JP2956795B2 - ディジタル加入者線伝送端局装置のクロック同期方法 - Google Patents
ディジタル加入者線伝送端局装置のクロック同期方法Info
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Description
ジタル加入者線伝送回線(以下、ピンポン伝送回線とい
う)を終端し、該ピンポン伝送回線の送受信信号を時分
割多重化した多重化インタフェース(以下、Vインタフ
ェースという)を交換装置に提供し、前記ピンポン伝送
回線相互間の送受信信号のバースト位相同期をとるよう
に構成したディジタル加入者線伝送端局装置のクロック
同期方法に関する。
本インタフェースをピンポン伝送方式で提供する通信シ
ステムの構成図を示す。本構成図は簡単な構成を示して
いるが、宅内側A及び局側Bには複数の各ユニットを有
する。図において、1及び2はディジタル加入者線伝送
端局装置ISLT1及びISLT2(I-interfaceSub
scriber Line Termination)、3は交換装置ET(E
xchange Termination)、4は主クロック供給装置DC
S(Digital Clock Supply)、5はディジタル回線
局内終端回路IOCU(I-interface Office Channe
l Unit)、 6はディジタル回線宅内接続装置IDSU(I-interfa
ce Digital ServiceUnit)、7はISDN基本ユー
ザ・網インタフェース(以下、T点という)、 8は2線メタリック加入者線(以下、2線加入者線と略
称する)、9は多重化インタフェース(以下、Vインタ
フェースという)、10は多重分離回路MUX(Multi
plex)、11はクロック生成回路、12は上記IOCU
5とMUX10間の送受信信号、13は上記DOS4か
ら上記ET3及びクロック生成回路11へ提供される供
給クロック、14は上記クロック生成回路11から上記
IOCU5へ提供されるバースト同期クロックである。
局側Bより2線加入者線8を介して、宅内側Aに設置さ
れるディジタル回線宅内接続装置(IDSU)6と、局
側Bに設置されるディジタル加入者線伝送端局装置(I
SLT)1、2内に収容されるディジタル回線局用終端
回路(IOCU)5とが接続され、ピンポン伝送が行わ
れる。
ピンポン伝送回線の局側Bからの送信信号群(バースト
位相)を同期化して、ピンポン伝送回線相互間の近端漏
話雑音による伝送品質の劣化を回避している。
I.430勧告に規定されるT点7をユーザに提供す
る。ISLT1、2内には、複数のIOCU5が収容さ
れ、各回線の送受信信号12は多重分離回路(MUX)
10で多重および分離化され、Vインタフェース9とし
て交換装置(ET)3に提供される。
(DCS)4は、ET3、ISLT1、2等の局内装置
の動作に必要な供給クロック13を提供する。クロック
生成回路11は提供された供給クロック13を受信し、
バースト同期クロック14を生成し、IOCU5に供給
するとともに必要に応じて装置(ISLT)動作に必要
なクロックを供給クロック13から作成する。
が多重化されている多重化送受信信号の他に、ISLT
1、2においてその多重化送受信信号の識別再生に必要
なビットクロック(例えば8.192MHz)と時分割多
重化された各回線を回線ごとに分離するためにフレーム
クロック(例えば8KHz)をISLT1,2に提供す
る。
は、通常、Vインタフェース9から提供される上記フレ
ームクロックの周期よりも低い、その整数比の分周クロ
ック周期(例えば400Hz)が使用される。
い場合は、ISLT内で上記Vインタフェース9からの
フレームクロックを分周することによりバースト同期ク
ロック14を生成し、IOCU5に分配すればよいが、
ISLTが複数台ある場合にはISLTの外部からのバ
ースト同期クロック14の提供を受けることが必要とな
る。つまり、ピンポン伝送では、局側Bから送出される
バースト同期クロック14は全て同一でなければならな
い。
には、このバースト同期クロック14が含まれており、
この供給クロック13に含まれるバースト同期クロック
14をクロック生成回路11で検出し、これをIOCU
5に提供することにより、複数のISLT1,2に収容
されるピンポン伝送回線のバースト位相の同期化を可能
としている。
は、ビットクロック(64KHz)、オクテットクロック
(8KHz)、バースト同期クロック(400Hz)が提
供される。
(MUX)10内Vインタフェース接続回線10−1の
構成例を示し、図中、Vインタフェース9の9−1はV
インタフェース上の信号で多重化送信信号、9−2はV
インタフェース上の信号で再生多重化受信信号、9−3
はVインタフェース上の信号でビットクロック、フレー
ムクロックである。21,22は後述の位相ずれ吸収用
のフレームメモリである。15,17は夫々フレームメ
モリ21用の書込みクロック、読出しクロック、16,
