JPH0223899A - 核酸配列の増幅および検出法 - Google Patents

核酸配列の増幅および検出法

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JPH0223899A
JPH0223899A JP1087843A JP8784389A JPH0223899A JP H0223899 A JPH0223899 A JP H0223899A JP 1087843 A JP1087843 A JP 1087843A JP 8784389 A JP8784389 A JP 8784389A JP H0223899 A JPH0223899 A JP H0223899A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、核酸配列の増幅法、さらに、核酸テンプレー
ト(te鴎plate)上の一塩基の相違を検出するた
めの方法である。
(従来の技術) 核酸の一部を酵素的に対合させる方法はいくつか知られ
ている。ワイスら(11eiss、B、、ら、 J、B
iol。
Chew、 245(IT):4543(1968))
は、T4−ポリヌクレオチド(DNA)リガーゼを用い
た、DNA2重鎖における、2つに分断された鎖断片の
連結について述べている。スガラメラら(Sgaram
ella、 V、 Iら+ Proc。
NaLl、Acad、Sci、υ、S、^、 67(3
):1468(1970))は平滑末端のON^2重鎖
を連結するためのT4−ポリヌクレオチド(DNA)リ
ガーゼの利用について述べている。ナスら01ath、
L、ら、 J、Biol、Chem、 249(12)
:3680(1974))はDNAリガーゼをポリリボ
ヌクレオチドとポリデオキシリボヌクレオチドとの連結
に利用することを述べている。ヒギンズら(lligI
Iins、N。
P、、ら、 Methods in Enzymolo
P、y 68:50(1979))は口N^連結酵素の
総説を提供している。ハリソンら(11arrison
、 B、 、ら、Nucleic Ac1ds Re5
earch 12:8235(1984))はポリマー
溶液中でT4RNAリガーゼによるオリゴヌクレオチド
とポリヌクレオチドとの連結反応が促進されることを説
いている。
増幅に関しては、サイキら(Saiki、R,に、、ら
、5cience 230:1350(1985))が
、増幅する領域に隣接する2種のオリゴヌクレオチドプ
ライマーを与え、変性したゲノムDNAの鎖にそのプラ
イマーを対合させ、大腸菌のDNAポリメラーゼlのク
レノーフラグメント(Klenow fragment
)およびデオキシリボヌクレオシドトリホスファターゼ
によって伸長させる、ポリメラーゼ連鎖反応と呼ばれる
方法による、β−グロビンのゲノム上の配列の酵素的な
増幅について述べている。ムリスに対する米国特許第4
 、683 、202号明細書はポリメラーゼ連鎖反応
法についてさらに述べている。
サイキらに対する米国特許4.683.194号明細書
は、ある配列に対し、その配列に相補的なオリゴヌクレ
オチドプローブをハイブリダイズさせ、その制限酵素切
断部位により近いプローブの末端で標識された制限酵素
切断部位を結びつけることにより核酸配列中の特異的な
多様な制限酵素切断部位を検出する方法について述べて
いる。核酸配列とそれに対してハイブリダイズしたプロ
ーブは次いで制限酵素により消化され、標識、非標識の
オリゴマー断片が分別され、標識の入ったオリゴヌクレ
オチドが検出される。
ムリスらに対する米国特許第4,683,195号明細
書はプライマーと重合試薬を用いた核酸配列の増幅過程
および特異的な核酸配列の存在の有無を検出する過程に
ついて述べている。ひとつの核酸試料の分離した鎖は2
種の異なるオリゴヌクレオチドプライマーで処理され、
目的とする核酸配列を合成するためのテンプレートとし
て働くプライマーは伸長して相補的な伸長産物を形成す
る。その後、増幅された配列は検出するべき配列にハイ
ブリダイズする事のできる標識されたプローブを添加す
ることによって検出される。
(発明が解決しようとする課B) 本発明は、第一に、テンプレート配列がより容易に検出
されることが可能となるように、核酸テンプレートから
の特定の核酸配列を増幅する手段として利用可能である
ため、診断への応用に有用である。与えられた核酸配列
を増幅するためには、その配列を、目的とする標的塩基
の両側に隣接するオリゴヌクレオチド鎖(基質)の少な
くトモ1組とハイブリダイズさせるが、その際、1対の
オリゴヌクレオチド鎖の1方にある指定された末端塩基
を標的塩基と相補的とし、またその指定された末端塩基
が、同じ対の他方の基質の末端との連結部(ジャンクシ
ョン)を形成している。前者のオリゴヌクレオチド基質
譬は実際においては標的塩基および隣接する核酸配列に
ハイブリダイズすると同時に、プローブの指定された末
端塩基がテンプレートの標的塩基に相補的である場合に
のみ、標的塩基及び隣接配列の反対側に隣接するように
デザインされた後者のオリゴヌクレオチド基質基質と連
結するプローブである。
与えられたテンプレート上に、指定された末端塩基が相
補するべき標的塩基が存在しないような不適合な条件下
で連結が起きる可能性があるが、本発明によれば、連結
部位のいずれか一方における1塩基の不適合により、2
つのオリゴヌクレオチド額間の連結頻度を低下させ、理
論的には核酸テンプレート上の単一の塩基の相違をも区
別するために、そうした誤った連結は抑圧され得る。し
たがって、本発明における本方法は、核酸配列上の単一
の塩基あるいは塩基突然変異を検出する診断技術として
も利用可能である。したがって、このような本発明のよ
り進んだ態様は、決定的な構造遺伝子上の単一の突然変
異の結果生ずる、鎌型赤血球貧血病、血友病あるいは色
盲などの遺伝子病の診断に有用である。
(課題を解決するための手段) 一般に、本発明は、各々の核酸が一本の鎖あるいは分離
した相補的頓からなってるような、ひとつの核酸テンプ
レート試料に含まれる少なくとも一種の特定の核酸配列
における一つの塩基または塩基対の相違をも検出する方
法を特色としており、本方法は、この鎖を2種の比較的
短いオリゴヌクレオチド基質の2組のうち、少なくとも
一つと処理することを含み、この組の各々は、(i)少
なくとも一方の鎖のテンプレート配列の少なくとも一部
分と相補的であり、したがって該部分にハイブリダイズ
し、そして(ii)該特定の核酸配列に含まれる指定さ
れた標的塩基の両側に隣接するが、その際、各々の組の
オリゴヌクレオチド中の2つの短いオリゴヌクレオチド
の1方がその一つの末端に、該テンプレートの標的塩基
の一つに相補的な塩基を一個含むような組であり、そし
て上記の処理の条件は、もしテンプレート中に標的塩基
が存在すれば、該標的塩基の一つに相補的な相補的オリ
ゴヌクレオチドの一つの末端塩基と、同じ組のもう一方
の相補的オリゴヌクレオチドの末端塩基との間で連結が
起きることにより、各々の組中の2つの短いオリゴヌク
レオチドが相互に連結するような反応条件である。
本発明は、さらに、単鎖あるいは相補的核酸鎖からなる
核酸あるいは核酸混合物を含む試料中の、少なくとも一
種の特定の核酸配列を増幅する方法を特色とし、この場
合、本試料は本配列、あるいは複数の配列を含むと推定
されており、末法は、(a)少なくとも一つの特定の核
酸配列に相補的な2組のオリゴヌクレオチド対の少なく
ともtU+でこの鎖を処理するが、482 &Ilのオ
リゴヌクレオチド対は、核酸配列(単数あるいは複数)
に含まれる一本鎖テンプレート上の少なくとも一つの標
的塩基あるいは平滑末端を規定する少なくとも−・つの
標的塩基対に隣接することが出来るものでもあり、さら
に少なくとも一つの組のオリゴヌクレオチドの一方の一
つの末端ヌクレオチドが、標的塩基もしくは標的塩基対
