JPH091713A - 繊維強化型積層構造体,円筒形状の繊維強化型積層構造体および曲率を有した繊維強化型積層構造体 - Google Patents

繊維強化型積層構造体,円筒形状の繊維強化型積層構造体および曲率を有した繊維強化型積層構造体

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JPH091713A
JPH091713A JP15370695A JP15370695A JPH091713A JP H091713 A JPH091713 A JP H091713A JP 15370695 A JP15370695 A JP 15370695A JP 15370695 A JP15370695 A JP 15370695A JP H091713 A JPH091713 A JP H091713A
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fiber
laminated structure
reinforced
laminated
radius
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Inventor
Yumiko Masuda
由美子 増田
Akira Okada
明 岡田
Hiroshi Tabata
洋 田畑
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量でかつ2軸応力特性などの力学特性の良
い,汎用性のある繊維強化型積層構造体を安価に提供す
る。 【構成】 複数枚の繊維シートを積層して成形した繊維
強化型積層構造体において,前記積層した複数枚の繊維
シートは,各々隣り合う繊維シート間の繊維配向角度θ
が,60°<θ<90°である(等方性材料である)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,繊維強化型積層構造
体に関し,特に,自動車や船舶などの輸送機器の構造
材,宇宙,航空機の構造体,スポーツ,レジャー用品お
よび建築物の構造部材などに用いられる繊維強化型積層
構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の構造体では2軸応力などいろいろ
な力が働くにも関わらず,従来の繊維強化複合材を用い
た構造材(繊維強化型積層構造体)においては,木材芯
に木目に添った1方向プリプレグを貼って強化した例の
ように1方向材か,もしくは直交積層構造材を用いた板
が使われているのがほとんどである。
【0003】また,繊維強化型積層構造体を使用したプ
ロペラシャフトでは,繊維配向角度0°〜±20°と±
30°〜±60°で2層積層する例があるが,これら
は,フィラメントワインディング法で製造しており,繊
維シートから成形する方法とは異なるものである。
【0004】ところが,このような繊維強化型積層構造
体は,軽量かつ繊維方向の力に対しては剛性が強いとい
う積層構造体の持っている特徴を生かした設計ではある
が,ある特定の方向以外の方向(すなわち,繊維方向以
外の方向)に対しては,剛性が弱いという欠点や,積層
構造体の力学特性の異方性のために,構造体としての使
用用途や使用部位が限られてしまい,利用しにくいとい
う欠点があった。
【0005】このため,上記欠点である異方性をなくす
ために,図11に示すような繊維強化型積層構造体が提
供されている。この繊維強化型積層構造体は,構造体が
持つ繊維方向を変えて繊維シートを多層積層し,等方性
複合材を形成したものである。この等方性複合材は,図
示の如く,繊維シートの繊維配向角度を90°ずつずら
せながら積層した直交積層体である。また,まれに繊維
配向角度を15°,30°または45°ずつ変えて多層
積層した積層体で等方性複合材を形成したもののあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
技術によれば,繊維配向角度を15°,30°,45°
または90°ずつ変えて多層積層することにより,等方
性複合材を形成しているものの,この等方性複合材で均
質物質と同じ力学特性,すなわち,使用用途や使用部位
が限られない特性を出すためには,等方性複合材自体の
厚みを厚くすることが必要になり,結果として,軽量化
のために積層構造体を使った利点が減少してしまうとい
う問題点があった。
【0007】また,繊維強化型積層構造体は,軽量であ
るという利点を持っているため,今後ますます利用価値
が増えてくると思われるが,本来輸送機や建築物などで
は,曲率形状を持った板状のものに力が加わる場合が多
いにも関わらず,従来の繊維強化型積層構造体では,2
軸応力のかかる場合に対応する材料設計がなされていな
かったという問題点があった。
【0008】このため,繊維強化型積層構造体の利用価
