JPH02235849A - 2―アミノアルコールの製造法 - Google Patents

2―アミノアルコールの製造法

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JPH02235849A
JPH02235849A JP1056153A JP5615389A JPH02235849A JP H02235849 A JPH02235849 A JP H02235849A JP 1056153 A JP1056153 A JP 1056153A JP 5615389 A JP5615389 A JP 5615389A JP H02235849 A JPH02235849 A JP H02235849A
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alcohol
phenyl
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aza
amino
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JP1056153A
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Yoshihiko Ito
嘉彦 伊藤
Kohei Tamao
皓平 玉尾
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Momentive Performance Materials Japan LLC
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Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は1−アザー2−シラシク口ブタン化合物を出発
原料として,2−アミノアルコールを製造する方法に関
する.とくにl−アザーシラシク口ブタン環の3位と4
位においてそれぞれの置換基が異なる場合には立体特異
性のある2−アミノアルコールを得ることができる. (従来の技術) 2−アミノアルコールの製造方法としては、α一アミノ
ケトンを還元する方法がある.しかし、この方法は立体
選択性が低く、立体選択的な2一アミノアルコールの製
造には適さない.また、アリルアルコールなどの不飽和
アルコールをシャープレス酸化によってエボキシ化した
のち、アミンまたはアジ化合物イオン(NS−)によっ
て開環する方法が知られている(C. H.Behre
ns. K. B. Sharpless; Aldr
ichimicaActa,第16巻、第4号、第67
〜79ページ(1983年)).シかし、この方法はエ
ポキシ基の開環反応における切断位置が選択的でないた
め、目的とする2−アミノアルコールの収率が低い.ま
た、一般に立体選択性が悪い. さらに、アリルアミンのカルバマートをヨウ素によって
分子内環化したのち、開環する方法によって、立体選択
的に2−アミノアルコールが得られることが知られてい
る(S. Kobayashi. T.Isobe,帽
Ohno; Tetrahedron Letters
, 2 5巻、44号、5079〜5082ページ(1
984年)).この方法では酸化性条件で環化反応を進
める必要があり、また開環によって得られる化合物は、
本発明と異なりヒドロキシ化アミノ酸である. また、2−アミノ第3級アルコールの合成法としては、
グリニャール試薬を用いる通常のアルキル化法のほか、
シアンヒドリンをトリメチルシリル化したのちグリニャ
ール試薬と反応させ、次で水素化ホウ素ナトリウムなど
の還元剤で処理する方法( L. R. Krepsk
iほか; Synjl1esis.4号、301〜30
3ページ(1986年)が知られているが、これらの方
法はグリニャール試薬を用いるため、工業的に取扱いに
くいという難点がある. (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、2−アミノアルコールを工業的に容易
で,収率よく製造する方法を提供することにある.また
1−アザージシラシク口ブタン環の3位と4位において
それぞれの置換基が異なる2−アミノアルコールを立体
選択的に製造する方法を提供することにある. [発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の方法は、一般式 Rコ (式中、R’−R’は前述と同じであり、R8はアルコ
ール残基を表す) で示されるシリルアミノ化合物とし、次にこれを酸化的
に脱シリル化することを特徴とする、一般式 (式中、R’.R”、R3、R4およびR1はそれぞれ
水素原子または炭化水素基を表し、R6は同一または相
異なる炭化水素基を表し、R7は水素原子または有機基
を表す) で示されるl−アザー2−シラシク口ブタン化合物にア
ルコールを反応させて,一触式 R; (式中、R l,,, R Sは前述と同じ)で示され
る2−アミノアルコールの製造法である. R1〜R6の炭化水素基としては、好ましくは脂肪族不
飽和結合を含まぬ炭化水素基であり、例えばメチル、エ
チル、プロビル、イソブロビル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘブチル、才クチル、ノニル,デシル、ドデシ
ルのようなアルキル基:シクロペンチル、シクロヘキシ
ルのようなシクロアルキル基;ベンジル、2−フェニル
エチルのようなアラルキル基:フエニル、トリルのよう
なアリール基である. 1−アザー2−シラシク口ブタン化合物(I)の製造が
容易でかつ高い収率で得られるためには、RlとR2の
、少くとも一方はフエニルまたはイソブロビルが好まし
く、また同様の理由から,R1は水素原子、メチル、エ
チル、イソプロビルまたはフエニルが好まし《、R4お
よびR6は水素原子が好ましい.なお、R1とR3おR
4 \ R“ 場合には、それらが結合する炭素原子は不斉炭素原子と
なるが、1−アザー2−シラシク口ブタン化合物(I)
は立体選択的に製造され、これを原料として、2−アミ
ノアルコールもまた立体選択的に製造することができる
. R’は互に同一でも相異なっていても差支えないが、製
造の容易なことからメチルまたはフエニルが好ましく.