18は夫々フレームメモリ22用の読出しクロック、書
込クロック、19はMUX10内信号で再生多重化送信
信号、20はMUX10内信号で多重化受信信号、23
はMUX10の動作用クロック(ビットクロック、オク
テットクロック)であって、DCS4からの供給クロッ
ク(ビットクロック、オクテットクロック、バースト同
期クロック)を入力としたクロック生成回路11で生成
され、かつ、上記読出しクロック17、書込みクロック
18となる。24はVインタフェース9−3(ビットク
ロック、フレームクロック)からのクロック受信生成回
路であり書込みクロック15、読出しクロック16を生
成する。
1,2では、Vインタフェース9−3からビットクロッ
クとフレームクロックを提供され、また、同時にDCS
4からの供給クロック13(ビットクロック、オクテッ
トクロック、バースト同期クロック)が提供される。そ
して、ISLT1,2内の動作クロックをDCS4から
の供給クロック13に同期させて動作するように構成す
るために、Vインタフェース9からの多重化送受信信号
の1フレーム分を一旦フレームメモリ21,22に書込
むことにより、1フレーム分の位相ずれを吸収してVイ
ンタフェースとの相互接続を実現している。
信信号9−1は、Vインタフェース9から供給されるビ
ットクロック、フレームクロック9−3に同期した書込
みクロック15によってフレームメモリ21に入力さ
れ、DCS4から提供された供給クロック13に同期し
た議出しクロック17によって再生多重化送信信号19
として出力される。
提供された供給クロック13に同期した書込みクロック
18によってフレームメモリ22に入力され、Vインタ
フェース9から提供されるビットクロック、フレームク
ロック9−3に同期した読出しクロック16によってV
インタフェース9への再生多重化受信信号9−2として
出力される。
上のビットクロック、フレームクロック9−3は、多重
化送受信信号9−1,9−2に同期したクロックであ
り、このクロックによってフレームメモリ21,22の
Vインタフェース側が動作させられる。
S4からの供給クロック13に同期したクロックであ
り、このクロックによって、ISLT内部が動作させら
れる。クロック23は、再生多重化送信信号19、多重
化受信信号20に同期化されたクロックであり、多重分
離回路(MUX)10の動作用クロックである。すなわ
ち、DCS4からの供給クロック13によってフレーム
メモリ21,22のIDCU側が動作される。
入者線伝送端局装置(ISLT)における多重分離回路
(MUX)は、Vインタフェース9からと、主クロック
供給装置(DCS)4からの双方からクロック提供され
る構成となっている。
置(ISLT)内の動作クロックとしては、主クロック
供給装置(DCS)から提供されるクロックを使用する
構成を採用しているため、Vインタフェース9からのフ
レームクロック位相と主クロック供給装置からのオクテ
ットクロック(=フレームクロック)とが位相同期化し
ていないことからフレームメモリを使用し位相ずれを吸
収しなければならないという欠点があった。すなわち、
図4において、フレームメモリ21,22を挟んで、V
インタフェース9側(右側)とIOCU5側(左側)と
で動作クロックを乗り換える構成、つまり、フレームメ
モリ21,22から右側はVインタフェース9から供給
されるクロックで動作し、フレームメモリ21,22か
ら左側は、主クロック供給装置(DCS)4から供給さ
れるクロックで動作するように構成していた。
用する欠点を除去し、簡単なビットバッファによる構成
でディジタル加入者線の伝送端局装置用クロック同期を
行なうことを目的とする。
分割ディジタル加入者線伝送回線を終端し、該複数回線
の送受信信号を時分割多重化した多重化インタフェース
を交換装置に提供し、前記複数回線相互間の送受信信号
のバースト位相同期をとるように構成したディジタル加
入者線伝送端局装置において、前記多重化インタフェー
ス(Vインタフェース)では前記交換装置から、前記デ
ィジタル加入者線伝送端局装置に、前記複数回線の多重
化送受信信号に同期したビットクロックとフレームクロ
ックを提供し、また、別の主クロック供給装置(DC
S)から前記ディジタル加入者線伝送端局装置にビット
クロックとオクテットクロック(=フレームクロック)
とバースト同期クロックを提供し、前記多重化インタフ
ェースから提供されるフレームクロックをバースト同期
クロック周波数に等しい周波数に分周回路で分周し、該
分周回路は前記主クロック供給装置から提供されるバー
スト同期クロックによりリセットされ、該分周回路の出
力クロックを、前記ディジタル加入者線伝送端局装置に
終端した2線時分割ディジタル加入者線伝送回線(IO
CU側)のバースト同期クロックとすることを特徴とす
る。
よび主クロック供給装置(DCS)の双方から供給され
るクロックは、相互に周波数同期しているため、周波数
については、バッファメモリを挟んで、Vインタフェー