値を上げるには,2軸応力特性の良い繊維強化型積層構
造体の開発が所望されているが,繊維強化型積層構造体
に使用する材料そのものを改良するのは時間とお金がか
かるため,繊維配向角度などを変えるだけで,力学特性
が良好で汎用性の大きい積層構造体を安価に得る必要が
あった。
【0009】この発明は,このような従来の問題点に着
目してなされたもので,軽量でかつ2軸応力特性などの
力学特性の良い,汎用性のある繊維強化型積層構造体を
安価に提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は,上記目的を
達成するために,請求項1に係る繊維強化型積層構造体
は,複数枚の繊維シートを積層して成形した繊維強化型
積層構造体において,前記積層した複数枚の繊維シート
は,各々隣り合う繊維シート間の繊維配向角度θが,6
0°<θ<90°であるものである。
【0011】また,請求項2に係る繊維強化型積層構造
体は,前記積層した複数枚の繊維シートが,隣り合う繊
維シートの繊維配向角度をθずつずらしながら,5枚以
上の繊維シートを積層したものである。
【0012】また,請求項3に係る繊維強化型積層構造
体は,前記積層した複数枚の繊維シートを基本構造体と
し,複数の基本構造体を対称積層,逆対称積層または連
続積層したものである。
【0013】また,請求項4に係る円筒形状の繊維強化
型積層構造体は,前記請求項1,2または3記載の繊維
強化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体
を用いて作製した円筒が,その外半径をr,長さをLと
したとき,外半径と長さの比がr/L<5となる円筒で
あるものである。
【0014】また,請求項5に係る円筒形状の繊維強化
型積層構造体は,前記請求項1,2または3記載の繊維
強化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体
を成形して曲率を付与する際に,前記付与する曲率半径
を外挿して球としたときの半径をr0 とし,前記球の直
径の両端を通って作られる任意の球の半径をr1 とした
とき,半径比がr0 /r1 >0であるものである。
【0015】
【作用】この発明の繊維強化型積層構造体(請求項1)
は,各々隣り合う繊維シート間の繊維配向角度θが,6
0°<θ<90°となるように,複数枚の繊維シートを
積層することにより,2軸応力の剛性が大きい繊維強化
型積層構造体が得られる。
【0016】この発明の繊維強化型積層構造体(請求項
2)は,隣り合う繊維シートの繊維配向角度をθずつず
らしながら,5枚以上の繊維シートを積層することによ
り,従来の繊維強化型積層構造体と比較して,2軸応力
の剛性が大きい繊維強化型積層構造体が得られる。ま
た,繊維配向角度のみを変えているので,重量を変化さ
せることなく,2軸応力の剛性を大きくできる。
【0017】この発明の繊維強化型積層構造体(請求項
3)は,請求項2において,積層した複数枚の繊維シー
トを基本構造体とし,複数の基本構造体を対称積層,逆
対称積層または連続積層する。したがって,これら対称
積層の繊維強化型積層構造体,逆対称積層の繊維強化型
積層構造体または連続積層の繊維強化型積層構造体も,
直交積層の繊維強化型積層構造体と比較して,2軸応力
の剛性が大きくなる。また,基本構造体を用いるので,
対称積層,逆対称積層および連続積層の繊維強化型積層
構造体が製造し易い。
【0018】この発明の円筒形状の繊維強化型積層構造
体(請求項4)は,請求項1,2または3記載の繊維強
化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体を
用いて作製した円筒の外半径をr,長さをLとしたと
き,該円筒の外半径と長さの比がr/L<5となるよう
に作製することにより,剛性が大きくなる。
【0019】この発明の曲率を有した繊維強化型積層構
造体(請求項5)は,請求項1,2または3記載の繊維
強化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体
を成形して曲率を付与する際に,付与する曲率半径を外
挿して球としたときの半径をr0 とし,該球の直径の両
端を通って作られる任意の球の半径をr1 としたとき,
半径比がr0 /r1 >0となるように曲率を付与するこ
とにより,剛性が大きくなる。
【0020】
【実施例】以下,この発明の繊維強化型積層構造体,円
筒形状の繊維強化型積層構造体および曲率を有した繊維
強化型積層構造体について,〔実施例1〕,〔実施例
2〕,〔実施例3〕,〔実施例4〕,〔実施例5〕,
〔実施例6〕の順に図面を参照して詳細に説明する。な
お,実施例1〜実施例6に先立って,この発明の繊維強
化型積層構造体の概要を説明する。
【0021】この発明の繊維強化型積層構造体の概要 この発明の繊維強化型積層構造体は,積層する繊維シー
