JPH08200288A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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Publication number
JPH08200288A
JPH08200288A JP1472695A JP1472695A JPH08200288A JP H08200288 A JPH08200288 A JP H08200288A JP 1472695 A JP1472695 A JP 1472695A JP 1472695 A JP1472695 A JP 1472695A JP H08200288 A JPH08200288 A JP H08200288A
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JP
Japan
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fan
electric motor
rotor shaft
bearing
air
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Application number
JP1472695A
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English (en)
Inventor
Kenji Hara
健治 原
Hiroyuki Yoshizawa
浩幸 吉沢
Motoyuki Tanaka
素之 田中
Yasunori Hatano
康則 秦野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は電動機側空間部分から軸受を介して遠
心ファン側空間部分へ抜ける気流の発生を阻止できる電
動送風機を提供することを目的とする。 【構成】電動機31と、この電動機の一方の端面部の外
側に配置されてこの電動機に設けられた回転子軸に取り
付けられて回転されるファン61と、このファンを覆う
ファンカバー63と、ファンに対してケース側の位置に
配置されて回転子軸を回転自在に支持する軸受54と、
軸受を囲んで保持する軸受ハウジング部を有するフレー
ム51と、フレームの軸受ハウジング部およびこの軸受
ハウジング部に面するファンの壁部のいずれか一方に取
り付けられるとともに他方に接触してフレームの軸受ハ
ウジング部と遠心ファンとの間における空気の流れを阻
止する環状をなすシール部材81とを具備することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機にファン組込んだ
電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動送風機は、ファンの回転に
より生じた空気の流れで電動機を冷却するもので、例え
ば電気掃除機の駆動部に用いられている。従来、この種
の電動送風機には図18ないし図20に示す構成をなす
ものがある。これは1個のファンを備えた単段式のもの
で、1は電動機で、これはケース2の開放端部から回転
子軸3が突出されている。回転子軸3はケース2に取り
付けられたフレーム部材4の軸受ハウジング部に嵌合保
持された軸受5に支持されている。6は遠心ファンで、
これは中央に吸込み口、外周部に吐出口を有するもの
で、回転子軸3の先端部に取り付けられている。
【0003】7は整流板で、これは円板状をなすととも
に中央部に形成された孔7aにはフレーム部材4の軸受
ハウジング部が挿入されている。整流板7は、空気を外
周部フレーム部材4の軸受ハウジング部から中央部へ流
すもので、遠心ファン6に対して電動機1に近い側に配
置されてフレーム部材4に取り付けられている。8はフ
ァンカバーで、これは遠心ファン6および整流板7を覆
ってケース2に取り付けられ、中央部に吸込み口9を有
している。
【0004】そして、電動機1の回転子軸3が回転され
ると、遠心ファン6が一体に回転される。空気は、図中
破線に示すように遠心ファン6の回転によりファ吸込み
口9からファンカバー8の内部に吸い込まれ、さらに空
気は遠心ファン6の中央吸込み口から外周部の吐出口か
ら吐出される。次いで、空気は、整流板7の外周縁から
中央部へ流れ、電動機1のケース2の開放端部を通して
その内部に導かれて電動機1を冷却する。
【0005】また、この種の電動送風機には図21およ
び図21に示す構成をなすものがある。これは2個のフ
ァンを備えた多段式のものである。図21において図1
8と同じ部分は同じ符号を付して示している。11は回
転子軸3に取り付けられた2段目の遠心ファン、12は
この遠心ファン11に組み合わされた整流板、13は遠
心ファン11および整流板12を覆うファンカバーであ
り、整流板12はファンカバー13に取り付けられてい
る。
【0006】14は整流板12に対して電動機側に位置
して回転子軸3に取り付けられた1段目の遠心ファン、
15はこの遠心ファン11に組み合わされた整流板、1
6は遠心ファン14および整流板15を覆うファンカバ
ーであり、整流板15はファンカバー16に取り付けら
れている。なお、2段目のファンカバー13は1段目の
ファンカバー16に取り付けられ、1段目のファンカバ