スとIOCU側とで、クロック乗り換えの必要はない。
また、主クロック供給装置(DCS)から供給されるク
ロックは、400Hzクロックの位相情報のみが必要で
ある。さらに、2線時分割ディジタル加入線伝送回線で
は、バースト位相同期(400Hz)をとればよく、あ
るバーストで送らなければない特定のオクテットデータ
はない。本発明は、この3点に着目し、Vインタフェー
スとIOCU側とでクロック乗り換えは行わずに、IO
CU側でも、Vインタフェースから供給されるクロック
で動作させ、主クロック供給装置(DCS)4から供給
されるクロックについては400Hz位相情報(バース
ト同期クロック)のみを使用する構成としたものであ
る。VインタフェースとIOCU側とで、クロック乗り
換えの必要がないことにより、バッファメモリとしてフ
レームメモリを使用せずに、簡単なビットバッファで十
分である。このように、本発明によれば、簡単なビット
バッファにより、多重化インタフェース(Vインタフェ
ース)から供給されるクロックをディジタル加入者線端
局装置内の動作クロックとしつつ複数のディジタル加入
者線伝送端局装置間で位相同期したバースト同期クロッ
クを生成することが可能となるディジタル加入者線の伝
送端局装置のクロック同期方法を提供することができ
る。
ムに適用される多重分離回路(MUX)内Vインタフェ
ース接続回路10−1の構成図を示す。
トバッファ、26は多重化受信信号用ビットバッファ、
27は、Vインタフェース9から提供されるフレームク
ロック(例えば、8KHz)23−1をバースト同期ク
ロック14(例えば、400Hz)に等しい周波数に分
周(1/20)する分周回路である。その他、図4と同
一符号は同じユニット、信号等を示す。
置(ISLT)は、Vインタフェース9から提供される
フレームクロック9−3をもとに、本装置内の動作クロ
ック23を作成するように構成される。即ち、バースト
同期クロック14としては、Vインタフェース9−3か
ら提供されるフレームクロック(8KHz)23−1を
分周回路27で分周(1/20)したクロックを用い
る。
ロック14の位相を同期化させる動作を主クロック供給
装置(DCS)4からの提供される供給クロック13の
内のバースト同期クロック28(400Hz)を用い
て、上記フレームクロック23−1を分周回路27で分
周してバースト同期クロック14を生成する分周回路2
7をリセットすることにより実現している。
ムクロックとバースト同期クロックのタイミングチャー
トである。図中のはISLT1で得られるバースト同
期クロック14のタイミング位置を示し、はISLT
2で得られるバースト同期クロック14のリセット前の
タイミング位置を示し、DCS4からのバースト同期ク
ロック28のタイミング位置はに示されている。この
のタイミング位置によって、分周回路27に対してリ
セットをかけ、ISLT1、2のバースト同期クロック
位置を にすることにより位相同期化を実現する。以
後、周波数自体は同一(同期)にしているので、
のようにずれることは通常ない。
ジタル加入者線の伝送端局装置のクロック同期方法は、
バッファメモリを挟んでVインタフェースとIOCU側
とでクロック乗り換えが不要であるため、図4に示した
従来構成で必要としたフレームメモリ(例えばビットク
ロックが8.192MHz、フレームクロックが8KHz
とすると、フレームメモリでは1024ビットメモリが
必要)が不要となり、ビットバッファ(1ビットメモ
リ)で簡単に構成できる利点がある。
数のVインタフェースにおけるフレームクロック位相が
同期しているときに有効に適用でき、通常同一交換装置
から提供されるVインタフェース上のクロックは位相同
期化しているため一般的に適用可能となる。
ロックを分周し、上述のリセットにより選ばれたバース
ト同期クロックと主クロック供給装置から提供されるバ
ースト同期クロック位相との時間差には、一定の関係が
あるため、必要に応じて遅延を挿入する操作により同一
位相を生成することも可能である。
れる多重分離回路内Vインタフェース接続回路の構成図
である。
バースト同期クロックのタイミングチャートである。
スをピンポン伝送方式で提供する通信システムの構成図
である。
ェース接続回路の構成例を示す図である。
1、 2・・・ディジタル加入者線伝送端局装置(ISL
T)2、 3・・・交換装置(ET)、 4・・・主クロック
供給装置(DCS)、 5・・・ディジタル回線局内終端
回路(IOCU)、 6・・・ディジタル回線宅内接続装置(IDSU)、 7・
・・ISDN基本ユーザ・網インタフェース(T点)、
8・・・2線メタリック加入者線、 9・・・多重化インタフ
ェース(Vインタフェース)、 9−1・・・Vインタフ
ェースの信号で多重化送信信号、 9−2・・・Vインタ
フェースの信号で再生多重化受信信号、 9−3・・・Vインタフェースの信号でビットクロック,
フレームクロック、 10・・・多重分離回路(MUX)、 10−1・・・多重化