トの繊維配向角度をθずつずらしながら積層させてゆ
き,等方性複合材を作製するものである。このとき,隣
り合う繊維シートの繊維配向角度θが60°<θ<90
°となるように複数枚の繊維シートを積層する。より望
ましくは5枚以上積層させた積層構造体とする。
【0022】次に,この発明の繊維強化型積層構造体に
おける,繊維シートを繊維配向角度θでn層(すなわ
ち,n枚)積層した場合の各繊維シートの繊維配向角度
の関係について説明する。ただし,ここでは繊維配向角
度が繊維シートの1辺に平行なものを0°として記載す
る。また,図1に,一例として,7層,繊維配向角度θ
=77°の条件で繊維シートを積層した場合の各層1〜
7の繊維配向角度の相対的な関係を示す。
【0023】1) n=5,θ=72として,各繊維シ
ートを72°ずつずらして積層した場合,5層の繊維シ
ートの繊維配向角度の関係は,〔−36/72/0/−
72/36〕となる。 2) n=7,θ=77として,各繊維シートを77°
ずつずらして積層した場合,7層の繊維シートの繊維配
向角度の関係は,〔−51/26/−77/0/77/
−26/51〕となる。 3) n=9,θ=80として,各繊維シートを80°
ずつずらして積層した場合,9層の繊維シートの繊維配
向角度の関係は,〔40/−60/20/−80/0/
80/−20/60/−40〕となる。
【0024】上記1)〜3)では,5層,7層,9層の
例を示したが,一般に,n層の場合の繊維配向角度θ
は,数1によって求めるものとする。
【0025】
【数1】
【0026】なお,積層枚数nが偶数の場合でも,直交
積層構造材より曲げ剛性が大きくなる。
【0027】また,上記1)〜3)の繊維強化型積層構
造体の例において,〔〕内の各繊維シートの繊維配向角
度θは,どこから積層させてもよい。すなわち,5層,
θ=72°の場合の〔−36/72/0/−72/3
6〕では,〔0/−72/36/−36/72〕,〔7
2/0/−72/36/−36〕などのように5種類考
えられる。繊維配向角度を逆回りした場合,例えば,
〔36/−72/0/72/−36〕としてもよく,こ
の場合も,5種類考えられる。したがって,5層,繊維
配向角度θ=72°に関しては,これら10種類の積層
順で代表させることができる。また,他の積層枚数およ
び繊維配向角度の場合も同様である。
【0028】さらに,積層枚数が同じで,繊維配向角度
が数種類ある場合がある。例えば,7層の場合には,θ
=77°,51°,26°でいずれも等方性複合材とな
る。すなわち,上記θ=77°〔−51/26/−77
/0/77/−26/51〕の他に以下の繊維配向角度
がある。 θ=51°〔0/51/−77/−26/26/77/
−51〕 θ=26°〔0/26/51/77/−77/−51/
−26〕
【0029】上記3つの繊維配向角度において2軸曲げ
剛性は,どの繊維配向角度でも直交積層構造材の場合よ
りも大きくなるが,特にθ=77°の場合が最も大き
い。
【0030】なお,この発明の繊維強化型積層構造体の
材料としては,ガラス繊維(Eガラス,Tガラス),炭
素繊維,アラミド繊維などの繊維が使用できる。マトリ
ックスには,エポキシ樹脂,ビニルエステル樹脂,フェ
ノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ポリウレタン樹
脂,ウレタンアクリレート樹脂,ゴム材,ポリプロピレ
ンなどが使用できる。
【0031】また,製造方法としては,プリプレグシー
トを積層し,オートクレーブ成形やラッピングテープを
利用する成形方法などが利用できる。
【0032】また,上記のようにして積層した複数枚の
繊維シートを基本構造体とし,複数の基本構造体を対称
積層,逆対称積層または連続積層して,繊維強化型積層
構造体を作製する。
【0033】また,上記のようにした作製した繊維強化
型積層構造体を用いて,円筒の外半径をr,長さをLと
したとき,該円筒の外半径と長さの比がr/L<5とな
るように円筒形状の繊維強化型積層構造体を作製する。
【0034】さらに,上記のようにした作製した繊維強
化型積層構造体を用いて,付与する曲率半径を外挿して
球としたときの半径をr0 とし,該球の直径の両端を通
って作られる任意の球の半径をr1 としたとき,半径比
がr0 /r1 >0となるように曲率を付与し,曲率を有
した繊維強化型積層構造体を作製する。
【0035】〔実施例1〕実施例1では,繊維シートと
してEガラス連続繊維を用いて,積層枚数3,4,5,
6,7,9の6種類の板状の繊維強化型積層構造体を作
製した例を示す。また,比較例として,同様に積層枚数
3,4,5,6,7,9の6種類の板状の直交積層構造
材を作製した。
【0036】先ず,Eガラス連続繊維にエポキシ樹脂を
含浸させた繊維含有率40〜50vol.%,厚さ0.
