JPH0514763A - 画像パケツト通信システム - Google Patents
画像パケツト通信システムInfo
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- JPH0514763A JPH0514763A JP18934491A JP18934491A JPH0514763A JP H0514763 A JPH0514763 A JP H0514763A JP 18934491 A JP18934491 A JP 18934491A JP 18934491 A JP18934491 A JP 18934491A JP H0514763 A JPH0514763 A JP H0514763A
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- image
- packet
- transmission
- clock
- reception
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 送信用画像クロック生成手段11と受信用画
像クロック生成手段21は、基準クロックに従属同期さ
せた送信用画像クロックと受信用画像クロックを生成す
る。送信側端末10では、パケット組立手段13が送信
用画像クロックに基づいたタイミングでパケットを送信
し、受信側端末20では、パケット分解手段22が受信
したパケットから送信再生フレーム同期信号を生成し、
フレームメモリ制御手段24は、受信用画像クロックか
ら受信フレーム同期信号を生成し、フレームメモリ25
では、受信フレーム同期信号に送信再生フレーム同期信
号を一致させて画像情報を再生する。 【効果】 画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期
関係が保証された画像パケット通信が行える。
像クロック生成手段21は、基準クロックに従属同期さ
せた送信用画像クロックと受信用画像クロックを生成す
る。送信側端末10では、パケット組立手段13が送信
用画像クロックに基づいたタイミングでパケットを送信
し、受信側端末20では、パケット分解手段22が受信
したパケットから送信再生フレーム同期信号を生成し、
フレームメモリ制御手段24は、受信用画像クロックか
ら受信フレーム同期信号を生成し、フレームメモリ25
では、受信フレーム同期信号に送信再生フレーム同期信
号を一致させて画像情報を再生する。 【効果】 画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期
関係が保証された画像パケット通信が行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速パケット交換等の
実時間性を有するパケット交換網を用いて画像パケット
通信を行う画像パケット通信システムに関し、特にその
画像フレーム同期方式に関する。
実時間性を有するパケット交換網を用いて画像パケット
通信を行う画像パケット通信システムに関し、特にその
画像フレーム同期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のパケット交換では、デー
タ情報をパケット化して伝送する際にパケットのヘッダ
にフラグ(F)を付加し、受信側でこのフラグパタンを
検出することにより、パケットの先頭を識別し、パケッ
ト周期によるデータの再生を行っている。また、データ
情報は従来のパケット伝送レートの上限が64Kbps
であり、実時間性が必要とされていなかった。
タ情報をパケット化して伝送する際にパケットのヘッダ
にフラグ(F)を付加し、受信側でこのフラグパタンを
検出することにより、パケットの先頭を識別し、パケッ
ト周期によるデータの再生を行っている。また、データ
情報は従来のパケット伝送レートの上限が64Kbps
であり、実時間性が必要とされていなかった。
【0003】一方、従来のパケット交換とは異なる高速
パケット網、あるいはこの高速パケットの一種である非
同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mod
e)網が注目されている。この高速パケット網、非同期
転送モード網とは、パケット伝送レートを 1.5Mbps〜 1
50Mbpsと高速にし、かつ網内の通信プロトコルを簡素化
しているため、実時間性の必要な音声、画像等の通信が
可能となる。更に、データを含む各種の情報を全て同一
のパケットで統一的に扱うため、マルチメディア通信に
も柔軟に対応することができる。尚、非同期転送モード
(ATM)とは、CCITT(国際電信電話諮問委員
会)で命名された高速パケット交換の転送モードであ
り、以下、この非同期転送モード網を含むパケット網を
高速パケット網と定義して説明する。このような高速パ
