JPH02233753A - シーラー用水性樹脂乳化物の製造方法 - Google Patents

シーラー用水性樹脂乳化物の製造方法

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JPH02233753A
JPH02233753A JP5386889A JP5386889A JPH02233753A JP H02233753 A JPH02233753 A JP H02233753A JP 5386889 A JP5386889 A JP 5386889A JP 5386889 A JP5386889 A JP 5386889A JP H02233753 A JPH02233753 A JP H02233753A
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aqueous
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照夫 菊田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシーラー用水性樹脂乳化物の製造方法に関する
更に詳しくは、特に多孔質の基材に塗布した場合に該基
材に良く含浸して密着性,耐水性,耐久性及び平滑性に
優れた被膜を与えるシーラー用水性樹脂乳化物の製造方
法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)従東
無機多孔質基材のシーラーに使用する樹脂としては比較
的低分子量の湿気硬化型ウレタン.溶剤型樹脂等が用い
られていたが、前者はその毒性で、後者は有機溶剤の使
用による火災の危険性や環境汚染等が問題になっており
、水性化の要望が強くなっている。水系シーラーとして
は水溶性樹脂や水分散性樹脂を主成分とするものが種々
検討ざれているが、水溶性樹脂を主成分とするものは耐
水性が、又、水分散性樹脂を主成分とするものは基材へ
の含漫性や密着性が悪く、長期の剛久性を有していない
。更に水溶性樹脂と水分散性街脂を混合して用いる方法
が検討ざれており、例えば、アクリルエマルションに5
〜80%の水溶性樹脂をブレンドする方法(特開昭61
−141769) 、特定の重合体水性エマルションに
ポリビニルアルコールをブレンドする方法(特開昭53
−970818)  等が提案ざれているが、いずれの
方法も未だ無機多孔質基材に対する含漫性と耐水性・耐
久性等の性能を満足させるものは見当たらない。又、本
発明に先立ち本発明者らは特願昭82−275850で
水性樹脂分散物と特定のポリビニルアルコールとを特定
の条件下に加熱処理して得られる水性樹脂分散物が無機
多孔質基材に対して含漫性と耐水性・耐久性を満足ざせ
たことを見出したが、近年の無機多孔質基材のノンアス
ベスト化・の傾向にたいしては未だ十分な含漫性・密着
性を満足していない事が最近になって判明した。一方、
エポキシエマルションを用いる方法では基材に対する含
漫性に優れているものの、硬化剤を用いる為、二液とな
り、取り扱いが煩雑な上、ポットライフの問題や上塗り
を行う時間の制約があり、実用上多くの問題を有する。
又、エポキシ樹脂を水に乳化する際に多量の乳化剤が必
要となる為、耐水性の低下は免れない。以上の事から、
取り扱いが容易で且つ十分な性能を有する水性シーラー
が得られていないのが現状である。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明は上記の
ような問題点即ち、湿気硬化型ウレタンや溶剤系樹脂を
主成分とするシーラーが有する毒性,火災の危険性,環
境汚染等の問題や水系シーラーが有する耐水性不足,含
浸不足,密着不足,耐久性不足等の問題を一挙に解決し
たものである。
本発明者らは鋭意研究の結果、水性樹脂分散物に特定の
ポリビニルアルコールを用いて乳化した疎水性エポキシ
樹脂及び重合開始剤からなる混合物を40℃以上の温度
で加熱処理して得られる水性樹脂乳化物が、従来の水溶
性樹脂や水分散性樹脂の有する欠点が全く見られず、し
