JPH0223367A - 平版印刷版の製版方法 - Google Patents

平版印刷版の製版方法

Info

Publication number
JPH0223367A
JPH0223367A JP17188288A JP17188288A JPH0223367A JP H0223367 A JPH0223367 A JP H0223367A JP 17188288 A JP17188288 A JP 17188288A JP 17188288 A JP17188288 A JP 17188288A JP H0223367 A JPH0223367 A JP H0223367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
printing plate
water
etching
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17188288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2549547B2 (ja
Inventor
Sadao Osawa
大沢 定男
Tadao Toyama
忠夫 登山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63171882A priority Critical patent/JP2549547B2/ja
Publication of JPH0223367A publication Critical patent/JPH0223367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549547B2 publication Critical patent/JP2549547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/26Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes
    • G03G13/28Planographic printing plates

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平版印刷版の製版方法に関し、更に詳細には
、画像部が導電性基板上に設けられた光導電体層上に電
子写真プロセスにより形成されたトナー像からなる平版
印刷版において、非画像部を除去した後、水洗水を循環
再使用する水洗工程で処理して平版印刷版を作製する方
法に関する。
〔従来の技術〕
今日、平版オフセット印刷版としては、ジアゾ化合物と
フェノール樹脂を主成分とするポジ型感光剤やアクリル
系モノマーやプレポリマーを主成分とするネガ型感光剤
を用いるPS版などが実用化されているが、これらはす
べて低感度のため、あらかじめ画像記録された銀塩写真
フィルム原版を密着露光して製版を行っている。一方、
コンピューター画像処理と大容量データの保存およびデ
ータ通信技術の進歩によって、近年では、原稿入力、補
正、編集、割り付けから頁組まで一貫してコンピュータ
ー操作され、高速通信網や衛星通信により即時遠隔地の
末端プロッターに出力できる電子編集システムが実用化
している。特に、即時性の要求される新聞印刷分野にお
いて電子編集システムの要求度は高い。また、オリジナ
ルが原版フィルムの形で保存され、これをもとに必要に
応じて印刷版が複製されている分野においても、光ディ
スクなどの超大容量記録メディアの発達に伴いオリジナ
ルがこれらの記録メディアにデジタルデータとして保存
されるようになると考えられる。
しかしながら、末端プロッターの出力から直接印刷版を
作成する直接型印刷版はほとんど実用化されておらず、
電子編集システムの稼働しているところでも出力は銀塩
写真フィルムにおこなわれこれをもとに間接的にPS版
へ密着露光により印刷版が作成されているのが実状であ
る。これは、出力プロッターの光源(例えば、He−N
eレーザー、半導体レーザーなど)により実用的な時間
内に印刷版を作成できるだけの高い感度を有する直接型
印刷版の開発が困難であることによる。
直接型印刷版を提供し得る高い光感度を有する感光体と
して電子写真感光体が考えられる。
従来、電子写真を利用した印刷版材料(印刷用原版)と
しては例えば、特公昭47−47610号、特公昭48
−40002号、特公昭48−18325号、特公昭5
1−15766号、特公昭51−25761号公報等に
記載の酸化亜鉛−樹脂分散系オフセット印刷版材料が知
られており、これは、電子写真法によりトナー画像形成
後その非画像部を不感脂性とするため不惑脂化溶液(例
えば、フェロシアン塩又はフェリシアン塩を有する酸性
水溶液)で湿潤させた後使用される。このような処理を
されたオフセット印刷版は耐剛力が5千枚〜1万枚程度
であり、これ以上の印刷には適さず、又不感脂化に適し
た組成にすると静電特性が劣化し、かつ画質が悪化する
などの欠点がある。また、不感脂化溶液として有害なシ
アン化合物を使用する欠点を有する。
特公昭37−17162号、特公昭3B−7758号、
特公昭46−39405号、特公昭52−2437号公
報等に記載される有機光導電体樹脂系印刷版材料では、
たとえばオキサゾールあるいはオキサジアゾール系化合
物をスチレン−無水マレイン酸共重合体で結着した光導
電性絶縁層を砂日立したアルミニウム板上に設けた電子
写真感光体が用いられており、この感光体上に電子写真
法によりトナー画像形成後アルカリ性有機溶剤で非画像
部を溶解除去して印刷版が形成される。
また、特開昭57−147656号にはヒドラゾン化合
物およびバルビッール酸あるいはチオバルビッール酸を
含有する電子写真感光体が開示されている。その他にも
特開昭59−147335号、特開昭59−15245
6号、特開昭59168462号、特開昭58−145
495号等に記載の色素増感された電子写真感光体が知
られている。
これらの電子写真感光体を用いた平版印刷版を製版する
際、電子写真プロセスによりトナー画像を形成し、非画
像部を除去(エツチング処理)した後に、通常多量の流
水で水洗したのち、場合により界面活性剤等を含むリン
ス液で処理しかつ版面保護剤で処理(いわゆるガム引き
)する方法が一般にとられている。しかしながら、水洗
水を多量に使用することはコスト高となるのみならず、
このような水洗水はエツチング液組成物および平版印刷
版より溶出する合成樹脂等の有害成分を含むため、排水
による環境汚染が強く懸念される等の多(の問題点を含
んでいる。
このため、このような水洗工程を省略する処理方法が考
えられる。
しかしながら、現像後水洗工程を経ることなく直ちにリ
ンス処理やガム引き処理を行なう場合、印刷版の処理枚
数の増加と共にこれらリンス液およびガム液は徐々に疲
労してくる。ここで使用する疲労という用語はエツチン
グ液中のエツチング液成分、溶解樹脂成分、大気成分、
エツチング補充液、消泡剤等が処理される印刷版によっ
てリンス液およびガム液に持ち込まれ、混入してくるた
め処理液の処理能力が低下してくることを示している。
リンス液やガム液の疲労がある限界を超えると、印刷時
の汚れを生じたり、画線部のインキ着肉不良という予期
せぬ障害を起こすことがある。
このような場合、通常、前述のようなリンス液やガム液
の疲労のために発生する印刷版、印刷用紙または労力等
の損失を防ぐため処理装置に新しいエツチング液、新し
いリンス液やガム液を仕込んだ時から、処理した印刷版
の枚数、処理面積等を計算し、その値がある特定の数値
に到達した時、あるいは仕込んだ時からの期間等から判
断してエツチング液等を更新する方法がとられ得る。し
かしながら前述の如く水洗を行なわない処理方法におけ
るリンス液およびガム液は疲労が急激におこるため、寿
命が短く、このため頻繁な処理液の更新が必要となり、
疲労廃液や準備する新しい液の量の増加および労力の浪
費が著しくなり、長期にわたり安定した処理を行なうこ
とができないことが判明した。
一方、エツチング処理後、繰り返し使用する水洗水で水
洗する方法があり、この循環水洗工程の後、前述のリン
ス液やガム液で処理することが行われ得る。
しかしながら、上記方法においては、水洗水が比較的新
しく、すなわちpHが約10以下である場合には、感光
層の溶出成分を含むエツチング液が水洗水中に持ち込ま
れ、好ましくない感光層の除去成分の析出物や不溶性の
珪酸塩化合物を生じ、これが印刷版の非画像部に付着し
、印刷物に汚れを生じるという欠点があることが判った
。更にエツチング液のpHが高いためにくり返し使用す
