JPH02238196A

JPH02238196A - 電動送風機

Info

Publication number: JPH02238196A
Application number: JP5701489A
Authority: JP
Inventors: Masami Fukumoto; 正美福本; Kenji Kato; 賢二加藤
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-03-09
Filing date: 1989-03-09
Publication date: 1990-09-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、真空式の電気掃除機などに使用する吸込圧発
生用の電動送風機に関するものである。

従来の技術従来のこの種の電動送風機を第５図により説明する。第
５図において、１はモーター、２はその回転軸、３は回
転軸２に固定されたインペラである。４はインペラ３の
外周に位置するエアガイドで、５はインペラ３とエアガ
イド４とを覆うケーシングで、モータブラケット６に圧
大して固定されている。７は吸込み口である。８はイン
ペラ側軸受で９はその反対側の軸受保持部である。上記
のケーシング５は、インペラ３に接触しないようにイン
ペラ３の而面シュラウド１０と適当な隙間を持って位置
するように構成されている。

上記の構成により、回転軸２に固定されたインペラ３が
高速で回転することにより、空気流及び吸込圧を発生し
ていたのである。

発明が解決しようとする課題上記の従来の構成における電動送風機のケーシング５と
前面シュラウド１０の隙間１１に注目してみる。静圧の
分布は吸い込み口７付近が一番低く、インペラ３の吐出
口１２付近は高くなっている。このことから、インペラ
３の吐出口１２から吐出された気流の一部は隙間１１を
通って吸い込み口７へと引き寄せられることとなり、イ
ンペラ３内部と隙間１３とを通る還流が生じることとな
る。つまり、インペラ３はこの還流を生じさせるために
も仕事をしていることになるが、この仕事は外部へは影
響を及ぼさない仕事であるため、電動送風機全体として
は送風効率を下げる原因の一つとなっていた。

そこで本発明は、上記の隙間を流れる還流を無くすこと
により送風効率の高い電動送風機を得ることを目的とし
ている。

課題を解決するための手段そして上記の目的を達成するために本発明は、インペラ
の前面シュラウドとケーシングの間に還流遮断部材を介
在させ、この還流遮断部材は組立時にはエアガイドと圧
接された状態であり、初期のインペラの回転と共に圧接
部が削り取られ、以降は略接触状態で回転し、還流遮断
の効果を高める構成とした電動送風機とするものである
。

作　　　用本発明による電動送風機は、上記構成に示すように組立
時に還流遮断部材をエアガイドと圧接して組立、インペ
ラの初期の回転により圧接部を削っているため還流遮断
の効果がほぼ完璧となり、ケーシングと前面シュラウド
の隙間に生じようとする還流はせき止められて発生でき
な《なり、その結果送風効率が向上するのである。

実施例以下、本発明の実施例を第１図から第４図にもとすいて
説明する。第１図・第２図において、１３は前面シュラ
ウドであり、１４は後面シュラウドであり、ｌ５・１６
はブレードであってこれらが一体となってインペラ１７
が構成されている。

インペラ１７の周囲には、インペラ１７からの吐出流が
もつ動圧を静圧に変換する機能と、モータ１８を冷却す
るため気流をモータ１８内部へ導く機能を併せ持つエア
ガイド１９が配設されている。また、これらインペラ１
７とエアガイド１９を覆ってケーシング２０が設けられ
ている。上記ケーシング２０とインペラ１７の前面シュ
ラウド１３との間には、ケーシング２０に設けられた溝
２１に還流遮断部材２２が前面シュラウド１３に圧接さ
れて設けられている。この還流遮断部材２２は、第３図
及び第４図に示すように、組立時にはケーシング２０と
前面シュラウド１３に圧接されており、組立後の最初の
運転時のインペラ１３の回転により前面シュラウド１３
との圧接部が削り取られ、以降は前面シュラウド１３と
略接触状態となって回転している。