かも毒性や環境汚染等の心配も全く無いことを見出し、
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 ビニル系重合性単量体を乳化重合して得られた水性樹脂
分散物に鹸化度80モル%以上のポリビニルアルコール
で乳化した疎水性エポキシ樹脂及び重合開始剤からなる
混合物を40”C以上の温度で加熱処理して得られるシ
ーラー用水性樹脂乳化物の製造方法に関するものである
本発明における水性樹脂分散物は従来から公知のもので
あれば特に制限きれないが、ビニル系重合体の水性樹脂
分散物が好ましく、例えばアクリル樹脂エマルション,
スチレンーアクリル樹脂エマルション.エチレンー酢酸
ビニルエマルション.アクリルースチレンー酢酸ビニル
エマルション,スチレンー酢酸ビニルエマルション.塩
化ビニリデンエマルション,塩化ビニルエマルション等
を挙げることができる。これらの中でもアクリル樹脂エ
マルシ3ス スチレンーアクリル15{脂エマルション
が特に好ましい。このような水性樹脂分散物はビニル系
重合性単量体を周知の方法で乳化重合して得られるもの
であり、使用出来るビニル系重合性単量体としては特に
制限きれず、例えばメチル(メタ)アクリレート,エチ
ル(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート
,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート.シクロヘ
キシル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレー
ト類;スチレン,α−メチルスチレン,α−クロルスチ
レン,ビニルトルエン等の芳香族不飽和単量体;フッ化
ビニル,塩化ビニル,塩化ビ二プロビオン酸ビニル等の
ビニルエステル類;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート,ヒドロキシプ口ビル(メタ)アクリレートなどの
ヒドロキシル基含有不飽和単量体類; (メタ)アクリ
ルアミド,N−メチロール(メタ)アクリルアミ下など
の不飽和酸アミドまたはその誘導体類;ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有不飽和
単量体類:ジビニルベンゼン.エチレングリコールジ(
メタ)アクリレートなどの多官能不飽和単量体類;グリ
シジル(メタ)アクリレート,アリルグリシジルエーテ
ルなどのグリシジル基含有不飽和単量体類; (メタ)
アクリル酸,クロトン酸,イタコン酸.フマル酸.マレ
イン酸,モノメチルフマレート及びモノエチルマレエー
ドなどの不飽和カルボン酸類又はその誘導体などを挙げ
る事ができ、これらの1種又は2種以上を使用すること
ができる。
本発明における水性樹脂分散物は前記ビニル系重合性単
量体を乳化剤の存在下又は不存在下に重合開始剤を用い
て乳化重合すればよく、重合開始剤としては、例えば過
硫酸アンモニウム,過硫酸カリウム,過酸化水素.ペン
ゾイルパーオキサイド等の公知の水溶性もしくは油溶性
開始剤を用いることがで葉る。またこの時還元剤として
亜硫酸水素ナトリウム,L−アスコルビン酸等を用いて
レドックス系開始剤としてもよい。又、必要により用い
る乳化剤としてはラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン
系活性剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノ
ニオン系活性剤が挙げられる。
更に、重合時に分子量調節を目的としてラウリルメル力
ブタンのような連鎖移動剤を使用してもよい。また乳化
重合時に重合性単量体等の組成を各段で変更して多段乳
化重合を行ってもよい。
本発明で用いるポリビニルアルコールは餘化度80モル
%以上、好ましくは鹸化度が87モル%以上である。鹸
化度が80モル%未満のポリビニルアルコールを用いる
と、結晶化度が低下したり、親水性が強くなり、本発明
の製造方法によって得られた水性樹脂乳化物をシーラー
