JPH06103872B2 - 多重伝送方式 - Google Patents

多重伝送方式

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JPH06103872B2
JPH06103872B2 JP62329490A JP32949087A JPH06103872B2 JP H06103872 B2 JPH06103872 B2 JP H06103872B2 JP 62329490 A JP62329490 A JP 62329490A JP 32949087 A JP32949087 A JP 32949087A JP H06103872 B2 JPH06103872 B2 JP H06103872B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多重伝送方式、たとえば電話系交換機およびパ
ケット系交換機よりなる交換局をノードとする通信網に
おける局間中継用の多重伝送装置など、音声信号と非音
声信号を多重化して伝送する多重伝送方式に関するもの
である。
(従来の技術) 音声信号を符号化して多重伝送する方式には、たとえば
PCM-24方式がある。この方式では、たとえば電子通信学
会編「PCM通信システム」(第5版)第68頁〜第79頁に
記載されているように、音声信号を標本化速度8kHzで標
本化しその標本値を7ビットの符号に量子化したPCM符
号と、1ビットの交換接続用の信号とで1チャネルが構
成されている。このようなチャネルを24チャネルと、フ
レーム同期パルスとを時分割多重して、第9図に示すよ
うな193ビットのフレームを組み立てている。同方式で
は、フレームのビット速度と符号化速度は同期関係を有
している。
上述の文献にはさらに、PCM-24方式を使用して通信網を
構築する場合の通信網同期に関する技術が開示されてい
る。その同期方式には、通信網全体を単一の基本周波数
に同期させる完全同期方式と、通信網全体を同期させる
必要のない独立同期方式とが記載されている。
第10図には完全同期方式の網構成が例示されている。完
全同期方式では、同図において各局を接続する矢印で示
すように同期信号が流れる。完全同期方式は、伝送路の
特性に起因する同期信号のジッタなどの外乱を補償する
ことが必要であり、大きな網の場合、その全体を完全同
期させるには多大の設備負担と信頼度の低下、とくに障
害対策の問題が深刻である。
これに対して独立同期方式は、各局の基本クロック周波
数を必ずしも一致させなくてよく、所定の範囲内の偏差
を許容して独立に動作させる方式である。クロックの位
相が所定の範囲を超えてずれると、付加符号などの冗長
信号を用いていずれかの信号の位相に変化を与えること
で位相偏差が回復される。この位相変化を与える方式に
は、スタッフパルス方式と、可変符号および制御符号を
用いる方式などの各種の方式がある。
スタッフパルス方式、たとえば第11図にその原理を示す
ように、同期化後の信号の基本周波数を非同期信号のそ
れよりやや高く設定しておき、必要に応じて非同期信号
にスタッフパルスを付加することによって同期を確立す
る方式である。可変符号および制御符号を用いる方式
は、そのフレーム構成を第12図に示すが、制御符号SVで
後続のlディジットの可変符号の符号長を表示する方式
である。上述の文献に記載されている従来の同期方式に
よる多重化装置の構成例が第13図に示されている。
(発明が解決しようとする問題点) これらの従来の同期方式によれば、信号の送信側では、
付加符号を挿入し、この付加符号の挿入された位置を示
す情報を伝達する手段などの回路が、また受信側では、
この挿入位置情報を受信してこれをもとに付加符号を削
除する手段などの回路が必要であり、装置構成が複雑で
あった。また、このような付加符号自体は、伝達される
通信情報に何ら寄与していないという意味では、伝送路
の使用効率の点で無駄な信号である。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、装置構成
が複雑化することなく適切な網同期が確立され、伝送路
が効率的に使用される多重伝送方式を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解決するために、音声信号およ
