JPH02240460A - インサート成形品及びその成形方法 - Google Patents

インサート成形品及びその成形方法

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JPH02240460A
JPH02240460A JP1059944A JP5994489A JPH02240460A JP H02240460 A JPH02240460 A JP H02240460A JP 1059944 A JP1059944 A JP 1059944A JP 5994489 A JP5994489 A JP 5994489A JP H02240460 A JPH02240460 A JP H02240460A
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JP
Japan
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insert member
molded
adhesive
metal ring
molding material
Prior art date
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Pending
Application number
JP1059944A
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English (en)
Inventor
Masamichi Nagashima
正道 永嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Publication of JPH02240460A publication Critical patent/JPH02240460A/ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば金属環とゴムとを一体成形したオイ
ルシールのようなインサート成形品及びその成形方法に
関する。
(従来の技術) 従来、この種のインサート成形品としては第6図に示す
ようなオイルシール50がある。このオイルシール50
は外周面がハウジング51の内周面に嵌合されるゴム製
の成形体52と、この成形体52内に埋め込まれたイン
サート部材としての金属環53とから構成されている。
このようなオイルシール50の成形方法を第7図によっ
て説明する。
まず、予め表面に接着剤54を塗布した断爾略り字状の
金属環53を下型55の凹所56内に載置する0次に、
未加硫状態のゴム生地(図示せず)を下型55の中央の
凸部57上等に配置した後、下型55の凹所56内に到
達できる突起58を有する上型59を下降して型閉め加
圧するとともに、図示しない加熱手段により加熱する。
すると、熱により流動化した成形材料60は、圧力によ
り上型59と下型55との間に形成されたキャビティ内
を矢印A、Hのように流動し、キャビティ61の全域に
行きわたる、そして、成形材料60の硬化時に接着剤5
4によって金属環53と一体的に接着される。
その後、上型59を上昇して型開きするとともに、成形
品をキャビティ61内から雌型し、成形体52の所定箇
所を切断してオイルシール50ができ上る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、金属環53の表面は平坦に仕上げられて
いるため、流動化した成形材料60が接着面の表面を勢
いよく流れ、この際の流動作用によって第7図矢印Gで
示すように接着剤54が金属環53の表面から剥離して
しまい、加硫成形される成形体52と金属環53との接
着不良が発生することがあった。
この発明は上記課題を解決するためのもので、流動化し
た成形材料が流動する際の勢いでインサート部材の表面
に塗布された接着剤が剥離することを防止し、成形体と
インサート部材との接着面に接着不良が生じないインサ
ート成形品及びその成形方法を提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの発明は、型成形される成形
体と、この成形体内に埋め込まれたインサート部材とか
らなり、インサート部材と成形体との接着面間に接着剤
が介在するインサート成形品において、前記インサート
部材の接着面に、型成形時にインサート部材の表面を流
れる流動化した成形材料の流れをよどませるための凹凸
を設けたものである。
また、接着面に凹凸を形成したインサート部材に接着剤
を塗布し、このインサート部材をキャビティ内に入れる
とともに、流動化した成形材料を、前記インサート部材
の接着面の近傍においては凹凸によってその流れをよど
ませつつキャビティ内全域に行き渡らせるものである。
(作 用) 上記構成に基づくこの発明の作用は、インサート部材表
面の凹凸部近傍では流動化した成形材料の流動がよどむ
ため、接着剤がインサート部材から剥離されることがな
い、従って、インサート部材と成形体とが確実に接着さ
れる。
(実施例) 次に、この発明を第1図〜第5図に示す実施例に基づい
て説明する。
第4図にはこの発明を適用して成形したインサート成形
品としてのオイルシール1がi%Iされている。このオ
イルシール1は成形体としての環状のゴム状弾性体2内
に、インサート部材としての金属環3を埋め込み成形し
たものである。このゴム状弾性体2は、ハウジング4の
内周面に嵌合される外筒部−五と、外筒部5の一端から
内径方向に伸びる環状の支持部6と、支持部6から密封
流体側Hに向けて伸び、かつ、先端が回転軸7の外周面
に密封接触するメインリップ8と、支持部6から大気側
Jに向けて伸び、かつ、先端が回転軸7の外周面に接触
するダストリフブ9とから構成されている。
なお、10はメインリップ9の外周に装着したバネで、
このバネ10は回転軸7の外周面に対するメインリップ
