了する。
【0030】上述したステップ62の判定で、冷凍室3
2の温度が所定温度に低下していない場合には、冷蔵室
33の温度が所定温度に低下しているかを判定する(ス
テップ71)。この判定で、所定温度に低下していない
場合にはステップ62に戻り、所定温度に低下している
場合には、切換弁24を冷凍運転状態に切換え(ステッ
プ72)、冷蔵室用蒸発器への冷媒の流れを停止する。
この状態で、冷蔵室ファン26bの運転を継続して冷蔵
室用蒸発器25bの除霜を行ない、その後に冷蔵室ファ
ン26bの運転を停止する(ステップ73)。
【0031】次いで、冷凍室32の温度が所定温度に低
下しているかを判定し(ステップ74)、所定温度に低
下していない場合にはステップ71に戻り、低下してい
る場合には、切換弁24を全閉状態に切換えると共に
(ステップ75)、冷凍室ファン26aをオフし(ステ
ップ76)、圧縮機21をオフして(ステップ77)、
冷凍サイクルの稼動を停止する。
【0032】冷凍サイクルの稼動が停止すると、冷凍サ
イクル中の冷媒は温度の低い冷凍室用蒸発器内25aに
凝縮して溜まろうとするが、切換弁24の全閉状態と冷
凍室用蒸発器25aの出口に設置された逆止弁27とに
より、冷凍室用蒸発器25aへ侵入することが出来ず、
運転中に冷凍室用蒸発器25aを循環していた冷媒だけ
が滞留することになる。したがって、冷蔵室33に食品
等の新たな負荷が投入されてその温度が上昇し、圧縮機
21の運転が開始された際に、十分な冷媒量を第2冷媒
回路、すなわち冷蔵室用蒸発器25bに供給することが
でき、冷蔵室33の迅速な冷却を行なうことができる。
【0033】また、圧縮機21の運転が停止すると、凝
縮器22の高温冷媒が冷凍室用蒸発器25aおよび冷蔵
室用蒸発器25bに流れ込もうとするが、切換弁24が
全閉状態に切換えられるので、凝縮器22の高温冷媒が
冷凍室用蒸発器25aおよび冷蔵室用蒸発器25bに流
れ込むことを防止でき、冷凍室用蒸発器25aおよび冷
蔵室用蒸発器25bの温度上による熱負荷の増加を防止
できる。また、圧縮機21はレシプロ型圧縮機が用いら
れているため、停止時における圧縮機構のシール性が維
持され、凝縮器22の高温冷媒が圧縮機21を介して冷
蔵室用蒸発器25bに流れ込むことが抑制される。
【0034】この冷凍サイクルの停止中においては、冷
凍室32の温度および冷蔵室33の温度を冷凍室温度セ
ンサ28aおよび冷蔵室温度センサ28bにより常時検
出する(ステップ81)。そして、冷凍室32の温度が
所定温度に上昇しているかを判定する(ステップ8
2)。この判定で所定温度に上昇している場合には、冷
媒回収運転を行なう(ステップ85)。
【0035】この冷媒回収運転は、切換弁24を全閉状
態で圧縮機21を所定時間(例えば約2分間)運転する
ことにより行われ、この運転により冷凍室用蒸発器32
および冷蔵室用蒸発器33内に滞留していた冷媒が圧縮
機21および凝縮器22内に回収されることになる。こ
のように冷凍サイクルの運転を再開する前に冷媒を回収
しておくことにより、この場合には冷凍室用蒸発器25
aに十分な冷媒量を直ぐに供給するので、冷凍室用蒸発
器25aのスーパーヒート(液不足)現象を防止するこ
とができ、冷凍室32の冷却を迅速に行なうことができ
る。これにより、冷凍室32に投入された負荷(食品)
を早く冷やすことができる。
【0036】この冷媒回収運転が終了すると、切換弁2
4を冷凍運転状態に切換えて(ステップ86)第1冷媒
回路に冷媒を流すと共に、冷凍室ファン26aをオンす
る(ステップ87)。これにより、冷凍室32の冷却運
転が開始される。
【0037】そして、冷蔵室33の温度が所定温度に上
昇しているかを判定する(ステップ90)。この判定
で、所定温度に上昇していない場合には、さらに冷凍室
32の温度が所定温度に低下しているかを判定する(ス
テップ91)。この判定で、所定温度に低下している場
合には、切換弁24を全閉状態に切換え(ステップ9
2)、冷凍室ファン26aをオフして(ステップ9
3)、冷凍室32の冷却運転を停止する。
【0038】ステップ90において、冷蔵室温度が所定
温度まで上昇している場合には、切換弁24を全開状態
に切換え(ステップ96)、冷蔵室ファン26bをオン
する(ステップ97)。この状態においては、冷凍室3
2と冷蔵室33の冷却運転が独立して同時に行なわれる
