JPH0879252A - 通信システム及び受信装置 - Google Patents

通信システム及び受信装置

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JPH0879252A
JPH0879252A JP20569094A JP20569094A JPH0879252A JP H0879252 A JPH0879252 A JP H0879252A JP 20569094 A JP20569094 A JP 20569094A JP 20569094 A JP20569094 A JP 20569094A JP H0879252 A JPH0879252 A JP H0879252A
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media
time
deviation
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JP20569094A
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Nobuhiro Matsuda
伸広 松田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メディア情報間の再生ずれを可能な限り排除
する一方、会話と会話の境目で生じるタイムラグを可能
な限りなくす 【構成】 映像に関するフレームの到着時刻と音声に関
するフレームの到着時刻との時刻のずれが一定値以上の
場合には第1の遅延回路95及び第2の遅延回路96に
よる出力タイミングを一致させるための遅延制御を行
い、そのずれが一定値以下の場合には遅延制御を行うこ
となく第1の復号化部92及び第2の復号化部93の出
力をそのまま出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTV会議などを
実現できるマルチメディアシステムなどのように、音声
や映像などの複数の種類のメディア情報を伝送する通信
システム及びこれに使用される受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの分野においては、複数
の種類のメディア情報を伝送することが可能であり、T
V会議などが端末レベルで実現可能である。
【0003】ところで、このようなマルチメディアを実
現する通信システムでは、メディア情報の種類によって
通信速度に差異を生じる。このため、受信側では、種類
の異なるメディア情報がずれをもって再生されることが
ある。
【0004】例えば、TV会議では、映像に関するメデ
ィア情報と音声に関するメディア情報とが同時に伝送さ
れるが、一般に映像に関するメディア情報の方が符号化
に時間がかかるため、受信側では再生された映像と音声
との間にずれを生じる。TV会議などの場合、この種の
ずれは、会話と人の動きがずれて違和感を生じさせる。
そこで、送信側において各メディア情報に時刻情報を
付加して送信し、受信側においてその時刻情報に基づい
て、各メディア情報間の受信時刻のずれを検出し、早く
受信したメディア情報をそのずれた時間分だけ遅延さ
せ、メディア情報間で同期を合わせる技術が従来から提
唱されている。
【0005】しかし、上述したメディア情報間の同期合
わせに要する遅延もばかにならないため、例えば対話型
の双方向通信では会話と会話の境目に大きなタイムラグ
を生じ、非常に会話のしづらいものとなる場合がある。
例えば対話型の双方向通信の場合、200msのタイム
ラグを境に顕著に会話がしづらくなるのであるが、例え
ば通信媒体に衛星回線を使用した場合、タイムラグの原
因は大半が伝送によるものであるが、メディア情報間の
同期合わせを行なったために、200msを越えてしま
うことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、メ
ディア情報間の再生ずれを可能な限り排除する一方、会
話と会話の境目で生じるタイムラグを可能な限りなくす
ことができる通信システム及びこれに使用する受信装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数の種類のメディア情報
を少なくともそれぞれ別個に伝送する通信システムにお
いて、送信側が、前記各メディア情報に時刻情報を付加
して送信する手段を備え、受信側が、前記受信した各メ
ディア情報に付加された時刻情報に基づいて、各メディ
ア情報間の受信時刻のずれを検出する手段と、前記検出
された受信時刻のずれが一定以上のとき、各メディア情
報の出力タイミングが一致するように遅延をかける手段
と、前記検出された受信時刻のずれが一定以下のとき、
各メディア情報をそのまま出力する手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、複数の種類のメデ