9の接触圧力を常時高く維持するためのものである。
前記金属環3は、断面がL字形に成形されており、ゴム
状弾性体2の外筒部5に埋め込まれるはめ合い部11と
、はめ合い部11の大気側Jの端部から内径方向に伸び
る基部12とから構成されている。また、この基部12
の大気側Jの側面13には円周方向に沿って凹凸14が
交互に形成されており、この回内にはゴム状弾性体2が
くい込んでいる。
次に、上記オイルシールの成形方法について説明する。
オイルシール1は第1図に示す成形型20を用いて成形
される。成形型20は、概略下型22と上型23とから
構成されている。下型22は底面24を形成する第一型
25と、底面24の外径側壁面を形成する第二型26と
、底面24の内径側壁面を形成する凸部27とからなり
、上方が開いた断面矩形状となっている。なお、24a
は底面24内に円周方向に沿って点在形成したピンであ
る。
一方、上型23の下面には、上記下型22の底面24付
近にまで挿入される環状の突起28が形成されている。
そして、型閉めした際に、この突起28と24との間に
環状のキャビティ21が画成されることになる。
第1図において、キャビティ21内のピン24a上に載
置した金属環3は、予め基部12の接着面(図示実施例
ではピン24aとの当接面)に凹凸14を円周方向に沿
って交互に形成し、更に接着剤29を接着面の全面に塗
布したものである。そして、下型22の凸部27上(ど
こでもよい)に未加硫前の成形材料としてのゴム生地3
0aを置いた後に上型23を矢印のように下降して型閉
め加圧するとともに、図示しない加熱手段によって加熱
する。
すると、熱によって流動化した成形材料30は圧力によ
り第2図の矢印に、Lに示すようにキャビティ21内に
流れ込む、その際、金属環3の表面、即ち、下型22の
底面24との対向面には凹凸14が形成されているため
、基部12と底面24間に到達した成形材料30はその
一部が凹円に侵入することによってその流動がよどみつ
つ進行することとなる。従って、金属環3の表面に塗布
された接着剤29が剥離することはない、その後、成形
材料30は更にキャビティ21内を第二型26(外周方
向)に向かって流れるとともに、ついにはキャビティ2
1内全域に行き渡り、第3図のように硬化して成形体2
となると同時に金属環3と接着剤29によって一体に接
着される。
上記のようにして加硫成形が終了したら、上型23を上
昇させて型開きし、金属環3とゴム状弾性体2との一体
成形品を離型するとともに、ゴム状弾性体2の点線31
部分を切断してバネ10を装着すれば第4図に示すオイ
ルシール1が完成する。
上記実施例においては、凹凸14が金属環3の基部12
であって、下型22の底面24に対向する面に形成して
いるが、これは加硫成形時において、流動状態の成形材
料30が基部12と底面24との間に到った時に最も流
動の勢いが激しくなるため、接着剤29が剥離し易いこ
とを考慮してのことである。従って、金属環3のどの面
に凹凸14を形成してもかまわない、また、凹凸14の
凹は断面くさび状のものに限らず、第5図ta+に示す
ような半円形状であってもよいし、同図tb+に示すよ
うな方形状のものであってもよいし、同図(C1に示す
台形状であってもよい。
更に、上記実施例においては成形体としてオイルシール
について説明しているが、成形体内にインサート部材を
埋め込み、両者を接着剤29を使用して一体化するもの
であれば、盲蓋、エアープリーザ−、ゴム付ワッシャー
や、ダストカバーベロー、ブーツ等の取付部、成形パツ
キン、ガスケットにも適用できる。
更にまた、上記実施例においては上型23と下型22と
を用いて圧縮成形によってゴム生地30aを加硫させる
方法を述べているが、これに限らず射出成形、トランス
ファー成形等を採用してもよい、また、成形材料はゴム
に限らず樹脂であってもよい。
(発明の効果) この発明は以上のように構成したものであるがら、キャ
ビティ内にインサート部材をインサートして成形体と一
体成形する際に、流動状態の成形材料の流れが接着面近
傍では凹凸によってよどむことになる。従って、金属環
の表面に塗布した接着剤が剥離することがなく、成形体
と金属環とが確実に接着されるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明の実施例を示し、第1図〜第
3図はオイルシールの成形過程を示す縦断面図、第4図
はオイルシールの使用B様を示す要部縦断面図、第5図
(al〜(C1はインサート部材の凹凸の他の実施例を
示す縦断面図、第6図は従来のオイルシールの使用態様
を示す要部縦断面図、第7図は第6図のオイルシールの
成形時を示す縦断面図である。 1・・・オイルシール(インサート成形品)2・・・ゴ
ム状弾性体(成形体) 3・・・金属環(インサート部材) 14・・・凹凸       29・・・接着剤第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型成形される成形体と、この成形体内に埋め込ま
    れたインサート部材とからなり、インサート部材と成形
    体との接着面間に接着剤が介在するインサート成形品に
    おいて、 前記インサート部材の接着面に、型成形時 にインサート部材の表面を流れる流動化した成形材料の
    流れをよどませるための凹凸を設けたことを特徴とする
    インサート成形品。
  2. (2)接着面に凹凸を形成したインサート部材に接着剤
    を塗布し、このインサート部材をキャビティ内に入れる
    とともに、流動化した成形材料を、前記インサート部材
    の接着面の近傍においては凹凸によってその流れをよど
    ませつつキャビティ内全域に行き渡らせることを特徴と
    するインサート成形品の成形方法。
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