JPH02232165A - ドレッシング装置 - Google Patents

ドレッシング装置

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JPH02232165A
JPH02232165A JP4908389A JP4908389A JPH02232165A JP H02232165 A JPH02232165 A JP H02232165A JP 4908389 A JP4908389 A JP 4908389A JP 4908389 A JP4908389 A JP 4908389A JP H02232165 A JPH02232165 A JP H02232165A
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grinding wheel
dresser
grindstone
wheel
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Noboru Nagase
長瀬 登
Masao Yamaguchi
政男 山口
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Nagase Iron Works Co Ltd
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Nagase Iron Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は研削砥石をドレッシングするためのドレッシン
グ装置、ドレッシング時に研削盤に装着して使用するア
タッチメント、及びドレッシングを実j!するためのド
レッシング方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のドレッシング装置としては、第16.1
7図に示すように、単石ドレッサ6によってドレッシン
グを行なうものがある。このドレッシング装置において
は、回転中の研削砥石Gの外周面に単石ドレッサ6の先
端を接触させ、矢印Bで示す研削砥石Gの回転によって
その表面を削っている。このとき研削砥石Gの砥粒P同
士を連結する結合剤がドレッサ6で容易に削られるのに
対して、砥粒P自体は硬く僅かしか削られないためドレ
ッサ6に押されて研削砥石G内に沈み込んだ状態で削ら
れる。この沈み込んだ砥粒Pはドレッサ6が離間した後
に砥石Gの表面から突出し、研削時においてはその砥粒
Pの突出箇所が切れ刃P1としての作用をなすこととな
る。
また、図示はしないが、回転駆動されるドレッシング砥
石によってドレッシングを行なうものもあり、このドレ
ッシング装置も上記したドレッサと同様の過程でドレッ
シングを行なうようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記したいずれのドレッシング装置において
も、砥粒Pの突出箇所、すなわち切れ刃P1が丸く形成
ざれてしまい、研削砥石G自体の切れ味も芳しくない。
研削砥石Gの切れ味は研削精度や研削面の面粗度にも多
大な影響を与えるため、より良好な切れ味の研削砥石G
が要望されているのが現状である。
本発明の目的は、研削砥石を極めて良好な切れ味にドレ
ッシングすることができるドレッシング装詔、アタッチ
メント及びドレッシング方沫を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第一の発明は、回転中の研削砥石をドレッシングするた
めのドレッサと、前記研削砥石の表面を、その回転方向
に対して斜め又は直交方向にドレッサで削るべく、同ド
レッサを研削砥石に対して移動させる第一の移動′手段
とを備えたドレッシング装置をその要旨とするものであ
る。
第二の発明は、回転中の研削砥石をドレッシングするた
めのドレッシング砥石と、ドレッシング時における前記
研削砥石とドレッシング砥石との互いの接触箇所が異な
る方向へ移肋するように、このドレッシング砥石を回転
可能に支持する支持手段と、前記ドレッシング砥石を回
転駆動する回転駆動手段とを備えたドレッシング装置を
その要旨とするものである。
