JPH0979184A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
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- JPH0979184A JPH0979184A JP23630095A JP23630095A JPH0979184A JP H0979184 A JPH0979184 A JP H0979184A JP 23630095 A JP23630095 A JP 23630095A JP 23630095 A JP23630095 A JP 23630095A JP H0979184 A JPH0979184 A JP H0979184A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- shroud
- suction port
- fan case
- electric blower
- Prior art date
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- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気出力の低下を抑え、かつ円板回転摩擦を
減少し、吸い込み能力を高めたインペラを有する電動送
風機を提供する。 【構成】 後面シュラウド２２と、この後面シュラウド
２２に対向し、かつこれに比べて外径が小さい前面シュ
ラウド２１と、この一対のシュラウド２１、２２間に配
した複数枚のブレード２４からインペラ本体２６を構成
し、インペラ本体２６を高速回転させることによりその
外周から空気を排出するとともに、前面シュラウド２１
の外径を小さくすることで円板回転摩擦を減少させ、吸
い込み能力を向上させることができる。
減少し、吸い込み能力を高めたインペラを有する電動送
風機を提供する。 【構成】 後面シュラウド２２と、この後面シュラウド
２２に対向し、かつこれに比べて外径が小さい前面シュ
ラウド２１と、この一対のシュラウド２１、２２間に配
した複数枚のブレード２４からインペラ本体２６を構成
し、インペラ本体２６を高速回転させることによりその
外周から空気を排出するとともに、前面シュラウド２１
の外径を小さくすることで円板回転摩擦を減少させ、吸
い込み能力を向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インペラを有する電動
送風機に関する。
送風機に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電動送風機には、板金加工によ
って製作されたインペラが使用されている。従来の電動
送風機の構成を、図５に基づいて説明する。
って製作されたインペラが使用されている。従来の電動
送風機の構成を、図５に基づいて説明する。
【０００３】図５において、１はファンケースで、上部
中央部にはケース吸込口２を有しており、ケース吸込口
２に対向する開口部はモータフレーム３に圧入により取
り付けられている。前記ファンケース１の内部にはイン
ペラ本体４、エアガイド５を設けている。６はモータ軸
で、インペラ本体４はこのモータ軸６にナット７により
締め付けて取り付けられている。８はモータである。
中央部にはケース吸込口２を有しており、ケース吸込口
２に対向する開口部はモータフレーム３に圧入により取
り付けられている。前記ファンケース１の内部にはイン
ペラ本体４、エアガイド５を設けている。６はモータ軸
で、インペラ本体４はこのモータ軸６にナット７により
締め付けて取り付けられている。８はモータである。
【０００４】以上の構成で、インペラ本体４を回転させ
ることにより、気流を発生させるのであるが、その流れ
の経路はケース吸入口２→インペラ本体４の内部→エア
ガイド５→モータ８内部の順で、外部へと排出される。
ることにより、気流を発生させるのであるが、その流れ
の経路はケース吸入口２→インペラ本体４の内部→エア
ガイド５→モータ８内部の順で、外部へと排出される。
【０００５】この電動送風機に使用しているインペラ
は、図５に示すような構成となっている。即ち、板金加
工された山型の形状を持つ前面シュラウド９と、平板形
状である後面シュラウド１０と、これらシュラウド９、
１０の間に配された、湾曲する複数枚のブレード１１を
具備しており、前記後面シュラウド１０には、前記モー
タ軸６が連通する穴１２を有する構成とするものであ
る。
は、図５に示すような構成となっている。即ち、板金加
工された山型の形状を持つ前面シュラウド９と、平板形
状である後面シュラウド１０と、これらシュラウド９、
１０の間に配された、湾曲する複数枚のブレード１１を
具備しており、前記後面シュラウド１０には、前記モー
タ軸６が連通する穴１２を有する構成とするものであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の従
来の構成では、前面シュラウド９および後面シュラウド
１０の表面積が大きいことから、これによって発生する
円板回転摩擦が大きく、またインペラ吸込口ではファン
ケース１との隙間が大きいため、還流による損失が発生
