JPH02235307A - トランス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は，特にＣＣＩＴＴ（国際電信電話諮問委員会）
の定めた技術基準に沿った、ＩＳＤＩ（サービス総合デ
ジタル′統合網）のＳインターフェイス用パルストラン
スとして使用され，ＩＳＤＮを通じ広く各種の電話関連
機器，映像機器，音響機器．産業機器などに使用される
トランスに関するものである。

従来の技術 ＩＳＤ）ｆのＳインターフェイス用パルストランスはデ
ジタル通信網のパルス電送方式を共通化し，全ての用途
に対応するため、非常に厳しい性能要求を溝足しなけれ
ばならない。

特に，高周波パルスの波形伝達忠実度を高めるた６にも
、高インダクタンス，低巻線容量６人出力巻線間の高結
脅なトランスが要求される。

第３図，第４図．第６図はそれぞれ従来のトヲンスに用
いられる磁心の形状を示す。

第３図はＮＺ型の磁心と鏡面研磨接合部を表わす斜視図
で、第４図はＩＩＥ型の磁心と鏡面研磨接合部を表わす
斜視図で，第６図はポット型の磁心と鏡面研Ｈ接合部を
表わす斜視図である。

図に示すように従来の技術では，高インダクタンスを達
成するため，麓！コア１７％又はＥ罵コア１８、あるい
はポットコ７１９で，μが１α）００以上の高μ磁性材
料を用い、その性能をより高めるべ〈磁心の結合面を＃
ｌ面研磨処理した鏡面研磨接合部２０を有した磁心を採
用し，この組立においては、１個１個インダクタンスを
チェックしながら手作業によシ磁心組立を行うとともに
，トランス完成後の完吠検査での選別にょシ良品を得て
いた。

又、低巻線容量は，高μ磁性材料の採用によりコイルの
巻数をできる限り少なくするとともに，銅線の巻回時，
図示はしていないが巻回の途中に眉間テーブを挿入した
シ，巻枠に鍔を設け多数に分割したコイルボビンに巻線
を分配巻回することによ）達成していた。

更に，入出力巻線間の高結合は、要求特性により巻腺の
処理は使い分けされるが，主に，サンドインチ巻線やパ
イファイラ巻線によシ達成していた。

Ｉ３ＤＨのＳインターフェイス用パルストランスは高周
波対応のため，上記に述べた従来の技術の複合と手作業
による歩留まりの悪い組立方法によシトランスを完成し
ていた。

発明が解決しようとする課題 従来のトランスでＸＩ又はＥＴ１あるいはポット型の磁
心の結合面を鏡面研磨処理した磁心を採用するため，研
磨精度がそのままトランスのインダクタンスのパラツキ
となシ、素材の特性管理が非常に困難で歩留まりが悪く
，磁性材を鏡面研磨することから，非常に高価な部品を
使わなければならなかった。

又，トランスのインダクタンス管理は，磁心組立時ほん
のわずかな異物付着も許されない、更に磁心結合時の圧
力をも規制する裂造法、ある込はインダクタンスをチェ
ックしなから磁心を組立てるような製造法が必要であり
，場合によってはトランス完成後選別をすることによ勺
良品を得ると屠った、非常に生産性が悪く，コスト的Ｋ
も高価なトランスとなって込た。

本発明はと記の問題点を解決するとともに、１８ＤＨの
８インターフェイス用パルストランス専用として、優れ
た高周波伝送特性を実現するトランスを提供するもので
ある。

課題を解決するための手段 土記課題を解決するために本発明は、半円柱状の磁心挿
入溝を有し，これと千行く位置する巻枠の両端Ｋ巻枠と
垂直Ｋビン端子挿入貫通穴を有し九端子板と．この端子
板と一体の半円形で中央には上部から壱枠面まで切シ込
んだリード線引出溝を有した外鍔をそれぞれ左右対象Ｋ
設け，又それらの外鍔の間に巻線の移層溝を有した中鍔
を一個以上設け、これらの中鍔と外鍔は．巻線時常にい
ずれかの鍔が回転用ローラーに密着するよう鍔の高さが
同じであり、外鍔のリード引出溝と中鍔の巻線移層溝は
，半円注状の磁心挿入溝の中心分軸とし、回転方向に溝
の位置が重ならない角度に位置をずらした半ボビンを２
個使用し，一辺が円柱状で切断面のない一体の，口の字
型又は日の字型をした閉磁路磁心の円柱状部を挾み込む
ように半ボビンを回転方向に対象に嵌合し、硬銅あるい
は軟鋼のＬ字形のビン端子を、ビン端子挿入貫通穴に合
わせ２個の半ボビンを貫通するよう圧入挿入してコイル
ボビンとし、このコイルボビンに巻線を施して構成した
ものである。