ィア情報を少なくともそれぞれ別個に伝送する通信シス
テムに使用される受信装置において、受信した各メディ
ア情報に付加された時刻情報に基づいて、各メディア情
報間の受信時刻のずれを検出する手段と、前記検出され
た受信時刻のずれが一定以上のとき、各メディア情報の
出力タイミングが一致するように遅延をかける手段と、
前記検出された受信時刻のずれが一定以下のとき、各メ
ディア情報をそのまま出力する手段とを具備する。
【0009】請求項3記載の発明は、複数の種類のメデ
ィア情報を少なくともそれぞれ別個に伝送し、かつ前記
メディア情報を片方向または双方向に切替えて通信可能
な通信システムにおいて、送信側が、前記各メディア情
報に時刻情報及び片方向通信と双方向通信とを区別する
区別情報を付加して送信する手段を備え、受信側が、受
信した各メディア情報に付加された区別情報に基づい
て、片方向通信か双方向通信かを検出する手段と、片方
向通信と検出されたとき、各メディア情報の出力タイミ
ングが一致するように前記時刻情報に基づいて遅延をか
ける手段と、双方向通信と検出されたとき、各メディア
情報をそのまま出力する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、複数の種類のメデ
ィア情報を少なくともそれぞれ別個に伝送し、かつかつ
前記メディア情報を片方向または双方向に切替えて通信
可能な通信システムに使用される受信装置において、受
信した各メディア情報に付加された区別情報に基づい
て、片方向通信か双方向通信かを検出する手段と、片方
向通信と検出されたとき、各メディア情報の出力タイミ
ングが一致するように受信した時刻情報に基づいて遅延
をかける手段と、双方向通信と検出されたとき、各メデ
ィア情報をそのまま出力する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0011】
【作用】本発明は、各メディア情報間のずれが人の主観
的評価から考えてみると許容できる場合があるというこ
とに着目したものである。例えば、TV会議では、再生
された映像と再生された音声とが多少ずれていても気に
ならない場合がある。人の主観的評価実験による報告で
は、再生された映像と再生された音声との同期誤差が、
音声からみて20ms先行乃至50ms遅延の範囲では
ほとんど気にならないものとされている。
【0012】請求項1及び請求項2に記載された発明で
は、各メディア情報間の受信時刻のずれが人の気になる
程度のものであれば、各メディア情報の出力タイミング
が一致するように遅延をかけるが、そのずれが人の気に
ならない程度のものであれば、各メディア情報をそのま
ま出力するようにしている。
【0013】請求項3及び4記載の発明では、片方向通
信であれば、各メディア情報の出力タイミングが一致す
るように遅延をかけるが、会話と会話の境目で生じるタ
イムラグが気になる両方向通信であれば、各メディア情
報をそのまま出力するようにしている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例に係る通信システ
ムの概略構成を示す図であり、図中符号10はATM網
であり、このATM網10には通信端末20が接続され
ている。
【0016】図2はこの通信システムで使用されるフレ
ーム(ユーザ情報)の構成を示す図である。同図に示す
フレームは、ヘッダ、制御情報及びメディア情報から構
成される。フレーム長は、例えば映像信号の1フレーム
相等の時間長とされる。ヘッダには、ユニークなパター
ンが記述される。ヘッダに基づき、フレームの位置決め
が行なわれる。メディア情報には、実際に符号化された
メディア情報が記述される。情報制御部2は、以下の制
御情報が記述されている。
【0017】(1)メディア種別 メディア種別には、映像、音声、データなどのメディア
の種類を示す制御情報が記述される。
【0018】(2)メディア識別子 メディア識別子には、異なるメディア情報の同期をとる
ため、メディア種におけるメディア情報を一意に特定す
るメディア情報の識別子に関する制御情報が記述され
る。
【0019】(3)対応するメディアの種類と識別子 ここには、メディア同期を行う際に必要となるそのメデ
ィアに対応するメディアの種類とメディア識別子に関す
る制御情報が記述される。
【0020】(4)サービス サービスには、対話型(双方向通信)や配信型(片方向
通信)などの通信形態などを示すサービスに関する制御
情報が記述される。
【0021】(5)時刻情報 時刻情報には、送信時にメディア情報が符号化された時
刻が記述される。
【0022】図3はATM網におけるSDHインタフェ
ースによる伝送の概念図である。ATM網において、ネ
ットワークとのインタフェースは、図4に示すように、