2mmのプリプレグ材料を用いて,表1に示すように,
板状に積層させたのち,圧力をかけながら130℃で,
4時間硬化させた。
【0037】
【表1】
【0038】上記方法で作製した積層板を,500mm
×500mm,厚さ0.6〜2mmの1枚板にして,こ
の板から直径100mmの円板を20枚切り出して2軸
曲げ試験を行った。試験は,切り出した直径100mm
の円板(試料)を支持し,変位制御型万能試験機を用い
て試料の中央に荷重をかけていき,変位を記録した。
【0039】図2は,上記2軸曲げ剛性の実験結果に基
づいて,従来の直交積層構造材に対する実施例1の繊維
強化型積層構造体の優位性(偏差)を示し,図におい
て,縦軸は,偏差(%)を示し,数2によって求めたも
のである。また,横軸は,試料の積層枚数である。
【0040】
【数2】
【0041】図2から明らかなように,積層枚数が5枚
以上で60<θ<90のように積層させた場合の繊維強
化型積層構造体が,同材であるEガラス連続繊維を使用
した直交積層構造材(90°)に比べて,2軸曲げ剛性
が大きいという結果が得られた。
【0042】前述したように実施例1によれば,繊維強
化型積層構造体に使用する繊維の繊維配向角度θを60
<θ<90として,かつ,積層枚数を5枚以上とするこ
とで,同じ材料成分を用いて繊維配向角度のみを変える
ことにより,直交積層構造材より2軸曲げ剛性が大きい
という結果が得られた。
【0043】また,実施例1の繊維強化型積層構造体
は,直交積層構造材と同じ材料を用いて繊維配向角度の
みを変えているので,従来と同一の2軸曲げ剛性を得る
場合に,安価に軽量化をすることができ,逆に従来と同
一の重量の場合には,より大きな2軸曲げ剛性を得るこ
とができる。
【0044】〔実施例2〕実施例2は,同一の積層枚数
で,繊維配向角度を変えて複数の繊維強化型積層構造体
を作製した例を示す。
【0045】実施例2は,底面半径r0 =100mm,
曲率半径r1 =300mmの半球状の成形型をつくり,
実施例1で使用したのと同様のプリプレグを用いて,こ
の金型の上に積層させて,曲率をもった形状の試料を作
製した。試料は,すべて7層に積層し,4種類の繊維配
向角度(θ=77°,51°,26°,90°)で,表
2に示すような積層パターンで4種類の繊維強化型積層
構造体を作製した。
【0046】
【表2】
【0047】このように作製した厚さ1.4mmの繊維
強化型積層構造体を用いて,実施例1と同様の2軸曲げ
試験を行なった。実験結果を図3に示す。
【0048】図3から明らかなように,繊維配向角度θ
=77°,51°および26°は,いずれも直交積層構
造材(繊維配向角度θ=90°)より剛性が大きく,そ
の中でも繊維配向角度θ=77°が最も剛性が大きくな
るという結果を得た。
【0049】前述したように実施例2によれば,繊維配
向角度θ=77°,51°および26°は,いずれも直
交積層構造材より剛性が大きく,その中でも繊維配向角
度θ=77°が最も剛性が大きくなった。
【0050】〔実施例3〕実施例3は,実施例2と同様
に,底面半径r0 =100mm,曲率半径r1 =100
mmの半球状の成形型を作製し,その上に繊維強化型積
層構造体を1ユニットの基本構造体として用い,この基
本構造体を,対称に2ユニット積層させた試料,およ
び,連続に2ユニット積層させた試料を作製し,実験を
行なった。なお,実施例1および実施例2で作成した基
本構造体は,1ユニットが,5層,6層,7層および9
層であるため,2ユニット積層させるとそれぞれ10
層,12層,14層および18層となる。
【0051】実施例3で2軸曲げ試験を行なった実験結
果を,図4に示す。図4は,5層,6層,7層および9
層の基本構造体を1ユニットとした時,連続または対称
および逆対称に2ユニット積層させた板の剛性の優位性
(偏差)を示した実験結果である。
【0052】図4から明らかなように,対称積層,逆対
称積層および連続積層ともに,従来の直交積層構造材
(90°)に比べて,2軸曲げ剛性に30%以上の優位
性が見られた。
【0053】〔実施例4〕実施例4は,実施例1〜実施
例2で作製したと同様の繊維強化型積層構造体を用い
て,円筒形状の繊維強化型積層構造体を作製した例を示