分離回路10内Vインタフェース接続回路、 11・・・
クロック生成回路、 12・・・送受信信号、 13・・・供給クロック、 14・・・バースト同期クロック
(=28)、 15・・・書込みクロック、 16・・・読出しクロック、
19・・・多重分離回路10内信号で再生多重化送信信
号、 20・・・多重分離回路10内信号で多重化受信信
号、 21・・・多重化送信信号用フレームメモリ、 2
2・・・多重化受信信号用フレームメモリ、 23・・・多重
分離回路10動作用クロック(ビットクロック、オクテ
ットクロック)、 23−1・・・多重化回路動作用クロ
ック23の内のフレームクロック(8KHz)、 24・
・・Vインタフェースからのクロック受信生成回路、25
・・・多重化送信信号用ビットバッファ、 26・・・多重化
受信信号用ビットバッファ、 27・・・分周回路
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の2線時分割ディジタル加入者線伝
送回線を終端し、該複数回線の送受信信号を時分割多重
化した多重化インタフェースを交換装置に提供し、前記
複数回線相互間の送受信信号のバースト位相同期をとる
ように構成したディジタル加入者線伝送端局装置におい
て、 前記多重化インタフェースでは前記交換装置から、前記
ディジタル加入者線伝送端局装置に、前記複数回線の多
重化送受信信号に同期したビットクロックとフレームク
ロックを提供し、また、別の主クロック供給装置から前
記ディジタル加入者線伝送端局装置にビットクロックと
オクテットクロック(=フレームクロック)とバースト
同期クロックを提供し、前記多重化インタフェースから
提供されるフレームクロックをバースト同期クロック周
波数に等しい周波数に分周回路分周し、該分周回路は前
記主クロック供給装置から提供されるバースト同期クロ
ックによりリセットされ、該分周回路の出力クロック
を、前記ディジタル加入者線伝送端局装置に終端した2
線時分割ディジタル加入者線伝送回線のバースト同期ク
ロックとすることを特徴とするディジタル加入者線伝送
端局装置のクロック同期方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136395A JP2956795B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ディジタル加入者線伝送端局装置のクロック同期方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136395A JP2956795B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ディジタル加入者線伝送端局装置のクロック同期方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236576A JPH05236576A (ja) | 1993-09-10 |
JP2956795B2 true JP2956795B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15174158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3136395A Expired - Lifetime JP2956795B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ディジタル加入者線伝送端局装置のクロック同期方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956795B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5787684B2 (ja) * | 2011-09-15 | 2015-09-30 | 日本無線株式会社 | 時分割複信方式無線通信システム |
JP5787685B2 (ja) * | 2011-09-15 | 2015-09-30 | 日本無線株式会社 | 時分割複信方式無線通信システム |
JP7078272B2 (ja) * | 2019-07-12 | 2022-05-31 | Necプラットフォームズ株式会社 | 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法および受信方法 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3136395A patent/JP2956795B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05236576A (ja) | 1993-09-10 |
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