JPS621670Y2 - - Google Patents

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JPS621670Y2
JPS621670Y2 JP1981075971U JP7597181U JPS621670Y2 JP S621670 Y2 JPS621670 Y2 JP S621670Y2 JP 1981075971 U JP1981075971 U JP 1981075971U JP 7597181 U JP7597181 U JP 7597181U JP S621670 Y2 JPS621670 Y2 JP S621670Y2
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cooler
freezer compartment
temperature
refrigerant
coolers
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JP1981075971U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍室に二個の冷却器を設置して霜を
一方の冷却器に集中して付着させるようにした冷
却サイクルに関する。
冷凍室の壁面を冷却器により構成した所謂直冷
式の冷蔵庫にあつては、従来、冷凍室の壁面全体
に着霜を生じて冷却効果が低下したり、或は除霜
するに際しては食品が除霜水により水浸しになら
ないように逐一冷凍室から取出さねばならなかつ
たりするという不都合があつた。これを解消する
ために、冷凍室に二個の冷却器を設置して、霜を
低温側の冷却器に集中して付着させるようにする
ことが考えられており、その冷却サイクルは第5
図に示すように、コンプレツサaで圧縮されてコ
ンデンサbで液化された冷媒を主キヤピラリチユ
ーブcを介して、第一の補助キヤピラリチユーブ
d、冷蔵室内に設置した第三の冷却器e、冷凍室
に設置した第二の冷却器f及び第二の補助キヤピ
ラリチユーブgの直列回路と、第三の補助キヤピ
ラリチユーブh及び冷凍室に設置した第一の冷却
器iの直列回路とに分流させ、そして冷凍室に設
置した第一及び第二の冷却器i,fのうち低温側
である第一の冷却器iに霜が集中するように構成
されていた。尚、jは第一の補助キヤピラリチユ
ーブd及び第三の冷却器eと並列の迂回路h中に
設けた電磁弁で、冷蔵室が所定温度まで冷却され
ると開放して冷媒を迂回路hを介して第二の冷却
器fに流す作用を有する。しかしながら上記構成
の冷却サイクルでは、霜が第一の冷却器iに集中
するようこれを第二の冷却器fよりも低温度にす
るためには、第三の補助キヤピラリチユーブgを
設けて第一及び第二の冷却器i,fにおける冷媒
の蒸発圧力ひいては蒸発温度を異ならせる必要が
あり、これがため冷却サイクル全体の流路抵抗が
大きくなつてコンプレツサaにかかる負荷が増大
し、効率が低下するという問題があつた。
従つて本考案の目的は、流路抵抗が小さく、効
率が向上する冷却サイクルを提供するにある。
以下本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。第1図において、1は内部に冷
凍室2と冷蔵室3とを上下に区画形成した冷蔵庫
本体、4はコンプレツサ、5はコンデンサであ
る。また、6は冷凍室2のうち該冷凍室2内の食
品に影響を与えない部位、例えば冷凍室2内の背
方に配設されたルーバ2aの後方に設置した第一
の冷却器、7は冷凍室2の壁面を構成するアルミ
板製のフリーザボツクス7aに蒸発パイプ7bを
装着して成る第二の冷却器、8は冷蔵室3内に設
置した第三の冷却器である。斯る冷蔵庫の冷却サ
イクルは第2図に示されている。即ち、コンプレ
ツサ4の吐出口4aと吸入口4bとの間にコンデ
ンサ5、主キヤピラリチユーブ9、第一の補助キ
ヤピラリチユーブ10、第三の冷却器8及び第一
の冷却器6を順に直列に接続して主回路を構成
し、この主回路に対して、流路制御装置に相当す
る電磁弁11、第二の補助キヤピラリチユーブ1
2及び第二の冷却器7の直列回路を前記第一の補
助キヤピラリチユーブ10及び第三の冷却器8と
並列に接続している。そして、コンプレツサ4の
運転は冷凍室2内の温度に応じて作動する冷凍室
温検知スイツチ13により制御し、電磁弁11の
開閉は冷蔵室3内の温度に応じて作動する冷蔵室
温検知スイツチ14により制御するように構成し
ている。また電磁弁11は図示しない手動スイツ
チによつても通電することができるように構成さ
れている。
上記構成において、冷凍室2内が所定の温度以
上になると、コンプレツサ4の運転が開始され
る。このとき冷蔵室3内も所定の温度以上になつ
ていて、電磁弁11は閉状態にあるため、コンプ