びデータが時分割多重されて伝送される多重伝送方式
は、音声信号を符号化する複数の符号化手段と、符号化
された音声信号を複数の符号化手段に対応する複数のチ
ャネルについて多重化してフレームを組み立て、フレー
ムを伝送路に送出する多重化手段と、伝送路からフレー
ムを受信し、フレームを複数のチャネルに多重分離する
多重分離手段と、多重分離されたチャネルに含まれる符
号化音声信号を復号する復号手段とを含み、符号化手段
は、符号化された音声信号を多重化手段に多重化手段の
多重化動作とは非同期にて入力し、多重分離手段は、符
号化された音声信号を復号手段の復号動作とは非同期に
て復号手段へ出力し、多重化手段および多重分離手段
は、入出力する音声信号の最大量より多い多重伝送容量
を有し、多重化手段には、非音声信号を入力する非音声
信号入力手段が収容され、多重化手段は、複数のチャネ
ルのいずれかに多重すべき音声信号がないときは非音声
信号手段から入力される非音声信号をチャネルに多重
し、チャネルが非音声信号を含むことを示す表示をチャ
ネルに付加し、多重分離手段には、非音声信号を出力す
る非音声信号出力手段が収容され、多重分離手段は、伝
送路から受信したフレームに含まれるチャネルに前記表
示が付加されていると、チャネルの非音声信号を非音声
出力手段へ出力する。
(作用) 本発明によれば、音声信号は符号化手段にて符号化さ
れ、多重化手段にて複数のチャネルについて多重化され
てフレームに組み立てられ、伝送路に送出される。符号
化手段は、多重化手段の多重化動作とは非同期にて動作
する。多重化手段は、複数のチャネルのいずれかに多重
すべき音声信号がないときは非音声信号手段から入力さ
れる非音声信号をチャネルに多重し、非音声信号を含む
旨を示す表示をそのチャネルに付加する。
多重分離手段は、伝送路からフレームを受信し、フレー
ムを複数のチャネルに多重分離する。復号手段は、多重
分離されたチャネルに含まれる符号化音声信号を復号す
る。多重分離手段は、復号手段の復号動作とは非同期に
て動作する。多重分離手段は、伝送路から受信したフレ
ームに含まれるチャネルにこの表示が付加されている
と、チャネルの非音声信号を非音声出力手段へ出力す
る。
(実施例) 次に添付図面を参照して本発明による多重伝送方式の実
施例を詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明の特定の実施例による多重
伝送方式は、入力310a,310bおよび310cに音声信号源が
それぞれ収容された、本実施例では3回路の符号化回路
300a,300bおよび300cを有する。これらの符号化回路
は、音声信号源から到来した音声信号を後述の第5図に
示す出力形式で符号化し、それぞれ多重化回路100の符
号化音声信号入力101a,101bおよび101cにこれを入力す
る回路である。多重化回路100にはまた、送信側非音声
端末の一例としてのデータ端末500も収容され、その送
信データ出力が多重化回路100の送信データ入力102に、
また多重化回路100の送信クロック出力103がデータ端末
500の送信クロック入力に接続されている。多重化回路1
00は、その出力側に伝送路700が接続され、これらの入
力101a〜103から入力される信号をチャネル多重してフ
レームを形成し、これを伝送路700に送出する多重化装
置である。
伝送路700の対向には多重分離回路200が接続されてい
る。多重分離回路200は、伝送路700からその上を伝送さ
れたフレームを受信し、受信したフレームを多重分離し
て音声信号はその出力201a,201bまたは201cに、またデ
ータは同202に出力する機能を有する。同回路200の符号
化音声信号出力201a,201bおよび201cはそれぞれ、復号
回路400a,400bおよび400cに接続されている。多重分離
回路200のデータ出力202は、受信側非音声端末としてた
とえばデータ端末600のデータ入力が接続されている。
データ端末600は外部クロックに同期してデータを受信
する端末装置であり、その受信クロック入力が多重分離
回路200の受信クロック出力203に接続されている。
多重化回路100の構成例が第2図に示されている。この
構成例では、符号化回路300a,300bおよび300cからの符