ー16は電動機1のケース2に取り付けられている。
【0007】この電動送風機は、電動機1の回転子軸3
の回転により遠心ファン11、14が回転される。空気
は、図中破線に示すようにファンカバー13に形成され
た吸込み口17、遠心ファン11および整流板12を経
て流れ、次いでファンカバー16に形成された吸込み口
18、遠心ファン14および整流板15を経て流れて電
動機1のケース2の内部に導かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した第一
の従来例の電動送風機には次に述べる問題がある。図1
9および図20に示すように整流板7に形成された孔7
aには軸受5を保持したが配置されている。ところが、
回転子軸3を支持する軸受5には、回転する遠心ファン
14により押し出された空気と、整流板7によって電動
機1の内部へ送り込まれる空気とによって、図中破線に
示すようにファンカバー16の内部における整流板7に
対して電動機側空間部分から軸受5を介して遠心ファン
側空間部分へ抜けて流れる気流が生じることがある。
【0009】この場合、遠心ファン14により電動機側
空間部分へ送り出された空気が再び遠心ファン空間部分
へに戻されてしまい、電動送風機の内部おける空気循環
が生じる。従って、遠心ファン14により送風を行う上
で風損が生じて送風効率が低下する。
【0010】また、軸受5を通過する空気が運ぶごみが
軸受5の部品に付着して軸受5を汚すことがあるという
問題がある。なお、従来から電動機側空間部分には、軸
受5およびこの軸受5を保持するフレーム部材4に接触
する円板形の部材10が設けられているが、気流はこの
部材10と軸受5およびフレーム部材4との接触部を通
過して流れてしまう。
【0011】また、前述した第二の従来例の電動送風機
には次に述べる問題がある。図21および図22に示す
ように例えば2段目の整流板12の中央部に、電動機1
の回転子軸3に嵌合したスリーブ19を挿通するために
形成された孔12aは、整流板12が静止し、スリーブ
19が回転する関係上、回転子軸3の直径より大きな直
径を有して、両者の間に間隙Gをもたせて両者が接触し
ないようにしている。
【0012】ところが、2段目の遠心ファン11から押
し出された空気が整流板12を通過して1段目の遠心フ
ァン14に吸込まれるという経路で流れる時に、1段目
の遠心ファン側空間部と2段目の遠心ファン側空間部と
の間の圧力差により、図中破線に示すように2段目の遠
心ファン側空間部において整流板12の中央部に達した
空気が整流板12の孔12aと回転子軸3に嵌合したス
リーブ19との間の間隙Gを通過して2段目の遠心ファ
ン11へと流れる気流が生じる。
【0013】このため、2段目の遠心ファン11により
1段目遠心ファン側空間部分へ送り出された空気が再び
2段目の遠心ファン側空間部分へ戻されてしまい、電動
送風機の内部おける空気循環が生じる。従って、遠心フ
ァン11により送風を行う上で風損が生じて送風効率が
低下する。
【0014】本願発明は前記事情に基づいてなされたも
ので、ファンカバー内部における整流板に対して電動機
の回転子軸を支持する軸受を介して電動機側空間部分か
らファン側空間部分へ抜ける気流の発生を阻止できる電
動送風機を提供することを目的とする。
【0015】また、本願発明は、ファンにより整流板へ
送られた空気が整流板と回転子軸との間の間隙を通過し
て再びファンへと戻る気流の発生を阻止できる電動送風
機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の電動送風機
は、電動機と、この電動機の一方の端面部の外側に配置
されてこの電動機に設けられた回転子軸に取り付けられ
て回転されるファンと、このファンを覆うファンカバー
と、前記ファンに対してケース側の位置に配置されて前
記回転子軸を回転自在に支持する軸受と、前記軸受を囲
んで保持する軸受ハウジング部を有するフレーム部材
と、前記フレーム部材の軸受ハウジング部およびこの軸
受ハウジング部に面する前記ファンの壁部のいずれか一
方に取り付けられるとともに他方に接触して前記前記フ
レーム部材の軸受ハウジング部と前記ファンとの間にお
ける空気の流れを阻止する環状をなすシール部材とを具
備することを特徴とする。
【0017】請求項2の電動送風機は、電動機と、この
電動機の一方の端面部の外側において前記電動機に設け
られた回転子軸にその軸方向に並べて取り付けられて回
転される複数のファンと、これら各ファンを個別に覆っ
て設けられ空気吸込み口を有する複数のファンカバー
と、これら各ファンカバーの内部に前記回転子軸を囲ん
で設けられファンにより送られた空気を前記回転子軸の
軸方向に導く複数の整流板と、これら整流板のうち少な
くとも一個の整流板の壁部およびこの整流板の壁部に面
する前記ファンの壁部のいずれか一方に取り付けられる
とともに他方に接触して前記整流板の壁部と前記ファン
の壁部との間における空気の流れを阻止する環状をなす
シール部材とを具備することを特徴とする。
【0018】請求項3の電動送風機は、シール部材は溝
形をなす保持部に設けられていることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明の電動送風機によれば、回転す
る遠心ファンにより押し出された空気と、整流板によっ
て電動機の内部へ送り込まれる空気とによって生じる、
