JPH02240477A

JPH02240477A - マグネツト可動子

Info

Publication number: JPH02240477A
Application number: JP2032620A
Authority: JP
Inventors: Ferdinand Reiter; フエルデイナント・ライテル
Original assignee: Robert Bosch GmbH
Current assignee: Robert Bosch GmbH
Priority date: 1989-02-15
Filing date: 1990-02-15
Publication date: 1990-09-25
Also published as: KR900013536A; EP0383064A1; DE3904448A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、電磁的に操作される弁、特に混合気圧縮火花
点火式内燃機関の燃料噴射装置用の燃料噴射弁のための
マグネット可動子であってマグネットコイルによって取
囲まれた少なくとも１つの芯が設けられており、中空の
マグネット可動子がこの芯の方に向いており、かつ弁座
に向かって延びる弁体と結合されている形式のものに関
する。

［従来の技術ＩＤＨ−Ｏ５第３４　１８　７６１号もしくはＵＳ−ＰＳ
第４６　５１　９３１号明細書によれば、中実の材料の
穿孔及びその表面からの切粉の排出によって製作される
マグネット可動子が、すでに公知である。公知マグネッ
ト可動子では、種種異なる製作段階に極めて多くの費用
がかかり、この場合に極めて種種異なる箇所に生じるパ
リが取除かれねばならない。さらに、この公知マグネッ
ト可動子の重重は比較的大きく、それによって、あまり
に迅速に電磁石が励磁されたり又は励磁を中断されたさ
いには、マグネット可動子の運動が不都合に遅れてしま
う。

［発明が解決しようとする課題］本発明の課題は、上記欠点を排除すると共に自己重量の
極めて小さなマグネット可動子を容易かつ安価に製作す
ることにある。

［課題を解決するための手段］上記課題は、本発明によればはじめに述べた形式のマグ
ネット可動子において、マグネット可動子が円形に巻成
された薄板ストリップとして形成されていることによっ
て解決されている［作用及び効果］本発明の構成によれば、マグネット可動子が切粉の生じ
ることなく製作されるので、パリを取除く過程は不要で
あり、マグネット可動子の重重か小さいことによって、
電磁石の励磁もしくは励磁の中断時に応動時間が極めて
短くなる請求項２に記載の手段によれば、請求項１に記
載したマグネット可動子の有利な構成及び改良が可能で
ある。マグネット可動子にスリットを形成することによ
って、マグネット可動子内の渦電流が減少され、それに
よって磁気回路の効率がより高められる。

［実施例１次に図示の実施例につき本発明を説明する。

混合気圧縮火花点火式内燃機関用の燃料噴射装置のユニ
ットとして燃料噴射弁の形状を有する、例えば電磁的に
操作される弁が第１図に示されている。この弁には、強
磁性材料から成る金属製で管状の接続管ｌが設けられて
おり、接続管ｌの下方の芯端部２上にはマグネットコイ
ル３が配置されている。従って、接続管１は芯としても
役立っている。接続管ｌの芯端部２に続いて中間部材６
が、弁縦軸線４に対して同軸的に延びており、かつ例え
ばろう接又は溶接によって接続管ｌと密に結合されてい
る。中間部材６は深絞り加工された非磁性薄板から形成
されており、かつ、弁縦軸線４に対して同軸的に延びる
第１結合区分４７を有している。第１結合区分４７は芯
端部２を完全に掴んでおり、かつ芯端部２と密に結合さ
れている。第１結合区分４７から半径方向外側へ向かっ
て延びるカラー４８が、中間部材６の第２結合区分４９
へ通じている。第２結合区分４９は弁縦軸線４に対して
同軸的に延びており、かつ軸方向で結合部材３９へ向か
って部分的に突出しており、かつ例えばろう接又は溶接
によって結合部材３９と密に結合されている。第２結合
区分４９の直径は第１結合区分４７の直径よりも大きく
なっており、それによって弁の組立て状態では、管状の
結合部材３９が端面５０によってカラー４８に当接する
。弁の外寸法を小さくするためには、第１結合部材４７
が、芯端部２の、接続管ｌの直径よりも小さな直径を有
する保持ストッパ５１を掴んでおり、第２結合部材４９
が、結合部材３９の、隣接する範囲の直径よりも小さな
直径を有する保持ストッパ５２を掴んでいる。