勧告G.707、G.708、G.709に準拠した1
55.52MbpsSDHインタフェースを持つ。通信
端末20から送信されたユーザ情報(フレーム)は、図
5に示すように53バイトのATMセルに分割される。
ATMセルのヘッダには、VPI(仮想パス識別)、V
CI(仮想チャネル識別)の2つの識別子が格納され
る。セルが属するコネクションは、VPIとVCIとの
組み合わせによって識別される。VPIとVCIの値
は、コネクションが確立するときに決定され、コネクシ
ョンが解放されるまで保持される。155.52Mbp
sのインタフェース構造へのATMセルの収容は、まず
ATMセルがSDHのバーチャルコンテナのVC−4の
ペイロードであるC−4領域に収容され、次にATMセ
ルにVC−4パスオーバーヘッド(POH)が付加され
る手順をふむ。ATMセルの境界は、STM−1のバイ
トの境界に整合しているが、C−4容量(2340バイ
ト)は、セル長(53バイト)の整数倍ではないため、
セルは2個の伝送フレーム上のC−4境界にまたがるこ
とがある。AU−4ポインタは、VC−4の最初のバイ
トを見つけるために用いられる。パスオーバーヘッドに
おけるH4ポインタは、次のセルの境界の先頭を示すた
めに送信側でセットされる。
【0023】図6は通信端末20の送信側の概略構成を
示す図である。
【0024】同図において、61は映像に関するメディ
ア情報を図2に示したフレームに符号化する第1の符号
化部、62は音声に関するメディア情報を図2に示した
フレームに符号化する第2の符号化部である。また、6
3は現在の時刻情報を発生する時刻情報発生部である。
この時刻情報発生部63により発生された時刻情報は、
第1の符号化部61及び第2の符号化部62に入力され
る。第1の符号化部61及び第2の符号化部62は、時
刻情報を入力すると、時刻情報を図2に示したフレーム
の制御情報内の時刻情報(5)に挿入する。第1の符号
化部61は、制御情報内のメディア種別(1)に「映
像」と記述する。第2の符号化部62は、制御情報内の
メディア種別(1)に「音声」と記述する。第1及び第
2の符号化部61、62は、制御情報内のメディア識別
子(2)に映像に係るメディア情報のフレームと音声に
係るメディア情報のフレームとが同期するための情報を
記述する。送信部64は、第1の符号化部61により符
号化された映像に関するメディア情報のフレーム及び第
2の符号化部62により符号化された音声に関するメデ
ィア情報のフレームを図3に示したようにセル化してA
TM網10へ送信する。なお、ここでは、映像に関する
伝送速度を45Mbps、音声に関する伝送速度を2M
bpsとする。また、制御情報内の時刻情報のフォーマ
ットは、例えば図7に示すように年月日時分秒などを絶
対時刻の単位で記述するものであってもよいし、図8に
示すように例えば1バイトからなるシーケンシャルナン
バーとしてもよい。シーケンシャルナンバーを用いる場
合、1バイトの領域で時系列に0〜255と記述しそれ
をサイクリックに使用する。
【0025】図9は通信端末20の受信側の概略構成を
示す図である。
【0026】同図において、91はATM網10から送
出されたATMセルのフレームへの組み立て等を行う受
信部、92は受信部91で受信されたフレームのうち映
像に関するフレームから映像に関するメディア情報を復
号化する第1の復号化部、93は受信部91により組み
立てられたフレームのうち音声に関するフレームのメデ
ィア情報を復号化する第2の復号化部である。また、9
4は第1の復号化部92及び第2の復号化部93により
復号化された時刻情報を入力し、映像に関するフレーム
と音声に関するフレームとの到着時刻の差異を検出し、
その差異に基づき第1の遅延回路95、第2の遅延回路
96及び選択部97を制御する時刻情報比較部である。
具体的には、時刻情報比較部94は、到着時刻のずれが
一定の値(例えば20ms)以上である場合には、その
到着時刻のずれ情報を第1の遅延回路95及び第2の遅
延回路96に与えるとともに、選択部97に第1の遅延
回路95及び第2の遅延回路96の出力を選択するよう
制御する。一方、時刻情報比較部94は、両フレームの
到着時刻のずれが所定以下(例えば20ms)の場合に
は、選択部97に第1の復号化部92及び第2の復号化
部93の出力をそのまま出力するよう制御する。第1の
遅延回路95は、時刻情報比較部94のずれ情報に基づ
き第1の復号化部92から出力されたメディア情報に遅
延を与える。第2の遅延回路96は、時刻情報比較部9
4から出力されたずれ情報に基づき、第2の復号化部9
3から出力されたメディア情報に遅延を与える。選択部
97は、時刻情報比較部94の制御に基づき、第1の遅
延回路95及び第2の遅延回路96の出力または第1の
復号化部92及び第2の復号化部93の出力のうちいず
れか一方を選択する。
【0027】このように本実施例では、時刻情報比較部