号化音声信号入力101a,101bおよび101cは、それぞれ調
歩式受信回路110a,110bおよび110cに接続されている。
これらの調歩式受信回路は、符号化回路からの入力101
a,101bまたは101cに到来する入力信号をその16倍の速度
で多点サンプルして入力信号から符号化音声信号320
(第5図)を抽出する受信回路である。調歩式受信回路
110a,110bおよび110cのサンプルクロックは、符号化回
路300a,300bおよび300cの送信クロックの16倍にほぼ等
しい速度に設定されている。
調歩式受信回路110a,110bおよび110cの各出力120a,120b
および120cはぞれぞれ、バッファ111a,111bおよび111c
に接続されている。これらのバッファは符号化音声信号
を一時蓄積する記憶回路であり、本実施例では80ビット
以上の記憶容量を有する。それらからFIFOにて読み出さ
れる信号出力は、5入力選択回路114の第1〜第3の入
力122a,122bおよび122cにそれぞれ接続されている。バ
ッファ111a,111bおよび111cは、それらに蓄積された符
号化音声信号が所定のビット量、たとえば80ビットに達
すると、その旨を示すレディ信号を出力する機能を有す
る。各バッファはそれぞれ、多重制御回路112に対して
レディ信号を出力したり、多重制御回路112から読出し
指示信号を受けたりする接続線124a,124bおよび124cを
有し、それらが多重制御回路112に接続されている。
多重制御回路112は、多重化装置100の多重化動作を制御
する制御回路である。多重制御回路112から5入力選択
回路114には、付加情報を出力する信号線116がその第5
の入力に接続され、また選択信号を出力する信号線117
も接続されている。付加情報は、多重化する信号が音声
であるか、非音声であるかの別を示す後述の識別符号70
4(第7図)に対応し情報である。また選択信号117は、
5入力選択回路114の5つの入力122a,122b,122c,102お
よび116のいずれかを選択する情報である。5入力選択
回路114の第4の入力には、データ端末500からの送信デ
ータ入力102が接続されている。5入力選択回路114の出
力側は、伝送路接続回路115を介して伝送路700の送信線
に接続されている。伝送路接続回路115は、伝送路700と
のインタフェースをとる回路である。
多重制御回路112はまた、データ端末500に送信クロック
を供給する送信クロック出力103を有する。多重制御回
路112にはまた、図示のようにカウンタ113の出力126が
接続されている。カウンタ113は、自走クロックに同期
して計数を行ない、符号化音声信号を多重すべきチャネ
ルの番号をその出力126に出力する計数回路である。
第3図を参照すると、第1図に示す実施例における多重
分離回路200の構成例が示されている。伝送路700からの
受信線は伝送路接続回路215に収容されている。伝送路
接続回路215は、伝送路700とのインタフェースをとり、
伝送路700から受信したフレーム701に含まれるチャネル
703a,703bおよび703cの信号を各回路に分配する回路で
ある。その多重化フレーム出力220は、図示のようにバ
ッファ211a,211bおよび211cと、分離制御回路212と、同
期信号検出回路214の各入力に接続されている。また、
受信データ出力202として多重分離回路200から直接出力
されてもいる。
同期信号検出回路214は、伝送路接続回路215にて受信し
たフレーム701(第7図)に含まれるフレーム同期信号7
02を識別する回路である。本実施例では、86ビットの連
続した「1」が同期信号に使用されている。同検出回路
214の出力222はカウンタ213に接続されている。カウン
タ213は、多重分離回路200が現在扱っているチャネルの
番号を計数し、指示する計数回路である。カウンタ213
は、同期信号検出回路214がフレーム同期信号702を識別
した時にこれにより「1」にリセットされ、以降「1」
「2」から「0」の順に巡回的に計数する。カウンタ21
3の出力224は、分離制御回路212に接続されている。
分離制御回路212は、伝送路接続回路215で受信したフレ
ーム701よりその各チャネル703a,703bまたは703cに含ま