ファンカバーの内部における整流板に対して電動機側空
間部分から軸受を介して遠心ファン側空間部分へ抜ける
空気の流れは、フレーム部材の軸受ハウジング部および
この軸受ハウジング部に面するファンの壁部のいずれか
一方に取り付けられるとともに他方に接触するシール部
材によって阻止される。
【0020】このため、ファンにより電動機側空間部分
へ送り出された空気が再び遠心ファン空間部分に戻され
るという空気循環が生じることがなく、従って遠心ファ
ンにより送風を行う上で風損が生じて送風効率が低下す
ることもない。また、軸受を通過する空気が運ぶごみが
軸受の部品に付着して軸受を汚すという事態の発生を回
避できる。
【0021】請求項2の発明の電動送風機によれば、空
気の流れに対して上流側となる段のファンから押し出さ
れた空気が整流板を通過して下流側となる段のファンに
吸込まれるという経路で流れる時に、整流板に対して上
流側段のファン側空間部と下流側段のファン側空間部と
の間の圧力差により、空気が整流板の孔と回転子軸との
間の間隙を通過して上流側のファンへと流れようとする
空気の流れは、この整流板の壁部およびこの整流板の壁
部に面するファンの壁部のいずれか一方に取り付けられ
るとともに他方に接触するシール部材によって阻止され
る。
【0022】このため、ファンにより整流板側へ送られ
てきた空気が再びファンへ戻されて電動送風機の内部お
ける空気循環が生じることを阻止でき、従ってファンに
より送風を行う上で風損が生じて送風効率が低下するこ
とを防止できる。
【0023】請求項3の発明の電動送風機によれば、シ
ール部材を溝形をなす保持部によって確実に保持するこ
とができる。すなわち、シール部材とこれに接触する相
手側の部材とは、一方が静止し、他方が回転する関係に
あるために、シール部材を確実に保持することが必要で
ある。
【0024】
【実施例】請求項1の発明の実施例について図面を参照
して説明する。請求項1の発明の第一の実施例について
図1ないし図4を参照して説明する。図1はこの実施例
の電動送風機の全体を示す図である。この図では下部に
電動機が、上部に送風機が位置している。図中31は電
動機、32はこの電動機31のケースで、上端面部が開
放されている。電動機ケース32の内部には固定子33
および回転子34が設けられ、この回転子34は回転子
軸35、回転子鉄心36および回転子巻線37によって
構成されている。
【0025】回転子軸35は電動機ケース22の開放さ
れた上端面部から上側に突出している。なお、図中38
は回転子軸35の下端部に設けられた整流子、39はこ
の整流子38に接触するブラシ、40は電動機ケース3
2の内部に形成された空気通路、41は電動機ケース3
2に形成された排気口である。
【0026】また、電動機ケース32の開放された上端
面部には、帯形をなすフレーム部材51が直径方向に掛
け渡して配置されている。このフレーム部材51は両端
が電動機ケース32の端面部の縁部に載せられてねじ5
2を用いて固定されており、中央部には孔53aを有す
る軸受ハウジング部53が形成されている。この軸受ハ
ウジング1部53には軸受54が嵌め込まれており、こ
の軸受54には回転子軸35が挿通されて支持されてい
る。
【0027】また、回転子軸35において軸受54に対
して電動機ケース32寄りの箇所にはリング55が係合
されており、このリング55とこのリング55に支持さ
れた押え円板57は、フレーム部材51とともに軸受5
4を押えている。なお、図2に示すようにフレーム部材
51には通気孔57が形成されている。
【0028】電動機31の一方の端面部の外側には遠心
ファン61が配置されて、電動機ケース32の上端面部
から突出した回転子軸23の部分に装着される。また、
遠心ファン61と電動機31の上端面部との間には整流
板62が配置されて電動機ケース32に固定されてい
る。さらに、これら遠心ファン61と整流板62とを覆
ってファンカバー63が配置されて電動機ケース32に
固定されている。
【0029】図3および図4に示すように遠心ファン6
1は、第一のファン板64と、この第一のファン板64
に対してその軸線上において軸線方向に所定を存して配
置された第二のファン板65と、この第一のファン板6
4と第二のファン板65との間に配置された複数の仕切
り板66とを有している。第一のファン板64は中央部
に吸い込み口67が形成された円板をなし、第二のファ
ン板65は中央部に軸孔65aを有する円板をなしてい
る。
【0030】仕切り板66は第一のファン板64の吸込
み口67と外縁部との間にわたって延びるもので、ファ
ン円周方向に間隔を存して配置され、ファン61の中央
部から外周縁に向けて延び渦巻き状をなす複数の通路6
9を形成している。この各通路69は遠心ファン61の
中央部では、第一のファン板64の吸込み口67に連通
し、他方の端部は第一のファン板64と第二のファン板
65の外周縁間で形成された吐出口68に連通してい
る。
【0031】なお、遠心ファン61はその第二のファン
板65の中央部を挟持する一対の押え円板70、71も
含まれる。一対の押え円板70、71は図3および図4
に示すように夫々中央に軸孔を有するもので、第二のフ
ァン板65を上下側から挟持している。
【0032】そして、遠心ファン61は図1、図3およ
び図4に示すように第二のファン板65が電動機31側