し、吸い込み能力の低下につながるものである。
来の構成では、前面シュラウド９および後面シュラウド
１０の表面積が大きいことから、これによって発生する
円板回転摩擦が大きく、またインペラ吸込口ではファン
ケース１との隙間が大きいため、還流による損失が発生
し、吸い込み能力の低下につながるものである。
【０００７】本発明はこのような従来の構成の課題を解
決しようとするもので、前面シュラウドの外径を後面シ
ュラウドの外径よりも小さくすることにより、空気出力
の減少を抑えつつ、円板回転摩擦損失を減少し、吸い込
み能力を高めた電動送風機を提供することを第一の目的
としている。
決しようとするもので、前面シュラウドの外径を後面シ
ュラウドの外径よりも小さくすることにより、空気出力
の減少を抑えつつ、円板回転摩擦損失を減少し、吸い込
み能力を高めた電動送風機を提供することを第一の目的
としている。
【０００８】また、前面シュラウドまたは後面シュラウ
ドの外周部にブレード外周端近傍を凸部とする波形部を
設けることにより、空気出力の減少を抑えつつ、円板回
転摩擦損失を減少し、吸い込み能力を高めた電動送風機
を提供することを第二の目的としている。
ドの外周部にブレード外周端近傍を凸部とする波形部を
設けることにより、空気出力の減少を抑えつつ、円板回
転摩擦損失を減少し、吸い込み能力を高めた電動送風機
を提供することを第二の目的としている。
【０００９】また、簡単な構成で、さらに吸い込み能力
を高めた電動送風機用インペラを提供することを第三の
目的としているものである。
を高めた電動送風機用インペラを提供することを第三の
目的としているものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、後面シュラウドと、この後
面シュラウドに対向し、かつこれに比べて外径が小さい
前面シュラウドと、この１対のシュラウド間に複数枚の
ブレードを備えた電動送風機とするものである。
めの本発明の第一の手段は、後面シュラウドと、この後
面シュラウドに対向し、かつこれに比べて外径が小さい
前面シュラウドと、この１対のシュラウド間に複数枚の
ブレードを備えた電動送風機とするものである。
【００１１】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、少なくとも前面シュラウドまたは後面シュラ
ウドのいずれか一方の外周部に、ブレード外周端近傍を
凸部とする波形部を設けた電動送風機とするものであ
る。
の手段は、少なくとも前面シュラウドまたは後面シュラ
ウドのいずれか一方の外周部に、ブレード外周端近傍を
凸部とする波形部を設けた電動送風機とするものであ
る。
【００１２】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、前面および後面シュラウドとブレードから構
成されたインペラ本体にインペラ吸込口を設け、このイ
ンペラ吸込口側にシール部を設け、前記インペラ本体を
覆うファンケースの吸込口を前記インペラのシール部側
に延設してファンケース舌部を形成し、このファンケー
ス舌部の端部側とシール部とを当接させたものである。
の手段は、前面および後面シュラウドとブレードから構
成されたインペラ本体にインペラ吸込口を設け、このイ
ンペラ吸込口側にシール部を設け、前記インペラ本体を
覆うファンケースの吸込口を前記インペラのシール部側
に延設してファンケース舌部を形成し、このファンケー
ス舌部の端部側とシール部とを当接させたものである。
【００１３】
【作用】本発明の第一の手段は前記した構成により、モ
ータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、インペ
ラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部から排
出される。このとき排出される空気流は、前面シュラウ
ド側に比べ、後面シュラウド側でより多くの空気出力を
出している。そのため後面シュラウドに比べ前面シュラ
ウドの外径が小さいインペラにおいては、空気出力の低
下を抑えつつ、円板回転摩擦が減少し、吸い込み能力を
向上するものである。
ータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、インペ
ラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部から排
出される。このとき排出される空気流は、前面シュラウ
ド側に比べ、後面シュラウド側でより多くの空気出力を
出している。そのため後面シュラウドに比べ前面シュラ
ウドの外径が小さいインペラにおいては、空気出力の低
下を抑えつつ、円板回転摩擦が減少し、吸い込み能力を
向上するものである。
【００１４】本発明の第二の手段は前記した構成によ
り、モータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、
インペラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部
から排出される。このとき排出される空気流は、ブレー
ドの近傍、特に回転方向に面している側でより多くの空