れる識別符号704を解読し、その解読結果に応じて、同
フレーム701のカウンタ213より指示されたチャネル番号
の情報エリア705に含まれる信号を符号化音声信号とデ
ータとに分離する制御を行なう制御回路である。分離制
御回路212の制御出力226a,226bおよび226cは、それぞれ
対応するバッファ211a,211bおよび211cに接続され、そ
れぞれのバッファに伝送路接続回路215からの符号化音
声信号の書込み指示を与えるものである。
分離制御回路212はまた、データ端末600のデータ受信用
クロックを受信クロック出力203に出力する機能も有す
る。これは、分離制御回路212が受信中のチャネルの識
別符号704(第7図)によってその情報エリア705の内容
が非音声、この場合はデータであると判別すると、第6
図に示すように、分離制御回路212から情報エリア705の
各ビットに同期してその出力203に80ビット分のデータ
が出力されるものである。これによって、多重分離回路
200からデータ端末600へのデータの転送が行なわれる。
バッファ211a,211bおよび211cは、それぞれのチャネル
の情報エリア705の符号化音声信号を一時蓄積する記憶
領域を有し、蓄積した符号化音声信号を8ビット単位で
FIF0にて読み出し、各データ出力228a,228bおよび228c
にそれぞれ出力する蓄積回路である。これらの出力228
a,228bおよび228cはそれぞれ、調歩式送信回路210a,210
bおよび210cに接続されている。
調歩式送信回路210a,210bおよび210cは、それらの各送
信出力が符号化音声信号出力201a,201bおよび201cにそ
れぞれ接続され、それぞれバッファ211a,211bおよび211
cから入力された符号化音声信号を第5図に示す出力形
式で調歩式にて符号化音声出力201a,201bおよび201cに
それぞれ出力する送信回路である。調歩式送信回路210
a,210bおよび210cの送信速度は、それぞれ符号化回路30
0a,300bおよび300cの送信速度にほぼ等しく設定されて
いる。
本実施例における符号化回路300a,300bまたは300cは、
それぞれ同復号回路400a,400bまたは400cの機能を包含
して、第4図に示すように符号化復号回路300/400とし
て構成することができる。同図は1回路分の符号化復号
回路を示し、各回路はこれと同じ構成でよい。
第4図に示す符号化復号回路300/400はLPC符号化回路30
1を有し、その入力310には音声信号源からの音声信号入
力310a,310bまたは310cが入力される。LPC符号化回路30
1は、入力音声信号をLPC符号化方式で符号化する符号化
回路である。勿論、本発明はこの特定の符号化方式に限
定されず、他の符号化方式も効果的に適用されることは
言うまでもない。符号化回路301の出力312が調歩式送信
回路302に接続されている。調歩式送信回路302は、LPC
符号化された音声信号を調歩式信号としてその出力101
に出力する送信回路である。出力101は多重化回路100の
入力101a,101bまたは101cに接続されている。
符号化復号回路300/400はクロック発生回路303を備えて
いる。クロック発生回路300は、自走式のクロック源を
有し、その発生する符号化クロック304がLPC符号化回路
301に、また送信クロック305が調歩式送信回路302に、
受信クロック306が調歩式受信回路402にそれぞれ接続さ
れている。送信クロック305の速度は、送信すべき符号
8ビットに1ビット長のスタートエレメントおよびスト
ップエレメントを付加したデータ速度よりいくぶん高目
に設定されている。また受信クロック306は、本実施例
では送信クロック305の16倍に実質的に等しい速度に設
定されている。
調歩式受信回路402は、多重分離回路200の符号化音声信
号出力201a,201bまたは201cがその入力201に接続されて
いる。調歩式受信回路402は、符号化音声信号201を受信
し、これを8ビット単位でバッファ403に出力する受信
回路である。その出力410はバッファ403に接続されてい
る。
バッファ403は、調歩式受信回路402から符号化音声信号
を受けるとこれを一時蓄積するとともに、その蓄積量を