の複数塩基の一つに相補的であり、その際、上記処理の
条件として、試料中に標的塩基あるいは標的塩基対が存
在する場合のみに、末端ヌクレオチドが対の内の他方の
オリゴヌクレオチドの末端と相互的に連結し、その結果
、特定の核酸配列に対して相補的な連結産物を形成する
ような条件下で行い、(b)もし、試料中に検出される
べき標的塩基あるいは標的塩基対が存在すれば、連結産
物をテンプレートから分離する条件下で試料を処理し、
そして、(c)連結が起こったかを判断することから構
成されている。
本発明のその他の利点並びに特色は、本件に関する好ま
しい態様についての以下の記載と特許請求の範囲から明
らかにされるだろう。
(発明の詳細な説明) 本発明の本性は、いかなる特定の核酸配列テンプレート
をも増幅が可能であり、核酸テンプレート上のただ一つ
の塩基の相違を識別、検出することが可能である。した
がって、本発明は、鎌型赤血球貧血病のような点突然変
異の結果として起こる種々の遺伝的疾患の診断に有効で
ある。その他の診断への応用では、ゲノムON^中の限
られたコピー数のDNAテンプレートの検出のために、
信号の増幅が必要である0例えば、10Arの[lN^
中には単一の遺伝子にして約100万コピーが存在する
のみである。さらに、行なわれる特定の診断法によって
は、ごく限られた量のDNAしか得られないかも知れな
い。
本発明の本性によれば、核酸テンプレート上の標的塩基
の両方向に対して、相補的でそして隣接するような短い
オリゴヌクレオチド鎖が合成される。これらの比較的短
いオリゴヌクレオチド(隣接オリゴヌクレオチドあるい
は基質)は、−C的に第1図に示されているように、O
N−1,ON−2,ON−3およびON−4と表示され
る。隣接オリゴヌクレオチドは当業者にはよく知られた
方法によって合成されるだろう。
隣接オリゴヌクレオチドの長さは、この隣接オリゴヌク
レオチドを目的の標的塩基対に隣接する核酸テンプレー
トの部分にのみハイブリダイズあるいは再結合(アニー
ル)させるための独特の塩基パターンを含むのに充分な
長さを持っていなければならない、ii接オリゴヌクレ
オチドの厳密な長さは、反応温度、pH条件および標的
配列の複雑さなどを含む種々の因子に依存している。一
般に、約4から約100ヌクレオチドからなる隣接オリ
ゴヌクレオチドは、より高い反応温度の下でも充分に安
定なハイブリッド複合対を形成する。大抵の場合、本発
明にしたがって用いられる好ましい隣接オリゴヌクレオ
チドは、約8から約20ヌクレオチドからなるものであ
る。
本発明の本性は、−本あるいは二本鎖の核酸テンプレー
トを用いて行なわれるだろう、もし、核酸テンプレート
が二本鎖からなるなら、本発明の連結増幅を始める前に
、第一に鎖を分離する必要がある。核酸の鎖を分離する
一つの方法は、核酸が完全に変性するまで熱を加えるこ
とを含んでいる。こうした変性は、通常80℃から10
5℃の範囲の温度で、lから10分の範囲の間で行なわ
れる。
核酸鎖の分離は、ヘリカーゼ(hilicase)酵素
およびRec^といった、酵素によっても起こすことが
できる。ウォーレスら(Wallace、 R,B、、
ら5cience 209:1396(1980))に
より述べられている通り、適当な制限酵素に続いて、エ
クソヌクレアーゼ■(Exo m )あるいはラムダ・
エクソヌクレアーゼで消化することにより、2本のうち
一方の鎖を除くことも可能である。
増幅される特定の核酸配列はより大きな分子のごく一部
でもよく、あるいは分離した分子でもよい。増幅される
配列は、分子あるいはぞの断片のより大きな混合物の一
部であることも出来る。材料となる核酸は、同じあるい
は別種の標的塩基を含む複数の目的とする配列を含んで
いるかも知れず、その結果こうした配列はいずれも同時
に増幅され得る。複数の目的とする標的配列とともに、
複数種の核酸からなる試料もまた、本発明の本性によっ
て増幅されることができる。
どの様な材料から由来したテンプレート核酸も、目的と
する核酸配列を含んでいるかあるいは含んでいると思わ
れる限り本発明を実施するために用いることができる0
例えば、細菌、酵母、ウィルス、植物あるいは動物由来
のプラスミド、天然のON^あるいはRNA、またはク
ローン化された口N^あるいはRNAを用いることがで
きる。ゲノムDNAあるいは総RNAも、ヒトの血液お
よび組織から種々の方法によって抽出されるだろう0合
成オリゴヌクレオチドも用いることができるだろう、 
RNAを開始テンプレートとして用いる場合は、RNA
はまず逆転写酵素などの酵素によりON^分子へと複写
される。
第1図を参照すると、テンプレートは標的塩基対1−T
1をもつβ1正常型βグロビン対立遺伝子である。第2
図では、テンプレートは標的塩基対0T^1をもつβ1
鎌型赤血球対立遺伝子である。第1図および第2図に示
された特定のテンプレートおよび隣接オリゴヌクレオチ
ドは本発明を説明するだけのものであり、本発明が、ヒ
トβグロビン遺伝子の対立遺伝子の検出あるいは増幅に
限定されるものではないことが理解されねばならない。
第1図に示されるように、テンプレートの5°−3゛(
上)鎖を(+)とし、3’−5’ (下)Mを(−)と
呼ぶ。
隣接オリゴヌクレオチド011−2とON−4は8−ヌ
クレオチド長のオリゴヌクレオチドであり、ON−1と
ON−3は14−ヌクレオチド長のオリゴヌクレオチド
である0本発明の本法は、第1図に示されているものと
同様な対称性、すなわち3゛隣接オリゴヌクレオチドで
あるON−2とON−4が同じ長さであり、5゛隣接オ
リゴヌクレオチドであるON−1とON−3が同じ長さ
であることが必要である。2つの3゛あるいは2つの5
゛隣接オリゴヌクレオチドはより長いものを用いること
も可能であり、また4つの全ての隣接オリゴヌクレオチ
ドが同じ長さであることも可能である。しかし、3°隣
接オリゴヌクレオチド(ON−2とON−3)の5”末
端はリン酸化されていなくてはならず、またこれらの末
端は随時、例えば放射活性燐酸によって標識され得る。
5゛隣接オリゴヌクレオチド(ON−1と0ト3)は自
己連結およびテンプレート−非依存性連結を防ぐために
通常はリン酸化されない。
増幅するべき核酸テンプレートが二本鎖である場合、目
的とする標的塩基対は第1図のように、A1であるかま
たはT−A、G−CあるいはC−Gだろう、したがって
、テンプレートが一本鎖である場合は、標的塩基は4種
の塩基のいずれでもよい。
しかし、本発明の本法は、単一塩基あるいは単一塩基対
の相違を含んだ上述の用例に限定されるものではない、
したがって、隣接するオリゴヌクレオチドの相補的領域
は、本発明の本法が複数の塩基の相違を含む配列の判別
および検出に用いることができる複数の塩基あるいは塩
基対の相違を含むことも可能である。
二本鎖の核酸テンプレートの場合、標的塩基対は、第1
図に見られるように、粘着末端ではなく平滑末端を規定
することが必要である。
隣接オリゴヌクレオチド基質の組は、いずれかの鎖上の
突然変異が起こり得る位置をもつ核酸配列に相補的であ
る。さらに、二本鎖のテンプレートでは、2つの3゛隣
接オリゴヌクレオチドの一つの末端塩基のうちの一つと
、連結されるべき2つの51隣接オリゴヌクレオチドの
一つの末端塩基のうちの一つが、各々の標的塩基に相補
的でなければならない。したがって、第1図に示されて
いるように、3°隣接オリゴヌクレオチド(塩基T、O
N−2)の一つのうちの5゛末端の塩基は、(+)テン
プレート鎖の標的塩基^に相補的であり、5゛隣接オリ
ゴヌクレオチド(塩基^、oN−3)の一つのうちの3
”末端にあるヌクレオチドは(−)テンプレート鎖の標
的塩基Tに相補的である。したがって、いずれの隣接オ
リゴヌクレオチド組の4つの末端塩基すなわち、この配
列の最も末端に位置する2つの塩基と、互いに連結する
ような位置にある2つの塩基のうち、連結する可能性の
ある塩基の組合せの末端塩基の一つは、検出可能な連結