メチルがとくに好ましい.R▼は水素原子または本発明
の反応を阻害しない任意の有機基であり、有機基として
はR’〜R6に例示した炭化水素基と同様の基が例示さ
れるほか、ビニルのようなアルケニル基があげられる.
原料アリルアミン化合物(IV)のシリル化工程におい
て単一のシリル化剤を用いることによって複雑な副生物
から目的物を単離する煩雑さを避けるために、R7は水
素原子がとくに好ましい. 1−アザー2−シラシク口ブタン化合物(I)としては
、l−ジメチルシリルー2.2.3−トリメチル−4−
フェニル−1−アザー2−シラシク口ブタン、l−ジメ
チルシリルー2.2,3.3−テトラメチル−4−フェ
ニルー1−アザー2−シラシク口ブタン、l−ジメチル
シリルー2.2−ジメチル−3−エチル−4−フエニル
ー1ーアザー2−シラシク口ブタン、エージメチルシリ
ルー2,2−ジメチル−3−イソブロビル−4−フェニ
ル−1−アザー2−シラシク口ブタン、lーメチル(フ
エニル)シリルー2.3−ジメチル=2.4−ジフエニ
ル−1−アザー2−シラシク口ブタン、1−メチル(フ
エニル)シリルー2.3.3−}−リメチル−2,4−
ジフエニル−1−アザー2−シラシク口ブタン、1−ジ
メチルシリルー2.2.3.4−テトラメチル−1−ア
ザー2−シラシク口ブタン、1−ジメチルシリルー2.
2.3−}−リメチル−4−イソプロとルーl−アザー
2−シラシク口ブタンなどが例示される. 1−アザー2−シラシク口ブタン化合物(1)を、アル
コールと反応させてSi−N結合を切断し、シリルアミ
ノ化合物(II)を得る.アルコールとしてはメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソブロビルアルコール
、n−プチルアルコール、イソブチルアルコール、se
c−プチルアルコールなどが例示される.反応性がよく
、副反応がなく、取扱いも容易なことから、イソブロビ
ルアルコール、sec−ブチルアルコールのような2級
アルコールが好ましい.反応は塩化アンモニウム、p一
トルエンスルホン酸、酢酸のようなプロトン酸の存在下
で効果的に進行する.この場合、■−アザー2−シラシ
ク口ブタン誘導体(1)が立体選択的に得られていると
きは、その立体構造はそのままシリルアミノ化合物( 
Ir )に保持される, 次いで、EDTA・2ナトリウム塩のようなキレート化
剤によって、原料化合物の製造時に分子内ヒドロシリル
化反応を行うために用いた触媒を除去することが好まし
い. シリルアミノ化合物(1’I)を酸化的に脱シリル化す
る反応は、シリルアミノ化合物(nT)を酸化剤で処理
することによって行われる.酸化剤としては、取扱が容
易なことと、塩基性条件で使用可能であり、アミノ基の
酸化を併発しないことがら、過酸化水素が用いられる.