ケット網を用いた画像伝送として、例えば、安田靖彦
映像のパケット伝送 テレビジョン学会誌、Vol、42、
No、6、1988年6月号、第 533〜 537頁に記載されたも
のがあり、この刊行物には、映像のパケット伝送とし
て、映像信号のバースト性と統計的多重化やパケット廃
棄対策等が示されている。
パケット網、あるいはこの高速パケットの一種である非
同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mod
e)網が注目されている。この高速パケット網、非同期
転送モード網とは、パケット伝送レートを 1.5Mbps〜 1
50Mbpsと高速にし、かつ網内の通信プロトコルを簡素化
しているため、実時間性の必要な音声、画像等の通信が
可能となる。更に、データを含む各種の情報を全て同一
のパケットで統一的に扱うため、マルチメディア通信に
も柔軟に対応することができる。尚、非同期転送モード
(ATM)とは、CCITT(国際電信電話諮問委員
会)で命名された高速パケット交換の転送モードであ
り、以下、この非同期転送モード網を含むパケット網を
高速パケット網と定義して説明する。このような高速パ
ケット網を用いた画像伝送として、例えば、安田靖彦
映像のパケット伝送 テレビジョン学会誌、Vol、42、
No、6、1988年6月号、第 533〜 537頁に記載されたも
のがあり、この刊行物には、映像のパケット伝送とし
て、映像信号のバースト性と統計的多重化やパケット廃
棄対策等が示されている。
【0004】ところで、高速パケット網を介した画像パ
ケット通信のシステム全系を考えると、送信側端末で
は、情報源のサンプリングクロックの基づく送信用画像
クロックがあり、その網ではディジタル同期網に基づく
網クロックがあり、受信側端末では情報再生のサンプリ
ングクロックに基づく受信用画像クロックがある。ここ
で、送信側の情報源の画像情報が受信側で正しく再生さ
れるためには、送信用画像クロックと受信用画像クロッ
クの同期関係が保持される必要がある。このような画像
の同期方式としては、従来の回線網ではフレームシンク
ロナイザが使用されていた。このフレームシンクロナイ
ザによる同期方式とは、異なるクロック関係をフレーム
メモリを介して吸収し、書込クロックと読出クロックの
クロック差分を積算して、フレーム単位にアド・ドロッ
プ(Add−Drop)制御、即ち積算の結果、不足す
る場合は加算し、余剰のある場合は減算する制御を行う
ものであった。
ケット通信のシステム全系を考えると、送信側端末で
は、情報源のサンプリングクロックの基づく送信用画像
クロックがあり、その網ではディジタル同期網に基づく
網クロックがあり、受信側端末では情報再生のサンプリ
ングクロックに基づく受信用画像クロックがある。ここ
で、送信側の情報源の画像情報が受信側で正しく再生さ
れるためには、送信用画像クロックと受信用画像クロッ
クの同期関係が保持される必要がある。このような画像
の同期方式としては、従来の回線網ではフレームシンク
ロナイザが使用されていた。このフレームシンクロナイ
ザによる同期方式とは、異なるクロック関係をフレーム
メモリを介して吸収し、書込クロックと読出クロックの
クロック差分を積算して、フレーム単位にアド・ドロッ
プ(Add−Drop)制御、即ち積算の結果、不足す
る場合は加算し、余剰のある場合は減算する制御を行う
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フレームシンクロナイザによるフレーム同期方式では、
例えば、送信用画像クロックと網クロックの差分を吸収
するため、フレームメモリを介してアド・ドロップ制御
を行うことから、画像のフレーム単位に情報が付加ある
いは欠落し、連続している画像情報が一時的に不連続に
なってしまう。その結果、画像通信においては、一時的
な画質の劣化を招くという問題点があった。また、例え
ば、受信側で網クロックと受信用画像クロックとの関係
にフレームシンクロナイザによるフレーム同期方式を適
用しても上記の送信側の問題と同様な問題が発生する。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、画像情報の連続性を保持した画質の良好な画像
パケット通信を可能とする画像パケット通信システムを
提供することを目的とする。
フレームシンクロナイザによるフレーム同期方式では、
例えば、送信用画像クロックと網クロックの差分を吸収
するため、フレームメモリを介してアド・ドロップ制御
を行うことから、画像のフレーム単位に情報が付加ある
いは欠落し、連続している画像情報が一時的に不連続に
なってしまう。その結果、画像通信においては、一時的
な画質の劣化を招くという問題点があった。また、例え
ば、受信側で網クロックと受信用画像クロックとの関係
にフレームシンクロナイザによるフレーム同期方式を適