として用いた場合耐水性が低下するため好ましくない。
本発明において用いるポリビニルアルコールの使用量は
特に限定ざれていないが、本発明におけるシーラー用水
性樹脂乳化物を多孔質基材の塗装に用いる場合の該基材
に対する密着性や耐水性の面で水性樹脂乳化物100重
量部に対して固形分比で1〜40重量部の範囲とするの
が好ましく、より好走しくは5〜35重量部の範囲が好
適である。また本発明におけるポリビニルアルコールの
重合度は最終的に得られる水性樹脂乳化物の耐水性や粘
度の面で200〜2600の範囲とするのが好ましく、
より好ましくは500〜2400の範囲が好適である。
尚、本発明に使用するポリビニルアルコールとしてはビ
ニルアルコール単位の一部が他のとニルモノマー単位で
置換ざれた重合体又はポリビニルアルコール中に存在す
る水酸基の水素の一部が他の化合物で置換ざれた重合本
 例えば一部ブチラール化等を行った重合体であっても
構わない。
本発明におけるエポキシ樹脂は疎水性であれば待に何@
ざれないが、従来から公知のものであれば良い。例えば
ビスフェノールA型エポキシ樹脂,環状脂肪族エポキシ
樹脂,ノボラック型エポキシ樹脂,レゾルシン型エポキ
シ樹脂,ビスフェノールF型エポキシ樹脂,ハロゲン化
ビスフェノール型エポキシ樹脂,テトラヒド口キシフエ
ニルエタン型エポキシ樹脂,グリセリントリエーテル型
エポキシ樹脂,ポリオレフイン型エポキシ樹脂,エポキ
シ化大豆油等が挙げられるが、これらのうちでもビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂,ノボラック型エポキシ樹脂
が特に好ましい。これらのエポキシ樹脂はエポキシ基の
一部が他の置換基で置き換えられたエポキシ樹脂であっ
ても構わないし、単官能であっても多官能であっても構
わない。本発明において用いる疎水性エポキシ樹脂はエ
ポキシ当量が150〜3 5 0 0,  好ましくは
エポキシ当量が180〜3000である。本発明におい
て用いるエポキシ樹脂の使用量は特に限定されていない
が、本発明の製造方法によって得られるシーラー用水性
樹脂乳化物を多孔質基材の塗装に用いる場合、該基材に
対する密着性,耐水性及び貯蔵時の安定性の面・から水
性樹脂分散物100重量部に対して固形分比で1〜40
重量部の範囲とするのが好ましく、より好ましくは5〜
35重量部である。
本発明の製造方法では、ポリビニルアルコールでエポキ
シ樹脂を乳化するが、この時に用いる乳化装置は特に制
限ざれないが、エポキシ樹脂の乳化安定性を向上きせる
為に一般に用いられる乳化剤を併用しても構わない。但
し、乳化剤の使用量はエポキシ樹脂100重量部に対し
て固形分比で5重量部以下が好ましく、これ以上添加す
ると得られる水性樹脂乳化物の耐水性が低下する。又、
固形状のエポキシ樹脂については乳化を容易にするため
に予め溶剤に溶解させる。この時用いる溶剤としては例
えばケトン.エステル,エーテル,アルコール類がある
が、特に制限は無い。
本発明の製造方法でシーラー用水性樹脂乳化物を得る際
に用いる重合開始剤としては、前記水性樹脂分散物の乳
化重合に用いた物がそのまま用いられる廓が、過硫酸塩
が特に好ましい。又、必要に応じて還元剤を用いてもよ
い。重合開始剤の使用量は使用ざれるポリビニルアルコ
ール100重量部に対して固形分比で0.01〜5重量
部の範囲が好ましく、0.03〜3重量部とするのがよ
り好ましい。
本発明の製造方法により得られるシーラー用水性樹脂乳
化物はそれぞれ前記の水性樹脂分散物、鹸化度80モル
%以上のポリビニルアルコールで乳化した疎水性のエポ
キシ樹脂及び重合開始剤からなる混合物を40℃以上の
温度、好ましくは50〜95℃の温度で加熱処理して得
られるものである。本発明において上記混合物を加熱処
理する意義は、水性樹脂分散物とポリビニルアルコール
で乳化した疎水性エポキシ樹脂との単なる混合物に比べ
て、多孔質基材、特に無機多孔質基材に塗装した場合に
、基材への含漫性が低下することなく密着性や耐水性が
向上すると共に、ポリビニルアルコールの使用量も低減
できることにある。