脱シリル化反応は、常法により例えば、重炭酸カリウム
ようなアルカリ性物質またはフッ化カリウムのようなフ
ッ素イオンの共存下に,有機溶媒中室温で進行する.反
応終了後、亜硫酸ナトリウムのような還元剤を用いて残
存する過酸を分解したのち、溶液を炉通し、必要に応じ
て濃縮および/または希釈し、乾燥してからカラムクロ
マトグラフ法によって2−アミノアルコール(Il1)
を単離することができる. このようにして得られた2−アミノアルコール(nBは
、出発物質である1−アザー2−シラシク口ブタン化合
物(1)のシス/トランス比がそのまま保持される. 本発明の原料である1−アザー2−シラシク口ブタン化
合物(I)の製造法は、と《に限定されないが、例えば
、一般式(IV)で表されるアリルアミン化合物に、八
ロシラン(V)およびアルキルリチウム(Vl)を反応
させジシリル化して、N一置換ジシラザン化合物(Vl
l)とし、これに白金化合物の存在下で分子内ヒドロシ
リル化反応を行い環化することによって得ることができ
る.(TV) (V) (Vl) (■) (I) (式中、R’−R’は前述のとおり、Xはハロゲン原子
を示し、Rl′はアルキル基を示す)アリルアミン化合
物(IV)としては、1−メチルアリルアミン、1−フ
エニルアリルアミン、1一フエニル−2−メチルアリル
アミン、1−フ工ニル−2−エチルアリルアミン、1−
フエニルー3−メチル−2−ブテニルアミン、1−フェ
ニル−3−メチル−2−ペンテニルアミン、1−イソブ
口とルアリルアミンなどが例示され、l−フエニル−2
−メチルアリルアミン、1−フエニル−3−メチル−2
−ブテニルアミンが好ましい.八ロシラン(V)として
は、ジメチルク口ロシラン、メチルエチルクロロシラン
、メチルプロビルクロロシラン、メチルーtert−プ
チルクロロシラン、メチルフェニルクロロシラン、ジエ
チルク口ロシランなど、および対応するプロモシラン、
ヨードシラン類が例示されるが、入手しやすくまた1−
アザー2−シラシク口ブタン化合物の合成も容易なこと
から、ジメチルク口ロシランが好ましい.〜また、全体
の50モル%を限度として、トリメチルクロロシラン、
ジメチルフエニルクロロシランなどのSi−H結合を含
まぬ八ロシランを共存させても差し支えない. また、R7が水素原子のときヒドロシリル化反応ののち
に、必要に応じて、炭化水素基を導入しでもよい. アルキルリチウム化合物(Vl)としては、n−プロビ
ルリチウム、n−ブチルリチウムなどが例示されるが、
取扱が容易なことからn−ブチルリチウムが好ましい。
アルキルリチウム化合物は、通常n−ヘキサンのような
溶媒に溶解して添加する. ジシリル化反応は室温でも冷却下でも進行する.たとえ
ば第1級アミンをジエチルエーテル、テトラヒド口フラ
ン、n−ヘキサンのような有機溶媒に溶解し、窒素で置
換して冷却下にアルキルリチウムを加え、さらに八ロシ
ランを加えて室温に昇温して反応を行うことができる。
アルキルリチウムおよび八ロシランの量は互に等モルが
好ましく、またアリルアミン化合物(IV)に対して2
モル゜ないしやや過剰が好ましい.副生じたハロゲン化
リチウムを析出させて炉過し、ジシリル化合物(Vlf
f)が得られる. ジシリル化合物(V■)としては、l,1.33−テト
ラメチル−2− (1’ −フエニルアリル)ジシラザ
ン、1.1.3.3−テトラメチル−2− (1’ −
フエニルー2′−メチルアリル)ジシラザン、1,1.
3.3−テトラメチル−2−(1′−フエニルー2′一
エチルアリル)ジシラザン,1.1.3.3−テトラメ
チル−2−(1′−フエニルー3′−メチル−2′−プ
テニル)ジシラザン、1.1,3.3−テトラメチル−
2− (1’ −フエニル−2′−ペンテニル)ジシラ
ザン、1.3−ジメチル−1.3−ジフエニル−2− 
(1’−フェニルアリル)ジシラザン、1.3−ジメチ
ル−1.3−ジフェニル−2−(1’ −フエニルー2
′−メチルアリル)ジシラザン、l,1.3.3−テト
ラメチル−2−(1′−メチルアリル)ジシラザン、l
。1.3.3−テトラメチル−2− (1’ −イソブ
ロビルアリル)ジシラザンなどが例示される.N一置換
ジシラザン([)の分子内ヒドロシリル化反応は,白金
化合物の存在下で有効に行われる.白金化合物としては
、塩化白金酸、白金一才レフィン錯体、白金−ビニルシ
ロキサン錯体、白金一ホスフィン錯体、白金一ホスファ
イト謁体が例示される.反応性、反応収率および取扱の
容易なことから、白金一ビニルシロキサン錯体が好まし
く、その中でも白金(0)一ジビニルテトラメチルジシ
ロキサン錯体が特に好ましい.反応は無溶媒で室温で進
行するが、不活性な溶媒を共存させても差し支えない. [発明の効果] 本発明の方法により、1−アザー2−シラシク口ブタン
化合物(1)より容易にかつ高取率で2−アミノアルコ
ール(Vl)が得られる.とくに、R鴫 / RlとR3、R3と一CHがそれぞれ互に相違する\ R1 場合、それらが結合する炭素原子は不斉炭素原子であり
、それから製造される2−アミノアルコールも立体選択
的に,容易にかっ高収率でで得られる. また、l−アザー2−シラシク口ブタン化合物の3位に
2個の置換基を持つ場合は、3級の2−アミノアルコー
ル(III)を得ることができる.この場合、酸化的脱
シリル化反応は、1級または2級炭素原子の場合と同様
に容易に進行する.2−アミノアルコール( IIF 
)は、特開昭54−161334号及び特開昭61−4
3146号公報に記載の用途に利用される. [実施例] 以下、本発明を参考例および実施例によって説明する.