が起きるために標的塩基に相補的でなければならない。
第1図に示されている標的塩基対^−Tの右側にある塩
基対G−Cもまた標的塩基となり得る。この場合、5゛
隣接オリゴヌクレオチド(塩基C,ON−1)の一つの
うちの3゛末端ヌクレオチドは、(+)テンプレート鎖
の標的塩基Gに相補的であり、3゛隣接オリゴヌクレオ
チド(塩基G、ON−4)の一つの5°末端ヌクレオチ
ドは、(−)テンプレート鎖の標的塩基Cに相補的であ
る。
さらに、最終的な連結部を含む隣接オリゴヌクレオチド
の末端にあるそれ以外の位置のヌクレオチドも、本発明
の実施の際の標的ヌクレオチドとして考えることができ
る。
第1図で見られるように、3°隣接オリゴヌクレオチド
ON−2はテンプレートの(+)あるいは上の鎖に相補
的で、またその5°末端には(+)鎖の標的塩基^に相
補的な塩基Tを含み、隣接オリゴヌクレオチドの残りの
部分は5゛末端塩基から外側に向がって伸長するように
合成されている。5゛隣接オリゴヌクレオチドON−1
は、テンプレートの0)あるいは上の鎖に相補的となる
ように合成されており、また、その3゛末端Cの塩基が
、テンプレート上の標的塩基の3°側の(+)鎖の塩基
に相補的となるように定められている。この隣接オリゴ
ヌクレオチドの残りの部分は、5゛方向へと外側に伸長
している。
5°隣接オリゴヌクレオチドON−3は、その3°末端
にある塩基^が(−)鎖の標的塩基Tに相補的になり、
ON−3の残りの部分は標的塩基から外側に伸長するよ
うに、テンプレートの(−)または下の鎖に相補的にな
っている。3”隣接オリゴヌクレオチドON−4はテン
プレートの(−)あるいは下の鎖に相補的であり、ON
−4の5゛末端の塩基Gは標的塩基の5゛側にある(−
)鎖の塩基に相補的となるように定められている。 0
11−4の残りの部分は、3゛方向へ2外側に伸長して
いる。したがって、ON−2の5°末端の塩基とON−
3の3゛末端は標的塩基対に相補的である。
二本鎖核酸テンプレートを用いる場合は、対称性から、
長さの相違を除いて、ON−2はON−3と相補的であ
ることが必要である。同様に、011−1は、長さの相
違を除けばON−4と相補的である。第1図に見られる
ように、ON−1はON−4と相補的である。したがっ
て、二本鎖の核酸テンプレートが用いられる場合は、そ
れに隣接するオリゴヌクレオチドには、例えば以下のよ
うな二本鎖を使うことが可能である。
N−1 CCTCTTCAGACGGC GGAGAAGT   3’ N−4 5′ N−2 3’  TGAGGACT 5’  CACCTGACTCCTGAN−3 こうした二本鎖オリゴヌクレオチドは、いかなる増幅連
結反応の前にも、鎖を分離するために、上述のように処
理しなければならない。
適当な温度およびアッセイ条件下では、正しい相補的な
標的塩基がテンプレートの標的部位に存在する場合にの
み、ポリヌクレオチドリガーゼはON−1と012及び
/又は0ト3とON−4をON−2とON−3の標的塩
基の位置に連結して、有意な盪の、より長い連結産物を
形成する0例えば、バタテリオファーシT4誘発ON^
リガーゼや大腸菌ON^リガーゼといった、どの様な適
当なポリヌクレオチドリガーゼも本発明の実施に用いる
ことが可能である。
増幅反応混合液に少なくとも200mMのNaClを含
有させることにより、はぼ完全に誤った連結が抑制され
ることが見いだされている。したがって、第1図に関し
て、もしテンプレートDNAの標的部位が0ト2の5゛
末端あるいはON−3の3゛末端に相補的でないヌクレ
オチドを含むなら、ヌクレオチドの誤った対合により、
22塩基長の産物を形成するようないずれの有意な連結
反応も妨げられるだろう。
そのため、そのような連結産物が存在しないことは、目
的の標的塩基が特定のテンプレート上に存在しないこと
を示している0例えば、もし第1図のテンプレートが標
的塩基部位で塩基^とTが交換している鎌型赤血球(β
3遺伝子なら、第1図に措かれたON−2/ON−1あ
るいは011−3/ON−4の連結は全くないだろう、
したがって、気体される22ヌクレオチドの増幅連結産
物は形成されないだろう。
第2図に示された特定の隣接オリゴヌクレオチドに関し
ては、各々の対の2つのオリゴヌクレオチドが一つのオ
リゴヌクレオチド(ON−1あるいはOト3)の3°末
端と他のもの(ON−s2あるいはON−4)との5゛
末端が連結部を形成するように、隣接した位置でβグロ
ビンのテンプレートにアニールする。
テンプレート塩基上の標的ヌクレオチドは、(+)鎖と
(−)鎖のどちらが連結のためのテンプレートとして働
くかによって、基質の3゛末端ヌクレオチドかあるいは
5゛末端ヌクレオチドとペアを形成する。
ある連結増幅法が成功したか、失敗したかは隣接オリゴ
ヌクレオチドを放射性あるいは蛍光標識を用いてI!議
する事によって検出できる6例えば、!tp、 $38
あるいはその他の適当な放射性核種は、フルオレッセイ
ン、ローダミンまたはその誘導物と同様に用いることが
できるだろう、連結増幅産物は、次に、長い連結産物と
短い前駆対とを識別できるような、ゲル電気泳動クロマ
トグラフィーあるいはハイブリダイゼーションなどの操
作によっても確認することができる0例えば、ポリアク
リルアミドゲル電気泳動を用いて、連結産物を隣接オリ
ゴヌクレオチド反応体から、その大きさにしたがって分
離することができる。これらの技術のいくつかは、以下
の実施例で詳細に述べられるだろう。
以下の実施例で説明されるように、本発明の末法にした
がって、本文で述べられた連結増幅が、−次的あるいは
対数的様式の下で行なわれることが可能である。対数的
連結−増幅の工程は第3図に示されている。実施例で用
いられている合成オリゴヌクレオチド基質およびテンプ
レートのDNA配列は、以下の第1表に記載されている
第1表 合成オリゴヌクレオチド基質およびテンプレートのDN
A配列 オリゴヌクレオチド 遺伝子 配列 ON−1 ON−i2  ” ON−52 ON−a3  ” ON−53 ON−4 ■β19A ■β19s ■β23^。
β23S” 5’CGGCAGACTTCTCC 5°TCAGGAGτ 5’ACAGGAGT 5’CACCTGACTCCTG^ 5’CACCTGACTCCTGT βs5°GGAGAAGT 5’CTCCTGAGGAG^^にTCTGC5’CT
CCTGTGGAG^^GTCTGC5’CGGCAG
ACTTCTCCTCAGGAGTCH5’CGGCA
GACTTCTCCACAGGAGTC0正常型βグロ
ビン遺伝子に対する基17ON−a2、ON−a3は第
1図中のON−2およびON−3と同じである。
11β19Sと11β19^はβグロビン遺伝子の非コ
ード鎖に相補的な、独特の19ヌクレオチド長のオリゴ
ヌクレオチドであり、ON−1/ON−2対の連結のた
めのオリゴヌクレオチドテンプレートとして働く。
■β23S”とHβ23^°は23ヌクレオチド長で、
βグロビン遺伝子のコード鎖に相補的である。これらの
2つのヌクレオチドは、ON−3/ON−4対の連結の
ためのテンプレートとして働く。
ON−1/ON−s2およびON−1/ON−a2対の
どちらも、(+)コード鎖とハイブリダイズするが、O
N−s2とONa2はその5“末端の一つのヌクレオチ
ドで違っているだけであり、0トs2は鎌型赤血球対立
遺伝子を特定するものである。同様に、ON−s3/O
N−4とONa3/ON−4対は非コード鎖にハイブリ
ダイズするが、ON−s3とON−a3は3”末端で一
つのヌクレオチドでしか違わない。
βa(正常型)あるいはβS(鎌型赤血球型)対立遺伝
子を検出するために、隣接オリゴヌクレオチド基質であ
るON−1/ON−a2およびON−a3/ON−4対
の少なくとも一つを含む組が、正常型βグロビン配列に
用いられ、ON−1/ON−s2およびON−s3/O
N−4対の少なくとも一つが鎌型赤血球型配列を検出す
るために用いられる。
以下に述べる連結増幅反応において、ON−1/ON2
