JPH02231839A - 加入者回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、広帯域ＩＳＤＮ（統合サービスディジタル網
）のＡＴＭ　（非同期転送モード）交換機における加入
者回路に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の加入者回路には、たとえば、昭和６３年度電子情
報通信学会春季全国大会の論文Ｂ一３７４　ｒ　ＩＳＤ
Ｎ基本ユーザＯ網インタフェースＬＳＩＪに示されるも
のがあシ、同期転送モードで伝送が行われるものであっ
た。

従来の加入者回路と交換機との間で授受される信号は、
フレーム毎にフレーム同期信号が挿入され、各フレーム
が所定数のタイムスロットに分割され、そのタイムスロ
ットの各々がユーザ情報および制御情報に割シ当てられ
ていた。

ここで、このユーザ情報と制御情報の各タイムスロット
への割り当てでは、時間的位置が固定されている。

加入者回路はそのような信号を加入者線路より受け取る
と、まずピット同期をとって復号し、フレーム同期信号
を抽出してフレーム同期をとる。次いでユーザ情報と制
御情報とをタイムスロットの時間的位置によって判別し
、時間スイッチ等を用いて分離し、それぞれを所定の出
力端子より交換機へ転送する。

交換機からそれぞれ所定の入力端子に入力されたユーザ
情報と制御情報は、前述のフレームの割シ当てられたタ
イムスロットにのせられ、符号化されて加入者線路に送
出される。

〔発明が解決しようとする課題〕

この従来の回路では、ユーザ情報と制御情報トヲフレー
ム中のタイムスロットの時間的位置で識別している。し
たがって、ユーザ情報用セルと制御情報用セルの時間的
位置が不定で、セル毎の処理が必要なＡＴＭ方式におい
ては、ユザ情報用セルと制御情報用セルの分離および多
重が極めて困難であるという問題点があった。

本発明はこのような従来技術の問題点を解消し、ＡＴＭ
方式におけるユーザ情報用セルと制御情報用セルの分離
、多重を容易にし、広帯域ＩＳＤＮのユーザ網・インタ
フェースにおいて、ＡＴＭ方式による大容量の通信を実
現する加入者回路を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による加入者回路は、加入者線路から受け取った
信号よりクロック信号を抽出してビット同期をとるピッ
ト同期手段と、その信号からセル同期信号を読み取って
セル同期をとるセル同期手段と、セル同期手段からの信
号を復号する復号手段と、交換機に接続されている他の
回路との同期をとるため、復号手段からの信号の時間的
位置を移動させる位相合わせ手段と、位相合わせ手段か
らの信号がユーザ情報用セルであるか制御情報用セルで
あるかを判定し、両者を異なる出力端子より交換機に出
力するセル分離手段と、交換機よりそれぞれ異なる入力
端子に入力されたユーザ情報用セルと制御情報用セルを
多重化するセル多重化手段と、セル多重化手段からの信
号を符号化して加入者線路に出力する符号化手段を備え
だことを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、加入者線路から受け取った信号のビッ
ト同期、およびセル同期をとって復号化し、その時間的
位置を移動させて交換機内の各回路と同期をとってセル
分離手段に入力し、各セルがユーザ情報用セルか制御情
報用セルかを判定して、それぞれを異なる出力端子より
交換機に出力するとともに、交換機より異なる入力端子
を介して入力されたユーザ情報用セルと制御情報用セル
をセル多重化手段によって多重化し、それを符号化して
加入者線路に出力する。

これによってＡＴＭ方式におけるユーザ情報用セルと制
御情報用セルの分離、多重化を容易にする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
あり、本実施例では、当該加入者回路への信号が伝送さ
れる加入者線路１１は、光伝送路によって構成されてい
る。この加入者線路１１は、光信号を電気信号に変換す
る光・電気変換部１を介してビット同期部２に接続され
ている。このビット同期部２はセル同期をとるセル同期
部３に接続され、セル同期部３は復号部４に接続されて
いる。

復号部４は位相合わせ部５に接続されており、１この位
相合わせ部５は、図示を省略したＡＴＭ交換機に接続さ
れている他の回路との同期をとるため、復号部４から入
力された信号の時間的位置を移動させるものである。こ
の位相合わせ部５はセル分離部６に接続され、セル分離
部６は、ユーザ情報用セルと制御情報用セルを分離して
、ユーザ情報用セルを第１の出力端子１３より、また制
御情報用セルを第２の出力端子１４よりそれぞれＡＴＭ
交換機に出力する。

セル多重化部７は、ＡＴＭ交換機からのユーザ情報用セ
ルを受け取る第１の入力端子１５と、制御情報用セルを
受け取る第２の入力端子１６を備えておシ、両入力端子
１５と１６に同時に入力があった場合には、いずれか一
方の入力を遅延させる競合制御機能を有している。この
セル多重化部７は符号化部８に接続され、符号化部８は
、電気信号を光信号に変換する電気・光変換部９を介し
て加入者線路１２に接続されている。この加入者線路１
２も加入者線路１１と同様に光伝送路によって構成され
ている。

次に動作について説明する。ここで、第２図はＡＴＭ方
式における各セル２０のフォーマットを示す説明図であ
る。各セル２０はヘッダフィルド２１と、インフォメー
ションフィールド２２によって構成されている。ヘッダ
フィールド２ｌには、そのセル２０がユーザ情報用セル
であるか、制御情報用セルであるかを識別するだめの識
別値が含まれている。インフォメーションフィールド２
２には、そのセル２０が、ユーザ情報用セルであれば呼
そのもののユーザ情報（音声、画像、データ等）が、制
御情報用セルであれば通信網のための制御情報が入れら
れる。