示す信号をその出力408から蓄積量−電圧変換回路404に
出力する一時蓄積回路である。蓄積量−電圧変換回路40
4は、バッファ403の蓄積量を示す出力408を受けてこれ
を対応する電圧信号に変換する回路であり、その電圧信
号が制御電圧406として電圧制御発振回路405に供給され
る。
電圧制御発振回路405は、その制御電圧に応動してクロ
ック速度が変化する復号クロックを発振する回路であ
り、復号クロック407がLPC復号回路401およびバッファ4
03に供給される。これにより復号クロック407は、符号
化速度の平均に実質的に等しい速度に設定される。バッ
ファ403の出力412はLPC復号回路401に接続され、バッフ
ァ403に格納された符号化音声信号は復号クロック407に
応動して出力401に読み出される。LPC復号回路401は、
符号化音声信号をLPC符号化方式で復号する復号回路で
あるが、勿論この特定の符号化方式に限定されない。
符号化復号回路300/400に入出力される符号化音声信号
の入出力形式が第5図に示されている。これによれば、
8ビット符号化音声ビット320の直前に1ビットのスタ
ートエレメント322が先行し、これらの後にストップエ
レメント330が続いている。多重分離された後の信号で
は、ストップエレメントの長さは1ビット以上の可変長
である。
非音声信号、すなわち本実施例ではデータは、第6図に
示すような入出力形式をとる。それによれば、クロック
の立上り点でデータの内容が有意となり、クロックの立
下り点の前後の所定の期間がそのデータを有効なものと
解釈する有効期間である。
本実施例で採用されている多重化フレーム701は、第7
図に示すように、#0チャネル703a、#1チャネル703b
および#2チャネル703cを含み、これらの各チャネル
は、本実施例では6ビットの識別符号704と、80ビット
の情報エリア705とで構成されている。識別符号704は、
情報エリア705に含まれる通信情報が音声か非音声、た
とえばデータかの別を示す表示である。本実施例では、
識別符号704が2進表示「010101」であるときは情報エ
リア705が符号化音声を含み、同「101000」であるとき
はデータを含む。多重制御はこの識別符号に従って行な
われる。
なお本実施例では、#0チャネルの伝送時間を使用し
て、ある程度の周期性を有するフレーム同期信号702が
伝送される。このフレーム同期信号702は本実施例では8
6ビットの連続した2進の「1」である。これは、多重
化回路100の多重制御回路112が選択信号117を86ビット
期間連続して5入力選択回路114の第5の入力を選択す
るように設定し、多重制御回路112が付加情報116に
「1」を連続出力することで生成される。
動作を説明する。たとえば、符号化回路300aの入力310a
に収容されている音声信号源からの音声信号が符号化回
路300aに受信され、第5図に示す出力形式に組め立てら
れて多重化回路100の調歩式受信回路110aに入力され
る。調歩式受信回路110aは、入力信号をその速度の16倍
に実質的に等しい速度で多点サンプルしてこれから符号
化音声信号320を抽出する。抽出された符号化音声信号3
20はバッファ111aに順次蓄積される。
バッファ111aは、それに蓄積された符号化音声信号が所
定のビット量、この例では80ビットに達すると、その出
力124aからレディ信号を多重制御回路112へ出力する。
一方、多重制御回路112は常時、符号化音声信号を多重
すべきチャネルの番号をカウンタ113の出力126より得
て、そのとき得られたチャネル番号に対応するバッファ
からのレディ信号の有無を調べる。
たとえばカウンタ113の出力126がバッファ111aに関連す
る#0チャネルを指示し、そのときバッファ111aから接
続線124aにレディ信号が入力されると、多重制御回路11
2はその接続線124aに読出し制御信号を出力する。多重
制御回路112はこれとともに、選択信号117を5入力選択
回路114に出力し、また付加情報116として音声識別符号
「010101」を出力する。これから識別符号704の時間
長、すなわち6ビット時間が経過すると、選択信号117
は5入力選択回路114の第1の入力122aを選択する指示
に変換し、その後80ビット時間これが連続する。バッフ