94が、映像に関するフレームの到着時刻と音声に関す
るフレームの到着時刻との時刻のずれを入力し、この時
刻のずれが図10(a)に示すように一定値以上の場合
には第1の遅延回路95及び第2の遅延回路96による
出力タイミングを一致させるための遅延制御を行い、図
10(b)に示すようにそのずれが一定値以下の場合に
は遅延制御を行うことなく第1の復号化部92及び第2
の復号化部93の出力をそのまま出力するようにしてい
る。従って、メディア情報間の再生ずれを可能な限り排
除する一方、会話と会話の境目で生じるタイムラグを可
能な限りなくすことができる。
【0028】次に、上述した通信端末の送信側及び受信
側の詳細な構成を以下に示す。
【0029】図11は送信側の構成を示す図である。
【0030】同図に示すように、送信すべきメディア信
号は、それぞれAD変換部101及びAD変換部102
によりAD変換が行われる。AD変換部101及びAD
変換部102の出力は、それぞれメディア符号化部10
3及びメディア符号化部104に入力される。メディア
符号化部103及びメディア符号化部104では、メデ
ィア情報を単位時間(ここでは映像1フレーム相当分)
ごとにフレーム化するとともに、そのフレームの制御情
報内に時刻情報をはじめとする制御情報を記述する。メ
ディア符号化部103及びメディア符号化部104の出
力は、それぞれATMセル化部105及びATMセル化
部106に入力される。ATMセル化部105及びAT
Mセル化部106は、メディア符号化部103、104
からのフレーム化されたメディア情報を、VPI/VC
Iを記述してなる53バイトのATMセルにセル化す
る。VPI/VCIは、VPI/VCI発生部107か
ら供給される。ATMセル化部105及びATMセル化
部106の出力は、SDHフレーム化/多重化部108
に入力される。SDHフレーム化/多重化部108で
は、ATM化されたメディア情報がSDHフレームに多
重化される。SDH/多重化108の出力は、P/S変
換部109によりパラレルデータからシリアルデータに
変換され、更にE/O変換部110により光信号に変換
されATM網10へ出力される。なお、111はAD変
換部101、メディア符号化部103、書き込みカウン
タ112にタイミング信号を供給するタイミング信号発
生部である。113は、AD変換部102、メディア符
号化部104及び書き込みカウンタ114にタイミング
信号を供給するタイミング信号発生部である。また、タ
イミング信号発生部115は、ATM網からO/E変換
部116を介して信号を入力してクロックを抽出し、書
き込みカウンタ117、118、SDH/多重化部10
8及びP/S変換部109にネットワークと同期したク
ロックを供給する。
【0031】図12は図9に示した受信部91の構成を
示す図である。
【0032】同図に示すように、まずO/E変換部20
1において、ATM網10から受信した光信号が電気信
号に変換され、155.52Mbpsのクロックとデー
タが抽出される。この抽出されたクロック及びデータ
は、S/P変換部202に入力される。S/P変換部2
02においては、O/E変換部201からのシリアルデ
ータがバイトごとにパラレル変換される。S/P変換部
202の出力は、SDHヘッダ検出部203及びラッチ
回路204に入力される。SDHヘッダ検出部203で
は、そのパラレルデータからSDHヘッダが検出され
る。その検出信号は、制御部205を介しバイトクロッ
クとしてラッチ回路204に供給される。ラッチ回路2
04では、バイトクロックに基づきSDHヘッダの先頭
からバイトごとにラッチし、パラレルデータが作成され
る。ラッチ回路204の出力は、VPI/VCI検出部
206、メディア分離部207及びメディア分離部20
8に入力される。VPI/VCI検出部206は、C−
4領域内のATMセルからVPI/VCIを検出し、受
信すべきメディア情報が格納されているセルを検出す
る。VPI/VCI検出部206により検出された信号
は、書き込みカウンタ209及び書き込みカウンタ21
0に入力される。書き込みカウンタ209、210にお
いては、受信すべきメディア情報がきたときのみメディ
ア分離部207、208に対してイネーブル信号を出力
する。メディア分離部207、208では、各メディア
情報が書き込まれる。また、メディア分離部207、2
08では、それぞれ読みだしカウンタ211、212か
ら出力される、それぞれのメディア情報の伝送速度のバ
イトクロックに従って動作し、そのクロックに従い当該
分離部からメディア情報(映像、音声の符号化データ)
が読み出される。つまり、メディア分離部207、20
8においては、多重化されたメディア信号の分離及び速
度変換が行われることになる。読み出しカウンタ211
及び212は、それぞれメディアタイミング発生部21
3、214から一定のタイミング信号が供給される。