に位置するように向きを設定されて電動機ケース32の
上端面部の上側に配置され、電動機ケース32から突出
した回転子軸35が第二のファン板65の軸孔65aお
よび一対の押え円板70,71に挿通される。
【0033】遠心ファン61は、第二のファン板65と
軸受54との間で回転子軸35に嵌合されディスタンス
部材72で受け止められ、回転子軸35の先端に形成さ
れたねじ部35aに螺合されたナット73で押えられて
固定されている。
【0034】整流板62は円板形をなすもので、その外
周縁の縁部には、軸方向に沿って開口する複数の空気入
口が間隔を存して形成されている。整流板62における
電動機側の面には渦巻き状をなす複数の仕切り壁が円周
方向に並べて形成され、これら複数の仕切り壁の間には
各空気入口から中央部に向かう複数の通路75が形成さ
れている。この通路75は空気を電動機ケース32の内
部に導くものである。なお、整流板62には中央部に孔
62aが形成されている。
【0035】そして、整流板62は遠心ファン61と電
動機31の上端面部との間に配置され、整流板62の孔
62aにはフレーム部材51の軸受ハウジング部53に
嵌合されている。整流板62とフレーム部材51にねじ
74が螺挿されて、整流板62が電動機ケース32に取
り付けられている。
【0036】ファンカバー63は、整流板62と遠心フ
ァン61を外側から覆う大きさの円形をなし、中央部に
吸込み口76が形成されている。そして、ファンカバー
63は、整流板62と遠心ファン61を外側から覆って
配置され、その開放周縁が電動機ケース32の上端面部
に嵌合されて固定されている。
【0037】さらに、図3および図4に示すようにフレ
ーム部材51の軸受ハウジング部53の上面と遠心ファ
ン61における第二のファン板65の下面を押える押え
円板71との間には、電動機31の回転子軸35を囲む
円環状をなすシール部材81が配置されている。この円
環状をなすシール部材81は、フレーム部材51の軸受
ハウジング部53の孔53aおよびディスタンス部材7
2の周囲を囲む内径を有している。この実施例では、シ
ール部材81は平板なもので、内周縁がディスタンス部
材72の外周縁に接触している。
【0038】そして、シール部材81は、例えばフレー
ム部材51の軸受ハウジング部53の上面に接着され
て、遠心ファン61における第二のファン板65の下面
を押える押え円板71に接触する、あるいは押え円板7
1に接着されて、フレーム部材51の軸受ハウジング部
53の上面に接触するように設けられる。
【0039】このため、シール部材81は、フレーム部
材51の軸受ハウジング部53の上面と遠心ファン61
における第二のファン板65を押える押え円板71との
間をシールし、この結果フレーム部材51の軸受ハウジ
ング部53に保持された軸受54、フレーム部材51の
軸受ハウジング部53の孔53aを通り、さらにフレー
ム部材51の軸受ハウジング部53と押え円板71との
間を流れる「空気の流れ」を遮断することができる。
【0040】シール部材81は、遠心ファン61の回転
に伴い押え円板71またはフレーム部材51の軸受ハウ
ジング部53に摺接するために、弗素樹脂材料、例えば
延伸多孔質ポリテトラフロロエチレンで形成する、この
材料は、化学的安定性、熱的安定性、低摩擦係数などの
特性を有する耐久性に優れたものである。また、四弗化
エチレン樹脂で形成することもできる。
【0041】このように構成された電動送風機の作動に
ついて述べる。電動機31が駆動されて回転子軸35が
回転されると、遠心ファン61も一体に回転される。遠
心ファン61に回転により、ファンカバー63の外部の
空気が吸込み口76を介してファンカバー63の内部に
吸込まれ、さらに空気は回転する遠心ファン61の吸込
み口67に吸込まれ各通路69を通り、さらに各吐出口
68から遠心ファン61の外周部に向けて吐出される。
【0042】次いで、回転する遠心ファン61の外周部
に向けて吐出された空気は、整流板62の外周縁に向け
て流れる。その後、空気は整流板62の外周縁の各空気
入口から各通路75に入る。さらに、空気は各通路75
から電動機31の電動機ケース32の開放された上端部
からその内部に流入して電動機ケース32の内部の通路
40を通り電動機ケース32の内部に設けられた部品を
冷却して、排気口41から外部に外出される。
【0043】ところで、この電動送風機では、回転する
遠心ファン61により押し出された空気と、整流板62
によって電動機31の内部へ送り込まれる空気とによっ
て、ファンカバー63の内部における整流板63に対し
て電動機側空間部分における空気が、フレーム部材51
の軸受ハウジング部53に支持された軸受61から、フ
レーム部材51の軸受ハウジング部53の上面と遠心フ
ァン61における第二のファン板65を押える押え円板
71との間を通って遠心ファン側空間部分へ抜けようと
する。
【0044】しかし、前述したようにフレーム部材51
の軸受ハウジング部53に支持された軸受54から、フ
レーム部材51の軸受ハウジング部53の上面と遠心フ
ァン61における第二のファン板65を押える押え円板
71との間は、シール部材81によってシールされてい
る。
【0045】このため、ファンカバー63の内部におけ
る整流板63に対して電動機側空間部分における空気
が、フレーム部材51の軸受ハウジング部53に支持さ