用しても上記の送信側の問題と同様な問題が発生する。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、画像情報の連続性を保持した画質の良好な画像
パケット通信を可能とする画像パケット通信システムを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像パケット通
信システムは、実時間の通信を行うパケット交換網を用
いた画像パケット通信システムにおいて、画像パケット
通信システムの送信側端末に備えられ、基準クロックに
従属同期した送信用画像クロックを生成する送信用画像
クロック生成手段と、前記送信側端末に設けられ、前記
送信用画像クロックに基づく送信フレーム同期信号を生
成するタイミング制御手段と、前記送信側端末に設けら
れ、前記送信フレーム同期信号を基準としたタイミング
パケットと画像パケットとを生成するパケット組立手段
と、前記画像パケット通信システムの受信側端末に設け
られ、前記基準クロックに従属同期した受信用画像クロ
ックを生成する受信用画像クロック生成手段と、前記受
信側端末に設けられ、受信したタイミングパケットか
ら、タイミング情報による送信再生フレーム同期信号を
生成すると共に、受信した画像パケットから画像情報を
分離するパケット分解手段と、前記受信側端末に備えら
れ、前記画像情報を格納するフレームメモリと、前記受
信側端末に備えられ、前記受信用画像クロックに基づく
受信フレーム同期信号を生成し、該受信フレーム同期信
号に前記送信再生フレーム同期信号を一致させて、前記
フレームメモリに格納された画像情報を再生するフレー
ムメモリを制御するフレームメモリ制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
信システムは、実時間の通信を行うパケット交換網を用
いた画像パケット通信システムにおいて、画像パケット
通信システムの送信側端末に備えられ、基準クロックに
従属同期した送信用画像クロックを生成する送信用画像
クロック生成手段と、前記送信側端末に設けられ、前記
送信用画像クロックに基づく送信フレーム同期信号を生
成するタイミング制御手段と、前記送信側端末に設けら
れ、前記送信フレーム同期信号を基準としたタイミング
パケットと画像パケットとを生成するパケット組立手段
と、前記画像パケット通信システムの受信側端末に設け
られ、前記基準クロックに従属同期した受信用画像クロ
ックを生成する受信用画像クロック生成手段と、前記受
信側端末に設けられ、受信したタイミングパケットか
ら、タイミング情報による送信再生フレーム同期信号を
生成すると共に、受信した画像パケットから画像情報を
分離するパケット分解手段と、前記受信側端末に備えら
れ、前記画像情報を格納するフレームメモリと、前記受
信側端末に備えられ、前記受信用画像クロックに基づく
受信フレーム同期信号を生成し、該受信フレーム同期信
号に前記送信再生フレーム同期信号を一致させて、前記
フレームメモリに格納された画像情報を再生するフレー
ムメモリを制御するフレームメモリ制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の画像パケット通信システムにおいて
は、送信用画像クロック生成手段と受信用画像クロック
生成手段は、基準クロックに従属同期させた送信用画像
クロックと受信用画像クロックを生成する。送信側端末
では、パケット組立手段が送信用画像クロックに基づい
たタイミングでパケットを送信し、受信側端末では、パ
ケット分解手段が受信したパケットから送信再生フレー
ム同期信号を生成し、フレームメモリ制御手段は、受信
用画像クロックから受信フレーム同期信号を生成し、フ
レームメモリでは、受信フレーム同期信号に送信再生フ
レーム同期信号を一致させて画像情報を再生する。従っ
て、画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期関係が
保証された画像パケット通信が行える。
は、送信用画像クロック生成手段と受信用画像クロック
生成手段は、基準クロックに従属同期させた送信用画像
クロックと受信用画像クロックを生成する。送信側端末
では、パケット組立手段が送信用画像クロックに基づい
たタイミングでパケットを送信し、受信側端末では、パ
ケット分解手段が受信したパケットから送信再生フレー
ム同期信号を生成し、フレームメモリ制御手段は、受信
用画像クロックから受信フレーム同期信号を生成し、フ
レームメモリでは、受信フレーム同期信号に送信再生フ
レーム同期信号を一致させて画像情報を再生する。従っ
て、画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期関係が