図13は図9に示した受信部90以外の構成を示す図で
ある。
【0033】同図に示すように、図12に示したメディ
ア分離部207、208からの出力データは、メディア
ヘッダ301、302及びメディア複号器309、31
0に入力される。メディアヘッダ検出部301、302
では、タイミング信号発生部303、304から出力さ
れるクロックに基づいて、ヘッダが抽出されるととも
に、図2に示した制御情報内の時刻情報などの制御情報
が抽出される。時刻情報比較部94は、それぞれのメデ
ィアの時刻情報の差分から、それぞれのメディア遅延器
305、306における書き込みカウンタ値を算出す
る。この書き込みカウンタ値は、書き込みカウンタ30
7、308に入力される。ここで、時刻情報比較処理に
ついて説明する。時刻情報比較処理は、初期段階処理と
時刻情報差分処理とに分かれる。初期段階処理では、複
数のメディア情報でどのメディア情報が早く到着したか
の順番付を行う。まず、あるメディア情報(メディア
1)の時刻情報に着目し、その時刻情報を保持してお
き、次に受信した別のメディア情報(メディア2)の時
刻情報と比較する。最初に保持していたメディア情報の
時刻情報の絶対時刻またはシーケンシャルナンバーが、
次に抽出したメディアの時刻情報と同じまたは前の時刻
であれば(但し、シーケンシャルナンバーの場合、メデ
ィア1が0、メディア2が255であればメディア1が
早い。)メディア1の方が早く到着したことになる。逆
にメディア2の時刻情報に比べ後の時刻(少ない)であ
れば、メディア2の方が早く到着したことになる。時刻
情報差分処理では、初期段階処理で得られたメディア情
報の順番付に従い、一番最初に到着したメディアの時刻
情報に着目し、そのメディアを受信してからその内容
(絶対時刻またはシーケンシャルナンバーと同じ内容)
を持った別のメディア情報を受信するまでの時刻の差分
を計算する。ここで、その差分は所定のしきい値(例え
ば、20ms)を越えたものであれば、メディア情報間
のずれは大きいものとして、早く到着したメディア情報
の読み込みカウンタ307、308を操作し、時刻の差
分の相当を遅らせて読みだし、同期合わせを行って出力
する。また、所定のしきい値以下であれば、ずれは許容
できるものとして、メディア遅延器305、306を介
することなくメディア復号器309、310の出力をそ
のまま出力する。このような切り替えは、スイッチ31
1及びスイッチ312が時刻情報比較部94の出力に基
づいて行う。なお、図13において313、314は書
き込みカウンタであり、315、316はDA変換器で
ある。
【0034】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではない。
【0035】上述した実施例では、図13に示したよう
にメディア情報を受信するまでの時刻の差分に応じて、
スイッチ311、312によりメディア遅延器305、
306またはメディア復号器309、310の出力を選
択するものであったが、図14に示すように時刻の差分
が所定のしきい値以下であるならば、ずれは許容できる
ものとしてメディア遅延器305、306において書き
込みの直後(1アドレス分)にすぐに読みこむことによ
って、遅延なしで出力させるようにしてもよい。この場
合、図13に示した実施例に比べスイッチ311、31
2を省略でき、部品点数の削減を図ることができる。
【0036】また、上述した実施例では、メディア情報
を受信するまでの時刻の差分が所定のしきい値以下であ
れば遅延処理を行うことなくそのまま出力させるもので
あったが、双方向通信か片方向通信かのサービスの種別
に応じてこのような切り替えを行うものであってもよ
い。つまり、片方向通信の場合、2者間で対話をしなが
ら通信を進めるということはないので、遅延を無視して
も同期合わせを行う必要がある。そこで、例えば図2に
示したフレーム中、一方のメディア情報の制御情報で
(4)のサービスに配信型サービスを示した記述があれ
ば、メディア遅延器305、306において同期合わせ
を行うようにし、(4)のサービスに対話型サービスを
示した記述があればメディア復号器309、310の出
力をそのまま出力させるようにしてもよい。
【0037】上述した実施例では、メディア情報が映像
と音声の場合について説明したが、音声とデータの場合
でも同様に実現できる。例えば、歌詞(データ)と歌
(音声)を同期させて配信するような通信システムで
は、図2に示したフレーム中、(1)ではそれぞれデー
タ、音声を、(2)ではそれぞれの識別子を、音声側の
フレームの(3)では歌詞を示すメディア種類とその識
別子を、(4)では配信型サービスを記述し、それぞれ
のメディアに対応した符号化/復号化の手段を用いるよ
うにすればよい。
【0038】上述した実施例では、通信端末に本発明に