ァ111aの読出しは、選択信号117が第1の入力122aを選
択した時点で開始される。これによってバッファ111aか
らは、蓄積されていた80ビットの符号化音声信号が5入
力選択回路114へ読み出され、こうして多重化フレーム7
01(第7図)の#0チャネル703aが生成される。他のチ
ャネルも同様にして生成される。
ところで、あるチャネルの多重時刻にそのチャネルのバ
ッファ、たとえば111aが符号化音声信号を蓄積動作中で
あると、多重制御回路112は付加情報116として非音声識
別符号「101000」を生成する。これとともに、選択信号
117を5入力選択回路114の第5の入力116を6ビット期
間選択したのち第4の入力102を選択するように変更す
る。この間さらに、送信クロックを80クロック分、送信
クロック出力103から送出する。そこでデータ端末500
は、送信クロック103に応動してデータをその出力102か
ら出力する。これによって、送信データ入力102のデー
タは、そのチャネル#0の情報エリア705に符号化音声
の代りに挿入され、送出される。
なお、フレーム同期信号702は、#0チャネルのバッフ
ァ111aがそのチャネル703aに多重すべき符号化音声を蓄
積動作中であって、かつ前回の送信完了より所定の時間
が経過したことを条件として、多重制御回路112の制御
の下に作成される。
こうして本実施例では3つのチャネル703a,703bおよび7
03cを多重化して組み立てられたフレーム701は、伝送路
接続回路115を経て伝送路700に送出される。伝送路700
に送出されたフレーム701は、対向の多重分離回路200の
伝送路接続回路215で受信され、その各回路に分配され
る。
伝送路700を伝送されたフレーム701は多重分離回路200
の伝送路接続回路215にて受信される。多重分離回路200
の同期信号検出回路214は、フレーム701の受信を常時モ
ニタしている。同検出回路214は、受信したフレーム701
に含まれる「1」を識別し、これが86ビット連続する
と、フレーム同期信号702の到来と判定してカウンタ213
の計数値を「1」に設定する。カウンタ213は通常、
「0」「1」「2」を巡回的に計数している。このとき
カウンタ213が計数値「1」に設定されることによっ
て、そのときこれから受信するチャネル、すなわち#1
チャネルを分離制御回路212に指示することになる。分
離制御回路212は以降、受信中のフレーム701に同期して
巡回的にチャネル#0,#1,#2が指示される。
分離制御回路212は、受信したフレーム701の各チャネル
703a,703bまたは703cに含まれる識別符号704と、カウン
タ213より指示されるチャネル番号計数値に基づき、同
フレーム701の情報エリア705に含まれる符号化音声信号
とデータとを分離する。
たとえば#0チャネル703aを受信中であると、カウンタ
213の計数値は「0」、すなわち#0チャネルを指示し
ている。分離制御回路212がチャネル#0を識別符号704
を読み込み、それを判別する。本実施例ではこれが「01
0101」であると、受信中の#0チャネル703aの情報エリ
ア705の内容が符号化音声信号であることを示している
から、分離制御回路212はこれを#0チャネルのバッフ
ァ211aに書き込む。バッファ211aは、この符号化音声信
号を蓄積しながら、調歩式送信回路210aの送信レディ状
態を監視し、同回路210aが送信レディ状態であるとこれ
に8ビット単位で順次出力する。この読出しは、バッフ
ァ211aに蓄積情報がなくなるまで行なわれる。
調歩式送信回路210aは、この符号化音声信号を調歩式に
て、すなわち第5図に示す出力形式で符号化音声出力20
1aから送出する。調歩式送信回路210aの送信速度は、チ
ャネル#0の符号化回路300aの送信速度にほぼ等しく設
定されている。
ところで分離制御回路212がチャネル#0の識別符号704
を本実施例では「101000」であると判別すると、受信中
の#0チャネル703aの情報エリア705の内容がデータで
あることを示しているから、分離制御回路212は、情報
エリア705の各ビットに同期した受信クロック(第6
図)をその出力203に80ビット分出力する。これを#0
チャネルのバッファ211aに書き込む。これによって、伝
