JPH04179897A

JPH04179897A - 電動送風機

Info

Publication number: JPH04179897A
Application number: JP30983690A
Authority: JP
Inventors: Masami Fukumoto; 正美福本; Izumi Yamaura; 泉山浦; Hiroaki Inui; 浩章乾
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-11-14
Filing date: 1990-11-14
Publication date: 1992-06-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、真空式の電気掃除機などに使用する吸込圧発
生用の電動送風機に関する。

従来の技術従来のこの種の電動送風機の構成は第５図に示すような
ものであった。

以下、その構成について第５図を参照しながら説明する
。

図に示すように、１はモータ、２はその回転軸、３は回
転軸２に固定されたインペラを示し、インペラ３の外周
にはエアガイド４が配設されている。このインペラ３と
エアガイド４は吸込ロアを有するケーシング５で覆われ
、ケーシング５はモータブラケット６に圧入して固定さ
れている。

８はインペラ側軸受、９はその反対側の軸受保持部であ
る。

なお、ケーシング５は、インペラ３に接触しないように
インペラ３の前面シュラウド１０との間に適当な隙間１
１を有して配設されている。

上記の構成により１回転軸２に固定されたインペラ３が
高速で回転することにより、空気流および吸込圧を発生
するようになっている。

発明が解決しようとする課題このような従来の構成の電動送風機では、ケーシング５
と前面シュラウド１０の隙間１１の静圧の分布は、吸込
ロア付近が低く、インペラ３の吐出口１２付近が高くな
る。従って、インペラ３の吐出口１２から吐出された気
流の一部は隙間１１を通って吸込ロアへと引き寄せられ
、インペラ３から隙間１１を経てインペラ３へ戻る還流
が生じることとなる。この対策としてケーシング５の吸
込口部にインペラ３債への折り返し部１３が設けである
が、これでは上記した還流を防ぐには不十分であり、還
流は残存したままであった。

このことは、インペラ３がこの還流を生じさせるために
も仕事をしていることになる。しかし、この仕事は空気
流および吸込圧を発生させる仕事ではないため、電動送
風機全体としての送風効率を下げる大きな原因の一つと
なっているという問題があった。

本発明は、上記課題を解決するもので、インペラとケー
シングの間の隙間を流れる還流を遮断することにより送
風効率の高い電動送風機を提供することを目的としてい
る。

課題を解決するための手段本発明は、上記目的を達成するために、ケーシングの内
面にインペラの前面シュラウドに向かつリング状のリブ
を立設するとともに、前記リブの先端を前記前面シュラ
ウドに近接させて構成したものである。

また、ケーシングの吸込口部とその外周部を合成樹脂で
形成し、前記外周部の内面にインペラの前面シュラウド
に向かうリング状リブを立設するとともに、前記リブを
楔状に形成し、前記リブの先端を前記前面シュラウドに
当接して構成したものである。

また、ケーシングの内面にインペラの前面シュラウドに
向かう複数條のリング状リブを立設し、前記リブ間に前
記インペラのブレードのカシメ頭を位置させて構成した
ものである。

作　　　用本発明は、上記した構成により、ケーシングの内面にイ
ンペラの前面シュラウドに肉がうリング状のリブを立設
し、リブの先端を前面シュラウドに近接して配設したこ
とにより、インペラの前面シュラウドとケーシングとの
間を流れる還流を遮断することができる。

また、吸込口部とその外周部を合成樹脂で形成し、外周
部の内面に立設したリング状のリブの楔状の先端をイン
ペラの前面シュラウドに当接したことにより、還流の遮
断をより確実なものにすることができる。

また、リング状のリブを複数條立設し、このリブ間にイ
ンペラのブレードのカシメ頭を位置させることにより、
リブとカシメ項とでラヒリンスパッキンを形成し、−層
確実に還流を遮断することができる。

実施例以下、本発明の一実施例について第１図がら第４図を参
照しながら説明する。

第１図および第２図に示すように、前面シュラウド１４
と後面シュラウド１５と両シュラウド１４．１５にカシ
メられた複数枚のブレード１６．１７とによってインペ
ラ１８が構成されている。

インペラ１８の周囲には、インペラ１８からの吐出流が
もつ動圧を静圧に変換する機能と、モータ　・１９を冷
却するため気流をモータ１９内部へ導く機能を併せ持つ
エアガイド２０が配設されている。また、これらインペ
ラ１８とエアガイド２０とを覆ってケーシング２１が配
設され、ケーシング２１には吸込口部２２が設けられて
いる。そして、吸込口部２２にインペラ１８の入口２３
がエアガイド２０の入口にインペラ１８の吐出口２４が
臨んでいる。

ケーシング２１の吸込口部２２の周囲の内面には、全周
に亘るリング状のリブ２５が立設されである。このリン
グ状のリブ２５は、インペラ１８の前面シュラウド１４
に向がってケーシング２１の内面から突出しており、そ
の先端２５ａは前面シュラウド１４に近接している。

上記構成において、インペラ１８が回転すると、吸込口
部２２からエアガイド２０への空気流が生じる。これに
伴い、ケーシング２１とインペラ１８の前面シュラウド
１４との間の間隙２６には、従来例で説明したように還
流が生じるが、この間隙２６にはリング状リブ２５が立
設されであるため、流れは遮断されてインペラ１８から
間隙２６を経てインペラ１８へ戻る還流を遮断すること
ができる。しかも、リブ２５の先端をインペラ１８の前
面シュラウド１４に近接させであるので、還流の遮断は
確実なものとなり、これにより、電動送風機の送風効率
を高くすることができる。