保証された画像パケット通信が行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の画像パケット通信システムの
実施例を示すブロック図である。図のシステムは、送信
側端末10では、送信用画像クロック生成手段11と、
タイミング制御手段12と、パケット組立手段13とか
らなり、受信側端末20では、受信用画像クロック生成
手段21と、パケット分解手段22と、タイミング制御
手段23と、フレームメモリ制御手段24と、フレーム
メモリ25とからなる。また、送信側端末10と受信側
端末20とは高速パケット網30を介して接続されてお
り、高速パケット網30には網クロック分配部31が設
けられている。尚、この例は片方向通信の形態の場合を
示している。
説明する。図1は本発明の画像パケット通信システムの
実施例を示すブロック図である。図のシステムは、送信
側端末10では、送信用画像クロック生成手段11と、
タイミング制御手段12と、パケット組立手段13とか
らなり、受信側端末20では、受信用画像クロック生成
手段21と、パケット分解手段22と、タイミング制御
手段23と、フレームメモリ制御手段24と、フレーム
メモリ25とからなる。また、送信側端末10と受信側
端末20とは高速パケット網30を介して接続されてお
り、高速パケット網30には網クロック分配部31が設
けられている。尚、この例は片方向通信の形態の場合を
示している。
【0009】送信用画像クロック生成手段11は、高速
パケット網30の網クロック分配部31から分配された
基準クロックとしての網クロック(例えば8KHZ )を
入力し、この基準クロックに従属同期させた送信用画像
クロックを生成する機能を有している。タイミング制御
手段12は、送信用画像クロックを入力し、このクロッ
クに基づいて送信同期フレーム同期信号(FST )を生
成し、この信号をパケット組立手段13に送出する機能
を有している。パケット組立手段13は、画像信号を入
力し、送信同期フレーム同期信号(FST )を基準とし
てタイミングパケット(PT )および画像パケット(P
V )を組み立てる機能を有している。一方、受信側端末
20において、受信用画像クロック生成手段21は、送
信用画像クロック生成手段11と同様に高速パケット網
30の網クロック分配部31から送出された基準クロッ
クを入力し、この基準クロックに従属同期した受信用画
像クロックを生成する機能を有している。また、パケッ
ト分解手段22は、高速パケット網30を介して受信し
た画像パケット受信信号からタイミング情報と画像情報
とを分離する機能を有している。
パケット網30の網クロック分配部31から分配された
基準クロックとしての網クロック(例えば8KHZ )を
入力し、この基準クロックに従属同期させた送信用画像
クロックを生成する機能を有している。タイミング制御
手段12は、送信用画像クロックを入力し、このクロッ
クに基づいて送信同期フレーム同期信号(FST )を生
成し、この信号をパケット組立手段13に送出する機能
を有している。パケット組立手段13は、画像信号を入
力し、送信同期フレーム同期信号(FST )を基準とし
てタイミングパケット(PT )および画像パケット(P
V )を組み立てる機能を有している。一方、受信側端末
20において、受信用画像クロック生成手段21は、送
信用画像クロック生成手段11と同様に高速パケット網
30の網クロック分配部31から送出された基準クロッ
クを入力し、この基準クロックに従属同期した受信用画
像クロックを生成する機能を有している。また、パケッ
ト分解手段22は、高速パケット網30を介して受信し
た画像パケット受信信号からタイミング情報と画像情報
とを分離する機能を有している。
【0010】タイミング制御手段23は、パケット分解
手段22で分解されたタイミング情報から送信再生フレ
ーム同期信号(FST1)を生成し、これをフレームメモ
リ25に送出する機能を有している。フレームメモリ制
御手段24は、受信用画像クロック生成手段21からの
受信用画像クロックを入力して、このクロックに基づい
た受信フレーム同期信号(FSR )を生成し、これをフ
レームメモリ25に送出して、フレームメモリ25に入
力された送信再生フレーム同期信号(FST1)に最大1
フレーム分の遅延差を付加して受信フレーム同期信号
(FSR )に同期させ、画像情報を再生させる機能を有
している。フレームメモリ25は、パケット分解手段2
2から送出された画像情報を格納し、フレームメモリ制
御手段24の制御によって受信フレーム同期信号(FS
R )に同期した再生画像信号を送出するメモリである。
手段22で分解されたタイミング情報から送信再生フレ
ーム同期信号(FST1)を生成し、これをフレームメモ
リ25に送出する機能を有している。フレームメモリ制
御手段24は、受信用画像クロック生成手段21からの
受信用画像クロックを入力して、このクロックに基づい