第三の発明は、研削砥石の表面を、その回転方向に対し
て斜め又は直交方向にドレッサ又はドレッシング砥石で
削るべく、このドレッサ又はドレッシング砥石に対して
研削砥石を移動させる第二の移動手段を備えたアタッチ
メントをその要旨とするものである。
第四の発明は、ドレッサの先端又はドレッシング砥石の
砥粒が、研削砥石の回転方向に対して斜め又は直交方向
へ移動するように、このドレッサ又はドレッシング砥石
と研削砥石とを相対移動させてドレッシングを行なうド
レッシング方法をその要旨とするものである。
[作用J ドレッサの先端又はドレッシング砥石の表面を構成する
砥粒により、研削砥石の表面はその回転方向とは異なる
方向へ削られる。このため研削砥石の表面を構成する個
々の砥粒に斜めの切れ刃を形成することができる上に、
その切れ刃はドレッサの先端やドレッシング砥石の砥粒
によって削り取られて形成された溝のエッジであるため
、鋭利で切れ味が良い。
[実施例] 以下、この発明を申石ドレッサを備えたドレッシング装
置に具体化した第一実施例を第1〜5図に従って説明す
る。
第2.3図に示すように、ドレッシング装置の本体ケー
ス1の上面一側にはドレッサ移動手段としてのモータ2
が設置ざれ、同本体ケース1内に突出したモータ2の出
力11m2aにはクランク板3が固着されている。この
クランク板3の偏心位置には連接棒4の一端が回転自在
に軸着され、同連接棒4の他端は図示しないガイドレー
ルにて左右方向に案内される移動台5に回動可能に軸着
されている。
前記移動台5の上面は本体ケース1の上面に形成された
開口部1aからケース1外に露出し、その上面には単石
ドレッ’+6が上方に向けて固定されている。
そして、前記モータ1が回転するとクランク板3と連接
棒4を介して移動台5とともにドレッサ6が往復動ずる
なお、ドレッサ6の往復動ストロークはドレッシング対
象となる研削砥石Gの幅より大きく設定されている。ま
た、前記モータ2の回転速度は15 0 0 rpmに
設定されているため、ドレッサ6は1500回/min
の周期で往復動ずることとなる。
次に、上記のように構成されたドレッシング装置によっ
て平面研削盤の研削砥石Gをドレッシングする場合を説
明する。なお、研削盤のモータの回転速度はインバータ
制御で予め5 0 0 rpmに変換されており、研削
砥石Gもこの速度で回転するようになっている。
まず、第1図に示すように、ドレッサ6が研削盤の主軸
に沿って往復動ずるように、かつドレッサ6の先端がそ
の往復動に伴って研削砥石Gの下側に接触し得るように
、このドレッシング装置を研削盤のテーブルT上に固定
する。そして、平面研削盤の研削砥石Gを回転させると
ともに、ドレッシング装置のモータ2を作動させると、
ドレッサ6はその先端で研削砥石Gの外周を削りながら
往復動ずる。
このため研削砥石Gの外周面は、通常のドレッサを使用
したドレッシングのように砥石Gの回転方向に沿う方向
へ削られず、ドレッサ6の往復動に応じて互いに逆方向
に斜めに削られる。ドレッサ6の往復動周期は1500
回/sinで、研削砥石Gの回転速度は5 0 0 r
pmであるため、砥石1が回転する間にドレッサ6が6
回横切ることとなり、この研削砥石Gの外周面は等間隔
で斜めに6回削られることになる。
そして、研削盤の研削砥石Gを駆動するためのモータや
ドレッシング装置のモータ2に生じる回転誤差や回転む
らにより、ドレッサ6が削る箇所は研削砥石Gが回転す
るごとにずれ、次第に研削砥石Gの外周面全体がくまな
く削られることになる。
以上のドレッシングによって研削砥石Gの砥粒Pには、
第4.5図に示すように、砥石Gの回転方向(矢印八方
向)に対して斜めに向く切れ刃P1が形成される。切れ
刃P1は、ドレッサ6によって削り取られて形成された
溝のエッジであるため、鋭利に先端を備えている。
なお、第4.5図はドレッシング途中の砥粒Pの状態を
示すものであり、この後にさらに多くの溝が形成される
。また、実際にはこれ程明確な溝は形成ざれず、砥粒P
の破砕や脱落を伴うものであるが、説明の便宜上省略し
た。
また、前記ドレッサ6は研削砥石Gの回転方向に対して
ある角度で移動するため、第4図に示すように、砥粒P
の間の結合剤が削られ易い。従って、砥粒Pは砥石Gの
外周面から大きく突出し、この砥粒Pが摩滅するまで研