気出力を出している。そのためブレード近傍以外の前面
シュラウドまたは後面シュラウドの面積を小さくするよ
うに、それらの外周で、かつブレード近傍を凸部とした
波形形状としている。よって、より多くの空気出力を出
すブレード近傍における空気出力の低下を抑えつつ、ま
た、シュラウドを波形状としてその面積を小さくするこ
とにより円板回転摩擦を減少させ、吸い込み能力を向上
するものである。
り、モータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、
インペラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部
から排出される。このとき排出される空気流は、ブレー
ドの近傍、特に回転方向に面している側でより多くの空
気出力を出している。そのためブレード近傍以外の前面
シュラウドまたは後面シュラウドの面積を小さくするよ
うに、それらの外周で、かつブレード近傍を凸部とした
波形形状としている。よって、より多くの空気出力を出
すブレード近傍における空気出力の低下を抑えつつ、ま
た、シュラウドを波形状としてその面積を小さくするこ
とにより円板回転摩擦を減少させ、吸い込み能力を向上
するものである。
【００１５】本発明の第三の手段は前記した構成によ
り、モータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、
インペラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部
から排出される。このとき、インペラ吸込口に設けたシ
ール部とファンケース舌部の端部側とが当接するので、
インペラから排出された空気がインペラ吸込口に還流す
るのを防止でき、漏れの還流による損失を低減する。し
かも、ファンケース舌部の構造はシール部に当接するよ
うにインペラ吸込口側に延設する簡単な構造ですみ、漏
れの還流を防止する複雑なシール構成、例えばラビリン
ス構成にする必要もない。
り、モータの駆動によりインペラ本体が高速回転して、
インペラ吸込口から空気流を吸い込み、インペラ外周部
から排出される。このとき、インペラ吸込口に設けたシ
ール部とファンケース舌部の端部側とが当接するので、
インペラから排出された空気がインペラ吸込口に還流す
るのを防止でき、漏れの還流による損失を低減する。し
かも、ファンケース舌部の構造はシール部に当接するよ
うにインペラ吸込口側に延設する簡単な構造ですみ、漏
れの還流を防止する複雑なシール構成、例えばラビリン
ス構成にする必要もない。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の一実施例を、図
１に基づいて説明する。図において、２１・２２は一対
の前面シュラウド・後面シュラウドを示している。２３
はインペラ吸込口である。２４は各シュラウド２１、２
２の間に位置する複数枚のブレードであり、このブレー
ド２４は前面および後面シュラウド２１・２２とは複数
個のかしめ部２５によってかしめられている。ブレード
２４を平面で見ると、インペラ吸込口２３から放射状に
配されており、しかも、各ブレード２４は湾曲した状態
で取り付けられている。
１に基づいて説明する。図において、２１・２２は一対
の前面シュラウド・後面シュラウドを示している。２３
はインペラ吸込口である。２４は各シュラウド２１、２
２の間に位置する複数枚のブレードであり、このブレー
ド２４は前面および後面シュラウド２１・２２とは複数
個のかしめ部２５によってかしめられている。ブレード
２４を平面で見ると、インペラ吸込口２３から放射状に
配されており、しかも、各ブレード２４は湾曲した状態
で取り付けられている。
【００１７】ここで、前面シュラウド２１の外径は、後
面シュラウド２２の外径に比べて小さく、さらにブレー
ド２４の外周端部は、前面シュラウド２１と後面シュラ
ウド２２の外周端部を結ぶ線でカットしている。２６
は、各シュラウド２１、２２、ブレード２４から構成さ
れるインペラ本体である。
面シュラウド２２の外径に比べて小さく、さらにブレー
ド２４の外周端部は、前面シュラウド２１と後面シュラ
ウド２２の外周端部を結ぶ線でカットしている。２６
は、各シュラウド２１、２２、ブレード２４から構成さ
れるインペラ本体である。
【００１８】以上の構成として動作を説明すると、イン
ペラ本体２６が高速回転して、インペラ吸込口２３から
空気流が前記インペラ本体２６内に流れ込み、そしてこ
のインペラ本体２６の外周部から排出されることにな
る。
ペラ本体２６が高速回転して、インペラ吸込口２３から
空気流が前記インペラ本体２６内に流れ込み、そしてこ
のインペラ本体２６の外周部から排出されることにな
る。
【００１９】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、前面シュラウド２１の外径を小さくして
いることから、シュラウド２１の外径が大きいほど増大
する円板回転摩擦が減少している。さらにインペラ本体
２６の外周部から排出される空気流は、前面シュラウド
２１側に比べ、後面シュラウド２２側でより多くの空気
出力を出されていることから、前面シュラウド２１の外
径のみを小さくすることにより、前後方向の空気出力の