送路接続回路215から受信データ出力202に#0チャネル
703aの情報エリア705の内容、すなわちこの場合はデー
タが出力される。他のチャネル703bおよび703cについて
も多重分離回路200は同様に動作し、チャネルの分離動
作が行なわれる。
このようにして、チャネルの多重化および多重分離動作
が行なわれ、音声信号源から符号化回路300a,300bおよ
び300cに入力された符号化音声信号は、伝送路700をフ
レーム701に多重伝送され、復号回路400a,400bおよび40
0cに出力される。また、送信側のデータ端末500から入
力されたデータは、やはり伝送路700をフレーム701に多
重伝送され、受信側のデータ端末600に出力される。
復号回路400aでは、調歩式送信回路400aからの符号化音
声信号を調歩式受信回路402で受信する。調歩式受信回
路402は、この符号化音声信号のスタートエレメントを
識別し、これを8ビット単位でバッファ403に出力す
る。これは同バッファ403に順次格納される。バッファ4
03は、蓄積されている符号化音声信号の量を示す蓄積量
信号を常時その出力408から蓄積量−電圧変換回路404に
出力している。蓄積量−電圧変換回路404は、蓄積量信
号408をそれに対応する制御電圧信号に変換し、その出
力406から電圧制御発振回路405に出力する。これにより
電圧制御発振回路405は、符号化速度の平均に実質的に
等しい速度の復号クロックをその出力407に発生する。
復号クロック407に応動してバッファ403の出力412から
は、それに蓄積されている符号化音声信号がLPC復号回
路401に読み出される。この符号化音声信号は、LPC復号
回路401にて音声信号に復号され、その出力414から出力
される。
第8図には、第1図を参照して説明した多重伝送方式を
適用した通信網の構成例が示され、この例では、符号化
復号回路300/400が交換装置800を介して多重化装置100/
200に接続されている。符号化復号回路300/400は、第1
図を参照して説明した符号化回路300および復号回路400
を1つの装置として含み、また多重化装置100/200は第
1図に示す実施例の多重化回路100および多重分離回路2
00を1つの装置として含むものである。同図において、
第1図に示す構成要素と同様の要素は同じ参照符号で示
されている。符号化復号回路300/400には、音声信号源
A〜Hが収容され、多重化装置100/200には非音声端末
としてデータ端末500/600が収容されている。なおデー
タ端末500/600はデータ交換装置でもよい。
交換装置800は、多点サンプル方式による調歩信号交換
装置でよく、同図における交換装置800内の点線は、接
続設定された通話路パスの例を示している。この例で
は、音声信号源Aが同Dと、BがEと、CがGと、また
FがHとそれぞれ接続され、通話を行なっている。
(発明の効果) このように本発明によれば、簡略な装置構成の多重化装
置により適切な網同期が確立される音声および非音声信
号の多重伝送が実現される。また、無用な信号を伝送す
ることがないので、伝送路が効率的に使用される。さら
に本発明による多重伝送方式は、網を構成する各構成要
素は完全な非同期動作が可能であり、したがって装置設
計が容易であり、とくにマルチメディア交換網に効果的
に利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多重伝送方式の特定の実施例を示
す中継方式図、 第2図は、第1図に示す実施例における多重化回路の構
成例を示す機能ブロック図、 第3図は同実施例における多重分離回路の構成例を示す
機能ブロック図、 第4図は同実施例における符号化復号回路の構成例を示
す機能ブロック図、 第5図は符号化復号回路に入出力される符号化音声信号
の入出力形式例を示す信号フォーマット図、 第6図は非音声信号すなわちデータの入出力形式例を示
す信号フォーマット図、 第7図は同実施例で採用されている多重化フレームの構
成例を示す信号フォーマット図、 第8図は、第1図を参照して説明した多重伝送方式を適
用した通信網の構成例を示す中継方式図、 第9図は従来例としてのPCM-24方式のフレーム構成を示