あるいはON−3/ON−4対のテンプレート依存性の
連結は、他の基質対に相補的な配列を持つ22塩基の産
物を形成する0例えば、ON−1−ON−a2産物はO
N−a3/ON−4基質に相補的となり、ON−s3−
ON−4産物はON1/ON−s2基質に相補的となる
だろう0本発明の一つの態様にしたがい、その連結産物
は、次に他方の対の隣接オリゴヌクレオチド基質の連結
のためのテンプレートとして役立ち、それにより、さら
に連結反応を行なうためのテンプレートをさらに生産す
ることができる。もし、初期の連結段階が塩基の誤った
対合の結果として起こらない場合、それに続く増幅段階
によって、検出可能な連結反応を示す信号を生ずること
はないだろう。
ひとたび22ヌクレオチド長の連結産物が形成されると
、これはそのテンプレートとハイブリダイズしたままに
なっている。変性により、この2重鎖は分離し、2つの
新たなテンプレートが生ずる。
もし、変性を煮沸により行なえば反応混合液中のりガー
ゼは失活するだろう、したがって、次の増幅を開始する
ためには新たに酵素を添加しな(ではならない。
実施例1 もし他に指示されていなければ、オリゴヌクレオチドテ
ンプレート上の全てのオリゴデオキシリボヌクレオチド
連結反応は、50mM Tris−HCI(pH7゜6
)、 10−M MgClア、l−阿口丁丁(ジチオス
レイトール)。
1mM ATP、 200mM NaClおよび5χP
EG (ポリエチレングリコール)中で、5−1OμH
の各々のitオリゴヌクレオチドを少量の放射性標識し
た3”オリゴヌクレオチド基質(100,000−30
0,000cps)と指示された壇のテンプレートと混
合することにより行なわれた。
プラスミドとゲノムDNAテンプレートの反応は5!θ
分間煮沸し、氷上で冷却し、リガーゼ(1単位;BRL
)を添加することにより開始される。もし他に指示され
ていなければ、全ての連結反応物は電気泳動のために回
収され、場合により、仔牛腸アルカリホスファターゼ(
1−5単位)で1−2時間処理された。
核酸配列の一次的増幅連結反応は、各回の増幅反応を行
なうごとに、ちととなった核酸テンプレート(オリゴ、
プラスミドあるいはゲノムDNA)を繰り返し用いるこ
とによって行なわれる。2重鎖プラスミド、あるいはゲ
ノムDNAテンプレートの一方の鎖に対する、適当なオ
リゴヌクレオチドテンプレートに対して相補的な、一種
類の隣接オリゴヌクレオチドの組のみを用いる0例えば
、ON−1とON−2あるいはON−3とON−4の組
のいずれかが、反復的増幅に用いられるが、双方を用い
ることはない。
第2図に示されているヒト鎌型赤血球(β5βグロビン
遺伝子の5′鎖の配列を一次的に増幅するために、1m
M ON−1,1aM 5’リン酸化ON−a2.0.
1pmo1のβ’ IIβ19s)テンプレートをさら
に含むような、上述の反応混合液が調製された。もし、
二本鎖テンプレートを用いる場合は、反応混合液を約9
0−100°Cで10分間煮沸することによってこれを
変性させなければならない。
各回の連結反応の開始は、氷上に置かれた反応混合液に
1単位のりガーゼを添加することにより行う、この混合
液を30℃で約30分間保温するが、テンプレート濃度
が低い場合はさらに長時間保温する。
反応の初回、並びにその後反復される全ての回の反応は
、リガーゼを不活性化し、連結された産物(ON−1−
ON−2)をテンプレートから解離させるために、反応
混合液を直ちに100℃で5分間加熱することにより停
止される。この操作により、このテンプレートは解離さ
れ、以後の増幅反応に用いられることが可能となる0次
の反応の前に、この反応混合液を10秒間遠心し、直ち
に約0℃に冷却する。この時点で、各々のテンプレート
lコピーに対して、はぼ一つのON−1−ON−2連結
産物が存在している。
第2回目の連結反応を開始するために、もう1単位の酵
素を反応混合液に添加する。隣接オリゴヌクレオチドで
ある0ト1とON−2を、初めの反応混合液に1M過剰
に加えであるため、それ以上の隣接オリゴヌクレオチド
基質は加えない、その後、この反応混合液を、初回と同
様に保温し、テンプレートを連結反応産物から解離する
ために煮沸し、冷却する。この時点で、各々のテンプレ
ートlコピーに対して、はぼ2つのON−1−ON−2
連結産物が存在している。
さらに反応を反復する際には、新たな酵素を添加する。
保温、テンプレートを産物から解離するための煮沸、冷
却、および新たな酵素の添加という段階は、検出可能な
信号が生ずるのに必要な回数だけ反復される。
ON−1−ON−2連結反応産物の検出は、い(つかの
方法により行なうことができる。 ON−1および/ま
たは0ト2は、放射活性あるいは非放射活性標識を用い
て標識が可能であり、ゲル電気泳動により反応物から分
離することができ、連結反応産物は予想された産物のサ
イズに対応するゲル中の位置の標識の存在を検出するこ
とにより決定される。
ON−a2.ON−s2と0ト4は、キナーゼ反応によ
り、放射性(r [”P]^TP 6000 Ci/s
a+olHニューイングランド・ヌクレアー)あるいは
非放射性のATPで、その5°末端がリン酸化されてい
る。5゛がリン酸化された標識されていない基質は、キ
ナーゼを失活させるために20分間沸騰湯浴中で加熱し
た後に用いる。放射性リン酸により内部標識されたオリ
ゴヌクレオチド産物は、陰イオン交換クロマトグラフィ
ー(DI!−52セルロース−ワットマン)により、未
反応のATPおよびその他の反応産物から分離される。
放射性リン酸化反応により、約10’−10”cps/
pmolO比活性を持つ産物が得られる。
ポリアクリルアミドゲル電気泳動による連結反応産物の
検出と定量は、連結反応から取られた試料をフィコール
・ローディング緩衝液と混合し、この混合液を、THE
(89mM↑ris、 89mMホウ素、2■M ED
T^)を用いた、20χポリアクリルアミド(バイオ−
ラッド)、尿素(7M)ゲルで、600v、1 、5 
時間電気泳動にかけることにより行なわれる0次に、こ
のゲルをサラン・ラップに包み、2枚のライトニング・
プラス増感スクリーン(デュポン)の間に挟み、−夜オ
ートラジオグラフにかける。連結反応産物の定量は、オ
ートラジオグラムをデンシトメトリーで測定するか、あ
るいはAMBISラジオアイソトープ・スキャニング・
システムIt((有)オートメイテッド・マイクロバイ
オロジー・システム)を用いて、直接ゲルから得られる
。後者の場合、ポリアクリルアミドゲルはまず5χの酢
酸溶液で10分間固定される。
ON−1−ON−2連結反応産物は、この産物を含む溶
液を、ON−1−ON−2連結反応産物は下記の固定化
相補的配列にハイブリダイズするが、ON4,ON−2
はいずれもハイブリダイズしないような条件下で、固定
化された相補的ON^あるいはRNA配列を含む基質に
ハイブリダイズする事によっても検出することができる
。結合した標識は連結反応産物の存在を示す、この連結
反応産物は、放射性1a識を施した1&llの対応基質
(0!ll−31011−4)を用いて、次段階の連結
反応において検出することも可能である。
連結したON−310P−4を検出すべき場合には、標
識したON−1/ON−2が用いられるだろう。
−次的増幅一連結反応をN−回反復した後の産物のレベ
ルは、口を連結反応の効率とすると、NXQに等しい、
Qの範囲は、0から1であり、lは100χ連結反応が
起こったことを示す。
実施例2 ON−1/ON−s2°およびON−s3/ON−4”
は、上述の方法論を用いてオリゴヌクレオチドテンプレ
ートに一次的に連結された。 ON−s2°とON−s
4°は 、その長さが6ヌクレオチド長しかないことを
除いては、ON−s2とON−4と同じである。 10
psolの!ff1P−5゛リン酸化ON−s2”と非
標識の5’01l−ON−1(レーンa−d)、あるい