る水洗水のpH上昇が早く、結局前述の如き処理液の疲
労に起因する種々の問題点が十分に解消されない。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって本発明の目的は、エツチング後の最初の水洗
浴中で、エツチング液の持ち込みによる不溶解物の発生
がなく、水洗水量が少なく、かつ循環水洗水の寿命を長
期化した、電子写真式平版印刷版の製版方法を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、画像部が導電性基板上に設けられ
た光導電体層上に電子写真プロセスにより形成されたト
ナー像からなる平版印刷版において、非画像部を除去(
エツチング)した後、水洗するのに際して (イ)エツチング後の最初の水洗浴のpHを9〜13、
好ましくは11.0〜12.5に調整し、かつ (ロ)水洗水の少なくとも一部を循環再使用することに
より達成される。
本発明に用いる自動現像機としては、感光性印刷版を搬
送する方式のもので、電子写真プロセスゾーン、エツチ
ングゾーン、水洗ゾーン、リンスゾーン、ガム塗布ゾー
ンおよび乾燥ゾーンを有するものが好ましく用いられる
本発明において、エツチング後の最初の水洗浴とは、電
子写真プロセスによるトナー画像により画像部を形成し
、次いで非画像部を除去(エツチング処理)した後の水
洗浴において、複数の水洗浴がある場合におけるエツチ
ング処理後最初の水洗浴、従って第1浴を意味する。
本発明において、最初の水洗浴のpHを上記範囲に保持
するため、処理開始の際には新鮮水にエツチング液やエ
ツチング液のアルカリ成分、たとえば水酸化ナトリウム
などを加えてpHを9〜13に調整することが必要であ
る。たとえば新鮮水11に対し通常の印刷版のエツチン
グ処理に用いられるエツチング液を100rr1程度加
えればよい。この水洗水を単にくり返して循環使用のみ
行なうと、アルカリエツチング液の持ち込みにより水洗
水のpHが上昇し、pH13を超えてしまうので、持ち
込まれたエツチング液量に対応する量の新鮮水を補充し
、この補充量に対応する量の水をたとえばオーバーフロ
ーにより、排出させる。
これにより、本発明に従い、水洗水を再循環させるとと
もにエツチング後最初の水洗浴のpHを9〜13に調整
することができる。
また、循環使用する水洗水は、連続的に循環させて使用
するためその全量またはほとんどの量が少なくとも一度
は以前に水洗に使用された水である。このため、前述の
ようにエツチング液等の持ち込みによりpHの上昇およ
び汚染等の不都合が生じるが、本発明の新鮮水を補充す
る方式では、これらを防止することができる。この補充
量は、処理した印刷版の量、特にその面積に依存して決
定され、印刷版面積1%に対し、3〜300ccである
ことが好ましく、より好ましくは10〜100ccであ
る。またこの補充は処理される印刷版の面積検出信号に
より行なうこともできるし、当然計算による補充量の決
定に基く補充も可能である。
また、上記のような水洗方法としては、印刷版を水洗槽
に浸漬する方法、多数のノズルから水洗水を噴射する方
法、更にローラーで塗布洗浄する方法等の方法が可能で
あるが、印刷版に残留付着しているエツチング液を除去
することが目的であるため、多数のノズルから噴射する
方法のごとき水洗水の流速を高めた状態で水洗を行なう
ことが好ましい。この水洗水の流量はノズルの数、印刷
版の処理状態により適宜法められる。−度使用した水洗
水は水洗槽に戻され再び通常公知の循環ポンプ等により
循環させられ、くり返し水洗に供される。このような水
洗は実質的に分離された2つ以上の槽にて連続して、多
段階で行なうことも可能である。例えば、水洗水が後続
の水洗浴から順次前浴の水洗浴にオーバーフローされる
ように連結された2つ以上の水洗浴を用いて水洗を行っ
てもよい。この場合、新鮮水を最終水洗浴に補充し、順
次その前浴に水洗水をオーバーフローさせ、そしてエツ
チング後の最初の水洗浴から水洗水を、たとえばオーバ
ーフローにより排出させればよい。
更に循環水を従来公知の固体状物濾過装置や荷電物質を
分別する装置により浄化する方法を用いることも可能で
ある。
本発明において使用する電子写真製版印刷版は後述の電
子写真感光体を用いて公知のプロセスによって作成する
ことが出来る。即ち、暗所で実質的に一様に帯電し、画
像露光により静電潜像を形成する。露光方法としては、
半導体レーザ、He−Neレーザ等による走査露光ある
いはキセノンランプ、タングステンランプ、蛍光灯等を
光源として反射画像露光、透明陽画フィルムを通した密
着露光などが挙げられる。次に上記静電潜像をトナーに
よって現像する。現像法としては従来公知の方法、例え
ば、カスケード現像、磁気ブラシ現像、パウダークラウ
ド現像、液体現像などの各種の方法を用いることが出来
る。なかでも液体現像は微細な画像を形成することが可
能であり、印刷版を作成するために好適である。形成さ
れたトナー画像は公知の定着法、例えば、加熱定着、圧
力定着1.溶剤定着等により定着することが出来る。
この様に形成したトナー画像をレジストとして作用させ
、非画像部の光導電層をエツチング液により除去するこ
とにより印刷版が作成できる。
トナー画像形成後の非画像部の光導電性絶8を層を除去
するエツチング液としては、光導電性絶縁層を除去でき
るものなら任意の溶剤が使用可能であり、特に限定され
るものではないが、本発明の製版方法を好ましく適用で
きるエツチング液は、アルカリ性溶剤である。ここで言
う、アルカリ性溶剤とは、アルカリ性化合物を含有する
水溶液もしくは、アルカリ性化合物を含有する有機溶剤
もしくは、アルカリ性化合物を含有する水溶液と有機溶
剤との混合物である。アルカリ性化合物としては、水酸
性ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム
、メタケイ酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、アンモニア、およびモノエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、トリエタノールアミン等のアミノアル
コール類等なとの有機および無機の任意のアルカリ性の
化合物を挙げることが出来るが、好ましくはケイ酸塩で
ある。エツチング液中のケイ酸塩の量は、エツチング液
の総重量に対して、−殻内には約1〜10重量%、より
好ましくは1〜8重量%、最も好ましくは2〜6重量%
である。エツチング液の溶媒としては前述のように、水
もしくは多くの有機溶剤を使用することが出来るが、臭
気、公害性の点から水を主体としたエツチング液が好ま
しく使用される。水を主体としたエツチング液には、必
要に応じて、各種の有機溶剤を添加することも出来る。
好ましい有機溶剤としては、メタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノール、ベンジルアルコール、フェ
ネチルアルコール等の低級アルコールや芳香族アルコー
ルおよびエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、セ
ルソルブ類、およびモノエタノールアミン、ジェタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等のアミノアルコール
類等を挙げることが出来る。また、工ンチンダ液には界
面活性剤、消泡剤、その他必要に応じて各種の添加剤を
含有したものが使用される。
上記のようなエツチング液で、トナー画像の形成された
印刷版の非画像部を除去する方法としては従来公知の種
々の方法が可能である。具体的には、トナー画像の形成
された印刷版をエツチング液中に浸漬する方法、当該印
刷版の感光層に対して多数のノズルからエツチング液を
噴出する方法、エツチング液が湿潤されたスポンジで当
該印刷版の感光層を拭う方法、当該印刷版の感光層の表
面にエツチング液をローラー塗布する方法などが挙げら
れる。またこのようにして印刷版の感光層にエツチング
液を施した後、感光層の表面をブラシなどで軽く擦るこ
ともできる。エツチング処理条件については、前記の処
理方法に応じて適宜選ぶことができる。−例を示すと、
例えば浸漬による処理方法では約lO〜35°Cのエツ
チング液に約5〜80秒間浸漬させる方法が選ばれる。
上記のように、印刷版を電子写真プロセスにより画像露
光および現像、定着、更にエツチング処理した後水洗し
て得られた平板印刷版は界面活性剤を含むリンス液また
ガム液で処理される。
このようなリンス液に含まれる界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン
ポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪
酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、
ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸部分エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エス
テル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エ
ステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、
ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチ
レン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸部分エステル類、脂肪酸ジェタノールアミド類、NN
−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミン類、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸
エステル、トリアルキルアミンオキシドなどの非イオン
性界面活性剤、脂肪酸塩類、アビエチン酸塩類、ヒドロ
キシニルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類
、ジアルキルスルホこはく酸エステル塩類、直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、ア
ルキルフェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン
酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエ
ーテル塩類、N−メチル−N−オレイルタウリンナトリ
ウム類、N−アルキルスルホこはく酸モノアミドニナト
リウム塩類、石油スルホン酸塩類、硫酸化ひまし油、硫
酸化牛脚油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩
類、アルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリ
ド硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチシノン
スチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキル
りん酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルりん酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテルりん酸エステル塩類、スチレン−無水
マレイン酸共重合物の部分けん化物類、オレフィン−無
水マレイン酸共重合物の部分けん化物類、ナフタレンス
ルホン酸塩ホルマリン縮合物類などのアニオン性界面活
性剤、アルキルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類、
ポリオキシエチレンアルキルアミン塩類、ポリエチレン
ポリアミン誘導体などのカチオン性界面活性剤、カルボ
キシベタイン類、アミノカルボン酸類、スルホベタイン
類、アミノ硫酸エステル類、イミダプリン類などの両性
界面活性剤があげられる。以上挙げた界面活性剤の中で
ポリオキシエチレンとあるものは、ポリオキシメチレン
、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンなどのポ
リオキシアルキレンに読み替えることもでき、それらの
界面活性剤もまた包含され、以下の説明においても同様
である。
上記の界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わ
せて使用することができ、水溶液中に約0.001重量
%から約10ffi量%、より好ましくは0.01重量
%から5重量%の範囲で使用される。
本発明におけるリンス液すなわち界面活性剤を含む水溶
液のpHは1−12が好ましい。このpHに該水溶液を
調整するために、酸および緩衝剤としての水溶性塩のい
づれかまたは両方を含有させておくことが好ましい。こ
れにより、平版印刷版に該水溶液を施した場合に、版上
に残留するエツチング液成分が中和され、非画像部がよ
り親水性となる。緩衝剤の詳細は、例えば「化学便覧基
礎績■」日本化学金属、昭和47年2月20日第5刷、
丸善株式会社発行、1312〜1320頁に記載されて
おり、これらはそのまま適用することができる。好適な
酸と水溶性塩としては、モリブデン酸、硼酸、硝酸、硫
酸、燐酸、ポリ燐酸などの無機酸、酢酸、修酸、酒石酸
、安息香酸、こはく酸、くえん酸、りんご酸、乳酸、p
−トルエンスルホン酸などの水溶性有機酸等の酸とその
塩があげられる。より好ましい塩は水溶性アルカリ金属
塩およびアンモニウム塩で、特に好ましいものはモノブ
デン酸アンモニウムなどのモリブデン酸塩、燐酸ナトリ
ウムなどの燐酸塩、テトラポリ燐酸カリウム、トリメタ
燐酸ナトリウムなどのポリ燐酸塩、修酸ナトリウムなど
の修酸塩、酒石酸力リムウなどの酒石酸塩、こはく酸ナ
トリウムなどのこはく酸塩、くえん酸アンモニウムなど
のくえん酸塩である。かかる酸と水溶性塩はそれぞれ単
独または二種以上組み合わせて使用することができる。
リンス液のより好ましいpHは2〜8である。
最も好ましいpHは2.5〜7.5であり、この場合に
平版印刷版の非画像部の不惑脂化性能がより高いものと
なる。また本発明による製版方法では該水溶液中にエツ
チング液成分が持ち込まれるので、これを中和するため
に、予定された印刷版の処理面積に応じた量の塩および
/または酸をあらかじめ含有させておくことが好ましい
。該水溶液中に含有させる酸と塩の添加量は特に限定さ
れないが、該水溶液の総重量に対し酸と塩の総量で約1
0重量%以下であることが好ましい。より好ましくは0
.01〜6重量%の範囲で使用される。
本発明におけるリンス液には更にソルビン酸、p−オキ
シ安息香酸エチルなどの防腐剤、防黴剤、没食子酸プロ
ピル、2,6−ジーt−ブチル−4エチルフエノール、
2,6−ジーt −7’チル−4−メチルフェノールな
どの酸化防止剤を含有させておくことができる。これら
の保存料としての防腐剤、防黴剤、酸化防止剤は少量添
加することにより、該水溶液の保存による変質等を防止
することができるが、好ましい添加量は0.001〜5
重量%である。
本発明におけるリンス液には、親油性物質を含有させて
おくことが好ましい。これにより、平版印刷版の画像部
がより高い感脂性を示すようになり、現像インキ盛りが
容易になるばかりでなく、該水溶液による処理の後、版
面保護剤処理を行なう場合は、画像部の感脂性の低下を
強く抑えることができる。好ましい親油性物質には、例
えばオレイン酸、ラウリン酸、吉草酸、ノニル酸、カプ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸などのような炭素
数が5〜25の有機カルボン酸、ひまし油などが含まれ
る。これらの親油性物質は単独もしくは2以上組み合わ
せて使用することができる。
本発明におけるリンス液中に含ませる親油性物質は、そ
の総重量に対して0.005重量%から約10重量%、
より好ましくは0.05〜5重量%の範囲である。
本発明において、エツチングおよび水洗された後の平版
印刷版版面上のエツチング液およびくり返し使用される
水洗水の量はできるだけ少なくなるようスキージされる
ことが好ましい。これは平版印刷版上のエツチング液量
が少なくなるようスキージされることにより、水洗水の
エツチング液による汚染が、同じく版上の水洗水量が少
なくなるようスキージされることによりリンス液の水洗
水による汚染が極力阻止され、水洗水およびリンス液に
よる処理能力が増大するからである。従って、スキージ
された後の平版印刷版上の好ましいエツチング液および
水洗水の残留量は20rrl/ボ以下が好ましく、より
好ましくはlom!!、/rd以下であり、最も好まし
くは5 m e /rrr以下である。
リンス液による処理方法は、水洗の方法と同様に浸漬す
る方法、ローラーで塗布する方法、多数のノズルから噴
出して平版印刷版あるいはローラーに吹きつける方法等