す。なお,実施例4では,基本的に実施例1〜実施例3
と同様のため,異なる部分のみを詳細に説明する。
【0054】実施例4は,実施例1〜実施例2と同様の
繊維シートを7層に積層した繊維強化型積層構造体を使
用した。繊維強化型積層構造体の積層パターンは,7層
を1ユニットとする繊維配向角度θ=77°の−51/
26/−77/0/77/−26/51とし,さらに比
較対象として直交積層構造材(繊維配向角度θ=90
°)の7層を積層パターン,繊維配向角度θ=90/0
/90/0/90/0/90としたものを用いた。
【0055】それぞれの積層構造体を円筒形状の成形型
に巻いて成形したのち,積層品の上にさらにラッピング
テープを巻つけ,オーブンに入れて130℃,4時間硬
化させた。硬化中にラッピングテープが熱収縮して積層
品を加圧成形する。
【0056】こうのようにして作製した円筒形状は,外
半径r=10mm,肉厚2mmであった。この円筒形状
を長さL=100mm,20mm,10mm,5mm,
2mmに切って,それぞれについて2軸曲げ試験を行な
った。試験では,図5に示すように円筒形状の両端を固
定し,中央に荷重をかけた。なお,図において,501
は荷重をかけた点(荷重点)を表している。
【0057】実施例4で2軸曲げ試験を行なった実験結
果を図6に示す。図6は,上記2軸曲げ剛性の実験結果
に基づいて,従来の直交積層構造材に対する実施例3の
円筒形状の繊維強化型積層構造体の優位性(偏差)を示
し,図において,縦軸は,偏差(%)を示し,数3によ
って求めたものである。また,横軸は,円筒形状の外半
径rと長さLの比であるr/L(外半径/円筒の長さ)
である。
【0058】
【数3】
【0059】図6から明らかなように,繊維配向角度θ
=77°の積層構造体は,実施例1および実施例2で説
明したように,直交積層構造材と比較して剛性の良さを
示したが,実施例4の円筒形状の繊維強化型積層構造体
でも同様に,繊維配向角度θ=77°の積層構造体は,
直交積層構造材より2軸曲げ剛性が大きいという結果を
得た。特に,外半径/長さが2以上において5%以上の
優位性を示し,長さが長くなると優位性は50%近くに
なる。
【0060】前述したように実施例4によれば,繊維配
向角度θ=77°の円筒形状の繊維強化型積層構造体
は,直交積層構造材より2軸曲げ剛性が大きいという結
果を得た。特に,外半径/長さが2以上で5%以上の優
位性を示し,有用性が高い。
【0061】〔実施例5〕実施例5は,実施例1〜実施
例2で作製したと同様の繊維強化型積層構造体を用い
て,曲率を有した繊維強化型積層構造体を作製した例を
示す。実施例5では,基本的に実施例1〜実施例2と同
様のため,異なる部分のみを詳細に説明する。
【0062】実施例2と同様に作製した繊維配向角度θ
=77°および比較のための直交積層構造材を用いて,
あらかじめ用意した4種類の曲率形状の成形型を使用
し,130℃,4時間で加熱硬化させた。
【0063】上記方法で作製した曲率形状の曲率半径r
1 は,100mm,140mm,320mmおよび10
00mmであり,いずれも肉厚は2mmであり,底面の
半径r0 は100mmであった。
【0064】ここで,実施例5で用いた試験方法を図7
を参照して説明する。上記のように作製した曲率形状の
底面の半径r0 =100mmの2倍(外直径)でできる
2点をa,bとする。実施例5の試験では,この2点
a,bでできる円を固定し,曲率形状の頂点(天辺)か
ら荷重をかける。荷重は,変位制御型万能試験機を用い
て曲げ試験を行なった。
【0065】なお,図7(a)は曲率半径r1 =100
mm,図7(b)は曲率半径r1 =140mm,図7
(c)は曲率半径r1 =無限大(例えば,1000m
m)の試験のイメージを示している。また,図7に示し
た701,702および703は,荷重をかけた点(荷
重点)を表している。
【0066】上記方法で行った試験結果を,図8に示
す。図8は,実施例5の曲率を有した繊維強化型積層構
造体おける,2軸曲げ剛性の優位性(偏差)を示した実
験結果である。また,図8の縦軸は,上記の試験結果に
基づいて,従来の直交積層構造材に対する実施例3の円
筒形状の繊維強化型積層構造体の優位性(偏差)を示