加熱処理の温度が40℃未満では重合開始剤の分解が橿
めて遅くなると共に、ポリビニルアルコールの水に対す
る溶解性が低下して、加熱処理の効果が低下し、上記特
徴を有するシーラー用水性樹脂乳化物が得られない。
本発明で得られるシーラー用水性樹脂乳化物はそのまま
無機多孔質基材用シーラーとして用いられるが、必要に
応じて成膜助剤,親水性樹脂.顔料.充填剤.トナー,
分散剤,湿潤剤のような添加剤等を配合して用いても良
い。但し、顔料,充填剤及びトナーの使用量は本発明の
製造方法で得られるシーラー用水性樹脂乳化物の特徴を
損なわないためにシーラー用水性樹脂乳化物100重量
部(不揮発分換算)当たり、300重量部以下とするの
が好ましい。
(発明の効果) 本発明の製造方法より得られるシーラー用水性樹脂乳化
物は、水性樹脂分散物とポリビニルアルコールで乳化し
た疎水性エポキシ樹脂及び重合開始剤からなる混合物を
40℃以上の温度で加熱処理して得られる為、単に水性
樹脂分散物とポリビニルアルコールを混合したものやこ
の混合物に重合開始剤を加えて加熱処理したものや単に
水性樹脂分散物にポリビニルアルコールで疎水性エポキ
シ樹脂を乳化したものを加えた混合物に比べて、基材に
対する密着性や耐温水性等の耐水性に優れていると共に
、耐凍害性等の耐久性.上塗り塗料の塗装時の耐リフテ
ィング性,上塗り塗膜との層間密着等も向上している。
又、エポキシエマルションと比べて、一液で取り扱える
ため、取り扱いの煩雑ざやポットライフの問題も無くな
る上、上塗りを行う際の塗装間隔にも制限が無くなった
従って、本発明による水性樹脂乳化物は、例えばモルタ
ル,コンクリート,珪酸カルシウム板等の基材へのシー
ラーに好適に用いることができる。
(実施例) 以下実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明
は以下の実施例によって限定されるものではない。なお
、例中の部は特にことわりが無い限り重量による。
実施例1 攪拌器,還流冷却器,滴下ロート,温度計を備えたIQ
のセパラブルフラスコに脱イオン水500部,ラウリル
硫酸ナトリウム8部を仕込んk後、窒素ガスを吹き込み
ながら、攪拌下に70℃迄昇温した。しかる後、メチル
メタクリレート160部,スチレン80部,プチルアク
リレート152部,メタクリル酸8部からなる重合性単
量体混合物を2時間にわたって均一に滴下した。この間
同時に10%の過硫酸アンモニウム水溶液10部を2時
間にわたって均一に滴下した。その後1時間熟成を行っ
た後、冷却し、25%のアンモニア水を6.3部添加し
た。こうして得た水性樹脂分散物(1)は不揮発分43
.5%.pH9.0.粘度150cps(B型粘度計,
No.2ローター30rpm,25℃)、最低成膜温度
35℃の侍数値を示した。クラレボバールPVA−11
7(クラレ伝)裂ボリビニルアルコール: 重合度17
00,鹸化度98〜99モル%)の10%水溶ifl6
0部をセパラブルフラスコに仕込んだ後、攪拌下にアデ
カレジンEP−4100(旭電化(川製ビズフェノール
型エポキシ樹脂:エポキシ当量180〜200,分子量
約360)を6部添加して、200rpmの攪拌速度で
10分間かけて乳化を行った後、水性樹脂分散物(1)
200部を添加した後、窒素ガスを吹き込みながら、攪
拌下に70℃迄昇温しな。しかる後、過硫酸アンモニウ
ムの1%水溶液1部を添加して60分間70℃で加熱処
理した。加熱終了後、冷却し、シーラー用水性樹脂乳化
物(1)を得た。得られたシーラー用水性樹脂乳化物(
1)は不揮発分3761%,pH8.3.粘度900c
ps (B型粘度計+ No. 3口−ター,30rp
m.25℃)、最低成膜温度10℃の特数値を示した。
得られたシーラー用水性樹脂乳化物(1)を第2表に示
した無機多孔質基材上に固形分で20g /Q塗布し、
120℃で10分間熱風乾燥機の中で乾燥した後、塗膜
の基材に対する密着性,耐温水性及び耐凍害性を調べた
。シーラー用水性樹脂乳化物(1)の塗膜の上に更に第
1表に示した塗装配合で得られた上塗り塗料を固形分で