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い.なお、これらの例において、部は重量部を示す. 参考例1 撹拌器と滴下装置を備えた反応容器中で,67.2部の
1−フェニル−3−メチル−2−プテニルアミン(1)
を、2,850部のジェチルエーテルに溶解した.窒素
気流中で−78℃に冷却して攪拌しながら、あらかじめ
300部のn−ヘキサンに溶解した32.0部のn−ブ
チルリチウムを滴下した.30分間かけて徐々に−40
℃まで昇温し、そのまま30分間撹拌を続けた.再び−
78℃に冷却し、47.3部のジメチルク口ロシランを
加えた.撹拌しつつ30分間かけて室温にまで徐々に昇
温しな.生成物をGLCにかけたところ、アミンの大部
分がモノシリル化され、ジシラザン化合物も若干生じて
いることがわかった.この溶液を再び−78℃に冷却し
、再度撹拌しつつ、300部のn−ヘキサン中の26.
7部のn−ブチルリチウムを滴下して90分間撹拌した
のち、39.4部のジメチルク口ロシランを加えた.3
0分間で室温まで徐々に昇温しつつ攪拌を続けた.この
反応混合物に約3.000部のn−ヘキサンを加え、生
成した塩を析出させて炉過し,加熱・脱溶によって炉液
を濃縮してから、もう一度n−ヘキサン添加以降の工程
を繰返し、最後に減圧下に溶媒を留去して、無色透明の
油状物を得た,GPCにより、1,1.3.3−テトラ
メチル−2− (1’ −フエニル−3′−メチル−2
゛−ブテニル)ジシラザン(2)が得られていることが
確認できた. 前述の反応で得られた化合物(2)に、あらかじめ0.
25Mキシレン溶液に調製して0.5部のビス(ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン)白金(0)錯体を室温で
加えたところ、発熱しつつヒドロシリル化反応が進行し
、30分間で反応が完結した.ついで、減圧により単蒸
留を行い、0.3Torrにおける留出温度80〜90
℃で無色透明の油状物104部を得た.これを1HNM
R.”C  NMR、IR分析を行って第1表の結果を
得、トランスーl−ジメチルシリルー2.2−ジメチル
−3−イゾブロビル−4−フエニル−1−アザー2−シ
ラシク口ブタン(3)であることを確認した.収率は化
合物(1)に対する理論量の90%であった.NMRス
ペクトルおよびガスクロマトグラフィーの結果より、シ
ス体の存在が見出されなかった.実施例1 撹拌装置を備えた反応容器に、参考例lで得た1−ジメ
チルシリルー2、2−ジメチル−3−イソブロビル−4
−フエニルー1−アザー2−シラシク口ブタン(3)1
04部をとり、236部の乾燥イソブロビルアルコール
と0.3部の塩化アンモニウムを加えて撹拌した. 24時間放置後、上澄液をGLCにかけたところ、化合
物(3)は完全に消失し、新しい化合物が生一成してい
た.残存しているインブロバノールを減圧下に留去し、
炉過を行ったのち、炉液に30部のEDTA・2ナトリ
ウム塩と330部のn−ヘキサンを加えて24時間撹拌
し、炉過した後、n−ヘキサンを留去して無色透明の油
状物を得た.’HNMHによって分析した結果より、油
状物はsyn − 1−フエニル−2−(インブロポキ
シジメチルシリル)−3−メチルブチルアミン(4)で
あることを確認した. 48.4部のフッ化カリウム41.7部の重炭酸カリウ
ムおよび170部の30%過酸化水素水溶液を、メタノ
ールとテトラヒド口フランの容量比1:lの混合液60
0部に溶解したものを前述の油状物に加え、室温で4時
間撹拌した.得られた溶液を、クロロホルム:メタノー
ル:アンモニア水の250:15:l混合液を展開剤と
して薄層クロマトグラフィーにかけたところ、Rt”0
.5のシン異性体(4)が消失して、Rt”0.2の新
しい化合物が生成していた.この溶液をチオ硫酸ソーダ
で処理することによって残存する過酸化水素を還元し、
ついで苛性カリで乾燥したの゜ち、炉過して溶媒を除去
し、シリカゲル力ラムクロマトグラフィーによって白色
の固体45.7部を単離した.この固体の’H  NM
RおよびIRを測定して第2表の結果から、過酸化水素
による酸化で(4)の立体構造が保持されたまま脱シリ
ルして、syn − 1−フエニル−2−ヒドロキシー
3−メチルブチルアミン(5)が得られたことを確認し
た.収率は化合物(3)に対する理論量の68%であり
、参考例lの出発物質である化合物(1)に対して同じ