種々可能であるが、リンス液をくり返し使用することに
より、製版処理する印刷版当りのリンス液の使用量を大
きく減少することが可能となる。
リンス液の補充は水洗水の補充と同様に平版印刷版の処
理量、好ましくは処理面積に応じて行なわれ、印刷版1
Mに対して好ましくは1〜400(・Cの範囲で行なわ
れる。
またガム液は高分子化合物、親油性物質、界面活性剤お
よび水を含んでいる。
天然高分子には、かんしょデンプン、ばれいしょデンプ
ン、タピオカデンプン、小麦デンプン及びコーンスター
チ等のデンプン類、カラジーナン、ラミナラン、海ソウ
マンナン、ふのり、アイリッシュモス、寒天及びアルギ
ン酸ナトリウム等の藻類から得られるもの、トロロアオ
イ、マンナン、クインスシード、ペクチン、トラガカン
トガム、カラヤガム、キサンチンガム、グアービンガム
、ローカストビンガム、アラビアガム、キャロブガム及
びベンゾインガム等の植物性粘質物、デキストラン、グ
ルカン及びレバンなどのホモ多糖並びにサクシノグルカ
ン及びザンタンガムなどのへテロ多糖等の微生物粘質物
、にかわ、ゼラチン、カゼイン及びコラーゲン等のタン
パク質などが挙げられる。半天熱動(半合成品)にはア
ルギン酸プロピレングリコールエステルの他に、ビスコ
ース、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルエ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルエチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレート等の繊維素誘導体並びに加工でん
ぷん等があげられる。加工でんぷんには白色デキストリ
ン、黄色デキストリン及びブリティッシュガムなとの焙
焼でんぷん、酵素デキストリン及びシャーディンガーデ
キストリンなどの酵素変性デキストリン、可溶化でんぷ
んのような酸分解でんぷん、ジアルデヒドスターチのよ
うな酸化でんぷん、変性アルファー化でんぷん及び無変
性アルファー化でんぷん等のアルファー化でんぷん、り
ん酸でんぷん、脂肪でんぷん、硫酸でんぷん、硝酸でん
ぷん、キサントゲン酸でんぷん及びカルバミン酸でんぷ
んなどのエステル化でんぷん、カルボキシアルキルでん
ぷん、ヒドロキシアルキルでんぷん、スルフォアルキル
でんぷん、シアンエチルでんぷん、アリルでんぷん、ベ
ンジルでんぷん、カルバミルエチルでんぷん及びジアル
キルアミノでんぷんなどのエーテル化でんぷん、メチロ
ール架橋でんぷん、ヒドロキシアルキル架橋でんぷん、
りん酸架橋でんぷん及びジカルボン酸架橋でんぷんなど
の架橋でんぷん、でんぷんポリアクリルアミド共重合体
、でんぷんポリアクリル酸共重合体、でんぷんポリ酢酸
ビニル共重合体、でんぷんポリアクリルニトリル共重合
体、カチオン性でんぷんポリアクリル酸エステル共重合
体、カチオン性でんぷんビニルポリマー共重合体、でん
ぷんポリスチレンマレイン酸共重合体及びでんぷんポリ
エチレンオキサイド共重合体などのでんぷんグラフト共
重合体などがあげられる。合成品にはポリビニルアルコ
ールの他部分アセタール化ポリビニルアルコール、アリ
ル変性ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリビニルエチルエーテル及びポリビニルイソブチ
ルエーテルなどの変性ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸エステル部分けん化
物、ポリアクリル酸エステル共重合体部分けん化物、ポ
リメタアクリル酸塩及びポリアクリルアマイドなどのポ
リアクリル酸誘導体およびポリメタクリル酸誘導体、ポ
リエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリビ
ニルピロリドン、ビニルピロリドンとビニルアセテート
の共重合物、カルボキシビニルポリマー、スチロールマ
レイン酸共重合物、スチo−ルクロトン酸共重合物など
があげられる。これらの内、藻類から得られるもの、植
物性粘質物、繊維素誘導体、加工デンプン、アルギン酸
プロピレングリコールエステル及び合成品は印刷版上の
皮膜形成性が良好なため好ましく用いられる。親油性物
質としては、可塑剤、脂肪剤、脂肪油、−価アルコール
、ワックスの他に平版印刷用インクのベヒクルとして使
用される親油性樹脂がある。好ましい親油性樹脂として
はフェノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホルム
アルデヒド樹脂、し−ブチルフェノールホルムアルデヒ
ド樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、フェノール
とキシレンとをホルムアルデヒドで縮合させたキシレン
樹脂、フェノールとメシチレンとをホルムアルデヒドで
縮合させた樹脂、ポリヒドロキシスチレン、ブロム化ポ
リヒドロキシスチレン、カシュー樹脂、スチレンと無水
マレイン酸の共重合体の部分エステル化物、メラミン樹
脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ロジン、水添ロジン及びロジンエステルなどの変性ロジ
ン、ギルツナイトなどの石油樹脂を挙げることができる
好ましい可塑剤には例えばジブチルフタレート、ジ−n
−オクチルフタレート、ジー(2−エチルヘキシル)フ
タレート、ジノニルフタレート、ジデシルフタレート、
ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレートなど
のフタル酸ジエステル類、例えばジオクチルアゼレート
、ジオクチルアジペート、ジブチルグリコールアジベー
ト、ジブチルセバケート、ジー(2−エチルヘキシル)
セバケート、ジオクチルセバケートなどの脂肪族二塩基
酸エステル類、例えばエポキシ化大豆油などのエポキシ
化トリグリセライド類、例えばトリクレジルフォスフェ
ート、トリオクチルフォスフェート、トリスクロルエチ
ルフォスフェートなどの燐酸エステル類、例えば安息香
酸ベンジルなどの安息香酸エステル類が含まれる。好ま
しい脂肪酸には、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸
、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン
酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パ
ルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リクリセリン酸、セロチ
ン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、クリリン酸、ラフ
セル酸、イソ吉草酸等の飽和脂肪酸とアクリル酸、クロ
トン酸、イソクロトン酸、ウンデシル酸、オレイン酸、
エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸
、ソルビン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸、
プロピオール酸、ステアロール酸、イワシ酸、クリリン
酸、リカン酸等の不飽和脂肪酸がある。−価アルコール
は、脂肪族飽和−価アルコール、脂肪族不飽和−価アル
コール、芳香族アルコール、脂R式アルコール、複素環
式アルコール等に分類される。また−価アルコールには
置換基を有していてもよく、該置換基としては、クロル
、ブロムの如きハロゲン原子、メトキシ、プロポキシの
如きアルコキシ基、フェノキシの如きアリールオキシ基
等が挙げられる。
本発明に用いるガム液は、含有させる界面活性剤、親油
性物質等、適宜選択することによってエマルジョン型ガ
ム液、サスペンション型ガム液、非エマルジョン型非サ
スペンション型ガム液等、いかようにも製造可能である
が、エマルジョン型ガム液およびサスペンション型ガム
液は平版印刷版の画像部の感脂性の低下を防止する性能
が高いため好ましく用いられる。さらにエマルジョン型
ガム液は本発明による製版方法において、懸濁物の発生
が強くおさえられ、不溶物の発生が少ないので好ましい
ガム液により処理する方法は、洗浄方法と同様に浸漬す
る方法、ローラーで塗布する方法、多数のノズルから噴
出して平版印刷版あるいはローラーに噴きつける方法等
種々可能であるが、該ガム液をくり返し使用することに
より、製版処理する印刷版当りのガム液の使用量を大き
く減少することが可能となる。版面保護剤を平版印刷版
上へ供給する処理方法における使用量は、0.1f/分
以上4012/分以下が好ましい。さらに好ましくは3