削能力を保持することができ、砥石Gの寿命が長い。
さらに、第5図に示すように、各砥粒Pの切れ刃P1の
向きは研削砥石Gの回転方向に対して異なる方向に斜め
を向いているため、ワークを削り取るときの切れ味がよ
り一層良い。
このように本実施例のドレッシング装置によれば、研削
砥石Gの砥粒Pに形成される切れ刃P1を鋭利な形状に
形成することができるため、極めて良好な切れ味となる
ように研削砥石Gをドレッシングすることができる。従
って、精密研削のように特に^い研削精度や研削面の面
粗度が要求される場合でも、この要求に充分に応じるこ
とができる。
次に、この発明をドレッシング砥石を備えたドレッシン
グ装置に具体化した第二実施例を第6〜9図に従って説
明する。
第7.8図に示すように、ドレッシング装置の本体ケー
ス11の上面一側には回転駆動手段としてのモータ12
が設置ざれ、同モータ12の本体ケース1内に突出した
出力軸12aには駆動ブーリ13が固看゜されている。
ケース11内には軸受ブラケット14によって支持手段
としてのシャフト15が回転自在に軸着され、同シャフ
ト15の下端に固着された被動ブー916は前記駆勤プ
ーリ13に対してベルト17で連結されている。シャフ
ト15の上端には回転板18が固着され、同回転板18
にはドーナツ状のドレッシング砥石19がその一側面が
上方に面するように装着されている。
そして、前記モータ12が回転するとベルト17を介し
てシャフト15が回転駆動され、これとともにドレッシ
ング砥石19が所定の方向へ回転する。
なお、ドレッシング砥石19の回転速度は300 0 
rpmに設定され、一方、ドレッシング対象となる研削
砥石Gの回転速度は、前記第一実施例と同様に5 0 
0 rp■に変換されている。
次に、上記のように構成されたドレッシング装置によっ
て平面研削盤の研削砥石Gをドレッシングする場合を説
明する。
まず、第6図に示すように、ドレッシング砥石19の上
側面に研削砥石Gの外周面が接触するように、かつ研削
砥石Gとドレッシング砥石19との互いの接触箇所がそ
れぞの回転に伴って互いに直交する方向へ移動するよう
に、このドレッシング装置を研削盤のテーブルT上に固
定する。そして、平面研削盤の研削砥石Gを回転させる
とともに、ドレッシング装置のモータ12を作動させる
と、ドレッシング砥石19はその一側面で研削砥石Gの
外周を削りながら回転する。
このため研削砥石Gの外周面がドレッシング砥石19に
よって削られる方向は、通常のドレッシングのように研
削砥石Gの回転方向に沿うものではなく、第6.9図に
示すように、ドレッシング砥石19の回転方向に応じた
方向へ斜めとなる。
以上のようにして研削砥石Gの砥粒Pに形成された切れ
刃P1は、前記第一実施例のドレッシング装置によるも
のと同様に、研削砥石Gの回転方向に対して斜めであり
、その向きが第一実施例では互いに逆方向に2種類あっ
たのに対して全て同一方向に向いていることが唯一の相
違点である。
さらに、その切れ刃P1の形状等が近似するばかりでな
く、砥粒P間の結合剤が大きく削られる点も同様である
。従って、前記第一実施例において述べたように、研削
砥石Gを極めて良好な切れ味にドレッシングすることが
できる上に、研削砥石Gの寿命も長い。
次に、この発明をドレッシング砥石を備えた別のドレッ
シング装置に具体化した第三実施例を第10〜12図に
従って説明する。
第11.12図に示すように、本実施例のドレッシング
装置は前記第一実施例のものと同様に、移動台5が連接
棒4とクランク板3とを介してモータ2と連結され、図
示しないガドレールに案内ざれつつ、モータ2の駆動に
よって左右に往復動ずるようになっている。
本体ケース21の開口部21aから上方へ露出した移動
台5の上面にはブーリ室22が設けられ、その外側而に
は回転駆動手段としての砥石駆動用モータ23が取看さ
れている。この砥石駆動用モ一夕23の出力軸23aに
は、ブーリ至22内において駆動プーり24が固着され
るとともに、その先端はブーり室22を貫通して同室2
2の他方の外側而に突出し、円盤状の駆動側ドレッシン
グ砥石25が固着されている。
前記ブーり室22内には被動ブーり26が支持手段とし
てのシャフト27によって回転自在に支持され、同被動