減少を抑え、かつ高い吸い込み能力を得ることができ
る。
ペラによれば、前面シュラウド２１の外径を小さくして
いることから、シュラウド２１の外径が大きいほど増大
する円板回転摩擦が減少している。さらにインペラ本体
２６の外周部から排出される空気流は、前面シュラウド
２１側に比べ、後面シュラウド２２側でより多くの空気
出力を出されていることから、前面シュラウド２１の外
径のみを小さくすることにより、前後方向の空気出力の
減少を抑え、かつ高い吸い込み能力を得ることができ
る。
【００２０】以下、本発明の第二の手段の一実施例を、
図２に基づいて説明する。図において、３１・３２は一
対の前面シュラウド・後面シュラウドを示している。３
３はインペラ吸込口である。３４は複数枚の湾曲したブ
レードであり、このブレード３４は前面および後面シュ
ラウド３１・３２とは複数個のかしめ部３５によってか
しめられている。ここで前面シュラウド３１・後面シュ
ラウド３２それぞれの外周部の前記ブレード３４近傍以
外の面積を小さくするように、両シュラウド外周部には
波形部３６を設けている。つまり前記ブレード３４近傍
は波形の凸部、それ以外の部分は凹部である。３７はイ
ンペラ本体である。
図２に基づいて説明する。図において、３１・３２は一
対の前面シュラウド・後面シュラウドを示している。３
３はインペラ吸込口である。３４は複数枚の湾曲したブ
レードであり、このブレード３４は前面および後面シュ
ラウド３１・３２とは複数個のかしめ部３５によってか
しめられている。ここで前面シュラウド３１・後面シュ
ラウド３２それぞれの外周部の前記ブレード３４近傍以
外の面積を小さくするように、両シュラウド外周部には
波形部３６を設けている。つまり前記ブレード３４近傍
は波形の凸部、それ以外の部分は凹部である。３７はイ
ンペラ本体である。
【００２１】以上の構成として動作を説明すると、イン
ペラ本体３６が高速回転して、インペラ吸込口３３から
空気流が前記インペラ本体３７内に流れ込み、そしてこ
のインペラ本体３７の外周部から排出されることにな
る。
ペラ本体３６が高速回転して、インペラ吸込口３３から
空気流が前記インペラ本体３７内に流れ込み、そしてこ
のインペラ本体３７の外周部から排出されることにな
る。
【００２２】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、前面シュラウド３１および後面シュラウ
ド３２の外周部に波形部３６を設けているため、シュラ
ウドの表面積が減り、円板回転摩擦が減少する。さらに
波形の凹部が、多くの空気出力を出しているブレード３
４外周端近傍以外に配しているので、円周方向の空気出
力の低下を抑えることができ、高い吸い込み能力を得る
ことができる。また、各シュラウド３１、３２の外周を
滑らかな曲線である波形状としているので、そのシュラ
ウド３１、３２の高速回転によりその外周で発生する乱
流も抑制することもでき、高い吸込力を維持することが
できる。なお、本実施例では、前面シュラウドと後面シ
ュラウドの両方を波形状としたが、前面シュラウドまた
は後面シュラウドのいずれか一方の外周を波形状として
もよい。
ペラによれば、前面シュラウド３１および後面シュラウ
ド３２の外周部に波形部３６を設けているため、シュラ
ウドの表面積が減り、円板回転摩擦が減少する。さらに
波形の凹部が、多くの空気出力を出しているブレード３
４外周端近傍以外に配しているので、円周方向の空気出
力の低下を抑えることができ、高い吸い込み能力を得る
ことができる。また、各シュラウド３１、３２の外周を
滑らかな曲線である波形状としているので、そのシュラ
ウド３１、３２の高速回転によりその外周で発生する乱
流も抑制することもでき、高い吸込力を維持することが
できる。なお、本実施例では、前面シュラウドと後面シ
ュラウドの両方を波形状としたが、前面シュラウドまた
は後面シュラウドのいずれか一方の外周を波形状として
もよい。
【００２３】以下、本発明の第三の手段の一実施例を、
図３、図４に基づいて説明する。図において、４１・４
２は一対の前面シュラウド・後面シュラウドを示してい
る。４３はインペラ吸込口である。４４は複数枚の湾曲
したブレードであり、このブレード４４は前面および後
面シュラウド４１・４２とは複数個のかしめ部４５によ
ってかしめられている。４６はインペラ本体であり、山
形のハブ４７を内部に設けている。さらにハブ４７上に
は複数枚のインデューサ４８を有している。このインデ
ューサ４８のインペラ吸込口４３側には、インペラ吸込
口４３を包み込むように円環状のシール部４９を有して
いる。５０はファンケース本体であり、シール部４９と
の隙間を最小とする位置にファンケース舌部５１を有し
ている。ファンケース舌部５１はシール部４９の上面に
当接するように下方に延設して形成している。
図３、図４に基づいて説明する。図において、４１・４
２は一対の前面シュラウド・後面シュラウドを示してい
る。４３はインペラ吸込口である。４４は複数枚の湾曲
したブレードであり、このブレード４４は前面および後
面シュラウド４１・４２とは複数個のかしめ部４５によ
ってかしめられている。４６はインペラ本体であり、山
形のハブ４７を内部に設けている。さらにハブ４７上に