〜20!/分である。また、多数のノズルから噴出する
方法のごとき平版印刷版上での撹拌を高めた状態で処理
する方法は、平版印刷版上に残留付着しているものをガ
ム液により洗浄できる点、しかも、ガム液の均一化が計
れるため、さらに好ましい。
ガム液の補充はリンス液の補充と同様に平版印刷版の処
理量、好ましくは処理面積に応じて行なわれ、印刷版1
rrrに対して好ましくは1〜400ccの範囲で行な
われる。
本発明について更に詳細に説明する。
電子写真感光体に用いられる導電性基板としては、導電
性表面を有するプラスチックシートまたは特に溶剤不透
過性および導電性にした祇、アルミニウム板、亜鉛板、
または銅−アルミニウム板、銅−ステンレス板、クロム
−銅板等のバイメタル板、またはクロム−銅−アルミニ
ウム板、クロム−鉛−鉄板、クロム−銅−ステンレス板
等のトライメタル板等の親水性表面を有する導電性基板
が用いられ、その厚さは、0.1〜3nvnが好ましく
、特に0.1〜0. 5mmが好ましい。これらの基板
の中でもアルミニウム板が好適に使用される。本発明に
おいて用いられるアルミニウム板はアルミニウムを主成
分とする純アルミニウムや微量の異原子を含むアルミニ
ウム合金などの板状体であり、その組成が特定されるも
のではなく公知、公用の素材を適宜使用することが出来
る。
このアルミニウム板は公知の方法で砂目立て、陽極酸化
して用いることが出来る。砂目立て処理に先立ってアル
ミニウム板表面の圧延脂を除去するために、所望により
界面活性剤またはアルカリ性水溶液による脱脂処理が施
され、砂目立て処理が行われる。砂目立て処理方法には
、機械的に表面を粗面化する方法、電気化学的に表面を
溶解する方法及び化学的に表面を選択溶解させる方法が
ある。機械的に表面を粗面化する方法としては、ボール
研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、パフ研磨法等
と称せられる公知の方法を用いることが出来る。また電
気化学的な粗面化法としては塩酸または硝酸電解液中で
交流または直流により、行う方法がある。また、特開昭
54−63,902号に開示されている様に両者を組み
合わせた方法も利用できる。
この様に粗面化されたアルミニウム板は必要に応じてア
ルカリエツチング処理及び中和処理される。
この様に処理されたアルミニウム板は陽極酸化処理され
る。陽極酸化処理に用いられる電解質としては硫酸、燐
酸、蓚酸、クロム酸、あるいはそれらの混酸が用いられ
、それらの電解質やその濃度は電解質の種類によって適
宜法められる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質によ
り種々変わるので、−概に特定し得ないが、−殻内には
電解質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は、5〜70
°C1電流密度5〜6’OA/dボ、電圧1〜100■
、電解時間10秒〜50分の範囲に有れば好適である。
陽極酸化皮膜量はo、  i ”Log/rrfが好適
であるが、より好ましくは1〜6 g/ rdの範囲で
ある。
このようにして得られた導電性基板の上に公知の電子写
真感光層(光導電層)を設けて、電子写真感光体を得る
ことが出来る。
光導電層に用いる光導電性材料としては従来から知られ
ている数多くの有機または無機の化合物を用いることが
出来る。例えば、公知の分散可能な光導電性材料として
は、セレン、セレン−テルル、硫化カドミウム、酸化亜
鉛等の無機光導電材料を挙げることが出来る。また、有
機光導電性化合物としては、 l)米国特許第3.112,197号明細書などに記載
されているトリアゾール誘導体、2)米国特許第3,1
89,447号明細書などに記載されているオキサジア
ゾール誘導体、3)特公昭37−16,096号公報な
どに記載されているイミダゾール誘導体、 4)米国特許第3.615,402号、同3,820 
989号、同3,542.544号、特公昭45−55
5号、同5l−1o、983号、特開昭51−93.2
24号、同55−108,667号、同55−1569
53号、同56−36゜656号明細書、公報などに記
載のポリアリールアルカン誘導体、 5)米国特許第3,180,729号、同4.278.
746号、特開昭55−88,064号、同55−88
,065号、同49−105,537号、同55−51
,086号、同56−80051号、同56−88,1
41号、同57−45.545号、同54−112,6
37号、同55−74,546号明細書、公報などに記
載されているピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、
6)米国特許第3,615,404号、特公昭51−1
0,105号、同46−3,712号、同47−28,
336号、特開昭54−83,435号、同54−11
0,836号、同54−119.925号明細書、公報
などに記載されているフェニレンジアミン誘導体、 7)米国特許第3,567.450号、同3,180.
703号、同3,240,597号、同3゜658 5
20号、同4,232,103号、同4.175,96
1号、同4,012,376号。
西独間特許(DAS)L  110,518号、特公昭
49−35,702号、同39−27,577号、特開
昭55二144.250号、同56−119.132号
、同56−22,437号明細書、公報などに記載され
ているアリールアミン誘導体、 8)米国特許第3,526,501号明細書記載のアミ
ン置換カルコン誘導体、 9)米国特許第3.542,546号明細書などに記載
のN、 N−ビカルバジル誘導体、10)米国特許第3
,257,203号明細書などに記載のオキサゾール誘
導体、 11)特開昭56−46,234号公報などに記載のス
チリルアントラセン誘導体、 12)特開昭54−110,837号公報等に記載され
ているフルオレノン誘導体、 13)米国特許第3,717,462号、特開昭54−
59,143号(米国特許第4.150987号に対応
)、同55−52,063号、同55−52,064号
、同55−46,760号、同55−85,495号、
同57−11,350号、同57−148,749号、
同57−104゜144号明細書、公報などに記載され
ているヒドラゾン誘導体、 14)米国特許第4,047,948号、同4゜047
.949号、同4,265,990号、同4.273.
846号、同4,299,897号、同4,306,0
08号明細書などに記載のベンジジン誘導体、 15〕特開昭58−190,953号、同59−95.
540号、同59−97,148号、同59−195,
658号、同62−36,674号公報などに記載され
ているスチルベン誘導体等がある。
また、上記のような低分子光導電性化合物の他に、次の
ような高分子化合物も使用することが出来る。
16)特公昭34−10,966号公報記載のポリビニ
ルカルバゾール及びその誘導体、17)特公昭43−1
8,674号、同43−19.192号公報記載のポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリ−2−ビ
ニル−4−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5−フ
ェニルオキサゾール、ポリ−3−ビニル−N−エチルカ
ルバゾール等のビニル重合体、 18)特公昭43−19,193号公報記載のポリアセ
ナフチレン、ポリインデン、アセナフチレンとスチレン
の共重合体等の重合体、 19)特公昭56−13,940号公報などに記載のピ
レン−ホルムアルデヒド樹脂、ブロムピレン−ホルムア
ルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹
脂等の縮合樹脂、 20)特開昭56−90,883号、同56−161.
550号公報に記載された各種のトリフェニルメタンポ
リマー、 また、光導電体の感度の向上、望みの感光波長域を持た
せるため等の目的のために、各種の顔料、染料等を使用
することが出来る。これらの例としては、 1)米国特許第4,436,800号、同4,439.
506号、特開昭47−37543号、同5B−123
,541号、同5B−192,042号、同5B−21
9,263号、同59−78゜356号、同60−17
9.746号、同61148.453号、同61−23
8,063号、特公昭60−5941号、同60−45
,664号等に記載されたモノアゾ、ビスアゾ、トリス
アゾ顔料 2)米国特許第3,397,086号、同4,666.