プーり26と前記駆動ブーり24にはベルト28がたす
き掛けされ、これにより両プーり24.26は連動して
互いに逆方向に回転するようになっている。前記シャフ
ト27の一端はブーり空22外に突出し、前記駆動側ド
レッシング砥石25の脇に配設された円形状の被動側ド
レッシング砥石29が固着されている。
そして、前記砥石駆動用モータ23によって駆動側ドレ
ッシング砥石25が特定方向へ回転駆動されると、ベル
ト28を介して被動側ドレッシング砥石29が逆方向へ
回転駆動される。
なお、前記移動台5の往復動ストロークは両ドレッシン
グ砥石25.29の軸間距離より大きく、その往復動周
明は10回/minに設定されている。
また、両ドレッシング砥石25.29の回転速度は3 
0 0 0 rpmに設定され、一方、ドレッシング対
象となる平面研削盤の研削砥石Gの回転速度は、前記第
一及び第二実施例と同様に5 0 O rpmに変換さ
れている。
次に、上記のように構成されたドレッシング装置によっ
て平面研削盤の研削砥石Gをドレッシングする場合を説
明する。
まず、第10図に示すように、移動台5の往復勤方向を
研削盤の主軸に沿うように、かつその往復勤に伴ってそ
れぞれのドレッシング砥石25,29の外周面が研削砥
石Gの外周と接触するように、このドレッシング装置を
研削盤のテーブルT上に固定する。そして、平面研削盤
の研削砥石Gを回転させるとともに、ドレッシング装置
の両モータ2,23を作動させると、移動台5の往復動
に伴い両ドレッシング砥石25.29はそれぞれの外周
而で交互に研削砥石Gの外周を削る。
上記したように両ドレッシング砥石25.29は互いに
逆方向に回転するとともに、研削砥石Gはこれらいずれ
のドレッシング砥石25.29に対しても直交する方向
に回転している。このため研削砥石Gの外周面は、それ
ぞれのドレッシング砥石25.29により互いに逆方向
の斜めに削られることとなる。
以上のようにして研削砥石Gの砥粒Pに形成された切れ
刃P1は、前記第一及び二実施例のドレッシング装置に
よるものと同様に、砥石Gの回転方向に対して斜めであ
り、その切れ刃P1の形状等が近似するばかりでなく、
砥粒P間の結合剤が大きく削られる点も同様である。従
って、前記第−及び第二実施例において述べたように、
研削砥石Gを極めて良好な切れ味にドレッシングするこ
とができる上に、研削砥石Gの寿命も長い。
なお、この第三実施例のドレッシング装置においては、
一対のドレッシング砥石25.29の外周面でそれぞれ
研削砥石Gをドレッシングしたが、例えば、第13図に
示すように、両ドレッシング砥石25.29の側面を上
方へ向けて互いに逆方向に回転させ、これらドレッシン
グ砥石25,29が設けられた移動台5を往復動させて
、それぞれのドレッシング砥石25.29の側面で研削
砥石Gの外周面を削ってもよい。この場合においても第
三実施例と同様に、研削砥石Gの外周面は、両ドレッシ
ング砥石25.29により互いに逆方向の斜めに削られ
ることとなる。
次に、この発明を、既存のドレッシング装置を使用して
、前記第一から第三実施例のドレッシングisと同様の
効果を得るためのアタッチメントに具体化した第四実施
例を第14図に従って説明する。
平面研削盤のテーブルT上には上方に向けて単石ドレッ
サ31が設置され、一般に行なわれているように、サド
ルの移動に伴ってこのドレッサ31を研削砥石Gの幅方
向に送り、同砥石Gをドレッシングするようになってい
る。
平面研削盤の研削砥石Gは砥石7ランジ32と取付プレ
ート33との間に扶持固定されており、同砥石Gと砥石
フランジ32との間、及び砥石Gと取付プレート33と
の間にはそれぞれ砥石移動手段としての環状の圧電素子
34が介装されている。両圧電素子34は砥石フランジ
32の裏面に設けられたスリップリング35にそれぞれ
接続され、これらスリップリング35上には、主軸ヘッ
ド36に取着された制御ボックス37のブラシ38が摺
接している。
前記研削砥石Gの内周には膚動リング39が嵌入すると
ともに、同リング39と砥石フランジ32との間にはベ
アリング40が介装され、研削砥石Gの軸心方向への移
動を許容するようになっている。
前記制御ボックス37内の図示しない制御回路は、ブラ