ことになる。したがって、冷凍室32と冷蔵室33の温
度状態に合致した適切な冷却運転を行なうことができ
る。
【0039】そして、冷蔵室33の温度が所定温度に低
下しているかを判定する(ステップ100)。この判定
で、所定温度に低下している場合には、切換弁24を冷
凍運転状態に切換え(ステップ101)、冷蔵室ファン
26bの運転を継続して冷蔵室用蒸発器25bの除霜を
行ない、その後に冷蔵室ファン26bの運転を停止する
(ステップ102)。
【0040】次いで、冷凍室32の温度が所定温度に低
下しているかを判定し(ステップ105)、低下してい
る場合には、切換弁24を全閉状態に切換えると共に
(ステップ106)、冷凍室ファン26aをオフし(ス
テップ107)、圧縮機21をオフして(ステップ10
8)、冷凍サイクルの稼動を停止する。
【0041】上述したステップ82において、冷凍室3
2の室温度が所定温度に上昇していない場合には、冷蔵
室33の温度が所定温度に上昇しているかを判定する
(ステップ111)。この判定で、所定温度に上昇して
いない場合にはステップ81に戻る。また、所定温度に
上昇している場合には、冷媒回収運転を行なう(ステッ
プ112)。
【0042】この冷媒回収運転は、上述したように切換
弁24を全閉状態で圧縮機21を所定時間(例えば約2
分間)運転することにより行われ、この運転により冷凍
室用蒸発器32および冷蔵室用蒸発器33内に滞留して
いた冷媒が圧縮機21および凝縮器22内に回収される
ことになる。このように冷凍サイクルの運転を再開する
前に冷媒を回収しておくことにより、この場合には冷蔵
室用蒸発器25bに十分な冷媒量を直ぐに供給すること
ができるので、冷蔵室用蒸発器25bのスーパーヒート
(液不足)現象を防止することができ、冷蔵室33の冷
却を迅速に行なうことができる。これにより、冷蔵室3
3に投入された負荷(食品)を早く冷やすことができ
る。
【0043】この冷媒回収運転が終了すると、切換弁2
4を冷蔵運転状態に切換えて第2冷媒回路に冷媒を流す
と共に(ステップ113)、冷蔵室ファン26bをオン
する(ステップ114)。これにより、冷蔵室33の冷
却運転が開始される。
【0044】次いで、冷凍室32の温度が所定温度に上
昇しているかを判定する(ステップ117)。この判定
で、所定温度まで上昇している場合には、切換弁24を
全開状態に切換え(ステップ118)、冷凍室ファン2
6aをオンし(ステップ119)、冷凍室32と冷蔵室
33の冷却運転を行い、ステップ100に進む。
【0045】かかる冷蔵庫の動作の具体的一例を図5の
タイムチャートに示す。
【0046】図6および図7に本発明の第2実施例を示
す。図6は本発明の第2実施例の冷蔵庫の扉省略正面
図、図7は同冷蔵庫に用いる除霜ヒータの斜視図であ
る。本実施例の以下の説明に示されていない点は、基本
的には第1実施例と同様である。
【0047】冷蔵庫箱体34は、内箱と外箱とその間に
充填されたウレタンフォーム断熱材より構成されてい
る。冷蔵庫箱体34内には、上部の冷蔵室33と下部の
冷凍室32とに区画する仕切り断熱壁34aが設けられ
ている。冷凍室32の背面部には冷凍室用蒸発器25a
と冷蔵室用蒸発器25bとが左右に隣接して並置されて
いる。この隣接された冷凍室用蒸発器および冷蔵室用蒸
発器は断熱材42を介して一体的に形成されている。ま
た、冷凍室用蒸発器25aと冷凍室32以外の部屋33
を冷却する冷蔵室用蒸発器25bとは、上下に冷却空気
が流れるように並列に配し、冷凍室ファン26aおよび
冷蔵室用ファン26bの強制通風循環冷気により各室を
冷却するようになっている。
【0048】そして、冷凍室用蒸発器25a、冷蔵室用
蒸発器25bの下部には、除霜用のラジアントヒータ3
0と除霜水を受ける両蒸発器25a、25bに共通の1
個の除霜水受け皿31を設けている。このようにするこ
とにより、両蒸発器25a、25bの収納容積が低減す
ることができるため、庫内の有効内容積が増えると同時
に、両蒸発器25a、25b、除霜ヒータ30および除
霜水受け皿31の取付部品点数が減り、その加工分数も
減るため、安価な冷蔵庫を提供することが出来る。
【0049】上記の冷蔵庫に於いて、両蒸発器25a、
25bの下部に設置される除霜用のラジアントヒータ3
0は、図7に示すように、発熱部30aをガラス管30
b内に巻き方を変化して設けている。すなわち、冷凍室