40g zQ塗布し、120℃で10分間熱風乾燥機で
乾燥した後、上塗適性を調べた。結果は第2表に示した
とうりであった。以後の実施例及び比較例で得られるシ
ーラー用水性樹脂乳化物についても同様の試験を行った
又、得られたシーラー用水性樹脂乳化物(1)を50℃
で30日間貯蔵し、その貯蔵安定性を調べた。以後の実
施例及び比較例で得られるシーラー用水性樹脂乳化物に
ついても同様の試験を行いその結果を第3表に示した。
実施例2 実施例1で用いたのと同じセパラブルフラスコに脱イオ
ン水350部を仕込んだ後、窒素ガスを吹き込みながら
、攪拌下に60’C迄昇温しな。しかる後、メチルメタ
クリレート2 0 0 9臥  シクロへキシルメタク
リレート1ooa  2−エチルへキシルアクリレート
9Cl,  グリシジルメタクリレート4部、アクリル
酸6部からなる重合性単量体混合物にエマルゲン950
(花王(ロ)製:ボリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル)10B臥レベノールWZ (花王(m!!!:
ボリオキシェチレンノニルフエニルエーテル硫酸ナトリ
ウムの25%水溶液)16紙 脱イオン水120部を加
えてなるプレエマルション混合物を3時間にわたって均
一に滴下を行った。この間2%の過硫酸カリウム水溶液
60部と5%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液12部を1
0分毎にプレエマルション混合物の?下終了迄分割して
フラスコに添加した。滴下終了後、 1時間熟成を行い
、冷却を行った。こうして得られた水性樹脂分散物(2
)は不揮発分42.6%、pH2.7、粘度400cp
sの特数値を示した。フラスコ内にエピコート1007
(油化シェルエポキシ@)製ピスフェノールA型エポキ
シ樹脂:エポキシ当量1750〜2150、分子量約2
900)を50部仕込んだ後、プチルセロソルブを50
部添加した後120℃迄昇温し、攪拌下で溶解ざせた後
、冷却し、アデカノールNK−511(旭電化(■■■
製エポキシ樹脂用乳化剤:30%水溶液)を6部添加し
てよく攪拌下に混合を行った。その後、フラスコ内の攪
拌速度を400rpmに調整し、クラレボバールPVA
−205(クラレ淋)製:重合度500,鹸化度87〜
89モル%)の10%水溶液290部をセバラブルフラ
スコに添加して30分間かけて乳化きせた後、全量をセ
パラブルフラスコに移した。しかる後セパラブルフラス
コ内に水性樹脂分散物(2)を200部添加し、窒素ガ
スを吹き込みながら攪拌下に50℃迄昇温し、過酸化水
素の2%水溶液14.5部と5%L−アスコルビン酸水
溶液3部を添加して2時間加熱処理を行った。その後冷
却し、25%のアンモニア水溶液1.2部を加え、シー
ラー用水性樹脂乳化物(2)を得た。得られたシーラー
用水性樹脂乳化物(2)は不揮発分25.9%、pHs
.o, 粘度1800cps (B型粘度計、No, 
30ーター 30rpm,25℃)、最低成膜温度0℃
以下の待数値を示した。
実施例3 セパラブルフラスコにプチルセロゾルブ80音叉エビコ
ート154(油化シエルエポキシ■製ノボラック型エポ
キシ樹脂: エポキシ当量176〜181)を40部、
アデカレジンEPU−4−75X(旭電化@製ウレタン
変性エポキシ樹脂:エポキシ当量750〜850、キシ
レン溶液、75%)を80部仕込んだ後、攪拌下に10
0℃迄昇温してエポキシ樹脂を30分かけて溶解きせた
。次にIQのガラス容器にクラレボパールP■A−22
4E (クラレ(埠)製ポリビニルアルコール一重合度
2 4 0 0,  鹸化度87〜89モル%)のl○
%水溶液300部を仕込んだ後、ホモミキサ加し、10
分間かけてエポキシ樹脂を乳化きせた。
しかる後、19のセバラブルフラスコに全量移した後、
窒素ガスを吹き込みながら攪拌下に80℃迄昇温した。
その後実施例1で用いた水性樹脂分散物(1)を322
部添加し、内温を80℃に保ったまま2%の過硫酸カリ
ウム水溶液15部を加えた。得られたシーラー用水性樹
脂乳化物(3)は不揮発分28.7%、p H 8 .