802号等に記載の金属フタロシアニンあるいは無金属
フタロシアニン等のフタロシアニン顔料 3)米国特許第3,371.884号等に記載のペリレ
ン系顔料 4)英国特許第2,237.680号等に記載のインジ
ゴ、チオインジゴ誘導体 5)英国特許第2.237,679号等に記載のキナク
リドン系顔料 6)英国特許第2.237,678号、特開昭59−1
84.348号、同62−28,738号等に記載の多
環キノン系顔料 7)特開昭47−30,331号等に記載のビスベンズ
イミダゾール系顔料 8)米国特許第4,396,610号、同4.644.
082号等に記載のスクアリウム塩基顔料9)特開昭第
59−53,850号、同61−212.542号等に
記載のアズレニウム塩系顔料また、増感染料としては、
「増感剤、[25jt講談社(1987)、「電子写真
」 1又 9(1973)rを機合成化学J  24 
 No、111010 (1966)等に記載の公知の
化合物を使用することが出来る。例えば、 10)米国特許第3,141,770号、同4゜283
.475号、特公昭第48−25.658号、特開昭6
2−71.965号等に記載のピリリウム系染料 11 ) Applied 0ptics Suppl
ement 3 50 (1969L特開昭50−39
,548号等に記載のトリアリールメタン系染料 12)米国特許第3,597,196号等に記載のシア
ニン系染料 13)特開昭60−163,047号、同59164.
588号、同60.252,517号等に記載のスチリ
ル系染料 これらの有機光導電性材料は1種または2種以上を併用
して用いても良い。
本発明の光導電層には、感度向上などの目的として、例
えば、トリニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシ
アノエチレン等の電子吸引性化合物、特開昭58−65
.439号、同58−102.239号、同58−12
9.439号、同62−71,965号等に記載の化合
物等を挙げることが出来る。
電子写真製版用感光体においては、光導電性化合物自体
が皮膜性を有する場合があるが、光導電性化合物が皮膜
性を有さない場合は結合樹脂を用いることが出来る。結
合樹脂としては、電子写真の分野で公知の樹脂を使用す
ることが出来る。電子写真製版用感光体を用いて印刷版
を作成するには、最終的に非画像部の光導電層を除去す
る必要があるが、このプロセスは、光導電°層のエツチ
ング液に対する溶解性あるいはトナー像のエツチング液
に対するレジスト性などの相対的な関係によって決まる
ため、−概に言うことは出来ない。結合樹脂としては、
前述のエツチング液に可溶または分散可能な高分子化合
物が好ましい。
具体的には、例えば、スチレンと無水マレイン酸の共重
合体、スチレンと無水マレイン酸モノアルキルエステル
の共重合体、メタクリル酸/メタクリル酸エステル共重
合体、スチレン/メタクリル酸/メタクリル酸エステル
共重合体、アクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体
、スチレン/アクリル酸/メタクリル酸ニスチル共重合
体、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/ク
ロトン酸/メタクリル酸エステル共重合体等のアクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビ
ニルなどとアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸など
のカルボン酸含有モノマーあるいは酸無水物基含有モノ
マーとの共重合体やメタクリル酸アミド、ビニルピロリ
ドン、フェノール性水酸基、スルホン酸基、スルホンア
ミド基、スルホンイミド基をもつ単量体を含有する共重
合体、フェノール樹脂、部分ケン化酢酸ビニル樹脂、キ
シレン樹脂、ポリビニルブチラール等のビニルアセクー
ル樹脂をあげることができる。
酸無水物基またはカルボン酸基を有する七ツマ−を共重
合成分として含有する共重合体、およびフェノール樹脂
は、電子写真製版用感光体とした時の光導電層の電荷保
持力が高く、好結果をもって使用することができる。
酸無水物基を有するモノマーを共重合成分として含有す
る共重合体としては、スチレンと無水マレイン酸の共重
合体が好ましい。また、この共重合体のハーフエステル
も使用することができる。
カルボン酸基を有する七ツマ−を共重合成分として含有
する共重合体としては、アクリル酸もしくはメタクリル
酸と、アクリル酸もしくはメタクリル酸のアルキルエス
テル、アリールエステルもしくはアラルキルエステルと
の2元以上の共重合体が好ましい。また、酢酸ビニルと
クロトン酸共重合体、酢酸ビニルと炭素数2〜18のカ
ルボン酸のビニルエステルとクロトン酸との3元共重合
体も好ましい例である。フェノール樹脂の中で特に好ま
しいものとしては、フェノール、0−クレゾール、m−
クレゾールまたはp−クレゾールとホルムアルデヒドま
たはアセトアルデヒドとを酸性条件下で縮合させて得ら
れるノボラック樹脂をあげることができる。結合樹脂は
単独で、あるいは2種以上混合して用いても良い。
光導電性化合物と結合樹脂を用いる場合は、光導電性化
合物の含有量が少ないと感度が低下するため、結合樹脂
1重量部に対して光導電性化合物は、0.05重量部以
上、より好ましくは0. 1重量部以上の範囲で使用す
ることが出来る。また光導電層の膜厚は、薄すぎると現
像に必要な電荷が帯電できず、厚すぎるとエツチングの
際にサイドエッチと称する平面方向のエツチングを起こ
して良好な画像を得られず、0.1〜30μ、より好ま
しくは0.5〜10μで使用できる。
本発明の電子写真製版用印刷版は常法に従って光導電層
を導電性基板上に塗布することによって得られる。光導
電層の作成に当たっては、光導電層を構成する成分を同
一層中に含有させる方法、あるいは二層以上の層に分離
して含有させる方法、例えば電荷担体発生物質と電荷担
体輸送物質を異なる層に分離して用いる方法等が知られ
ており、いずれの方法にても作成することが出来る。塗
布液は、光導電層を構成する各成分を適当な溶媒に溶解
し、作成するが、顔料などの溶媒に不溶な成分を用いる
ときは、ボールミル、ペイントシェーカー、ダイノミル
、アトライター等の分散機により粒径5μ〜0.1μに
分散して用いる。光導電層に使用する結合樹脂、その他
の添加剤は顔料などの分散時、あるいは分散後に添加す
ることが出来る。この様にして作成した塗布液を回転塗
布、ブレード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗布、
デイツプ塗布、ロッドバー塗布、スプレー塗布の様な公
知の方法で基体上に塗布乾燥して電子写真製版用印刷版
を得ることが出来る。塗布液を作成する溶媒としては、
ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロフォルム等の
ハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、エチレングリコールモノメチル
エーテル、2−メトキシエチルアセテート等のグリコー
ルエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等が
挙げられる。
光導電層には光導電性化合物、結合樹脂の他に光導電層
の柔軟性、塗布面状などの膜物性を改良する目的で、必
要に応じて、可塑剤、界面活性剤、その他の添加剤を加
えることが出来る。可塑剤としては、ビフェニル、塩化
ビフェニル、O−テルフェニル、p〜ルチルフェニルジ
ブチルフタレート、ジメチルグリコールフタレート、ジ
オクチルフタレート、トリフェニル燐酸等が挙げられる
画像部を形成するトナーは前記エツチング液に対してレ
ジスト性を有する樹脂成分を含有していることが好まし
い。樹脂成分としては例えば、メタクリル酸、メタクリ
ル酸エステルなどを用いたアクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、酢酸ビニルとエチレン又は塩化ビニルなどの共重合
体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニル
ブチラ−ルのようなビニルアセクール樹脂、ポリスチレ
ン、スチレンとブタジェン、メタクリル酸エステルなど
の共重合物、ポリエチレン、ポリプロピレン及びその塩
素化物、ポリエステル樹脂(例、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンイソフタレート、ビスフェノール
Aのポリカルボネート)、ポリアミド樹脂(例、ポリシ