は!!p−5°リン酸化ON−4”と非標識の5’0H
−ON−s3(レーンe−h)は、各々19塩基長ある
いは23塩基長のオリゴヌクレオチドテンプレートに対
し、10容盪の反応系で、1単位のT4DNAリガーゼ
とともに30℃で30分間反応して連結される。第4図
は以下に述べられた連結増幅反応の結果を示している。
レーンaとeの試料は酵素処理を行なっておらず、レー
ンbとfの試料はテンプレートが除がれており、陰性の
対照である。テンプレートには以下のオリゴヌクレオチ
ドテンブレー)1p醜O1が用し1られた:Hβ19s
(c); Hβ19^(d);Ifβ23S’(g);
 +tβ23^”(h)。
第4図に見られるように、鎌型赤血球テンプレートおよ
び鎌型赤血球基質を含む期待された連結反応が起き(レ
ーンCおよびg)、正常型(^)βグロビン基質の連結
反応は鎌型赤血球テンプレート上では起こらなかった(
レーンdおよびh)。
実施例3 本発明の末法は、核酸配列を対数的に増幅するためにも
利用可能である。対数的増幅連結反応と上述の一次的増
幅連結反応の主な相違点は、4種類の隣接オリゴヌクレ
オチド(ON−1/ON−2およびON3/ON−4)
の全てが、反復される各回の反応の間、基質として存在
することである。いずれの隣接オリゴヌクレオチド組の
連結反応産物も、第3図に示されるように、以後反復さ
れる増幅反応において、他の隣接オリゴヌクレオチド組
のためのテンプレートとして働くのである。
検出するための放射性標識を施した基質は、開始材料に
加えることも可能であり、また最終回の反応を行なう際
に添加することもできる。
−次的増幅反応でも同様であるが、検出可能な信号を生
ずるのに必要とされる増幅反応の反復回数の推定は、対
数的増幅反応を行なう前にもなされなければならない、
N回反復後、口を連結反応の効率とすると、反応産物の
形成は、(1+Q)N−1に等しい、以下の表は、各々
の反応サイクルが100χの効率であると仮定した場合
にNサイクル後に存在する連結反応産物の相対量を示し
ている。
回数 増幅倍率 32、 767 2、 097. 141 33、 554. 431 例えば、もしある比活性の下で101倍の産物の増幅が
求められるなら、連結反応の効率を100χと仮定する
と、増幅反応を約20回反復することが必要である(2
■Li1O番)。
はぼ完全な連結反応効率は、初期のテンプレート源が隣
接オリゴヌクレオチド産物と連結する、後半の反復反応
において出現する。初期の反復反応では、連結反応の効
率は、反応条件すなわち、用いたりガーゼの種類やテン
プレートの由来に依存してやや低いかも知れない。
反復される各回の対数的連結反応は、氷上の反応混合液
に1単位の酵素を添加することにより開始される。初め
およびその後反復される増幅反応の各々において、酵素
を添加した反応混合液は、30℃で約30分間、あるい
はもしテンプレート濃度が低い場合は、さらに長時間保
温される。各々の反応の最後に、酵素を不活性化し、産
物の鎖をテンプレート鎖から解離させるために、反応混
合液を直ちに沸騰温度に5分間おく0次いで、この反応
混合液を10秒間遠心し、直ちに約0℃に冷却する。
2回目の連結反応を開始するために、もう1単位の酵素
を反応混合液に添加する。その後、この反応混合液を、
上述のように保温、煮沸し、冷却する。この時点で、反
応開始時に存在した各々のテンブレー)(1コピー)に
対して、はぼ3倍のテンプレート(3コピー)があるこ
とになる、以後反復される増幅反応は、検出可能な信号
が生ずるのに必要な回数だけ、同様な手順で行なわれる
増幅反応の進度は、予めきめた回の反応の間に、反応混
合液から約1O111を採取する事によって監視するこ
とができるだろう、採取された反応液は、熱により不活
性化し、次いで2から3i11のローディング緩衝液と
混合される。その後、この緩衝化された混合液2111
を20χポリアクリルアミドゲルにのせ、このゲルを6
00vで1時間電気泳動し、2枚のデュポン・ライトニ
ング−プラス増感スクリーンとともに一夜オートラジオ
グラフィーする。
末法、および実施例1で述べた反応混合液を用いて、6
.67nMのオリゴヌクレオチドテンプレートHβ23
炉およびHβ23A°が、T4DNAリガーゼと、2.
33μ−の各々の隣接オリゴヌクレオチド基質である!
tp−5’標識ON−s2(10’cpm); ”P−
5°標識ON−4(10’cpm); 50ff−ON
−1;および5’ 0H−ON−β3によって増幅され
た。毎回の反応を開始するために、1単位のT4DNA
リガーゼが用いられた。6回の連結増幅反応が行なわれ
た。
第5八図は、各々のテンプレートについて毎回の反応を
監視した結果を示したオートラジオグラムである。2−
6回の反応においては、連結反応は鎌型赤血球配列を含
むHβ23S゛テンプレートに特異的なものであった。
隣接オリゴヌクレオチドiffは、■β23^°テンプ
レートの存在下では連結されることができなかった。
対数的連結反応法の産物は、毎回の反応でほぼ倍加する
。第5B図は、増幅率を連結増幅反応の回数に対する関
数として対数軸にプロットしたものを示している。直線
が得られ、0.98という値が効率として得られた。し
たがって、各回において、前回の連結反応産物が、以後
のオリゴヌクレオチド連結反応のためのテンプレートと
して効果的に働いている。
本発明の末法は、以下の実施例で説明されるように、プ
ラスミドおよびゲノムDNA配列の検出に用いることも
できる。
実施例4 増幅連結反応のためのテンプレートは、各々約4.4k
bpの正常型(β1および鎌型赤血球(β1βグロビン
遺伝子の挿入を含む、pHβ拳およびpHβ$プラスミ
ドから由来したものである。全てのONへの調製は、T
riton X−100変法にしたがい、続いてプロテ
イナーゼにおよびRNase処理によって行なわれた。
プラスミドDNAは、以下のようにして、連結反応にお
けるテンプレートとして用いるに先立ち、制限酵素(R
am旧および/またはTaq 1)とエクソヌクレアー
ゼl1l(Exoll)によって処理された:pHβ1
およびPHβゝは、別々にBa−旧(5単位/ps+o
l)によって37℃で2時間消化し、5分間沸騰湯浴中
で反応を停止した0次に、Ego m (100単位/
p−ol)を終濃度l−となるよう、DTTとともに反
応混合液に加えた。この混合液を37°Cで4時間保温
した。最終的な精製のためにフェノール−クロロホルム
抽出を行なった。
反応の結果生ずる2種のテンブレー) (pHβ3およ
びpHβ″)の各々について1BMを、T4Dll^リ
ガーゼと、各反応系の総容量が100ufであることを
除いては、実施例Iおよび実施例3に述べられている反
応混合液および方法にしたがって、対数的に増幅させた
。以下の隣接オリゴヌクレオチド基質、すなわち、3f
fip−5’標識ON−β2(10’″CP−); ”
P−5’標i。
N−4(10’cps); 5’0H−ON−1;およ
び5’ 0H−ON−β3、各500nMが用いられた
。 10,12.14回の増幅反応後、反応混合液から
4111が採取され、電気泳動およびオートラジオグラ
フィーによって分析された。
第6図は、この連結増幅反応の結果を示したものである
。レーンa−cの産物は、テンプレートを含まない反応
から得られたものであり、レーンdfの産物は、p■β
ゝテンプレートを含む反応から得られたものであり、レ
ーンg−iの産物はpHβ1テンプレートを含む反応か
ら得られたものである。し−ンa、dおよびgの反応産
物は、10回の反応後採取、分析され、レーンb、eお
よびhの産物は、12回の反応後分析され、レーンc、
fおよびiの産物は、14回の反応後、分析されたもの
である。
正常型のβグロビン配列(トi)を含むpuβ1を含む
反応あるいはテンプレートを含まないレーン(aC)で
は、連結反応産物が全く検出されない、 pH83鎌型
赤血球テンプレートは有意に増幅され、検出可能な信号