は複数枚のインデューサ４８を有している。このインデ
ューサ４８のインペラ吸込口４３側には、インペラ吸込
口４３を包み込むように円環状のシール部４９を有して
いる。５０はファンケース本体であり、シール部４９と
の隙間を最小とする位置にファンケース舌部５１を有し
ている。ファンケース舌部５１はシール部４９の上面に
当接するように下方に延設して形成している。
【００２４】以上の構成として動作を説明すると、イン
ペラ本体４６が高速回転してインペラ吸込口４３から空
気流がインペラ本体４６内に流れ込むわけなのだが、イ
ンペラ吸込口４３近傍ではハブ４７およびインデューサ
４８に沿ってスムーズに空気流が通過し、前記インペラ
本体３７の外周部から排出されることになる。
ペラ本体４６が高速回転してインペラ吸込口４３から空
気流がインペラ本体４６内に流れ込むわけなのだが、イ
ンペラ吸込口４３近傍ではハブ４７およびインデューサ
４８に沿ってスムーズに空気流が通過し、前記インペラ
本体３７の外周部から排出されることになる。
【００２５】また、インペラ本体４６の回転とともにシ
ール部４９も回転するが、シール部４９とファンケース
舌部５１とが当接しており、しかもシール部４９を弾性
体で形成しておけば、その弾性力によりシール部４９が
回転してもファンケース舌部５１の先端部との当接状態
を確保できる。よって、インペラ本体４６から排出され
た空気の一部が、ファンケース本体５０と前面シュラウ
ド４１との隙間を通り、再びイペラ吸込口４３側に流れ
る、いわゆる還流を防止でき、高い吸込能力を維持する
ことができる。さらに、インデューサ４８にシール部４
９を設けているので、ファンケース本体５０のファンケ
ース舌部５１側にシール構成を施す必要がなく、簡単な
構成のシール構成を提供でき、乱流を発生させず、高い
吸い込み能力を得ることができる。
ール部４９も回転するが、シール部４９とファンケース
舌部５１とが当接しており、しかもシール部４９を弾性
体で形成しておけば、その弾性力によりシール部４９が
回転してもファンケース舌部５１の先端部との当接状態
を確保できる。よって、インペラ本体４６から排出され
た空気の一部が、ファンケース本体５０と前面シュラウ
ド４１との隙間を通り、再びイペラ吸込口４３側に流れ
る、いわゆる還流を防止でき、高い吸込能力を維持する
ことができる。さらに、インデューサ４８にシール部４
９を設けているので、ファンケース本体５０のファンケ
ース舌部５１側にシール構成を施す必要がなく、簡単な
構成のシール構成を提供でき、乱流を発生させず、高い
吸い込み能力を得ることができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、前面シュラウド
の外径が後面シュラウドの外径に比べて大きいので、前
後方向の空気出力の低下を抑え、かつ円板回転摩擦が減
少し、高い吸い込み能力を得ることができるインペラを
有する電動送風機を実現できるものである。
の外径が後面シュラウドの外径に比べて大きいので、前
後方向の空気出力の低下を抑え、かつ円板回転摩擦が減
少し、高い吸い込み能力を得ることができるインペラを
有する電動送風機を実現できるものである。
【００２７】本発明の第二の手段は、ブレード近傍以外
の前面シュラウドまたは後面シュラウドの面積を小さく
するように、それらの外周で、かつブレード近傍を凸部
とした波形形状としているので、より多くの空気出力を
出すブレード近傍における空気出力の低下を抑えつつ、
また、シュラウドを波形状としてその面積を小さくする
ことにより円板回転摩擦を減少させ、吸い込み能力を向
上することができる。
の前面シュラウドまたは後面シュラウドの面積を小さく
するように、それらの外周で、かつブレード近傍を凸部
とした波形形状としているので、より多くの空気出力を
出すブレード近傍における空気出力の低下を抑えつつ、
また、シュラウドを波形状としてその面積を小さくする
ことにより円板回転摩擦を減少させ、吸い込み能力を向
上することができる。
【００２８】本発明の第三の手段は、インペラ吸込口に
設けたシール部とファンケース舌部の端部側とが当接す
るので、インペラから排出された空気がインペラ吸込口
に還流するのを防止でき、漏れの還流による損失を低減
する。しかも、ファンケース舌部の構造はシール部に当
接するようにインペラ吸込口側に延設する簡単な構造で
すみ、漏れの還流を防止する複雑なシール構成、例えば
ラビリンス構成にする必要もない。
設けたシール部とファンケース舌部の端部側とが当接す
るので、インペラから排出された空気がインペラ吸込口
に還流するのを防止でき、漏れの還流による損失を低減
する。しかも、ファンケース舌部の構造はシール部に当
接するようにインペラ吸込口側に延設する簡単な構造で
すみ、漏れの還流を防止する複雑なシール構成、例えば
ラビリンス構成にする必要もない。
【図１】本発明の第一の手段の実施例を示す電動送風機
用インペラの側断面図
用インペラの側断面図
【図２】本発明の第二の手段の実施例を示す電動送風機
用インペラの一部破断平面図
用インペラの一部破断平面図
【図３】本発明の第三の手段の実施例を示す電動送風機
用インペラおよびファンケースの側断面図
用インペラおよびファンケースの側断面図
【図４】同電動送風機用インペラの一部破断斜視図
