JPH02236014A - 繊維強化プラスチック製駆動軸 - Google Patents

繊維強化プラスチック製駆動軸

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JPH02236014A
JPH02236014A JP5734889A JP5734889A JPH02236014A JP H02236014 A JPH02236014 A JP H02236014A JP 5734889 A JP5734889 A JP 5734889A JP 5734889 A JP5734889 A JP 5734889A JP H02236014 A JPH02236014 A JP H02236014A
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JP
Japan
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layer
fiber
reinforced
distortion
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP5734889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Taniguchi
谷口 邦利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用のプロペラシャフトとして使
用される繊維強化プラスチック(以下rFRPJと略す
)製駆動軸に関するものである。
(従来の技術) 近年、省エネルギーの観点から自動車の軽量化が強く望
まれており、さらには低騒音・低振動といった乗心地性
向上の要求が非常に高くなっている。
その一つの手段として、プロペラシャフト(エンジンの
回転を車輪に伝達する駆動軸)を鋼製のものからFRP
製へかえる試みがなされている。
プロペラシャフトは回転を伝達するためのねじり強度と
高速回転時の共振を防止するための曲げ強度が要求され
る。特に駆動軸の一次曲げ危険速度NCは次の■式であ
らわされる。
N C 一(30π/lり×  ・  ρ・A ・・・
 ■ここで、!!.:シャフト長さ、ρ:密度、A:シ
ャフト断面積、E:軸方向弾性率、I:断面二次モーメ
ント 上記■式より明らかな如く、密度ρの大きい金属材料に
較べ、密度の低いFRP材料は共振の点からも有利であ
る。勿論車体重量の軽減による燃費向上のメリットも大
きい。
この様な観点から既にFRP製プロペラシャフトに関す
る発明が数多く提案されている。これ等の発明の多くは
、特公昭61−487号公報に代表される様にシャフト
の巻付成形条件として、繊維を軸方向に対して±30°
〜±60″、通常は±45”に配向させてねじりに対し
て強化した層1と、軸方向にO°〜±20″に配向さセ
て曲げに対して強化した層2の積層繰返し数が1から形
成されるのが通常であった(第4図参照)。なお、第4
図中3は最外層のガラス繊維層を示す。
さらには0°〜±20゜の曲げ強化層2は高い弾性率を
必要とするところから炭素繊維が使用され、±30°〜
±60゜のねしり強化層1についてはコストの点からガ
ラス繊維が使用されるのが通常であった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の方法では、異なった角度で異なっ
た繊維が積層されると、加熱硬化から冷却時に熱膨張係
数の違いによって境界層で剥離を生じ易いという問題点
があった。
これは、シャフトの径及び各層の厚みによっても変化す
るが、径が小さいほど、又層厚が厚いほどその問題を生
じ易いものであった。
また、ねじり強化層(±30〜±60゜の層)が内側に
配置される場合は、外側に配置される場合に較べてねじ
り強度が低下し、特に高いねしり強度が要求される用途
に対しては不適当であった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消し、各境界
層での剥離の可能性を減じ、かつ高いねじり強度を有す
るFRP製駆動軸を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記問題点を解消するために本発明者が種々検討した結
果、次の方法によって良好な特性を有するFRP製駆動
軸を得ることが明らかとなった。
すなわち、本発明は中空円筒状のシャフトであって、管
軸方向に対して±30°〜±60゜の角度で巻付成形さ
れたねじり強化層と、0°〜±20゜の角度で巻付成形
された曲げ強化層とが交互に2以上の繰返し数で積層形
成された補強繊維を使用したことを要旨とするFRP製
駆動軸である。
(作  用) 本発明において使用するねしり強化層を管軸方向に対し
て±30’〜±60゜の角度の範囲内としたのは、第2
図に示すように、この範囲内であれば十分なねじり強さ
が得られるためである。なお、±45°の角度の場合に
ねじり強度は最大となるため、±45°の角度が最も望
ましい。
また曲げ強化層は、第3図に示すように、0〜±20゜
の範囲内のとぎに駆動軸とした場合に十分な高い弾性率
が得られるため0°〜±20゜0′:・範囲とした。
なお、本発明にあってはこれら各層の厚さについては何
等限定されないが、本発明者の実験では0.5mm−t
l−越えると境界層で剥離が生じ易くなるため、0.5
mm以下が望ましい。最小の膜厚値は成形法にもよるが
0.1mm以上が通常である。
本発明はこれらの層を内面側から交互に積層するわけで
あるが、その積層の繰返し数nは2以上である必要があ
る。
この様に積層することにより、各層毎の膜厚を滅ずるこ
とが可能となり、各層間で発生する加熱硬化から冷却過
程で発生する剥離応力を減少させることが可能となるか
らである。
また、ねじり強化層が従来の内面側のみから、外面側へ
も配向するためにトータル厚みが同一であってもねじり
強度は向上するのである。
ここで使用される材料としては、マトリックス樹脂とし
てエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエス
テル樹脂、フェノール樹脂などが適用出来、また補強繊
維としては、ガラス繊維(Eガラス、Sガラス)、炭素
繊維、アラミド繊維などの連続繊維が使用できる。
製造方法としては、通常のフィラメンI・ワインデング
(FW)法のほか、ブリプレグシートを積層する方法、
ブリプレグテーブにてワインデングするテープワインデ
ング法などが適用される。
成形されるシャフトの径は用途・特性にもよるが、径が
φ50mm〜φ120mm程度、肉厚で5mm〜15m
m程度のものである。
なお、最外層には耐衝撃性向上のためにガラス繊維層を
配向させることが望ましく、その角度は±80°〜±9
0°が適当である。
(実 施 例) 以下本発明を第1図に示す一実施例に基づいて説明する
。なお、第1図中第4図と同一番号は同一部分あるいは
相当部分を示す。
すなわち、本発明は第1図に示すように管軸方向に対し
て例えば45゜の角度で巻付形成されたねしり補強層1
と例えば10゜の角度で巻付成形された曲げ補強層2を
例えば2回繰返して形成し、その最外層に、耐衝撃性を
向上するためのガラス繊維層3(±80゜)を形成した
ものである。
次に本発明の効果を確認するために行った実施結果につ
いて説明する。
その1) 外径がφ76mmの鋼製マンドレルにフィラメントワイ
ンデング法にてシャフトを成形した。マトリックス樹脂
はエポキシ樹脂(商品名[エビコート828J  :油
化シェルエポキシ株式会社製)と酸無水物硬化剤(商品
名r l{N − 2200 J :日立化成株式会社
製)とを100:80 (重量比)で混合したものを用
いた。
繊維は±45″のねじり強化層並びに最外層の±85゜
層にガラス繊維(商品名「グラスロンR1150J ;
旭ファイハーグラス株式会社製)を使用し、±10゜の
曲げ強化層には炭素繊維(商品名「1・レカT−300
」;東レ株式会社製)を使用した。
±45゜のねしり強化層は一層当たりの厚みが0.5m
m、±10゜の曲げ強化層は一層当たりの厚みが0.2
3mmとし、内側からねじり強化層、曲げ強化層・・・
といった様に交互に積層を13回繰返した後、最外層と
して±85゜のガラス繊維層を0.5mm成形した全体
の厚みが10mmのシャフ1・を形成し、160゜Cオ
ーブン中で4時間加熱硬化を行い、冷却した後マンドレ
ルを引抜きFRP製プロペラシャフトを得た。
次に、上記その1)と同じ径のマンドレルで、同一の材
料を用いてまず±45゜のねしり強化層を6.5n+m
、±10゜の曲げ強化層を3mm、±85゜のガラス繊
維層を0.5 mm形成した。その他はそのl)と同様
である(比較例)。
その2) その1)と同じ径のマンドレルで、同一の材料を用いて
、まず±45゜のねしり強化層を2+nn+形成した後
、1層当たりの厚みが0.5mmの±10’の曲げ強化
層と1層当たりの厚みが同じ<0.5mmの±45゜の
ねしり強化層とを6回繰返した後、±45゜のねしり強
化層を1.5mm、最後に±85゜のガラス繊維層を0
.5mm形成した。その他はその1)と同様である。
以上で得たシャフトについて超音波測定により層間剥離
の有無について検査を行い、さらにねじり破壊トルク並
びに軸方向の弾性率を求めた。その結果を第1表に示す
第1表強度試験結果 (発明の効果) 以上説明したように本発明によって層間剥離のない高ね
じり強度を有する自動車用プロペラシャフトを得ること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す部分断面図、第2図は
FRP円筒のねしり強さと巻き角度の関係図、第3図は
積層角と弾性係数の関係図、第4図は従来のシャフトの
構造図である。 1はねじり強化層、2は曲げ強化層。 」=記表より本発明のFRP製駆動軸の優秀ざが判る。 積眉 亀 (り 第4図 l

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中空円筒状のシャフトであって、管軸方向に対し
    て±30°〜±60°の角度で巻付成形されたねじり強
    化層と、0°〜±20°の角度で巻付成形された曲げ強
    化層とが交互に2以上の繰返し数で積層形成された補強
    繊維を使用したことを特徴とする繊維強化プラスチック
    製駆動軸。
JP5734889A 1989-03-09 1989-03-09 繊維強化プラスチック製駆動軸 Pending JPH02236014A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04124196U (ja) * 1991-04-26 1992-11-11 リヨービ株式会社 回転力伝達用積層管
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