が10(レーンd) 、 12 (レーンe) 、 1
4(レーンf)回の増幅反応の間で顕著に増加している
この反応で用いられる1wMのプラスミドテンプレート
に対して、約10回の連結増幅反応が約50倍の増幅に
当たる検出可能な信号を生ずるために必要である。対照
的に、同じ濃度のオリゴヌクレオチドテンプレートを増
幅し、同倍率の増幅を得るためには、3−6回の増幅反
応しか必要ではない。
実施例5 正常型(β1/β′″)、鎌型赤血球貧血病(β1/β
寥)、鎌型赤血球貧血症(βa/βS)のゲノムDNA
試料は、適当な供与者の血液標品から単離された。β血
友病の主要ON^はEBVで形質転換した白血球培養細
胞(NIGMSヒユーマン・ゲネティック・ミュータン
ト・セル・レボジトリ−(Hus+an Geneti
c Mutant CeIf ReposiLory)
、カムデン、ニューシャーシー州からのGM 2267
細胞)から調製された。続いて、血友病ON^は培養細
胞から単層された。全てのDNAの調製は、Trito
n X−100変法にしたがい、続いてブロテイナーゼ
におよびRNase処理によって行なわれた。
ゲノムDNA(5pg)は丁aq l制限酵素(10単
位/#g)(ベーリンガー・マンハイム)により65℃
で一夜消化し、その後、Bag Hl(10単位/It
g)(ベセスダ・リサーチ・ラボラトリ−)により37
℃で8時間消化した。その後、終濃度1@Mの[lTT
とともにExolllヌクレアーゼ(100単位/po
oりを反応混合液に添加し、これを37°Cで5時間保
温した。最終的な精製のために、フェノール−クロロホ
ルム抽出を行なった。
ゲノムON^およびプラスミドDNAの連結反応の条件
は、ゲノムDNA試料の反応系の総容量が200.1で
あることを除けば同一である。
β血友病、鎌型赤血球貧血病由来のゲノムDNAおよび
正常型[IN^は、200nHの以下の組合せの隣接オ
リゴヌクレオチドを用いて増幅された。 32p−5’
標識ON−β2(lo”cpm)/”P−5’標識ON
−4(lo’cpm)15’011−ON−115’ 
011−ON−β3; および31p−5−標識ON−
2(10’cp値)/”P−5°標識ON−4(10’
cpm)15°01l−ON−115’ 0H−ON−
3゜ ゲノムDNA5pgは約500.000分子の同型接合
型の単一コピーの遺伝子を含んでいる。200yjの反
応混合液中でテンプレートとして用いた場合、5#gの
DNAはテンプレートにして、2.5X10−”Hに相
当する。この濃度は、連結反応のテンプレートとしては
、T4DNAリガーゼの見かけ上のに−より充分に低い
ものである。したがって、この酵素の活性は、かなり低
いものと予セされる。この反応論的制限を克服するため
、連結反応を行なう初期の回は、より長時間保温された
。初回の連結反応時間は5時間だった。以後の回では、
保温時間を徐々に30分までに短縮していった。 (1
−5回−5時間: 6−10同一4時間; 11−15
回−3時間: 16−20回−2時間: 20−30同
一!時間:30回以上−30分間、)シかし、各回は、
平滑末端産物の蓄積を避けるため、5時間を越えないよ
うにした。
第7八図および第7B図はこれらのテンプレートと隣接
基質を用いて対数的増幅反応を70−75回行なった結
果を示している。第7A図はβ3隣接オリゴヌクレオチ
ド組から得られた増幅反応産物を含み、第7n図はβ1
隣接オリゴヌクレオチド組から得られた増幅反応産物を
含んでいる。各々のオートラジオダラムの、レーンaお
よびbは、β血友病ゲノムDNAテンプレートを用いた
反応産物を含み、レーンCおよびdは鎌型赤血球貧血病
ゲノムDNAテンプレートからの産物を含み、レーンe
およびrは正常型βグロビンゲノムDNAテンプレート
を用いた産物を含んでいる。レーンa、cおよびeのテ
ンプレートは、70回増幅されたものであり、レーンb
、dおよびfのテンプレートは、75回増幅されたもの
である。予期された産物のバンドが、第7八図(鎌型赤
血球貧血病テンプレートおよび隣接オリゴヌクレオチド
)のレーンCおよびdに現れ、第7R図(正常型βグロ
ビンテンプレートおよび隣接オリゴヌクレオチド)のレ
ーンeおよびfに現れている。β血友病りに^(レーン
aおよびb)!びに誤った対合を行なったゲノムDNA
および基質は、いずれも信号がないことが示された。
したがって、この実施例は本発明の連結増幅反応法が鎌
型赤血球貧血病に対するゲノムDNA配列における診断
法として用いることが回部であることを示している。
実施例6 β血友病、鎌型赤血球貧血病および正常型ゲノムDNA
5#gを、実施例4および実施例5に記載されてし)る
ように、Ba−旧/Taq 1およびExo mヌクレ
アーゼにより各々消化した。−次的増幅は、実施例1に
記載されているように行なわれた。使用された隣接オリ
ゴヌクレオチドは、T4キナーゼによる標識反応からD
E−52クロマトグラフイーによるそれ以上精製を行な
わずに、直接用いられた1100f。
lの12P−5=標識ON−β2と100100fのO
N−1であった。
隣接オリゴヌクレオチドは別々に、総110 tslの
容量の反応系内で、200@M NaCl,と0.5単
位のT411N^リガーゼ存在の下で、3種類のテンプ
レートと組み合わせた0反応混合液は30℃で3時間保
温し、煮沸することによって反応は停止された。2回目
の増幅反応は、さらに0.5単位の酵素を添加すること
によって開始された。この反応液は再び3時間保温され
た。3回の連結増幅反応が行なわれた。
その後、生じた産物は上述のように電気泳動し、オート
ラジオグラフされた。
第8図はその結果のオートラジオグラムを示している。
レーンaはβ血友病テンプレートを用いた反応産物を含
み、レーンbは鎌型赤血球貧血病テンプレートを用いた
反応産物を含み、またレーンCは、正常型βグロビンテ
ンプレートを用いた反応産物を含んでいる。陽性の対照
としては、0゜01、1.1ofssolのHβ19S
テンプレート(各々レーンd−r>を用いて行なった。
レーンbは、予期された産物を示し、一方レーンaとC
は、予期されたように産物がないことを示している。
本発明の末法は、ポリメラーゼ連鎖反応のような、他の
核酸増幅性由来の増幅反応産物の検出手段としても用い
ることが可能である。
実施例7 増幅反応は、2.5単位のサーマス・アクアティカスの
DNAポリメラーゼおよび、256ヌクレオチド離れた
位置でβグロビン遺伝子にアニールする19塩基長の二
つの合成オリゴヌクレオチドである、オリゴヌクレオチ
ド・プライマーBGPIおよびBGP2ヲ2.5μガ含
む、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション′キ7) 
(Polyaxerase Chain Reacti
on 1lit)(シーン・アンプ・キット、パーキン
−エルマー・シータス(Gene^−p Wit、 P
erkin−Elmer Cetus))を用いて行な
った。aWMされた294塩基対の断片は、目的とする
βグロビンの配列を含んでいる。
以下のゲノムDNA2#gは上述の通り処理した後にテ
ンプレートとして用いられた:β血友病、同型接合型鎌
型赤血球貧血病(β゛/βs)、正常型βグロビン(β
為/β1)および異型接合型鎌型赤血球貧血症(β1/
β’) 、 30回の増幅反応により、標的配列が約5
X10’倍にまで増幅された。 PCRによって4縮さ
れたゲノムDNA配列から10pl採取したものは、1
.5χのアガロースゲルで5時間60V電気泳動した。
電気泳動によって分なされた産物は、次にサザン(So
uthern、E、M、、 J、Mo1.Biol、 
98:503−517(1975))ノ方法にしたがッ
テ、20XSSC(IXSSC=150mMNaClお
よび15鴎阿クエン酸ナトリウム)を用いてシーントラ
ンφナイロン膜(Genetran nylon se