れた軸受61から、フレーム部材51の軸受ハウジング
部53の上面と遠心ファン61における第二のファン板
65を押える押え円板71との間を通って遠心ファン側
空間部分へ抜けようとする「空気の流れ」は遮断されて
発生しない。
【0046】従って、遠心ファン61により電動機側空
間部分へ送り出された空気が再び遠心ファン側空間部分
へに戻されて電動送風機の内部おける空気循環が生じる
ことがなく、従って遠心ファン22により送風を行う上
で風損が生じて送風効率が低下することもない。また、
軸受54を通過する空気が運ぶごみが軸受54の部品に
付着して軸受54を汚すという事態の発生を回避でき
る。
【0047】なお、この構成では、シール部材81が、
ファンカバー63の外部から軸受54に水分が侵入する
ことを阻止する役目も果たすので、ドライ・アンド・ウ
エット形の電動送風機に適用することができる。
【0048】フレーム部材51の軸受ハウジング部53
と遠心ファン61との間に設けるシール部材は前述した
実施例の形態に限定されることがない。次にシール部材
の異なる形態について述べる。なお、以下に示す図5な
いし図9において図4と同じ部分は同じ符号を付して示
している。
【0049】図5に示すシール部材82は前述したシー
ル部材81より9は幅を狭くしたものである。図6に示
すシール部材83はリング形をなすもので、フレーム部
材51の軸受ハウジング部53に取り付けられている。
図7はシール部材83を遠心ファン61における第二の
ファン板65を押え円板71に取り付けたものである。
【0050】図8に示すシール部材84は全周にわたり
形成された環状溝を有するもので、フレーム部材51の
軸受ハウジング部53に取り付けられている。ここで
は、遠心ファン61における第二のファン板65を押え
円板71の外周縁71aを屈曲してシール部材84の溝
部に入り込ませている。
【0051】図9は、フレーム部材51の軸受ハウジン
グ部53に溶接で取り付けられた外リング部材85と、
この外リング部材85の内周側に位置して軸受ハウジン
グ部53に溶接で取り付けられた内リング部材86とで
溝形の空間部を形成し、この空間部にシール部材84を
嵌合して保持したものである。なお、遠心ファン61の
回転に伴いシール部材84が回ることを阻止するため
に、外リング部材85と内リング部材86の少なく一方
は非円形とする。
【0052】このシール部材84は外リング部材85と
内リング部材86によって形成された溝形をなす保持部
によって確実に保持することができる。すなわち、シー
ル部材とこれに接触する相手側の部材とは、一方が静止
し、他方が回転する関係にあるために、シール部材を確
実に保持することが必要である。
【0053】請求項2の発明の実施例について図面を参
照して説明する。請求項2の発明の第一の実施例につい
て図10および図11を参照して説明する。この発明の
電動送風機は複数の遠心ファンを組み合わせた多段形の
ものであり、この実施例の電動送風機は2個の遠心ファ
ンを組み合わせている。
【0054】図10に示される電動送風機における電動
機は、図1に示される電動送風機における電動機と同じ
構成(ただし、回転子軸35は図1の場合に比較して外
部に突出する長さが大きい。)であり、図10において
図10と同じ部分は同じ符号を付して示している。
【0055】すなわち、31は電動機、32はケース、
33は固定子、34は回転子、35は回転子軸、36は
回転子鉄心、37は回転子巻線、73はナットである。
なお、この実施例では、回転子軸35はケース32の開
放された上端部のすぐ上側に配置された軸受101に支
持される。
【0056】軸受101はフレーム部材102に形成さ
れた軸受ハウジング部103に嵌合されるとともに、回
転子軸35に取り付けられた受け板104に受け止めら
れて支持されている。フレーム部材102はねじ105
により電動機ケース32に取り付けられている。
【0057】この実施例における特徴とする構成につい
て説明する。
【0058】図中110は2段目の遠心ファンで、これ
は図1における遠心ファンと同様に第一のファン板11
0a,第二のファン板110bおよび仕切り板110c
を組み合わせて構成され、中央の吸込み口111、外周
部の吐出口112および吸込み口111と吐出口112
とを結ぶ通路113を有している。
【0059】また、遠心ファン110は第二のファン板
110bを挟持する一対の押え円板114、115を有
している。遠心ファン110は回転子軸35の上端部に
配置され、回転子軸35に嵌合されたスリーブ128と
回転子軸35のねじ部35aに螺合されたナット73に
より取り付けられている。
【0060】116は円板形をなす整流板で、これは図
1における整流板と同様に外周部が流入口、中央部が流
出口とする複数の通路が渦巻き状に形成されている。整
流板116の中央部には孔116aが形成されている。
整流板116は遠心ファン110の下側に配置され、孔
116bに回転子軸35に嵌合されたスリーブ128が
挿通されている。回転子軸35の回転を妨げないため
に、孔116aは回転子軸35より大径である。
【0061】118は仕切り板で、これは整流板116
の下側に位置して2段目のファンカバー119と1段目
のファンカバー130とを仕切っている。119はファ
ンカバーで、これは中央部に吸込み口119aを有する