係る機能を持たせるものであったが、通信端末をLAN
アダプタを介してATM網に接続するような場合には、
LANアダプタに本発明に係る機能を持たせるようにし
てもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メディア情報間の再生ずれを可能な限り排除する一方、
会話と会話の境目で生じるタイムラグを可能な限りなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信システムの構成を
示す図である。
【図2】符号化メディアフレームの構成図である。
【図3】ATM網による伝送の概念図である。
【図4】155.52MbpsSDHベースインタフェ
ースの構成図である。
【図5】ATMセルの構造図である。
【図6】図1に示した通信端末20の送信側の概略構成
図である。
【図7】メディアフレームにおける時刻情報のフォーマ
ット図である。
【図8】メディアフレームにおける時刻情報の他のフォ
ーマット図である。
【図9】図1に示した通信端末の受信側の概略構成図で
ある。
【図10】本発明の動作を説明するための図である。
【図11】図6の詳細構成図である。
【図12】図9に示した受信部の詳細構成図である。
【図13】図9に示した受信部以外の詳細構成図であ
る。
【図14】本発明の他の実施例に係る受信側の受信部以
外の詳細構成図である。
【符号の説明】
61…第1の符号化部、62…第2の符号化部、63…
時刻情報発生部、64…送信部、91…受信部、92…
第1の復号化部、93…第2の復号化部、94…時刻情
報比較部、95…第1の遅延回路、96…第2の遅延回
路、97…選択部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の種類のメディア情報を少なくとも
    それぞれ別個に伝送する通信システムにおいて、 送信側が、前記各メディア情報に時刻情報を付加して送
    信する手段を備え、 受信側が、前記受信した各メディア情報に付加された時
    刻情報に基づいて、各メディア情報間の受信時刻のずれ
    を検出する手段と、前記検出された受信時刻のずれが一
    定以上のとき、各メディア情報の出力タイミングが一致
    するように遅延をかける手段と、前記検出された受信時
    刻のずれが一定以下のとき、各メディア情報をそのまま
    出力する手段とを備えたことを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数の種類のメディア情報を少なくとも
    それぞれ別個に伝送する通信システムに使用される受信
    装置において、 受信した各メディア情報に付加された時刻情報に基づい
    て、各メディア情報間の受信時刻のずれを検出する手段
    と、前記検出された受信時刻のずれが一定以上のとき、
    各メディア情報の出力タイミングが一致するように遅延
    をかける手段と、前記検出された受信時刻のずれが一定
    以下のとき、各メディア情報をそのまま出力する手段と
    を具備することを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 複数の種類のメディア情報を少なくとも
    それぞれ別個に伝送し、かつ前記メディア情報を片方向
    または双方向に切替えて通信可能な通信システムにおい
    て、 送信側が、前記各メディア情報に時刻情報及び片方向通
    信と双方向通信とを区別する区別情報を付加して送信す
    る手段を備え、 受信側が、受信した各メディア情報に付加された区別情
    報に基づいて、片方向通信か双方向通信かを検出する手
    段と、片方向通信と検出されたとき、各メディア情報の
    出力タイミングが一致するように前記時刻情報に基づい
    て遅延をかける手段と、双方向通信と検出されたとき、
    各メディア情報をそのまま出力する手段とを備えたこと
    を特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の種類のメディア情報を少なくとも
    それぞれ別個に伝送し、かつかつ前記メディア情報を片
    方向または双方向に切替えて通信可能な通信システムに
    使用される受信装置において、 受信した各メディア情報に付加された区別情報に基づい
    て、片方向通信か双方向通信かを検出する手段と、片方
    向通信と検出されたとき、各メディア情報の出力タイミ
    ングが一致するように受信した時刻情報に基づいて遅延
    をかける手段と、双方向通信と検出されたとき、各メデ
    ィア情報をそのまま出力する手段とを備えたことを特徴
    とする受信装置。
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