強磁性材料から成る結合部材３９が、端面５０とは反対
側に保持孔４１を有している。弁座体８が例えばねじ締
め、溶接又はろう接によって、保持孔４１内に密にはめ
込まれている。保持孔４１は移行孔５３へ移行しており
、端面５０の近くでは移行孔５３に滑動孔５４が続いて
いる。マグネット可動子１２が滑動孔５４内へ突入して
おり、かつ滑動孔５４内を貫通案内されている。従って
、保持孔４１と滑動孔５４とは工作機械において１回ク
ランプした状態で形成することができる。その結果、こ
れらの孔が互いに極めて正確に合致する。マグネ・７ト
可動子１２は中間部材６内も結合部材３９の移行孔５３
内も貫通案内されていない。滑動孔５４の軸方向の長さ
は、マグネット可動子１２の軸方向の長さよりも短くな
っており、例えばマグネット可動子１２の軸方向の長さ
の約１／１５である接続管ｌとは反対側において、金属
製の弁座体８は、接続管ｌの芯端部２に向いた側に堅固
な弁座９を有している。接続管１．中間部材６、結合部
材３９及び弁座体８が並列していることによって堅固な
金属製ユニットが形成される。移行孔５３内へ突入する
弁体ｌＯの一端部がマグネット可動、子１２の固定孔１
３内へ差込まれており、かつそこに固定されている。横
断面が円形で薄肉の結合管３６が、上記端部及び弁閉鎖
部材１４を取囲んでいる。弁閉鎖部材１４は、結合管３
６の、弁座９に向いた端部と結合されており、かつ例え
ば球、半球又は他の形状を有していてもよい。

弁閉鎖部材１４とは反対側において、戻しばね１８がマ
グネット可動子１２の固定孔１３内へ突入しており、か
つ一端部によって結合管３６の端面に支持されている。

戻しばね１８の他端部は接続管ｌの流れ孔２１内へ突入
しており、かつそこで管状の調節ブシュ２２に接してい
る。調節ブシュ２２はばね応力を調節するために、例え
ば流れ孔２１内へねじ締められているか又は押込まれて
いる。接続管ｌ及びマグネットコイル３の軸方向の長さ
全体にわたって見て少なくともその一部が、プラスチッ
ク外套２４によって取囲まれている。さらに、中間部材
６及び結合管３６の少なくとも一部も、このプラスチッ
ク外套２４によって取囲まれている。プラスチック外套
２４はプラスチックの注入又は埋込射出成形によって製
作することができる。

さらに電気的な接続ソケット２６が、プラスチック外套
２４に一体成形されており、マグネットコイル３は接続
ソケット２６によって、電気的に接触され、それによっ
て励磁される。

マグネットコイル３は、磁力線を案内するための強磁性
材料から成る少なくとも１つの案内部材２８によって取
囲まれている。案内部材２８は、マグネットコイル３の
全長にわたって軸方向に延びており、かつ周方向で見て
マグネットコイル３を少なくとも部分的に取囲んでいる
案内部材２８は弓形に湾曲しており、かつ中央範囲２９
と端部区分３１とを備えている。中央範囲２９はマグネ
ットコイル３の輪郭形状に適合して湾曲しており、かつ
周方向で見てマグネットコイル３をただ部分的にのみ取
囲んでいる。端部区分３１は、半径方向内側へ向かって
延びており、かつ一方では接続管ｌを、他方では結合部
材３９を１部分的に掴んでおり、かつそれぞれ軸方向に
延びる被覆端部３２へ移行している。第１図では１つの
弁に２つの案内部材２８が配置されており、両案内部材
２８は互いに対向して位置していてもよい。スペース上
の理由から、有利には電気的な接続ソケット２６が第１
図に示された平面から９０″回転された平面上に位置し
ていてもよく、即ち、案内部材２８を通る平面に対して
垂直に延びていてもよい結合管３６の管壁には、この管
壁を半径方向に貫通するスリット３７が形成されており
、スリット３７は結合管３６の全長にわたって延びてい
る。マグネット可動子１２から結合管３６の内通路３８
内へ流入した燃料が、スリット３７を介して移行孔５３
内へ流出し、移行孔５３から弁座９へ到達する。結合管
３６の下流側では、少なくとも１つの噴射開口１７が弁
座体８に形成されている。上記燃料は、この噴射開口１
７を介して内燃機関の吸入管又はシリンダ内へ噴射され
る。

結合管３６と、マグネット可動子１２及び弁閉鎖部材１
４とは、有利には溶接もしくはろう接によって結合され
る。内通路３８の管壁を半径方向外側へ向かって貫通す
るスリット３７は、図示の実施例において弁縦軸線４を
通る平面上では、結合管３６の一端部から他端部へ向か
って延びている。この場合スリット３７によって、燃料
の流れ横断面が大きくなり、燃料が内通路３８かもスリ
ット３７を介して移行孔５３内へ極めて迅速に流出し、
次いで弁座９に到達する。薄肉の結合管３６によって、
弁の重量が極めて小さくなると共に、弁の安定性が極め
て大きくなる。