もので、遠心ファン110および整流板116を覆って
配置されて仕切り板118に保持されている。
【0062】図中120は1段目の遠心ファンで、これ
は中央の吸込み口121、外周部の吐出口122および
吸込み口121と吐出口122とを結ぶ通路123を有
している。また、遠心ファン110は下面部を挟持する
一対の押え円板124、125を有している。遠心ファ
ン110は回転子軸35の突出部の下部に配置され、回
転子軸35に嵌合されたスリーブ128と129により
保持されている。
【0063】126は整流板で、これは整流板116と
同様に構成されており、ねじ127によりフレーム部材
102に取り付けられている。130はファンカバー
で、これは中央部に吸込み口130aを有し、遠心ファ
ン120および整流板1126を覆って配置されてい
る。
【0064】また、図11にも示すように1段目の整流
板116における内周部には回転子軸35を中心として
描かれる円をなす環条溝116aが形成されている。こ
の環条溝116aは整流板116の下側に落とし込んで
形成されもので、上面が開放されている。この環条溝1
16aにはシール部材117が嵌合固定されている。こ
のシール部材117は環条溝116aと同じ大きさを有
する円環状をなすもので、上面中央部には全周にわたり
溝117aが形成されている。
【0065】2段目の遠心ファン110における第二の
ファン板110bを押える押え円板115の外周部11
5aが下向きに直角に折り曲げられており、この外周部
115aはシール部材117の溝117aに挿入されて
いる。これによりシール部材117と押え円板115
は、整流板116の上面と遠心ファン110における第
二のファン板110bを押える押え円板115との間を
シールする。
【0066】これにより整流板116の中央部に送られ
てきた空気が、整流板116の孔116bと回転軸35
に嵌合されたスリーブ128との間に形成される間隙G
を通って、整流板116のと押え円板115との間の間
隙を通る「空気の流れ」を遮断できる。
【0067】シール部材117は、遠心ファン116の
回転に伴い押え円板115の外周部に115aに摺接す
るために、弗素樹脂材料、例えば延伸多孔質ポリテトラ
フロロエチレンで形成する、この材料は、化学的安定
性、熱的安定性、低摩擦係数などの特性を有する耐久性
に優れたものである。また、4弗化エチレン樹脂で形成
することもできる。
【0068】このように構成された電動送風機の作動に
ついて説明する。電動機1の回転子軸3の回転により遠
心ファン110、120が回転される。空気は、図10
の破線に示すように2段目のファンカバー119に形成
された吸込み口119aからファンカバー119の内部
に吸込まれ、次いで吸込み口11から2段目の遠心ファ
ン110の内部に吸込まれ各通路113を通って各吐出
口112から外部に押し出される。次いで、空気は整流
板12の外周部から各通路を通って中央部に導かれる。
【0069】その後、空気は1段目のファンカバー13
0に形成された吸込み口130aを通り吸込み口121
から1段目の遠心ファン120の内部に吸込まれ各通路
123を通って各吐出口122から外部に押し出され
る。さらに、空気は整流板126の外周部から各通路を
通って中央部に導かれる。その後、空気は電動機31の
ケース32の内部の通路40を流れてケース32の内部
に設けられた部品を冷却して排気口41から外部へ排出
される。
【0070】ここで、空気の流れに対して前側となる2
段目の遠心ファン110から押し出された空気が、整流
板116を通過して後側となる1段目の遠心ファン12
0の吸込まれるという経路で流れる時に、上流側段とな
る2段目のファンカバー119の空間部と下流側段とな
る1段目のファンカバー130の空間部との間の圧力差
により、1段目のファンカバー130の空間部の空気が
整流板126の孔116bと回転子軸35との間に生じ
るの間隙Gを通過して再び遠心ファン110へ戻るよう
に流れるようとする。
【0071】しかし、2段目の遠心ファン110におけ
る第二のファン板110bを押える押え円板115の外
周部115aがシール部材117の溝117aに挿入さ
れている。これによりシール部材117と押え円板11
5は、整流板116の上面と遠心ファン110における
第二のファン板110bを押える押え円板115との間
がシールされている。
【0072】このため、遠心ファン110によって整流
板116の中央部に送られてきた空気が、整流板116
の孔116bと回転軸35に嵌合されたスリーブ128
との間に形成される間隙Gを通って再び遠心ファン11
0へと流れる「空気の流れ」を遮断できる。
【0073】従って、2段目の遠心ファン110により
整流板116へ送り出された空気が再び2段目の遠心フ
ァン110へ戻されてしまい電動送風機の内部おける空
気循環が生じるという事態の発生を阻止し、遠心ファン
11により送風を行う上で風損が生じて送風効率が低下
するという事態の発生を阻止することができる。
【0074】シール部材117は遠心ファン110とと
もに回転する押え円板115の外周部115aと摺接す
るために、この摺接に耐える強度で保持することが必要
となる。この実施例では、シール部材117が整流板1
16の環状溝116aに嵌合固定されているので、押え
円板115の外周部115aとの摺接に耐える充分な強
度を有している。