シ38とスリップリング35を介して両圧電索子34に
交互に電圧を印加するようになっており、その周期は1
 000HZに設定されている。
そして、いずれか一方の圧電素子34に電圧が印加され
ると、同素子34は研削砥石Gの側面を押圧して僅かに
移動させる。上記したように圧電素子34は交互に電圧
を印加されるため、研削砥石Gの両側面を交互に押圧し
、研削砥石G G,t極めて微量な振幅ではあるが軸心
方向へ1 000}−12の周期で振動することになる
なお、前記圧電素子34やベアリング40は砥石フラン
ジ32や取付プレート33と一体化されており、前記制
御ボックス37とともに本実施例のアタッチメントを構
成している。
一方、ドレッシング対象となる平面研削盤の研削砥石G
の回転速度は、前記第一から第三実施例と同様に5 0
 O rpmに変換されている。また、ドレッサ31自
体は既存のものであるため、ドレッシング時にはサドル
とともにごく低速で移動することとなる。
次に、上記のように構成された平面研削盤においてドレ
ッシングを行なう場合を説明する。
前記制御ボックス37内の制御回路を作動させて研削砥
石Gを微振動させるとともに、通常の手順でドレッシン
グを行なう。すなわち研削砥石Gを回転するとともにそ
の外周をドレッサ31の先端に接触させ、このドレッサ
31をサドルにより研削砥石Gの軸心方向へ送る。ドレ
ッサ31はその先端で研削砥石Gの外周を削る。
研削砥石Gの外周面はその回転方向に沿う直線状には削
られず、上記したように研削砥石G自体が軸心方向へ微
振動しているため、研削砥石Gの回転方向に沿うように
極めて微細なジグザグ状に削られる。
以上のようにして研削砥石Gの砥粒Pに形成された切れ
刃P1は、前記第一から第三実施例のドレッシング装置
によるものと同様に、砥石Gの回転方向に対して斜めで
あり、その切れ刃P1の形状等が近似するばかりでなく
、砥粒P間の結合剤が大きく削られる点も同様である。
従って、前記第一から第三実施例において述べたように
、研削砥石Gを極めて良好な切れ味にドレッシングする
ことができる上に、研削砥石Gの寿命も長い。
ざらに、前記第一から第三実施例においては、ドレッサ
6やドレッシング砥石25.29を研削砥石Gの幅方向
に直線状に移動させたり、平坦な側面のドレッシング砥
石19で削ったりしている。
このためドレッシング可能な研削砥石Gの形状は、円盤
状やコーン状に限定され、例えば、プランジ研削のよう
に非研削物の形状に対応する複雑な外周面の研削砥石G
等をドレッシングすることはできなかった。本実施例に
おいては研削砥石Gを微振動させるだけのため、通常の
ドレッシングと同様の手順でブランジ研削の砥石G等を
容易にドレッシングすることができ、この場合でも研削
砥石Gの撮動の振幅が非常に小さいため、研削砥石Gの
形状に障害が生じる虞はない。
なお、前記ドレッサ31に代えてドレッシング砥石を使
用することもでき、この場合でも上記したような効果を
得ることができる。
また、上記したように研削砥石Gを微振動させると、そ
の振動方向が砥石Gの軸心方向であるとはいえ、研削精
度に悪影響を及ぼす虞がある。そこで第15図に示すよ
うに、砥石7ランジ32と取付プレート33との間に、
研削砥石G及びこれと同重量の環状のウェイト41を扶
持固定するとともに、研削砥石Gと砥石フランジ32と
の間、砥石Gとウェイト41との間、及びウェイト41
と取付プレート33との間にそれぞれ圧電素子34を介
装し、研削砥石Gとウェイト41との間の圧電素子34
とそれ以外の圧電素子34とに交互に電圧を印加するよ
うにしてもよい。
以上のようにすれば、研削砥石Gの振動中においてはウ
ェイト34が常にこの研削砥石Gと逆方向に蚤動するた
め、両者の慣性力が打ち消し合う。
従って、研削砥石Gの振動により研削精度が低下してし
まうことがない。
なお、以上詳述した全ての実施例は、横軸型の平面研削
盤の研削砥石Gをドレッシングの対象としたが、本発明
はこれに限定ざれることはなく、例えば、砥石Gの側面
でワークを研削する縦軸型研削盤の研削砥石G1或いは
円筒研削盤や心なし研削盤の研削砥石Gを対象としたも
のとして具体化してもよい。
また、以上詳述した全ての実施例においては、研削砥石
Gをかなり高速で回転させるようにしたため、同砥石G