レツサ4で圧縮され、コンデンサ5で液化された
冷媒は、主キヤピラリチユーブ9及び第一の補助
キヤピラリチユーブ10を介して第三の冷却器8
及び第一の冷却器6に流入し、これら両冷却器
8,6によつて冷蔵室3及び冷凍室2が冷却され
る。冷蔵室3内が所定の温度にまで冷却される
と、冷蔵室温検知スイツチ14が作動し電磁弁1
1に通電してこれを開放する。すると、第一のキ
ヤピラリチユーブ10の流路抵抗が第二のキヤピ
ラリチユーブ12のそれよりも大きく設定されて
いるため、冷媒は第一のキヤピラリチユーブ10
側には流れず、電磁弁11及び第二の補助キヤピ
ラリチユーブ12を介して第二の冷却器7及び第
一の冷却器6に流入し、冷凍室2のみが更に冷却
される。冷凍室2内が所定の温度にまで冷却され
ると、冷凍室温検知スイツチ13が作動し、コン
プレツサ4の運転を停止させる。そして、冷凍室
2内が所定の温度以上に上昇すると、上記のよう
な冷却運転が再び開始される。第3図は冷却運転
の開始及び停止に伴う第一及び第二の冷却器6,
7の温度変化を示したもので、横軸に時間、縦軸
に温度を取り、第一の冷却器6の温度をA線で、
第二の冷却器7の温度をB線で示している。即
ち、冷却運転中、前半における電磁弁11の閉時
には、冷媒は第一及び第三の冷却器6,8に流
れ、第二の冷却器7には流れないため、第一の冷
却器6が第二の冷却器7よりも低温度(5〜6℃
程度低い)となり、霜は第一の冷却器6のみに着
くようになる。そして電磁弁11が開放する冷却
運転の後半においては、冷媒は第一及び第二の両
冷却器6,7に流れるため、両冷却器6,7の温
度はほとんど同じになり、霜は両冷却器6,7の
双方に着くようになる。このようにして第二の冷
却器7に付着した霜は、次の冷却運転中の前半
(電磁弁11の閉時)において生ずる両冷却器
6,7の温度差により昇華して低温側の第一の冷
却器6に転移する。従つて、第二の冷却器7には
ほとんど着霜せず、霜は第一の冷却器7に集中し
て付着するようになる。そして、第一の冷却器6
に着いた霜は、当該冷却器6に装着した電気ヒー
タが図示しないタイマーにより所定時間毎に通電
されることによつて、定期的に強制除霜される。
この強制除霜時、第一の冷却器6は電気ヒータ
により加熱されて温度上昇するが、この第一の冷
却器6は冷凍室2内の食品に熱的影響を与えるこ
とのない部位に設置されているので、冷凍室2内
の食品が暖められてしまうという不具合は生じな
い。
しかも、本実施例では、第一の冷却器6を第三
の冷却器8の出口側に接続したので、冷却運転の
前半に冷媒が第三の冷却器8及び第一の冷却器6
を流れる場合、冷凍室2或は冷蔵室3の熱的負荷
が大きくても、良好なる冷却性能を発揮する。即
ち、対比のために第一の冷却器6を主キヤピラリ
ーチユーブ9の出口側に接続する構成の冷却サイ
クルを考えると、このものでは、第一の冷却器6
と第三の冷却器8との間に流路抵抗の大なる第一
の補助キヤピラリーチユーブ10が存在すること
となる。このため、冷媒が第一の冷却器6、主キ
ヤピラリーチユーブ10及び第三の冷却器8を順
に流れる場合、冷凍室2の熱的負荷が大きいと、
第一の冷却器6で冷媒が多量にガス化し、そのガ
ス冷媒量が多ければ多い程、第一の補助キヤピラ
リーチユーブ10の流路抵抗が見かけ上大きくな
つてコンプレツサ4への冷媒戻り量が減少し、そ
の結果、冷媒の循環量が少なくなつて冷却性能が
低下する。また、第一の冷却器6が第三の冷却器
8の入口側に第一の補助キヤピラリーチユーブ1
0を介して接続されていると、第一の冷却器6の
冷媒蒸発圧力(蒸発温度)が第一の補助キヤピラ
リーチユーブ10の抵抗相当分だけ第三の冷却器
8より高くなることから、冷蔵室3の熱的負荷が
大きい場合、第三の冷却器8の冷媒蒸発温度がな
かなか低下しないため、第一の冷却器6の冷媒蒸
発温度もなかなか低下せず、その結果、冷凍室2
の温度がなかなか低下せず、冷凍室2内の食品に
悪影響を及ぼすという不具合を生ずる。しかしな
がら、本実施例では、第三の冷却器8と第一の冷
却器6との間に第一の補助キヤピラリーチユーブ
10に相当する流路抵抗の大なるキヤピラリーチ
ユーブが存在しないので、上述のような問題は本
来的に生じない。
また上記のように構成した冷却サイクルにあつ
ては、本実施例のように手動スイツチによつて電
磁弁11を通電できるようにすれば、食品を冷凍
して保存する場合、冷蔵室3内の温度とは無関係
に第一及び第二の両冷却器6,7に冷媒を流すこ
とができるので、食品を急速冷凍でき、便利であ
る。
尚、上記実施例では第一の冷却器6を冷凍室2
内に設置したが、フリーザボツクスの一壁面例え
ば上面或は背面を第一の冷却器により構成し、残
る他の壁面を第二の冷却器により構成するように
してもよい。
第4図は冷却サイクルの他の構成例を示すもの
で、第2図との相違は、第二の冷却器7の流出側