プラミド、ポリへキサメチレンアジポアミド、ポリへキ
サメチレンセバカミド)、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキッド樹脂、ゼラ
チン、カルボキシメチルセルロースなどのセルロースエ
ステル誘導体、ワックス、ポリオレフィン、ろうなどが
ある。
本発明に使用する電子写真製版用感光体においては、前
記導電性基板と光導電層の間に必要によりカゼイン、ポ
リビニルアルコール、エチルセルロース、フェノール樹
脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル
酸、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリ
メタノールアミン、トリプロパツールアミン、トリエタ
ノールアミン及びそれらの塩酸塩、蓚酸塩、燐酸塩、ア
ミノ酢酸、アラニン等のモノアミノモノカルボン酸;例
えばセリン、スレオニン、ジヒドロキシエチルグリシン
等のオキシアミノ酸;例えばシスティン、シスチン等の
硫黄を含むアミノ酸;例えばアスパラギン酸、グルタミ
ン酸等のモノアミノジカルボン酸;例えばりシン等のジ
アミノモノカルボン酸;例えばp−ヒドロキシフェニル
グリシン、フェニルアラニン、アントラニル酸等の芳香
族核をもつアミノ酸;例えばトリプトファン、プロリン
等の複素環をもつアミノ酸;例えばスルファミン酸、シ
クロへキシルスルファミン酸等の脂肪族アミノスルホン
酸;例えばエチレンジアミン凹酢酸、ニトリロ三酢酸、
イミノニ酢酸、ヒドロキシエチルイミノニ酢酸、ヒドロ
キシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン
ニ酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸等
の(ポリ)アミノポリ酢酸;およびこれらの化合物の酸
基の1部又は全部がナトリウム塩、カワラム塩、アンモ
ニウム塩などからなる中間層を前記基板と光導電層との
接着性、光導電層の静電特性、溶出性および/又は印刷
特性を改良する目的で設けることができる。
また、光導電層上に必要により光導電層の静電特性、ト
ナー現像時の現像特性、あるいは画像特性を改良する目
的で光導電層除去時に溶解し得るオーバーコート層を設
けることができる。このオーバーコートaは、機械的に
マット化されたもの、あるいはマット剤が含有される樹
脂層であってもよい。マット剤としては二酸化珪素、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ガラス粒子、
アルミナ、澱粉、重合体粒子(たとえばポリメチルメタ
アクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂などの粒
子)及び米国特許第2. 710. 245号明細書、
米国特許第2,992,101号明細書に記載されてい
るマット剤が含まれる。これらは二種以上併用すること
ができる。マット剤を含有する樹脂層に使用される樹脂
は使用されるエツチング液との組み合わせにより、適宜
選択される。具体的には例えばアラビアゴム、ニカワ、
ゼラチン、カゼイン、セルロース類(たとえばビスコー
ス、メチルセルローズ、エチルセルローズ、ヒドロキシ
エチルセルローズ、ヒドロキシプロビニメチルセルロー
ズ、カルボキシメチルセルローズ等)、澱粉類(例えば
可溶性澱粉、変性澱粉等)、ポリビニルアルコール、ポ
リエチレンオキシド、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
ミド、ポリビニルメチルエーテル、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂(特にノボラック型フェノール樹脂が好まし
い)、ポリアミド、■リビニルブチラール等がある。こ
れらは二種以上併用することができる。
また、本発明の好ましい実施の態様は以下の通りである
(1)水洗後、保護ガム液を塗布することを特徴とする
特許請求の範囲記載の方法。
(2)水洗後、リンス液で処理することを特徴とする特
許請求の範囲記載の方法。
(3)感光性平版印刷版の処理量に対応する量の水洗水
を補充し、かつこれに対応する量の水洗水を排出するこ
とを特徴とする特許請求の範囲又は上記(1)〜(2)
のいずれかに記載の方法。
(4)水洗水を、水洗水が後続の水洗浴から順次前浴の
水洗浴にオーバーフローされるように連結された2つ以
上の水洗浴により行い、各水洗浴において水洗水を循環
再使用することを特徴とする特許請求の範囲又は上記(
1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
(実施例) 本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明
はその主旨を越えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例において部又は%はすべで重
量部又は重量%を示す。
実施例I JI31050アルミニウムシートをパミスー水懸濁液
を研摩剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目面て
した。この時の表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.5μ
であった。水洗後、70°Cの10%苛性ソーダ水溶液
に浸漬しアルミニウムの溶解量が6g/rffになるよ
うにエツチングした。
水洗後、30%硝酸水溶液に1分間浸漬することにより
中和し、十分水洗した。その後、0.7%硝酸水溶液中
で、陽極特電圧、13ボルト、陰極特電圧6ボルトの矩
形波交番波形を用いて(特公昭55−19,191号に
記載)20秒間電電解面化を行い、20%硫酸の50°
C溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗した。更に
、20%硫酸水溶液中で陽極酸化皮膜重量が3.Og/
rrrとなるように陽極酸化処理を施して、水洗、乾燥
することにより、基板を作成した。
この基板上に下記の光導電層塗布液をバーコーターで塗
布、120°C,10分間乾燥し電子写真製版用感光体
を作成した。
光導電層用塗布液 下記に示すヒドラゾン 化合物 25部 ベンジルメタクリレートと メタクリル酸の共重合体 (メタクリル酸30モル%)      75部下記の
チオピリリウム塩化合物  1.18部ut メチレンクロライド        510部メチルセ
ルソルブアセテート    150部このようにして作
成した電子写真製版用感光体の乾燥膜厚は4μであった
次に、この試料を暗所でコロナ帯電機により表面電位+
400■に帯電した後タングステン光で露光し、液体現
像剤リコーMRP(リコー■)で現像することにより、
鮮明なポジ画像を得る事が出来た。更に、作成した画像
を120″Cで2分間加熱し、トナー画像を定着した。
次に下記に示すような自動処理機、エツチング液および
水洗水により処理を行った。
(1)自動処理機 エツチング浴とそれに続く水洗浴−リンス浴からなり、
電子写真現像処理済みの平版印刷版を水平搬送する駆動
装置と、各処理浴の処理液を貯溜槽−ポンプ−スプレー
−ノズル−貯溜槽と循環させる装置および各処理浴への
補充装置を有する自動処理機であり、各処理浴の貯溜槽
はオーバーフローにより過剰の処理液を排出する機構と
なっている。
(2)エツチング液 下記エツチング液をエツチング浴槽に投入した。
珪酸カリウム           40部水酸化カリ
ウム           10部エタノール    
        100部純   水        
     800部(3)水洗水 下記組成からなる水洗水(pH11,5)81を水洗浴
に仕込み1003柵X800mmの印刷版を1版処理す
る毎に40rneの水を補充したく水洗浴の貯溜槽は8
1でオーバーフローする構造になっている)。
(1成) メタ珪酸ナトリウム   ・・・・・・・・・  10
g純   水        ・・・・・・・・・10
00100O界面活性剤を含むリンス液 下記組成からなるリンス液(pH約6.0)8尼をリン
ス浴に仕込み1003+nllX800n+mの印刷版
を1版処理する毎に40m12の水を補充した(リンス
浴も81でオーバーフローする構造を有する)。
(組 成) ドデシルフェニルエーテル ジスルホン酸ナトリウム (40重重量水溶液) ・・・・・・・・・・・・ 6g ジオクチルスルホこはく酸ナトリウム ・・・・・・・・・・・・ Ig リン酸(85重量%水溶液)・・・・・・・・・・・・
 1g水酸化ナトリウム     ・旧・・・・・2.