s+brane)に転写された。
このシーントラン・ナイロン膜は、5XSSPE(IX
SSPE= lomM ’) 7酸す) IJウムpl
+7.0. O,18?l NacIおよび1sM E
DTA)、 lχHa口odso4. lO#g/ml
のホモミックス(Hososix)RNAおよび、lo
’cp−/mlの放射性標識したオリゴヌクレオチド中
で、10倍過剰量の非標識の競合物とともに、47℃で
2時間、map5”標識オリゴヌクレオチドプローブH
B19SあるいはllB19Aに直接ハイブリダイズさ
れた。この膜は、まず6 X SSCで30分間、3回
、室温で洗われた。それに続< Tl’1AC1溶液中
での59℃1時間の洗浄により、全ての誤ったパイプリ
ダイゼーションが除かれた。
(TM八へ1= 50*M Tris、 pH8,0,
3M塩化テトラメチルアンモニウム、2蒙M EDT^
、 0.25χ5DS)。
その後、対数的連結増幅反応が、反応液の総容量10o
affi中で、T4ON^リガーゼを用いて、200n
MのβS基¥t(ON−1/ONa2およびON−s3
/ON−4)あるいは、200nMのβ1基質(ON−
1/ON−s2あるいはON−a3/ON−4)を用い
て、PCRにより濃縮された配列試料20ttlについ
て4回行なわれた。各試料の504が、20χポリアク
リルアミドゲル電気泳動によって分析された。
1.5χアガロースゲルの臭化エチジウム染色により、
単一の294塩基対のバンドが示される(第9A図。
レーンc−e)、第9A図のレーンは、(a)一対照、
(b)β血友病、(c)−同型接合型鎌型赤血球貧血病
、(d)−正常型βグロビン、(e)−異型接合型鎌型
赤血球貧血症である。血友病DNAのPGI1による増
幅反応(A面、レーンb)では、いくつかの非特異的O
N^のバンドは増幅されるが、294塩基対のバンドは
見えない。
シーントラン・ナイロンフィルター膜上に固定化された
PCRI縮試料(第9A図のレーンb−eの試料、第9
B図のレーン1−4に対応する)のオリゴヌクレオチド
ハイブリダイゼーション分析は、濃縮されたDNAが、
目的とするβグロビン配列を含んでいることを確証して
いる(第9B図)、ノザリら(Nozari。
G、)、Gene 43:23(1986)および、1
987年7月8日提出の、p、ブルース・ウォーレス(
R,Bruce Wallace)の特許出願第071
,210号明細書に記載されているように、放射性標識
された119sと非標識のII/?19^(第9B図、
a面)あるいは、標識されたHβ19Aと非標識のHβ
195(第98図、b面)を用いた、このフィルターの
競合ハイブリダイゼーシ目ンは、鎌型赤血球貧血病(β
″/β3. 第9B図、レーン2. a面)、正常型(
β1/β1. 第9B図、レーン3.2面)および鎌型
赤血球貧血q(β1/β1.第9B図、レーン4. a
・およびb面)DNAを正しく認識した。
PGI1により濃縮された256塩基対断片は、それら
がリガーゼの反応論的制限(すなわち、テンプレートに
対する高いに■)を克服するほど相対的に豊富に存在す
るため、ライゲーション分析において理想的に働く、β
責第9C図、レーンa−d)隣接オリゴヌクレオチド基
質を用いた、これらの294塩基対のテンプレートにつ
いて行なわれた連結増幅反応は(第9C図のテンプレー
ト:a、e−β血友病:b、f−同型接合型鎌型赤血球
貧血病: C,g−正常型βグロビン、 d、h−異型
接合型鎌型赤血球貧血症)は、鎌型赤血球貧血病試料お
よび鎌型赤血球貧血症試料に対し陽性を示したく第9C
図、レーンbおよびd)。
β1隣接オリゴヌクレオチド基質を用いた連結増幅反応
(第9C図、レーンe−h)は、同様に正常型試料およ
び鎌型赤血球貧血症試料に対して陽性である(第9C図
、レーンgおよびh)。
この実施例は、連結増幅反応が、他の配列増幅技術と併
用した検出法として用いることができることを示してい
る。
分子生物学およびその関連分野の当業者にとって明かな
、本発明に関する上に記載した態様に対するその他の修
飾は、以下に記載の特許請求の範囲の範囲内にあること
が意図されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鎌型赤血球貧血病に関連した対立塩基対[I
Nへの多様性が見られる領域における、正常なヒト(β
′1)βグロビン遺伝子の35塩基対長のテンプレート
および、連結増幅反応に用いる正常なβグロビン対立遺
伝子に相補的な4種のオリゴデオキシリボヌクレオチド
基質ストランドを表わす図である。 第2図は、鎌型赤血球貧血病に関連した対立塩基対DN
Aの多様性が見られる領域における、正常なヒト(βS
)βグロビン遺伝子の35塩基対長のテンプレートおよ
び、連結増幅反応に用いる鎌型赤血球の対立遺伝子に相
補的な4種のオリゴデオキシリボヌクレオチド基質スト
ランドを表わす図である。 第3図は、テンプレートを用いた対数的連結増幅反応の
模式的な工程図である。 第4図は、鎌型赤血球(レーンCおよびg)と正常βグ
ロビン(レーンdおよびh)のオリゴヌクレオチドテン
プレート上の、β8に隣接したオリゴヌクレオチド基質
の一次的増幅連結物のオートラジオグラムの写真である
。 第5A図は、鎌型赤血球(Hβ23S’ )と正常細胞
(■β23A’)のオリゴヌクレオチドテンプレートを
用いて、鎌型赤血球遺伝子配列に相補的にデザインされ
た、隣接オリゴヌクレオチド基質の対数的増幅連結を6
回行なった反応産物のオートラジオグラムの写真である
。 第5B図は、対数的増幅連結が行なわれた回数に対して
増幅率を対数軸にプロットしたものを示すグラフである
。 第6図は、正常(レーンg−i)および鎌型赤血球(レ
ーンd−f)のβグロビン遺伝子を含むプラスミドから
得たテンプレートを用い、夫々第1図および第2図に示
す鎌型赤血球βグロビン遺伝子配列および正常型βグロ
ビン遺伝子配列に相補的にデザインされた隣接オリゴヌ
クレオチド基質を用いてto−14回の対数的連結増幅
反応を行なった、連結増殖産物を含むオートラジオグラ
ムの写真である。 第7図は、β−血友病(レーンa、b)、鎌型赤血球(
レーンc、 d)および正常型βグロビン(レーンe、
[)DNAテンプレートを用いて、ヒトのゲノムDNA
を増幅した結果のオートラジオグラムの写真であって、
第7八図は、β1隣接オリゴヌクレオチドとの連結から
得られたものであり、第7B図は、β1隣接オリゴヌク
レオチドから得られたものの結果のオートラジオグラム
の写真である。 第8図は、β1隣接オリゴヌクレオチドとβ−唾友病(
レーンa)、鎌型赤血球(レーンb)、正常型βグロビ
ン(レーンC)および対照(レーンd4)からのヒトゲ
ノムDNAテンプレートとを用いた一次的連結増幅反応
産物のオートラジオグラムの写真である。 第9図は実施例7の結果を示す写真であって、第9A図
は、ヒトβグロビン遺伝子の対立遺伝子の、1)■で増
幅された294塩基対の断片を含む臭化エナジウムで染
色したアガロースゲルの写真であり、第98(a)図お
よび第98 (b)図は、第9A図のゲルからナイロン
膜に転移さゼ、放射性標識をしたHβ19S(パネルa
)と放射性標識をしたHβ19^(パネルb)プローブ
とハイブリダイゼーションしたPCR産物のオートラジ
オグラムの写真であり、そして第9C図は、PCRによ
り濃縮された配列を基質として用いた連結増幅反応産物
のオートラジオグラムの写真である。 代理人   弁理士  湯銭 恭三、、(’、A4名)
FIG、 3 FJG、5A ブ、・プし一ト FJG、5B マ ! FIG、 6 FIG、8 a FJG、9A FIG、9B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、核酸テンプレート試料中に含まれる、各々の核酸が
    一本鎖あるいは別々の相補的鎖からなる、少なくとも一