の外周面はその回転方向に対して斜めにドレッサ6.3
1やドレッシング砥石19,25.29で削られたが、
研削砥石Gを極めて低速、例えば1 rpmで回転させ
ながら前述した種々のドレッシングを行なってもよい。
この場合の研削砥石Gは、その回転と直交する方向にド
レッサ6,31やドレッシング砥石19,25.29で
削られることになる。
[発明の効果] 以上詳)ホしたように、本発明のドレッシング装置、ア
タッチメント、及びドレッシング方法によれば、研削砥
石を極めて良好な切れ味にドレッシングすることができ
るという優れた効果を秦する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明を具体化したドレッシング装
置の第一実施例を示し、第1図はこのドレッシング装置
によるドレッシング状態を示す斜視図、第2図はドレッ
シング装置の断面図、第3図は同じく一部切欠平面図、
第4図はドレッシングによって砥粒に形成される切れ刃
を示す部分拡大断面図、第5図は同じ《部分拡大平面図
、第6図から第9図は本発明を具体化したドレッシング
装置の第二実施例を示し、第6図はこのドレッシング装
置によるドレッシング状態を示す斜視図、第7図はドレ
ッシング装置の断面図、第8図は同じく一部切欠平面図
、第9図は同じく側面図、第10図から第12図は本発
明を具体化したドレッシング装置の第三実施例を示し、
第10図はこのドレッシング装置によるドレッシング状
態を示す斜視図、第11図はドレッシング装置の断面図
、第12図は同じく一部切欠平面図、第13図は別例の
ドレッシング装置を示す斜視図、第14図は第四実施例
のアタッチメントを示す断面図、第15図は別例のアタ
ッチメントを示す断面図、第16図は従来のドレッシン
グ装置によって砥粒に形成される切れ刃を示す部分拡大
断面図、第17図は同じく部分拡大平面図である。 2はドレッサ移動手段としてのモータ、6,31はドレ
ッサ、12は回転駆動手段としてのモータ、15は支持
手段としてのシャフト、19.25,29はドレッシン
グ砥石、23は回転駆動手段としての砥石駆動用モータ
、27は支持手段としてのシャフト、34は砥石移動手
段としての圧電素子、Gは研削砥石である。 特許出願人     株式会社 長瀬鉄工所代 理 人
     弁理士  恩田 博宣第5図 第1 図 第7 図 第8 図 第11図 第12図 第9図 −418一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転中の研削砥石(G)をドレッシングするための
    ドレッサ(6)と、 前記研削砥石(G)の表面を、その回転方向に対して斜
    め又は直交方向にドレッサ(6)で削るべく、同ドレッ
    サ(6)を研削砥石(G)に対して移動させるドレッサ
    移動手段(2)と を備えたドレッシング装置。 2、回転中の研削砥石(G)をドレッシングするための
    ドレッシング砥石(19、25、29)と、ドレッシン
    グ時における前記研削砥石(G)とドレッシング砥石(
    19、25、29)との互いの接触箇所が異なる方向へ
    移動するように、このドレッシング砥石(19、25、
    29)を回転可能に支持する支持手段(15、27)と
    、 前記ドレッシング砥石(19、25、29)を回転駆動
    する回転駆動手段(12、23)とを備えたドレッシン
    グ装置。 3、研削砥石(G)の表面を、その回転方向に対して斜
    め又は直交方向にドレッサ(31)又はドレッシング砥
    石で削るべく、このドレッサ(31)又はドレッシング
    砥石に対して研削砥石(G)を移動させる砥石移動手段
    (34)を備えたアタッチメント。 4、ドレッサ(6、31)の先端又はドレッシング砥石
    (19、25、29)の砥粒が、研削砥石(G)の回転
    方向に対して斜め又は直交方向へ移動するように、この
    ドレッサ(6、31)又はドレッシング砥石(19、2
    5、29)と研削砥石(G)とを相対移動させてドレッ
    シングを行なうドレッシング方法。
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