【図５】従来の電動送風機の一部破断側面図
２１・３１・４１ 前面シュラウド ２２・３２・４２ 後面シュラウド ２３・３３・４３ インペラ吸込口 ２４・３４・３４ ブレード ２６・３７・４６ インペラ本体 ３６ 波形部 ４９ シール部 ５０ ファンケース本体 ５１ ファンケース舌部
Claims (3)
- 【請求項１】 後面シュラウドと、この後面シュラウド
に対向し、かつこれに比べて外径が小さい前面シュラウ
ドと、この一対のシュラウド間に複数枚のブレードを備
える電動送風機。 - 【請求項２】 少なくとも前面シュラウドまたは後面シ
ュラウドのいずれか一方の外周部に、ブレード外周端近
傍を凸部とする波形部を設けた請求項１記載の電動送風
機。 - 【請求項３】 前面および後面シュラウドとブレードか
ら構成されたインペラ本体にインペラ吸込口を設け、こ
のインペラ吸込口側にシール部を設け、前記インペラ本
体を覆うファンケースの吸込口を前記インペラのシール
部側に延設してファンケース舌部を形成し、このファン
ケース舌部の端部側とシール部とを当接させた請求項１
記載の電動送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23630095A JPH0979184A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23630095A JPH0979184A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電動送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0979184A true JPH0979184A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16998758
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP23630095A Pending JPH0979184A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電動送風機 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0979184A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ298907B6 (cs) * | 1997-08-26 | 2008-03-12 | Warman International Limited | Zpusob úpravy obežného kola cerpadla a obežné kolo upravené tímto zpusobem |
| JP2009144579A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Husqvarna Zenoah Co Ltd | ファンおよびエンジンブロワ |
| WO2009139422A1 (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-19 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機 |
| JP2010007878A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
| WO2015170401A1 (ja) * | 2014-05-09 | 2015-11-12 | 三菱電機株式会社 | 遠心送風機及び電気掃除機 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP23630095A patent/JPH0979184A/ja active Pending
Cited By (9)
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| CN106460867A (zh) * | 2014-05-09 | 2017-02-22 | 三菱电机株式会社 | 离心式送风机及电动吸尘器 |
| TWI573551B (zh) * | 2014-05-09 | 2017-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Centrifugal blowers and electric vacuum cleaners |
| JPWO2015170401A1 (ja) * | 2014-05-09 | 2017-04-20 | 三菱電機株式会社 | 遠心送風機及び電気掃除機 |
| AU2014393558B2 (en) * | 2014-05-09 | 2017-09-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Centrifugal blower and electric vacuum cleaner |
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