し,また一方横軸は,ある球の外半径r0 (ここでは1
00mmに固定)とその直径の2点a,bを通る任意の
球の半径r1 の比,r0 /r1 を示す。
【0067】図8から明らかなように,繊維配向角度θ
=77°で作成した曲率形状(実施例5の曲率を有した
繊維強化型積層構造体)は,直交積層構造材と比較して
2軸曲げ剛性が大きい。また,曲率形状においては,曲
率半径が小さく半球に近いほど2軸曲げ剛性が大きい。
すなわち,外半径r0 と,2点a,bを通る任意の球の
半径r1 との比,r0 /r1 が0.1で10%の優位性
を示し,さらに,r1が小さくなると,優位性は30%
を越える。
【0068】前述したように実施例5によれば,曲率を
有する繊維強化型積層構造体の場合も,直交積層構造材
と比較して,2軸曲げ剛性が大きいものとなった。ま
た,底面の半径r0 と,2点a,bを通る任意の球の半
径r1 との比,r0 /r1 が0.1で10%の優位性を
示し,さらに,r1 が小さくなると,優位性は30%を
越えるものとなった。
【0069】〔実施例6〕実施例6は,実施例3と同様
に,繊維配向角度θ=77°,7層を1ユニットとして
2ユニットを対称積層,逆対称積層または連続積層して
繊維強化型積層構造体を作製し,さらに,実施例4およ
び実施例5で行ったのと同様に,円筒形状の繊維強化型
積層構造体および曲率を有した繊維強化型積層構造体を
作製した例を示す。
【0070】図9は,実施例6で作製した円筒形状の繊
維強化型積層構造体の2軸曲げ剛性の優位性(偏差)を
示し,図10は,実施例6で作製した曲率を有した繊維
強化型積層構造体の2軸曲げ剛性の優位性(偏差)を示
した実験結果である。
【0071】図9および図10から明らかなように,繊
維配向角度θ=77°,7層の積層構造体は,2軸曲げ
試験を行なった結果,直交積層構造体を用いて成形した
場合に比べて2軸曲げ剛性に30%の優位性が見られ
た。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の繊維強
化型積層構造体(請求項1)は,各々隣り合う繊維シー
ト間の繊維配向角度θが,60°<θ<90°となるよ
うに,複数枚の繊維シートを積層することにより,2軸
応力の剛性が大きい繊維強化型積層構造体が得られるた
め,軽量でかつ2軸応力特性などの力学特性の良い,汎
用性のある繊維強化型積層構造体を安価に提供すること
ができる。
【0073】また,この発明の繊維強化型積層構造体
(請求項2)は,隣り合う繊維シートの繊維配向角度を
θずつずらしながら,5枚以上の繊維シートを積層する
ことにより,従来の繊維強化型積層構造体と比較して,
2軸応力の剛性が大きい繊維強化型積層構造体が得られ
る。また,繊維配向角度のみを変えているので,重量を
変化させることなく,2軸応力の剛性を大きくできるた
め,軽量でかつ2軸応力特性などの力学特性の良い,汎
用性のある繊維強化型積層構造体を安価に提供すること
ができる。
【0074】また,この発明の繊維強化型積層構造体
(請求項3)は,請求項2において,積層した複数枚の
繊維シートを基本構造体とし,複数の基本構造体を対称
積層,逆対称積層または連続積層する。したがって,こ
れら対称積層の繊維強化型積層構造体,逆対称積層の繊
維強化型積層構造体または連続積層の繊維強化型積層構
造体も,直交積層の繊維強化型積層構造体と比較して,
2軸応力の剛性が大きくなる。また,基本構造体を用い
るので,対称積層,逆対称積層および連続積層の繊維強
化型積層構造体が製造し易くなるため,軽量でかつ2軸
応力特性などの力学特性の良い,汎用性のある繊維強化
型積層構造体を安価に提供することができる。
【0075】また,この発明の繊維強化型積層構造体
(請求項4)は,請求項1,2または3記載の繊維強化
型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体を用
いて作製した円筒の外半径をr,長さをLとしたとき,
該円筒の外半径と長さの比がr/L<5となるように作
製することにより,剛性が大きくなるため,軽量でかつ
2軸応力特性などの力学特性の良い,汎用性のある繊維
強化型積層構造体を安価に提供することができる。