’5、粘度2300cps(B型粘度計、No. 30
ーター 30rpm,25℃)、最低成膜温度O℃以下
の特数値を示した。
比較例1 実施例1で得られた水性樹脂分散物(1)200部にク
ラレボバールPVA−117の10%水溶液150部を
混合して、比較用のシーラー用水性樹脂乳化物(1)を
得た。この比較用のシーラー用水性用脂乳化物(1)は
不揮発分29.0%、pH8.9、粘度2200cps
 (B型粘度計)、最低成膜温度0℃以下の特数値を示
した。
比較例2 1Qのセバラブルフラスコに実施例1で得られた水性樹
脂分散物(1)200部とクラレボバールPVA−1 
17の10%水溶液150部を仕込へ 窒素ガスを吹き
込みながら攪拌下に70℃迄昇温した。しかる後、過硫
酸アンモニウムの1%水溶液1部を添加して60分間7
o℃で加熱処理した。加熱処理後、冷却し、比較用のシ
ーラー用水性樹脂乳化物(2)を得た。得られた比較用
のシーラー用水性樹脂乳化物は不揮発分28.9%、p
H8.7、粘度2100cps (B型粘度計)、最低
成膜温度0℃以下を示した。
比較例3 1QのセパラブルフラスコにクラレボバールPVA−1
17の10%水溶液60部を仕込んだ後、攪拌下にアデ
カレジンEP−4100を6部添加して、200rpm
の攪拌速度で10分間かげて乳化を行った後、実施例1
で得られた水性樹脂分散物(1)200部を添加し、比
較用のシーラー用水性樹脂乳化物(3)を得た。得られ
た比較用のシーラー用水性樹脂乳化物(3)は不揮発分
37.2%、pH8.5、粘度1000cps (B型
粘度計)、最低成膜温度10℃を示した。
比較例4 攪拌機.還流冷却器,温度計を備えたIQのせパラブル
フラスコにクラレボバールPVA−117の10%水溶
液600部を仕込んだ後、アデカレジンEP−4100
を60部仕込んで、200rpmの攪拌速度で10分間
かけてエポキシ樹脂を乳化した。その後窒素ガスを吹き
込みながら、攪拌下に70℃迄昇温し、過硫酸アンモニ
ウムの1%水溶液8部を添加して、70℃で6o分間加
熱処理を行った。得られた加熱処理済のエポキシ樹脂の
乳化物66.8部に実施例1で示した水性樹脂分散物(
1)200部を添加し、10分間かけてよく混合し、比
較用のシーラー用水性樹脂乳化物(4)を得た。
比較例5 クラレボバールPVA−117の10%水溶液80部を
セバラブルフラスコに仕込んだ後、攪拌速度を200r
pmに調整し、アデカレジンEP−4100を60部と
乳化剤のアデカノールNK一511を20部を加えて、
10分間かけて乳化を行った。その後、実施例1で用い
た水性樹脂分散物(1)を1501添加し、攪拌下に7
0℃迄昇温し、過硫酸アンモニウムの1%水溶′e8部
を添加し、70℃で60分間かけて加熱処理を行い、冷
却後、比較用のシーラー用水性樹脂乳化物(5)を得た
。得られた比較用のシーラー用水性樹脂乳化物(5)は
不揮発分43.7%、p H 8.0、粘度1200c
ps、最低成膜温度12℃の特数値を示した。
比較例6 フラスコ内にエビコート1007を50部仕込んだ後、
プチルセロソルブを50部添加し、120℃迄昇温し、
攪拌下に溶解ざせた後、冷却し、アデカノールNK−5
 1 1を6部添加して溶解ざせな。その後、ホモミキ
サーを設置し、攪拌速度を6000rpmに調整し、実
施例2で得られた水性樹脂分散物(2)を200部添加
して30分間かけて乳化ざせようとしたが、安定な乳化
物は得られなかった。
比較例7 フラスコ内に脱イオン水100部を仕込んだ後、攪拌速
度を400rpmに調整し、アデカレジンEP−41 
00を40部トアデカ) − ルN K −511を1
3.4部添加して30分間かけて乳化を行った。しかる
後、実施例1で得られた水性樹脂分散物(1)を200