    種の特定の核酸配列における塩基または塩基対の相違を
    検出する方法であって、該鎖を各組が二つの比較的短い
    オリゴヌクレオチド基質からなる二組のうちの少なくと
    も一組で処理することよりなり、 該組は、(i)少なくとも一方の鎖のテンプレート配列
    の少なくとも一部分と相補的であり、したがって該部分
    にハイブリダイズし、そして(ii)該特定の核酸配列
    に含まれる指定された標的塩基の両側に隣接するが、そ
    の際、各々の組のオリゴヌクレオチド中の二つの短いオ
    リゴヌクレオチドの一方がその一つの末端に、該テンプ
    レートの標的塩基の一つに相補的な塩基を一個含むよう
    な組であり、そして 上記の処理の条件は、もしテンプレート中に標的塩基が
    存在すれば、該標的塩基の一つに相補的な相補的オリゴ
    ヌクレオチドの一つの末端塩基と、同じ組のもう一方の
    相補的オリゴヌクレオチドの末端塩基との間で連結が起
    きることにより、各々の組中の二つの短いオリゴヌクレ
    オチドが相互に連結するような反応条件である、上記方
    法。 2、該核酸テンプレートがDNAである、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3、該核酸テンプレートがRNAである、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4、該テンプレート鎖と該基質とを処理するに先立ち、
    逆転写酵素を用いた処理により、該RNAがDNAに複
    写される特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、該テンプレートが二本鎖であり、その鎖が該鎖と該
    テンプレートを処理するに先立ち、変性により分離され
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、最終的な連結反応産物の3’末端を含む、該ヌクレ
    オチド対のいずれのオリゴヌクレオチドもが、その5’
    末端でリン酸化されている、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 7、該標的塩基あるいは該標的塩基対の欠失あるいは突
    然変異が遺伝病を生起する、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 8、該遺伝病が鎌型赤血球貧血症である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 9、該オリゴヌクレオチド対がON−1/ON−2、O
    N−3/ON−4またはON/1/ON−s2およびO
    N−s3/ON−4である、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 10、該オリゴヌクレオチド対の、少なくとも一方のオ
    リゴヌクレオチドが放射性標識されている特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 11、該基質処理のための反応混合液が、少なくとも2
    00mMのNaClを含む、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 12、該連結反応が、T4DNAリガーゼおよび大腸菌
    DNAリガーゼからなるグループから選択された酵素を
    用いて行なわれる、特許請求の範囲第1項記載の方法。 13、一本鎖もしくは相補的核酸鎖からなる核酸あるい
    は核酸混合物を含むと予測される試料中の少なくとも一
    種類の特定の核酸配列を増幅する方法であって、 (a)二組のオリゴヌクレオチド対の少なくとも一組で
    この鎖を処理するが、該二組は試料中の少なくとも一つ
    の特定の核酸配列に相補的なものであり、且つ該二組は
    、前記少なくとも一種類の核酸配列に含まれる一本鎖テ
    ンプレート上の少なくとも一つの標的塩基あるいは平滑
    末端を規定する少なくとも一つの標的塩基対に隣接する
    ことが出来るものでもあり、 さらに少なくとも一つの組のオリゴヌクレオチド対の一
    方の一つの末端ヌクレオチドが、標的塩基もしくは標的
    塩基対の二つの塩基の一つに相補的であり、 その際、上記処理の条件として、試料中に標的塩基ある
    いは標的塩基対が存在する場合のみに、末端ヌクレオチ
    ドが対を成す他方のオリゴヌクレオチドの末端と相互に
    連結し、その結果、前記特定の核酸配列に対して相補的
    な連結産物を形成するような条件下で行い、 (b)もし、試料中に検出されるべき標的塩基あるいは
    標的塩基対が存在すれば、連結産物をテンプレートから
    分離する条件下で試料を処理し、そして、 (c)連結が起こったかを判断する、 ことからなる上記方法。 14、工程(a)および(b)が、少なくとも一回反復
    される、特許請求の範囲第13項記載の方法。 15、核酸配列が該二組のオリゴヌクレオチドで処理さ
    れ、また二組のオリゴヌクレオチドの一方の組の連結産
    物がその複合状態から分離された時、他方の組のオリゴ
    ヌクレオチドのためのテンプレートとして働き、その結
    果連結反応産物の対数反応的形成をもたらす、特許請求
    の範囲第13項記載の方法。 16、核酸配列が、該二組のオリゴヌクレオチドの一対
    だけと処理され、該一組からの該連結反応産物がその複
    合状態から分離され、該組のもう一方が同一のテンプレ
    ートに連結およびハイブリダイズし、その結果連結反応
    産物の一次反応的形成をもたらす、特許請求の範囲第1
    3項記載の方法。 17、該連結反応産物が、変性によってそのテンプレー
    トから分離される、特許請求の範囲第13項記載の方法
    。 18、該核酸が一本鎖であり、この鎖が段階(a)以前
    あるいは段階(a)の途中で変性によって分離される、
    特許請求の範囲第13項記載の方法。 19、最終的な連結反応産物の3’末端を含む該オリゴ
    ヌクレオチド対のオリゴヌクレオチドのどれもが、その
    5’末端でリン酸化されている、特許請求の範囲第13
    項記載の方法。 20、該標的塩基あるいは該標的塩基対の欠失または突
    然変異が、遺伝病を起こす、特許請求の範囲第13項記
    載の方法。 21、該遺伝病が鎌型赤血球貧血症である、特許請求の
    範囲第20項記載の方法。 22、該オリゴヌクレオチド対が、ON−1/ON−2
    およびON−3/ON−4である、特許請求の範囲第2
    1項記載の方法。 23、該オリゴヌクレオチド対が、ON−1/ON−s
    2およびON−s3/ON−4である、特許請求の範囲
    第21項記載の方法。 24、工程(a)がT4DNAリガーゼおよび大腸菌D
    NAリガーゼからなるグループから選択された酵素を用
    いて行なわれる、特許請求の範囲第13項記載の方法。 25、該特異的核酸配列がDNAである、特許請求の範
    囲第13項記載の方法。 26、該特異的核酸配列がRNAである、特許請求の範
    囲第13項記載の方法。 27、該RNAが、工程(a)に先立ち、逆転写酵素処
    理によってDNAに複写される、特許請求の範囲第26
    項記載の方法。 28、該オリゴヌクレオチド対の少なくとも一方のオリ
    ゴヌクレオチドが放射性標識されている、特許請求の範
    囲第13項記載の方法。 29、工程(a)の反応混合液が、少なくとも200m
    MのNaClを含む、特許請求の範囲第13項記載の方
    法。
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