第３図は加入者線路１１およびｌ２上を伝送される信号
３０のフォーマットを示す説明図である。信号３０には
、第２図に示すフォーマットを持つ各種のセル２０ａ〜
２０ｎが時間的位置を固定されずにのせられている。

光信号による信号３０が加入者線路１１がら光・伝送路
変換部１に入力されると、光・電気変換部１はそれを電
気信号に変換してビット同期部２へ出力する。ビット同
期部２は受け取った信号３０よりクロック信号を抽出し
て信号の再生を行い、それをセル同期部３へ送出する。

セル同期部３では受け取った信号よりセル同期信号を読
み取り、セル同期用の信号を生成して復号部４へ送る。

復号部４は受け取った信号を復号して位相合わせ部５へ
出力する。

位相合わせ部５では、この復号部４より入力された信号
を、交換機内の他の回路と同期するように、その時間的
位置を移動させてセル分離部６に送出する。セル分離部
６は、入力された各セル２０ａ〜２０ｎがユーザ情報用
セルであるか制御情報用セルであるかの判定を行う。こ
の判定において、セル分離部６は各セル２０ａ〜２０ｎ
のヘッダフィールド２１を読み取り、そこに含まれてい
る識別値に基づいて、それがユーザ情報用セルか制御情
報用セルかを判定する。判定の結果、それがユーザ情報
用セルであれば第１の出力端子１３より交換機へ出力し
、制御情報用セルであれば第２の出力端子１４より交換
機へ出力する。

また、交換機より、ユーザ情報用セルが第１の入力端子
１５に、また制御情報用セルが第２の入力端子１６に入
力されると、セル多重化部７は入力されたユーザ情報用
セルと制御情報用セルを多重化して符号化部８に送出す
る。第１の入力端子１５と第２の入力端子１６に、ユー
ザ情報用セルと制御情報用セルが同時に入力された場合
、セル多重化部７はその競合制御機能によって、いずれ
か一方の入力を遅延させて多Ｃ１０） 重化する。ここで、多重化とはユーザ情報用セルと制御
情報用セルを同一の伝送路上にシリアルに送出すること
をいう。

符号化部８は受け取った信号を符号化して電気・光変換
部９に送り、電気・光変換部９はそれを電気信号から光
信号に変換して加入者線路１２に出力する。

これによって、ＡＴＭ方式におけるユーザ情報用セルと
制御情報用セルの分離および多重が容易になり、さらに
、ビット同期およびセル同期が大きくずれて入力された
信号に対しても、交換機とビット同期およびセル同期を
とることが可能と々る。

なお、この実施例では、加入者線路として光伝送路を用
いたものを示したが、本発明はこれにのみ限定されるも
のではなく、加入者線路として電気信号を伝送する通常
の伝送路を用いたものなどにも同様に適用可能である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、ＡＴＭ方式におけるユー
ザ情報用セルと制御情報用セルの分離および多重が容易
になり、ビット同期およびセル同期が大きくずれて入力
された信号に対しても、交換機とビット同期およびセル
同期をとることができる。したがって、広帯域ＩＳＤＮ
のユーザ網・インタフェースにおいて，　ＡＴＭ方式に
よる大容量の通信を実現する加入者回路を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による加入者回路を示すブロ
ック図、 第２図はＡＴＭ方式における各セルのフォーマットを示
す説明図、 第３図は加入者線路上を伝送される信号のフォーマット
を示す説明図である。 主要部分の符号の説明 ２・・・・・・ビット同期手段 ３・・・・・・セル同期手段 ４・・・・・・復号化手段 ５・・・・・・位相合わせ手段 ６・・・・・・セル分離手段 ７・・・・・・セル多重手段 ８・・・・・・符号化手段 １１．１２・・・・・・加入者線路 １３，１４・・・・・・出力端子 １５，１６・・・・・・入力端子 特許出願人　沖電気工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 交換機と加入者線路との間に配置され、該交換機と加入
   者線路との間で非同期伝送モード方式のセルを授受する
   加入者回路において、該回路は、 前記加入者線路からの信号のビット同期をとるビット同
   期手段と、 該ビット同期手段からの信号のセル同期をとるセル同期
   手段と、 該セル同期手段からの信号を復号する復号手段と、 該復号手段からの信号を、前記交換機に接続されている
   他の回路と同期させるための位相合わせ手段と、 該位置合わせ手段からの信号のセルを分離するセル分離
   手段と、 前記交換機より入力されたセルを多重化するセル多重化
   手段と、 該セル多重化手段からの信号を符号化する符号化手段と
   を有し、 前記加入者線路から受け取った信号より前記ビット同期
   手段によってクロック信号を抽出してビット同期をとり
   、さらに、前記セル同期手段によってセル同期信号を読
   み取ってセル同期をとク、それを復号手段にて復号した
   後、該復号された前記信号の時間的位置を前記位相合わ
   せ手段によって移動させることにより前記交換機内の各
   回路間の同期をとって前記セル分離手段に入力し、該セ
   ル分離手段は入力されたセルがユーザ情報用セルである
   か制御情報用セルであるかを判定して、該ユーザ情報用
   セルおよび制御情報用セルをそれぞれ異なる出力端子よ
   り前記交換機に出力し、 前記交換機より、互いに異なる入力端子を介して入力さ
   れたユーザ情報用セルと制御情報用セルを前記セル多重
   化手段によって多重化し、前記符号化手段によって符号
   化して、前記加入者線路に出力することを特徴とする加
   入者回路。