用蒸発器25aに附着した霜と冷蔵室用蒸発器25bに
附着した霜では、附着の仕方が異なりかつ附着量も違う
ため、両蒸発器25a、25bに共通の一本のラジアン
トヒータでその発熱部30aの巻き方が全て同一にする
と、単位長さ当りの発熱量が同じとなり、早く解けた方
の発熱部30aはムダな加熱となり、室内温度を上げて
しまう恐れがある。そこで、着霜量に応じてヒータ30
の巻方を変化し、着霜量の多い所は高い発熱量で着霜量
の少ないところは低い発熱量で加熱除霜するようにして
いる。
【0050】本実施例の冷蔵庫に於いて、図8に示す如
く、冷凍室用蒸発器25aと冷蔵室用蒸発器25bの各
部につける除霜用ラジアントヒータ30を各々別のガラ
ス管30b内に発熱容量の異なる発熱部30aを挿入し
て互いに電源接続部を外側向きにして取付けるようにし
てもよい。このようにすれば、接近して設置することが
出来、電線の接続作用がしやすく、かつ2個のヒータ3
0の発熱を別々にコントロールできるので、冷蔵室用蒸
発器25の着霜量が少ない時等には通電する必要がな
く、送風ファン26bの運転だけで除霜することが出
来、節電することが出来ると共に、庫内温度の上昇を防
止することも出来る。
【0051】本実施例の冷蔵庫に於いて、図9に示す如
く、冷凍室用蒸発器側発熱部30a1と冷蔵室用蒸発器
側発熱部30a2の発熱量の異なる発熱部を一本のヒー
タ管(石英ガラス管)30bに左右の口から別々に挿入
して、各々の口に各発熱部30a1、30a2の電源接
続端子を設け、かつ端子部が外側になるように設けた両
蒸発器25a、25bの除霜用ラジアントヒータ30と
してもよい。このようにすれば、組立がしやすいと共
に、冷凍室用蒸発器25aの除霜ヒータと冷蔵室用蒸発
器25bの除霜ヒータを各々独立して制御でき、冷蔵室
33の霜付量が少ない時は通電することなく、ファンモ
ータの回転のみで庫内空気の持つ温度で除霜することも
出来、冷却空気の温度上昇を少なくし効率よく温度制御
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数の少ない安価
な構成で、冷却開始時に冷蔵室の冷却速度を早くできる
と共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防止でき、冷凍
サイクルの効率を向上して消費電力量の低減を図ること
ができる冷蔵庫を提供することができる。
【0053】本発明によれば、部品点数の少ない安価な
構成で、冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却速度を
早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防止
でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の低減
を図ることができる冷蔵庫を提供することができる。
【0054】本発明によれば、部品点数の少ない安価な
構成で、冷凍室および冷蔵室を独立して同時および単独
に冷却することができると共に冷蔵室の冷却運転停止時
に冷蔵室ファンによる除霜運転をすることができ、さら
には冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却速度を早く
できると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防止で
き、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の低減を
図ることができる冷蔵庫を提供することができる。
【0055】本発明によれば、冷蔵室蒸発器と冷凍室蒸
発器の収納性を向上して、冷蔵庫の収納容積の増大と原
価低減を図ることができる冷蔵庫を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル構
成図である。
【図2】同冷凍サイクルに用いる切換弁の切換動作説明
図である。
【図3】同冷蔵庫の動作フローチャート図である。
【図4】同冷蔵庫の動作フローチャート図(続き)であ
る。
【図5】同冷蔵庫の動作例のタイムチャート図である。
【図6】本発明の第2実施例の冷蔵庫の扉省略正面図で
ある。
【図7】同冷蔵庫に用いる除霜ヒータの斜視図である。
【図8】同冷蔵庫に用いる除霜ヒータの第1変形例の斜