すフレーム構成図、 第10図は完全同期方式の網構成の例を示す説明図、 第11図はスタッフパルス方式の原理を示す説明図、 第12図は可変符号および制御符号を用いる方式のフレー
ム構成を示す説明図、 第13図は従来の同期化方式による多重化装置の構成例を
示す機能ブロック図である。 主要部分の符号の説明 100…多重化回路 111a…バッファ 112…多重制御回路 114…5入力選択回路 200…多重分離回路 212…分離制御回路 214…同期信号検出回路 300a…符号化回路 400a…復号回路 500…データ端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号およびデータが時分割多重されて
    伝送される多重伝送方式において、該方式は、 音声信号を符号化し、該符号化音声信号を調歩式にて出
    力する複数の符号化手段と、 該複数の符号化手段から調歩式にて出力された符号化音
    声信号をそれぞれ一時蓄積する複数の蓄積手段を含み、
    該蓄積手段に蓄積された符号化音声信号が所定量に達す
    ると該所定量の符号化音声信号を該複数の蓄積手段に対
    応する複数のチャネルについて多重化してフレームを組
    み立て、該フレームを伝送路に送出する多重化手段と、 該伝送路から前記フレームを受信し、該フレームを前記
    複数のチャネルに多重分離し、該多重分離したチャネル
    の情報が前記符号化音声信号である場合、該符号化音声
    信号を調歩式にて出力する多重分離手段と、 該多重分離されたチャネルに含まれる調歩式にて出力さ
    れる前記符号化音声信号を復号する復号手段とを含み、 前記符号化手段は、前記符号化された音声信号を前記多
    重化手段に該多重化手段の多重化動作とは非同期にて入
    力し、 前記多重分離手段は、前記符号化された音声信号を前記
    復号手段の復号動作とは非同期にて該復号手段へ出力
    し、 前記多重化手段および多重分離手段は、入出力する音声
    信号の最大量より多い多重伝送容量を有し、 前記多重化手段には、非音声信号を入力する非音声信号
    入力手段が収容され、 該多重化手段は、該非音声信号入力手段から入力される
    非音声信号を前記複数のいずれかのチャネルに多重する
    際には、該チャネルが非音声信号を含むことを示す表示
    を該チャネルに付加し、 前記多重分離手段には、非音声信号を出力する非音声信
    号出力手段が収容され、 該多重分離手段は、前記伝送路から受信したフレームに
    含まれるチャネルに前記表示が付加されていると、該チ
    ャネルの非音声信号を前記非音声信号出力手段へ出力
    し、 前記多重化手段は、前記複数のいずれかの蓄積手段にお
    いて蓄積される符号化音声信号が所定量に達していない
    と判断した場合、該蓄積された符号化音声信号を該いず
    れかの蓄積手段に対応するチャネルに多重せずに、該い
    ずれかの蓄積手段に対応するチャネルに前記非音声信号
    を多重することを特徴とする多重伝送方式。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方式におい
    て、前記符号化手段は前記多重化手段に、また前記復号
    手段は前記多重分離手段に、それぞれ交換装置を介して
    収容されていることを特徴とする多重伝送方式。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の方式におい
    て、前記符号化手段から出力される調歩式の信号および
    前記復号手段へ入力する調歩式の信号は、前記音声信号
    と該音声信号の有意瞬間を規定するタイミング信号とを
    含むことを特徴とする多重伝送方式。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の方式におい
    て、前記多重化手段はさらに、前記非音声信号出力手段
    にデータ送信用の送信クロック信号を送り、前記多重分
    離手段はさらに、前記非音声信号出力手段にデータ受信
    用の受信クロック信号を送ることを特徴とする多重伝送
    方式。
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