た受信フレーム同期信号(FSR )を生成し、これをフ
レームメモリ25に送出して、フレームメモリ25に入
力された送信再生フレーム同期信号(FST1)に最大1
フレーム分の遅延差を付加して受信フレーム同期信号
(FSR )に同期させ、画像情報を再生させる機能を有
している。フレームメモリ25は、パケット分解手段2
2から送出された画像情報を格納し、フレームメモリ制
御手段24の制御によって受信フレーム同期信号(FS
R )に同期した再生画像信号を送出するメモリである。
【0011】次に、上記の画像パケット通信システムの
動作について説明する。図2は、送信側と受信側の画像
フレームの同期関係を説明するためのタイミングチャー
トである。先ず、送信側端末10では、画像信号を入力
すると、パケット組立手段13は画像パケット送信信号
を高速パケット網30に出力する。この時、送信用画像
クロック生成手段11は、基準クロックに従属同期した
送信用画像クロックを生成し、タイミング制御手段12
は、この送信用画像クロックに基づいて送信フレーム同
期信号(FST )をパケット組立手段13に送出する
(図2(a))。即ち、送信同期フレーム同期信号はフ
レーム毎に送出される信号である。この送信フレーム同
期信号がパケット組立手段13に入力されることによっ
て、パケット組立手段13は、送信フレーム同期信号を
基準にしてタイミングパケット(PT )および画像パケ
ット(PV )を組み立て、高速パケット網30に出力す
る(図2(b))。ここでは、送信側の第nフレーム、
第n+1フレーム、第n+2フレームの画像パケット送
信信号として、タイミングパケット(PT )と、これに
後続する画像パケットPV (n)、PV (n+1)、P
V (n+2)をそれぞれ示している。
動作について説明する。図2は、送信側と受信側の画像
フレームの同期関係を説明するためのタイミングチャー
トである。先ず、送信側端末10では、画像信号を入力
すると、パケット組立手段13は画像パケット送信信号
を高速パケット網30に出力する。この時、送信用画像
クロック生成手段11は、基準クロックに従属同期した
送信用画像クロックを生成し、タイミング制御手段12
は、この送信用画像クロックに基づいて送信フレーム同
期信号(FST )をパケット組立手段13に送出する
(図2(a))。即ち、送信同期フレーム同期信号はフ
レーム毎に送出される信号である。この送信フレーム同
期信号がパケット組立手段13に入力されることによっ
て、パケット組立手段13は、送信フレーム同期信号を
基準にしてタイミングパケット(PT )および画像パケ
ット(PV )を組み立て、高速パケット網30に出力す
る(図2(b))。ここでは、送信側の第nフレーム、
第n+1フレーム、第n+2フレームの画像パケット送
信信号として、タイミングパケット(PT )と、これに
後続する画像パケットPV (n)、PV (n+1)、P
V (n+2)をそれぞれ示している。
【0012】一方、受信側端末20では、高速パケット
網30から画像パケット受信信号を入力すると(図2
(c)に示す)、パケット分解手段22は、タイミング
情報(タイミングパケット:PT )と画像情報(画像パ
ケット:PV )を分離する。この時、タイミング制御手
段23はタイミング情報に基づいて送信再生フレーム同
期信号(FST1)を生成し、これをフレームメモリ25
に送出する(図2(d))。また、受信用画像クロック
生成手段21は、基準クロックに基づいて受信用画像ク
ロックを生成し、フレームメモリ制御手段24に出力す
る。フレームメモリ制御手段24は、受信用画像クロッ
クに基づいて受信フレーム同期信号(FSR )を生成
し、フレームメモリ25に送出する(図2(e))。フ
レームメモリ25では、入力された受信フレーム同期信
号(FSR )に基づき送信再生フレーム同期信号(FS
T1)を最大1フレーム分の遅延差を付加してフレーム同
期化を図る。
網30から画像パケット受信信号を入力すると(図2
(c)に示す)、パケット分解手段22は、タイミング
情報(タイミングパケット:PT )と画像情報(画像パ
ケット:PV )を分離する。この時、タイミング制御手
段23はタイミング情報に基づいて送信再生フレーム同
期信号(FST1)を生成し、これをフレームメモリ25
に送出する(図2(d))。また、受信用画像クロック
生成手段21は、基準クロックに基づいて受信用画像ク
ロックを生成し、フレームメモリ制御手段24に出力す
る。フレームメモリ制御手段24は、受信用画像クロッ
クに基づいて受信フレーム同期信号(FSR )を生成
し、フレームメモリ25に送出する(図2(e))。フ
レームメモリ25では、入力された受信フレーム同期信
号(FSR )に基づき送信再生フレーム同期信号(FS
T1)を最大1フレーム分の遅延差を付加してフレーム同
期化を図る。
【0013】即ち、画像パケット受信信号は高速パケッ
ト網30による遅延(時間的なゆらぎ)分があり、従っ
て、その送信再生フレーム同期信号(FST1)は受信フ
レーム同期信号(FSR )とは非同期である。ただ、こ
の場合、送信再生フレーム同期信号(FST1)と受信フ
レーム同期信号(FSR )は、いずれも基準クロックに
従属同期しているため、お互いの位相関係は一致してい
るが、フレーム同期の位置が不一致となっている。従っ
て、フレームメモリ25において、送信再生フレーム同
期信号(FST1)に最大1フレームの遅延差を付加する
ことによって、受信フレーム同期信号(FSR )へのフ
レーム同期化を行うことができることになる。その結
果、フレームメモリ25に蓄積された画像情報は、受信
フレーム同期信号(FSR )に同期して再生画像信号と
して出力される(図2(f))。即ち、再生画像信号と
して、画像パケットP(V )とPV (n+1)、PV
(n+2)に対応するV(n)、V(n+1)、V(n
+2)(但し、V(n+2)は図示省略)が出力され
る。
ト網30による遅延(時間的なゆらぎ)分があり、従っ
て、その送信再生フレーム同期信号(FST1)は受信フ
レーム同期信号(FSR )とは非同期である。ただ、こ
の場合、送信再生フレーム同期信号(FST1)と受信フ
レーム同期信号(FSR )は、いずれも基準クロックに
従属同期しているため、お互いの位相関係は一致してい
るが、フレーム同期の位置が不一致となっている。従っ
て、フレームメモリ25において、送信再生フレーム同
期信号(FST1)に最大1フレームの遅延差を付加する
ことによって、受信フレーム同期信号(FSR )へのフ
レーム同期化を行うことができることになる。その結
果、フレームメモリ25に蓄積された画像情報は、受信
フレーム同期信号(FSR )に同期して再生画像信号と
して出力される(図2(f))。即ち、再生画像信号と
して、画像パケットP(V )とPV (n+1)、PV
(n+2)に対応するV(n)、V(n+1)、V(n
+2)(但し、V(n+2)は図示省略)が出力され
る。
【0014】尚、上記実施例では、送信用画像クロック
および受信用画像クロックを生成するための基準クロッ
クとして、高速パケット網30の網クロックを用いた
が、これに限定されるものではなく、送信側端末10お
よび受信側端末20に対して、共通の基準クロックであ
れば、網クロックとは異なるクロックを用いても良い。
および受信用画像クロックを生成するための基準クロッ
クとして、高速パケット網30の網クロックを用いた
が、これに限定されるものではなく、送信側端末10お
よび受信側端末20に対して、共通の基準クロックであ
れば、網クロックとは異なるクロックを用いても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像パケ
ット通信システムによれば、送信側端末と受信側端末に
おいて、基準クロックに従属同期した画像クロックを発
生し、送信側端末ではその画像クロックに基づいてパケ
ットを組み立て、受信側端末では、画像クロックに基づ
く受信フレーム同期信号を生成し、この受信フレーム同
期信号を基準として画像情報を再生するようにしたの
で、画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期関係が
保証された確実な画像パケット通信システムが構築でき
る効果がある。
ット通信システムによれば、送信側端末と受信側端末に
おいて、基準クロックに従属同期した画像クロックを発
生し、送信側端末ではその画像クロックに基づいてパケ
ットを組み立て、受信側端末では、画像クロックに基づ
く受信フレーム同期信号を生成し、この受信フレーム同
期信号を基準として画像情報を再生するようにしたの
で、画像情報の付加や欠落がなく、フレーム同期関係が
保証された確実な画像パケット通信システムが構築でき
る効果がある。
【図1】本発明の画像パケット通信システムの構成図で
ある。
ある。
【図2】本発明の画像パケット通信システムのタイミン
グチャートである。
グチャートである。
10 送信側端末 11 送信用画像クロック生成手段 12 タイミング制御手段 13 パケット組立手段 20 受信側端末 21 受信用画像クロック生成手段 22 パケット分解手段 23 タイミング制御手段 24 フレームメモリ制御手段 25 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/08 Z 8949−5K 12/48 12/56 H04N 7/08 Z 9070−5C H04Q 11/04 304 B 8843−5K 9076−5K H04Q 11/04 T (72)発明者 今井 寛 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 実時間の通信を行うパケット交換網を用
いた画像パケット通信システムにおいて、 画像パケット通信システムの送信側端末に備えられ、基
準クロックに従属同期した送信用画像クロックを生成す
る送信用画像クロック生成手段と、 前記送信側端末に設けられ、前記送信用画像クロックに
基づく送信フレーム同期信号を生成するタイミング制御
手段と、 前記送信側端末に設けられ、前記送信フレーム同期信号
を基準としたタイミングパケットと画像パケットとを生
成するパケット組立手段と、 前記画像パケット通信システムの受信側端末に設けら
れ、前記基準クロックに従属同期した受信用画像クロッ
クを生成する受信用画像クロック生成手段と、前記受信
側端末に設けられ、受信したタイミングパケットから、
タイミング情報による送信再生フレーム同期信号を生成
すると共に、受信した画像パケットから画像情報を分離
するパケット分解手段と、 前記受信側端末に備えられ、前記画像情報を格納するフ
レームメモリと、 前記受信側端末に備えられ、前記受信用画像クロックに
基づく受信フレーム同期信号を生成し、該受信フレーム
同期信号に前記送信再生フレーム同期信号を一致させ
て、前記フレームメモリに格納された画像情報を再生す
るフレームメモリを制御するフレームメモリ制御手段と
を備えたことを特徴とする画像パケット通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18934491A JPH0514763A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 画像パケツト通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18934491A JPH0514763A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 画像パケツト通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514763A true JPH0514763A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16239765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18934491A Pending JPH0514763A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 画像パケツト通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514763A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6052370A (en) * | 1996-06-28 | 2000-04-18 | Nec Corporation | Moving image communication system and method for performing image communication |
US6438143B1 (en) | 1997-10-07 | 2002-08-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image packet communications system |
JP2013015944A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Toshiba Corp | 画面表示装置、及び中継装置 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP18934491A patent/JPH0514763A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6052370A (en) * | 1996-06-28 | 2000-04-18 | Nec Corporation | Moving image communication system and method for performing image communication |
US6438143B1 (en) | 1997-10-07 | 2002-08-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image packet communications system |
JP2013015944A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Toshiba Corp | 画面表示装置、及び中継装置 |
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