4gシリコン消泡剤AST−731 ・・・・・・・・・O,Olg 水           ・旧・団用・985g以上の
条件で1003sX800nmのサイズの平版印刷版8
0枚を連続して処理しても水洗浴にカスやゲルを生ずる
ことはなかった。
更に続けて同様の処理を毎日60枚づつ行ったところ、
5日あとに水洗水のpHは12.0にリンス液のpHは
6.8に達し、その後はとんど変化せずに1ケ月間処理
することができた。印刷結果もすべて良好であった。
尚、エツチング液においても下記組成の補充液を御飯処
理する毎に50mj2づつ補充した。
(組 成) 珪酸カリウム           40部水酸化カリ
ウム          20部エタノール     
      100部純   水          
   800部比較例1 水洗水として水道水を用い、更に水を補充しなかった他
(よ全て実施例1と同じ条件で処理したところ、10枚
処理したところで、水洗水に不溶物が浮遊しはじめ、1
5枚目の印刷版上の非画像部に付着し印刷汚れを生じた
次に実施例1と同様に毎日60枚づつ処理を行ったとこ
ろ2日後には水洗水のpHは、12゜5以上になり、2
週間後にはリンス液のpHも9゜8となった。このよう
な高いpHで処理された印刷版を印刷機にかけて印刷し
たところ、刷り出しから非画像部にうずくインキが付着
して汚れたのみならず、画像部においても満足なインキ
濃度を得るまでに30枚もの印刷を要した。
実施例2 実施例1において、水8Nに実施例1で示したエツチン
グ液を100m1添加したpH11,2の水洗水を用い
た他は全て実施例1と同じ条件で処理を行ったところ、
実施例1と同様に満足な結果が得られた。
実施例3 下記組成の水洗水Aを調製し、その中へ激しく撹拌しな
がら、下記組成のBを徐々に加えて乳化液となし、これ
をホモジナイザーで更に乳化して保護ガム液を得た。
水澄液へ 純   水             750gアラビ
アガム           40gデキストリン  
         160g燐酸(85%)     
   2g 水按櫃旦 ジラウリルスルホ こはく酸ナトリウム        10gロジンエス
テル (荒用化学■製)            5gジブチ
ルフタレート        30g実施例1において
界面活性剤を含むリンス液のかわりに、上記の保護ガム
液を用い、−版処理する毎に40mfの保護ガム液を補
充しながら、実施例1と全く同様に処理を行ったところ
、約2週間抜、保護ガムのpHは4.6に達し、その後
はとんど変化せずに1ヶ間処理することができた。
また、印刷においても、インキ着肉性、汚れにくさとも
満足な結果を得た。
比較例2 水洗水として水道水を用い、水の補充をしなかった他は
全て実施例3と同じ条件で処理したところ、10枚処理
したところで、水洗水に不溶物が浮遊しはじめ、それが
印刷版に付着して印刷に汚れを生じた。
次に実施例3と同様に毎日60枚づつ処理を行ったとこ
ろ、2日後には水洗水のpH12,5以上になり、約1
0日後には保護ガム液のpHは10に達し、乳化の分離
とヘドロ条のカスを生じ、それ以上の処理を続けること
ができなかった。
〔発明の効果〕
本発明の方法により、水洗浴中に不溶解物を発生させる
ことなく、水洗水量を大巾に少なくし、かつ循環水洗水
の寿命を長期化することができた。
その結果、有害物質を含む水洗水の排出量を低減し、公
害発生を極力抑えることができた。また大量の水洗水を
使用する必要がなく、排水処理量を低減でき、処理コス
トを低減することが可能となった。
更に、リンス液およびガム液の劣化を防ぎ、その長寿命
化を達成し、それにより長期間安定した処理を行なうこ
とができるようになった。このため、本発明により得ら
れた電子写真プロセスによる平版印刷版を用いると、印
刷時に汚れや画線部のインキ着肉不良等の不都合を生じ
ることなく、多数枚の印刷が可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 画像部が導電性基板上に設けられた光導電体層上に電子
    写真プロセスにより形成されたトナー像からなる平版印
    刷版において、非画像部を除去(エッチング)した後、
    水洗するのに際して(イ)エッチング後の最初の水洗浴
    のpHを9ないし13に調整し、かつ (ロ)水洗水の少なくとも一部を循環再使用すること を特徴とする平版印刷版の製版方法。
JP63171882A 1988-07-12 1988-07-12 平版印刷版の製版方法 Expired - Fee Related JP2549547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63171882A JP2549547B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 平版印刷版の製版方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63171882A JP2549547B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 平版印刷版の製版方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223367A true JPH0223367A (ja) 1990-01-25
JP2549547B2 JP2549547B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=15931546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63171882A Expired - Fee Related JP2549547B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 平版印刷版の製版方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549547B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49122440A (ja) * 1973-03-28 1974-11-22
JPS5790648A (en) * 1980-11-27 1982-06-05 Fuji Photo Film Co Ltd Production of lithographic printing method and photosensitive material for lithographic printing for use in said method
JPS62211669A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Fuji Photo Film Co Ltd 製版方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49122440A (ja) * 1973-03-28 1974-11-22
JPS5790648A (en) * 1980-11-27 1982-06-05 Fuji Photo Film Co Ltd Production of lithographic printing method and photosensitive material for lithographic printing for use in said method
JPS62211669A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Fuji Photo Film Co Ltd 製版方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2549547B2 (ja) 1996-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5051327A (en) Method for oil-densensitization treatment of lithographic printing plate
JPH0296190A (ja) 電子写真式平版印刷版用原版の処理方法
JPH07333864A (ja) 印刷版の乾燥装置
JPH04199065A (ja) 電子写真式製版用平版印刷原版および端面処理剤
JP2549547B2 (ja) 平版印刷版の製版方法
JP2577620B2 (ja) 平版印刷版の製造方法
JPH0218571A (ja) 平版印刷版の製版方法
JP2977680B2 (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤
JP2953471B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP2838541B2 (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JP3084752B2 (ja) 電子写真平版印刷版
JP2964429B2 (ja) 電子写真式製版用エッチング液
JPH05134472A (ja) 電子写真式製版用洗浄液および製版方法
JP2793014B2 (ja) 電子写真平版印刷版
JP2899069B2 (ja) 電子写真平版印刷版の製版方法
JPH04304464A (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JPH06167837A (ja) 平版印刷版製造方法
JPH0222094A (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JPH0442164A (ja) 電子写真式製版用平版印刷原版
JPS63172269A (ja) 平版印刷版の製版方法
JPH04281469A (ja) 電子写真式製版用平版印刷原版
JPH03217860A (ja) 平版印刷版の製版方法
JPH06301246A (ja) 電子写真式製版用溶出液及び印刷版の作製方法
JPH06210977A (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤および修正処理方法
JPH0222095A (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees