JP2851807B2 - クロック設定方法、クロック設定装置およびデータ伝送システム - Google Patents

クロック設定方法、クロック設定装置およびデータ伝送システム

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JP2851807B2
JP2851807B2 JP7001680A JP168095A JP2851807B2 JP 2851807 B2 JP2851807 B2 JP 2851807B2 JP 7001680 A JP7001680 A JP 7001680A JP 168095 A JP168095 A JP 168095A JP 2851807 B2 JP2851807 B2 JP 2851807B2
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孝雄 笠原
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GURAFUITSUKUSU KOMYUNIKEESHON RABORATORIIZU KK
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック設定方法、ク
ロック設定装置およびデータ伝送システムに関する。詳
しくは、非同期網上の第1の端末から第2の端末にデー
タを送信する際の第1の端末の送信クロックを設定する
クロック設定方法およびクロック設定装置に関し、並び
に、非同期網上の第1の端末から同期網上の第2の端末
にデータを送信する際の第1の端末の送信クロックを設
定するクロック設定装置と、前記非同期網と前記同期網
の間に設けられ非同期網と同期網との相互通信を可能に
するゲートウェイを備えたデータ伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電気通信ネットワークには、図7
に示すように複数のネットワークが存在し、各ネットワ
ークではそれぞれ別個のサービスが提供される。図7
(a)は電話網の代表的接続形態、図7(b)はデータ
網の代表的接続形態、図7(c)はファクシミリ網の代
表的接続形態、図7(d)は専用線網の代表的接続形態
をそれぞれ示している。同図中の1および2は電話機、
5、6および16はパーソナルコンピュータ、11およ
び12はファクシミリ装置、15はホストコンピュー
タ、3、4、7、8、13、14、17および18はユ
ーザー網インタフェース(UNI:User Network Inter
face)、9、10、19および20は網終端装置(DS
U:Digital Service Unit)である。
【0003】近年、図7(a)〜(d)に示された各ネ
ットワークを統合するものとして、サービス統合ディジ
タル網(ISDN:Integrated Services Digital Netw
ork)が構築され、ISDNでは、電話通信、データ通
信、ファクシミリ通信、映像通信等の各種サービスが同
一ネットワーク上で提供される。現在、実際にサービス
を提供しているISDNは、狭帯域ISDN(N−IS
DN:Narrowband aspects of ISDN)と呼ばれるもので
あり、電話網の64kbpsを基本としたもので、64
kbps(Bチャネル)、384kbps(H0チャネ
ル)、1536kbps(H11チャネル)、1920
kbps(H12チャネル)の伝送速度で、電話通信、
データ通信、ファクシミリ通信、映像通信等の各種サー
ビスを提供している。
【0004】上述のN−ISDNにおける各種サービス
のデータ伝送には、図8に示される同期転送モード(S
TM:Synchronous Transfer Mode)が用いられてお
り、このSTMでは、音声データの転送時間(125μ
m)を基本時間として、データが束ねられて伝送路に送
出されるようになっている。また、STMでは、各チャ
ネルのタイムスロットにヘッダがないため、各転送ビッ
トが有意な情報であるか不要な情報であるかを区別する
ことができない。このため、常に一定周期で有意な情報
だけでなく、不要な情報を送り続ける必要があり、図8
に示されるように各転送ビット各フレームのn番目のビ
ットに不要な転送ビットを入れる必要がある。
【0005】ディジタル化された画像データや音声デー
タを、上述のSTMを採用するネットワーク(以下、同
期網と呼ぶ)上で伝送する場合、同期網で設定されてい
る同期網クロックに同期したクロックに従ってデータの
伝送が行われる。また、N−ISDN上のディジタル電
話に使用される音声符号化においては、音声データの標
本化クロックは上述の同期網クロックから生成されるよ
うになっている。
【0006】さらに最近では、図9に示されるように、
非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mo
de)と呼ばれるデータ伝送方式が、ITU−T(Intern
ational Telecommunication Union - Telecommunicatio
n Standarization Sector)で広帯域ISDN(B−IS
DN:Broadband-aspects of ISDN)として標準化が進
められている。このATMでは、ディジタル情報が、セ
ルと呼ばれる53バイトの固定長の情報として伝送さ
れ、詳しくは、ディジタル情報が48バイトの一定の長
さで区切られ、それぞれに5バイトのヘッダと呼ばれる
制御情報が付加されて、計53バイトの固定長の情報と
して伝送される。
【0007】このATMでは、STMとは異なりデータ
伝送速度が可変であり、さらに155Mbps以上の高
速通信も可能となっている。このATMのデータ伝送速
度が可変であるという特性によれば、ディジタル表現さ
れた画像データや音声データを伝送する際には、データ
の送出元のソースクロックに従ってデータを伝送するこ
とができる。
【0008】ATMに関連するプロトコルは、OSI参
照モデルに対応しており、下位層から物理層、ATM
層、ATMアダプテーション層(AAL:ATM Adap
tationLayer)の3つの層に分類される。AALは、音
声通信、映像通信、データ通信といった各種通信サービ
スに要求される通信特性の相違を吸収して、ATMの基
本機能であるセルの転送機能を確保するために用意され
たものである。
【0009】現在、ITU−Tでは、5種類のAAL、
すなわちAALタイプ1〜5が検討されている。AAL
タイプ1は、従来の音声通信サービスや既存専用線サー
ビスのような固定速度サービスを提供するものであり、
AALタイプ2は、可変速度で符号化された音声データ
や映像データ等を可変速度で提供するためのものであ
る。
【0010】AALタイプ3は、コネクション型データ
通信(フレーム・リレー、パケット通信等)や信号転送
等を提供するものであり、AALタイプ4は、コネクシ
ョンレス型データ通信を提供するものである。AALタ
イプ5は、データ通信サービスやシグナリングへの適用
を想定した仕様となっていて、ユーザー情報のセルへの
分解、組立機能をATMレイヤのペイロードタイプ(P
T)で識別するなど、AALの機能を極力簡略化し効率
的なデータ転送を実現できるようになっており、他に呼
接続の制御データを伝送するためにも利用される。
【0011】従来の電話網やN−ISDN等のSTMを
採用するネットワーク上の端末と、ATMを採用するネ
ットワーク上の端末が混在する場合でも、これら端末同
士の相互通信は可能である。例えば、非同期網上の端末
と、同期網上の端末や非同期網上の同期網用端末との相
互通信をする場合には、上述のAALタイプ1が準備さ
れている。AALタイプ1は、ユーザー情報の分解組
立、損失セル・後挿入セルに対する処理、遅延揺らぎ補
償、送信側クロック周波数の受信側回復等の機能を提供
している。
【0012】図10は、このAALタイプ1のフォーマ
ットを示している。同図において、21はATMセルで
あり、ATMセル21はATMヘッダ22および情報フ
ィールド23により構成される。情報フィールド23は
セル分解・組立サブレイヤプロトコルデータユニット
(SAR−PDU:Segmentation and Reassembly Subl
ayer - Protcol Data Unit)24により構成されてお
り、SAR−PDU24はSAR−PDUヘッダ25お
よびSAR−PDUペイロード26からなる。SAR−
PDUヘッダ25は、シーケンス番号(SN:Seqence
Number)フィールド25aおよびシーケンス番号保護
(SNP:Sequence Number Protection)フィールド2
5bを有している。ユーザ情報は、ATMセル21の4
8バイトの情報フィールド中の1バイトのヘッダを除い
た47バイトのSAR−PDUペイロード26によって
転送される。
【0013】また、SNフィールド25aは、セルの損
失や誤挿入を検出するために使用されるが、ヘッダ領域
の有効利用を図るため、図11に示すように、さらに2
つのサブフィールドに分割して複数の機能を実現するた
めにも利用される。詳しくは、SNフィールド25a
は、セルのシーケンス番号そのものを表示し、コンバー
ジェンスサブレイヤ表示(CSI:Convergence Sublay
er Indication)ビットは、コンバージェンスサブレイ
ヤ(CS:Convergence Sublayer)機能が存在するか否
かを表示したり、タイミング情報を有するセルが損失し
たときのクロックを補正するための表示に用いたりする
CS機能自体としても利用される。また、送信側クロッ
クを受信側で再生するための後述するRTS値の伝送に
も用いられる。上述のシーケンス番号値の初期値は
“0”であり、送信側でSAR−PDU毎に0〜7の連
続番号がシーケンス番号として付与される。
【0014】一方、SNPフィールド25bは、SNフ
ィールド25aの誤りを検出したり訂正したりするため
のもので、3ビットの巡回符号検査(CRC:Cycric R
edundancy Check)制御ビットでSNフィールド25a
を保護し、この制御ビットとSNフィールド25aとの
計7ビットを偶数パリティチェックにより保護するのに
使用される。
【0015】上述の送信側クロックの再生方法につい
て、図12および図13を参照して以下に説明する。送
信端末の送信側のクロックと、受信側のクロックが異な
る場合には、受信側で送信側のクロックを再生する必要
がある。この送信側クロックの再生方法としては、同期
型余剰タイムスタンプ(SRTS:Synchronous Residu
al Time Stamp)法が知られている。
【0016】SRTS法では、図12に示すように、送
信側の送信クロックfsと通信網で設定された網クロッ
クfnとの差分情報(RTS値)が送信側で検出され、
この差分情報が上述のASAR−PDUヘッダにより受
信側に伝送される。受信側では、受信した差分情報に基
づいて送信側の送信クロックを再生する。このSRTS
法におけるRTS値は、図13に示すように、前述のシ
ーケンス番号のうちの奇数番号のCSIビットにより伝
送されることになり、計4ビットで構成される。
【0017】上述の送信クロックの送信側での設定方法
および受信側での再生方法を図14を参照して詳細に説
明する。図14において、40は非同期網インタフェー
ス部であり、非同期網インタフェース部40は、端末受
信インタフェース41、セル組立(CLA:Cell Assem
bly)部42、ATM送信インタフェース43、分周器
44、端末送信インタフェース45、セル分解(CL
D:Cell Disassemly)部46およびATM受信インタ
フェース47から構成される。
【0018】非同期網上の端末が同期網上の端末と相互
通信を行う場合には、非同期インタフェース部40は、
非同期網から得た155.52Mbpsに相当する基準
クロックを分周器44を通して端末側に送信する。端末
側で非同期網インタフェース部40から得たクロックに
同期してデータを送信する。CLA部42では、端末か
ら得られた送信データがセル化され、SAR−PDUヘ
ッダが生成されて、ネットワーク上に送信される。一方
CLD部46では、非同期網から受信した受信セルか
ら、必要な情報とクロックの再生およびその他の処理を
行い、端末側に受信データを転送する。
【0019】CLD部46のSRTS処理部がクロック
再生回路に相当するものであり、このSRTS処理部
は、受信したRTS値と非同期網クロックから生成され
るRTS基準値を位相比較し、PLL回路によりクロッ
クを再生するものであり、例えば15に示される回路に
より構成される。上記RTS値は、相手方の非同期網イ
ンタフェース部のCLA部のRTS生成部により生成さ
れたものであり、RTS生成部は、非同期網クロックと
端末側のソースクロックに基づいてRTS値を生成して
おり、例えば図16に示される回路により構成される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信クロックの設定方法にあっては、非同期網上の端末
から同期網上の端末にデータを送信する場合、受信側で
送信端末側の送信クロックを再生するためには、AAL
タイプ1を利用する必要があった。AALタイプ1では
上述したように多数のサービスを提供するために、端末
の装置構成が複雑になるとともに、同期網と非同期網を
相互接続するためのゲートウェイも複雑になるといった
問題点があった。
【0021】また、AALタイプ1には、非同期網中の
セルの喪失を検出するためのシーケンスナンバが用意さ
れているが、一般に、固定速度伝送においてセル喪失は
ほとんど発生しないため、AALタイプ1を利用する場
合には、無駄な機能を用いることになるといった問題点
があった。さらに、AALタイプ1に加えてSRTS法
によりクロックを再生するようにした場合、SRTS法
を利用するための回路の構成も比較的複雑になるだけで
なく、 送信側と受信側の両方に網クロックが供給され
ていなければならないといった制約条件があった。
【0022】一方、AALには、AALタイプ1に比較
して構造が簡単でデータ転送上の制約が少ないAALタ
イプ5が前述したように準備されているが、非同期網上
の端末と同期網上の端末との相互通信を実現することが
できない。そこで、本発明は、非同期網上の端末と同期
網上の端末との相互通信および非同期網上の端末と非同
期網上の同期網用端末との相互通信を、簡単な装置構成
により実現することができるクロック設定方法、クロッ
ク設定装置およびデータ伝送システムを提供することを
課題としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、非同期網上の第1の端末から
第2の端末にデータを送信する際の第1の端末の送信ク
ロックを設定するクロック設定方法において、前記第2
の端末の送信クロックを再生するクロック再生ステップ
と、自走クロックを生成するクロック生成ステップと、
前記第2の端末が同期網上の端末であるか、非同期網上
の端末であるかを判別する判別ステップと、該判別ステ
ップで第2の端末が同期網上の端末であると判別された
場合、クロック再生ステップで再生された第2の端末の
送信クロックを、第1の端末の送信クロックとして設定
し、判別ステップで第2の端末が非同期網上の端末であ
ると判別された場合、クロック生成ステップで生成され
た自走クロックを、第1の端末の送信クロックとして設
定する送信クロック設定ステップと、を有することを特
徴とするものである。
【0024】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載のクロック設定方法において、前
記クロック再生ステップが、第2の端末から第1の端末
に向けて伝送されるデータをバッファに入力させ、読み
出しクロックに従って前記バッファから出力させるデー
タ入出力ステップと、前記バッファに滞留するデータ量
が一定になるように、前記読み出しクロックを制御する
読み出しクロック制御ステップと、を有し、前記読み出
しクロックにより前記第2の端末の送信クロックが形成
されることを特徴とするものである。
【0025】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、非同期網上の第1の端末から第2の端末にデー
タを送信する際の第1の端末の送信クロックを設定する
クロック設定装置において、前記第2の端末の送信クロ
ックを再生するクロック再生手段と、自走クロックを生
成するクロック生成手段と、前記第2の端末が同期網上
の端末であるか、非同期網上の端末であるかを判別する
判別手段と、該判別手段により第2の端末が同期網上の
端末であると判別された場合、クロック再生手段により
再生された第2の端末の送信クロックを、第1の端末の
送信クロックとして設定し、判別手段により第2の端末
が非同期網上の端末であると判別された場合、クロック
生成手段により生成された自走クロックを、第1の端末
の送信クロックとして設定する送信クロック設定手段
と、を有することを特徴とするものである。
【0026】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項3記載のクロック設定手段において、前
記クロック再生手段が、第2の端末から第1の端末に向
けて伝送されるデータを入力し、読み出しクロックに従
って出力するバッファと、前記バッファに滞留するデー
タ量が一定になるように、前記読み出しクロックを制御
するとともに、該読み出しクロックを前記第2の端末の
送信クロックとして出力するクロック再生部と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0027】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、非同期網上の第1の端末から同期網上の第2の
端末にデータを送信する際の第1の端末の送信クロック
を設定するクロック設定装置と、前記非同期網と前記同
期網の間に設けられ非同期網と同期網との相互通信を可
能にするゲートウェイを備えたデータ伝送システムにお
いて、前記クロック設定装置が、前記第2の端末の送信
クロックを再生するクロック再生手段と、自走クロック
を生成するクロック生成手段と、前記第2の端末が同期
網上の端末であるか、非同期網上の端末であるかを判別
する判別手段と、該判別手段により第2の端末が同期網
上の端末であると判別された場合、クロック再生手段に
より再生された第2の端末の送信クロックを、第1の端
末の送信クロックとして設定し、判別手段により第2の
端末が非同期網上の端末であると判別された場合、クロ
ック生成手段により生成された自走クロックを、第1の
端末の送信クロックとして設定する送信クロック設定手
段と、を有し、前記ゲートウェイが、同期網および非同
期網に接続された第1バッファと、第2の端末から出力
されたデータを、同期網で設定された同期網クロックに
従って第1バッファに書き込み、第1バッファに滞留す
るデータ量が予め設定された一定量毎に、非同期網で設
定された非同期網クロックに従って第1バッファから読
み出して第1の端末に向けて出力させる第1バッファ制
御部と、同期網および非同期網に接続された第2バッフ
ァと、第1の端末から出力されたデータを、非同期網で
設定された非同期網クロックに従って第2バッファに書
き込み、第2バッファに滞留するデータ量が予め設定さ
れた一定量になった時点で、同期網で設定された同期網
クロックに従って第2バッファから読み出して第2の端
末に向けて出力させる第2バッファ制御部と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0028】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項5記載のデータ伝送システムにおいて、
前記クロック設定装置のクロック再生手段が、第2の端
末から第1の端末に向けて伝送されるデータを入力し、
読み出しクロックに従って出力するバッファと、前記バ
ッファに滞留するデータ量が一定になるように、前記読
み出しクロックを制御するとともに、該読み出しクロッ
クを前記第2の端末の送信クロックとして出力するクロ
ック再生部と、を有することを特徴とするものである。
【0029】
【作用】請求項1記載の発明では、第2の端末が同期網
上の端末であるか、非同期網上の端末であるかが判別さ
れる。第2の端末が同期網上の端末であると判別された
場合、クロック再生ステップで再生された第2の端末の
送信クロックが、第1の端末の送信クロックとして設定
され、第2の端末が非同期網上の端末であると判別され
た場合、クロック生成ステップで生成された自走クロッ
クが、第1の端末の送信クロックとして設定される。
【0030】したがって、第2の端末が同期網上の端末
である場合には、第2の端末側のクロックに従って第1
の端末と第2の端末との間でデータを送受信することが
でき、AALタイプ1を利用することなく第1の端末と
第2の端末の相互通信が可能になる。また、第2の端末
が同期網上の端末である場合、第1の端末のクロックの
自走クロックに従って第1の端末と第2の端末との間で
データを送受信することができ、AALタイプ1を利用
することなく第1の端末と第2の端末の相互通信が可能
になる。
【0031】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
クロック設定方法において、第2の端末から第1の端末
に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留するデ
ータ量が一定になるように、バッファの読み出しクロッ
クが制御され、この読み出しクロックにより第2の端末
の送信クロックが形成される。したがって、簡単な回路
構成により第2の端末の送信クロックを再生することが
できる。
【0032】請求項3記載の発明では、第2の端末が同
期網上の端末であるか、非同期網上の端末であるかが判
別される。第2の端末が同期網上の端末であると判別さ
れた場合、クロック再生手段により再生された第2の端
末の送信クロックが、第1の端末の送信クロックとして
設定され、第2の端末が非同期網上の端末であると判別
された場合、クロック生成手段により生成された自走ク
ロックが、第1の端末の送信クロックとして設定され
る。
【0033】したがって、第2の端末が同期網上の端末
である場合には、第2の端末側のクロックに従って第1
の端末と第2の端末との間でデータを送受信することが
でき、AALタイプ1を利用することなく第1の端末と
第2の端末の相互通信が可能になる。また、第2の端末
が同期網上の端末である場合、第1の端末のクロックの
自走クロックに従って第1の端末と第2の端末との間で
データを送受信することができ、AALタイプ1を利用
することなく第1の端末と第2の端末の相互通信が可能
になる。
【0034】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
クロック設定装置において、第2の端末から第1の端末
に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留するデ
ータ量が一定になるように、バッファの読み出しクロッ
クが制御され、この読み出しクロックにより第2の端末
の送信クロックが形成される。したがって、簡単な回路
構成により第2の端末の送信クロックを再生することが
できる。
【0035】請求項5記載の発明では、クロック設定装
置において、第2の端末が同期網上の端末であるか、非
同期網上の端末であるかが判別される。第2の端末が同
期網上の端末であると判別された場合、クロック再生手
段により再生された第2の端末の送信クロックが、第1
の端末の送信クロックとして設定され、第2の端末が非
同期網上の端末であると判別された場合、クロック生成
手段により生成された自走クロックが、第1の端末の送
信クロックとして設定される。
【0036】したがって、第2の端末が同期網上の端末
である場合には、第2の端末側のクロックに従って第1
の端末と第2の端末との間でデータを送受信することが
でき、AALタイプ1を利用することなく第1の端末と
第2の端末の相互通信が可能になる。また、第2の端末
が同期網上の端末である場合、第1の端末のクロックの
自走クロックに従って第1の端末と第2の端末との間で
データを送受信することができ、AALタイプ1を利用
することなく第1の端末と第2の端末の相互通信が可能
になる。
【0037】一方、ゲートウェイにおいては、第2の端
末から出力されたデータが、同期網で設定された同期網
クロックに従って第1バッファに書き込まれ、第1バッ
ファに滞留するデータ量が予め設定された一定量毎に、
非同期網で設定された非同期網クロックに従って第1バ
ッファから読み出されて第1の端末に向けて出力され
る。また、第1の端末から出力されたデータが、非同期
網で設定された非同期網クロックに従って第2バッファ
に書き込まれ、第2バッファに滞留するデータ量が予め
設定された一定量になった時点で、同期網で設定された
同期網クロックに従って第2バッファから読み出されて
第2の端末に向けて出力される。したがって、上述のク
ロック設定装置の作用効果を損なうことなく、従来のゲ
ートウェイでは必要であったクロック再生回路を不要に
することができる。
【0038】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
データ伝送システムにおいて、第2の端末から第1の端
末に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留する
データ量が一定になるように、バッファの読み出しクロ
ックが制御され、この読み出しクロックにより第2の端
末の送信クロックが形成される。したがって、簡単な回
路構成により第2の端末の送信クロックを再生すること
ができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図6は本発明に係るクロック設定装置およびデータ
伝送システムの一実施例を示す図である。図1におい
て、100は非同期網、200は同期網であり、非同期
網100には非同期網インタフェース部300を通して
第1の端末400が接続されており、同期網200には
同期網インタフェース部500を通して第2の端末60
0が接続されている。第2の端末600は、例えば、テ
レビ会議(H.320)端末、ディジタル電話(G.7
11,G722)である。
【0040】図2に示されるように、非同期網インタフ
ェース部300は、端末送信インタフェース310、C
LA部320、ATM送信インタフェース330、相手
方網判別部340、送信クロック選択部350、クロッ
ク生成部360、端末受信インタフェース370、CL
D部380およびATM受信インタフェース390によ
り構成される。
【0041】端末送信インタフェース310は、第1の
端末400から送信データを入力してCLA部320に
出力し、CLA部320から送信クロックを入力して第
1の端末400に出力する。また、受信クロックとは独
立したクロックで送信をする場合には、第1の端末40
0から送信クロックを入力して、送信クロック選択部3
50に出力する。
【0042】CLA部320は、バッファ制御部32
1、CPCSペイロード生成用バッファ322、CPC
Sトレイラ付加部323、空セル発生部324、ATM
ヘッダ付加部325およびSEL326により構成され
る。CLA部320の各部の動作は後述する。ATM送
信インタフェース330は、CLA部320からデータ
を入力してATMセルとして非同期網100に送出す
る。
【0043】相手方網判別部340は、第1の端末40
0と第2の端末600の間の呼接続時の呼接続情報等に
より第2の端末600が同期網上の端末か、非同期網上
の端末かを判別して、判別結果を送信クロック選択部3
50に出力する。送信クロック選択部350は、CLD
部380、クロック生成部360および端末送信インタ
フェース310からクロックを入力し、入力クロックの
中から相手方網判別部340の判別結果に基づいて一つ
のクロックを選択してバッファ制御部321および端末
送信インタフェース310に出力する。
【0044】クロック生成部360は、非同期網インタ
フェース部300の自走クロックを生成して送信クロッ
ク選択部350に出力する。端末受信インタフェース3
70は、CLD部380からクロックおよびデータを入
力して、それぞれ受信クロック、受信データとして第1
の端末400に出力する。
【0045】CLD部380は、クロック再生部381
aおよび遅延揺らぎ吸収バッファ381bからなるクロ
ック再生回路381、バッファ制御部382、CPCS
トレイラフィルタ383、CPCSペイロード分離用バ
ッファ384およびATMヘッダフィルタ385を備え
ている。クロック再生回路381は、例えばアダプティ
ブクロック再生法によりクロックを再生する回路であ
る。アダプティブクロック再生法の原理は、図5に示さ
れる。このアダプティブクロック再生法では、セル遅延
揺らぎ吸収の役割も果すバッファに、受信したATMセ
ルを受信クロックに従って書き込まれ、受信側のローカ
ルクロックによって読み出されるようになっている。ロ
ーカルクロックの周波数は、バッファ内に滞留するデー
タ量が一定、例えばバッファサイズの半分に保たれるよ
うに制御される。
【0046】アダプティブクロック再生法を採用するク
ロック再生回路381の回路構成は、例えば図6に示さ
れる。同図において、81はFIFO(First In First
Out)バッファ、82はローパスフィルタ、83は電圧
制御発振器である。クロック再生回路で受信したセルの
情報は受信クロックによってバッファ81に書き込ま
れ、電圧制御発振器83の発振クロックによってバッフ
ァ81内のデータが読み出される。ローパスフィルタ8
2は、バッファ81に書き込まれたデータがバッファサ
イズの例えば1/2以上に達したか否かを二値信号によ
って表わすハーフフルフラグ(HF)信号を平滑化し
て、この平滑化された信号を電圧制御発振器83の制御
信号として用いる。この結果、バッファ81内のデータ
量がバッファ容量の1/2付近に保持されながらクロッ
クが再生される。CLD部380の残りの各部の動作は
後述する。
【0047】ATM受信インタフェース390は、非同
期網100から受信セルを入力してCLD部380に出
力する。本実施例は、ATMアダプテーションレイヤの
AALタイプ5を採用するものとする。「従来の技術」
でも説明したように、このAALタイプ5は、データ通
信サービスやシグナリングへの運用を想定した仕様とな
っていて、ユーザ情報のセルへの分解、組立機能をAT
Mレイヤのペイロードタイプ(PT)で識別するなど、
AALの機能を極力簡略化し効率的なデータ転送を実現
できるようになっている。他に呼接続の制御データを伝
送するためにも利用される。このAAL5は、構造がA
AL1に比べて簡単でデータ転送上の制約が少ないとい
う利点がある。
【0048】AALタイプ5を図4を参照して以下に説
明する。端末からのユーザ情報は、共通部コンバージェ
ンスサブレイヤプロトコルデータユニット(CPCS−
PDU:Common Part Convergence Sublayer - Protoco
l Data Unit)というデータユニットに収納される。こ
のデータユニットは8バイトの予約バイト、ペイロード
の長さ情報、エラー検出符号CRC32とユニットのサ
イズを48バイトの整数倍にするためのパディングを含
むトレイラとCPCSペイロードと呼ばれる実際のユー
ザ情報から構成される。このCPCS−PDUは、次に
SAR−PDUと呼ばれる階層で48バイト毎に分離さ
れる。さらに、このSAR−PDUには、5バイトのA
TMヘッダが付加されて計53バイトのATMセルとし
て伝送される。
【0049】上述のAALタイプ5のATMセルが伝送
されるという前提において、図2のCLA部320およ
びCLD部380の各部の動作を中心に非同期網インタ
フェース部300の動作を説明する。非同期網から非同
期網インタフェース部300がATMセルを受信する
と、ATM受信インタフェース390により適切な受信
セルが取り出されて、ATMヘッダフィルタ385によ
り53バイトの受信セルからヘッダ部の5バイトが取り
除かれ、このヘッダ部の制御情報がバッファ制御部38
2に伝送される。一方、ATMヘッダが取り除かれた4
8バイトのペイロードデータはCPCSペイロード分離
用バッファ384に格納される。
【0050】次いで、非同期網クロックに従ってCPC
Sペイロード分離用バッファ384からCPCSペイロ
ードが読み出され、バッファ制御部382からの制御信
号に基づいてCPCSトレイラフィルタ383が、CP
CSペイロードからパディングやトレイラを取り除き、
ユーザ情報のみを取り出して、遅延揺らぎバッファ38
1bに出力する。
【0051】クロック再生部381aは、遅延揺らぎバ
ッファ381bに入力されたユーザ情報のデータ量が一
定、例えばバッファサイズの半分になるように、遅延揺
らぎバッファ381bからユーザ情報を読み出し、その
読み出しクロックを端末受信インタフェース370だけ
でなく、送信クロック選択部350に出力する。この読
み出しクロックが、第2の端末600の送信クロックを
再生したものでる。
【0052】一方、第1の端末400から、クロック再
生回路381により再生されたクロックに同期して端末
送信インタフェース310に送られる送信データは、送
信クロック選択部350から入力したクロックに従って
CPCSペイロード生成用バッファ322に入力され
る。CPCSペイロード生成用バッファ322内のデー
タから、バッファ制御部321のによりCPCSペイロ
ードとしてユーザ情報が取り出される。このとき、バッ
ファ制御部321は、非同期網で設定された非同期網ク
ロックに従ってCPCSペイロード生成用バッファ32
2からユーザ情報を読出す。
【0053】第1の端末400が図1に示す第2の端末
600と通信している場合には、第2の端末600は同
期網300上の端末であるから、クロック再生回路38
1で再生されたクロック、すなわち、第2の端末の送信
クロックで、CPCSペイロード生成用バッファにユー
ザ情報が書き込まれる。また、第1の端末400が非同
期網100上の図示しない端末と通信している場合に
は、相手方の端末は非同期網上の端末であるから、クロ
ック生成部360で生成された自走クロックに従って、
または、第1の端末400が発呼側の端末である場合に
は、非同期網で設定された非同期網クロックに従って、
さらに第1の端末400が着呼側の端末である場合に
は、クロック再生回路381で生成されたクロックに従
って、CPCSペイロード生成用バッファにユーザ情報
が書き込まれる。
【0054】次いで、CPCSペイロード生成用バッフ
ァ322から読み出されたユーザ情報には、CPCSト
レイラ付加部323により、パディングやCPCSトレ
イラが付加される。次に、このCPCSトレイラが付加
された情報には48バイト毎に、ATMヘッダ付加部3
25およびSEL326によりATMヘッダがバッファ
制御部321からの制御信号に基づき付加され、さらに
非同期網のセルの調整のために空セル発生部324で生
成された空セルがSEL326により付加されて、AT
M送信インタフェース330を通してATMセルとして
非同期網100に送出される。
【0055】図3は、図1に示されたゲートウェイ70
0のブロック図である。同図において、ゲートウェイ7
00は、同期網受信インタフェース710、CLA部7
20、ATM送信インタフェース730、同期網送信イ
ンタフェース740、CLD部750およびATM受信
インタフェース760を備えている。同期網受信インタ
フェース710は、同期網200から受信データを入力
してCLA部720に出力するとともに、同期網200
で設定されている同期網クロックをCLA部に出力す
る。
【0056】CLA部720は、バッファ制御部72
1、CPCSペイロード生成用バッファ722、CPC
Sトレイラ付加部723、空セル発生部724、ATM
ヘッダ付加部725およびSEL726により構成され
る。CLA部720の各部の動作は後述する。ATM送
信インタフェース730は、CLA部720からデータ
を入力してATMセルとして非同期網100に送出す
る。
【0057】同期網送信インタフェース740は、CL
D部750に同期網クロックを出力し、CLD部750
からデータを入力する。CLD部750は、バッファ制
御部751および遅延揺らぎ吸収バッファ752、バッ
ファ制御部753、CPCSトレイラフィルタ754、
CPCSペイロード分離用バッファ755およびATM
ヘッダフィルタ756を備えている。CLD部750の
各部の動作は後述する。
【0058】ATM受信インタフェース760は、非同
期網100からATMセルを入力してCLD部750に
出力する。上述のAALタイプ5のATMセルが伝送さ
れるという前提において、図3のCLD部750および
CLA部720の各部の動作を説明する。非同期網10
0からゲートウェイ700がセルを受信すると、ATM
受信インタフェース760により適切な受信セルが取り
出されて、ATMヘッダフィルタ756により53バイ
トの受信セルからヘッダ部の5バイトが取り除かれ、こ
のヘッダ部の制御情報がバッファ制御部753に伝送さ
れる。一方、ATMヘッダが取り除かれた48バイトの
ペイロードデータは、非同期網で設定された非同期網ク
ロックに従ってCPCSペイロード分離用バッファ75
5に格納される。
【0059】次いで、CPCSペイロード分離用バッフ
ァ755からCPCSペイロードが読み出され、バッフ
ァ制御部753からの制御信号に基づいてCPCSトレ
イラフィルタ754は、CPCSペイロードからパディ
ングやトレイラを取り除き、ユーザ情報のみを取り出し
て、非同期網で設定された非同期網クロックに従って遅
延揺らぎ吸収バッファ752に出力する。
【0060】バッファ制御部751は、遅延揺らぎ吸収
バッファ752に入力されたユーザ情報を、遅延揺らぎ
吸収バッファ752に滞留するデータ量が予め設定され
た一定量、例えばバッファサイズの半分になった時点
で、同期網200で設定された同期網クロックに従って
遅延揺らぎ吸収バッファ752から読み出して同期網送
信インタフェース740を通して同期網200に伝送す
る。
【0061】一方、同期網200から同期網受信インタ
フェース710を通してCLA部720にデータが入力
されると、バッファ制御部721は、入力データを、同
期網クロックに従ってCPCSペイロード生成用バッフ
ァ722に書き込む。データがCPCSペイロード生成
用バッファ722内に予め設定されたユーザ情報長まで
溜まると、CPCSペイロード生成用バッファ722内
のデータから、バッファ制御部721によりCPCSペ
イロードとしてユーザ情報が取り出される。このとき、
バッファ制御部721は、ATM送信インタフェース7
30から供給される非同期網クロックに従って、CPC
Sペイロード生成用バッファ722からユーザ情報を読
み出す。
【0062】次いで、CPCSペイロード生成用バッフ
ァ722から読み出されたユーザ情報には、CPCSト
レイラ付加部723により、パディングやCPCSトレ
イラが付加される。次に、このCPCSトレイラが付加
された情報には48バイト毎に、ATMヘッダ付加部7
25およびSEL726によりATMヘッダがバッファ
制御部721からの制御信号に基づき付加され、さらに
非同期網のセルの調整のために空セル発生部724で生
成された空セルがSEL726により付加され、ATM
送信インタフェース730を通してATMセルとして非
同期網100に送出される。
【0063】上述の本実施例によれば、非同期網インタ
フェース部300において、第2の端末600が同期網
200上の端末であると判別された場合、クロック再生
回路381により再生された第2の端末600の送信ク
ロックが、第1の端末400の送信クロックとして設定
され、第2の端末600が非同期網100上の端末であ
ると判別された場合には、クロック生成部360により
生成された自走クロックが、または、第1の端末400
が発呼側の端末の場合には、非同期網に設定された非同
期網クロックが、さらに第1の端末400が着呼側の端
末の場合には、クロック再生回路381により再生され
た第2の端末600の送信クロックが、第1の端末40
0の送信クロックとして設定される。
【0064】したがって、第2の端末600が同期網2
00上の端末である場合には、第2の端末側のクロック
に従って第1の端末400と第2の端末600との間で
データを送受信することができ、AALタイプ1を利用
することなく第1の端末と第2の端末の相互通信が可能
になる。また、第2の端末が非同期網上の端末である場
合、第1の端末のクロックの自走クロックに従って、ま
たは、第1の端末400が発呼側の端末の場合、非同期
網に設定された非同期網クロックに従って、さらに第1
の端末400が着呼側の端末の場合、第2の端末600
側のクロックに従って、第1の端末400と第2の端末
600との間でデータを送受信することができ、AAL
タイプ1を利用することなく第1の端末400と第2の
端末600の相互通信が可能になる。
【0065】また、非同期インタフェース部300にお
いては、第2の端末600から第1の端末400に伝送
されるデータを入出力する遅延揺らぎ吸収バッファ38
1bに滞留するデータ量が一定になるように、遅延揺ら
ぎ吸収バッファ381bの読み出しクロックが制御さ
れ、この読み出しクロックにより第2の端末600の送
信クロックが形成される。したがって、簡単な回路構成
により第2の端末600の送信クロックを再生すること
ができる。
【0066】さらに、ゲートウェイ700においては、
第2の端末600から出力されたデータが、同期網20
0で設定された同期網クロックに従ってCPCSペイロ
ートバッファ322に書き込まれ、非同期網100で設
定された非同期網クロックに従ってCPCSペイロード
バッファ322から読み出されて第1の端末400に向
けて出力される。また、第1の端末400から出力され
たデータは、非同期網で設定された非同期網クロックに
従って遅延揺らぎ吸収バッファ381bに書き込まれ、
遅延揺らぎ吸収バッファ381bに滞留するデータ量が
遅延揺らぎ吸収バッファ381bの予め設定された一定
量になった時点で、同期網で設定された同期網クロック
に従って遅延揺らぎ吸収バッファ381bから読み出さ
れて第2の端末600に向けて出力される。したがっ
て、上述の非同期網インタフェース300の作用効果を
損なうことなく、クロック再生回路をゲートウエイ70
0に設ける必要がなくなる。
【0067】さらにまた、第1の端末400と第2の端
末600との上述の相互通信を、本実施例のようにAA
Lタイプ5という簡単な構造のプロトコルを利用して実
現しているので、非同期網インタフェース部300およ
びゲートウェイ700の回路構成を簡素化することがで
きる。またさらに、AALタイプ5は呼接続の時、AT
Mでは必ず必要となるプロトコルになるので、本実施例
のようにAALタイプ5用の回路を流用することによ
り、非同期網インタフェース部300およびゲートウェ
イ700の回路設計を容易にすることができる。
【0068】さらにまた、本実施例では、非同期網イン
タフェース部600とゲートウェイ700を類似した回
路によって構成しているので、部品の共通化を図ること
ができ、コストを低減することができる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第2の端
末が同期網上の端末である場合には、第2の端末側のク
ロックに従って第1の端末と第2の端末との間でデータ
を送受信するので、AALタイプ1を利用することなく
第1の端末と第2の端末の相互通信が可能になる。ま
た、第2の端末が同期網上の端末である場合、第1の端
末のクロックの自走クロックに従って第1の端末と第2
の端末との間でデータを送受信するので、AALタイプ
1を利用することなく第1の端末と第2の端末の相互通
信が可能になる。例えばAALタイプ5という簡単な構
造のプロトコルにより、第1の端末と第2の端末との相
互通信が可能になるので、通信に必要な回路を簡素化す
ることができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のクロック設定方法において、第2の端末から第1の
端末に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留す
るデータ量が一定になるように、バッファの読み出しク
ロックが制御され、この読み出しクロックにより第2の
端末の送信クロックが形成される。この結果、簡単な回
路構成により第2の端末の送信クロックを再生すること
ができる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、第2の端末
が同期網上の端末である場合には、第2の端末側のクロ
ックに従って第1の端末と第2の端末との間でデータを
送受信するので、AALタイプ1を利用することなく第
1の端末と第2の端末の相互通信が可能になる。また、
第2の端末が同期網上の端末である場合、第1の端末の
クロックの自走クロックに従って第1の端末と第2の端
末との間でデータを送受信するので、AALタイプ1を
利用することなく第1の端末と第2の端末の相互通信が
可能になる。例えばAALタイプ5という簡単な構造の
プロトコルにより、第1の端末と第2の端末との相互通
信が可能になるので、通信に必要な回路を簡素化するこ
とができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載のクロック設定装置において、第2の端末から第1の
端末に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留す
るデータ量が一定になるように、バッファの読み出しク
ロックが制御され、この読み出しクロックにより第2の
端末の送信クロックが形成される。この結果、簡単な回
路構成により第2の端末の送信クロックを再生すること
ができる。
【0073】請求項5記載の発明によれば、クロック設
定装置において、第2の端末が同期網上の端末である場
合には、第2の端末側のクロックに従って第1の端末と
第2の端末との間でデータを送受信するので、AALタ
イプ1を利用することなく第1の端末と第2の端末の相
互通信が可能になる。また、第2の端末が同期網上の端
末である場合、第1の端末のクロックの自走クロックに
従って第1の端末と第2の端末との間でデータを送受信
するので、AALタイプ1を利用することなく第1の端
末と第2の端末の相互通信が可能になる。
【0074】一方、ゲートウェイにおいては、第2の端
末から出力されたデータが、同期網で設定された同期網
クロックに従って第1バッファに書き込まれ、非同期網
で設定された非同期網クロックに従って第1バッファか
ら読み出されて第1の端末に向けて出力される。また、
第1の端末から出力されたデータが、非同期網で設定さ
れた非同期網クロックに従って第2バッファに書き込ま
れ、第2バッファに滞留するデータ量が第2バッファの
バッファサイズの半分になった時点で、同期網で設定さ
れた同期網クロックに従って第2バッファから読み出さ
れて第2の端末に向けて出力される。このため、上述の
クロック設定装置の作用効果を損なうことなく、クロッ
ク再生回路をゲートウエイに設ける必要がなくなる。
【0075】また、例えばAALタイプ5という簡単な
構造のプロトコルにより、第1の端末と第2の端末の相
互通信が可能になるので、通信に必要な回路を簡素化す
ることができる。請求項6記載の発明では、請求項5記
載のデータ伝送システムにおいて、第2の端末から第1
の端末に伝送されるデータを入出力するバッファに滞留
するデータ量が一定になるように、バッファの読み出し
クロックが制御され、この読み出しクロックにより第2
の端末の送信クロックが形成される。この結果、簡単な
回路構成により第2の端末の送信クロックを再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送システムの一実施例と
通信網との接続形態を示す図である。
【図2】図1に示された非同期網インタフェース部のブ
ロック図である。
【図3】図1に示されたゲートウェイのブロック図であ
る。
【図4】ATMアダプテーションレイヤにおけるAAL
タイプ5のフォーマットを説明する図である。
【図5】アダプティブクロック再生方法の原理を説明す
る図である。
【図6】アダプティブクロック再生方法を実現する回路
構成を示すブロック図である。
【図7】従来の各種電気通信網の接続形態を示す図であ
る。
【図8】従来の同期網のデータの転送方式を説明する図
である。
【図9】従来の非同期網のデータの転送方式を説明する
図である。
【図10】従来のATMアダプテーションレイヤにおけ
るタイプ1のフォーマットを説明する図である。
【図11】図10に示されたSAR−PDUヘッダの詳
細を示す図である。
【図12】従来のSRTSによるクロック再生方法を説
明する図である。
【図13】従来のAALタイプ1におけるクロック再生
に用いられるRTS値の伝送方法を説明する図である。
【図14】従来のAALタイプ1を採用する非同期網イ
ンタフェース部のブロック図である。
【図15】図14に示されたSRTS処理部のブロック
図である。
【図16】図14に示されたRTS生成部のブロック図
である。
【符号の説明】
100 非同期網 200 同期網 300 非同期網インタフェース部 320 CLA部 340 相手方網判別部(判別手段) 350 送信クロック選択部(クロック設定手段) 360 クロック生成部(クロック生成手段) 380 CLD部 381 クロック再生回路(クロック再生手段) 381a クロック再生部 381b 遅延揺らぎ吸収バッファ 400 第1の端末 500 同期網インタフェース部 600 第2の端末 700 ゲートウェイ 720 CLA部 721 バッファ制御部(第1バッファ制御部) 722 CPCSペイロード生成用バッファ(第1バ
ッファ) 750 CLD部 751 バッファ制御部(第2バッファ制御部) 752 遅延揺らぎ吸収バッファ(第2バッファ)
フロントページの続き (72)発明者 川村 嘉郁 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (56)参考文献 特開 平6−164608(JP,A) 特開 平6−252906(JP,A) 特開 平5−244113(JP,A) 特開 平5−14763(JP,A) 特開 平4−192838(JP,A) 特開 平6−303254(JP,A) 特開 平4−287439(JP,A) 特開 平3−155236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 7/00 H04L 12/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非同期網上の第1の端末から第2の端末に
    データを送信する際の第1の端末の送信クロックを設定
    するクロック設定方法において、 前記第2の端末の送信クロックを再生するクロック再生
    ステップと、 自走クロックを生成するクロック生成ステップと、 前記第2の端末が同期網上の端末であるか、非同期網上
    の端末であるかを判別する判別ステップと、 該判別ステップで第2の端末が同期網上の端末であると
    判別された場合、クロック再生ステップで再生された第
    2の端末の送信クロックを、第1の端末の送信クロック
    として設定し、判別ステップで第2の端末が非同期網上
    の端末であると判別された場合、クロック生成ステップ
    で生成された自走クロックを、第1の端末の送信クロッ
    クとして設定する送信クロック設定ステップと、を有す
    ることを特徴とするクロック設定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクロック設定方法におい
    て、 前記クロック再生ステップが、 第2の端末から第1の端末に向けて伝送されるデータを
    バッファに入力させ、読み出しクロックに従って前記バ
    ッファから出力させるデータ入出力ステップと、 前記バッファに滞留するデータ量が一定になるように、
    前記読み出しクロックを制御する読み出しクロック制御
    ステップと、を有し、 前記読み出しクロックにより前記第2の端末の送信クロ
    ックが形成されることを特徴とするクロック設定方法。
  3. 【請求項3】非同期網上の第1の端末から第2の端末に
    データを送信する際の第1の端末の送信クロックを設定
    するクロック設定装置において、 前記第2の端末の送信クロックを再生するクロック再生
    手段と、 自走クロックを生成するクロック生成手段と、 前記第2の端末が同期網上の端末であるか、非同期網上
    の端末であるかを判別する判別手段と、 該判別手段により第2の端末が同期網上の端末であると
    判別された場合、クロック再生手段により再生された第
    2の端末の送信クロックを、第1の端末の送信クロック
    として設定し、判別手段により第2の端末が非同期網上
    の端末であると判別された場合、クロック生成手段によ
    り生成された自走クロックを、第1の端末の送信クロッ
    クとして設定する送信クロック設定手段と、を有するこ
    とを特徴とするクロック設定手段。
  4. 【請求項4】請求項3記載のクロック設定手段におい
    て、 前記クロック再生手段が、 第2の端末から第1の端末に向けて伝送されるデータを
    入力し、読み出しクロックに従って出力するバッファ
    と、 前記バッファに滞留するデータ量が一定になるように、
    前記読み出しクロックを制御するとともに、該読み出し
    クロックを前記第2の端末の送信クロックとして出力す
    るクロック再生部と、を有することを特徴とするクロッ
    ク設定方法。
  5. 【請求項5】非同期網上の第1の端末から同期網上の第
    2の端末にデータを送信する際の第1の端末の送信クロ
    ックを設定するクロック設定装置と、前記非同期網と前
    記同期網の間に設けられ非同期網と同期網との相互通信
    を可能にするゲートウェイを備えたデータ伝送システム
    において、 前記クロック設定装置が、 前記第2の端末の送信クロックを再生するクロック再生
    手段と、 自走クロックを生成するクロック生成手段と、 前記第2の端末が同期網上の端末であるか、非同期網上
    の端末であるかを判別する判別手段と、 該判別手段により第2の端末が同期網上の端末であると
    判別された場合、クロック再生手段により再生された第
    2の端末の送信クロックを、第1の端末の送信クロック
    として設定し、判別手段により第2の端末が非同期網上
    の端末であると判別された場合、クロック生成手段によ
    り生成された自走クロックを、第1の端末の送信クロッ
    クとして設定する送信クロック設定手段と、を有し、 前記ゲートウェイが、 同期網および非同期網に接続された第1バッファと、 第2の端末から出力されたデータを、同期網で設定され
    た同期網クロックに従って第1バッファに書き込み、第
    1バッファに滞留するデータ量が予め設定された一定量
    毎に、非同期網で設定された非同期網クロックに従って
    第1バッファから読み出して第1の端末に向けて出力さ
    せる第1バッファ制御部と、 同期網および非同期網に接続された第2バッファと、 第1の端末から出力されたデータを、非同期網で設定さ
    れた非同期網クロックに従って第2バッファに書き込
    み、第2バッファに滞留するデータ量が予め設定された
    一定量になった時点で、同期網で設定された同期網クロ
    ックに従って第2バッファから読み出して第2の端末に
    向けて出力させる第2バッファ制御部と、を有すること
    を特徴とするデータ伝送システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のデータ伝送システムにおい
    て、 前記クロック設定装置のクロック再生手段が、 第2の端末から第1の端末に向けて伝送されるデータを
    入力し、読み出しクロックに従って出力するバッファ
    と、 前記バッファに滞留するデータ量が一定になるように、
    前記読み出しクロックを制御するとともに、該読み出し
    クロックを前記第2の端末の送信クロックとして出力す
    るクロック再生部と、を有することを特徴とするデータ
    伝送システム。
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