く61%であった. 参考例2 率は両者を合わせて、1−フエニルアリルアミンに対す
る理論量の68%であった.またガスクロマトグラフィ
ー分析の結果、異性体比はトランス:シス=80 : 
20であった. 参考例1における1−フェニル−3−メチル−2−ブテ
ニルアミンの代りに、54.3部の1−フエニルアリル
アミンを用いたほかは、実施例1と同様にして、沸点1
20℃/ l Torrの無色透明の油状物69.1部
を得た.これについて元素分析を行った.分取ガスクロ
マトグラフィーにより2つの立体異性体を単離して、’
H  NMHの測定を行い、第3表の結果を得、さきの
元素分析の結果と合わせて、それぞれ,トランス−1−
ジメチルシリルー2.2.3−トリメチル−4−フェニ
ルー1−アザー2−シラシク口ブタン(6a)およびシ
スー1−ジメチルシリルー2.2.3−トリメチル−4
−フェニルー1−アザー2−シラシク口ブタン(6b)
であることを確認した.収実施例2 参考例2で得たトランス−1−ジメチルシリルー2.2
.3−トリメチル−4−フエニルーl−アザー2−シラ
シク口ブタン(6a)とシスー1−ジメチルシリルー2
.2.3−トリメチル−4−フェニルー1−アザー2−
シラシク口ブタン(6b)の80 : 20の混合物6
9.1部を用いた外は、実施例1と同様にして2−アミ
ノアルコールを製造した. 35.7部の白色固体が得られた.生成物のH  MN
Rを測定した第4表の結果から、syn−1−フエニル
−2−ヒドロキシブ口ビルアミン(7a)とanti−
1−フェニルー2一ヒドロキシプ口ビルアミン(7b)
の混合物であることを確認した.スペクトルの強さから
,混合比は7a : 7b=80 : 20であった.
収率は化合物(6a)および(6b)の合計に対する理
論量の85%であり、参考例2の出発物質である1−フ
エニルーアリルアミンに対する理論量の58%であった
. 第4表 参考例3 参考例1における1−フエニル−3−メチル−2−ブテ
ニルアミンの代りに、60.0部の1一フエニル−2−
メチルアリルアミンを用いたほかは実施例lと同様にし
て、0 . 3 Torrにおける留出温度100〜1
20℃の無色透明の油状物80.5部を得た. これを’H  NMR.”C  NMR.IRによる分
析を行って,第5表の結果を得、l−ジメチルシリルー
2.2,3.3−テトラメチル−4−フエニル−1−ア
ザー2−シラシク口ブタン(8)であることを確認した
.収率は1−フエニル−2−メチルアリルアミンに対す
る理論量の75%であった. 第6表 実施例3 酎 聞雪 参考例3で得た1−ジメチルシリルー2,2,3,3−
テトラメチル−4−フエニルー1−アザー2−シラシク
口ブタン(8)80.5部を用いた外は、実施例lと同
様にして2−アミノアルコールを製造した. 38.4部の白色固体が得られた.生成物の’HNMR
を測定した第6表の結果から、1−フエニル−2−ヒド
ロキシー2−メチルブロビルアミン(9)であることを
確認した. 収率は化合物(8)に対する理論量の76%であり、参
考例3の出発物質である1−フエニル−2−メチルアリ
ルアミンに対する理論量の57%であった. 手続補正書 平成 1年 7月11日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3、R^4およびR^5
    はそれぞれ水素原子または炭化水素基を表し、R^6は
    同一または相異なる炭化水素基を表し、R^7は水素原
    子または有機基を表す) で示される1−アザ−2−シラシクロプタン化合物にア
    ルコールを反応させて、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1〜R^6は前述と同じであり、R^8は
    アルコール残基を表す) で示されるシリルアミノ化合物とし、次にこれを酸化的
    に脱シリル化することを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1〜R^5は前述と同じ) で示される2−アミノアルコールの製造法。 2、式( I )〜(III)におけるR^1とR^2および
    R^3と▲数式、化学式、表等があります▼がそれぞれ
    互いに異なる基を表す請求項1記載の製造法。
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