作用 上記のように磁心を．μが１００００以上の高μ磁性材
料を用い，一辺が円柱状で切断面のない一体の口の字型
，又は日の字型をした閉磁路磁心とすることによシ、鏡
面研磨に優る無ギャップ磁路を実現し，磁性材の保つ本
来の高μ特性を遺憾なく発揮することができるとともＫ
、磁心組立作業がなく作業によるインダクタンスのバヲ
ッキは皆無となる。

トランスのインダクタンスのバラツキは、磁性材の素材
バラツキのみで決まシ特性管理が容易で安定した特性の
トランスの提供が可能となる。

又、従来の磁心の部品コストは素材価格に比べ成型，切
断，寸法規制研磨，鏡面研磨と加工費ウエートが非常に
大きく高価であったが、本発明の磁心の部品コストは，
μが１ｏｏｏｏ以上の高μ磁性材料と、特に高価な素材
を使用するが，加工費は成型費のみで、従来特に高価な
要因となっていた鏡面研磨が不用となり、磁心の部品コ
ストは大幅なコストダウンが可能となる。

更に，端子板と一体の半円形で，中央には上部から巻枠
面まで切り込んだリード線引出溝を有した外鍔をそれぞ
れ左右対象に設け，硬銅あるいは軟鋼のＬ字形のピン端
子を設けることにより、入出力巻線間高結合を達成する
パイファイラ巻線やトリファイラ巻線と言った，２本あ
るいは３本同時巻線の自動巻線配線を可能とするととも
に，巻線の移層溝を有した中鍔を一個以上設け、巻線処
理は片方の端子板のビン端子に配線し巻始め移層溝を通
し巻線を分配しつつ巻回し、他方の端子板のピン端子に
配線して巻終わることにより、低巻線容１を実現するだ
けでなく、一連の巻線作業を自動化可能とするものであ
る。

巻線時、ローラー等によりコイルボビンを回転させる場
合リード引出溝と巻線の移層溝を磁心挿入溝の中心を軸
とし、回転方向に重ならないよう位置をずらすことによ
り，コイルボビンの外周はコイルボビン回転時、常に外
鍔か中鍔の何れかの鍔が外周となり、スムーズなコイル
ボビンの回転を実現する。

実施例 以下、本発明による一実施例を図面を用いて説明する。

第１図，第２図はそれぞれ本発明のトランスに用いられ
るコイルボビンと磁心の構造を示す。

第１図ぱ磁心を含むコイルボビンの組立完成斜視図，第
２図は同磁心とコイルボビンの分解斜視図である。

第１図，第２図に示すように、半円柱状の磁心挿入溝９
を有し．これと平行に位置する巻枠１の両端に巻枠１と
垂直にビン端子挿入貫通穴１０を有した端子板２と、こ
の端子板２と一体の半円形で中央には１部から巻枠１ま
で切り込んだリード線引出溝４を有した外鍔３をそれぞ
れ左右対象に設け，又それらの外鍔３の間に巻線の啓層
溝６を有した中鍔６を一個以上設ける。

これらの中鍔６と外鍔３は、巻線時常にいずれかの鍔が
回転用ローラーに密着するよう鍔の高さが同じであシ，
外鍔３のリード引出溝４と中鍔６の巻線移層溝６は，半
円往状の磁心挿入溝９の中心を軸とし、回転方向に溝の
位置が重ならない角度に位置をずらした半ボビン１６を
２個使用し、一辺が円柱状で切断面のない一体の、口の
字型をしたμが１・００００以上の高μフェライトコア
からなる閉磁路磁心Ｔの円柱状部１１を挾み込むよウニ
，一方の半ボビン１６のボビン嵌合凸壁１２，ボピン嵌
合凹壁１３．ポビン嵌合突起１４．ボピン嵌合穴１６を
、他方の半ボビン１６のそれぞれボビン嵌合凹壁１３，
ボビン嵌合凸壁１２．ボビン嵌合穴１６，ボビン嵌合突
起１４を合わせ回転方向に対象に嵌合する。

