JPH02231938A - 防振磁性材料とその製造方法 - Google Patents

防振磁性材料とその製造方法

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JPH02231938A
JPH02231938A JP5313989A JP5313989A JPH02231938A JP H02231938 A JPH02231938 A JP H02231938A JP 5313989 A JP5313989 A JP 5313989A JP 5313989 A JP5313989 A JP 5313989A JP H02231938 A JPH02231938 A JP H02231938A
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JP
Japan
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vibration
alloy
sintered body
powder
proof material
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JP5313989A
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Inventor
Tsutomu Iikawa
勤 飯川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 防振磁性材料に関し、 良好な磁気的性質をもち、且つ、優れた振動減衰能を備
えた材料を開発することを目的とし、気孔率が20〜3
0%の鉄−3%シリコン合金焼結体の気孔部に鉛または
鉛一錫合金を充填して防振磁性材料を構成するもので、
鉄−3%シリコン合金粉末を用いて気孔率が20〜30
%の焼結体を形成し、この焼結体上に鉛または鉛一錫合
金粉末を置いて不活性雰囲気中で加熱し、鉛または鉛一
錫合金粉末を焼結体中に溶浸して封孔することにより防
振磁性材料の製造方法を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は防振磁性材料とその製造方法に関する。
情報処理技術の進歩は著し《、情報処理装置は広い分野
に亙って使用されているが、周辺機器として使用されて
いる入出力装置の中には騒音を発生するものがあり、環
境保全のためにこの抑制が大きな問題となっている。
そして、この問題はオフィスオートメーション機器(O
A機器)において顕著である。
二一で、騒音を発生する代表的な機器としてはワイヤド
ットプリンタやリレーなどを挙げることができ、騒音の
多くはこのような電磁駆動部品から発生することが多い
例えば、ワイヤドットプリンタの場合は記録紙を保持し
ながら紙送りしているプラテンにインクリボンを介し、
信号に応じて印字ワイヤを衝撃することにより記録紙に
情報の印字を行うものであり、騒音は印字ワイヤを駆動
するヨークから発生している。
本発明はヨークなどの電磁駆動部品が発生する振動と騒
音を速やかに減衰できる防振特性を備えた軟質磁性材料
およびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
騒音を発生する各種の装置について行われている騒音対
策としてはグラスウールやウレタンフォームのような吸
音材を装置の内側に張り付けるか装置を覆うなどの方法
がとられている。
また、最近では騒音を吸収する方法として防振性をもつ
合金も使用されている。
例えば、鉄一クロームーアルミ(Fe−Cr− A l
 )系合金は磁歪効果を利用して振動エネルギーを吸収
するものである。
また、銅−マンガンーアノレミ(Cu−Mn−八l)は
双晶のスベリを利用して振動エネルギーを吸収するもの
である。
然し、電磁駆動部品が騒音源である場合は金属が防振性
や制振性をもつ以外に磁性を備えていることが必要であ
るが、このような材料は殆ど無いといってよい。
発明者はか一る要求を満たす材料として軟質磁性材料と
して公知の鉄−3%シリコン(Fe−3%St)合金に
黒鉛(C)を添加した防振磁性合金について既に提案を
行っている。
(特願昭61−220935,昭和61年9月20日出
願)この提案の要旨はPe−Si合金粉末にCを添加し
て焼結することにより、CをFe−Si合金の結晶粒界
に析出せしめ、C相と焼結体界面との間で粘弾性効果す
なわち“辷り変形′゛を生じさせることにより防振性を
もたせるものである。
この防振磁性合金を使用してヨークなどの電磁駆動部品
を形成すると相当程度に騒音を吸収することが可能とな
った。
然し、更に優れた防振特性をもつ軟質磁性材料の実用化
が要望されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上記したように電磁駆動部品より発生する騒音を抑制
する方法として、この部品自体を防振特性に優れた軟質
磁性材料で形成することが望まれているが、これをどの
ようにして実現するかが課題である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は気孔率が20〜30%のFe−3%Si合
金焼結体の気孔部にpbまたはPb − Sn合金を充
填して防振磁性材料を構成すればよく、具体的にはFe
−3%Si合金粉末を用いて気孔率が20〜30%の焼
結体を形成し、この焼結体上にpbまたはPb − S
n合金粉末を置いて不活性雰囲気中で加熱し、pbまた
はpbSn合金粉末を焼結体中に溶浸して封孔して防振
磁性材料の製造することにより解決することができる。
〔作用〕
本発明は優れた軟質磁性体として知られているFe−3
%Si合金をそのま\利用し、焼結法により気孔率が2
0〜30%の焼結体を作り、焼結体の孔の中にpbまた
はPb−Sn合金を充填して防振磁性材料とするもので
ある。
こ一で、気孔率を20〜30%とした理由は20%以下
ではpbまたはPb−Sn合金を焼結体の気孔部に溶浸
させる場合に充分に浸透しないからである。
また、30%以上とすると焼結体が充分な強度を示さな
くなるからである。
次に、pbおよびPb−Sn合金を選んだ理由はpbは
327.5゜CまたSnは231..97゜Cと融点が
低く、また軟らかい金属および合金であり、従って先に
発明者が提案しているC(グラファイト)よりも優れた
粘弾性効果を示し、充分に振動を吸収するからである。
〔実施例〕
粒径が100メッシュ以下のFe−3%Si合金粉末を
用意し、表面に形成されている酸化物を還元するために
水素(H2)気流中で600″Cで1時間熱処理した。
この粉末を用い、2融/cm2の条件で直径20mm,
厚さが5ounの円板状にプレス成形し、次にH2気流
中で1140゜Cで5時間に亙って焼結した。
このようにして得た焼結体の気孔率は25〜28%であ
った。
次に、この焼結体の上に粒度が200メッシュ以下(−
200メッシュ)の3種類の粉末、すなわち純Pb,P
b−3%Sn,Pb−63%Snを厚さがそれぞれ1m
mになるように載せ、電気炉中の中に置き、H2気流中
で溶浸した。
第1表はこの結果を示すもので、溶浸温度と溶浸後の気
孔率および密度を示しており、溶浸材が純pbの時は溶
浸温度1050゜Cの場合が、溶浸材がPb3%Snの
時は溶浸温度950゜Cの場合が、またPb−63%S
nの時は700″Cで密度が略100%であり、気孔率
は約2%と良好な溶浸体が得られた。
第1表 また、第2表は各溶浸材について飽和磁束密度(BS。
)と対数減衰率を示している。
第2表 ディジタルスペクトルアナライザを用いて振動の減衰曲
線を測定し、これより対数減衰率を算定したものであり
、何れも良好な磁気特性と防振性を示していることが判
る。
〔発明の効果〕
以上記したように本発明によれば振動減衰率( tan
 δ)の値が約80 X 10− ”と従来の防振合金
と同様であり、また、磁気的性質はB,。の値が約80
00Gとバーマロイと同等な値をもつ防振磁性材料を製
造することができ、この使用により騒音を大幅に抑制す
ることが可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気孔率が20〜30%の鉄−3%シリコン合金焼
    結体の気孔部に鉛または鉛−錫合金を充填したことを特
    徴とする防振磁性材料。
  2. (2)鉄−3%シリコン合金粉末を用いて気孔率が20
    〜30%の焼結体を形成し、該焼結体上に鉛または鉛−
    錫合金粉末を置いて不活性雰囲気中で加熱し、該鉛また
    は鉛−錫合金粉末を焼結体中に溶浸して封孔することを
    特徴とする防振磁性材料の製造方法。
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