結合管３６は以下のようにして製作される。

即ち、管壁の肉厚を備えた金属薄板から成りかつ方形の
形状を有する薄板区分５５が、例えば打抜き加工によっ
て製作される。薄板区分５５の縦方向の長さは、製作し
ようとする結合管３６の軸方向の長さに相応しており、
その横方向の長さは、製作しようとする結合管３６の周
方向の長さにほぼ相応している。その後、薄板部材５５
はマンドレルによって、所期の結合管３６の形状に巻成
されるか、もしくは湾曲させられる。この場合、結合管
３６を形成する薄板区分５５の、縦方向に延びる２つの
端面が互いに間隔を置いて向かい合うことによって、ス
リット３７が形成される。燃料が弁座９に向かって場合
によっては非対称的に流出することによって、噴射開口
１７から噴射される燃料の噴流形状に不利な作用が及ぼ
されるのを避けるために、複数の流れ開口５６を結合管
３６に形成すると有利である。これらの流れ開口５６は
、軸方向で見てほぼ対称的に分配されながら結合管３６
の管壁を貫通している。

流れ開口５６は、薄板区分５５が既に孔のあいた薄板か
ら製作されることによって形成されるか、又は、薄板区
分５５の製作と同時に形成される。燃料が半径方向で又
は螺旋形状で移行孔５３内へ流出するように、流れ開口
５６を形成することができる。この場合、流れ開口５６
は弁座９へ向かって傾斜するように延びていてもよい。

本発明によれば、マグネット可動子１２はできるだけ小
さな肉厚の壁から成る薄板ストリップから製作されてい
る。この薄板スチリップはまず必要な寸法に応じて方形
、特に長方形の形状を得るために薄板から打抜き加工さ
れ、次いでマンドレルによって所期の形状に巻成される
かもしくは湾曲させられて、その結果、この薄板ストリ
ップの周面が円形となる。この場合マグネット可動子１
２の運動方向に延びる２つの薄板ストリップ端面５８，
５９が互いに間隔を置いて向かい合うことによって、可
動子スリット６０が形成される。

その結果、マグネット可動子１２の製作が安価かつ容易
に行われるようになり、この場合、その自己重量が極め
て小さくなることによって応動時間が短くなると共に、
マグネット可動子１２内の渦電流が減少することによっ
て磁気回路の効率がより高められる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明によるマグネット可動子の１実施例を示す
もので、第１図は本発明によるマグネット可動子を備えた電磁的
に操作される燃料噴射弁を部分的に縦方向に断面して示
す図、第２図は第１図による線分■−■に沿ったマグネ
ット可動子の横断面図である。ｌ・・・接続管、２・・パ芯端部、３・・・マグネット
コイル、４・・−弁縦軸線、６・・・中間部材、８・・
・弁座体、９・・・弁座、ｌＯ・・・弁体、１２・・・
マグネット可動子、１３・・・固定孔、１４・・・弁閉
鎖部材、１７・・−噴射開口、１８・・・戻しばね、２
１・・・流れ孔２２・・・調節ブシュ、２４・・・プラ
スチック外套２６・・・接続ソケット、２８・・・案内
部材、２９・・・中央範囲、３１・・・端部区分、３２
・・・被覆端部３６・・・結合管、３７・・・スリット
、３８・・・内通路、３９・・・結合部材、４１・・・
保持孔、４７・・・第１結合区分、４８・・・カラー　
４９・・・第２結合区分、５０・・・端面、５１．５２
・・・保持ストッパ、５３・・・移行孔、５４・・・滑
動孔、５５・・・薄板区分５６・・・流れ開口、５８．
５９・・・薄板ストリップ端面、６０・・・可動子スリ
ット

Claims

【特許請求の範囲】

１．電磁的に操作される弁のためのマグネット可動子で
あって、マグネットコイルによって取囲まれた少なくと
も１つの芯が設けられており、中空のマグネット可動子
がこの芯の方に向いており、かつ弁座に向かって延びる
弁体と結合されている形式のものにおいて、マグネット
可動子（１２）が円形に巻成された薄板ストリップとし
て形成されていることを特徴とするマグネット可動子。
２．マグネット可動子（１２）の運動方向に延びる、マ
グネット可動子（１２）の２つの薄板ストリップ端面（
５８，５９）が、互いに間隔を置いて向かい合っており
、それによって可動子スリット（６０）が形成されるこ
とを特徴とする請求項１記載のマグネット可動子。