視図である。
【図9】同冷蔵庫に用いる除霜ヒータの第2変形例の斜
視図である。
【符号の説明】
21…圧縮機、22…凝縮器、23…冷媒通路、24…
切換弁、24a…冷凍室用減圧装置、24b…冷蔵室用
減圧装置、25a…冷凍室用蒸発器、25b…冷蔵室用
蒸発器、26a…冷凍室ファン、26b…冷蔵室ファ
ン、27…逆止弁、28a…冷凍室温度センサ、28b
…冷蔵室温度センサ、29…吸込配管、29a…冷凍室
用蒸発器側吸込配管、29b…冷蔵室用蒸発器側吸込配
管、32…冷凍室、33…冷蔵室、34…冷蔵庫箱体、
40…制御装置、41a…冷凍室用蒸発器出口温度セン
サ、41b…冷蔵室用蒸発器出口温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 利広 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 中村 英幸 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 松嶋 弘章 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3L045 AA01 AA03 AA06 BA01 CA02 DA02 EA01 GA04 HA02 HA07 JA14 LA12 MA02 NA03 NA09 PA01 PA03 PA04 PA05 3L046 AA01 AA05 AA07 BA01 CA07 MA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装置、
    冷凍室用蒸発器および逆止弁を順に直列に接続した第1
    冷媒回路と、冷蔵室用減圧装置および冷蔵室用蒸発器を
    順に直列に接続した第2冷媒回路とを有する冷凍サイク
    ルを備えると共に、前記冷凍サイクルを制御する制御装
    置を備えた冷蔵庫において、 前記冷凍サイクルは、前記第1冷媒回路および前記第2
    冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成し、前記
    並列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、 前記切換弁は、前記第1冷媒回路および前記第2冷媒回
    路への選択的連通と、前記両冷媒回路への同時閉鎖との
    状態に切換え可能な一つの弁で構成し、 前記制御装置は、前記圧縮機を停止した状態で、前記切
    換弁を前記両冷媒回路への同時閉鎖の状態に制御するこ
    とを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記制御装置は、前記
    冷凍室用蒸発器が冷却する冷凍室の温度が所定温度に低
    下し且つ前記冷蔵室用蒸発器が冷却する冷蔵室の温度が
    所定温度に低下していないときに前記切換弁を第2冷媒
    回路に連通する状態とし、前記冷蔵室の温度が所定温度
    に低下し且つ前記冷凍室の温度が所定温度に低下してい
    ないときに前記切換弁を前記第1冷媒回路に連通する状
    態とし、前記冷凍室および前記冷蔵室が所定温度に低下
    しているときに前記切換弁を前記両冷媒回路に閉鎖する
    状態とするように制御することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記冷蔵室用蒸発器の
    冷気を冷蔵室に通風する冷蔵室ファンを備え、前記制御
    装置は、前記切換弁を前記第1冷媒回路に連通し且つ前
    記第2冷媒回路に閉鎖した状態としているときに、前記
    冷蔵室ファンを運転するように制御することを特徴とす
    る冷蔵庫。
  4. 【請求項4】圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装置お
    よび冷凍室用蒸発器を順に直列に接続した第1冷媒回路
    と、冷蔵室用減圧装置および冷蔵室用蒸発器を順に直列
    に接続した第2冷媒回路とを有する冷凍サイクルを備え
    ると共に、前記冷凍サイクルを制御する制御装置を備え
    た冷蔵庫において、 前記冷凍サイクルは、前記第1冷媒回路および前記第2
    冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成し、前記
    並列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、 前記切換弁は、前記第1冷媒回路および前記第2冷媒回
    路への選択連通と、前記両冷媒回路への同時閉鎖との状
    態に切換え可能な一つの弁で構成し、 前記制御装置は、前記圧縮機を停止した状態で前記切換
    弁を前記両冷媒回路への同時閉鎖の状態に制御すると共
    に、この状態から前記切換弁を前記第1冷媒回路または
    前記第2冷媒回路に連通状態とする場合にはその前に前
    記圧縮機を運転してから前記連通状態に移行するように
    制御することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記制御装置は、前記
    圧縮機の前記移行前の運転を所定時間とすると共に、こ
    の所定時間の経過後に前記圧縮機の運転を継続したまま
    前記連通状態へ移行するように制御することを特徴とす
    る冷蔵庫。
  6. 【請求項6】圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装置、
    冷凍室用蒸発器および逆止弁を順に直列に接続した第1
    冷媒回路と、冷蔵室用減圧装置および冷蔵室用蒸発器を
    順に直列に接続した第2冷媒回路とを有する冷凍サイク
    ルを備えると共に、前記冷凍サイクルを制御する制御装
    置および前記冷蔵室用蒸発器の冷気を冷蔵室に通風する
    冷蔵室ファンを備えた冷蔵庫において、 前記冷凍サイクルは、前記第1冷媒回路および前記第2
    冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成し、前記
    並列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、 前記切換弁は、前記第1冷媒回路および前記第2冷媒回
    路への選択的連通と、前記両冷媒回路への同時連通と、
    前記両冷媒回路への同時閉鎖の四つの状態に切換え可能
    な一つの弁で構成し、 前記制御装置は、前記圧縮機を停止した状態で前記切換
    弁を前記両冷媒回路への同時閉鎖の状態に制御すると共
    に、この状態から前記切換弁を前記第1冷媒回路または
    前記第2冷媒回路に連通状態とする場合にはその前に前
    記圧縮機を運転してから前記連通状態に移行するように
    制御し、前記切換弁を前記第1冷媒回路に連通し且つ前
    記第2冷媒回路に閉鎖した状態としているときに前記冷
    蔵室ファンを運転するように制御することを特徴とする
    冷蔵庫。
  7. 【請求項7】圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装置、
    冷凍室用蒸発器を直列に接続した第1冷媒回路と、冷蔵
    室用減圧装置および冷蔵室用蒸発器を直列に接続した第
    2冷媒回路とを有する冷凍サイクルを備えると共に、前
    記冷凍室用蒸発器から冷凍室へ冷気を送風する冷凍室フ
    ァンおよび前記冷蔵室用蒸発器から冷蔵室へ冷気を送風
    する冷蔵室ファンを備えた冷蔵庫において、 前記冷凍室用蒸発器および冷蔵室用蒸発器は冷蔵庫箱体
    内の背面部に隣接して配置したことを特徴とする冷蔵
    庫。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記冷凍サイクルは、
    前記第1冷媒回路および前記第2冷媒回路を並列に接続
    して並列冷媒回路を形成し、前記冷凍室用蒸発器および
    冷蔵室用蒸発器は左右に隣接して断熱材を介して一体的
    に形成したことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記冷凍室用蒸発器お
    よび冷蔵室用蒸発器は、左右に隣接して配置すると共
    に、前記両蒸発器にまたがった1本のラジアントヒータ
    および一つの除霜水受け皿を設けたことを特徴とする冷
    蔵庫。
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