【0076】また,この発明の繊維強化型積層構造体
(請求項5)は,請求項1,2または3記載の繊維強化
型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体を成
形して曲率を付与する際に,付与する曲率半径を外挿し
て球としたときの半径をr0 とし,該球の直径の両端を
通って作られる任意の球の半径をr1 としたとき,半径
比がr0 /r1 >0となるように曲率を付与することに
より,剛性が大きくなるため,軽量でかつ2軸応力特性
などの力学特性の良い,汎用性のある繊維強化型積層構
造体を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】7層,繊維配向角度θ=77°の積層復合構造
体を示した説明図である。
【図2】実施例1の2軸曲げ剛性における優位性の実験
結果を示した説明図ある。
【図3】実施例2の7層,繊維配向角度θ=77°,5
1°,26°および90°の積層構造体における,2軸
曲げ剛性における荷重/変位の実験結果を示した説明図
ある。
【図4】5層,6層,7層,9層の積層構造体を1ユニ
ットとした時,連続または対称,逆対称に2ユニット積
層させた板の剛性の優位性の実験結果を示した説明図で
ある。
【図5】実施例4の円筒形状および2軸曲げ試験での荷
重点の位置を示した説明図である。
【図6】実施例4の円筒形状における,積層構造体の2
軸曲げ剛性の優位性の実験結果を示した説明図である。
【図7】実施例5の曲率形状をもった形状および2軸曲
げ試験での荷重点の位置を示した説明図である。
【図8】実施例5の曲率形状を持った形状における,積
層構造体の2軸曲げ剛性の優位性の実験結果を示した説
明図である。
【図9】実施例6の円筒形状における,繊維配向角度θ
=77°,7層を1ユニットとし,連続または対称,逆
対称に2ユニット積層した積層構造体の2軸曲げ剛性の
優位性の実験結果を示した説明図である。
【図10】実施例6の曲率形状における,繊維配向角度
θ=77°,7層を1ユニットとし,連続または対称,
逆対称に2ユニット積層した積層構造体の2軸曲げ剛性
の優位性の実験結果を示した説明図である。
【図11】従来の繊維強化型積層構造体を示した説明図
である。
【符号の説明】
501,701,702,703 荷重点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の繊維シートを積層して成形した
    繊維強化型積層構造体において,前記積層した複数枚の
    繊維シートは,各々隣り合う繊維シート間の繊維配向角
    度θが,60°<θ<90°であることを特徴とする繊
    維強化型積層構造体。
  2. 【請求項2】 前記積層した複数枚の繊維シートは,隣
    り合う繊維シートの繊維配向角度をθずつずらしなが
    ら,5枚以上の繊維シートを積層したものであることを
    特徴とする請求項1記載の繊維強化型積層構造体。
  3. 【請求項3】 前記積層した複数枚の繊維シートを基本
    構造体とし,複数の基本構造体を対称積層,逆対称積層
    または連続積層したものであることを特徴とする請求項
    2記載の繊維強化型積層構造体。
  4. 【請求項4】 前記請求項1,2または3記載の繊維強
    化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体を
    用いて作製した円筒が,その外半径をr,長さをLとし
    たとき,外半径と長さの比がr/L<5となる円筒であ
    ることを特徴とする円筒形状の繊維強化型積層構造体。
  5. 【請求項5】 前記請求項1,2または3記載の繊維強
    化型積層構造体において,前記繊維強化型積層構造体を
    成形して曲率を付与する際に,前記付与する曲率半径を
    外挿して球としたときの半径をr0 とし,前記球の直径
    の両端を通って作られる任意の球の半径をr1 としたと
    き,半径比がr0 /r1 >0であることを特徴とする曲
    率を有した繊維強化型積層構造体。
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