を第三の補助キヤピラリチユーブ15を介して第
一の冷却器7の流入側に接続して、第一及び第二
の両冷却器6,7に冷媒が流れる際にも第一の冷
却器6の温度が第二の冷却器7よりも低温度とな
るように構成したものである。このようにしても
第一の冷却器6よりもコンプレツサ4側にキヤピ
ラリチユーブを設けずとも済む。
本考案は以上の説明から明らかなように、冷蔵
室用の第三の冷却器と冷凍室用の第一の冷却器と
を直列に接続すると共に、冷凍室用の第二の冷却
器を第三の冷却器と並列に接続し、流路制御装置
により冷媒を第一、第三の各冷却器に供給する場
合と第一、第二の各冷却器に供給する場合とに切
換える構成としたので、冷媒を第二の冷却器に供
給することなく第一及び第三の冷却器に供給する
際に、冷凍室に設置された第一及び第二の冷却器
間で温度差が生じ、低温側である第一の冷却器に
霜が集中して付着するようになる。従つて、第一
の冷却器よりもコンプレツサ側にキヤピラリチユ
ーブを設けずとも済み、第一の冷却器で蒸発した
冷媒を流路抵抗の大きなキヤピラリチユーブを介
してコンプレツサに吸入させることにはならない
ため、コンプレツサの負荷が軽減され効率が向上
する。
また、第一の冷却器に付着した霜はこの第一の
冷却器をヒータにより加熱することによつて除去
するが、第一の冷却器は冷凍室内の食品に熱的影
響を与えない部位に設置されているので、除霜時
に冷凍室内の食品が暖められてしまうという不具
合は生ぜず、良好に冷凍保存することができる。
しかも、第三の冷却器と第一の冷却器との間には
流路抵抗の大なるキヤピラリーチユーブを設けず
とも済むので、冷凍室或は冷蔵室の熱的負荷が大
きい場合でも、冷媒循環量の減少を来たしたり熱
的負荷の大なる冷却器の影響を受けて他の冷却器
の冷媒蒸発温度がなかなか低下しなかつたりする
等の不具合を解消でき、良好なる冷却性能を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は直冷式冷蔵庫の縦断側面図、第2図は冷
却サイクル構成図、第3図は第一及び第二の冷却
器の温度変化図であり、第4図は本考案の他の実
施例を示す第2図相当図、第5図は従来の冷却サ
イクル構成図である。 図中、2は冷凍室、3は冷蔵室、4はコンプレ
ツサ、5はコンデンサ、6乃至8は第一乃至第三
の各冷却器、9は主キヤピラリチユーブ、10は
第一の補助キヤピラリチユーブ、11は電磁弁
(流路制御装置)、12,15は第二、第三の補助
キヤピラリチユーブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍室のうち該冷凍室内の食品に熱的影響を与
    えない部位に設置した第一の冷却器と、前記冷凍
    室に設置した第二の冷却器と、冷蔵室内に設置し
    た第三の冷却器とを備えたものにおいて、コンプ
    レツサとコンデンサとキヤピラリーチユーブと前
    記第三の冷却器と前記第一の冷却器とを直列に接
    続して主回路を構成し、この主回路に対して前記
    第二の冷却器を前記第三の冷却器と並列に接続
    し、冷媒を前記第三の冷却器及び第一の冷却器を
    直列に介して流す場合と前記第二の冷却器及び第
    一の冷却器を直列に介して流す場合とに切換える
    流路制御装置を設けて成る冷却サイクル。
JP1981075971U 1981-05-25 1981-05-25 Expired JPS621670Y2 (ja)

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JP1981075971U JPS621670Y2 (ja) 1981-05-25 1981-05-25

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JPS57188061U JPS57188061U (ja) 1982-11-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629421B2 (ja) * 1984-07-06 1994-04-20 株式会社東芝 青色発光蛍光体及びそれを用いたカラー投写型映像装置用青色発光ブラウン管
JP2016136082A (ja) * 2015-01-05 2016-07-28 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 冷却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150955A (ja) * 1974-05-25 1975-12-04

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