【0075】整流板116と遠心ファン110との間に
シール部材は前述した実施例の形態に限定されることが
ない。次にシール部材の異なる形態について述べる。な
お、以下に示す図12ないし図17において図10と同
じ部分は同じ符号を付して示している。図12に示すシ
ール部材131は、回転子軸35を中心として描かれる
円環状をなすもので、中央部に環条溝131aを有して
いる。シール部材131は整流板116の上面と遠心フ
ァン110の下面部との間において回転子軸35を囲ん
で配置され、遠心ファン110の押え円板115の下面
に接着されている。整流板116の上面には回転子軸3
5を囲む円環状をなす突条132が形成され、この突条
132はシール部材131の環条溝131aに係合して
いる。なお、シール部材131は断面が半円形をなして
いる。
【0076】図13は、シール部材131を整流板11
6の上面に接着し、遠心ファン110の押え円板115
に回転子軸35を囲む円環状をなす突条133を形成し
て、この突条133をシール部材131の環条溝131
aに係合したものである。
【0077】図14は基本的に図13に示す構成と同じ
であり、シール部材131の断面を四角形にしている。
図15に示すシール部材134は、断面が図13に示す
シール部材131より幅広の矩形をなすもので、全周に
わたり環条溝134aが形成されている。このこの例で
は、シール部材134がその長さを利用して、回転子軸
35のスリーブ28と整流板116の孔116bとの間
の間隙Gを覆うようにして配置されており、一層シール
効果が向上している。
【0078】図16に示すシール部材135は、断面が
半円の一部を切欠した形状をなしており、全周にわたり
環条溝135aが形成されている。シール部材135は
整流板116の上面に接着され、押え円板115に形成
された突条133が環条溝135aに係合されている。
【0079】図17は図16に示すシール部材135を
遠心ファン110の押え円板115の下面に接着し、シ
ール部材135の環状溝135aに整流板116の上面
に形成された突条132が係合されている。
【0080】なお、本発明は前述した実施例に限定され
ずに種々変形して実施することができる。例えば、シー
ル部材は2段目のファン部に設けることに限定されず
に、1段目のファン部にも設けてもよく、また1段目と
2段目の各ファン部に設けてもよい。電動送風機に設け
るファン部は2段に限定されずに3段以上であっても良
い。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明の電動送風機によれば、
回転するファンにより押し出された空気と、整流板によ
って電動機の内部へ送り込まれる空気とによって発生す
る、整流板に対して電動機側空間部から回転子軸用の軸
受を介してファン側空間部へ抜ける空気の流れは、フレ
ームの軸受ハウジング部およびこの軸受ハウジング部に
面するファンの壁部のいずれか一方に取り付けられると
ともに他方に接触するシール部材によって阻止される。
【0082】このため、ファンにより電動機側空間部へ
送り出された空気が再びファン空間部へ戻されるという
電動送風機の内部における空気循環が生じることがな
く、従って遠心ファンにより送風を行う上で風損が生じ
て送風効率が低下するということもない。
【0083】また、軸受を通過する空気が運ぶごみが軸
受の部品に付着して軸受を汚すという事態の発生を回避
することもできる。
【0084】請求項2の発明の電動送風機によれば、フ
ァンから押し出された空気が整流板を通過して下流側の
ファンに吸込まれるという経路で流れる時に、上流側段
のファン側空間部と下流側段のファン側空間部との間の
圧力差により、整流板における空気が整流板の孔と回転
子軸との間の間隙を通過してファンへと再び流れる空気
の流れは、整流板の壁部およびこの整流板の壁部に面す
るファンの壁部のいずれか一方に取り付けられるととも
に他方に接触するシール部材によって阻止される。
【0085】このため、ファンにより整流板へ送られた
空気が再びファン側へ戻されて空気循環が生じることを
阻止でき、従ってファンにより送風を行う上で風損が生
じて送風効率が低下することを防止できる。
【0086】請求項3の発明の電動送風機によれば、シ
ール部材を溝形をなす保持部によって確実に保持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明における一実施例の電動送風機
を示す一部切欠正面図。
【図2】同実施例の電動送風機においてファンカバーを
取り外した状態を示す平面図。
【図3】同実施例の電動送風機におけるファン取り付け
部を拡大して示す図。
【図4】同実施例の電動送風機のファン取り付け部にお
けるシール部材の取り付け部を拡大して示す図。
【図5】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図6】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図7】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図8】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図9】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図10】(a)は請求項2の発明における一実施例の