更に，硬銅あるい！ｄ軟銅のＬ字形のビン端子８を，ピ
ン端子挿入貫通穴１ｏに合わせ２個の半ボビン１６を，
貫通するよう圧入挿入し，閉磁路磁心７付のコイルボビ
ンを完成する。

このコイルボビンの巻線は，図示はしていないがローラ
ー回転式の専用巻線機を用い、閉磁絡磁心７を固定し，
ローラーをコイルボビンの外鍔３，ある込は中鍔５に密
着させる。

銅線を一方のビン端子８に巻き付け配腺後，リード引出
溝４を通し巻枠１に、ローラーの回転によりコイルボビ
ンを回転させ、全巻数の１／４回を巻回し，移層溝６全
通し更に１／４回巻回とこれを操り返し，最後に他方の
リード引出溝４を通した後，ビン端子８に巻き付け配線
する。

ビン端子８を半田付け処理後、図示はしていないが外装
処理等を行いトランスを完成する。

発明の効果 以土のように、本発明はＩＳＩ）ＨのＳインターフェイ
ス用パルストランス専用として，ＯＧＩＴＴ（国際電信
電話諮問委員会）の定めた技術基準を満足する優れた高
周波伝送特性を実現し、巻線作業の自動化をも可能とす
る量産性の優れた低コストのトランスを提供可能とする
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトランスの一実施例の磁心を含むコイ
ルポピ／の組立完成の斜視図，第２図は同磁心とコイル
ボビンの分解斜視図、第３図は従来のトランスに用いら
れるＩＥＩ型の磁心と鏡面研磨接合部を表わす斜視図、
第４図は従来のトランスに用いられるＩＥＫ型の磁心と
鏡面研磨接合部を表わす斜視図、第６図は従来のトラン
スに用いられるポット型の磁心と鏡面研磨接合部を表わ
す斜視図である。 １・・・・・・巻枠、２・・・・・・端子板、３・・・
・・・外鍔、４・・・・・・リード引出溝，６・・・・
・中鍔、６・・・・・移層溝，７・・・・・・閉磁路磁
心，８・・・・・・ピン端子，９・・・・・・磁心挿入
溝，１０・・・・・・ピン端子挿入貫通穴，１１・・・
・・・磁心円柱上部、１２・・・・・・ボビン嵌合凸壁
，１３・・・・・・ボビン嵌合凹壁，１４・・・・・・
ボビン嵌合突起，１６・・・・・ボビン嵌合穴，１６・
・・・・・半ボビン、１７・・・・・・ＩＥＩコア，１
８・・・・・・ｘＸコア，１９・・・・・・ポットコア
，２０・・・・・・鏡面研磨接合部。 煩成邸刊粟野重孝ほか１名 ＠２　　図 第１図 １合作

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 半円柱状の磁心挿入溝を有し、これと平行に位置する巻
   枠の両端に巻枠と垂直にピン端子挿入貫通穴を有した端
   子板と、この端子板と一体の半円形で中央には上部から
   巻枠面まで切り込んだリード線引出溝を有した外鍔をそ
   れぞれ左右対象に設け、又それらの外鍔の間に巻線の移
   層溝を有した中鍔を一個以上設け、これらの中鍔と外鍔
   は、巻線時常にいずれかの鍔が回転用ローラーに密着す
   るよう鍔の高さが同じであり、外鍔のリード引出溝と中
   鍔の巻線移層溝は、半円柱状の磁心挿入溝の中心を軸と
   し、回転方向に溝の位置が重ならない角度に位置をずら
   した半ボビンを２個使用し、一辺が円柱状で切断面のな
   い一体の口の字型又は日の字型をした閉磁路磁心の円柱
   状部を挾み込むように半ボビンを回転方向に対象に嵌合
   し、硬銅あるいは軟銅のＬ字形のピン端子を、ピン端子
   挿入貫通穴に合わせ２個の半ボビンを貫通するよう圧入
   挿入して成るコイルボビンを用い、このコイルボビンに
   巻線を施したトランス。