なお、リブ２５を先端２５ａが細くなる楔状に形成すれ
ば、先端２５ａと前面シュラウド１４との近接が接触に
なった場合にも、インペラ１８の回転により先端２５ａ
は摩耗されるので、寸法管理を緩くすることができると
ともに、摩耗により還流の遮断を確実なものにすること
ができる。

次に、本発明の第２の実施例について第３図を参照しな
がら説明する。

図に示すように、ケーシング２１の吸込口部２２ａは合
成樹脂で形成され、その外周部２７の内面にはインペラ
１８の前面シュラウド１４に向かってリング状のリブ２
８が立設されている。このリング状のリブ２８の断面は
楔状に形成され、その先端２８ａは前面シュラウド１４
に当接している。

上記構成において、インペラ１８が回転すると、リブ２
８の先端２８ａは前面シュラウド１４との摩耗によって
切削あるいは熔融され、リブ２８の先端２８ａと前面シ
ュラウド１４とは無間隙もしくは微小間隙に形成される
。

これにより、第１の実施例で示したものに比べ、より確
実に還流を遮断することができ、送風効率の高い電動送
風機を得ることができる。

なお、リブの断面の楔状の形状は、７字形に限らず、ホ
ームベース形等、リブ２８の先端２８ａが細く形成され
ていればよいものである。

次に、本発明の第３の実施例について第４図を参照しな
がら説明する。

図に示すように、ケーシング２１の内面には、インペラ
１８の前面シュラウド１４に向がって複数條のリング状
のリブ２９，３０が立設されている。そして、両リブ２
９．３０の間に、インペラ１８にカシメられたカシメ環
３１を位置させている。

上記構成において、インペラ１８が回転すると、リブ２
９．カシメ頭３１．リブ３ｏの関係が、所謂ラビリンス
パツキンを構成することとなり、−層確実に還流を遮断
することができ、送風効率の一層高い電動送風機を得る
ことができる。

発明の効果以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、ケーシングの内面にインペラの前面シュラウドに向
かうリング状のリブを立設し、リブの先端を前面シュラ
ウドに近接して配設したことにより、前面シュラウドと
ケーシングとの間隙に生じる還流を確実に遮断すること
ができる。これにより、インペラの還流を生じさせると
いう無駄な仕事をなくすことができるので、送風効率の
高い電動送風機を提供することができる。

また、吸込口部とその外周部を合成樹脂で形成し、外周
部の内面に立設したリング状のリブの楔状先端をインペ
ラの前面シュラウドに当接したことにより、還流の遮断
をより確実なものとすることができる。これにより、電
動送風機の送風効率をより高いものにすることができる
。

また、リング状のリブを複数條立設し、このリブ間にイ
ンペラのブレードのカシメ環を位置させ、リブとカシメ
環で所謂ラヒリンスパッキンを形成させたことにより、
非接触でより一層確実に還流を遮断することができる。

これにより、電動送風機の送風効率を一層高いものにす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電動送風機の一部破断側面
図、第２図は同電動送風機の第１の実施例の一部破断側
面図、第３図は同電動送風機の第２の実施例の一部破断
側面図、第４図は同電動送態様の第３の実施例の一部破
断側面図、第５図は従来例の電動送風機の一部破断側面
図である。１４・・・・・・前面シュラウド、１８・・・・・・イ
ンペラ、１９・・・・・・モータ、２０・・・・・・エ
アガイド、２１・・・・・・ケーシング、２２ａ・・・
・・・合成樹脂製の吸込口、２５・・・・・・リング状
のリブ、２５ａ・・・・・・リブの先端、２７・・・・
・・外周部、２８・・・・・・楔状のリング状リブ、２
９．３０・・・・・・リング状のリブ、３１・・・・・
・カシメ頭。代理人の氏名　弁理士小蝦治　明ほか２名１４−　ｉｉ
？ｉ面シュラウドｔＢ−インマラ１９−　　モータｇｌ）　−Ｌ　７カイド２１−　　グーレンゲ２５−　　ソンクオ大のリフ゛ｌ４−　　前面シェラウＦ１８−インマラ２Ｉ　　　ケージツク２２龜−合へ刷脂裂の吸込口２θ　　唇１状のソンク゛状すゲ第　３　図　　　　　　　　２８Ｌ°リフの梵鳩２１Ｌ閲５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）インペラと、その周囲に配設されたエアガイドと
、前記インペラとエアガイドとを覆うケーシングとを備
え、前記ケーシングの内面に前記インペラの前面シュラ
ウドに向かうリング状のリブを立設するとともに、前記
リブの先端を前記前面シュラウドに近接させてなる電動
送風機。
（２）ケーシングの吸込口部とその外周部を合成樹脂で
形成し、前記外周部の内面にインペラの前面シュラウド
に向かうリング状のリブを立設するとともに、前記リブ
を楔状に形成し、前記リブの先端を前記前面シュラウド
に当接してなる請求項１記載の電動送風機。
（３）ケーシングの内面にインペラの前面シュラウドに
向かう複数條のリング状のリブを立設し、前記リブ間に
前記インペラのブレードのカシメ頭を位置させてなる請
求項１記載の電動送風機。