部添加した後、窒素ガスを吹伊込みながら攪拌下に70
℃迄昇温し、過硫酸アンモニウムの1%水溶液を8部添
加して、70℃で60分間かけて加熱処理を行い、比較
用のシーラー用水性樹脂乳化物(7)を得た。得られた
比較用のシーラー用水性樹脂乳化物(7)は不揮発分3
6.3%、pH8.1、粘度?20cps (B型粘度
計)、最低成膜温度27℃の持数値を示した。
比較例8 フラスコ内にデナコールEX−832 (長瀬化成(楔
製水溶性エポキシ樹脂:エポキシ当量280)を25部
仕込み、25%のアンモニア水を12.1部添加し、更
にクラレボバールPVA−205の10%水溶液350
部を仕込み、攪拌下に溶解きせた。しかる後、実施例2
で用いた水性樹脂分散物(2)を200部添加して、窒
素ガスを吹き込みなから7o℃迄昇温し、過硫酸アンモ
ニウムの1%水溶液を17.5部添加し、70℃で60
分間かけて加熱処理を行い、比較用のシーラー用水性樹
脂乳化物(8)を得た。得られた比較可のシーラー用水
性樹脂乳化物(8)は不揮発分24.0%、pH10.
3、680cps (B型粘度計)、最低成膜温度O℃
以下の特数値を示した。
試験方法 一次密着:塗膜をカッターナイフで3。戚間隔で5×5
の碁盤目を切り、ポリエステル性粘着テープを圧着した
後、引きテリがして塗膜の残存状態を調べた。
O;塗膜が全く剥離しない。
△;塗膜が一部剥離した。
×;塗膜が全部剥離した。
耐温水性:塗膜を塗布した試験片を60℃の温水に5日
間浸漬した後、2日間室温で乾燥し、上記と同様の方法
で密着性を調べた。
耐凍害性:10℃の水中浸漬2時間→−20℃の気中凍
結2時間で1サイクルとして、200及び300サイク
ル行った後、2日間室温で乾燥後、上記と同様の方法で
密着性を調べた。
上塗適性:表1に示す配合より得られる塗料をシーラー
用水性樹脂乳化物を塗布した基材上に固形分で4 0 
g /KL塗布し、120℃で10分間熱風乾燥機中で
乾燥した後、一次密着試験と同様の方法で密着性を調べ
た。
第 表 上塗り塗料配合 部 64.6 2.0 0.3 54.0 6.0 146.7 9.5 1.0 水 デモールEP(花王儂)製) ノブコ8034 (サンノプコ(掬製)酸化チタン(ル
チル型) カオリン アクリセット210E  注) CS−12 (チッソ(樽製) 5%アテ゛カノール UH−420  (旭電化(轡製
)注)アクリセット210Eは日本触媒化学工業(林)
製のアクリルエマルション、不揮発分50%。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ビニル系重合性単量体を乳化重合して得られた水性
    樹脂分散物に鹸化度80モル%以上のポリビニルアルコ
    ールで乳化した疎水性エポキシ樹脂及び重合開始剤から
    なる混合物を40℃以上の温度で加熱処理して得られる
    ことを特徴とするシーラー用水性樹脂乳化物の製造方法
    。 2、ポリビニルアルコールを水性樹脂分散物100重量
    部に対し固形分比で1〜40重量部の範囲で用いる請求
    項1記載のシーラー用水性樹脂乳化物の製造方法。 3、ポリビニルアルコールの重合度が200〜2600
    の範囲にある請求項1記載のシーラー用水性樹脂乳化物
    の製造方法。 4、疎水性エポキシ樹脂を水性樹脂分散物 100重量部に対し固形分比で1〜40重量部の範囲で
    用いる請求項1記載のシーラー用水性樹脂乳化物の製造
    方法。 5、疎水性エポキシ樹脂のエポキシ当量が 150〜3500の範囲にある請求項1記載のシーラー
    用水性樹脂乳化物の製造方法。
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