次に、この一実施例の構成に於ける作用を説明する。先
ず、インペラ１７の回転と共に吸込み口２３の近傍の圧
力が低下する、これにともない吐出口２４付近の気流は
吸込み口２３の方へと引き寄せられるようになる。この
場合吸込み口２３への通路としてはインペラ１７の前面
シュラウド１３とケーシング２０との隙間２５があるの
であるが、この通路には還流遮断部材２２があるため通
路として成り立つことができない状態となる。しかもこ
の還流遮断部材２２は組立時には前面シュラウド１３と
圧接しており、初期のインペラ１７の回転によりこの圧
接部が削り取られる構成としているため、インペラ１７
との間に残る隙間は大変微小でほぼ接触状態であると言
える。従って、その気流を遮断する機能は大変高いもの
となっている。この結果、インペラ１７は外部に仕事を
なさない還流を生じさせるための働きをする必要がなく
なり、その分だけ外部に対して仕事ができることになり
送風機として効率の高いものにすることができる。

なお前記した還流遮断部材としては、例えばフェルトの
ような弾性に冨んだ材質が適当である。

発明の効果以上述べたように、本発明の電動送風機においては、ケ
ーシングの一部と、インペラの前面シュラウドの一部と
の間に還流遮断部材を介在させ、この還流遮断部材を組
立時においては前面シュラウドと圧接させ、最初の回転
と共にこの圧接部を削り取り、以降は略接触状態で回転
する構成としているためインペラの前面シュラウドとケ
ーシングとの間の還流をほぼ完璧に遮断できる。こうし
て、インペラは前面シュラウドとケーシングの間に還流
を流すための仕事をする必要がなくなるため、送風機と
して効率を向上させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電動送風機の一実施例における
断面図であり、第２図は同電動送風機のケーシング及び
インペラ周辺部の一部破断面拡大図、第３図は同還流遮
断部材の組立時の状態を示す一部破断面拡大図、第４図
は同組立後の最初の回転直後の状態を示す一部破断面拡
大図である。第５図は、従来の電動送風機の要部断面図である。１３・・・前面シュラウド、１７・・・インペラ、１８
・・・モータ、ｌ９・・・エアガイド、２０・・・ケー
シング、２２・・・還流遮断部材。代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名第５図セユ手続補正書１　事件の表示平成　１年特許願第５７０１４号２発明の名称電動送風機３　補正をする者事件との関係　　　　　特　許　出　願　人住　所　大
阪府門真市大字門真１　００６番地名　称　　（５８２
）松下電器産業株式会社代表者　　　　　谷　　井　　
昭　　雄４代理人　〒５７１住　所　大阪府門真市大字門真１　００６番地〕６補正の内容（１）　　特許請求の範囲を別紙のとおり補正します。（２）　　同書第３頁第１４行及び第２０行の「エアガ
イド」をそれぞれ「インペラの一部」と補正します。（３）　　同書第４頁第３行の「前面シュラウド」を「
インペラ」と補正します。グ（４）同書第４頁第Ｈ行から第５頁第１行の「１３との
間には、・・・設けられている。」を「１３との間で、
ケーシング２０に設けられた溝２１には還流遮断部材２
２を設けている。」と補正します。（５）同書第５頁第３行から第４行の「ケーシング２０
と前面シュラウド１３に圧接されており、」を「前面シ
ュラウドｌ３の内周に設けた突出部が圧接しており、」
と補正します。（６）同書第６頁第１３行から第１４行及び第１８行の
「の前面シュラウド」を抹消します。（′７）　　同書第６頁第１５行から第１６行の「前面
シシュラウド」を抹消します。２．特許請求の範囲同書第６頁第２０行の「前面シュラウド」をインペラと
、この周囲に設置されたエアガイド「インペラ」と補正します。と、それらインペラ及びエアガイドを覆うケーシ設けた電動送風機。

Claims

【特許請求の範囲】

インペラと、その周囲に設置されたエアガイドと、それ
らインペラ及びエアガイドを覆うケーシングと、モータ
と、前記エアガイドとケーシングの間に介在させた還流
遮断部材とを備え、前記還流遮断部材は、組立時におい
ては前記エアガイドに圧接しており、インペラの初期の
回転と共にエアガイドとの接触部分が削り取り取られ、
以降は略接触状態で回転するように構成された電動送風
機。