電動送風機を示す一部切欠正面図。(b)は同実施例の
電動送風機におけるシール部材の取り付け部を拡大して
示す図。
【図11】同実施例の電動送風機における整流板および
シール部材を示す図。
【図12】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図13】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図14】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図15】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図16】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図17】シール部材の形態の他の例を示す図。
【図18】従来の一例である電動送風機を示す一部切欠
正面図。
【図19】同従来例の電動送風機におけるファン取り付
け部を拡大して示す図。
【図20】同従来例の電動送風機のファン取り付け部に
おけるシール部材の取り付け部を拡大して示す図。
【図21】従来の他の例である電動送風機を示す一部切
欠正面図。
【図22】同従来例の電動送風機におけるファンおよび
整流板を拡大して示す図。
【符号の説明】
31…電動機、 32…ケース、 33…固定子、 34…回転子、 35…回転子軸、 36…回転子鉄心、 37…回転子巻線、 40…空気通路、 41…排気口、 51…フレーム部材、 53…軸受ハウジング、 54…軸受、 55…リング、 56…押え円板、 57…通気孔、 61…遠心ファン、 62…整流板、 63…ファンカバー、 64…吸込み口、 68…吐出口、 69…通路、 70…押え円板、 71…押え円板、 73…ナット、 75…通路、 81…シール部材、 83…シール部材、 84…シール部材、 85…リング部材、 86…リング部材、 102…フレーム部材、 103…軸受ハウジング部、 110…遠心ファン、 114…押え円板、 115…押え円板、 116…整流板、 117…仕切り部材、 119…ファンカバー、 120…遠心ファン、 124…押え円板、 125…押え円板、 126…整流板、 131…シール部材、 134…シール部材、 135…シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦野 康則 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、 この電動機の一方の端面部の外側に配置されてこの電動
    機に設けられた回転子軸に取り付けられて回転されるフ
    ァンと、 このファンを覆うファンカバーと、 前記ファンに対してケース側の位置に配置されて前記回
    転子軸を回転自在に支持する軸受と、 この軸受を囲んで保持する軸受ハウジング部を有するフ
    レーム部材と、 このフレーム部材の軸受ハウジング部およびこの軸受ハ
    ウジング部に面する前記ファンの壁部のいずれか一方に
    取り付けられるとともに他方に接触して前記フレーム部
    材の軸受ハウジング部と前記ファンとの間における空気
    の流れを阻止するシール部材とを具備することを特徴と
    する電動送風機。
  2. 【請求項2】 電動機と、 この電動機の一方の端面部の外側において前記電動機に
    設けられた回転子軸にその軸方向に並べて取り付けられ
    て回転される複数のファンと、 これら各ファンを個別に覆って設けられ空気吸込み口を
    有する複数のファンカバーと、 これら各ファンカバーの内部に前記回転子軸を囲んで設
    けられファンにより送られた空気を前記回転子軸の軸方
    向に導く複数の整流板と、 これら整流板のうち少なくとも一個の整流板の壁部およ
    びこの整流板の壁部に面する前記ファンの壁部のいずれ
    か一方に取り付けられるとともに他方に接触して前記整
    流板の壁部と前記ファンの壁部との間における空気の流
    れを阻止するシール部材とを具備することを特徴とする
    電動送風機。
  3. 【請求項3】 前記シール部材は溝形をなす保持部に設
    けられていることを特徴とする請求項1または2いずれ
    かに記載の電動送風機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100424313B1 (ko) * 2002-01-03 2004-03-25 엘지전자 주식회사 청소기용 원심송풍기
JP2005256662A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Toshiba Tec Corp 電動送風機
JP2011001939A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Toshiba Corp 電動送風機
CN106422017A (zh) * 2016-10-14 2017-02-22 广州南北电子科技有限公司 一种呼吸机的鼓风装置

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